1. 出発前の準備について ビザの種類 必要書類 手続き 手続きに要した期間 有 無ビザ申請先 国内 現地種類 ( Tier4 ) 場所 ( 大阪 ) パスポート学校からのCAS 番号 ( 入学許可番号 ) 英語レベルを証明できる書類 IELTS for UKVIの結果顔写真手続きに要した期間 :1

熊本大学海外派遣留学生 報告書

氏名 C さん（仮名） 所属 医 学部 留学先機関名 リーズ大学 （国名： 英国 ） 留学先所属 ☐ 特定の学部・研究科に所属（ 学部・研究科） ■ 特定の学部等に所属せず、様々な学部等の授業を履修 ☐ その他： 留学期間 2016 年 7 月 － 2017 年 6 月 留学開始時 学年 4 年次 奨学金 ☐ JASSO 海外留学支援制度 ☐ 国際奨学事業 ■ トビタテ！留学 JAPAN ☐ その他（ ）

１．出発前の準備について ビザの種類 ■有 ☐無 種類( Tier4 ) ビザ申請先 ■国内 ☐現地 場所( 大阪 ) 必要書類、手続き 手続きに要した期間 パスポート 学校からのCAS番号(入学許可番号) 英語レベルを証明できる書類 IELTS for UKVIの結果 顔写真 手続きに要した期間：１カ月 ビザ申請以外で 必要な事前手続き 英語能力試験の受験 留学に向けて 取り組んだ語学 ■ 英語 ☐ 独語 ☐ 仏語 ☐ 中国語 ☐ 韓国語 ☐ その他（ 語） 勉強方法 CNN English Express という雑誌を用いて、発音の練習をした。発 音記号を辞書で調べ本に書き込み、ニュースの音源を何度も繰り 返し聴き、シャドーイングを行って自然と正確な発音が出るよう に発音矯正を行った。 留学先の手続き (必要書類、大変だっ たこと、どのように 取り組んだか等) ビザ申請に関する情報を自分で調べる必要があった。申請方法は 過去に申請された方が、ブログに記載してある方法をある程度参 考にしたが、ビザの種類が違っていたり、何年か前の情報で、現在 と制度が変わっている可能性があったため、個人がブログに書い た情報は不確かであると気づいた。そのため、正確な情報を得るた めに、英語で書かれた英国ビザ・イミグレーション(UKVI)の Web サ イトを読んで正確な情報を集めるようにした。 事前の必要経費 (留学前に必要な 支払い費用) ※概算費用 ☐ 授業料 円(交換留学のため熊本大学に授業料を納める) ☐ 寮費 円 ■ 語学研修費 約 45 万円 ☐ 教材費 円 ■ ビザ申請 5 万円 渡航費（■片道 ☐往復） 10 万円 海外旅行保険料 ２万円 ☐ その他（ ） 円

２．渡航～到着時の生活について 利用航空会社 エミレーツ航空 手配 JTB ※利用したサイト、旅行会社等 移動経路 ※往路のみ 熊本—成田—ドバイ-ロン ドン-リーズ 到着 時刻 午後 13 時 【※移動時間（約 30 時間）】 大学（寮）への 移動手段 ☐大学手配の出迎え ☐知人の出迎え ☐タクシー ■公共交通機関（☐バス ☐電車） ☐その他（ ） 空港から移動する際 の注意点 行き方、料金等 リーズ・ブラッドフォード空港からリーズ大学までの移動 移動手段：バス(Flying Tiger757) 時間：25 分 バスの料金は乗る際に目的地を言って支払う。The Headrow とい うバス停で降りて、徒歩約５分でリーズ大学に到着する。 あらかじめ、Google Map に印をつけておき、オフラインでも使え るように準備しておく。 住居のタイプ ■寮 ☐アパート その他( ) 住居 手配 ■大学の斡旋 ☐自分で その他( ) 部屋の種類 ■一人部屋 ☐二人部屋 その他( ) ル ー ム メ イト ☐日本人学生 ■他国からの学生 その他( ) 住居の申込手順 オンライン申請 1 入学許可証を手に入れる 2 寮を決める 3 オンライン申請書類に必要事項を記入 ※締め切り日に注意 住居でのトラブル および解決方法 Leeds に到着した日が日曜日で、受付が閉まっていた。部屋の鍵が もらえない状態で、その日泊まる場所がないと思い混乱していた。 受付の前に緊急連絡先が貼ってあるのを見つけた。イギリスで使 える携帯電話を持っていなかったため、通りすがりの中国人学生 に変わりに電話してもらいスタッフの方に来てもらい、部屋を開 けてもらった。到着してすぐにトラブルが発生したため、携帯電 話をあらかじめ海外で使えるように設定しておくと良いと思う。 大学への交通手段 (※費用がかかれば 費用も) 徒歩５分 生活費および内訳 （概算を円換算） 生活費計 15 万円／月 （生活費内訳） 住居費： 8 万円／光熱費： 円／通学費： ０円 食費： 2 万円／通信費： 0 円／書籍代： 1 万円 その他：（ 生活雑貨、交際費 ） 5 万円 ※学費・寮費以外に留学先大学へ納入するもの： 円 （徴収された費用の名目： ） その他生活で必要な 手続き、アドバイス (口座開設、保険、 携帯電話、荷物、 支払い方法など) 銀行口座は開設しなくても大丈夫でした。現地で携帯電話を契約 している人もいたが、私は１年間学校の Wifi と公共の Wifi を用 いて、調べものをしたり両親や友達と連絡を取っていた。タクシ ーを呼ぶときなど、携帯電話があったら良いなと思うことは何度 かあったが、特に必要と考えなかったため契約しなかった。

３．留学先の大学について

授業（カリキュラム） の概要について

Understanding Human Disease

Health Wellbeing Childhood and Youth Introduction to Medical imaging English for Communication Global Development Challenges Psychology for Healthy minds 履修登録の時期 登録方法 ☐渡航前 ■渡航後 ⇒ （ 9 月頃） ☐オンラインで登録 ☐志願書類の提出 ☐その他（ ） 留学生特例措置 (履修制限、優先措 置、留学生専用のオ リエンテーション、 チューター制度等) ■有り（具体的には以下のとおり） ・留学生は最終学年の授業は履修できない ・チューター制度あり ☐無し 留学先大学でのサポ ート体制について (語学面／学校生活 ／住居・日常生活等) 図書館でアカデミックスキルが学べる様々なワークショップが無 料で受けられる。例えば、Planning your essay, Speaking Confidently in groups, Developing academic language & vocabulary, Reading and note making skill,

Critical Thinkingなど。 メーリングリストに登録しておけば、新しいイベントの情報がす ぐに手に入る。 留学開始後に行った 留学先大学の手続き (学生証、履修登録、 大学 ID の設定等)

Marjorie and Arnold Ziff Building にて、学生証と大学 ID の発 行手続きを行う。 授業外活動について (サークル、部活、イ ンターン、フィール ドワーク等) ※どうやって探した か、どのような活動 か、入るきっかけな ども具体的に ・サークルについて

Japanese Society, East Asia Research Society, Baking Society に所属していた。Japanese Society は、毎週月曜日の 20 時から Pub Social という交流イベントと毎週木曜日の 14:00~16:00 まで学校の ロビーに集まって交流イベントが開催された。ハロウィーンやクリス マスの時期には、パーティーも開かれる。East Asia Research Society も同様、毎週水曜日の 13:00~15:00 まで学生同士の交流会があった。 Baking Society では、隔週火曜日の夕方それぞれが作ったお菓子を 持ち寄って、試食会を行った。様々な国の伝統お菓子について知るこ とができた。

・Oxfam Book Shop でのボランティア

以前留学していた人から、Oxfam の本屋でボランティアが出来ると聞 いて実際に本屋に訪れて話を聞きに行った。本屋さんで申込書をもら うことができる。大人の方２名の推薦が必要だったため、日本人のチ ューターの先生と英語の授業でお世話になった先生に推薦書を書い ていただいた。本屋では、地元の人が寄付した本を分野ごとに分け、 本棚に並べていく作業である。ボランティアスタッフの人が親切にお しえてくれた。シフトは自由に組むことができる。本屋に来た地元の 人と交流することができる。

４．一週間のスケジュールについて

（授業時間、課外活動、勉強時間等、毎日の生活について記入してください）

月 火 水 木 金 土 日

7:00 起床 起床 起床 起床 起床 起床

8:00 Breakfast Breakfast Breakfast Breakfast Breakfast

大 学 の ジ ム で 運 動 する 起床 9:00 Global Development Challenges Global Development Challenges Seminar Breakfast 10:00 Understanding Human Disease Lecture Global Development Challenges Korean 買い物 11:00 Understanding Human Disease Seminar Korean

12:00 Lunch Lunch Korean

Psychology for Healthy minds Lecture

Lunch Lunch Lunch

13:00 Lunch Lunch Hangout with my friends 14:00 Introduction to Medical imaging East Asia Research society Japanese Society Cookie and Kocha ↓ 15:00 East Asia Research society ↓ ↓ 16:00 ↓ ↓ 17:00 ↓ 18:00 Global Cafe 夕食 夕食 夕食 友達と食事 友 達 と 食 事 19:00 Study in the Library Study in the Library Study in the Library 夕食 Study in the Library 20:00 Japanese Society Pub Social ↓ ↓ ↓ Study 21:00 Study in my room ↓ ↓ ↓ 22:00 ↓ 帰宅 帰宅 帰宅 23:00 24:00 就寝 就寝 就寝 就寝 就寝 就寝 就寝

5．留学成果とアドバイス

留学によって得られた成果（語学に関すること、ものの考え方や取り組み方、 コミュニケーション能力など自由に記載してください） 語学に関すること 大学 2 年生の時から、英語の発音矯正に取り組んできた。知っている単語を話しても、正 しく発音されなければ相手に理解してもらえない。また、発音の仕方を研究すると今まで 聞こえなかった音が聞こえてくるようになるため、リスニング力の向上にもつながる。音 の連結、脱落、強弱、アクセントの位置など、英語の文章を読むだけでも注意すべき点が たくさんある。分析してテキストに書き込み、何度も音読をして身につける。練習したお かげで、留学先の授業でプレゼンテーションを行った際に、プレゼンの内容より先に発音 のことを褒めていただいた。友人からも、どのように練習したのかなど聞かれることがよ くあった。留学前に発音を習得できていてよかったと思った。 留学中は、Pass 単１級という単語帳を用いて日本にいる友達と Online ビデオ通話で語彙 力強化に取り組んできた。「今週は、Pass 単の○番〜○番を勉強していきます」と宣言 し、週末にビデオ通話で 10 分間計りランダムに問題を出す。正答率 80%を目指し、達成 できなかった場合にはお互いを注意し合う。英検１級レベルの単語は、日常生活では使わ ないという話を聞いたこともあるが、教養のある大学教授などは使われるので、大学の授 業でよく出てくる。レベルの高い単語だが、勉強していて損はない。授業を受けていて、 「この単語、先週覚えたものだ！」とわかった時には嬉しい気持ちになる。この勉強法は 留学前から留学中、そして現在も続けて行っている。一人で続けることは大変なので、同 じ目標を持っている友人を見つけることをお勧めする。コツコツ努力することが大切な のだと思う。 同じ大学へ留学を希望する人へのアドバイス（留学先大学、プログラムに関すること、 生活全般に関することなど自由に記載してください） リーズ大学は学生満足度の高さと研究・教育水準の高さが評価され University of the year 2017 を受賞している大学である。 ・Pre-sessional course について ９月からの学部の授業を受ける前に、１０週間の語学研修を受けた。 Pre-sessional course では Essay の書き方、Reading や Writing の方法、プレゼンテーションの方法、 Discussion の仕方などを学ぶ。Pre-sessional コースで得た知識は、９月から始まる学部 の授業に非常に役に立つものである。IELTS のスコアが足りず、約４０万円を支払ってこ のコースを受けることになったが、お金を払ってでもこのコースを受けていて本当に良 かったと思う。９月に来た友人はすぐに学部の授業が始まり、戸惑っている人も何人かい た。このコースで学んだ内容を、勉強でつまづいた時に振り返ることができる。 留学を通しての感想 一年の交換留学では、海外旅行や短期語学研修とは異なる経験をする。楽しいことも あるが、大変なこともある。その土地に住むことは、身の回りのことは自分でなんでもし なければならない。食事の支度、日用品の買い物、洗濯、掃除など生活面のことをしなが ら、授業の課題にも取り組んでいかなければならない。留学を通して、自立した人間にな れたと思う。多種多様な人と交流することで、異文化を理解し受け入れることの大切さを 学んだ。ぶつかることも多々あったが、自分の価値観を押し付けずに相手のことを理解す ることから始めていくように心がけている。留学を通して、世界中に一生の友達ができた ことが、人生の宝物である。今でも、SNS や手紙を通して連絡を取り合っている。 留学を充実したものにさせるために、留学前の準備が大切だと思う。留学から帰って きた時の自分を想像し、どうなっていたいか、何のために留学に行くのかをよく考える。 留学の目的を明確にすることで、留学中落ち込んだ時やつまずいた時も初心に帰って再 び頑張ることができる。