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資料 5-2 コミュニティ放送の現状 総務省

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Academic year: 2021

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(1)

総 務 省

コミュニティ放送の現状

(2)

【目 次】

Ⅰ コミュニティ放送の現状 ・・・2

Ⅱ 災害時におけるコミュニティ放送 ・・・10

(3)
(4)

コミュニティ放送の概要

演奏所 (スタジオ) 送信所 携帯・ラジオ等 による受信 市町村役場 連携 他のメディア (AM/FM, CATV等) 一の市町村の一部をカバー

市町村の行政区域

行政情報、災害 情報等の提供

○ 「コミュニティ放送」は、超短波(FM)放送による地域の話題や行政、観光、交通等の地域に密着した

きめ細かな情報等を提供し、地域の活性化等に寄与することを目的とした地域密着型メディアとして

平成4年1月に制度化。

※ 昭和60年代に入り、国民の価値観・生活様式の多様化・個性化等の社会環境の変化を受け、多種多様化する 情報ニーズに応えるための、県域よりも小地域(市町村単位程度)を放送対象地域とする放送の必要性が高まっ たことを受け、制度化されたもの。

○ 平成4年12月に初のコミュニティ放送局が開局(

函館山ロープウェイ㈱(北海道函館市)

)。

平成28年2月現在、47都道府県において298局が開局している。

【放送番組の例】 ○生活情報(道路交通情報、病院の案内、天気予報等) ○行政情報(市町村広報、市町村議会情報、災害情報等) ○観光情報(観光地、観光施設、各種イベントの案内等) ○報道(地域ニュース) ○娯楽(音楽等) ○その他(コマーシャル) 3

(5)

コミュニティ放送の制度

4

○ コミュニティ放送とは、一の市町村の一部の区域

(地域的一体性がある場合は、隣接する他の市町村の一部の 区域及び住民のコミュニティとしての一体性が認められる場合は、隣々接する他の市町村の一部の区域を併せた区域。)

における需要に応えるための超短波(FM)放送局(地上基幹放送局)。

○ 無線局免許手続については、県域FM局等と異なり非公示無線局と規定し、申請者自身で未利用

(空き)周波数を見つけ、先に申請した者を先に審査する先願主義を採用。

○ 使用可能な周波数は、県域FM局と同様、76.1MHzから94.9MHzまでの周波数。

※ 平成26年10月に、地デジ化に伴うV-Low帯域の一部のFMラジオへの開放に伴い、89.9MHzから 94.9MHzへ使用可能な周波数が拡張された。併せて、東京23区等(平成9年10月)及び大阪市等(平成10年 4月)における周波数の逼迫宣言は解消された。

○ 空中線電力は、20W以下で必要最小限の空中線電力を指定。

※ 平成4年1月の制度化当初は、空中線電力は1W以下とされていたが、平成7年3月に10W以下へ上限を緩和。 平成11年3月以降は、原則20W以下に緩和。

制度の概要

【主な規律】

・ コミュニティ放送は、地上基幹放送局として、放送法・電波法上、所定の規律が適用。

例:放送番組の編集の基準の策定、放送番組審議機関の設置、災害放送の実施、技術基準への適合 等

・ 但し、一部の規律については緩和。

例:毎日放送の努力義務(cf:県域FM局は毎日放送義務) 等

・ 地域密着メディアとして、「地域に密着した各種の情報に関する番組等、当該地域の住民の要望に

応える放送が、できる限り1週間の放送時間の50%以上を占めていること」旨の努力義務。

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H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

新規開局数

廃局数

年度末局数

出力上限

1W

H7.1.17 阪神大震災

10W

H16.10.23 中越地震 H19.7.16 中越沖地震 H23.3.11 東日本大震災

原則20W

(新規開局数・ 廃局数) (年度末局数)

コミュニティ放送局の局数推移

平成28年2月現在

○ 震災等を受け、右肩上がりに増加(平成8~10年度に急激に増加。)。

○ 近年は毎年10局前後が開局している。(平成4年の制度化以降、21局が廃止されている。)

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平成28年2月現在

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北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県

民間企業 第3セクター NPO法人 ケーブル兼営

(局数)

コミュニティ放送局の都道府県別開局数

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コミュニティ放送局の経営形態

民間企業 52% 第3セクター 35% NPO法人 10% ケーブル兼営 3%

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75

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125

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民間企業 第3セクター NPO法人 ケーブル兼営 (局数)

○ 民間企業が半数、第3セクターが3割を占めているが、近年はNPO法人による開局が増加。

○ 少人数(4~5人程度)の職員(+市民パーソナリティ)が一般的な形態。

7

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コミュニティ放送局の資本金の状況

~2千万円 23% 2~4千万円 22% 4~6千万円 19% 6~8千万円 8% 8千万円~ 1億円 9% 1~2億円 14% 2億円~ 5%

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~2千万円 2~4千万円 4~6千万円 6~8千万円 8千万円~1億円 1~2億円 2億円~ 平均額 (局数) (百万円)

○ 当初は8千万円超の資本金による開局が主だったが、近年は6千万円以下の資本金での開局が増加。

○ 自治体からの出資比率が10%を超えるコミュニティ放送局は53局。

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コミュニティ放送局の経営状況

○ 単年度黒字社数及び割合の推移

○ 累積黒字社数及び割合の推移

113社 123社 125社 133社 96社 129社 138社 140社 140社 156社 170社 64.9 68.9 63.1 63.6 44.7 55.8 59.5 58.1 56 61.7 60.9 0 50 100 0 100 200 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 25社 36社 42社 47社 42社 50社 49社 54社 52社 59社 66社 14.4 20 21.2 22.5 19.5 21.6 21.1 22.4 20.8 23.3 23.7 0 10 20 30 0 20 40 60 80 100 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 (社) (社) (%) (%)

○ 1社平均の営業収入 : 約46百万円

(コミュニティ放送業界全体の売上高は127億円) ※ 一般的な営業収入の内訳:広告収入 60%、自治体出稿 30%、付帯事業(タウン誌、イベント事業等) 10% (第3回「放送を巡る諸課題に関する検討会」 ドリームスエフエム放送㈱報告資料より)

○ 1社平均の営業利益 : 約△30万円

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【災害時のコミュニティ放送のイメージ】

避難場所に対し救援活 動状況の提供 コミュニティ放送局 避難勧告、停電、断水、救援 活動の状況等を提供 ラジオ等による受信 災害情報の 提供等 災害情報の 提供等 住民 市区町村役場 避難場所 184 220 247 260 274 65 42 30 25 21 0 50 100 150 200 250 300 H23.12 H.24.10 H25.11 H26.12 H27.12 災害放送に関する協定の締結状況 協定あり 協定なし (局数)

災害時におけるコミュニティ放送の活用

○ 災害時におけるコミュニティ放送の特色

・ 自治体が発表する停電・断水、救援活動等の情報を、リアルタイムできめ細かく提供することが可能。

・ 送信所等の場所や機材、人材が確保されており、臨時災害放送局へもスムーズに移行可能。

○ 自治体との連携

・ 自治体とコミュニティ放送局は、災害放送に関する協定を締結し、災害放送を行う体制を確保。

・ 災害時には、自治体が電話、電子メール等により、コミュニティ放送事業者へ災害放送を要請。

また、緊急割込放送の設備を使用した場合、他の放送に優先して臨時放送を実施することも可能。

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(13)

○ 臨時災害放送局とは、暴風・豪雨・洪水・地震・大規模な火事その他による災害が発生した場合に、その被害を軽減する ために役立つことを目的とし、臨時かつ一時的に開設(※)される超短波(FM)放送局(地上基幹放送局)。 ○ 避難所の情報、ライフラインの復旧情報等、被災者に役立つ生活関連情報を提供。 ○ 既設FM放送の空き周波数の中から、他の無線局に混信等の影響を与えないことを前提に、周波数を割り当て。 ○ 「臨機の措置」による免許手続が可能。 ⇒ 口頭による免許申請・免許伝達により、即時の放送開始が可能(申請書類の提出、免許状の交付は事後処理)。

制度上の位置づけ

開設の手続き

3日以内 1週間以内 20日以内 それ以降 合計 コミュニティ放送局 から移行した局 4市 4市 2市 0市 10市 新規に開設した局 0市 1市 6市町 11市町 18市町

コミュニティ放送局からの移行

○ 東日本大震災では、10市でコミュニティ放送局が 移行したが、 新規開局と比較し、早期に開局された。 ○ 現在は10局すべてがコミュニティ放送局へ再移行。

臨時災害放送局の制度概要

○ 災害時の情報提供・収集手段として、自治体が臨時災害放送局を多数活用している。

○ 東日本大震災の際には、住民への災害情報等の提供手段として、合計28市町が開設し、救援情報等

を提供し、被害の軽減、被災者の生活安定に寄与。

○ 早期の円滑な開設のためには、「送信所等の場所や機材、人材や経費」の確保が必要であり、コミュニ

ティ放送局から移行することもある。

12

(14)

茨城県常総市

○ 発災(9/10)後、4日目(9/14)に常総市より開設の申請があり、即日免許。同日より放送開始。

・ 発災翌日、近隣のコミュニティ放送局が中心となり、日本コミュニティ放送協会・日本地域放送支援機構が設備を提供する 形で、市が臨災局を 開設することを検討、同日中に市としての意思決定。申請手続きへ。

(平成27年の台風18号に伴う豪雨による堤防決壊等)

コミュニティ放送関連の臨時災害放送局(豪雨災害)

栃木県栃木市

○ 発災(9/10)後、5日目(9/15)に栃木市より開局申請があり、即日免許、同日夕方から放送開始。

・ 発災後4日目(9/14) 、栃木市から11月開局予定であったコミュニティ放送局へ、その設備を活用して 災害情報を流したいとの協力依頼。同社所有の設備・人材を活用し、臨時災害放送局を開局することとなった。 ・ 同日、関東総合通信局に問い合わせ、市としての意思決定。申請手続きへ。 ・ 臨時災害放送局を閉局後、コミュニティ放送局として開局(11/3)。

(平成27年の台風18号に伴う豪雨による被災)

兵庫県丹波市

○ 発災(8/16)の1ヶ月後(9/16)、丹波市より免許申請あり、翌日に免許・放送開始。

・ コミュニティ放送局の開設を検討・準備していた地元のNPO法人が、人材・設備の確保に協力。 ・ 臨時災害放送局を閉局後、コミュニティ放送局を開局(H27/9/17)。

(平成26年8月の豪雨による土砂災害等)

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(16)

○対象地域:過疎地域 ○対象事業: ①公設民営(親局、中継局) ②送信所関係:鉄塔、アンテナ、電源設備、伝送路設備等 演奏所関係:送信機、電源設備、監視装置、割込装置等 ○地方債充当率:100%、交付税算入率:70% ※辺地については、辺地対策事業債の活用が可能。交付税算入率:80%

過疎対策事業債等の活用

○対象地域:条件不利地域(「離島地域」「振興山村」「半島振興 対策実施地域」「過疎地域」)に該当する地域 ○対象施設:市町村、一部事務組合又は広域連合が設置する コミュニティ放送局 ○措置経費:施設の維持管理に係る収支の赤字額 × 0.5

維持管理経費に係る特別交付税措置の活用

市町村の事業費負担割合 事業費の73%

【活用例】 地方債充当率 90% 交付税算入率 30% (事業費の27%) 後年度に市町村が借入金を返済 70% 自費 10% 【活用例】 コミュニティ放送局の 運営に係る収入 収入 支出 保守料、修繕費、光熱水費、土地借料、保険料等 赤字 特別 交付税 措置 1/2 事業 の財源 (地方債 )

【維持管理費用に係る措置】

○対象地域:特になし ○対象事業: ①公設民営(親局、中継局) ②送信所関係:鉄塔、アンテナ、電源設備、伝送路設備等 演奏所関係:送信機、電源設備、監視装置、割込装置等 ○地方債充当率:90%、交付税算入率:30%

地域活性化事業債の活用

市町村の事業費負担割合 事業費の30%

(辺地対策事業債の場合は、事業費の20%) 【活用例】 地方債充当率100% 交付税算入率 (事業費の70%) 後年度に市町村が 借入金を返済 30%

【整備費用に係る措置】

市町村が整備するコミュニティ放送に係る地方財政措置

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○ 国民生活に密着した情報や災害時における生命・財産の確保に必要な情報の提供を確保するため、

必要最小の空中線電力の中継局整備によりラジオの難聴を解消し、

電波の適正な利用を確保する。

・ 平時や災害時において、国民に対する放送による迅速かつ適切な

情報提供手段を確保するため、難聴解消のための中継局整備を行う

ラジオ放送事業者等に対し、その整備費用の一部を補助。

・ 事業主体:民間ラジオ放送事業者、自治体等

・ 補助率 :地理的・地形的難聴、外国波混信 2/3

都市型難聴 1/2

民放ラジオ難聴解消支援事業

○ 被災情報や避難情報など、国民の生命・財産の確保に不可欠な情報を

確実に提供するため、災害発生時に地域において重要な情報伝達手段と

なる放送ネットワークの強靱化を実現する。

・ 放送網の遮断の回避等といった防災上の観点から、

放送局の予備送信設備、災害対策補完送信所、緊急地震速報設備等を

整備するラジオ放送事業者等に対し、その整備費用の一部を補助。

・ 補助率 :地方公共団体 1/2

第3セクター、地上基幹放送事業者等 1/3

放送ネットワーク整備支援事業

予備送信設備、災害対策補完送信所、緊急地震速報設備等の整備を促進 国民の生命・財産の確保に不可欠な情報の確実な提供 本 社 送信所 災害情報の 迅速・正確な伝達 放送メディア 放送施設の 災害対策強化 緊急地震速報 緊急警報放送 予備送信設備 災害対策補完送信所 予備電源設備

ラジオ(コミュニティ放送も含む)に対する支援制度

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参照

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その他 2.質の高い人材を確保するため.