豊島区基本構想・基本計画策定に向けた区民ワークショップ
第1分野:福祉・健康・子ども家庭 部会
第3回 討議要旨
日 時:平成14年(2002 年)10月30日(水)18: 30∼20: 45
会 場:豊島区本庁舎4階第7会議室
出席者:高重、沖倉、梅村、川田、西山、横尾、鈴木、志賀、仁科、飯泉、小林、三浦、
矢口(敬称略)以上13名、欠席者6名
【今回決定した主要な事項】
1.ワークショップのスケジュール
11/ 6 整理・重点テーマ
11/ 20 まとめ 11/ 28 合同
2.討議内容
・子どもと高齢者に分かれて、課題を再整理。
・課題の整理については、コーディネータが再整理し、次回ワークショップに図る。 3.その他
・スケジュール 第4回 11/ 6(水)18: 30−20: 30(庁舎4階第7会議室) ・豊島区ホームページにワークショップの立ち上げ情報を掲載
1.沖倉さん挨拶
沖倉: 西巣鴨の大正大学に昨年から勤務しており、地元に勤務するものの一人として力 になれればと思い参加した。大学では障害者福祉(論)と地域福祉(論)を担当
していて実習に行く学生の指導をしながら学びを一緒にしている。
2.挨拶
司会: 沖倉さんが初めてなのでみなさんの簡単な自己紹介をお願いします。
B : 生活習慣病に関わっています。
E : 長崎1−2丁目の痴呆予防『元気長崎の会』で活動しております。
D : 健康体操の指導をボランティアでやっています。
N : 池袋で生まれ育って、現在専業主婦です。池袋婦人会で活動しており、ボランテ
ィアで高齢者施設などで踊りを見せている。高齢者問題を抱えているので興味が
あり参加しました。
H : 豊島区で楽しく子育てのネットワーク立ち上げの準備をしていて、12/7キッ
クオフイベントをする。
C : 元公務員で、その後事業をしていたが、現在、東京都モニターなどや、エッセイ
や小説などを執筆している。経験を生かして提言していきたい。
F : 巣鴨で痴呆予防活動をしているが、参加者は主に婦人である。70歳代の代弁者と
M : 保育園の園長をしています。
A : 今月いっぱいで退職、年金生活に入る。母の介護を経験し、また、自分も身体に
障害をもったことで、その経験をもとに発言していきたい。
3.議論
高重: 前回の議論を振り返ると、一人ひとりが安心して、安全に、人権を重んぜられて
生きたいという視点が上げられていた。また、人づくりというくくりが一つあっ
たと思う。世代を越えての交流の場、それぞれの人にとっての居場所がある、そ
れは高齢者にとっても子供にとっても居場所であるという視点があった。また、
これらワークショップの場があり、自由に意見を言えることも重要な視点として
上がった。町の人がみな家族である、近所と仲よしである、そしてこうした地域
社会を通して、若い人の子育てがうまくいったり、年齢を重ねた人が元気でいら
れる−このようなことがこの前の話し合いで出されたと思う。
住み続けたい豊島区としては、緑が溢れる町で、公園が多い、施設の中に緑が多
いということが上がっていた。
沖倉: 前回までのご意見を把握していない中での意見で申し訳ないが、みなさんの経験
をもっと加えていくことができるのではないかと思う。私の専門から、幾つかの
点を上げさせていただく。痴呆予防の活動を積み重ねても、痴呆になってしまう
こともあるので、区としてサービスが提供できたり、同じ境遇の人が集まれる場
やネットワークができたらよいと思う。男女共同参加ということでは、女性にだ
け負担がかかるのはよくない、またサークルはほとんど婦人の方という意見が男
性から挙がっていたが、男性の地域参加もどこかに入るのではないか。また、仕
事ができるのに仕事に結びつかない人が沢山いるが、そういう方も含めて自分が
したい仕事が得られる町というのもあり得るのではないか。仕事が得られる、所
得が得られるということが必要ではないか。
結論としては、皆(身体や精神に障害を持った人を含め)を区民全体で応援でき
ないか。男女共同参加ということで、男性の参加する場を地域に作ることを含め
て自己実現が出来るともっと豊かな町になるのではないか。
N : 私の父がデイサービスに行っているが、お風呂の入れ方が流れ作業のようで、事
務的である。そうしないためにも必要な介護に応じてランクを付けるべきではな
いのかと思った。そうすると、今充実していないのが障害が中間のランクの高齢
者だと思う。ちょっと介護が必要というランクの人に対するケアが欠けている、
例えば、私の都合で外部にショートステイをお願いすると、まるで入院のように
扱われてしまう。一泊旅行のようでそこにヘルパーさんいるというのがいいので
はないかと思う。
確保されていればよいと思う。
高重 :前回は、将来像を上げてもらったが、本日は、その将来像と現実のギャップや問題
点をあげようと思う。
私たちの分野は、少子高齢化社会における区民の役割ということであるので、最
終的には、市民の立場で出来ることとを上げていく必要がある。今日は、そのた
めにも、高齢者になったときのこと、子育てにおける問題点、あるいは男女共同
参加社会、さらに福祉全体に関わる問題の抽出をしていきたい。
皆さんの問題意識を付箋に書き出してもらい、将来ビジョンを実現するための理
想と現実のギャップなどの作業時間としたい。
<各自の作業>
高重 :作業を終えられたと思うので発表をお願いしたい。本日は沖倉先生がいらっしゃっ
たので、皆さんに簡単な自己紹介をいただいたので、発表の時に遅れていらした
方は、その辺を申し添えていただきたい。
E :問題点として、一番心配しているのは、皆さんが老人になったら保険料をいくら
払っても払いきれないということ。80 数%の人が元気な高齢者であり、10 数%
の人が介護を要するそうだが、要介護になるのを防止する必要がある。老人の数
が増えていくなかで、どのように歯止めをかけるかが大切。その中でこのように
社会参加している人は元気だが、引きこもっている人をいかにして活動の場に出
させるかが一番の問題点ではないか。このような問題を持っている人は私たちで
は判らないので、行政としてリストを作成してほしい、またこういう運動で若者
の負担を減らしてほしい。また、子どもを守ったり、子どもの事故を減らしたり、
高齢者どうしの助け合いなどのためにも、元気な高齢者をどんどん活用していく
べきではないか。
A : ほとんどEさんと同じだが、一人暮らしの老人のケア活動をいろんな方法でやり
たい。医療技術者と近所の人が一緒になったチームを作り、定期的に訪ね健康管
理を行い施設に入らないようにしたい。それとボランティアの活動が非常に大切
である。
また、近所に緊急医がいるようにしたい。
M :議会の審議を夜間にして欲しい、昼間では傍聴に行けない、または土日にするな
ど参加しやすくして欲しい。
また、子供の権利条約の豊島版があったらいいと思う。子供にも権利あるという
ことをもっと教えてもいいのではないか。
定住ということで、相続税対策でマンションが建ち、昔から住んでいる住まいの
隣にワンルームができて、のぞかれるなどのトラブルがあると聞いている。こう
したワンルームの規制など住民の意志でできないか。
うことを危惧している。品川区を例にすると、少しの悪い噂があると生徒が凄く
少なくなったり、またその逆に生徒が多くなったりするのは、はたして良いこと
だろうか。
交流としては元気なお年寄りと子どもたちの日常の交流が少ない。
区財政の危機の中で、保育園の人件費がどんどん削られ保育園に入っていない親
子の支援をしたいが、なかなかできない。子育てにもっと予算を回して欲しい。
H :コミュニケーションが不足しているので、交流づくり。それが出来れば埋もれて
いる人の特技をうまく発見でき、活用できるのではないか。大学との交流として、
保育科のあるところとコミュニケーションをはかりたいと思う。
学生を使うことで学生にもメリットがあるのではないか。
小中学生にベビーシッターを体験してもらう。介護や高齢者についても同じこと
がいえると思う。
豊島区で第二子が出来ると川向こうに引っ越してしまう、住み続ける豊島区とし
て、これは問題だと思う。
N :お年寄りはプライドもあるので、介護されていると思わせないで面倒をみてくれ
る施設が必要。お年寄りの人材派遣であるシルバーセンターの充実が必要。現役
の人よりも賃金は安くてかまわないので、仕事をしたいお年寄りが仕事にあぶれ
ることがないようにしたい。
中学生のエネルギーをボランティア活動にぶつけて欲しい。日本は欧米に比べて
非常に遅れていると思う。
J :まじめな中学生でなく、居場所のない中学生をどんなときでも受け入れる施設、
児童館やそのほか空き教室などの活用によって居場所をつくることが必要。
交流の出来るスペース、パソコンなどもできるところを設けたい。
D :ことぶきの家、デイケア、老人ホームなど、介護の状況によって、入所するとき
の事務手続きが煩雑なので簡易にして欲しい。
ことぶきの家はもう20年近くたって、その建設目的はほぼ達成されており、元気
な方が通っている、こういう人をボランティア活動に生かせないか。
デイケアに行くクラスの人が身近にあることぶきの家に通えるようになれば良
いと思う。
また、福祉施設に関わる講師、指導者の指導料が安いので、健康指導者などの位
置づけの明確化と指導料金の見直しなどしてほしい。
高重 :本日からPさんが参加されます。Pさん自己紹介をお願いします。
P :介護の母をかかえている。外出していると家の中が汚くなり、母はヘルパーさん
にきてもらうのを嫌がる。最近は足をけがして歩けないのでデイケアに参加でき
なくなった。
B :シルバー人材センターは60 歳以上の登録なので、現役の大工さんや左官屋さん
がやってきて、ここに登録して仕事を請け負っている。本当に活動したい人が活
躍できないというのが現状である。20年後の高齢者の姿は、今とだいぶ違ってく
ると思う。定年は70歳位にしないと労働力が無くなってしまうということもある
のではないか。人材センターの再考や定年退職の延長が必要だと思う。
平成8年の資料を見ると300近い沢山の案が出ているが、方策として実行されて
いるのは10位だと思う。大学サミットの中はで若い人が具体的なことを出してく
るので、そういうアイデアが沢山出るといいと思う。
F :私は、高齢者のうちの、特に元気な高齢者に的をしぼりたい。前回の計画を見た
ら大変不満に思ったが、広報としまの『高齢者福祉プラン』に、自分のいいたい
ことが含まれていて安心した。
私は定年後、今までやってきた仕事はすべて辞めて、全く違ったことをやってみた
いと思って、高齢者クラブを調べたら107あったが、その活動など情報が出てこ
ない。もっと情報を発信して欲しい。
生涯、自立生活をしていくことが必要だと思うので、生き甲斐対応型の活動がで
きるとよいと思う。
自分が人生の先輩を前に出来る事といえば、働いている時の技能であるパソコン
だったので、サポーターをしてみた。80歳でもできることが改めてわかった。60
歳を越えると弱者になるが、健康な高齢者に目を付けて、自分でがんばるという
高齢者は、第2の生産者になると思う。
C : 理想だが、目安箱的なものを作って欲しい。また、次回ビデオを持ってきたいの
でテレビを用意して欲しい。
L :高齢者が多いので、支える人材を確保するのが大事ではないか。
高重 :今上げられたことを、高齢者のグループと中高生を含めた子どもを中心としたグル
ープに分けて、ご自身の興味のあるグループで、さらに検討していただく。各々
のグループの中で、問題や課題などを再整理して、キャッチフレーズのようなも
のを作成していきたい。
<グループ作業/同じ種類のカードのかたまりをつくって、キャッチフレーズをつける>
高重 :各々のグループで、課題など整理できたと思うので、作業の発表をしていただきた
い。
第一 :『次世代を担う人を育てる』ことが必要である。子育てを含めて、中高生などの人
材育成ということが一つまとめられた。そのためには『垣根のない交流の場』が
必要であり、現在、児童館や高齢者施設など、年齢や対象によって縦割りでつく
られているが、いつでもどこでも行ける交流ネットワーク、垣根のない交流が必
要と考えた。
だけでなく、介護する側を含めて施設や人の充実が必要ということだと思う。ま
た、『高齢者の仕事』の確保という点がある。もっと生活に貧窮している人を受け
入れなくてはいけないと思う。それ以外には、『高齢者のボランティア』活用と『
引きこもり高齢者の社会参加』を促進することが高齢者に関することであり、こ
れらとは別に、『行政への一言』として、緊急医の問題と、土日の議会が整理され
た。
沖倉 :本日までに皆さんにお出しいただいたものは、一度コーディネーターが預からせて
いただき、再整理の上、次回のワークショップにお図りしたいと思うのでご了解
いただきたい。
4.その他
高重 :合同ワークショップが 11 月 28 日に予定されているので、その前までに、第5回の
ワークショップを開催したい。6日の次の回として、13・14 日、あるいは 20・21
日で調整したい。20 日(水)の参加可能者が最も多いので、この日を設定してお
きたい。
事務局:ホームページにワークショップの立ち上げが載っているのでご覧頂きたい。