(仮称)浦安市景観条例(骨子案)
【目的】
直 接 目 的:多様な主体による個性的な景観まちづくりの推進 潤いのある豊かな生活環境の創造
活力ある地域社会の実現
究 極 目 的:地域社会の健全な発展、良好な景観の次世代継承
【基本理念】
○ 地域の多様な景観の尊重 ○ 市民等の協働
○ 地域の街並み等と調和 ○ 多くの人が話し合うプロセスの尊重
○ ヒューマンスケールへの配慮 ○ 人々が集い、交流することの促進
【責務・役割等】
○ 市の責務:総合的な施策の策定・実施、市民等の意見反映等 ○ 市民の役割:主体として認識、市の施策への協力
○ 事業者の役割:周辺地域への影響配慮、市の施策への協力 ○ 市による、国・他の地方公共団体への協力要請
(仮称)浦安市景観条例骨子案チャート図
手段
【景観計画の策定】
○ 策定の位置付け、策定事項(法定事項、協働による景観まちづくりの基本的方向) ○ 策定手続:法定手続のほか、景観審議会の意見聴取
○ 住民等提案に関する事項
【景観計画適合】 ○ 市の適合義務 ○ 市以外の者の 適合努力義務
【助言・指導】 景観計画不適合への 助言・指導
【景観重点区域】 ○ 区域指定
○ 団体等の指定要請
【景観重点区域候補】 ○ 区域候補指定 ○ 団体等の指定要請
【事前協議】 ○ 事前の協議義務 ○ 周辺住民説明 ○ 協定締結、内容縦覧 ○ 完了届、完了検査
【法定届出】 ○ 届出対象行為 ○ 特定届出対象行為 ○ 届出内容縦覧
【景観活動団体】 ○ 市長の認定等 ○ 認定団体への助成
【景観まちづくり 協議会】 ○ 市長の認定等 ○ 認定団体への助成
【事前協議違反勧告】 ○ 事前協議をしない ○ 虚偽書類提出 ○ 協定違反
【命令】 ○ 勧告遵守命令
【公表】 ○ 公表の実施
・法定届出の虚偽 ・法定勧告・命令違反 ・事前協議命令違反 ○ 意見陳述手続等
担保
【立入検査】
○ 立入検査の実施、証明書提示等
【表彰】
○ 物件所有者等の表彰 ○ 景観活動団体等の表彰
Ⅰ.総則 1 1.目的
2.基本理念
3.責務・役割等
Ⅱ.景観計画... 4 1.景観計画の策定
2.景観計画への適合
3.重点区域等
Ⅲ.行為の届出等... 7 1.届出
2.事前協議
3.届出及び事前協議の担保措置
Ⅳ.景観審議会等... 12 1.景観審議会
2.景観審査会
Ⅴ.市民による景観まちづくり... 14 1.景観活動団体
2.景観まちづくり協議会
3.表彰
Ⅰ.総則
【趣旨】
この条例制定の趣旨、この条例により実現しようとする目的を定めるものです。
ここでは、良好な景観の形成の推進に関する基本となる事項を定め、施策の推進を図る
ことにより、目的を達成することについて述べ、条例の基本的な立場を明確にします。 1.目的
(手段)
良好な景観の形成について、基本理念を定め、市、市民及び事業者の責務等を
明らかにする。
景観法(平成16年法律第110号。以下「法」という。)の施行に関し、必要な
事項を定める。
良好な景観の形成を推進するための施策を講ずる。
(目的)
多様な主体による個性的な景観まちづくりの推進を図る。
潤いのある豊かな生活環境の創造を図る。
活力ある地域社会の実現を図る。
地域社会の健全な発展に寄与する。
【趣旨】
各主体(市民、事業者、市)が共通の認識に立ち、良好な景観の形成を推進していくこ
とができるよう、本市の独自の理念や考え方を定めます。 2.基本理念
それぞれの地域や地区の成り立ちのなかで育まれてきた多様な景観を尊重し、
地域の歴史、生活文化、土地利用などの特性を継承しつつ、地域の個性を育み、
生活に根ざした良好な景観を形成する。
市民、事業者及び市の協働により、良好な景観を形成する。
地域の街並みや自然環境、人々の生活や経済活動等と調和した良好な景観を形
成する。
多くの人々が話し合いながら進めるプロセスを尊重し、人々にとって使いやす
く、そして美観を備えた良好な景観を形成する。
人々が視覚的に快適に感じるよう、ヒューマンスケール(人間の感覚や動きに
適合した、適切な空間の規模や物の大きさ)に配慮した良好な景観を形成する。
活力ある地域社会は、人々の交流によって実現されることにかんがみ、人々が
【趣旨】
良好な景観の形成を推進するためには、各主体(市民、事業者、市)が連携し、それぞ
れの役割や立場に応じて、地道な活動を積み重ねながら、進めていくことが重要です。
ここでは、「基本理念」に即した良好な景観の形成を推進していくために、各主体がそれ
ぞれの重要性を認識した上で、どのような責務や役割等を担っていくべきかについて定め
ます。
3.責務・役割等
(市の責務)
市は、基本理念にのっとり、良好な景観の形成に関する施策を総合的に策定し、
及び実施する責務を有する。
市は、前項の施策を策定し、及び実施するに当たっては、市民及び事業者の意
見が十分に反映されるよう努めなければならない。
市は、市民及び事業者の良好な景観の形成に向けた取組(以下「景観まちづく
り」という。)に関する意識を啓発するとともに、景観まちづくりに資する行為
及び活動に対して、その支援に努めなければならない。
(市民の役割)
市民は、基本理念にのっとり、自らが景観まちづくりの主体であることを認識
し、景観まちづくりの推進に努めなければならない。
市民は、基本理念にのっとり、市が実施する良好な景観の形成に関する施策に
協力しなければならない。
(事業者の役割)
事業者は、基本理念にのっとり、自らの事業活動が周辺地域の景観に及ぼす影
響に配慮し、景観まちづくりの推進に努めなければならない。
事業者は、基本理念にのっとり、市が実施する良好な景観の形成に関する施策
に協力しなければならない。
(国等に対する協力要請)
市は、必要があると認めるときは、国及び他の地方公共団体に対し、景観まち
Ⅱ.景観計画
【趣旨】
市の景観への考え方やスタンスを明確にして、具体的な景観施策につながるよう「浦安
市景観計画」策定の義務付けと、その中に定める事項、策定の手続について定めます。
「住民等による提案」では、景観計画の策定又は変更を提案できるものとして、景観法
第11条第2項で定めるもののほか、この条例で必要なものを付加するものです。また、景
観計画の提案に係る一団の土地の区域と規模を定めます。 1.景観計画の策定
(景観計画の策定)
市長は、景観まちづくりを総合的かつ計画的に推進するため、浦安市景観計画
(以下「景観計画」という。)を策定するものとする。
景観計画には、次に掲げる計画を定めるものとする。
法第8条第2項に定める事項
市民との協働による景観まちづくりへの取組の基本的な方向
(策定の手続)
市長は、景観計画を定めようとするときは、法第9条に定める手続によるほか、
あらかじめ浦安市景観審議会(以下「景観審議会」という。)の意見を聴かなけ
ればならない。
前項の規定は、景観計画の変更について準用する。
(住民等による提案)
法第11条第2項に規定する条例に定める団体は、次に掲げるものとする。
市長に認定された景観まちづくり協議会
景観法施行令(平成16年政令第398 号)第7条ただし書に規定する条例で定
【趣旨】
良好な景観の形成を実現するためには、建築物の建築等や工作物の建設等を行うに当た
っては、景観計画で定める「景観計画区域における良好な景観の形成に関する方針」と、「良
好な景観の形成のための行為の制限に関する事項」に適合することが求められます。
ここでは、市が行う建築物の建築等の行為は、景観計画に適合させなければならない旨、
市以外の者が行う建築物の建築等の行為は、景観計画に適合させるように努めなければな
らない旨を定めています。また、建築物の建築等の行為が景観計画に適合しない場合は、
必要な措置を講ずるよう、市長が助言し、指導ができる旨を定めています。 2.景観計画への適合
(景観計画等への適合)
市は、建築物の建築等又は工作物の建設等を行うに当たっては、当該建築物又
は工作物を景観計画に適合させなければならない。
市以外の者は、建築物の建築又は工作物の建設等を行うに当たっては、当該建
築物又は工作物を景観計画に適合させるように努めなければならない。
(助言、指導)
市長は、建築物の建築等又工作物の建設等が景観計画に適合しないものである
場合において、良好な景観形成のために必要があると認めるときは、これらの
行為をしようとする者又はした者に対し、必要な措置を講ずるよう助言し、又
【趣旨】
景観計画区域内において、良好な景観の形成上、特に積極的・継続的に景観まちづくり
を推進する必要があると認められる区域について「景観重点区域」として定めること、景
観重点区域に指定することが望ましい区域を「景観重点区域候補」として定めること等に
ついて規定します。
市民等の主体的な取組を推進するため、団体等が景観重点区域や景観重点区域候補への 3.重点区域等
(景観重点区域)
市長は、景観計画区域のうち、特に積極的・継続的に景観まちづくりを推進す
る必要があると認められる区域を景観重点区域として指定することができる。
次に掲げるものは、規則に定めるところにより、一定の区域を景観重点区域に
指定するよう市長に要請することができる。
法第11条第1項又同条第2項に規定する団体
市長に認定された景観まちづくり協議会
市長は、景観重点区域の指定に当たっては、審議会の意見を聴かなければなら
ない。
前2項の規定は、景観重点区域の指定の変更及び解除について準用する。
(景観重点区域候補)
市長は、景観重点区域に指定することが望ましい区域を景観重点区域候補に定
めることができる。
次に掲げるものは、規則に定めるところにより、一定の区域を景観重点区域候
補に指定するよう市長に要請することができる。
法第11条第1項又は第2項に規定する団体
市長に認定された景観活動団体
市長に認定された景観まちづくり協議会
Ⅲ.行為の届出等
【趣旨】
景観計画に適合した良好な景観の形成を実現するため、景観法第16条第1項に規定する
届出が必要な行為等について定めます。
まず、「届出の対象となる行為」及び「特定届出対象行為」を別表に定めます。これに該
当する行為を行おうとするものは、あらかじめ、景観行政団体の長である市長に届け出る
必要があります。届出に係る行為が景観計画に定められた行為の制限に適合しない場合は、
景観行政団体の長である市長は、設計の変更等を勧告又は命ずることができます。 1.届出
(届出及び勧告の適用除外)
法第16条第7項第11号に規定する条例で定める行為は、別表の届出が必要な
行為以外のものとする。
(特定届出対象行為)
法第17条第1項に規定する特定届出対象行為は、同法第16条第1項第1号及
び第2号に掲げる行為のうち、同項の規定による届出を要する行為のすべてと
する。
(届出の内容の公表)
市長は、法第16条第1項又は第2項の規定による届出の内容について、当該届
出をした者の同意を得て、その届出の内容を規則で定めるところにより縦覧に
2.事前協議
(事前協議書の提出等)
別表の事前協議が必要な行為を行おうとする事業者(以下「協議対象者」とい
う。)は、景観計画に定める行為の制限について、次に掲げる手続(以下「届出
等」という。)を行う前に、規則で定めるところにより、市長と協議(以下「事
前協議」という。)を行わなければならない。
法第16条第1項に規定する届出又は同法第16条第5項の規定による計画
の通知
建築基準法第6条第1項若しくは第6条の2第1項の規定による確認の申
請又は同法第18条第2項の規定による計画の通知
建築基準法第55条第2項の規定による認定に係る建築基準法施行規則(昭
和25年建設省令第40号)第10条の4の2第1項の規定による認定の申請
建築基準法第59条の2第1項又は第85条第5項の規定による許可に係る
建築基準法施行規則第10条の4第1項の規定による許可の申請
建築基準法第86条第1項又は第2項の規定による認定に係る建築基準法施
行規則第10条の16第1項の規定による認定の申請
協議対象者は、事前協議に当たっては、規則に定めるところにより、次に掲げ
る事項を記載した景観事前協議書(以下「協議書」という。)を市長に提出しな
ければならない。
協議対象者の氏名又は名称及び住所又は事務所の所在地並びに法人にあっ
ては、その代表者の氏名
対象事業の名称
対象事業の目的
その他規則で定める事項
市長は、協議書の提出があった場合において、必要があると認めるときは、浦
安市景観審査会(以下「審査会」という。)の意見を聴くことができる。
(周辺住民等への説明)
【趣旨】
良好な景観の形成を実現するため、景観に与える影響の大きい一定規模以上の建築物の
建築等の行為などを対象とした事前協議などについて定めます。
景観計画は、定性的基準を法定基準とすることができます。建築物の建築行為等の計画 (協議の内容の公表)
市長は、協定書の内容について、当該協定を締結した協議対象者の同意を得て、
規則で定めるところにより縦覧に供することができる。
(変更の届出等)
協議対象者は、協定を締結した時から検査済証を交付されるまでの間に、協定
の内容を変更しようとするときは、あらかじめ、規則で定めるところにより、
変更の内容について市長と協議しなければならない。ただし、規則で定める軽
微な内容の変更をしようとするときは、この限りではない。
前項本文の場合において、周辺住民等への説明をした協議対象者は、変更の内
容を説明しなければならない。
協定の締結の規定は、協定の変更の場合に準用する。
(廃止等の届出)
協議対象者は、事前協議を開始した時から検査済証を交付されるまでの間に、
当該行為を廃止し、若しくは停止したとき、又は停止した当該行為等を再開し
たときは、規則で定めるところにより、遅滞なくその旨を市長に届け出なけれ
ばならない。
(完了の届出)
協議対象者は、当該行為に関する工事を完了したときは、規則で定めるところ
により、遅滞なく、その旨を市長に届け出なければならない。
(完了検査等)
市長は、完了の届出があったときは、遅滞なく、当該行為が協定書の内容に適
合しているかどうかについて検査しなければならない。
市長は、前項の規定による検査の結果、当該行為が協定書の内容に適合してい
ると認めたときは、規則で定める検査済証を当該協議対象者に交付しなければ
3.届出及び事前協議の担保措置
(勧告)
市長は、協議対象者が次に掲げる事項のいずれかに該当するときは、当該協議
対象者に対し、必要な措置を講ずることを勧告することができる。
事前協議をしない場合
事前協議をするに当たり虚偽の書類を提出した場合
完了の届出をするに当たり虚偽の書類を提出した場合
締結した協定の内容と異なる建築行為等を行った場合
(命令)
市長は、事前協議をしない場合等の勧告を受けた協議対象者が正当な理由がな
くてその勧告に従わないときは、当該協議対象者に対し、期限を定めて、当該
勧告に従うべきことを命ずることができる。
(公表)
市長は、次の各号のいずれかに該当する者について、その者の住所及び氏名(法
人にあっては、法人の所在地、名称及び代表者名)並びに当該対象となる行為
を公表することができる。
法第16条第1項に規定する届出において、虚偽の届出をしたもの
法第16条第3項に規定する勧告に従わないもの
法第17条第1項又は第5項に規定する命令に従わないもの
事前協議をしない場合等の勧告に従うべきことの命令に、正当な理由がな
くて従わないもの
市長は、前項の規定による公表をしようとする場合は、あらかじめ、協議対象
者に出頭を求め、意見を述べる機会を与えなければならない。ただし、次の事
項のいずれかに該当するときは、この限りではない。
公益上、緊急に公表をする必要があるため、意見を述べる機会を与えるこ
とができないとき。
協議対象者が出頭の求めに応じないとき。
【趣旨】
届出及び事前協議を効果あるものとするために、勧告、命令、公表、立入検査及びその
手続について定めます。 (立入検査)
市長は、この条例の施行に必要な限度において、当該職員に建築行為等を行う
敷地又は建築物に立ち入り、工事その他の行為の状況又は建築物その他の物件
を検査することができる。
前項の規定により当該職員が立ち入る場合は、その身分を示す証明書を携帯し、
関係人の請求があったときは、関係人に提示しなければならない
立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。
(勧告、命令等に係る手続き)
市長は、景観法第16条第3項の規定による勧告、同法第17条第1項又は第5
項の規定による命令、その他同法又はこの条例に基づき処分その他の行為をし
Ⅳ.
景観審議会等
1.景観審議会
(設置)
本市の良好な景観形成を推進するために、浦安市景観審議会(以下「審議会」
という。)を置く。
(審議会の所掌事務)
審議会は、市長の諮問に応じ、次に掲げる事項を調査審議する。
景観計画の策定及び変更に関すること。
景観重点区域の指定、変更及び解除に関すること。
景観重要建造物及び景観重要樹木の指定及び解除に関すること。
その他本市の良好な景観形成の推進に関し必要な事項。
審議会は、前項の規定により調査審議するほか、本市の良好な景観形成の推進
に関する重要な事項について、市長に意見を述べることができる。
(審議会の組織)
審議会は、委員10人以内をもって組織する。
委員は、次に掲げる者のうちから、市長が委嘱する。
市民、公共的団体の代表者及び学識経験者
委員の任期は、2 年とする。ただし、委員の欠けた場合における補欠委員の任
期は、前任者の残任期間とする。
委員が委嘱された時の要件を欠くに至ったときは、その委員は、当然退職する
ものとする。
委員は、再任されることができる。
前項に定めるもののほか、審議会の組織及び運営に関し、必要な事項は規則に
定める。
【趣旨】
景観法に規定する届出・勧告・変更命令、この条例に規定する事前協議などについて、
専門的見地からの意見を聴くために、市長の附属機関として景観審査会を設置すること、
また、審査会の任務や権限、委嘱などについて定めます。 2.景観審査会
(設置)
本市の良好な景観形成を推進するために、浦安市景観審査会を置く。
(審査会の所掌事務)
審査会は、市長の諮問に応じ、次に掲げる事項を調査審議する。
景観法第16条第3項の規定による勧告、同法第17条第1項又は第5項の
規定による命令、その他同法又はこの条例に基づく処分その他の行為に関
すること。
事前協議に関すること。
景観に係る助言及び指導に関すること。
(審査会の組織)
審査会は、委員5人以内をもって組織する。
委員は、審議会の意見を聴いた上で、景観に関し優れた識見を有する者のうち
から、市長が委嘱する。
委員の任期は、2 年とする。ただし、委員の欠けた場合における補欠委員の任
期は、前任者の残任期間とする。
委員が委嘱された時の要件を欠くに至ったときは、その委員は、当然退職する
ものとする。
委員は、再任されることができる。
前項に定めるもののほか、審議会の組織及び運営に関し、必要な事項は規則に
定める。
(守秘義務)
審査会の委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた
Ⅴ.市民による景観まちづくり
【趣旨】
市民などで構成される団体が一定の地域で良好な景観の形成に関する活動を行う場合に、
市長がそれを認定し、支援等のバックアップを行うことを定めます。
活動内容は、美化活動、花植え活動、良好な街並みの創出・維持・保全のためのルール
づくりなど幅広い活動を想定しています。このような活動を自主的かつ主体的に行ってい
る市民活動団体の取組を認定することにより、その活動のより一層の推進と、近隣などへ
の同様の活動の波及を目的とするものです。 1.景観活動団体
(景観活動団体)
市長は、次の要件に該当すると認める団体を景観活動団体として認定するもの
とする。
本市の良好な景観形成に資する活動をする団体であること。
規約、会則、定款等を有していること。
法令及び条例に違反する活動をしていないこと。
公の秩序又は善良の風俗を害する活動をしていないこと。
宗教的活動又は政治的活動をしていないこと。
もっぱら営利を目的とした活動をしていないこと。
前項の認定を受けようとするものは、規則で定めるところにより市長に申請し
なければならない。
市長は、前項の規定により景観活動団体として認定したときは、当該団体に通
知するものとする。
(助成等)
市長は、景観活動団体に対し、専門家の派遣、技術的助言又はその活動に要す
【趣旨】
市民などで構成される団体が、重点区域の指定及び変更の申請をすることを目的とする
活動や重点区域における良好な景観の形成に関する活動を行う場合に、市長がそれを認定
し、支援等のバックアップを行うことを定めます。
重点区域に関する活動を自主的かつ主体的に行っている市民活動団体の取組を認定する
ことにより、重点区域の追加指定や重点区域における良好な景観の創出・維持・保全の推
進をすることを目的とするものです。重点区域に指定されると、景観計画に当該地区の「良
好な景観の形成のための行為の制限に関する事項」を定めることになり、地権者や住民な
どの合意形成が不可欠です。景観まちづくり協議会の認定には、土地、建築物又は工作物 2.景観まちづくり協議会
(景観まちづくり協議会)
市長は、次の要件に該当すると認める団体を景観まちづくり協議会として認定
するものとする。
重点区域の指定及び変更の申請をすることを目的とする団体であるか、重
点区域において景観計画に基づき良好な景観形成に資する活動をする団体
であること。
土地、建築物又は工作物の権利や利用を不当に制限していないこと。
活動が継続して行われると認められるものであること。
活動の内容に実現可能性があること。
規約、会則、定款等を有していること。
法令及び条例に違反する活動をしていないこと。
公の秩序又は善良の風俗を害する活動をしていないこと。
宗教的活動又は政治的活動をしていないこと。
もっぱら営利を目的とした活動をしていないこと。
前項の認定を受けようとするものは、規則で定めるところにより市長に申請し
なければならない。
市長は、前項の規定により景観まちづくり協議会として認定したときは、当該
団体に通知するものとする。
(助成等)
市長は、景観まちづくり協議会に対し、専門家の派遣、技術的助言又はその活
【趣旨】
良好な景観の形成に寄与している建築物等の所有者などや、良好な景観形成に寄与した
と認める活動を行った個人又は団体を表彰することができる旨を定めます。
建築物の建築などにおける景観への配慮や、良好な景観の形成に関する活動のより一層
の推進と、同様の活動の波及を目的とするものです。 3.表彰
市長は、本市の良好な景観の形成に寄与していると認める建築物、工作物、広
告物その他の物件の所有者、使用者、設計者等を表彰することができる。
市長は、本市の良好な景観形成に寄与したと認める活動を行った個人又は団体
Ⅵ.その他
【趣旨】
この条例を施行していく上で、必要な付随的事項について定めます。 (規則への委任)
この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
(罰則)
職務上知り得た秘密を漏らした審議会又は審査会の委員は、1 年以下の懲役又
は50万円以下の罰金に処する。
(附則)
別表
ゾーン 重点区域
行為 規模
事前協議
届出
事前協議
届出
・集合住宅戸数が5戸以上
・敷地面積 300 ㎡以上(5戸未満の集合住宅及び自己用住宅を除く。)
ただし敷地面積 300 ㎡未満であっても、一団の土地又は隣接し、若しくは近 接した土地において、同時に又は引き続いて行う建築物の建築であって、全 体として一体性があると認められる場合
・延べ面積 200 ㎡以上(5戸未満の集合住宅及び自己用住宅を除く。)
● ● ● ●
・高さ 10mを超える建築物
・敷地面積 300 ㎡以上かつ5戸未満の集合住宅、自己用住宅
・延べ面積 200 ㎡以上かつ5戸未満の集合住宅、自己用住宅
− ● ● ●
建築物の新
築・改築・
増築・外観
の変更
・上記以外の建築物(高洲一丁目及び高洲三丁目を除く。) − − − ●
・橋梁、高架鉄道、高架道路、水門などで長さが 20mを超えるもの ● ● ● ●
・街路灯、照明灯などで、高さが 5mを超えるもの − ● ● ●
・第一種特定工作物(都市計画法4条コンクリートプラントなど) − ● ● ●
・建築基準法施行令第 138 条第1項第1号(高さ6mを超える煙突)
〃 2号(高さ 15mを超えるRC造の柱、鉄柱など) 〃 3号(高さ4mを超える広告塔など)
〃 4号(高さ8mを超える高架水槽など) 〃 5号(高さ2mを超える擁壁) 〃 2項1号(エレベーター又はエスカレーターで観光用)
〃 2号(ウォーターシュートなど高架の遊戯施設)
〃 3号(メリーゴーランドなど回転する遊戯施設)
・建築基準法施行令第 138 条第 3 項第1号(製造施設、貯蔵施設、遊戯施設など) ・建築基準法施行令第 138 条第 3 項第 2 号(自動車車庫の用途に供する工作物など)
− ● ● ●
・建築物又は工作物の事前協議が必要な場合に、これに付属する門・塀・垣・柵など ● ● ● ●
工作物の新
設・改築・
増築・外観