小中学校児童・生徒における理科の学習興味に関する研究(II) : 小学校理科各領域の分析を中心として
17
0
0
全文
(2) . Vol .24 No .2. i do Uni i lof Hokka i i Journa t t t ver s on (Sec on I C) y of Bduca. January ,1974. 小 ◎ 中学校児童も生徒における理科の. 学習興味に関する研究 (=) ‐-- 小学校理科各領域の分析を中心と して. 林. 重雄. 奥野亮輔・榊原郁子・渡部俊夫 村山 登 北海道教育大学岩見沢分校. Shigeo HAYAS 二 且I shio , Ry6suke oKUN0, 1kuko SAKAK.BARA, To w←ATANABE and N0boru M URAYAMA: E1ementary and jun ior. lg Hi gh PuPi. lnterest to the Learning in Science Bducation.. lyt ica I Research on the Learning Branches of 1). Ad Ana (1 Science i entary School n E1el・ L. l. 研 究 の 目 的. 前報において, われわれは, 理科の学習興味を検討する基礎的な資料を得るため, 小学校の児童 ) が持つ, 各教科に対する興味の方向や度合を, 教科に対する好嫌を中心に分析した1 . そして, 各 教科に対する好嫌に明らかに性差がみられること, とくに理科に対しては, 男子では高い関心を示. し, 女子ではその関心が低いこと, さらに, 女子では小学校高学年で理科に対し, 著しい関心の減 少 がみられることな どを報告した. 今回は, 前報の分析を基礎として, 小学校理科における各領域 の興味, 関 心についての検討結果を報告する。 前報でも述べておいたように, 児童の理科学習について考える場合, 彼等のもつ理科に対する興 味や関心の度合, とくに理科の各領域における内容や教材に対して, どのような関心を持つかを理. 解すること が, その指導方法を考え, とりあげる内容や教材を工夫していく際に, 極めて重要な意 ) 味をもつであろう. これらに関しては, これまでにも数多くの研究 があ り2~8 , それぞれ特徴をも ち, 意義を有しているが, 特定の視点から調査されたものが 多く, また理科の領域の分類方法も, 物理, 化学, 生物, 地学という大まかな分類のものや, より細かな分類についても, 現在の学習内. 容からみて必ずしも適当でないものが多くみられる。 これらについて吟味を加え, 現在の理科学習 の内容に焦点をあわせ, 検討を進めたいと考えた. また, 前報の結果でもみられたように, 特定の. 学級, 少数の被験者での資料から, 一般的な結論を導き出すことは危険であり, より広い地域, 多 くの学級, 多数の児童についての資料を分析・検討することによっ て, その特徴の一般性を明らか にし, 理科の学習指導に役立つ手がかりを得ることを目的とした. 口. 調査対象及び方法. 前報で述べた教科に ついてと同様に, 1972年7月に, 道内74小学校で 1 . 調査対象及び時期 調査を実施し, 73校について集計o分析した. 調査対象児童も教科の場合と同 調査対 児童も教科の場合と同 じであるが, 記入の 一1 38一.
(3) . . 第 24 巻. 第2号. 北海道教育大学紀要 (第一部C). 昭和4 9年1月. 不備などか ら集計数は多少異なる。 また領域に より 特に3 4年生児童の理解に無理な面があ , , っ たものに ついて, 記入をしなかった学級が幾 つかみられた これらの被験者実数は 平均値の表の 。 , 中 に 示 し て あ る。. 岩見沢市のP, Q校, 空知管内のR校につし ・て, 教科の場合と同様に, 調査時期による関心度の 変動を知るために, 本調査の他に197 3年2月末から3月にかけ, 再調査を行なって検討 した 。 2 理科の各内 容について, 自然科学の分野と対応させて13の領域に わけ 表1の . 調査 方法 , ような簡単な説明を付記した用紙に, 記号で5段階の記入をさ せた また 各領域に対応 させた指 。 , 導要領の内容を記した表 を, 調査各学級の担任に配布し 児童からの質問に対しては それによ , , っ て 説 明 を 加 え て も ら っ た。. 表1 調 査 用 紙 次の理科のいろいろな勉強について, 大好きなものには◎ 好きなものには○ とくに好きでもきらし、 でもな , , いものには□, きらいなものには△, 大きらいなものには盆印をつけて下さい 。 □ 1 植 物………木, 草, 花などの勉強 口 2 動 物………虫, 魚 (さかな) , 鳥 (とり) , けものなどの勉強 □ 3 生 理………私たちのからだのしくみについての勉強 □ 4 化 学………せっけん水, しょくえん水, 酸 (さん) アルカリなどについての勉強 , □ 5 力 ………水ぐるま, 風ぐるま, てんびん, てこなどについての勉強 口 6 磁 気………じしゃくについての勉 強 ・ □ 7 電 気………電球 (でんきゅう) , 電池 (でんち) などについての勉強 □ 8 光 ………影 (かげ) , カガミ, レンズ, プリズムなどについての勉強 □ 9 熱 ………熱 (ねつ) のつたわり方, あたたまり方などについての勉強 口 1 0 音 ………音のつたわり方とそのせいしつなどについての勉強 □ 11 天 女………太陽 (たいよう) , 月, 星などについての勉強 □ 1 象………天気やきせつについての勉強 2 気 □ 1 3 地 質……・ 1 ・J i , 山, 石ころなどについての勉強 図 1. 理科各領域の平均得点及び順位 電動磁 天. 力. 化 地光. 生. . . . 電動. 天. 音 熱気植. 磁化 力 光 地生. 気音熱植. . 動電 化天. . . . . . 磁光生が也. 熱. 音. 気. 植. . . 子. . . . . 5年. &. 6年. ゑ 4 .. 磁 地光力 生 熱. 化天. 動電. 磁天 カゴ ヒ地植音光. . 生. 熱. . 天. 曇恭 ▼. … 4 ,. . . . . 平. 動 気. 音 気植. 植徹也光動力生音電磁 気. 罷◎闘眺鯵ー薗鴎椅R◎. 熱. ◎. 弦光 餅直地天 生音化石. 均. 得. 一1 39-. 』 気電. 鱒雫 r 鮒 瀞◎醐縄 論 ÷÷ 点.
(4) . ion (Sec i t f Bduca iver i t on IC) f Hokkaido Un t lo s Journa yo. VOL 24 No ,2. January ,1974. 4年 が 生理, 熱, 音等の 領域につい ては, 記入しない 学級が中学年で僅かな がらみ られた , 3, 思われる . でこれら領域につい ての学習内容が乏しいために, 児童の理解に無理 があったものと 5段階の児 よ る の 号に ま で 記 」 「 大嫌い 」 から 前報と同様に, 「大好き 3 , 調査結果の 処理 基礎資料として検 討 を 行 な っ の点を与えて得点化し, これを‐ 5から1まで 童の反 応に, それぞれ た.. m. 結果 及び考察. 上に述べた手続 きによって得点化を行ない, 全対象児童についての学年別, 男 1 . 平均得点 調査対 女別の平均得点及 び標準偏差を求 めた。 その結果を示したの が, 表2-1である. 同時に, び標準偏 象校を 前報と同様 に, その規模及び地域別 に分類し, 5つの学校群につい ても平均得点及 び小規模校の全体 差を求め, 比較検討した。 その詳細は後で述べる が, ここに, 大規模 校の全体及 につい ての, 平均得点 及び標準 偏差を 示しておく. (表2ー2, 表2-3) 表2-1. 3. 女 男 4. 女 男 5. 女 男 6. 女. 力. 植物 動物 生理 化学. i児童数 学年 醐1 男. 全 平 均. 2842 X SD 2720 X SD 2850 X SD 2738 X SD 2838 X SD 2651 X SD 2719 X SD 2646 X SD. 得 点. 光. 磁気 電気. 熱. 音. 天女 気象 地質. 3 .11 .50 3 .80 4 ,52 4 8 2 1 1 4 0 9 2 1 2 ,14 . . .. 4 ,54 4 .04 .37 3 .63 4 .56 3 .99 3 .54 3 ,47 4 .25 4 4 1 1 26 1 0 2 1 2 4 1 2 7 1 1 8 0 7 8 8 9 0 0 9 . ,17 , . , . , . .. 3 .01 .46 4 ,72 3 .90 3 3 2 1 1 1 2 9 1 ,13 . .10 .. 4 .17 ,06 4 1 1 0 6 .05 ,. 4 .00 1 ,15. 3 .83 1 .17. 3 .00 .63 4 .15 3 .31 3 .89 4 1 1 6 1 3 1 1 1 5 1 1 1 9 .11 . . , .. 3 ,14 .02 4 ,12 4 .83 4 .42 3 .40 4 0 4 1 3 1 .Q .0 .16 1 . .95 .91 1 .14 0. 4 .46 0 .87. 3 .96 1 .05. 3 .43 1 .15. 3 .28 .44 4 1 1 2 2 . ,02. 3 .49 1 ,18. 3 .88 1 .15. 3 .70 ,78 3 .75 3 ,85 3 ,81 3 .43 3 .59 3 ,83 3 10 1 12 1 1 09 1 1 1 2 1 0 2 1 2 2 0 1 1 .09 . . . , . , .. 3 .23 1 .08. 3 .07 .65 4 1 1 1 1 .08 .. 3 .49 1 .12. 3 .80 1 .11. .25 4 .18 .48 3 3 ,31 3.89 3 ,90 4 .80 3 .19 3 .81 4 .31 3 .13 4 24 0 1 06 1 0 3 0 1 9 0 9 9 0 5 0 1 1 0 0 0 4 1 9 .87 0 . 9 , 1 2 7 . . . , . , . . .. 3 ,35 1 ,15. 3 .79 1 ,11. 3 ,49 3 ,92 3.34 3.72 ,18 3 .64 3 .46 3 1 1 0 5 7 1 3 0 1 1 9 0 9 .11 0,86 1 .08 . . . .. 3 .52 3 .74 .61 3 .76 3 1 0 5 1 1 1 7 1 0 0 .07 , . .. 3 ,41 .60 3 1 1 1 0 .01 .. 3.14 4.18 3,50 3.95 1 10 1 .06 0.97 0.62 .. 3.57 3,75 4.17 3.63 3.41 1 .03 1.04 .98 0,92 1 .00 0. 3.27 3.92 3.20 3.65 7 1 1 .09 ,15 1 .00 1,1. 呈 室撰呈 客. 9 3 3 ,33 3.33 3,28 3.05 .58 3.60 3.3 0.99 1.11 0.98 1 .02 .16 0,99 0,94 1. 3.37 3.52 3.08 0.94 1.26 1.03. 3.58 1,04. 対象児童全体の平均得点についてみると, 理科の各領域, 学年, 男女により平均得点のうえで差. い る. 前 報 でも ふ れ た よ う に 数 値 そ の が み ら れ る. ま た 得 点 の 幅 は 大 体, 3 点 か ら 4 .5 点 に な っ て. ものに絶 対的な意味を与えることは 適当ではない が, 一応, 理科の各領域について, 3年から6年 まで, 男女共 に平均すると普通 以上の反 応を示しているといえよう. 以下, 理科の領域間の相 対関係, 各領域について の学年間, 男女間の相 対関係を平均得点をもち が 1 であ る. い て 検 討 し た 結 果 に つ い て の べ る こ と に す る。 表 2 - 1の 値 を グラ フ で 示 し た の , 図. 女子の方 が男子に比 べ, 全般的に低い値が示されている。 また, 男女共に学年の進行につれて得点 が減少している. 男女差, 発達差についても, 後で有意差の検定を行なった結果をもとに, 詳しく 述 べ る こ と に す る.. 理科の各領域間の相 対関係をみると, 男子と女子 では大きな差が認められる. すなわち, 男子で -140-.
(5) . 第 24 巻 第 2 号. 北海道教育大学紀要 (第一部C). 昭和4 9年1月. 表2-2 大規模校全体平均得点. 学年性別児童数 男 3. 女 男. 2621 X SD 2510 X SD 2618 X SD. 4. 女 男 5. 女 男 6. 女. 植物 動物 生理 化学. 2489 X SD 2595 X SD. 3 ,47 1 .37. 4 。04 1 .18. 3 .90 3 .72 3 .49 4 .03 1 9 1 2 3 1 1 ,10 1 . . .12. 4 .06 4 .17 0 1 5 1 , ,04. 4 .02 1 .14. 3 ,83 1 ,17. 3 .22 1 ,34. 3 .80 4 ,10 1 3 1 1 。 ,22. 3 ,57 1 .29. 4 .00 1 ,13. 3 .38 4 ,42 3 ,82 4 ,11 1 1 3 0 9 1 1 1 7 1 , , 。 .04. 4 .00 4 .13 0 1 3 0 . .96. 4 ,45 3 .95 3 ,42 3 .42 4 .27 3 。46 3 ,84 0 8 7 L0 6 1 . .15 1 ,22 1 .02 1 .18 1 .16. 3 .82 3 .58 3 .45 3 .82 3 .87 3 .75 3 ,79 3 .71 3 。24 3 .67 4 .07 3 ,50 3 .80 0 1 1 1 2 2 1 . . ,20 1 .12 1 ,04 1 .14 1 .11 1 .08 1 .08 1 。02 1 ,07 1 .11 1 .11 3 ,12 4 ,31 3 .82 4 .20 3 .80 3 ,90 4 .30 3 ,89 3 .49 1 。29 0 ,94 1 .09 1 .00 1 .04 0 .98 0 .91 1 .03 1 .06. 3 .57 3 ,61 3 。41 3 .33 9 0 9 1 1 0 0 9 8 1 . . . .16. 表2-3. 男 3. 女 男 4 ズ 女. 男 5 女. 男 6. 女. SD 210 X SD 232 X SD 249 X SD 243 X SD 191 X SD 212 X SD 221 X SP. g 言 :黒字. 3 .24 1 .25. 3 .78 1 .12. 量 字 Eg g 耳語指そ 至 言 ≧ 副書 E驚 宣 言 言 g 宣 言 雲量 室隠 皇 二 i 3 .60 3 .41 1 0 0 1 . ,01. 3 .46 1 .10. 3 .63 1 .14. 3 .19 0 .97. 3 .57 3 .75 4 ,17 0 0 1 0 0 9 7 . , .92. 3 .62 1 ,03. 3 .41 0 .99. 3 ,49 1 .04. 3 .70 1 .08. 3.66 1,10. 3 .21 1,01. 3,57 1,04. 小規模校全体平均得点. 植物 動物 生理 化学. 221 X. 天女 気象 地質. 3 。52 4 .31 1 3 9 1 . 。17. 3 ,13 4 .18 3 .50 3 .96 1 0 6 0 9 1 0 7 2 1 . . , .09. 学年性別児童数. 音. 3 ,50 1 .37. 2507 X. SD. 熱. 4 ,00 1 .14. 3 .76 3 .61 3 .53 3 ,76 1 .01 1 .18 1 .04 1 .07. 2425 X. 光. 3 ,51 4 .51 3 ,80 4 ,10 4 .24 4 .46 4 .54 1 。24 0 。91 1 .27 1 ,14 0 ,99 0 ,90 0 .87. 4 0 2 6 鎧 SD. 磁気 電気. 力. 光. 磁気 電気. 力. 熱. 音. 天文 気象 地質. . 3,65 4 ,40 3,79 4 .14 4.35 4,62 4 .51 3 .90 3 50 3,86 4,45 3 ,50 4.05 4 1 2 1 0 5 1 3 9 4 1 1 0 9 0 3 0 . , . . .87 1 , 2 .7 .26 1 ,12 1 ,12 0.98 1 ,35 1 .13 3 .94 3,70 3 ,19 3.77 4.08 4,16 3.81 3 ,73 3,22 3 ,98 4 ,19 3 ,37 3 .99 1 .00 1 ,23 1 .33 1,21 1 ,08 1.16 1 ,10 1 .18 1 .19 1 .10 1 ,11 1 .22 0.76 3 ,63 4 ,41 3 .98 4 ,29 1 .14 0 ,96 1 .09 1 .00. 4 ,16 4 .25 0.95 0.81. 4 ,51 0.86. 4 .06 1 .00. 3 .60 1 ,21. 3 .72 4 .36 1 0 9 0 , .93. 3 .73 1 ,13. 4 .14 1 ,04. 孝 字 識 字 ヱ g 二 ニ. 3 .96 3 ,71 3 .27 3 .72 3 ,74 0,93 1 2 6 1 1 1 3 9 1 1 , . , .18. 3 0 3.49 4 ,67 3 .1 .10 3,41 3 .84 1 0 1 0 9 1 1 0 8 1 1 1 1 9 7 1 , , , , . ,16. 3.28 4.27 3 .72 4.08 3,81 3.92 4,39 3.82 3 ,42 3,40 4 .19 3 ,29 3 .88 . 1 0 0 7 9 4 1 , . .09 1,04 1,07 1 .03 0,85 1,06 1 13 1.08 1 .05 1 .14 1 ,02 3.83 3.57 3,42 0,72 1,08 1 0 .1. 驚学 部孝 登 臨 ; 琶 二 二. 3 .74 3,14 3 ,54 4 ,18 3.47 3,98 1 ,00 1 .00 1,09 1 ,00 1 ,03 0,98. 3,23 4 ,10 3.48 3 ,84 3 ,55 3 ,74 4.16 1,02 1 .02 1 ,08 1.14 0,99 1,01 0.96. 3,74 3,39 3.09 4 .10 3.63 ,03 3 1 0 3 1 0 1 1 0 2 1 1 1 1 . . , . ,13 1,10. 3.73 3 .47 3,23 3.34 3,50 3,38 3.04 3.26 3,16 3,42 3 .64 3,17 3,65 0.94 1,16 1,00 1,14 1.03 1,01 1,04 1.06 0,93 1.00 1,11 1. 05 1.02. は, 領域間の相対関係の変動は比較的小さく, 3年から6年までの4学年の間に, 似た傾向が認め られるが、 女子では, 領域間の相対関 係の変動 が非常に大きく, 3年から6年までの4学年に共通. する一般的な特徴を 述べることは, 困難である。. -1 41-.
(6) . Vo l .24 NO .2. i i i t t on I C) on (Sec i do Uni ty of Bduca lof Hokka s ver Journa. Janualy ,1974. プ にわ 男 子 の 場 合 に は, 13の 領 域 を, 得 点 の 高 い グ ル ー プ, 中 間 の グル 【 ブ, 低 い グ ル ー の 3 つ. けること が可能であろう. すなわち, 電気, 動物, 天文は, いつも得点の高い グループに属してお り, 力, 地質, 光, 生理は中間, 音, 熱, 気象, 植物は低い グループに属している. 学年の進 行に 伴ない, それぞれの グループ内での各領域の相対関係の変化は認められる が, 一応, 電気, 動物, 天文は, どの学年の男子に も好かれ, 力, 地質, 光, 生理は, 中く らい, 音, 熱, 気象, 植物は, あまり好かれていないとい えよう。 男子では, 化学と磁気が変動の 大きい領域 である。 化学は, 中 学年では中間 グル ープに属しているが, 高学年では, 得点の高い グループに移る。 磁気は, 3年で のよ は 得 点 の 高 い グ ル ー プ に 属 し て い る が, 4 年 以 上 で は, 中 間 グ ル ー プ に 落 ち て い る. 磁 気 の こ. うな傾向は 女子でも見られるもの で, 低学年での磁石を使う学習が好まれたが, その後, 3年での 磁石の極についての学習以外, 6年での電磁石についての学習まで教材と してとりあげられていな いので, 興 味, 関心も薄れるのではない かと思われる。 熱や生理についても, 学習の機 会が少ない ことと興味関 もが低いことと関係がありそうに思わ れる。 次に, 女子について述べる。 得点の一番高い領域と, 一番低い領域との間の得点の差をみると, 6 年 の0 .55点 へと 順 次 男子では各学年と も1点以上の差があるが, 女子では, 3年の0 .86点から, 減少しており, 得点の接近した領域も多数存在している。 した がっ てわずかの得点の変化も, 領域 間の相対関係をかえる結果になっている。 女子では, 6年で該当しない 領 域 も あ る が, 天文, 植 物, 化学が4学年を通 じ, 比較的好かれており, 熱, 生理, 気象 が嫌われている と い え よ う. 磁 気, 力, 電気, 化学は, 3年で高い得点を示しているにもかかわらず, 学年の進 行に伴なう得点の 減少が著しく, 6年では, すべて中位以下になっ ている。 高学年の女子 では, いわゆる物理的領域 はす べて嫌われるという結果になっ ている。 特に, 女子で目立つ変化は, 学年の進 行に伴なう得点 0位から, 6年の1位へと変化していること の変化が非常に小さい動物の領域で, 順位が中学年の1 であ ろ う.. 次に, 標準偏差について簡単にふれると, 男子では, 音の領域で偏差 が大きく, 動物, 磁石, 電 気では小さい値 が示 されている。 これは, 平均得点の小さい音で偏差が大で, 平均得点の大きい動 物, 電気などで偏差が小という結果であって, 動物, 電気などは, 男子の大 部分の子どもに好かれ ており, 音はあまり好かれていない が, 好嫌の個 人差が大きい領域であることを示している。 女子 では, 領域による差は小さい. 6 年では, 多くの領 域で偏差が小さくなっ ているの が 特 徴 と い え る. このことは, 女子は6年になると関 心度得点が 全般的に減少し, 理科各領域間の興味関心の差 が小さくなるだけでなく, 個人差も小さくなることを示していると考え られる。 全体の平均得点のところでもみたように, 理科に対する好嫌と同様に, 全般的に 2 . 男女差 各領域でも男子の方が高い得点を示す傾向がみられ, 明らかに性差 が認められる。 その点をさらに 検討するため, 平均得点を 基にして男女の差を求めたの が表3である。 表中の数値は, プラス が男 表3. 植 物 動物 生理 化学. 力. 全平均における男女差. 磁気1電気. 光 ドゴ 音. 天交1気 象. 地. 質. 3年. -.38. .78. ,34. ,10. .19. ,30. .54. .16. .25. -.26. .22. .09. .04N. 4年. -.43. .83. .40. .31. .17. .39. .68. .26. .20. -.21. .21. .0ON. .08. 5年. -.63. ,70. .29. .45. .20. .49. .85. .25. ,30. -.24. ,26. .0IN. ,07. 6年. -.44. .58. .11. .62. .24. .12 .47 1. .42. .12. -.10. .40. .12. .07. 無 印 p <0 ,01. * P <0 .05. N 有意差無し .. -142-.
(7) . 第 24 巻 第 2 号 万. ・ 旭教育大学紀要( 北海道 -。 C) 第一部C ) 、月 子か弱. 昭和49年 1月. 子, マ イ ナ ス は 女 子 の 方 が 高 い 得 点 で あ る こと を 示 して い る 表 に み られ る よ う に マ イ ナ ス の 記 号 。. は極めて少なく, 殆んどの領域 で男子が女子よりも高い関心をもつことがわかる とくに電気 動 。 , 物, 磁気の領域でその差が著しい。 しかし, 僅かであ るがその反対の傾向を示す領域もあり それ , は植物, 音である。 このような動植物に対す る好嫌の性差に ついては, 195 0年に報告された西沢ら ) とも一致しており このような性差は時代の変化による影響にかかわ らず維持される の調査 結果2 , 一般的な特徴であるように考えられる。 しかし西沢の調査では 気象が全般 的に高く とくに女子 , , においてそれが著しく, 性差も大きいと報告されている が われわれの調査では 気象は全般的に , , 低 く, 性 差 も 余 り顕 著 でな い。 した が っ て, こ の 面 では 時代 に よ る変 化 が 大 き い よ うに 思 わ れ る .. 当時の設備条件などから, 気象観察などが児童の関 心をひいていた為ではなかろぅか また 電気 。 , 、 と一致した傾向を示している 古旗は電気に関す るこのような著しい 性差 については古旗の研究5 。. は, 女児の置かれている環境的要因, すなわち社会的習慣による文化的抵抗が原因で 学習能力の , 差ではなく社会的期待の所産であろうと述べてい る. われわれの研究では原因の究明までには到 っ ていないが, 文化的背景の持つ大きな意味を否定することは出来ないだろう 。 さらに, このような性差は学年が進 むにつれて大きくなる傾向がみられる。 とくにその傾向が著. しいのは電気, 化学, 光の領域である。 また反対にその 差が発達とともに小さくなる 領 域 に は 生. 理, 動 物, 音 が あ る。 し か も, こ れ らの 傾向 は 5 年 か ら 6 年 に か け て 著 しい よ う に 思 わ れ る と く 。. に, 電気の領域での男女差は6年生で最大になっ ている. これらの結果は 小学校高学年女子の理 , 科の指導, とくに, 6年生女子のこれらの領域についての教材の取扱い方, 指導の面 で慎重な工夫 が 望 ま れ る こ と を 示 して い る と 考え られ る。. なお学校規模や地域により, 性差の面で違いが見られるかどうかを検討す るため 規模 地域別 , , に整理して比較を行なった。 紙数の関係で表は省略するが, 全体的な傾向は大 差がなかった 僅か 。 に, 札幌市内校6年の音, 小規模校6年の力, 気象, 地質の領域で, 全体 (表3) で示した傾向と は異なる結果が得られた。 3 平均得点や男女差のところでも, 発達の一般的傾向に ついて述べてきた。 さ . 発達的傾向 らに各領域の関心度に関する発達的変化の様相を検討するため, 隣接学年及び3年と6年との平均. 得点の差を求め, 有意差の検定を行なっ た結果を示 したの が表4である。 表中の数値は前学年との 表4 全 体 平 均 の 発 達 差 学年性別 植物 動物 生 理 化 学 力 磁気 電気 男 0 女 .12 . 8 -.03N -.0IN .23 .33 .08. 光. .07. .13. .20. .21. .42. .03N 2 2 . .13. 。27 .07. .11 .02N -.07 0 2N - 。 .09 .07. ,22 .25. .24 ,34. 男女 男女. .0IN 。13 .18 .0IN. 男 3 女.8. .32. 。32 .12. ,03N. 気象. 地質. .09 .05N .16 .08 。14 .20. O .15 。 雲 .32 .06. 一‐o衰. .19 .16. .10 .14 .15 .15. .09 .08. .07 -。02N - -.11 .12. 。26 ,15 。40 ,26. ,14 .14. .45 .34 .63 .55. 。39 .42. .23 。27. .15 ,13. .14 .26 .41 .43. り3 呈. .16 .68. .68 .73. .72 .89. ,37 .36 .95 ,62. * P <0 .05. 天女. .19 ,24. 。24 .41. 無 印 P <0 .01. 音. .13 .08. .31 .13. ,07. 熱. .05. .15 .02. .36 ,52. N 有意差無し。. 差であり, プラスは学年の進行による得点の減少を示し, マイナスは得点の増加を示している。 表 にみられるように, 僅かの例外を除けば, 全般的に男女とも 学年の進行につれて 平均得点 が減少 , , している 。 これは単に理科の各領域についての興 味の度合が, 発達とともに減少する と 考 え る よ -14 3一.
(8) . vol ・24 No .2. January ,1974. i i t iver f Educat i on I C) ー id。 Un t on (Sec ーof Hok s journa くa yo. り, 前報の教科に関する調査結果において述べた ように, 各領域に対する見方がより客観的にな っ てくることを示すと解される. 各領域別にその発達 傾向をみると, 学年の進行による平均得点の変動 が比較的少な い 領 域 が あ る. それは男子で熱, 女子では熱, 生理, 動物の領域である. これらは中学年か ら 得 点 の 低 い 領 域であり, そのために, 発達による減少傾向が少なく, した がってその変動も小さい と 考 え ら れ る. ま た, 5 年 か ら 6年にかけて得点の減少の著しい領域は, 男子で生理, 光, 天女であり, 女子 では光, 電気, 化学, 天女, 気象である. 5年までに大きな減少がみられるのは, 男子で磁気, 植 物, 女子では磁気, 音の領域である. さらに, どの学年間にも一貫して大 きな減少 が み ら れ る の は, 男子で力, 女子では電気, 力の領域である. とくに女子の場合, 電気の領域におい て, 発達と ともに興味の著しい減少傾向 が認められる。 これらは, 調査時における理科学習の内容とも大 きく 関連していると考えられる が, 前述の自己評価の客観性の問題を考慮に入れても, 大きな興味の落 ちこみが みられ, これらの領域につい ては, 指導上さらに検討す べき大きな問題があるように思わ れ る.. 性差や発達傾向の検討と同様の方法で学年, 性を対応させて, 4 . 学校規模と地域による差 大規模校全体と 小規模校全体の平均得点の差をみたの が表5-1である。 表中のプラスの数値は小 表5-1 大規模校全平均と小規模校全平均の比較 学年 性別 植物 動物 生理 化学 3. 男. 年. 女. 4. 男. 年. 女. 5. 男. 年. 女. 6. 男. 年. 女. 磁気 電気. 力. 光. 墾魂. 音. 天文 気 象1地 質. .09. -.01. .09. .27. .30. .03. -.09. ,04. .14. 06 .11 .18 .30 .25 -,01 .16 .18 .16 .12 . ** * * * * -.18 -.09 -.04 -.14 - -.18 -,10 - -.13 -,06 - ,14 .13 - .16 -.04 -.10 一.12 ** -.23 -.11 - ,07 -.04 -. ; 呈 幸 甚 に :. -,03 -.10 .16 - ** .02 -.01 -.21 -.10. ,11. * P <0 ,05. .00. 宣 言 1: 言 宣 : 一 コメ ; ; コメ ; に X 基. 量 :. .01. -,07 -.07. .16. .02. .11 -,05. .05. -,02 -.12 -.02 ** ** -.18 -.01 .19. **P <0 .01. .00. .01. .03 ** -.20. .34 * ,18. .14 -,11 -.01 .04 ** ** .04 -,02 -.30 -.26. .01 ** .28. -.07 * .14. ,10 ** .28. .12. - -.03. .05. .08. 規模校の方 が, マイナスは大規模校の方が高い 得点であることを示している。 全般的にみて, 小規 模校の方が高い得点を示す領域は植物, 天文, 地質であり, とくに植物での この傾向は男子に著し い. 反対に大規模校の方 が高いのは動物, 生理, 化学であり, 生理, 化学の女子でこの 傾向が著し . 発達的にみると, その意味での変 化に一定の傾向性を示すのは男子 で, 化学は中学年では 小規模 校の方 が高いのに, 高学年になると反対の傾向を 示す。 磁気では中学年において小規模校の方が高 い が, 高学年になると差 が無くなる。 また音の 領域では3年から5年までは小規模校の方 が有意に 高い得点を示すが, 6年になると全く 反対の傾向を示している。 さらに, 学年, 性別に焦点を合わ せ, 全領域を通して検討すると, 4年で, 男子は全般 的に小規模校の方が高い傾向が認められるの に, 女子はむしろ反対に大規模校の方が高い 傾向を示している。 また5・6年女子は, 全般的に小 規模校の方 が高い傾向がみられ, とくに5年では天女, 気象, 地質などの自然現象に関 す る 領 域 で, それ が著しい, 次に, 前報の教科における 分析と同様に, 典型的な学校規模及 び地域差を比較するために, 札幌 -14 4-.
(9) . 第 24 巻 第 2 号 方. 、 北海道教育大 一口 C) 月 学紀要 子′楓 (第一部C. 昭和4 9年1月. 市内大規模校と複式小規模校の差を前表と同 じ手続き で求めたのが表5-2である。 全 般 的 に み て, 表5-1の大規模全体と小規模 全体の比較と類似した傾向を示している 人数の関係で有意差 , 表5-2 札幌市と複式小規模校平均の比較. 学年 性別 植 物 動 物 生 理 化学 3. 男. 年. 女. 4 年 5 年. ,12. -.20. .05. .06. i: 蔓 1 1 女. -,24 -.21 ** ** -.74 -.43. .17. .00. 光. 熱. ,00 -,29 -.23. 音 .50. -.06 ,00 -.11 -.24 -,01 -.18 -. 天文1気象. 地質. .04 .00 ** -,25 .21 -.52 - ,13. -.09. -.06 -.08 .21 -.10 -.01 -,10 -,15 ,20 -,01 ,14 * * -.23 - -.27 -,04 -,10 -.28 -,16 - -.18 -.14 - -,06 - -,22. .07. .52. -.04. -.36. .23. .16. .02. .00 ** ,34. -,07 .15 - ** .42 .28. .21. -,16. 男. 磁気 電気. 力. .07 * ,00 -,32. .23. 星揚言 i :釜に壷 書. .09. **. ,09. -.22. **p <0 ,01. .10 .05 -.22 -.13 * -,16 。04 - -.07 .27 -. .06 -.14 -.13 ** ** .52 ,43 -.19. .61 .04. .17 -.08 -.22 .22 -,14. .21. .01 ** .37. .12. .30. 。43. * p <0 ,o5. の認められる欄は少ないが, 差の絶対値はむしろ大きくなっており, 上に述べた規模, 地域差をよ り顕 著 に 示 して い る よ う に 考え ら れ る。. 全学年, 男女を通して2つを比較した場合, 複式校の方が高い得点を示すのは植物, 地質で, こ れは全体の比較と同 じであるが, 天文では若干その様相が異な る。 また札幌市内校の方 が 高 い の は, 全体と同 じく動物, 生理, 化学であり, さらに熱, 電気の領域がそれに加わる。. 男女別の比較では, その差が著しく, しかも発達的に一定の傾向性を示すのは 女 子 で あ り, 化 学, 電気とい う女子に余り好かれない領域で, 札幌市内校の方がより高い得点を示している。 とく. に化学では全学年を通して, 有意に札幌の方が高くなっている。 また反対に女子の磁気, 天文, 気 象, 地質の領域では, 高学年で複式校の方が有意に高い得点を示しており, とくに気象, 磁気では 中学年までは札幌の方が高い得点を示すのに, 高学年では全く逆の傾向を示すようになる。 なお,. この傾向は6年女子に著しく, したがっ て, その差の絶対値も全般的に大になっている。 6年女 子 では複式小規模校の方が高い得点を示す領域が多くなり, とくに植物, 力, 磁気, 天女, 気象, 地 質では統計的にも有意に高くなっている。 植物, 天文, 気象, 地質のような自然観察を主とする領. 域において複式校が高い関心を示すのは, これまでの研究結果や予想とも一致するが, 物理的教材 の中に含まれる力, 磁気, また有意ではないが光, 音の領域で複式校の方が高くな っているのは, むしろ予想に反した結果と思われる。 この点をもとの平均得点の面から吟味してみると, これらの 領域で, 札幌市の女子の場合, 6年になると得点の落ちこみが非常に大きく, 複式校の場合はそれ. 程大きな減少がみられないことがわかる。 したがっ て, この複式校6年女子で, 何故この落ちこみ が小さいのかとし ・う原因が明らかにされれば, 女子に対す る理科指導の面で重要な手がかりが得ら れ る の では な い か と 思 わ れ る。. なお男子についてみると, 音の領域では全体的な比較 で述べたのと同様の傾向がみられるが, 全 領域を通してみられた4年男子の小規模校の方が全般的に高い得点を示す という傾向は, 複式校で. はみられなく, これは単式小規模校の特徴と考えられる. 5 前報で教科に つし ・て実施したのと同様に, 理科の各領域についても, 関心度 . 関心度指数 指数を求めて検討を行なった。 今回は, 理科の13領域すべてに対する全児童の得点の平均値 (以下 これを総平均と呼ぶことにする) を求め, この総平均に対する, 各領域の平均値の比を求め, それ -14 5一.
(10) . Vol .24 No .2. january ,1974. i ion I C) iver i t ido Un t lof Hokka t Journa s on (Sec y of Educa. を100倍した数値を各領域の関心度指数とした。 表6に, 全児童についての関心度指数を総平均と 共に示した. は じめに総平均について述べておくと, 教科の場合に比 べ, 男女差, 学年差共に大 き 表6 総 平 均 と 関 心 度 指 数 熱 音 天女 気象1地質 学年性別総平均 植物 動物 生理 化学 力 磁気 電気 光 那 男 船 99 % 100 90 109 111 113 4 112 102 107 88 .02 9 4 , 女 鱒 86 3 90 4. 5. 6. 男 女. 女. 88. 109. 89. 99. 88. 99. 110. 95. 103. 102. 92. 86. 110. 88. 100. 102. 89. 98. 110. 94. 104. 100. 94. 90. 108. 88. 100. 105. 92. 107. 108. 104. 87. 113. 103. 106. 114. 101. 104. 97. 103. 104. 102. 102. 100. 110. 100. 103. 113. 101. 96. 97. 103. 115. 3 ,91 3 ,69. 3 ,64 3 .35. 88. 105. 副題 雲霧 男. 108. 104. 98 105 帖. 101. 86 107. 113 101 115 107. 100 99 96 101. 105 109 99. 甥 99. 98. 91. 104. 101. 96. 3 .86. 96. 98. 101. い値が得られた. 理科に対する男女の興味関心に大 きな差があっ たこと, 学年の進行に伴ない理科 の得点に減少がみられたことを考えると, 妥当な値と考えられる。 また, この総平均と, 前報で報告した理科の平均得点を比較することによって興味深い結果が得 られた. すなわち, 3年から6年までの4学年をとお し, 男子では, 理科の平均得点が, 理科の13 領域についての総平均より高く, 女子では, 逆に理科の平均得 点の方が低い値になっている. 男子 の場合には, 理科の具体的内容個々に対しては, 理科全体に対してもっ ているイメ ージほ どに, 好 き だ と い う 感 じを も っ て い な い と い え る の では な い だ ろ う か. 一 方, 女 子 の 場 合, 理 科 と い う も の. に対してはそれほど好きだという感 じを持たないにもかかわ らず, 具体的に個々の内 容について聞 かれると, それほど嫌っ ていない答になるわけで, 更に検討の余地のある問題と思われる. 関心度指数についてみると, 教科の場合には, 学年の進 行に伴なう各教科の関心度指数の変化は. 非常に小さく, また変化する場合も増加のみ, あるいは減少のみで, 教科間の相対関係は, 学年が かわっ ても, ほと んど変化しないことが容易によみとれた. 一方, 理科の領域の場合には, 学年の 進行に伴なう関心度指数の増減 がきわめて不規則であり, 各領域に対する好き嫌いの程度の相対関. 係は, 複雑に変化することを示している。 領域別にみていくと, 男女共に, 天文, 気象, 地質, 光の関心度指 数は, あまり変 化 し て い な い. 更に, 男子では, 動物, 植物, 電気, 女子では, 化学, 音等が, 比較的変化の小さい領域であ る. これらの領域は, 学年が変わっ ても, 理科の領域間で相対的にみた場合, 興味, 関心の度合が あまり変化しない領域といえよう. 一方, 興味, 関心 が, 学年の進行につれて, 相対的には増加す る領域もある。 男子の生理, 化学, 熱, 女子の植物, 動物, 熱等の領域である。 生理, 化学, 熱等 は, 高学年で学習の機会の多いことを考えると, 学習すること によっ て知識 が広が り, 理解が深ま ると共に, これらの領域に対する興味, 関心も増したのではない かと推定される. 女子の動物は, 前にも述べたように, 6年で一番興味関 ものある領域であるが, これは, 生理, 化学, 熱のように. 積極的な理由で, 一番好きになっ たとは考えにくく, 論理的な思考を要 求されるようになる物理的 領域 が, わからないと感 じる児童 が増し, これらの領域に対する得点が大幅に減少する結果, 相対 的には, 5年から6年にかけて大幅に興 味が増したようにみえるのだろう。 逆に, 学年 の進行に伴 ない, 関心度指数の減少する領域として, 男子では, 力, 磁気, 音, 女子では, 力, 磁気, 電気等 を挙 げられるだろう. 7 各学年の関心度指数の最高値は110点前後, 最低値は8 ,8点で, その差は, 教科における場合に - 146 一.
(11) . 第 24 巻 第 2 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和49年1月. 比べ小さく, その間に13領域が入るので, 各領域間の関心度指数の差も小さくなっ ている. 領域に よる好き嫌いの差は意外に小さいように思われる.. 関心度指数につい ても, 5つの学校群各々と, 大規模校の全体及び小規模校の全体の値を求めた が, 紙数の都合で表にして示すことは省略した。 これらの値を比較検討した 結果につ い て 述 べ る と, 4学年をとおして, 男子では, 動物は大 規模校の方が大きな値を示しており, 音は逆に小さな 値を示している。 女子では, 生理と化学は大 規模校の方が, 植物, 力, 天文の領域は 小規模校の , 方が高い値を示している. 全般的に, 物理的領域で, 大規模校と小規模校で, 関心度指数に大きな 差は認 め られ な か っ た。. しかし, 6年女子の動物についてみると, 学校規模により相対的関心に顕著な差がみられる す 。 なわ ち, 大規模校, 札幌市で113と最高値を示 しており 市部 郡部と小さくなり 小規模複式校 , , ,. では10 1と 最低になっ ている。 10 1という値は, 中位の興味, 関心を示すわけで, 小規模複式校で は, 6年女子の動物の得点順位は7位 である。 したがっ て, 全体の順位で 6年女子の動物を1位 , に して い る の は, 都 市 の 大 規 模 校 で あ ると い え よ う ,. 6 学校及び学級 ごとの, 各領域に対する興 味, 関心傾向を . 学級別にみた各領域の得点順位 調べるために, 教科について検討 した学級と同一学級について, 学級ごとに 男女別に得点の高い , 領域から順位を つけて比較した。 その各学年約1 50学級についての順位の平均を表7に示した。 表7. 学年 学級 数. 肺 l. 3. 男 1 ゐ. 147. 女 男 4. 143. 女 男 5. 146. 女 男 6. 140. 女. X SD X SD X SD X SD X SD X SD X SD. 各領域の学級別順位平均. 植物 動物 生理J化学 力. 磁気 電気. ラョ 熱. 音 1天文 気象 地質. 10 .71 3 ,22 8 ,64 6 .20 4 .99 3 420 2 .98 7 .31 10 ,58 10 ,29 4 ,20 10 .58 6 .98 3 ,73 2 .62 2 。98 2 .55 2 .64 1 .58 1 .96 2 ,22 1 。98 2 .04 2 。38 1 .98 2 。35 6 ,59 8 ,10 10 .31 5 .75 5 .18 4 .26 5 ,59 7 .53 11 .49 6 ,73 4 。16 9 。08 5 .84 3 3 8 7 7 0 6 2 0 4 2 0 3 4 2 2 2 1 2 6 9 2 .39 3 .20 2 .81 3 .41 3 ,01 2 . . , . 。 . . .92. 繋 1畳 ¥ 琴. 7 。64 5 .39 2 7 5 2 . ,39. 5 ,60 8 。05 9 .30 8 4 2 3 3 3 7 。 . .77. 6 .22 5 .04 2 .34 6 .81 10 ,95 10 .72 3 .70 10 ,52 7 。24 2 5 2 2 1 0 5 4 9 1 2 2 1 1 5 2 1 6 2 1 1 9 1 8 2 . . . . . , . , .46. 劃三 三 三 :. 6 ,28 5 .67 6 。83 11 .58 7 .42 ’11 1 99 3 34 3 .40 3 .38 3 。 . .. 畳 gE登 る. 5 。71 3 .04. 11 ,44 2 .84 6 ,96 3 ,77 7 .38 6 ,73 2 .90 6 。33 10 .98 3 .06 10 .87 10 .89 7 。30 1 ,90 2 ,19 2 。52 2 .59 2 .73 2 .48 1 .88 2 。17 1 .77 1 。67 2 .20 2 .17 2 ,53 4 ,77 6 .28 8 .26 5 .28 6 。37 8 .66 7 .95 6 .05 11 .19 7 .70 3 .26 9 ,59 5 ,43 2 3 9 2 2 7 1 3 4 7 7 1 2 7 4 9 4 2 3 .95 3 ,40 3 .40 3 ,47 3 。26 2 .97 3 . . 。 , . 。 。36 11 ,57 2 .47 6 .98 4 .14 8 1 2 1 5 4 2 8 0 2 , , . 。44. 書胎喜 畳 憂. 6 .89 4 ,67. 7 ,19 4 .14. 7 ,85 5 .76 2 .47 7 .25 9 。34 10 .64 4 .59 11 .07 6 .82 2 5 1 9 2 1 1 8 4 9 1 2 1 1 3 1 7 6 9 2 6 3 1 4 2 . . . . , 。 , , .78 7 .14 6 .72 10 .34 8 .81 7 .70 6 。79 4 。79 10 .01 4 .70 3 3 3 3 6 6 2 6 7 2 . . . .90 3 .25 3 .12 3 ,62 2 ,97 3 .37. 学級別順位平均そのも のの示す傾向は, 全体の得点平均の示す傾向と変わりないようである 標 。 準偏差値は, 比較的大きな値が得られてい るが, このことは学級により関心度の順位が多様である. ことを示していよう。 多学級校について, 地域, 学校, または同一学校のある 学年全体で, 全体の 平均に比べ特に変わっ た関心を示す領域がないものかを, この学級別順位をもちい て検討したが, 特定の傾向は認められなかっ た。 なお, この偏差値が, 3年の植物, 生理を除いて, 各学年, 各領域とも, 女子の方 が 大 き い の -1 47一.
(12) . Vo l .24 No .2. i i i i t lof Hokka ido Un s t on (Sec on IC) journa ver y o; Bducat. Januar y ,1974. は, 前述のように, 関心度の表現の幅 が, 男子よりも狭いために, 各領域間の関心度 の 差 が 小 さ く, それぞれの学級での各 領域の順位が, わずか の得点の違いで大きくかわることによると 思われ る.. 各学年の男女, それぞれ約400名を任意に選 7 . 理科と理科各領域に対する興味関心の相関 び, 理科に対する興味関 もと, 理科の各領域に対する興味関心との関係を, 相関係数 (r) を求め て検討した. その結果を表8- 1に示した. 3, 4, 5年では相関が全般的に低い. それに比 べる 表8rl. 理科と理科各領域に対する興味・関心の相関係数. 性別 児童数 植物 動物 生理 化学 学年1 男 460 .19 ,14 .12 .26 女 3 424. .30. .14. .09. .11. .27 .22. .20 -.14 .21 .03. .23 ,22. .23 .10. .03 .21. ,17 .09. .26 .33. .27 .44. .29 ,50. .41 .39. 4. 男 女. 458. 5. 男 女. 432. 6. 男 女. 407. 429. 龍 至 上孝 三. 力 1磁気 電気. 光. 音. .15 .13. .12 .19. .14 -.02 ,18 .13 ,10 .16 .27 .06. .28 .22. .19 .08. ,15 ,04. .16 .23 ,17 . 22 .10 .16. .20 ,12. .07 .03. .17 .24. .26 ,13. .11 .11 .07 .14 .19 .19. .39 .23. .38 ,30. .33 ,24. 慧蓬 琶 客 コゑ 上士 i鰹 古 g : .16 .15. モ遷 ¥ ; :. 天文 気象 地質. 熱. 言 ≦ 至 g 1二 :. .23 , .19. .40 .56. と, 6年生では相関 が高くなる傾向が認められる. とくに男子では, 化学, 電気, 光, 地質, 女子 では, 動物, 生理, 化学, 地質などが高い相関を示す。 しかも, 化学, 地質は男女ともにその相関 が高いことがわかる. これらの領域は, 理科の好きな児童には好かれ, 嫌いな児童には嫌われる傾. 向 があることを推定させる. これらの結果から考え て, われわれが, 現在集計しつつある中学校で このような関係が更に明確になること が期待される. また, 5年までは, 低い相関値しか得られて いないが, 男子の植物, 音, 女子の動物, 化学, 地質等は, 学年の進行に伴ない相関係 数は増加し つ づけているので, これらの領域についても中学校での調査結果の分析を待っ て検討したい. これまでの分析 では, 小学生の段階では, 理科各領域への興味関心は, あまり固定化されたもの. でなく比較的流動的なものであること が予想される. われわれは, とくに, 理科が嫌いになる原因について の情報を得たいと考えて, 理科が大嫌いな (得点が1の) 児童のみを選 び出して検討を加えた. 全調査児童の中か ら理科が大嫌い な児童を全. 員選 び出すことが, 時間の関係で出来なかったので, 郡部の大規模校の理科の大嫌い な児童を全体 の標本として検討を行なっ た. 彼等の理科の各領域の平均得点及び標準偏差を調査児童 数 と と も に, 表8-2に示した. 表に示されるように, 当然のこと ながら, 理科が嫌いな児童は 女 子 に 多 く, しかもそれは学年が進むにつれて増加している. ここに示した平均得点をみると, 全般的に, 各領域とも低い値が示されている. しかし彼等の理科の得点 が1であることを考慮すると, 比較的 高い得点を示しているという印象を 受ける. 郡部の大規模校の全 児童の平均得点と比較すると, こ. のことは明 らかである. 比較した数値を, 表8-3に 示した。 過半数の領域で8割以上の得点を示 しており, 理科の大嫌いな児童についても, 理科という教科全体への漠然としたイメ ージに対する 好嫌の程度と, 具体的な個々の理科の学習内容に対する好嫌の程度に大きなひらきがあるといいう るのではないか. 個々の児童につい てみても, いくつかの領域で嫌いという反応を示しているが, 残りの領域につい ては普通以上の反応を示しているもの が多い.・ただし, 理科を嫌う児童 が揃っ て 嫌う領域はとく に見当らず, 児童によっ て異なっ た領域を嫌っ ている. その結果, 得点を平均する と, どの領域も全般的に比較的小さな得点の低下を示すことに なっ たのであろう. いろいろのケー 一148-.
(13) . 第 24 巻 第 2 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 9年1月. 表8ー2 理科1の児童の領域別平均得点と標準偏差 (大規模o郡部). 学年優篇. 1植物1動物1生理1化学』 力 1磁気1電気. X 3 12 男. SD. 年. 4 年. 28. 女. 5. 男. 19. 女. 二 萱 圭 』= ≧. 1 。80 3 ,09 3 。92 3 ,83 3 .75 0 7 6 4 8 8 7 1 1 4 1 5 1 . , , 。 .64. X. 3 .18 2 。96 2 。50 3 .74 3 .68 3 ,89 3 .50 1 ,37 1 ,48 1 ,34 1 ,52 2 .12 2 ,07 1 .41. SD X. X. 3 .58 1 ,30. SD. X 5 6 男. 6 年. 18. 女. 15. 男. 50. 女. X. X. 4. 男 女. 5. 男 女. 6. 男 女. =臨墓. 3 .33 3 .78 3 .21 3 。68 1 .52 1 ,34 1 .34 1 .52. 4 O 2 。00 3 。60 4 .4 , .80 2 。80 2 .80 4 .60 2 .60 3 .20 0 .89 0 。49 1 .18 0 ,33 1 .38 1 。52 0 ,77 1 .34 1 .34. 3 .15 3 。52 3 ,26 3 .21 2 .89 2 .53 3 。21 3 ,68 3 8 1 1 0 5 2 1 2 1 3 0 1 8 1 1 2 2 3 4 1 3 , 。 . 。 . . . .30. 3 .21 1 ,22. 3 .37 1 .30. 3 .17 2 .88 ・ 0 7 1 1 10 ,. 1 .53 3 ,47 2 ,93 2 .33 2 .73 2 ,73 3 。13 2 .33 2 .00 2 ,33 2 .60 2 .07 2 。47 0 ,81 1 .22 1 .30 1 .20 1 ,45 1 ,63 1 ,55 1 ,25 1 。00 1 .14 1 ,36 1 .39 1 。45. SD X. 3 ,00 2 .82 3 ,06 2 .44 3 .12 2 ,94 2 ,66 2 .66 3 ,60 2 .08 3 。04 1 4 2 1 1 4 1 1 0 1 1 3 8 1 0 2 1 0 0 9 5 1 .19 0 ,18 1 ,84 1 。 , 。 . , 。 ,14 ,. SD. 2 。96 0 .92. 3 ,30 1 .18. 全児童の平均得点に対する理科が1の児童の平均得点の割合 (大規模の郡部). ; 平均… 植物 嵩 男. 女. 2 ,00 3 .42 2 。92 2 .50 1 0 4 1 5 5 1 。 . 。55 1 ,56. 3 。55 2 .56 2 .78 2 .50 2 .89 2 ,94 1 .89 2 ,94 2 。83 3 。61 2 。50 2 ,39 3 .17 3 1 0 1 4 5 1 . . .17 1 。46 1 .32 L34 0 .88 1 .41 0 .95 1 ,34 1 .26 1 .30 .20 1. SD. 表8-3. 3. 2 響 B g g :. 1 ,67 3 。50 3 .50 3 .00 3 ,17 3J17 3 。67 3 ,50 3 .00 2 ,67 4 .33 0 7 3 0 9 4 8 5 1 1 2 5 1 2 2 1 1 0 0 7 1 1 1 0 1 0 0 0 7 3 1 . 。 。 . . 。 , 。 。 . ,14. SD. 年. 餐 剥離 慧驚. 2 .80 3 .60 1 .38 1 .11. SD. 光 1 熱 1 音 1天文1気象1地質. 動物 生理 化学. 力. 磁気 電気. 光. 熱. 音. 天女 気象 地質. .79 ′.62 .95 .87. .55 .86. 。88 .90. 。67 。88. .59 .91. .88 1 .00 .86 .85. .72 .78. .81 ,80. .80 1 ,05 .85 .88. .76 .93. ,82 .87. .80 .80. ,77 .85. ,85 .55. .87 ,80. ,85 .78. .76 1 .01 .81 .90. .90 .70. .74 ,85. .76 .91. .72 .89. .75 .86. .65 .82. 。60 .83. 。73 ,92. .72 .88. .55 .82. .80 。84. .50 。75. ,74 .90. .87 ,86. ,84 ,92. .82 .89. .99 .85. .79 1 .02 ,82 ,89. .80 ,78. .48 .93. ,79 .71. ,89 .77. ,73 .69. .69 .86. .49 .82. 。84 .82. ,83 ,91. .58 .76. .91 .89. .84 .92. .83 .87. ,67 .84. 1: g g 呈 客 二. 葵:13領域の値を平均した数値を示した. スがあるのであろうが, 特定の領域に対する嫌悪が, 理科全体の印象を悪くしている場合も多いの では ない だ ろ う か,. しか し, この 検 討 に 用 い ら れ た 人 数 は 少 く, 特 に 4 @ 5年男子は数が少ない。 し した が っ て, こ れ. だけで結論を導き出すのは危険であり, 今後さらに検討が加えられ る必要があろう。 8 , 調査時期の影響 1) 関心度の時期による比較. 前報で述べた教科についての, 1, 3 両学期の関心度の比較. に おい て は, ほ と ん ど違 い が な か っ た。 ま た 理 科 に つ い て は, 5 年女子での関心度のやや大きな低. 下以外は, 両調査間でほぼ一致した値を示した。 しかし, 今回の各領域に ついての調 査 に お い て は, 両調査間での関心度にやや大きい変化がみ られた。 各領域について, P ,Q , R 3校での両学期の調査結果を表9-1, 2に示した。 -1 49一.
(14) . i i lof Hokka iver i ido Un journa t on IC) s t y of Educa on (Scet. Vol .24 No ,2. 表9-la P ,Q,R 3校平均得点 (1学期). 業窟優. 植物 動物 生理1化学 X. 男. 117. 女. 110. 男. 176. 女. 146. 男. 192. 女. 165. 男. 199. 女. 196. SD. 3. X SD X SD. 4. X SD X SP. 5. 6. Janua ry ,1974. X SD X SD. 力. 磁気 電気. 光. 熱. 音. 天女 気象 地質. 3.32 4.26 3.81 4.12 4.12 4 .72 4.00 .60 4 .62 4.43 3 ,54 4 .09 3.56 3 9 2 2 2 8 1 9 0 7 3 9 9 1 1 0 5 2 0 0 5 0 7 0 7 0 1.19 1.06 1 1 6 .17 1 ,23 . . . . , . . , . 3 .28 3.46 3.65 .30 3 .77 3.85 4,32 4.02 3.77 3.27 3.82 4 .72 3.24 3 9 2 0 9 1 4 1 5 1 1 0 7 0 6 1 1 6 1 1.16 1.34 1.35 1.14 1 .94 1 .22 1 .28 . . , . . . 3.13 4.22 3.56 3.78 3,97 3,92 4.26 3.77 3 .04 3.18 4.04 2 9 9 8 0 0 6 0 0 1 0 1 1,11 0.93 1.18 1.05 1 .08 1,08 . . . . .02 1. 3.20 3 .41 3 1 1 1 .23 .. 3 .90 3 .32 3 .38 .16 3.58 3 .62 3 .42 2,88 3,52 3 .83 3.84 3.48 3 .65 3 8 9 7 0 0 6 1 9 9 8 4 0 1 1 1 0.99 1.23 1.21 1 . , .09 , .02 0.96 1 ,0 0 . .0 ,08 1 2 .55 .33 3 .16 3 .96 3 ,36 3 .59 3 .99 3 .64 3,78 4 .00 3.63 3 ,85 4.14 3 1 ,11 ,02 1 .13 1,16 1 .04 1 .02 0.93 1 ,07 1 .15 1 .02 0.97 1 .15 1 ,03 1 3 .39 .24 3.76 3.16 3 .07 3 ,36 3 .52 3,52 3 .24 3 .18 3 .47 3 .47 3 .55 3 9 9 0 5 1 8 0 1 1 1 7 9 9 3 0 5 2 5 1 0 9 5 9 0 7 0 0 1 5 1 0 0 0 0 6 1 1 , .10 , . . . . . . , . , , 3.17 4.17 3 .81 3 ,17 3,66 .90 4,19 3,78 3.47 3.32 3 .75 4 .20 3,64 3 8 5 1 1 1 9 4 1 1 1 0 5 1 0 2 9 1 9 8 1 0 0 9 8 0 0 4 0 1 0 0 1 0 0 ,09 1 . .12 , . . . . . . . . .. る唖i g. 3.76 3 ,54 3.42 3.43 3.33 3.10 3.31 3.36 3.43 3.57 3.22 3.76 2 0 1 1 .01 0 .98 .00 0 .87 1 .01 0.98 0.82 0,82 1.14 1 .99 1.07 1 .. 表9-lb p ,Q,R 3校平均得点 (3学期). 数 葦翫児童. 植物 動物 生理 化学 X. 男. 187. 女. 177. 男. 170. 女. 137. 男. 189. 女. 168. 男. 173. 女. 170. SD. 3. X SD. 4. 5. 6. X SD X SD X SD X SD X SD X SD. 力. 磁気 電気. 光. 戴 き. 音 1天女 気象 地質. 3,47 4,25 3.89 4,10 3.95 4,04 4.44 3.83 3.45 3.51 4.14 3.49 3,78 1 .08 1.20 1.20 .07 1 .07 0.86 1,12 1,16 1,18 1 .14 0,99 1,19 1.08 1 3 .39 3 .75 .53 3 .71 3 .15 3 ,45 3 .25 3 .64 3 .31 3 .80 3 .86 3 .90 4 .71 3 1 .04 1 .13 .14 1 .21 1 .04 0 .98 1 .05 0 .98 1 .14 1 .06 1 .04 1 .27 1 .27 1 3 ,22 3 .38 .34 3 .75 3 .48 3 .96 4 ,00 4 .52 3 .93 3 .20 3 ,66 4 ,18 3 .05 4 9 9 2 2 4 1 8 1 1 1 1 1 0 0 0 8 4 1 1 1 1 1 2 0 9 1 2 1 0 4 1 1 1 1 4 1 1 .23 . . . . . . . . . . . . 3.61 3 .61 .26 3 .41 3 .77 3 .83 3.72 3 .89 3 .33 3 .85 3 .62 3 9 0 7 1 0 8 1 0 7 1 0 6 1 1 0 2 1 1 6 1 0 1 1 4 1 6 1 0 2 1 Q .14 . . . . . . , . . .. 3 .42 3 .74 1 1 2 1 . .01. 3.03 4 .14 3.70 3,85 4.29 3,92 3,59 3,53 3.90 3.31 3.55 .10 3.71 4 . 9 9 1 1 1 1.07 0 . , 2 .12 1.00 1.00 0.92 1.01 1 04 1.00 1.28 1.23 1,11 6 3 3,70 3.38 3.20 3.46 3 ,42 .33 3 .55 3.44 3 .54 3 .35 3 .43 3 .42 3 .3 . 0 .00 .86 1 .17 0.99 1 .93 0 .96 0 .89 0 .95 1 .02 0 .06 0 .97 1,04 1.04 1 2 .13 3 .46 .21 3 .75 3 .55 3 .28 3 .82 3 .96 3 .96 3 .48 3 .53 3 .99 3 .93 3 1 1 9 1 1 1 8 0 7 0 4 1 0 9 1 0 0 4 1 0 1 1 0 2 3 1 0 7 1 0 0 9 1 0 1 0 5 , ,09 . . . , . . . . . . . 3 .41 3 .10 3 .56 .42 3 ,28 3 ,17 3 .09 3 .03 3 .12 3 .32 3 .16 3 .61 3 .46 3 1 1 1 9 8 0 7 0 8 8 5 0 5 8 9 0 0 7 8 8 0 8 0 0 1 1 0 9 8 1 0 7 0 2 0 7 9 . . .96 , , , . . , . . . .. 男女ともに得点に有意差 がみられる場合に注目すると, いずれも変化の方向 が男女で一致してい る. すなわち, 3年の磁気, 光, 天文, 4年の天文, および6年で該当する全領域においては, 1 学期から3学期にかけて男女ともに減少し, 4年の生理, 化学, 電気, 光, 5年の熱, 音は男女と -1 50-.
(15) . 第 24 巻 第 2 号. 北海道教育大学紀要 (第一部C). 昭和49年1月. 表9-2 P ,Q,R 校 両 調 査 間 の 差. 学年 性別 植物 動物 生理 化学 3. 男. 年. 女. 4. 男. 年. 女. 5. 男. 年. 女. 6. 男. 年. 女. 力. 磁気 電気. 光. 熱. 音. -,22. -,07. .10. -.29 * -.29. .02 .10. -,03 ** 。36. -.06 .37 - ** ** ,31 -.32. -,02. .00. .17. ,03. -,06. - -.04. -.16. -.12. -,20 * -,20. -,08 -.02. ,40 -.01 .08 ** .33 -。06 -.01. .26 * ,24. .16 ** .27. .44. 。20. .10 ** .45. .18 -,04. ,12. .15. ,07. ,29. ,29. ,15. -,04 ,02 -.01 -. -,16 ,06 -. .02. ,23 ** .28. ,14. ,16. 。10 -.17. -,22 -.24 -.16 -。08 -,23 - -,23 - -,19 -.11 -.18 - -.24 - * ** 堆 く ** * ** * -.19 - -.30 - -.22 -,26 -,31 -。24 -.07 -.03 -.19 -,01 ** P <0 ,01. 地質. -.23. -,50 -.16 -.26 -.11 -。11 -,02 -,17 - .08 - * ** ** -.32 -.02 -,29 .01 ,03 ,01 -.42 .13 -. .06. 気象. -,29 ** 一.57. .15 -。01 ** -.01 .40. -.04. 天女. * P <0 .05. も に増 加 して い る。. このなかで, 3学期で得点の増加する, 4年の化学, 生理, 電気, 5年の熱, 音については, 北 )から, おおよそこの両調査間で授業が行なわれた学校が多いものと 海道における理科の年間計画9. 思われ, これらの領域においての, この学年での授業内容は, 児童の関心を高める面 で, 大きな意 味 を も っ て い る の で は な い か と 考 え ら れ る。. 3年女子の動物, 4年男子の熱, 女子の地質, 5年男子の電気, 光でみられる3学期での著しい 得点の増加は, 調査3校の1学期でのそれぞれの領域の平均得点が, 表2-1の全体の平均に比 べ て 低 い 値 を 示 して い る と こ ろ か ら, こ の変 化 を 一 般 化 す る こ とに は 困 難 があ ろ う。. 天文については有意差 が多くみられ, 男女とも各学年で3学期には関心度が減少して おり, また. 6年以外は, 3学期で偏差がやや大きくなる。 天文については, 年間の理科の授業計画からみて, またこの領域の性格からみて, 調査時期の影響が強くみられたのは当然かもしれない。 天 文 以 外. に, 全体として変化の方向の 一定したものはみられなかっ た。 例えば, 有意差の多くみられる, 電 気と光については, 3年と6年で減少, 4年と5年で増加している。 磁気については前述のように, 関心度の変動が大きく, 男女とも漸減するが, 3年か ら4年にか けては最も大きな得点の減少がみられることから, 3 年の3学期での有意な減少はその一般的傾向. に一致する。 化学についての4年での増加, 5, 6年女子での減少も, 次学年への関心度の変化に つ な が る も の と み る こ と が で き よ う。. 6年で男女とも, 全領域で, 3学期に得点の減少がみられるが, 関心度指数に換算して相対的に 比較すると, 男子では各領域とも両学期間で, 極めてよく一致することがわかり, 女子でも2, 3 の領域を除くと, 両学期間の差は少ない。 つまり, 相対的にみた場合には, 6年生が最も関心度の 変化が少ない. 2) 個々の児童の関心度の変化. 教科の場合と同一学級を, P 校から学年 ごとに1学級ずつ選 両調査間の関係をみるため び, 領域の関心度の , 相関係数を求めて表9- 卸こ示した。 前報で示したように, 理科の相関は全般的に高い。 それに比べて今回検討した領域の場合は, 全. 般的にその相関は低い傾向がみられ, 負の相関を示す欄もかなり認められる。 したがっ て, 個々の 児童の理科一般に対する関心よりも, 各領域では関心傾向に, 大きな変動を示す場合が多いと考え られ, 各領域のこの面での分析が重要な意味をもつことを示していよう。 ・ことが示される, なお, 相関係数の有意水準の検討からは, 高学年女子では有意な相関が少なし -1 51-.
関連したドキュメント
経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を
各テーマ領域ではすべての変数につきできるだけ連続変量に表現してある。そのため
黒い、太く示しているところが敷地の区域という形になります。区域としては、中央のほう に A、B 街区、そして北側のほうに C、D、E
を育成することを使命としており、その実現に向けて、すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に
を育成することを使命としており、その実現に向けて、すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に
自然起源を除く関東域のシミュレーション対象領域における NOx と VOC の排出量を 2030 年度 BaU