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ようやく実現した例会 今までに何度も例会候補になりながら見送られ 今回ようやく実現出来て楽しみにしていた例会だった なるほどヨーロッパでの彼女達の活躍が納得されるいい演奏だったと思うし このカルテットの実力もよく認識出来た 昨年のヤナーチェク弦楽四重奏団が第一ヴァイオリン主導のやや古いタイプの演奏ス

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Academic year: 2021

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2016 年 9 月例会

ロータス・カルテット

感想集

プログラム

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第

14 番 嬰ハ短調 op.131

シューベルト :弦楽四重奏曲 第 14 番 二短調 D.810「死と乙女」

(アンコール曲)

シューベルト :弦楽四重奏曲 第 10 番 変ホ長調 D.87 作品 125 の 1 より

第 2 楽章

2016 年 10 月 7 日(金) 米子市文化ホール

(2)

ようやく実現した例会

今までに何度も例会候補になりながら見送られ、今回ようやく実現出来て楽しみにしていた例会 だった。なるほどヨーロッパでの彼女達の活躍が納得されるいい演奏だったと思うし、このカルテ ットの実力もよく認識出来た。昨年のヤナーチェク弦楽四重奏団が第一ヴァイオリン主導のやや古 いタイプの演奏スタイルだったのに比べ、ロータスSQ.はずっと現代的で、各奏者のバランスの良 さとアンサンブルの緻密さを持ったカルテットだと感じた。演奏も全体的にもたついたりするとこ ろがなく推進力に満ちていながら緩徐楽章など、どこか清潔感のある爽やかさを保ちつつよく歌っ て全く物足りなさを感じさせなかった。また、ここという場面での力強さも充分で、音楽が白熱し て行ってもヒステリックになったり荒れたりしないのはさすが!個人的な好みとしては第一ヴァ イオリンにもう少ししなやかさが欲しい気もしたが、自分たちに演奏スタイルをしっかり持った優 れたカルテットだと思った。 清新さに満ちたベート―ヴェンの演奏も良かったが、シューベルトの方がより説得力があったよ うに感じた。しかしどちらの曲の演奏も心の琴線に触れる瞬間が多々あって、是非もう一度聴いて みたいと思わせられるカルテットだった。

(3)

「なんか凄い」

「カルテット」は、どんな楽器のも好きだ。しかし今回のベートーヴェンにはなじみがなく、見知 らぬ外国の街をあわただしく連れ回されてゆく心地であった(事前に1度、CD を聴いたのに)。「な んか、凄い」とは感じながら。シューベルトの方は、演奏者さんたちの共感と熱気が曲が進むにつ れて高まってゆくようで、ぐいぐい引き込まれた。やっぱり名曲だなあ。同じ空間に、名曲と共に 居た、という時間だった。

久しぶりの例会

久しぶりに例会に参加できた。第一声でわーっと日常の雑事がきえてしまう。以前お世話になっ た方に「カルテットは一番小さなオーケストラなのですよ。」と言われた事を思い出した。隣の席 で聴いていた主人が「生の演奏はやっぱりいいな。弦楽器が一番、録音と生の違いが分かるな。」 とつぶやいている。秋の夜、本当に久々に生命の洗濯をしたような気持ちになった。

遠くからの参加は…

(開場後、ホール内で携帯電話で会話をしている人がいてびっくりしました。演奏会の最中では なくともホールの中でとは・・・。) ベートーヴェンの 14 番とシューベルトの 14 番という名曲のコンサート。米子以外で開催して いただきたいです。泊りがけで聴きに来て本当によかったです。今後ベートーベンの後期、大いに 期待しております。 労音という組織運営上仕方のないことかもしれないがこのコンサートだけを聴きたい人にはや や敷居が高い値段かと思いました。(私は交通費を出してでも聴く価値があると思い宿泊するつも りで足を運びましたが・・・) たしかに2公演セットしないと安定的に良いものは聴けないのかもしれませんが、可能ならば単 発でチケットを買えるシステムにしていただきたいものです。もう一つの公演(聴けまい又は聴か ない)方へのカンパのように感じられます。 それにしても、いいプログラムで招いて下さった事に心より感謝申し上げます! このホールは多目的ホールとしてつくられたと思いますが弦楽四重奏を聴くには響きもよく感 銘を受けました。

(4)

初めての例会の手伝い

今回の曲目解説を担当したのは私です。演奏が始まる前の手助けになったでしょうか?具体 的に書く事を心掛けた半面、随分私見も混じりました。 労音に加えてもらってから 10 年以上経つのに、例会の仕事とか全く貢献せずに怠けており ました。今回「やってみないか」といわれ、「死と乙女」は若い時から百回以上はレコードを 廻した曲なので書けると思いましたが、ベートーヴェンは全く知らない曲でした。しかしこれ も勉強と思ってお引き受けしました。 会話では適当な事は言えても、文字にするとなるとしっかり調べる必要があります。今回 CD のほか伝記や解説書や楽譜なども調べ、CD は寝る前と車の中で毎日爆音で聴きました。 Youtube の動画も観てみると発見がありました。CD の曲目解説に誤記を 2 箇所見つけたりし ました。 さてそんなかなり予習して臨んだ今回の例会です。ロータスカルテットの演奏は流石第1 級 と言える演奏で、音程はどんなときでも外れず、音楽が生き生きと自然に流れていると感じま した。1st バイオリンが上手なのは当然で、2nd バイオリンも同等の音楽性を持ち、ビオラ が豊かで元気でなおかつ渋く、チェロのリズム感がとても豊かだと思いました。

(5)

ベートーヴェンはしっかりと聴衆の心を掴み、シューベルトはゲネラルパウゼが素晴らしい 緊張感を生んで、フォルティッシモとの対比が見事でした。 個人的に不満な点もありました。ベートーヴェンの第5楽章のスケルツォのテンポが速すぎ て、1 音 1 音が終わる前に次の音の番になるというか、音符が渋滞を起こしてこぼれてくる感 じがしたこと、シューベルトの第2 楽章の第2・第3変奏もテンポが速すぎて「もっと歌えば いいのに」という気がしたことです。 演奏会が終わり、感想を書かれた人が入れる箱を探されるなか、箱をどんどん片付けられる 姿は毎回気になっているところです。 交流会にも参加しました。ビオラの山﨑さん始め日本メンバーはみな大阪人の乗りでした。 ガンガン飲まれていたビールも「日本のはドイツと同じくらい美味しい」のだそうです。チェ ロの齋藤さんは差し入れの鯛焼きを見て顔が蕩けておられました。餡子と小豆を死ぬ程愛して おられるのだそうです。1st の小林幸子さんはリートだけでなく演歌も大変お上手だそうです。 マティアスさんはソーセージを旨い旨いと言っておられました。 さて、今日の曲について伺いました。「ベートーヴェンはなぜ切れ目なく?」については「人 と違うことがやりたかったんじゃない?」と小林さん。「あの人なんでもやるからね」と山﨑 さん。ベートーヴェンは演奏者の大変さなど省みず色んな試みをやってくるのだそうです。 シューベルトのテンポについても聞きました。「流れだから」と山﨑さん。言葉はシンプル ですが、4 人でずっとやってきて、呼吸で次はどう行くのかわかる、音楽の流れるままにとい う事を言っておられました。そして「ベートーヴェンの4楽章の変奏曲が何か描写している風 ではないのか?」についても「音楽だから」と山﨑さん。英語ネイティブが頭の中で一々日本 語にしないように、音楽家の内面には、言葉ではなくただ音楽が流れているのだと思いました。 酔いが廻ったところで、会員の秋田さん(曲目解説の常連です)を中心に過去のSQ(弦楽 四重奏団)の演奏に花が咲きました。ロータスカルテットの皆さんは他のSQのCDも結構聴 かれるそうで、同じ演奏者として「なるほどねー、わかるわかる」という感じで鑑賞されるそ うです。話のなかで「やはりアルバン・ベルクSQは上手い!」という話になると、「上手な 上にあの『ウィーン風』。それがなかなか難しい」と言うロータスの皆さんでした。 最後にマティアスさんが「3 人の素晴らしい日本女性とのアンサンブルに自分も加わる事が 出来てから、第1 級の経験を続けさせてもらっている。これは素晴らしい(Es ist wunderbar!) 事だ。」と言われてお開きになりました。4 人はこの後《死と乙女》を広島でレコーディングに 入られたそうです。 今回の例会を通して大変貴重な経験が出来ました。ベートーヴェンの第9以後の人生や作品 に触れ、梅毒の第3 期の診断を受けた(当時としては死の宣告) シューベルトが、死への恐怖を経て、「何か悟りというか別世界に入ったね(ビオラの山﨑さ ん)」という弦楽四重奏曲第15 番、《ザ・グレイト》、弦楽五重奏曲の 3 曲を作ったことを知る こと出来た事は、大変素晴らしい事でした。

(6)

森の中に雲海が

森の中に雲海が広がっていくようなスタート。各パート誰が主役かわかりやすい1曲目、解説と は違うかもしれませんが情景が浮かんでくるようでした。2曲目は動きのあるアンサンブルの良 さ・醍醐味を味わうことができました。

やっと面白さがわかりかけた(?)

日本人のメンバーも結構やるな、というのが9 月例会の感想です。日本では育ちにくい弦楽四重 奏、私が知る限りで、古くは「巌本真理弦楽四重奏団」や最近の「澤和樹弦楽四重奏団」などを思 い出すが、弦楽器が盛んだといわれる日本で、なぜなのか・・とは思っている。 私自身でも何年もの間、四重奏より、ヴァイオリンや、チェロ、ヴィオラ、といった単独楽器の ほうに興味があり、最近になってやっと“弦楽四重奏も面白いものだ”というようになってきた。 今夜のプログラムはベートーヴェンとシユーベルトの二曲で、曲目への不足はない。ただそれぞれ の良さを表現する力のが歯がゆい次第です。 感じたことは、ベートーヴェンのスケール(構成力)の大きさは、交響曲に匹敵し、シューベルト の華やかさは、他の人を寄せ付けない魔力を発揮し、ともに“満足しました”というしかないのが 現状です。 シユーベルトの「死と乙女」は、かっての米子労音の弦楽四重奏の例会の定番で、この曲と「ア メリカ」が交互に演奏されるのが常だったような思い出があり、改めて年月の隔たりを感じている 昨今です。 この演奏会を終わって感じることは、“米子の街で、まともな弦楽四重奏が聴けるのは米子労音 の舞台だけダ”の声は、これからも大切にしたいものです ・・・サークルでの声・・・・ ・すばらしいの一語。ハーモ二―が素敵でした。ありがとう。 ・孫のほうは楽しく(?)聴いていたようですが、私のほうは何とか眠らずに済んでホッとしたと ころです。 ・実は他の役目と重なり参加できませんでした。弦楽四重奏というと、他と重なった時にはもう一 つ他の方を優先してしまい、申し訳ありません。 ・今回はマアマアといったところ。次のチェロを期待していたのに参加できないのが残念。チェロ を公会堂で聴きたかった。

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交流会に参加して

今回も誘われて交流会に参加した。特に音楽的素養があるわけではないので、気の利いた話はで きないし、音楽に関する話も理解できないことが多いけれど、皆さんの話を聞くのは楽しい。演奏 者の方から、その方の生い立ち、音楽を志したきっかけ、演奏についての思い、現在の暮らしぶり などを伺うのは、とても興味深い。 今回は、第一ヴァイオリンの小林幸子さんと話ができた。ロータス・カルテットが結成されて今 年で25周年を迎えたそうだ。結成当初からのメンバーは、ビオラの山崎智子さんとチェロの斎藤 千尋さん。(だから山崎智子さんが代表して挨拶されたのだな。)第二ヴァイオリンのマティアス・ ノインドルフさんは15年程前から。小林さんは、結成後1年半で前任者が結婚を機に日本に帰国 されかわりにメンバーに加わったので、約24年もの長きにわたっていっしょに活動されているそ うだ。 これだけ長い間いっしょに活動しているのは、よほど相性がいいのだろう。1つの曲を仕上げる のに、何度も何度も話し合いを重ねるそうだが、ロータス・カルテットならではの曲想、心地よい 響きは、この相性のよさから生まれるのだろう。 演奏者が日本女性三人もいらっしゃるので、親しみもあり、和気あいあいの交流会だった。時間 を忘れて過ごした。

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例会評価 ♪会員数 375 名(新入会:13 名) ♪サークル数 48C ♪参加者数 296 名(参加率:78.9%) ♪評価投票数 172 名(投票率:58.1%) たいへんよかった 145 名 よかった 22 名 ふつうだった 4 名 つまらなかった 0 名 わからなかった 1 名 ♪評価点 97.1 点 (なお、5 月例会の評価点は、 96.8 点が正当です)

≪担当サークル≫

クラシック・サロン、小犬、ピーボ、ひばり、二人静、ふゆいちご、 ふれあいの里、ポンポンイガグリ、メモリー、山崎、和田、

参照

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