分 散 型 仮 想 通 貨 の 構 造 と 課 題
ブ ロ ッ ク チ ェ ー ン 技 術 の 応 用 と し て の 性 能
国立情報学研究所
資料2 平成30年5月1日 第6回 第4期消費者基本計画の あり方に関する検討会分散型仮想通貨の構造
ウォレットの種類と保管
ブロックチェーン・エコノミー
仮想通貨の位置づけ
A
送金者
B
受領者
AがBに1.0BTC
支払った
1.支払
個から個への分散的な行為
A
B
2.記録
3.採掘
12.5BTC
4.報酬
A
B
5.承認
6.流通
12.5BTC
コインベースを流通に載せる。
Cから Dへ 2.0BTCを 送金 Kから Lへ 2.5BTCを 送金 Eから Fへ 0.5BTCを 送金 アリスから ボブへ 1.0BTCを 送金 Mから Nへ 0.8BTCを 送金 Gから Hへ 1.4BTCを 送金
採掘(マイニング):数百件~2000件の
記録を束ねてブロックをつくる
Cから Dへ 2.0BTCを 送金 Kから Lへ 2.5BTCを 送金 Eから Fへ 0.5BTCを 送金 アリスから ボブへ 1.0BTCを 送金 Iから Jへ 1.7BTCを 送金 Mから Nへ 0.8BTCを 送金 Gから Hへ 1.4BTCを 送金任意の数字
を加える
前ブロックのハッシュ
を加える
数百件~2000件
の記録を束ねる
1
2
3
4
5
取り出すことも
入れ替えもできない
正解:
ブロックとして固まる
図版出典:岡田仁志 『決定版 ビットコイン&ブロックチェーン』 東洋経済新報社
Hash
関数
どんな文字列を
(x) に代入しても・・・
Hash
関数
SHA256
A97649D5
60A57AC4
046A000A
1B170AD1
16C90B10
45509047
5A3ED37C
8221F8AE
Hash
関数
SHA256
AA403BE6
0DB6A9EF
C6E4955A
3AA0529D
BB6324A3
779F6B69
A13AAD6C
EC12CD3D
By Prof. Shigeichiro Yamasaki
12.5BTC
Hash関数
SHA256
Hash関数
SHA256
Hash関数
By Prof. Shigeichiro Yamasaki
分散型仮想通貨の構造
ウォレットの種類と保管
ブロックチェーン・エコノミー
仮想通貨の位置づけ
コインと財布は公開鍵暗号を使った鍵と鍵で結び付けられている
公開鍵暗号とは?
暗号をかける鍵(公開鍵)と外す鍵(秘密鍵)が分かれている
暗号化
認 証
公開鍵で暗号化 秘密鍵で復号化
秘密鍵で署名
公開鍵で確認
誰でも公開鍵で暗号化できる
秘密鍵の持ち主しか署名できない
秘密鍵の持ち主しか読めない
誰でも公開鍵で署名を確認できる
秘密鍵の持ち主が対応する
公開鍵と紐付けられたコインの
権利を持っている
コインA
コインB
コインC
公開鍵1
公開鍵1
公開鍵2
秘密鍵1 秘密鍵2
ビットコインウォレット
ウォレットクライアント
◦ 完全クライアント
●
数十GBのビットコイン開闢以来のブロックチェーンをすべて
ダウンロードする。
●
インストール後に使用できるようになるまで時間が掛かる。
◦ SPV(Simple Payment Verification)
●