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インターネットの利用に伴うメディア移行メカニズムの研究

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Academic year: 2021

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イ ン ター ネ ッ トの利 用 に伴 うメデ ィア移 行 メ カ ニ ズム の研 究

八 ッ橋 武明

Research

on Changes

in Media

Usage

Caused

by the Internet

Takeaki Yatsuhashi

In recent years the Internet has come to be used extensively in our daily life. This has caused the reduction of dependence on existing mass media, such as television, newspapers and magazines. The amount of these changes varies with connection methods to the Internet. Generally, changes tend to appear larger in the case of a fixed connection method, such as CATV Internet, rather than in the case of a general telephone circuit connections. As 2000 is the first year of the broadband era and further increase of Internet dependence is expected, the shift of media usage to the Internet or further re-distribution of time of media usage is a very interesting topic.

In order to explore the changes in media usage, actual situations concerning media usage in daily life were investigated. By applying use and gratification analysis to the investigated data, changes of satisfaction through shift in media usage were made clear, and some key factors were derived. Data about the actual condition of media usage in Chigasaki City are included as an appendix.

は じめ に 近 年 は イ ン ター ネ ッ トの 利 用 拡 大 が 進 み 、 生 活 面 で の利 用 定 着 が 進 行 して い る。 そ れ と と も に生 活 時 間 の 配 分 に変 化 が 起 こ り、 そ の 一 環 と して テ レ ビ や新 聞 、雑 誌 な ど の既 存 の マ ス メ デ ィ ' ア の 利 用 が 減 少 し、 イ ン ター ネ ッ トへ の 移 行 が 生 じつ つ あ る(例 え ば、橋 元 他2001、 吉 井他2000、 田 崎 他2001)。 ま た こ れ らの 変 化 は イ ン タ ー ネ ッ ト接 続 法 に よ6て 異 な り、 一 般 の 電 話 回 線 経 由 (従量 制)と ケ ー ブ ル イ ン タ ー ネ ッ ト経 由(固 定 制)の 比 較 で は 、 後 者 の 方 が 有 意 に減 少 の仕 方 が 大 きい(川 本 他2000)。 また 最 近 筆 者 ら は 、 情 報 入 手 に 関す る メ デ ィア 利 用 な い しは メ デ ィア 依 存 は 、 イ ン タ ー ネ ッ トを利 用 す る よ う に な る と、 主 に は イ ン タ ー ネ ッ ト依 存 の 増 加 、 テ レ ビ+新 聞(巻 末 注)、 本 ・雑 誌 、 会 話 の メ デ ィ ア依 存 の 減 少 の 形 で変 化 が 起 こ る こ と を報 告 して い る(入 ッ橋 他2001)。 これ ら の 様 々な 調 査 結 果 は 、 イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 時 間 の 増 大 と と も に、 既 存 の メ デ ィ ア 利 用 の 減 少 が 促 進 され る こ と を 明 示 して い る。2000年 が ブ ロ ー ドバ ン ド元 年 と言 わ れ 、 今 後 さ ら に イ ン タ ー ネ ッ ト依 存 の増 大 が 見 込 まれ る 中 で 、 既 存 メ デ ィ アか らイ ン ター ネ ッ トへ の 利 用 の 移 行 、 な い しは メ デ ィ ア利 用 の 時 間 の 再 配 分 の 進 行 は 、 極 め て 興 味 あ る問 題 で あ る 。 そ こ で この 様 に進 行 しつ つ あ る メ デ ィア 移 行 の メ カ ニ ズ ム を探 る 目的 で 、 生 活 レベ ル で の メ デ ィ ア利

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用 の 実 態 を調 査 し、 分 析 を試 み た 。 この 種 の研 究 意 図 は ま だ 試 み られ て は 居 らず 、 未 熟 な段 階 で あ る が 、 興 味 あ る 知 見 が 得 られ て い る の で 、 こ こ に報 告 す る 。 な お 今 回 の 調 査 で は対 象 地 域 の 茅 ヶ崎 市 の メ デ ィ ア 利 用 の 実 態 に 関 す る デ ー タ も得 て い る の で 、 そ れ ら を付 録 と して 掲 載 す る こ と と した 。 1.調 査 の 概 要 調 査 地 域 と して は 、 多 チ ャ ン ネ ル ・ケ ー ブ ル テ レ ビ の普 及 が 進 展 し、 他 の 新 た な メ デ ィ ア 利 用 の 進 展 も期 待 さ れ る点 か ら、 大 学 の 地 元 の 茅 ヶ崎 市 を 選 ん だ 。 茅 ヶ崎 市120町 丁 の 中 か ら12町 丁 を無 作 為 で 選 択 し、 さ ら に16歳 以 上69歳 以 下 を条 件 に1000標 本 を 目標 に標 本 抽 出 を行 い 、 結 果 的 に は1017票 を抽 出 し、2001年3月 に 郵 送 法 で 調 査 を行 っ た 。 回収 数 は316票 、 有 効 回 収 数 は304票 で有 効 回収 率 は30.0%で あ っ た 。 主 な調 査 項 目 は 、新 聞 の利 用 、 テ レ ビ視 聴 、 地 上 波 放 送 以 外 の テ レ ビ利 用 、 雑 誌 の 利 用 、 移 動 電 話 ・メ ー ル ・ウ ェ ブ の 利 用 、 イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 、 メ デ ィ ア 利 用 の 変 化 、 フ ェ ー ス シ ー トで あ る 。 2.イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 に 伴 う メ デ ィ ア 利 用 の 変 化 イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 に伴 っ て メ デ ィ ア利 用 等 の 時 間 が 変 わ る こ と を予 想 して い るが 、 そ の調 査 結 果 を 図1に 示 す 。 イ ン ター ネ ッ ト利 用 者 の み を対 象 に した調 査 項 目で 、 対 象 と した メ デ ィ ア は テ レ ビ、 新 聞 、 家 族 会 話 、 パ ソ コ ン以 外 の雑 誌 、 パ ソ コ ン雑 誌 を取 り上 げ て い る 。 さ ら に参 考 と し て 睡 眠 時 間 も取 り上 げ た 。 集 計 結 果 で は20%前 後 の 人 が 、 テ レ ビ視 聴 時 間 と睡 眠 時 間 が 減 少 した と答 え て い る 。 調 査 で は 変 化 した 時 間 を聞 い て お り、 テ レ ビ の 場 合 は19人 が 平 均 で67 .1分/日 減 少 、 睡 眠 の場 合 は15人 が58.1分/日 減 少 した こ と に な っ て い る 。 他 の項 目 で は 減 少 者 は10%弱 に と ど ま っ て い る。 他 方 で パ ソ コ ン雑 誌 閲 読 時 間 は3割 程 度 の 人 が 増 え た と答 え て お り、 増 え た 時 間 は27人 の 回 答 者 で 平 均69.8分/週 で あ る。 イ ン タ ー ネ ッ トを使 う よ う に な る とパ ソ コ ン の 知 識 が 必 要 に な る た め に、 パ ソ コ ンの 雑 誌 は か な り読 む よ う に な る こ と を示 して い る 。 この よ う に見 て くる と テ レ ビの 時 間減 少 が 人 数 、 量 と も に最 も大 き くな っ て い る こ とが 分 か る 。 テ レ ビ は イ ン タ ー ネ ッ トの 影響 を最 も受 け や す い メ デ ィ ア と見 られ る 。 以 下 で は視 聴 時 間 の 減 少 に着 目 し、 減 少 グ ル ー プ(N=25以 下 減 少Gと 略 記)と 不 変 グ ル ー プ(Nニ96以 下 で 不 変Gと 略 記) の特 性 を比 較 す る こ とに よっ て 、 そ の減 少 の メ カ ニ ズ ム を探 る。

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図1イ ンター ネ ッ ト利用 に伴 う消費時 間の変化N=124 テ レ 糯 時 間 繍 繃

pc雑 誌 閲 読 時 間 睡 眠 時 間 020406080100 比 率% □ か な り減 った 圏 少 し減 った 慧 変 わ らな いZ少 し増 えた 叢 かな り増 え た なお イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 の ホ ー ム ペ ー ジ(以 下 でHPと 略 記)閲 読 時 間 と電 子 メ ー ル 利 用 時 間 を回 答 か ら推 定 して 表1に 示 す 。 減 少Gの 利 用 時 間 は不 変 .Gよ りも大 きく、 これが テ レビ視聴 の 減 少 を引 き起 こ して い る もの と理 解 で きる 。 た だ し減 少Gの 合 計9.7時 間/週 と不 変Gの 合 計6.0 時 間/週 の差 は3.7時 間/週 は、67.1分/日 よ りは小 さい もの で あ る。 この 辺 は今 後 の よ り正 確 な 把 握 が 必 要 で あ る。 表1HP閲 読 時 間 と電子 メ ール 利 用 時 間(時 間/週)

全体

減少G・ 不変G HP閲 読 時 間* 35 6.0 3.0 電 子 メ ー ル 利 用 時 間 i 3.2 3.7 3.0 (注)HP閲 読 時 間 は 有 意 差 が あ る。 3.幽HPの 見 方 筆 者 は 以 前 に 、 テ レ ビ視 聴 の あ る傾 向 が ケ ー ブ ル テ レ ビ の加 入 を有 意 に促 進 す る 先 有 傾 向 の役 割 を果 た して い る こ とを 見 い だ して い る(入 ッ橋2000)。 言 っ て み れ ば テ レ ビ視 聴 の 傾 向 が メ デ ィ ア の採 用 を 左 右 す る とい う こ とで あ っ た。 そ こで 今 回 もHPの 閲 読 の 傾 向 がHPの 利 用 の 仕 方 を 左 右 す る 可 能 性 が あ る と想 定 し、 テ レ ビ視 聴 傾 向 の設 問 を参 考 に して 、HPの 見 方 の分 類 を作 成 す るた め の 設 問 を用 意 した。 そ れ らの 設 問 と集 計 結 果 を図2に 示 す 。 設 問 の 数 は 同 図 で 示 さ れ て い る よ う に11個 設 け 、 回 答 者 の 経 験 頻 度 を、 「1.よ くあ る 」 ∼ 「3. あ ま り な い」 まで3段 階 で 質 問 した。 そ の 選 択 肢 の 平 均 値 を、 回 答 全 体 、 減 少G、 不 変Gの3グ ル

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一 プ に つ い て 示 して い る。 この 図 で は 全 体 の 平 均 値 が 小 さ い 順(よ くあ る順)に 並 べ て い る が 、 HPの 見 方 に は グ ル ー プ 問 で 大 きい 差 が あ る項 目が あ る こ とが 分 か る 。 そ の 傾 向 を次 の よ う に ま と め る こ とが 出 来 る。 ① 減 少Gは 全 体 の右 に あ り、 不 変Gは 左 に あ る 。 し た が っ て 減 少Gは そ れ ぞ れ の 見 方 の 傾 向 が 強 く、 不 変Gは 弱 い 。 「e.当初 の 用 事 が済 む とHP閲 読 を止 め る」 だ け が 例 外 で あ る 。 ②a.とc.は 平 均 値 の 検 定 に有 意 差 が あ り、 さ らに 項 目のi,g,h,kに は有 意 差 に準 じる グル ー プ 間 の 差 が あ る 。 これ ら は2つ の グ ル ー プの 相 違 を特 徴 づ け る項 目で あ る 可 能 性 が 高 い 。 図2ホ ー ム ペ ー ジ の 見 方 の 平 均 値 の分 布 e.当 初 の用事 が 済む とHP閲 読 を止 め る i.欲 しい情 報が あ ると まずHPを 見 る ÷ a.幾 つ か φへ。一ジ を習 慣 的 に見 る 牌 f.用 事 でHPを 利 用、 つ いで に他 へ。一ジ を見 る b.ま ず 検 索へ。一ジ を 見て 面 白いへ㌧ジ を 探 す d.HPを 見て い て時 間が 立つ の を忘 れ る g.コンビ。ユータを使 うと何 とな く鯉 を見 る+ j.見 るサ仆 を雑 誌や 新 聞で 事前 に 決 める h.特 にす る こと がない とHPを 見 る+ k.つ ま らな くて もつい 色 々なへ。一ジを 見 る+ c.TVの な が ら視 聴 の よ うにHPを 見 る 紳 ○ そ こ で これ ら の設 問 に 因子 分析 を 用 い て 、HPの 見 方 に 関 す る概 念 の 集 約 を試 み た 。 因 子 分 析 の 結 果 を表2に 示 す 。 こ こで は3個 の 因 子 を抽 出 し、 そ の 因 子 の解 釈 を示 して い るが 、 そ れ らは 環 境 閲 読 、用 件 閲 読 、 興 味 探 索 閲 読 と呼 ぶ の が 適 切 と思 え る 因 子 で あ る 。 この3個 の 因 子 で こ れ ら の設 問 の 回 答 の 分 散 の52.1%が カバ ー され て い る 。 表2HPの 見 方 の 因子 と対 応 す る変 数 因子(平 方和 、寄 与率) 対応 す る変数(係 数の大 きい順 ↓ → ↓) 第1因 子(3,11,28.2%) g.コ ンピ ュータ利 用 時 に何 と な く見 るc.な が ら視 聴 的 に 見 る 1.環 境 閲 読 h.特 に す る こ とが な く見 るk.つ ま ら な くて も見 る £ 用 事 の つ い で に 見 るd.HPを 見 て 時 間 を 忘 れ る ◎HPが 一 種 の生 活 の 環 境 に な っ て い る よ う な 見 方 第2因 子(1.46,13.2%) e.当 初 用 事 で の 閲 読j.見 る サ イ トを 事 前 に 決 め る 2.用 件 閲 読 i.情 報 が 欲 しい と ま ずH:P ◎ 用 件 が あ っ てHPを 見 る が 、 済 む と止 め る見 方 第3因 子(1.17,10.6%) b。まず 検 索 サ イ トで ペ ー ジ を探 す 3.興 味 探 索 閲 読 a幾 つ か のHPを 習 慣 的 に 見 る(一)(注) ◎ 検索サ仆 で興 味あ るペ ー ジ を探 しなが ら見 る見方 (注)平 方 和 と寄 与 率 は バ リマ ッ クス 回 転 後 の値 で あ る 。 寄 与 率 の合 計 は52.1%で あ る 。 a.(一)は 、 因 子 負 荷 の 値 が 負 で 、 逆 の 方 向 を 示 し て い る 。

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つ ぎ に これ らの 因子 の 因子 ス コ アが 減 少Gと 不 変Gで どの 様 に異 な る か を示 した の が 、 図3で あ る 。3つ の 因 子 軸 上 に 、 そ れ ぞ れ の グ ル ー プ の平 均 俥 を と っ て い る。 因子 ス コ ア は標 準 化 され てお り、 元 々 の デ ー タ は 「1.よ くあ る」 ∼ 「3.あ ま りな い 」 な の で 、 負 で 絶 対 値 が 大 きい ほ ど に、 そ の 傾 向 が 強 い こ とに な る 。 した が う て こ の 図 は外 側 ほ ど傾 向 が 強 い こ と を示 して い る。 ま た 因 子 軸 の0の 位 置 は イ ン ター ネ ッ ト利 用 者 の 平 均 像 を示 す こ と に な る。 さ らに 因 子 軸 名 の 横 に*を 示 し て い る が 、 こ れ は平 均 値 の差 の 有 意 性 を示 して い る。 以 上 を前 提 に この 図 を 見 る と、 興 味 あ る傾 向 を 見 る こ とが 出来 る。 まず 第 一 は 環 境 閲 読 で 、 こ の 傾 向 は 減 少Gの 方 が 有 意 に強 い 。 そ れ に対 して 第 二 因 子 の 用 件 閲 読 で は 両 者 に は ほ と ん ど差 は な い 。 と こ ろ が 第 三 因 子 の興 味探 索 閲読 にな る と減 少Gは 傾 向 が 弱 く、 不 変Gが 有 意 に 強 くな る 。 と こ ろ が0は イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 の 全 体 の平 均 を 意 味 して い る の で 、 不 変Gは 平 均 像 に 近 い 。 した が っ て 減 少Gは 、 環 境 閲読 の 傾 向 が 強 く、 興 味 探 索 閲 読 の傾 向 が 弱 い グ ル ー プ と見 る こ とが 出 来 る 。 換 言 す れ ばテ レ ビ視 聴 か らHP閲 読 に移 行 す る 人 た ち は、 ①HP利 用 が 一 種 の 生 活 環 境 に な っ て い る よ う な見 方 を す る傾 向 が 強 い 人 た ち 、 ② ま ず 検 索 サ イ トで 興 味 あ る ペ ー ジ を探 し、 次 に 目 的 と す る ペ ー ジ を見 る と い う類 の 見 方 を しな い 、 人 た ち と考 え る こ とが 出 来 る。 図3HPの 見 方 に 関 す る 因 子 ス コア の 平 均値 環境閲読 纏 〇.8 用件 閲読 興 味探 索 閲読* 減 少GNニ22一 一 一。不 変GN=84 平 均 値 の 検 定:*:sig.≦o.05、**:sig.≦o.01 4.HPの 利 用 満 足 HPを 見 て そ れ か ら どの 様 な 種 類 の 満 足 を得 る か は 、HPの 利 用 の 仕 方 に よ っ て異 な る で あ ろ う。 見 るペ ー ジ に よ っ て も異 な り、 した が っ て 人 に よ っ て様 々 に異 な る こ とが 考 え られ る 。 今 まで 述 べ て きた 減 少Gの 人 た ち は 、 不 変Gの 人 た ち に比 べ てHPの 見 方 は 大 分 異 な る こ とが 分 か っ て い る の で 、 そ の 差 を 反 映 して 、HPか ら得 る 満 足 の種 類 も異 な る こ とが 期 待 で きる。 そ こ で 本 調 査 で は 、

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満 足 の得 か たが どの 様 に異 な る か を調 べ る こ と に した 。 '満足 の 種 類 と して は 、 利 便 性 を 中心 と した機 能 的 満 足 と、 様 々 な 心 理 的 満 足 を含 む 生 活 文 化 的 満 足 が 考 え られ る 。.これ らの項 目(設 問)に つい ては マズ ローの心理 学(ゴ ーブル1972>を 参 考 に して 、20個 の 設 問 を設 定 した 。 満 足 の 種 類 と して は 、 知 識 欲 、 自己 表 現 、 成 長 性 、 公 平 性 、癒 し、 生 活 浸 透 、 コ ンサ マ トリー 、 自尊 心 、 愛 ・集 団帰 属 、 科 便 性 を考 え た 。 具 体 的 な 設 問 と集 計 結 果 を 図4に 示 す 。 こ こで は 実 際 の 設 問 を短 く記 述 して 示 して い る 。 しか し例 え ば 同 図 中 の 「29i.感激 す る ペ ー ジ が あ る の が い い 」 は設 問 で は 、 「29i.情報 や 情 報 交i換で 感 激 す る ペ ー ジ が あ る の が い い 」 と記 述 し、 「1.そ う 思 う」 か ら 「5.そ う思 わ な い 」 まで の5段 階 で 回答 を求 め て い る。 この 様 な形 で 回 答 者 がHPを 見 て い る と きに 「感 激 す るペ ー ジ」 に出 会 う こ と の有 無 と、 出会 う こ との 回答 者 に とっ て の 良 さ ・満 足 具 合 を 聞 い て い る。 これ らの 回答 を集 約 した のが 同 図 で あ る 。 こ の 図 か ら次 の 点 を知 る こ とが 出 来 る。 ① 不 変Gは 概 して全 体 の 平 均 の左 側 に あ るの に対 して 、 減 少Gは 右 側 に あ る こ と。 つ ま り減 少G は概 してHPの 利 用 を好 意 的 に評 価 して い る 。 こ の こ とは こ れ らの デ ー タ に 因子 分 析 を適 用 した 場 合 に抽 出 さ れ る 因子 ス コ ア は、 減 少Gと 不 変Gで は よ り大 きい 統 計 的 な 差 を作 り出 す 可 能性 が 大 きい こ とを示 して い る 。 図4ホ ー ム ペ ー ジ の利 用 評 価 の平 均 値 の 分 布 29a.欲 しい 情 報 が 短 時 間 で得 られ る 29b.最 新 の情 報 が 得 られ る 29d.趣 味 に役 立 つ 情 報 が 得 られ る 29c.仕 事 学 習 に役 立 つ 惰 報 が得 ら れ る 29h.HPは 面 白い 2gj.好 み が合 うへ。一ジ があ る 30e.予 期 しな い発 見 や 展 開 が あ る 30d.HPで 色 々 と触 発 さ れ る+ 30h.情 報 交換 が気 分 転 換 に な る 29f.情 報 を編 集 ・配 信 で 再 利 用 で き る 30b.居 心地 が いい 冊 が あ る+ 30f.情 軸 交 換 で考 え の成 長 を 感 じる* 30g.情 報 交 換 等 で 元気 づ け られ る 30c.HPで はコミュニケーションが しや す い 29i.感 激 す るへ。一ジ が あ る のが い い ÷ 29g.雑 誌 やテレビ の案 内 をHPで 見 られ る 30a.仲 間 意 識 等 を 感 じる こ とが あ る* 30」.情報 交 換 で 自 分 が他 者 の 役 に 立 つ 牌 29e.予 約 ・買 い 物 を済 ませ られ る. 30i.自 分 の意 見 が 他 者 に受 け容 れ られ る* 432 5。よ く な い ← 評 価 →1.よ い 一一 〇一 一 全 体N「109…-一 減 少 グ ルーフ。N=22一 ム ー一 不 変 グ ルーフ。N=87 平 均 値 の 検 定:+sig.≦o.1、*:sig.≦o.05、**:sig.≦o.01 1

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② 全 体 の 評 価 の 高 い 項 目(上 部)で は減 少Gと 不 変Gの 評 価 に は差 は ない 。 つ ま り誰 で も評 価 す る 共 通 性 の 高 い 項 目 で は 両 者 に は差 は な い 。 これ ら は 「29a.欲 しい 情 報 が 短 時 間 で 得 ら れ る」、 「29b.最 新 の情 報 が 得 られ る」 な どで 、 項 目を見 る と機 能 的 利 便 性 に関 す る 項 目で あ る こ とは 明 らか で あ る 。 ③ 評 価 項 目の 上 か ら1/3辺 りか ら最 下 部 の 範 囲 で は 、 両 者 の 差 は 大 き く な り、 両 者 の 差 が 有 意 と な る項 目 もあ り、 減 少Gの 特 徴 が 現 れ て くる。齟こ れ ら は 「30f情 報 交 換 で 考 え の 成 長 を 感 じ る」、 「30」.情報 交 換 で 自分 が 他 者 の 役 に立 つ 」 な どで 、 こ れ らが 減 少Gの 特 徴 点 を表 わ す こ と に な る と考 え られ る。 そ こ で前 節 と同様 に 因 子 分 析 を行 い 、 様 々 な項 目 を幾 つ か の 因 子 に 集 約 しそ 、 議 論 を簡 略 化 す る こ と を試 み た 。 前 述 し た20項 目 の評 価 デ ー タ に 因 子 分 析 を 適 用 した 結 果 を 表3に 示 す 。 全 体 で は5つ の 因 子 が 抽 出 さ れ て お り、 分 散 の7割 近 くが カ バ ー され て い る 。 各 因 子 の 名 称 は 、快 適 コ ミ ュニ テ ィ、 相 互 啓 発 、情 報 利 便 性 、 副 次 利 便 性 、 愛 着 で 、 左 の 評 価 の 項 目群 か ら作 成 さ れ て お り、 そ・れ そ れ 適 切 な 因 子 の解 釈 が 出 来 て い る と考 え られ る・ 表2利 用 満 足 の 因 子 と対 応 す る変 数 因子(平 方和 、寄与 率) 対応 す る変 数(係 数の大 きい順 ↓ → ↓) 第1因 子(4.44,22.2%) 30b.居 心 地 い い ペ ー ジ30g.元 気 づ け られ る 快 適 コ ミュ ニ テ ィ 29i.情 報 交 換 で 感 激 す る ペ ー ジ3q.自 分 が 他 者 に 役 立 つ 30i.自 分 の 意 見 が 他 者 に 認 知30k.気 分 転 換 に な る 30a.仲 間 意 識 が あ る30c.コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン し や す い ◎仲 間意識 と居 心地 感 のあ るHPで 情 報交 換 ・人脈 が 出来 て コ ミュニ ケ ー シ ョ ンが 多 面 的 に 楽 しめ る 。 第2因 子(2.89,14。4%) 30e.予 期 し な い 発 見 が あ る30f情 報 交 換 で 成 長 す る 相互啓発 30d.情 報 交 換 で 触 発 さ れ る ◎情 報交換 に よって予 期 しない発 見や触 発 があ り、成 長 感が あ る。 第3因 子(2.38,11.9%) 29a.情 報 が 短 時 間 で 得 られ る29c.仕 事 や 勉 強 に 役 立 つ. 情報利便性 29b.最 新 の 情 報 が 得 られ る ◎欲 しい情報 、最 新 の情 報 、仕事 や勉 強 に役立 つ情 報が 簡単 に得 ら れ る 。 第4因 子(194,9.7%) 29e.予 約 ・買 い 物 が 出 来 る29g.雑 誌 やTVに 便 利 な 情:報 副次利便性 29fHP情 報 を 編 集 再 利 用 で き る ◎ 予約 や 買い 物 に利 用 した り、HPの 情 報 を再利 用 した りす る便 利 さ が あ る。 第5因 子(192,9.6%) 2∼著.好 み が 合 うペ ー ジ が あ る29d.趣 味 に 役 立 つ 情 報 が あ る 愛着 29h.HPは 面 白 い ◎ 自分 の こ だ わ りや 好 み 、 趣 味 が 合 い 、 か つ 面 白 さ が あ る。 (注)平 方 和 と寄 与 率 は バ リ マ ッ クス 回 転 後 の値 で あ る 。 寄 与 率 の 合 計 は67.8%で あ る 。 次 ぎ に こ れ らの 因 子 が 減 少Gと 不 変Gで どの 様 に異 な る傾 向 を持 っ て い る か を 見 る た め に 、 因 子 ス コ ア の平 均 値 を調 べ た 。 そ の結 果 を 図5に 示 して い る 。5つ の 因子 軸 は外 側 へ 行 くほ ど に、 そ の 因 子 の 傾 向 が 強 ま る こ と を示 し て お り、 因 子 名 の右 につ い そ い る*や++の 印 は 、 平 均 値 の 分 離 の有 意 性 を示 して い る 。 ま た 各 因 子 軸 の0は 全 体 の 平 均 の 位 置 を示 して い る 。 こ の 図 か ら分 か る こ と を以 下 に ま と め る。 ① 第1因 子:快 適 コ ミュニ テ ィ には有 意 差 が あ り、 減 少Gで は明 らか にそ の傾 向 が不 変Gよ り も強 い。 ② 第3因 子:情 報 利便 性 は 、① の 場 合 と は逆 に、 減 少Gで は平 均 近 傍 に あ る 不 変Gよ り も大 分 と弱

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い 。(サ ンプ ル 数 が 少 な い た め に有 意 性 の 点 で は 断 言 し に くい 点 が あ る が) ③ 全 体 と して は5つ の軸 の2つ の グ ル ー プ の 分 布 の傾 向 か ら、 不 変Gは 情 報 の利 用 効 率 とい う利 便 性 を評 価 して い る の に対 して 、減 少Gは 「HPを 介 した コ ミュ ニ テ ィ に い る こ とが 楽 しい」 とか 、 厂相 互 に啓 発 が あ る」、 「好 み が 合 う」 な どの 項 目を 高 く評 価 して い る 。 図5利 用 満 足 に 関 す る因 子 ス コ ア の平 均 値 快 適コミエティ* 相互啓発 情 報 利 便 性++副 次 利 便 性 平 均 値 の 検 定:++:sig.=o.12*sig.=o.05 こ の様 に見 て くる と、 減 少Gと 不 変Gの 相 違 は 明 ら か で あ る。 つ ま り不 変GはHP閲 読 を主 に機 能 的 な 利 便 性 の 点 で 利 用 して い る 人 々 で あ り、 そ の 点 に満 足 を得 て い る 人 々 が 多 い 。 そ れ に対 し て 減 少Gの 人 々 は 、 機 能 的 な利 便 性 よ り`もネ ッ トワ ー ク を介 した 交 流 で得 られ る様 々 な メ リ ッ ト や こ だ わ りな ど、 生 活 に潔 透 して い る 文 化 的 な 効 用 を 求 め てHPを 利 用 し て い る 人 々が 多 い とい う こ と で あ る。 換 言 す れ ば テ レ ビ で は 実 現 して い な い 双 方 向性 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を生 か し、 そ の 中 に文 化 的 価 値 を感 じてHP利 用 を生 活 に 浸 透 させ て い る人 々 が 、 テ レ ビ視 聴 を減 少 させ て い る と考 え ら れ る 。 また こ の様 なHPの 効 用 、 ない しは 人 々 の 満 足 の実 現 は 、 従 来 メ デ ィ ア で 達 成 され る もの で は な く・ イ ン タ ー ネ ッ トに な っ て初 め て達 成 さ れ て い る 新 規 の 効 用 で あ り、 従 来 メ デ ィ ア で は代 替 し 難 い こ とが 分 か る 。 5.そ の他 の イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 での 特徴 点 以 下 で は上 述 したHPの 見 方 、HPの 利 用 満 足 以 外 の 点 で 、 減 少Gと 不 変Gの ーイ ン タい ネ ッ ト 利 用 に関 す る 特徴 ・傾 向 を整 理 して み る。 a.HPの 閲 読 ジ ャ ンル 調 査 で は24個 の 選 択 肢 を用 意 して 、 制 限 無 しの 複 数 回答 で どの様 な ジ ャ ンル のHPを 見 るか を 聞

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い て い る。 そ の 結 果 は 、 減 少Gの 方 が 閲読 ジ ャ ン ル数 は有 意 に多 く(減 少G4.63、 不 変G3 .66*)、 か つ 減 少Gは ニ ュ ー ス 、 音 楽 、 レ ジ ャ ー が多 い 傾 向 に あ っ た 。' b.定 期 的 に見 る サ イ ト数 調 査 で は毎 週 決 ま っ て み るサ イ トの 数 を調 べ て い る が 、 減 少Gは 有 意 に多 く6.6カ所 で あ り、 そ れ に対 して 不 変Gは2.7ヵ 所 で あ っ た。 c.イ ン タ ー ネ ッ トの 必 要 性 イ ン タ ー ネ ッ トの 必 要 性 を どの 様 に感 じて い る か を 、 「1.なくて は な らな い 」、 「2.あっ た ほ うが い い」、 厂3.なくて も い い 」 の3つ の 選 択 肢:で調 査 した 結 果 を図6に 示 す 。 この 図 に よ る と減 少Gで は4割 の 人 が イ ン タ ー ネ ッ トを不 可 欠 と して い る の に対 して 、 不 変Gで は16%に 留 ま り、2グ ル ー プ間 に は有 意 差 が あ る。 い わ ば イ ン タ ー ネ ッ トが 生 活 に根 付 い て い る度 合 い の 差 を示 して い る 。 図6TV視 聴 時 間 の変 化 とイ ン タ ー ネ ッ トの 必 要 性 λ2乗=★ 減 少GNニ25 不 変GN=99 0 口 な くて は な らな い 20406080 比 率% 蘯1あ っ た 方 が よ い 黐 な くて も よ い 100 d.イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 環 境 上 に述 べ て き た よ うに 、 減 少Gは 概 してHP閲 読 時 間 が 長 く、 不 変Gに 平 均 で 約 半 分 程 度 で あ る こ とが 分 か っ て い る。 そ れ で は 双 方 の グ ル ー プ で イ ン ター ネ ッ トを利 用 す る 環 境 が ど の様 に異 な っ て い る か に 関 心 が い く。 まず イ ン タ ー ネ ッ トの利 用 場 所 で あ る が 、 表4に そ の 集 計 結 果 を示 す 。 この 表 に よる と、 減 少G は 「家 庭 の み 」 の 比 率 が若 干 小 さ く、 そ れ に比 べ て 「家 庭 と職 場 ・学 校 ほ か 」 の比 率 が 高 い こ と が 分 か る 。 表4イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 場 所 グ ル ー プ 家庭 のみ 職 場 ・学 校 の み 家 庭 と職 場 ・学 校 ほ か 減 少GN=25 不 変GN=97 36.0 43.3 4.0 15.5 60.0 41.2 合 計Nニ122 41.8 13.1 45.1 次 に家 庭 、 職 場 ・学 校 な ど、 そ れ 以 外 の 場 所 の3カ 所 に つ い て 、 そ れ ぞ れ どの 程 度 の 時 間 比 率 で イ ン ター ネ ッ トを利 用 して い るか を 聞 い て い る 。 そ の 集 計 結 果 を 表5に 示 す 。 同表 に よ る と、 減 少 G、 不 変Gと も に家 庭 で は約6割 、 職 場 ・学 校 で は約4割 、 そ の他 の 場 所 で の利 用 はか な り少 な く、

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双 方 の 差 は ほ とん ど な い こ とが 分 か る 。 した が っ て減 少Gで 家 庭 と職 場 ・学 校 ほ か の 利 用 者 が 多 い と して も、 職 場 ・学 校 ほ か で の利 用 比 率 が 特 に大 き い訳 で は ない 。 平 均 像 と して は 、減 少Gの HP閲 読 時 間 が 不 変Gの 倍 程 度 長 い わ け だ が 、 そ の結 果 は 家 庭 で も職 場 で も不 変Gの 倍 程 度 の 長 さ で あ る こ とが 分 か る。 表5イ ン タ ー ネ ッ トの利 用 場 所 ご との 時 間 比 率 グ ル ー プ 家庭 のみ 職 場 ・学 校 その他 減 少GNニ25 不 変GNニ97 58.1 59.4 40.2 38.9 1.7 0.7 合 計Nニ122 59.1 39.2 0.9 次 に家 庭 で の イ ン タ ー ネ ッ ト接 続 が どの 様 に な っ て い る か を調 べ て い る。 そ の 集 計 結 果 は減 少G 24名 、 不 変G78名 だ が 、 固 定 料 金 の テ レホ ー ダ イ は 減 少Gが2人(8.3%)で 不 変Gは1人(1 .3%)、 CATV回 線 は減 少Gが5人(20.8%)で 不 変Gは14入(17.9%)で あ っ た 。 したが っ て 特 に 減 少Gで あ る か ら固 定 料 金 接 続 を採 用 して い る わ け で は な か っ た 。 八 ッ橋 ら(2001)に よ る とCATV回 線 等 の 固 定 接 続 の イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 はHP閲 読 時 間 が 長 く、 テ レ ぐ視 聴 時 間 減 少 の 比 率 が 高 い(約40%)こ とが 報 告 さ れ て い る。 しか し今 回 の 調 査 で は 固 定 接 続 の サ ン プ ル 数 が 小 さ い こ と もあ っ て か 、 そ の 様 な影 響 を見 る こ とは 出 来 な か っ た 。 今 回 は 双 方 の グル ー プ と も に7割 か ら8割 の 利 用 者 が 電 話 回 線 ま た はISDN回 線 の利 用 者 で あ り、 イ ン フ ラ の 差 が グル ー プ差 を促 進 して い る こ と は な か っ た。 以 上 のa.∼d.は 次 の よ う に ま とめ る こ とが 出 来 る 。 ① 減 少Gと 不 変Gの 相 違 と イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 環 境 は 関 係 が な い 。 両 者 の 差 は 利 用 者 の 特 性 の 違 い か ら生 じてい る。 ② 減 少Gは 閲 読 ジ ャ ン ル数 が 多 い こ とか ら、 関心 範 囲 が 広 い 人 た ち で あ る。 ③ 減 少Gは 定 期 的 に訪 れ る サ イ ト数 が 多 く、 か つ イ ン タ ー ネ ッ トの 必 要 性 が 強 い な ど、 イ ン タ ー ネ ッ トが 生 活 に浸 透 して い る度 合 い が 強 い 人 た ち で あ る 。 6、 テ レビ視 聴 にお け る特 徴 点 そ れ で は テ レ ビ視 聴 か ら イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 に 時 間 を移 行 させ た 減 少Gの 人 た ち は 、 テ レ ビ視 聴 に つ い て は どの 様 な特 徴 を持 っ て い る の だ ろ うか 。 以 下 で は 減 少Gと 不 変Gの テ レ ビ視 聴 に お け る相 違 点 を 中心 に 見 て い く。 a.視 聴 時 間 まず テ レ ビの 視 聴 時 間 を見 る と、 平 均 視 聴 時 間 は通 常 よ りそ れ ぞ れ 若 干 少 な い が 、 減 少Gは2 .7 時 問/日 、 不 変Gは2.4時 間/日 で 両 グ ル ー プ に は有 意 差 は な か っ た。 b.視 聴 チ ャ ン ネル 数 次 に テ レ ビ の視 聴 チ ャ ンネ ル 数 を 説 明 す る 。 まず 地 上 波 放 送 で あ る が 、NHK総 合 放 送 、NHK教 育 テ レ ビ 、NTV、TBS、 フ ジ テ レ ビ、 テ レ ビ朝 日、 テ レ ビ東 京 、 テ レ ビ神 奈 川 、 放 送 大 学 ま で の9

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チ ャ ン ネ ル の う ち 、 週 に1番 組 以 上 見 て い る 放 送 局 を 聞 い た と こ ろ 、 減 少G(25人)は 平 均 で5.2 チ ャ ン ネ ル 、 不 変G(99人)は4.1チ ャ ン ネ ル で 、 減 少Gは 有 意 に多 か っ た 。 減 少Gで は民 放 の視 聴 が 多 く現 れ て い る。 次 に専 門放 送(こ こで は地 上 波 以 外 の 放 送 を専 門放 送 と して 、CATV、CS放 送 、BS放 送 、BSデ ジ タ ル放 送 を扱 っ て い る)に つ い て も 同 様 に 、 週 に1番 組 以 上 を見 る 局 の 数 を聞 い た 。 そ の 結 果 、 減 少G(14人)は 平 均 で3.4チ ャ ン ネ ル 、 不 変G(55人)は2.2チ ャ ン ネ ル で 減 少Gの 方 が 多 か っ た。 地 上 波 放 送 と専 門放 送 の 合 計 の平 均 値 は 、 減 少Gが85チ ャ ン ネ ル で 、不 変Gの6.3チ ャ ンネ ル よ り も有 意 に多 か っ た 。 した が っ て視 聴 チ ャ ン ネ ル 数 は、減 少Gの 方 が 明 らか に多 くな っ て い る 。 な お 双 方 の グ ル ー フ.とも に、CATVやCS放 送 、BS放 送 な どの視 聴 環 境 そ の もの に は相 違 は な か っ た 。 c.視 聴 ジ ャ ンル 数 次 に視 聴 ジ ャ ン ル数 で あ る が 、 専 門放 送 に つ い て は21の 選 択 肢 を用 い て 制 限 無 しの複 数 回 答 で 調 査 を して い る が 、 そ の 結 果 ジ ャ ン ル数 は 減 少Gが4.2、 不 変Gは2.8で あ っ た 。 サ ン プ ル 数 が 非 常 に 少 な い状 況 で の 集 計 で あ る が 、 ほ ぼ有 意 差 に 準 ず る水 準 の グル ー プ 差 を生 じて い る(pニ0.0716)。 d.専 門放 送 の必 要 性 次 に イ ン タ ー ネ ッ トの 場 合 と同様 に して 、 専 門放 送 の 必 要 性 を聞 い て い る。 そ の 結 果 を 図7に 示 す 。 同 図 に よ る と、 減 少Gで は43%の 人 が 専 門 放 送 を不 可 欠 と応 え て い る 。 そ れ に 対 して 不 変G の方 は 、 か な り少 な く10%の 人 が そ の様 に応 え て い る に 過 ぎ な い 。 図7テ レ ビ視 聴 時 間 の 変 化 と専 門 放 送 の 必 要性 κ2乗=轍 減 少GNニ14 不 変GN=56 0 □ な くて は な らな い 2040 比 率% 鬮 あ った 方 が よ い 60 80 §ミ な くて も よ い 100 e.テ レ ビ視 聴 で感 じ る問 題 点 最 後 に も う一 つ 、 利 用 者 が テ レ ビ放 送 の ど の様 な点 を問 題 と して 感 じて い る か を調 べ て い る の で 、 そ の結 果 を図8に 示 す 。 調 査 で は 図 の左 に あ る 、 例 え ば 「6£テ レ ビの 情 報 は偏 りが あ り、 公 平 さ に欠 け る と感 じる」 ご とが 「1.よ くあ る 」、 「2.と き ど き あ る」 ま た は 「3.あ ま りな い」 か を 聞 い て い る。 そ の 中 で特 に差 が 大 きか っ た 項 目 を 図 に示 して い る 。 こ れ に よ る と 明 らか に 減 少G は テ レ ビ視 聴 で不 変Gよ り頻 繁 に 問 題 を 感 じて い る。 そ の 内 容 は 、 「偏 りが あ っ て 公 平 で な い」、 「種 類 が 少 な く正 確 で な い」、 「欲 しい情 報 が 得 に くい 」、 「要 ら な い もの も見 て しま う」 な どで 、 利 用 者 の情 報 要 求 に合 っ て い な い 傾 向 が 強 い こ とが 分 か る 。

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図8テ レ ビ を見 て い て感 じ る 問 題 点 の平 均 値 の 分 布 6f.丁鯖 報 は 偏 りが あ り公 平 さ に 欠 け る 料 6e.T鴨 報 は 種 類 が 少 な く正 確 さ に欠 け る* 6c.TVで は 欲 しい 情 報 が得 に くい* 6b.見 る 必 要 の な い 番 組 も見 て し ま う 十 1 これ まで のa.∼e。 の 減 少Gと 不 変Gの 比 較 か ら、 次 の ような特徴 点 をま とめ る ことが 出来 る。 Φ 減 少Gは 視 聴 ジ ャ ン ル 数 が 多 く、 視 聴 チ ャ ン ネ ル 数 が 多 い こ と か ら 、 不 変Gに 比 べ る と、 関 心 範 囲 が 広 く、 さ ら に情 報 選 択 の 意 欲 が 強 い とい う こ とが 出 来 る 。 ② 減 少Gは 専 門放 送 の 必 要 度 が ず っ と高 く、 この 点 で は 情 報 を追 求 す る 意 欲 が 強 い と言 え る。 ③ テ レ ビ を 見 て い て感 じ る 問 題 点 か ら は 、 減 少Gの 人 々 が 求 め る 情 報 と テ レ ビ情 報 の 不 一 致 が 強 い こ とが 認 め ら れ 、 減 少Gの 人 々 は 、 各 人 に と っ て よ り適 切 な 、 ない しは よ りフ ィ ッ トす る情 報 を求 め て、 他 の 情 報 源 に移 行 す る潜 在 的 欲 求 が あ る こ とが 分 か る 。 全 体 を通 して み れ ば 、 関 心 範 囲 が 広 く、情 報 選 択 の 意 欲 、 情 報 追 求 意 欲 が 高 い 人 が、 よ り適 切 な 情 報 を求 め て ・ テ レ ビ視 聴 か らイ ン タ ー ネ ッ ト利 用 に 自分 め 持 ち時 間 を再 配 分 して い る と理 解 す る こ とが 出 来 る。 な お 今 回 の 報 告 で 述 べ て きた 減 少Gと 不 変Gは 、 性 別 、 年 令 、 職 業 、 学 歴 、世帯 収入 の どの点 に お い て も有 意 差 を持 つ こ とは なか っ た 。 そ の 点 で は 減 少Gと 不 変Gの 分 離 は 、 か な り個 人 的な 特 性 に よる と こ ろが 大 きい と考 え られ る。 7.考 察 こ こ で は こ れ まで 述 べ て きた 調 査 デ ー タ の傾 向 を集 約 し、今 後 の研 究 の方 向性 ・課題 をま とめ るQ まず 最 初 は メ カ ニ ズ ム に関 す る 基 本 的 な考 え 方 で あ る 。 調 査 で は、減 少Gは テ レビ視 聴 におい て は情 報 適 性 に 関 す る不 満 傾 向 が あ り、 移 行 した 先 のHP閲 読 で は快 適 コ ミ ュ ニ テ ィ を は じめ と し て 、 相 互 啓 発 、 愛 着 な ど の 生 活 文 化 的 な満 足 を 実 現 し て い る こ とが 明 らか に な っ て い る。 この 移 行 を どの 様 に解 釈 す る か とい う点 が 問 題 で あ る 。 こ れ らの 満 足 ・効 用 が テ レ ビ視 聴 で 感 じて い る 不 満 点 と ど の様 に対 応 して く る の か 、 そ れ と も単 純 な 対 応 に は な ら ない の だ ろ う か 。 こ の 点 につ い て幾 つ か の可 能性 を整 理 して み る と、 次 の よ う に な る で あ ろ う

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ケ ー ス1.テ レ ビへ の 不 満 とHPで の効 用 の対 応 関 係 が 成 り立 つ 場 合 テ レ ビへ の不 満 は、 情 報 選 択 意 欲 、 情 報 追 求 意 欲 が 高 い 人 が 、 よ り適 切 な情 報 を求 め に くい 点 あ っ た 。 そ れ が 快 適 コ ミ ュ ニ テ ィや 相 互 啓 発 で 解 決 さ れ る と考 え る の は 次 の よ う な見 方 に よ る。 適 切 な 情 報 が 得 られ る とい う こ と は 、 そ の 情 報 が 疑 問 内 容 や 必 要 とす る タ イ ミツ グ と対 応 づ け ら れ 、 さ らに 同 時 に情 報 の 信 頼 性 が 保 証 され る こ とが 必 要 で あ る 。 実 は この 様 な 条 件 を保 証 して く れ る 可 能 性 を 持 つ の が 、 相 互 啓 発 や 愛 着 を伴 う人 々 の 交 流 関 係 で あ り、 今 ま で 述 べ て き た 快 適 コ ミュ ニ テ ィで あ る。 必 要 な 情 報 は信 頼 で きる 他 者 と の 討 論 や 種 々 の教 示 か ら得 る こ とが 出 来 て 、 さ ら に討 論 を 通 じて 相 互 啓 発 し、 好 循 環 的 に 愛 着 が 深 ま る こ と と な ろ う。 こ の 様 に し て テ レ ビ視 聴 が 内 包 し て い た 問 題 が 、HPの 利 用 で 解 決 され る こ とに な る の で あ る 。 これ が 最 初 の 考 え 方 で あ る 。 ケ ー ス2.テ レ ビへ の 不 満 はHPで の効 用 の 一 部 と対 応 す る場 合 例 え ば テ レ ビ の 問 題 は快 適 コ ミ ュ ニ テ ィで 解 決 され る に して も、 同 時 に 発 生 す る 「居 心 地 の 良 さ」 や 「こ だ わ り」 な どは 、 本 来 的 に は テ レ ビ と は あ ま り関係 の な い 効 用 と考 え られ る 。 し たが っ て 部 分 的 に は新 た な効 用 がH:P利 用 に発 生 して い る とい う解 釈 が 成 り立 つ 。 そ もそ も イ ン ター ネ ッ トに伴 う メ デ ィ ア 利 用 の 変 化 は 、 テ レ ビ と イ ン ター ネ ッ トの 問 だ け で 生 じて い る 問 題 で は な い 。 入 ッ橋 ら(2001)に よ る と、HPの 利 用 に伴 う主 な メ デ ィ ア利 用 の 変 化 は 、 大 筋 と して は テ レ ビ+新 聞 、 本 ・雑 誌 、 家 族 や 友 人 との 会 話 が 減 少 し、HPが 増 加 す る 形 で 起 こ っ て い る 。 した が っ て この 場 合 に は 、 テ レ ビ以 外 の 不 満 が 新 た にHPで 実 現 され る効 用 で 解 決 さ れ る こ と も起 こ り う るの で あ る 。 こ の よ う に見 て くる と、 個 々 の4メ デ ィ ア で の 不 満 が 、HP利 用 で 解 決 され る訳 で 、HPの 効 用 は こ の よ う な 関 係 を前 提 と して 考 え な け れ ば な らな くな る。 この 場 合 の研 究 の方 法 と して は 、 既 存4 メ デ ィ ア の 利 用 上 の 問 題 と と もに 、4メ デ ィ ア の効 用 も調 査 し、 これ らの 問 題 と効 用 の 両 方 がHP の 効 用 と対 応 して くる 姿 を 明 らか にす る こ とで 、 移 行 の ダ イ ナ ミズ ム を理 解 す る こ とが 出 来 る で あ ろ う。 ケ ー ス3.テ レ ビへ の 不 満 がHPで の 効 用 と は対 応 しな い 場 合 こ の場 合 に は 既 存4メ デ ィ ア の 問 題 点 とHPの 効 用 の対 応 関係 は な く、 た だ し時 間 だ け が 整 合 的 に 配 分 され る と考 え る こ と に な る 。 調 査 デ ー タ の 中 に は 睡 眠 時 間 の 減 少 が あ る。 睡 眠 時 間 が イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 に移 行 す る と した ら 、 効 用 に対 応 を付 け る こ と は難 しい 。ま た メ デ ィ ア の 効 用 が 時代 の 経 過 と と も に変 化 す る と考 え る 場 合 も あ る 。 例 え ば 電 話 は台 数 が 少 な い 時 代 に は 、・電 話 の 効 用 は 利 便 性 で 、 人 々 は 相 互 に シ ェ ア して 利 用 効 率 を高 め て い た が 、 現 在 で は 「お しゃべ り」 が 中 心 とな る に 至 っ てお り、効 用 そ の もの が 変 わ っ て し ま っ て い る(吉 井1992)。 こ の様 な場 合 に は 対 応 関 係 を付 け る こ とは 出 来 な い 。 ま た こ の様 な 場 合 が 、 メ デ ィア の 社 会 へ の イ ンパ ク トが 最 も 大 きい 普 及 形 態 と な るで あ ろ う。 こ れ ら の ケ ニス の どれ が 最 も有 力 か は ま だ 定 か で は な い 。 ま た あ る タ イ ム ス パ ン を お い て 、 ケ ー ス1 .か らケース2.を 経 てケ ース3.へ 徐 々 に移行す る こ ともあ り得 る。 いずれ にせ よこの様 な 枠 組 み を念 頭 に置 きつ つ 、 ケ ー ス2.に 対 応 した研 究 を進 め る こ とが 有 効 と考 え る こ とが 出 来 る。 そ の 中で 、 今 回 の予 備 的 な分 析 が 垣 間 見 せ た 移 行 の メ カ ニ ズ ム の よ り正 確 な議 論 が 出 来 る こ と と な ろ う。

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さ らに今 後 の 課 題 を加 え る とす れ ば、 次 の よ うな 点 が 上 げ られ る。 ① 本 研 究 で は網 掛 け 式 に 多 くの 満 足 要 因 に関 す る 設 問.を設 け 、 因 子 分 析 を 適 用 して 概 念 整 理 を 行 っ て き て い る 。 こ れ は便 法 で は あ る が 、 標 準 化 に 伴 う不 便 さ もあ る。 そ の 点 で は 満 足 要 因 の 評 価 尺 度 を作 成 す る こ とが必 要 で あ る 。 ② 既 存 メ デ ィ アか らイ ン ター ネ ッ トへ の 移 行 を促 進 す る環 境 と して 丶 固 定 接 続 が あ る 。 固 定 接 続 環 境 下 で は 、 移 行 や満 足 変 化 の 計 測 が よ りや り易 くな る 。 この 様 な環 境 下 で の 調 査 が 望 まれ る。 最後 に本 報告の調査 は文教大学 情報学部教 育研究特 別予算 によって行 われた こ とを付記 し、謝意 を表 します 。 (注)報 告 に よる と テ レ ビ と新 聞 は そ れ ぞ れ が 独 立 に依 存 を減 らす わ け で は な く、 イ ン タ ー ネ ッ ト の利 用 と と もに 新 聞 が 減 って テ レ ビが 増 え る こ と もあ る 。 た だ し 「テ レ ビ 十新 聞 」 は 減 少 傾 向 が あ り丶 そ こで こ こ で は テ レ ビ+新 聞 と し た。 【引 用 文 献 】 川 本 勝 他2000「 科 研 費 テ ー マ:地 域 情 …報 化 と 社 会 生 活 シ ス テ ム の 変 容 に 関 す る 実 証 的 研 究 」 (研 究 代 表 馳川 本 勝)1999∼2002『 に お け る 広 島 、 諏 訪 、 高 知 な ど の 調 査 デ ー タ 。1 田 崎 篤 郎 ・吉 井 博 明 ・入 ッ橋 武 明2001、 「メ デ ィ ア ・エ コ ロ ジ ー の 現 状 一 帯 広 市 一 」、 、 2001.8p。11 橋 元 良 明 ・三 上 俊 治 ・吉 井 博 明2001、 「イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 動 向 に 関 す ・る 実 態 調 査 報 告 書2000」 、 2001⊥ 通 信 総 合 研 究 所p.94 フ ラ ン ク ・ ゴ ー ブ ル 著 小 口 忠 彦 訳 厂マ ズ ロ ー の 心 理 学 」 産 能 大 出 版 部1972 第3章 ∼ 第6章 を参 考 に し た 。 八 ッ橋 武 明2000、 厂ケ ー 「ブ ル テ レ ビ の 加 入 決 定 要 因 」 マ ス ・コ ミ ュ ニ ケ 「 シ ョ ン研 究 第57号2000.8pp.78-94 八 ッ橋 武 明 ・川 本 勝 ・三 上 俊 治 ・竹 下 俊 郎 ・御 堂 岡 潔 ・古 川 良 治 ・大 谷 奈 緒 子(2001)「 イ ン タ ー ネ ッ ト と生 活 メ デ ィ ア の 変 容 」 第r8回 情 報 通 信 学 会 報 告2001.6.17一(東 洋 大 学) 吉 井 博 明1992、 「家 庭 に お け る 電 話 利 用 の 実 態 と ヘ ビ 「 ユ ー ザ の 行 動 」 文 教 大 学 情 報 学 部 報 告 書1992.2・ 吉 井 博 明 ・・三 上 俊 治 ・箕 浦 康 子2000、 「メ デ ィ ア 『,エ コ ロ ジ ー の 現 状 一 武 蔵 野 ・三 鷹 市 、 、 2000。8メ デ イ ア エ コ ロ ジ ー 研 究 会p43 、 、 尸『、 ..♂

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付 録】茅 ヶ崎市 の メデ ィア利 用状況

本 研 究 で は 表 記 の 調 査 を 意 図 して 、 茅 ヶ崎 市 民 へ の 調 査 を行 っ た が 、 同 時 に そ の 過 程 で 茅 ヶ崎 市 民 の メ デ ィ ア利 用 の 現 状 に関 す る デ ー タ を得 て い る。 回 収 率 が30%で 少 々低 い た め に 、 正 確 な 実 態 デ ー タ と して 解 釈 す る に は 問 題 が あ る か も知 れ な い が 、 お お よ そ の 現 状 を理 解 す る 目的 に は 十 分 で あ る。 そ こ で参 考 の た め に 主 な デ ー タ を以 下 に 記 載 す る 。 な お デ ー タ に は、 市 民 を全 体 と した と き に どの 程 度 の 比 率 に な る か 、 と の観 点 も重 要 で あ る た め 、 全 体 の構 成 比 を表 す グ ラ フ を添 付 し た。 1.テ レ ビ視 聴 の 環 境 図1に どの 様 な視 聴 の 環 境 で 市 民 が テ レ ビ を見 て い るか を示 して い る 。BSは 地 上 波 以 外 に はBS の み に 加 入 して い る人 だ が 、CSデ ジ タ ル はBSやCATVに 加 入 して い る 人 も含 み 、 ま たBSデ ジ タ ル はBSに 加 入 して い る人 も含 ん で い る6地 上 波 放 送 だ け の 人 は は1/3強 、 残 りの2/3近 くは よ り高 度 は放 送 を 見 て い る。BSデ ジ タ ル はCATV経 由 で は な く、 ア ンテ ナ で ゐ 視 聴 者 で あ る 。 大 き く見 れ ば 、 テ レビ視 聴 の メ デ ィア環 境 は 、 地 上 波 の み 、BS、CATVの3つ で あ る。 た だ しCATVで はBS を放 送 して い るの で 、BS視 聴 は60%強 に 達 し て い る 。CATVも 相 当 に高 い 普 及 を達 成 して い る 。 付 図1テ レ ビ視 聴 の環 境 全 体(Nニ304) 0 20 [コ地上波のみ 鬮BS 4060 比 率% 戀BSデ ジタル 圖CATV 80 鍛CSデ ジ タル 100 2.イ ン タ ー ネ ッ ト (1)利 用 状 況 市 民 の イ ン ター ネ ッ ト利 用 状 況 を付 鹵2に 示 す 。 調 査 時 点2001年3月 末 で 利 用 者 は42.8%で 、 か な り高 い水 準 にあ る。 利 用 率 の 推 移 を示 す の が 付 図3で 、 この 図 で は他 地 域 の調 査 デ ー タ も加 え て 付 図2イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 状 況 全 体(N=304) 0 口 現在利用 20406080 比 率% 鬮 過 去 に利 用 した 鑞 利用 したこ とが ない 100

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描 い て い る 。 相 対 的 に 見 て 、 茅 ヶ 崎 市 は イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 率 が 高 い 地 域 で あ る こ と が 分 か る 。 な お2001年 度 の デ ー タ は い ず れ も年 度 途 中 で あ る た め 、 そ れ ぞ れ 若 干 低 め に な っ て い る 。 な お 同 図 で 諏 訪(00.12)と 高 知(01.05)は 川 本 他(2000)、WIP(00.10)は 橋 元 他(2001)に よ る 。 付 図3イ ン タ ー'・ トの1の (2)利 用 機 器 イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 の た め の 機 器 を 付 図4に 示 す 。 イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 の50%強 が デ ス ク ト ッ プ パ ソ コ ン 、2割 強 が ノ ー トパ ソ コ ン 、 約15%が デ ス ク ト ッ プ パ ソ コ ン と ノ ー トパ ソ コ ン を 示 す こ こ ま で の9割 弱 が 固 定 場 所 で の 利 用 、 残 りの13 .1%が 携 帯 ・PHSやPDAを 利 用 す る モ バ イ ル 利 用 者 で あ る 。 勿 論 こ の 中 に は デ ス ク ト ッ プ や ノ ー ト利 用 者 も入 っ て い る 。 同 図 で は 、 集 計 し た 全 体 (304票)か ら 見 た と き に 、 そ れ ぞ れ が ど の 様 な 比 率 に な る か も示 し て い る 。 そ の 図 に よ る と 、 市 民 の21.7%は デ ス ク ト ッ プ パ ソ コ ン の み を 利 用 し て イ ン タ ー ネ ッ ト を 行 っ て お り 、 デ ス ク ト ッ プ と ノ ー ト の み を 利 用 し て い る の は6.2鰍 ノ ー トの み を 利 用 し て い る の は8 .2%、 モ バ イ ル 利 用 者 は 5.6%で あ る 。 こ の 様 に し て 市 民 層 の 構 成 比 を 直 接 知 る こ と が 出 来 る 。 付 図4イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 機 器 インターネッ}利用Nニ130 全 体Nニ304 0 』20 40 ロ デ ス ク ト ッ プ の み 黶iテ"ス外 ッブ+ノー}のみ 戀 ノ ー トの み 60 比率% 目PDA・ 携 帯 も利 用 80 藁 非利用 100

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(3)ホ ー ムペ ージ の 利 用 時 間 利 用 機 器 に お い て移 動 電 話 の み の 利 用 者 を 除 外 した 人 の ホ ー ム ペ ー ジ利 用 時 間 を付 図5に 示 す 。 市 民 層 で 見 る と、 市 民 の約1/4(25.2%)の 人 は3時 間/週 未 満 の利 用 で 、3時 間 以 上 の 人 は12.2% とな っ て い る 。利 用 しな い 人 は4%で あ る。37.4%の 市 民 が ホ ー ム ペ ー ジ を見 て い る 。 な お イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 者 の平 均 利 用 時 間 は推 定 で3 .5時間/週 であ る。 付 図5ホ ー ム ペ ー ジ の利 用 時 間(移 動 電 話 の み を除 外) インターネッ俐 用 者Nニ128 全 体Nニ304 0 20 □1時 間 個 来 満 戀3∼10時 間 頒 耒満 圜1∼ 畤 間 ノ週 未満 錫1(畤 間 膕 以 上 406080 比率% 竅 ほ とん ど見 ない 蓬 非 利 用 9]無 回答 100 (4)電 子 メ ー ル の 利 用 時 間 電 子 メ ー ル の利 用 時 間(読 み 書 き時 間)を 付 図6に 示 す 。 市 民 層 で 見 る と、 市 民 の 約30%は3時 間/週 未 満 の 時 間 を電 子 メ ー ル に 利 用 して い る 。3時 間以 上 とな る と大 分 利 用 者 は減 少 し、12.2% で あ る 。 なお イ ン ター ネ ッ ト利 用 者 の 平 均 利 用 時 間 は推 定 で3.2時 間/週 で あ る。 付 図6電 子 メー ル の 利 用 時 間 インターネッ俐 用 者Nニ128 全 体N=304 0 20 □ 塒 間 趨 未満 §§3ト》1畤 間 魍 未満 閣1∼ 塒 間 廻 未満 貂1畤 間 ∠週以 上 (5)イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 場 所 406080 比 率% 糶 ほ とん ど見 な い 箋 非利 用 9]無 回答 100 イ ン ター ネ ッ トの 利 用 場 所 の 調 査 結 果 を付 図6に 示 す 。 市 民 層 と して は 、 家 庭 の み が17.4%、 家 庭 と職 場 ・学 校 な どの 両 方 で 利 用 して い る もの の家 庭 の 方 が 時 間 が 長 い 人 が6.1%、 職 場 ・学 校 な ど の 方 が 長 い 人 が12.5%、 職 場 ・学 校 な どだ け の 人 が6.1%で あ る 。 大 き く2分 す る と、 家 庭 中心 が235%。 職;場 ・学 校 な どが 中 心 が18.6%で あ る 。 家 庭 が 多 い もの の 、 職 場 ・学 校 な どで の 利 用 も 相 当 に 多 い こ とが 分 か る。

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付 図7イ ン タ ー ネ ッ トの 利 用 場 所 インターネッ俐 用 者Nニ ヱ28 全 体N=128 □ 家庭のみ 0 國 家 庭 ≧職 場 ・学 校 204060 比 率% 蕊§家 庭 く職場 ・学 校 國 職 場 ・学 校 のみ 80 濤 非利用 100 3.移 動 電 話 (1)移 動 電 話 の 利 用 市 民 層 で見 た 移 動 電 話 の 利 用 を付 図8に 示 して い る 。 利 用 比 率 は51.3%で 、 半 分 強 が 利 用 して い る 。 機 種 で は携 帯 電 話 が 断 然 多 く40.1%、PHSが8 .6%、 少 な い なが ら両 方 利 用 し て い る 人 が2.6% で あ る。 移 動 電 話 の 普 及 の 高 さ を確 認 で き る。 付 図8移 動 電 話 の 利 用 者 全 体(N=304) 0 口 携帯のみ 20 圃PHSの み 4060 ,・比 率%7 鱶 両 方 利 用 圀 非 利 用 80 10σ 移 動 電 話 の利 用 目的 を付 図9に 示 す 。 目 的 を私 用 か 仕 事 用 か に 分 け て み る と、 私 用 中心 の 人 ほ 「全 部 私 用 」 ζ 「主 と して 私 用 」 の合 計 で 、 市 民 層 で 見 る と言1.2%、 「ほ ぼ 同 じ」 の 人 は11.5%、 そ れ に対 して 仕 事 中心 の 人 は 一「主 と して 仕 事 」 と 「全 蔀 仕 事 」 の合 計 で 、8 .2乾で南 る。移動 電話 は 明 らか に私 用 中 心 で 利 用 さ れ て い る 。 付 図9移 動 電 話 の 利 用 目的 移 動 電 話 全 体Nニ ユ56 全 体Nニ304 0 囗 全部私 用 圜 主として私用 20406080 比 率% 慧 私 用と仕 事が 半 々 鍛 全 部 仕 事 協 主 と して 仕事1:;:]無 回 答 ∈彗非 利 用者 .100

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(3)移 動電 話の利用頻度 肚 事 中心」 の利 酵 を除外 して}私 用 の通話 に齟 する ・通話 の利用 頻摩 イ寸即 に示 す・ 利 用 頻 度 は 人 に よ り様 々で あ る が 、 市 民 の31.0%は1日2回 以 下 の 利 用 で 、11.5%は3回 以 上 の 利 用 水 準 で あ る。 利 用 者 の 平 均 利 用 回 数 を推 定 す る と、2.2回 程 度 で あ る 。 付図10私 用 での移動 電話 の利用頻度 私 用 利 用 全 体 翫130 全 体Nニ304 0 20 □1回 ノ日未 満 驥1ン 》4回 汨 團1∼2回/日Z5・ 》9回/日 40 比率% 臻10回/日 以 上 □ 無 回 答 60 碧 非該 当 ・ 80 100 (4)移 動 電 話 の メ ール 利 用 「仕 事 中心 」 を除 外 し た移 動 電 話 の 利 用 者 の 電 話 機 の メ ー ル機 能 の 有 無 を付 図11に 示 す 。 市 民 の16.3%は シ ョー トメ ー ル な ど と呼 ば れ る電 話 会 社 固 有 の メ ー ル の み を利 用 出 来 、10.0%は 最 近 は eメ ー ル と呼 ば れ る イ ン タ ー ネ ッ トの メ ー ル を利 用 出 来 、2.4%は 両 方 出 来 る と な っ て い る。14。0% は メ ー ル機 能 が な い との 回 答 で あ る。 利 用 出 来 る3種 類 の 合 計 は28.7%な の で 、 市 民 の3割 弱 は メ ー ル を利 用 出 来 る状 況 に あ る 付 図11私 用 で の移 動 電 話 の メ ー ル機 能 の 有 無 私 用 利 用 全 体Nr130 全 体 翫304 0 20 口1回/日 未 満 驥3∼4回/日 屡1∼2回/日 圀5∼ 蛔 汨 40 比率% 縁1蛔/日 以上 口 無 回等 60 自 非該当 80 100 次 に メ ー ル の利 用 頻 度(受 発 信 数)を 付 図12に 示 す 。 市 民 の5.6%は メ ー ル 機 能 が あ っ て もメ ー ル を使 っ て 居 らず 、 そ れ を除 く と市 民 の2割(2q.f%)が メ ー ル を利 用 して い る 。 タ ー ル利 用 者 の 約 半 分 で あ る16.5%は1日2回 以 下 の 利 用 水 準 に あ り、3回 以 上 は残 りの 半 分(9.6%)で あ る。 利 用 者 だ け で利 用 頻 度 の 平 均 を 推 定 す る と、約4.2回/日 で あ る 。 つ ま り市 民 の2割 が4.2回/日 の受 発 信 を して い る とい う こ と に な る 。

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付 図12私 用 で の移 動 電 話 の メ ール 利 用 頻 度 メー1磯能 全 体N=78 全 体Nニ304 020406080100 比率% □1回/日 未満 島1∼ 膕1日"ト 蛔 ノ日 翅 卜 蛔/日 芻 蛔 ∠日以上 □ 使わない 鬻 非該当 (5)移 動 電 話 の ウ ェ ブ利 用 「仕 事 中 心 」 を除 外 した 移 動 電 話 の 利 用 者 の 電 話 機 の ウ ェ ブ機 能 の 有 無 を付 図13に 示 す 。 同 図 の よる と約4割 の移 動 電 話 で は ウ ェ ブが 利 用 出 来 る にす ぎず 、市民層 としては17.1%で 利用 出来 る に過 ぎな い 。 こ の様 に移 動 電 話 の ウ ェ ブ利 用 は ま だ普 及 の 駆 け 出 し段 階 に あ る。 次 に ウ ェ ブ の 利 用 頻 度 を付 図14に 示 す 。 ウ ェブ 利 用 可 納 車 の うち で も市 民 の7 .0%は ウェブ を利 用 して 居 らず 、 そ れ を除 く と市 民 の1割(10.1%)が ウ ェ ブ を利 用 して い る に過 ぎ ない 。iモ ー ドな ど の ウ ェ ブ利 用 が 喧伝 され て は い る もの の 、 利 用 者 は か な り少 な い水 準 に あ る。次 に利用頻 度 だが、 「日常 的 に利 用 して い る」 とい う言 葉 に該 当 す る 「数 回/週 」 以 上 を 求 め る と6 .8%で あ る。 これが 日常 的 に ウ ェ ブ を利 用 して い る層 と考 え られ る 。 日常 的 な ウ ェ ブ利 用 層 は さ ら に小 さ い もの で あ る 。 「ほ とん ど見 な い」7%の 層 を 除 い て 、 ウ ェ ブ利 用 者 だ け で 利 用 頻 度 の 平 均 を推 定 す る と、約 4.9回/週 で あ る 。つ ま り市 民 の1割 が4.9回/週 の 頻 度 で ウ ェ ブ を利 用 して い る とい う こ と に な る 付 図13私 用 での移動電話 の ウェ ブ機 能の有無 私 用 利 用 全 体Nニ130 全 体N=304 □Webを 見 られ る 1コWebを 見 られ な い 濺 無 回答 靄 非該当 付 図14私 用 で の 移 動 電 話 の ウ ユ:ブ利 用 頻 度 ウ ェ ブ機 能 全 体N=52 全 体N=304 □ 数 回/日以上 【:コ1回/日程度 趣 数回錮 脇 数回/月 葱1回/月 以 下 自 非 該 当 口 ほ とん ど見 な い 0

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