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相互取引に伴う債権債務の依存構造を考慮した金融機関の与信評価について

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Academic year: 2021

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表 3 数値分析に用いる基本設定 Q i0 D i T ˆt B iT ρ σ i δ T δ ˆt K T K ˆt 180 100 1 0.5 100 0.03 0.5 0.7 0.5 0 30 2.2.1 中間評価時点における融資継続・回収方針の決定 まず,中間評価時点 ˆt における融資金継続の閾値である ˆb iˆt についての分析を行う. 中間時点での清算閾値 ˆb iˆt の δ T ( 満期時点での比例的倒産費用の比率 ) に対する感応度が 図 1 に与えられている. 図 1 中間時点におけ
図 3 中間時点における融資継続閾値 ˆb iˆt の σ i に対する感応度 60708090100110120130140 0.3 0.4 0.5 0.6bit  σ i 上の図は,企業の事業資産のボラティリティが中間時点における融資継続閾値の増加関 数であることを示している.即ち,企業の事業リスクの上昇によって中間時点での融資回 収条件が厳しくなる.この結果に対しては以下のような直観的理解が可能である.企業の 事業資産の不確実性が上昇することは満期時点での倒産確率が高くなることを意味する. 従って,中
図 4 中間時点における融資継続閾値 ˆb iˆt の B iT に対する感応度 60708090100110120130140 100 102 104 106 108bit  B iT  満期時点の倒産閾値 B iT が上昇すると,中間評価時点における融資継続閾値 ˆb iˆt は増加 している.この結果に対する直感的な解釈は δ T の場合と同様である.即ち, B iT の上昇 によって将来時点における融資金の期待返済額が減るため,中間時点でより厳しい方針を 採った方が得策となるという理論的説明が可能で
図 5 は,満期時点における比例的倒産費用 δ T がスプレッド s ˆ i に与える影響を図示して いる. 図 5 信用スプレッド s ˆ i の δ T に対する感応度 10%12%14%16%18%20% 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7si  δ T  Review No Review 上の図より,満期時点における比例的倒産費用 δ T の上昇は信用スプレッド s ˆ i の上昇を もたらすことがわかる.これは, δ T の上昇によって満期時点での期待回収額が減少する ことから,信用ス
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