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2. 研 修 体 系 (1) 段 階 的 にスキルアップを 図 る 研 修 指 す 支 援 者 像 に 向 けて 三 つの 段 階 を 設 定 障 害 者 ケアマネジメントの 基 本 的 な 理 念 や 概 念 を 理 解 するこ と 障 害 者 本 人 のニーズを 的 確 に 把 握 するためのア

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Academic year: 2021

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仙台市障害者ケアマネジメント従事者養成研修体系(案) 1.仙台市障害者ケアマネジメント従事者養成研修が目指すもの (1)目指す「支援者像」 本市では、ケアマネジメントを実践する人材の質的・量的確保を目的に、仙台市障害者ケアマネジメント 推進事業の一環として、「仙台市障害者ケアマネジメント従事者養成研修」を実施している。 ケアマネジメントを実践する支援者は、障害者本人のニーズや希望を的確に把握し、必要に応じて社会資 源を改善したり、不足する社会資源を新たに開発していくことが期待されている。このことを踏まえ、本研 修では、次のような支援者の養成を目指して研修内容を組み立てるものとする。 <本研修が目指す支援者像> 「障害者本人が真に求めていることは何か」を的確に捉え、いまある社会資源を改善したり、不足する社会 資源を新たに開発するなどして、障害者本人中心のケアマネジメントを実践することができる。 (2)企画方針 本研修が、支援者にとって効果的な「学び」の機会となるためには、 ・成長段階に応じて適切に提供されること ・自らを振り返り、新たな視点や課題を見出す機会となること ・日常業務の意欲を高める機会となること が必要と考える。 また、支援者の学びを促すためには、「職場内における支援者の成長を支える仕組み」があることが大切 であり、その仕組みを推進するリーダーの養成にも取り組む必要があると考える。 これらのことを踏まえ、以下のとおり企画方針を定める。 ▼企画方針 ・支援者の成長段階に応じて適切に受講ができるよう研修を体系化する。研修体系は、他機関における研修 との関連も考慮して組み立てる。 ・実践の振り返りを通した学びを重視する。 ・日常業務に対する意欲を高める。 ・支援者の学びを促すリーダーの養成に取り組む。 平成 25 年度第 2 回 仙台市自立支援協議会 平成 26 年 3 月 13 日 資料 7

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2.研修体系 (1) 段階的にスキルアップを図る研修 目指す支援者像に向けて三つの段階を設定。障害者ケアマネジメントの基本的な理念や概念を理解するこ と、障害者本人のニーズを的確に把握するためのアセスメント力をつけること、ネットワーク構築・社会資 源開発の手法を獲得することを目指す。 基礎研修(4~5 月実施) 新任研修(9~10 月実施) 実践者研修(11 月実施) 目 的 ケアマネジメントの基本的な理 念や概念を理解する。また実践を 展 開 す る に あ た っ て 必 要 な 知 識・技術を学び、自身の研修計画 が作成できるようになる。 障害の枠にとらわれず、障害者本人 のニーズを捉えるアセスメントにつ いて、理解を深める。 自己覚知を深めネットワークを活用した 支援についての理解を深める。障害者本人 のニーズに合った支援を展開するため、社 会資源開発の手法を獲得する。 対 象 相談支援に新たに従事する職員 及びケアマネジメントについて 関心のあるもの 相談支援に新たに従事する職員で 「基礎研修」を受講したもの*H26 年度は研修受講の有無は問わない。 相談支援に従事する2 年目以降の職員 で「基礎研修」及び「新任者研修」を受講 したもの。 *H26 年度は研修受講の有無は問わな い。 内 容 ・ケアマネ研修体系とスーパー ビジョンの概要を知る ・ケアマネジメントの理念を学ぶ ・ケアマネジメントの展開過程を 知る ・個別研修計画を作成する ・実践事例を基にしたアセスメント の方法を学ぶ ・先輩の実践を知る ・自己覚知の必要性を学ぶ ・ネットワーク構築の意義と方法を学ぶ ・社会資源開発の意義と方法を学ぶ (2) 人材育成の手法について学ぶ研修 支援者の成長を支える環境づくりを促進することを目的に、事業所のリーダーを対象とした研修を実施する。 対人援助職の養成に必要とされるスーパービジョンについて学ぶ。 リーダー研修(7 月・1 月実施) 目的 相談支援事業所等においてリーダーの立場にある職員が、事業所内外でリーダーシップを発揮 できるよう、スーパービジョンについて理解を深める機会とする。 後輩に対し、「支持し、気づきを与え確認する場面」を意識し、人を育てる自覚と手法を身に着 ける機会とする。 リーダーが、自身が所属する組織に必要なことを把握し、必要なアクションを実行できるよう になることを目指す。 対象 相談支援事業所等の現場リーダーで「基礎研修」を受講したもの * H26 年度については研修受講の有無は問わない 内容 ・スーパービジョンに関する講義と演習 ・個別研修計画の検討 ・アクションプラン作成

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仙台市障害者ケアマネジメント従事者養成研修の体系化に係る検討状況 1.検討体制等について 1)目的等 質の高いケアマネジメントが提供できる支援者を継続的・段階的に養成するため、本市で取り組んでいる研修内容を整理し、体系化する。 2)検討経過 研修体系案は、専門機関である4公所において内容を検討し、ウェルポートせんだいが課題を取りまとめ第一案を作成し、評価・研修専門部会の議論を経 て、4公所で最終案を取りまとめたもの。 3)検討内容 本市で実施している新任、中堅職員、リーダー及び普及啓発の 4 つの研修をベースに、宮城県等で行われている研修の状況や事業所における研修受講実態 をふまえて、本市で取り組むべき研修内容を整理し、体系化を行った。 2.意見の反映 第1 回自立支援協議会で出された意見(①~③) 及び第1回評価研修専門部会で出された意見(④~⑥) 意見を踏まえ、研修体系案に反映した内容 ① 仙台市の研修内容が実践と絡んでおらず、ケアマネジメントの展開の仕方が わからない部分があるのではないか。1 段でも 2 段でも先を見据えて、到達目標 を明らかにすること。 ① 新設する基礎研修においては「ケアマネジメントの展開に必要な知識・技 術を知り、自身の研修計画を作成すること」を到達目標とする。また、研修 が目指す支援者像を明らかにする。 ② 技術・経験・知識を深めるためだけの研修では、「うちの事業所ではこうだか ら」で終わってしまうこともあるので、「うちの事業所で展開するにはどういうや り方があるのか」と考えていけるような研修にする必要がある。アクションプラ ンを作って終える、1 回で終わるのではなく次の研修で振り返りを行う等の研修 を。 ② H25 年度リーダー研修ではスーパービジョンについて学ぶだけに留まらず、 スーパービジョンをどのように事業所で実践するかについて検討しアクションプ ランの作成を行った。今後のリーダー研修においても、理論や知識の習得に留ま らず、アクションプラン作成まで含めた研修を行う。

資料 7-2

(4)

③「効率的かつ効果的な支援」は難しいところ。本来はOJTで担うべきだが手 探りで行っている現状。市でもそのサポートを推進してもらいたい。 ③ H25年度のリーダー研修においては、リーダーと職員との協議・調整を経 て作成する研修計画について取り上げている。次年度以降については、新たに従 事する支援者を対象に、基礎研修において支援者自身が研修計画を作成すること を企画している。作成した計画を事業所に持ち帰り、リーダーとともに見直すこ とで事業所の視点やサポート体制が加わった新任支援者の研修計画が作られるこ ととなる。さらに、その実行状況をリーダー研修で取り上げ検討する等、実践と 研修とを関係させて、事業所での人材育成をサポートする。 ④ 基礎研修からリーダー研修まで、各研修のつながりが見えにくい。 ④ 研修が目指す支援者像を提示する。また、研修体系を「支援者が段階的にス キルアップを図る研修」と「リーダーが人材育成の手法について学ぶ研修」の2 つの枠組みで構成するものとして提示する。 ⑤「育てられ方」や「分からないことをまとめる技術」についても研修で取り上 げる必要があるのでは。 ⑤ 基礎研修において、支援者の成長を支える仕組みの一つとしてスーパービジ ョンの概略を学ぶ。その中で、支援者がスーパービジョンを有効に活用する方法 について解説する。 ⑥ 人材育成を考える上では、研修の実施内容と共にモチベーションの向上とい う視点も必要。 ⑥ 各研修において「モチベーションの向上」を重要な視点のひとつとして取り 入れ、企画する。 ・基礎研修:ケアマネジメントを実践するに当たり学ぶべき内容とその習得を 支える仕組みを知ること、またそれに基づき自身の研修計画を描くこと。 ・新任者研修:「自分もこんな支援をしてみたい」と思える先輩の実践事例に 触れること、それを通じてどのように対象にアプローチしていけばいいかイ メージを持つこと。 ・実践者研修:社会資源開発を実際に行った事例等を通じ、取り組みのイメー ジを持つこと。また、さまざまな意見や考えに触れ、受講者同士の横のつな がりを広げること。 ・リーダー研修:スーパービジョンの実施について、アクションプランを作成 すること。

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障害者ケアマネジメント従事者養成研修内容

研修名 実施主体 対象者 科目・内容 1 仙台市障害者ケアマネジメント基礎研修 仙台市 相談支援事業所等に新たに従事する者及びケアマネジメントに興味・関心を有する職員 ケアマネジメントの理念・展開過程の理解、個別支援計画の作成 相談支援従事者初任者研修の概要と目的 相談支援事業の役割 障害児者の地域生活支援 相談支援における権利擁護と虐待防止 障害福祉の概要と制度の変遷・ケアマネジメントの制度化・市町村にお ける相談支援事業の役割 計画作成とサービス提供のプロセス 自立支援協議会の役割と活用 ケアマネジメント概論 ケアマネジメントの実践Ⅰ ケアマネジメントの実践Ⅱ (グループ演習) 実習ガイダンス グループ演習 記録作成 事例検討(グループワーク) 4 宮城県被災障害者支援者等養成研修スキルアップ研修(初級者) ・埼玉県相談支援専門員協会・宮城県 研修ごとに設定 面接技術、ケアマネジメントの意義、アセスメントの視点・理解、ニーズ整 理と支援計画作成、障害と疾病の理解、ライフステージに応じた相談等 自己覚知 ネットワークの形成/社会資源の創出 障害者福祉の動向 相談支援の基本姿勢及びプロセス 都道府県地域生活支援事業の理解 地域自立支援協議会について 障害者ケアマネジメントの実践(講義) 障害者ケアマネジメントの実践(演習) スーパーバイズ 7 宮城県被災障害者支援者等養成研修スキルアップ研修(中級者) ・埼玉県相談支援専門員協会・宮城県 研修ごとに設定 ケアマネジメントの展開、地域自立支援協議会と相談支援事業、虐待防 止・権利擁護、人材育成と地域責任制、研修会の企画と圏域課題等 8 宮城県被災障害者支援者等養成研修スキルアップ研修(上級者) ・埼玉県相談支援専門員協会・宮城県 研修ごとに設定 スーパービジョン・グループスーパービジョン 9 仙台市障害者ケアマネジメントリーダー研修 仙台市 相談支援事業所等のリーダーの立場にある 職員で、「基礎研修」を受講したもの スーパービジョンに関する講義と演習/SV実施に向けた体制作り 10 専門コース別研修(法定研修) ・宮城県社会福祉協議会・宮城県 宮城県初任者研修を修了したもの 障害児支援・権利擁護・成年後見・地域移行・定着・触法・セルフマネジメント・スーパーバイズ等 11 障害分野別研修 仙台市(各専門相談機関ごとに実施) 各研修ごとに設定 身体・知的・発達・精神・高次脳・難病の支援等 3 5 6 2 宮城県相談支援従事者 現任研修 (法定研修) ・宮城県 ・宮城県社会福祉協議会 県内の相談支援事業に従事するもの、ま たは今後従事する予定のもの 宮城県障害者相談支援従事者 初任者研修 (法定研修) ・宮城県 ・宮城県社会福祉協議会 仙台市障害者ケアマネジメント新任者研修 宮城県初任者研修を修了した者 仙台市障害者ケアマネジメント実践者研修 仙台市 市内の相談支援事業所等の職員 仙台市 相談支援事業所等に新たに従事する者 資料7-3

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⑥ 宮城県 相談支援従 事者 現任研修 ② 宮城県相談支援従 事者 初任者研修

宮城県が実施する研修

① 基礎研修:ケアマネジメントの基礎的 な知識・技術について理解する研修 ③ 新任研修:当事者のニーズを捉えるア セスメントについて理解を深める研修 ⑤ 実践者研修:自己覚知を深め、ネッ トワークを活かした支援の展開について理 解を深める研修。 ④ スキルアップ研修 (初級者) ⑪ 障 害 分 野 別 研 修 : 障害特性に 応 じ た 支 援 に つ い て 理解を深める研修 * 経 験 年 数 等 に か か わらず、必要に応じて 受講。

相談支援従事者の養成研修

⑦ スキルアップ研修 (中級者) ⑧ スキルアップ研修 (上級者) 4 ~ 5 月 実 9 月 実 11 月 実 随時実施 ⑩ 宮 城 県 相 談 支 援 従 事 者 専門 コ ー ス 別研修 2 ~ 4 年 目 1 年 目 5 年 目 ~

仙台市が実施する研修

⑨リーダー研修: 人材育成の理論や実 践について理解を深 める研修 7 月・1 月実

障害者ケアマネジメント従事者養成研修

障害分野別研修

法定研修

被災障害者相談支援者等養成研修

仙台市障害者ケアマネジメント従事者養成研修体系図

資料 7-4

参照

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