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Academic year: 2021

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50回 月例発表会(20026月) 知的システムデザイン研究室 適応的近傍を持つシミュレーテッド アニーリング 小野 景子

1

春学期の課題

前年度まで SA/AAN に TPSA を適応するための予備 実験を行ってきたが,そのデータをもとに実際にプログ ラムを完成させる.また,その有効性について調べる.

2

TPSA/Advanced

Adaptive

Neigh-borhood(TPSA/AAN)

の有効性

SA/AAN では温度スケジュールを経験的に決めてい た.そのため温度スケジュールを決定するためには予備 実験が必要不可欠であった.これを解消するために温度 スケジュールの自動化が必要であると考えられる.温度 並列 SA(Temperature Parallel SA) はこれが可能である ため,SA/AAN に TPSA を適用することを考える.

3

TPSA/AAN

のシステム設計

TPSA に適応する場合,以下のような問題点が考えら れる. • 高温部では改悪の受理が多くなされるため,低い受 理率に保つことが不可能である. • どのプロセスにどういった受理率を割り振るのかの 境界線が明確でない. そのため,全てのプロセスが低い受理率になるよう近 傍調節を行いアニーリングを進めることにした.この際, 近傍の大きさの限界を探索空間の最大幅とすることで, 高い温度を持つプロセスが可能な限り小さな受理率にな ると考えられる.

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実験結果

TPSA/AN(Corana を TPSA に適応) と TPSA/AAN の比較実験を行った.結果は 30 回試行の結果であり, Test 関数は.2 次元の Rastrigin 関数を用いた. 4.1 性能比較

Table 1 TPSA/AN と TPSA/AAN の性能比較 TPSA/AN TPSA/AAN 平均値 8.28E-04 2.97E-06 中央値 2.55E-05 1.00E-06

Table 1 より TPSA/AAN は TPSA/AN に比べて性 能が向上していることが分かる. 4.2 受理率 今回の実験では予備実験より最高温度を 10 ℃,最低 温度を 0.01 ℃として 32 プロセッサを用いているが,そ れぞれのプロセッサがそのぐらいの受理率を実現できた かを示す. Table 2 受理率 プロセス番号 温度 受理率 0 0.01 0.11 1 0.012 0.11 2 0.016 0.1 3 0.02 0.12 4 0.024 0.13 中略 27 4.1 0.14 28 5.12 0.19 29 6.4 0.22 30 8 0.26 31 10 0.33 この結果より高温のプロセスでは受理率が高くなって いることが分かるが,多数のプロセスが受理率 0.1 を実 現できていることがわかる.このことにより,局所解へ 陥ることなく探索が進んだと考えられる.

5

今度の課題

• まだ問題が小規模であるため,規模の大きい問題に 適応する. • 文献により 32 プロセスで並列しているが,実際に 何プロセスがよいのかを調べる.

参考文献

1) 喜多一. シミュレーテッド アニーリング. 日本ファジィ学会誌, 1997.

2) Corana, A., Marchesi, M., Martini, C. and Ridella, S.: Minimizing Multimodal Functions of Continuous Variables with the ”Simulated Annealing” Algorithm, ACM Trans. on Mathematical Software (1987).

Table 1 TPSA/AN と TPSA/AAN の性能比較 TPSA/AN TPSA/AAN 平均値 8.28E-04 2.97E-06 中央値 2.55E-05 1.00E-06

参照

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