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国語科教育における自己言判面力の研究
専攻
新ヰ@領域教育 コース言語系(国語) 氏名 片 岡 真 由本研究の目的は、自己言判面力の内実を明らか にし、その理論と実践の歴史的変遷、現状と課 題を探るとともに、国語科教育における自己評 価カ育成のための役割と手だてを明らかにする
ことにある。
本論文は序章と結章を除く 4章から成る。
第1章では、自己言判面力の内実を明らかにす るために、教育評価論における自己評価、自己 矧国力に関する言及についてH封切リ、観制IJに 考察し、その意味内容の具体化を図ったo
第1節では、自己評価ならびに自己言刊面力の 通H納変容を辿る中で、自己矧面の重調が、新 しい教育目標、教育理念の登場とセットになっ て提唱されたことが明らかになったO さらに、
手段としての自己制面を爵見する姿勢は、次第 に「適切にJ 自己評価する重要性の言続哉へとつ ながり、ここから「自己評価力Jの用語が生ま れるに至ったことを明らかにした。
第2節では、自己評価力論を観点別に分類し、
その特徴と翻離の原因を探ったo 自己言刊面力に 関する論考は自己評価に関するそれに比べて多 いとは言えないにも関わらず、既に論者ごとの 定義に差異が生じている。この原因を探るため、
「自己評価力育成の必要性J
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自己評価力の定義J
r
自己評価力の発達段階'Jr
育成のための手だて
J
について、それぞれの論を比較検討した。この作業を行う中で、自己評価行為にはいくつ かのフ。ロセスがあることが分かり、その過程を
指導教員
幾 田 伸 司図表化し、自己評価力の構成要素分類に用いた。
第 2節の分析作業の結果、自己言判面力の定義ま たは受け止め方に離蹄が見られるのは、自己評 価行為のフ。ロセスのどこまで、を育てるべきカと
して認めるかという点における差異が影響して いることが明らかになったo
第3節では、前節までの通時的変容と観点
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J1 分析をふまえたうえで、自己言刊面カ概念のまと めを行った。第2章では、自己評価力育成を目標とした実 践の特徴と課題を明らかにすることを目的とし た。第1章で取り上げた自己評価カの内実を育 成するためにはどのような手だてが取られてお り、また、どのような手だてが足りないと考え られるのかを明らかにするために、具体的な実 践に対象を絞って検討した。
第1節では、自己評価力を育成するための実 践の鞘敷を「方法jと「教師の役割」から考察 した。その結果、自己評価の方法としては、自 己採点表や自己評価カード、感在、文、日記など の典型的な方法に加えて、通知表、ルーブリッ ク、ポートフォリオといった新しし清軒面法が登 場していることが明らかになったO また、自己 剤師力を育成するための実践におし、て、教師は、
「意図的に自己言判面の機会を設けるJ
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自己評価の基準、方法を示す'j
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自己言判断古果を活用する」という 3つの手だ、てを意縦句に白星んでいるこ とが分かったO
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第2節では、自己言判面力育成のための実践に ついて、 4点課題を挙げた。 4点とは、自己評 価の方法の固定化、学校全体の取り組みの不足、
自己言判面結果の蓄積の不足、自己評価結果の修 正@再考段階の不足である。
第3章では、国語科教育と自己評価力の関連 について考察した。
第1節では、教育評価論における自己言軒面、
自己言判面力論と国語科におけるそれを重ね合わ せることで、その鮪敷を明らかにした。結果と
して、国語科における自己評価論、自己言判面力 論は教育評価論とその流れを同じくしている。
一方で、国語科の学習内容である「読むJ
r
聞く@話すJ
r
書くJという行為がそのまま自己評価を 促すものであるとしづ指摘が、他物ヰにはない 鞘敷で、あった。第2節では、国語科が自己評価カ育成のため に果たす役割を考察した。その結果、国言辞↓教 育に求められる自己翻面力育成のための役割は、
層の異なる次の3点であると考えた。
1点目は、活動形態の体系的学習な学習の場 としての国語科である。自己評価力育成のため の実践に用いられやすい言語活動である「取材 のしかたJ
r
発表のしかたjとし、ったことに関し て、国語科で指導するという役割である。特に、r 7
自己評価結果の過程@結果の言言寄化、修正、再考J段階に関する手だてを重点的に担うこと になるだろう。
2点目は、自己評価行為の質を高める場とし ての国語科である。国語科教育においては、自 己言判面行為を促す学習内容そのものを取り扱っ ているのであり、これらの力を伸ばすことは、
自己開面の質を高めることになる。具榊句には、
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自己に関する情報の収集jについて、話す・聞く力や読む力が伸びるということは、自己に
関する情報が円滑に豊富に収集できることにつ ながり、
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基準の決定または把握jについても のの見方考え方が増えることは自己評価基準が 一つ増えることと同義である。これらは、他教 科・領域における自己言軒面力育成のための実践 が、前述の図にある学習活動を経験させること そのものに価値を置いているのと対照的である。3点目は、自己評価行為と言語の関係を意識 化させる場としての国語科である。自己評価力 育成と国語科教育との関連は、学習者に意識さ れない場合は自己言刊西行為にそれが生かされな い可能性がある。このことから、自己言斬面力育 成のために国語科が果たすべき最も大きな役割 は、自己評価行為に言語がどのような影響を与 えているのかを意識化させることであると考え られる。
第3節では、校種を高等学校に絞って、その 展望と課題について私見を述べた。
第4章では、自己評価力育成のための実践を どのように展開し、分析していくべきかを考察 した。そのために、第3章で考察に用いた大村 はまの実践を1つ取り上げ、どのような手だて でどのような自己評価力が育っているのかを明
らかにしようと試みた。
第1節では、授業の概要とねらいを資料より 抜粋した。
第2節では、ブ司すはま自身の実践報告と生徒 の学習言
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録から、授業の流れを明らかl
こした。第3節では、本実践が自己評価力のどの部分 をどのように育成しているのかを検討した。そ の結果、第3章で明らかにした大村実践の糊教 と手だてに加え、自己評価を促す環境の提供と 基準の増やし方の2点において、自己評価力が 育成される要素を指摘した。
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