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フリードリッヒ・ルッツの資本理論

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(1)

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E

tw

'

Friedrich

Lutzs

Kapitaltheorie

'

Masaki

Hqchino

'

.

Zusammenfassung

,

.

.

5

1.

Der

Grund,

welrum

ich

die

Kapitaltheorie

Friedrich

A.

Lutzs

studiere,

ist

felgendes:

Erstens,

ich

wM wissen, welche

Beziehung

er mit

Walter

Eucken

hat,

bei

dem

er sich

1932

an

der

Universitat

Frejburg

i,

Br.

habilitierte.

Zweiterts,

ich

will

kennen,

welchen

Standort

seine

Kapitaltheorie

in

dem

Euckens

nationaldkonomischen

System

hat.

Dri-'

ttens,

ich

will suchen, welche

Antwort

dureh

die

Kapitakheofetische

Untersuchungen

aUf

den

Gegensat2'

zwischen

Kapitalbesitzer

und

Arbeiter

gegeben wird,

'

'

'

'

'

g

2.

Eugen

von

B6hm-Bawerk

maeht es

klar,twie

der

Zins

dem

Grenzprodukt

des

ers

gleich

s,ei,

Leon

Walras

erkltirt

den

Zins

durch

die

GIeichheit

der

Ersparnisse

und

der

lnvestitionen.

D}'e

Kapitaltheorie

von

John

Maynard

Keynes

ist

zweierlei.

Zuerst

zeigt er, wie

die

Liquiditatsprdferenz

den

Zing

mit

der

Menge

des

Ge!des

stimmt.

Danach

erkla'rt er, wie

der

so

bestimmte

Zins

mit

der

Grenzethzienz

des

Kapitals

die

Menge

des

lnvestition

feststellt.

.

Diese.

drei

6konomen

erkltiren

den

Zins

zwar, verschieden, aber

.sie

sageh

gemeinsam,

da6

der

Zinssatz

mit

der

Kapitalvermehrung

herabsinkt.

'

L

g

3.

Lutz

will

die

Zinstheorie

mit

der

Kapitaltheorie

vetbinden.

Um-

diese

Verbindung

'

'

zu erm6glichen, schafft er einen n.euen

kapitaltheoretischen

B.egriff,

der

.Kapitalge-

'

\l.ftnlA

' .O.dell,a'hK,agi,tiadiX.:riA":t,p " ,g.e,nh".a,nht.w,1'.d'

We"n

der

Fapitaiverv,st

efwartet

yird,

'

'

'

Auf'

de.m

Geldmarkt

macht er es

klar,

wie

'die

Nachfrage

des

Geldes

mit seiner

'

Menge

den

Zins.bestimmt..

.

'

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(2)

NII-Electronic Library Service

2

鉢    樹 は 三つ あ る。

つ は, ル ッ ツ が オ イケン の 弟 子であ っ た こと。

っ て 両 者の間にい か な る関 係があっ た かを 知 りた か っ

た こと

つ に は

オ イ ケ ン

その

経済学体系

に おい て理論 的研 究 を行なっ た領 域 は

貨 幣 秩 序の 問 題 を

する

投資

の問 題であっ た が

こ の 問 題はル ッ の資 本 理 論で どのように

展さ せ られた か を知 りたかっ た こと。

つ には

近 代 以

の経 済

会の問 題の

つ は, マ ル クス に よ っ て提 起 さ れた階 級 闘 争であるが

これ を資

と労 働, 利 子 と賃 金の関 係に還元

る といか な る結 論が予想 される かを, ル ッ ツ の資 本 理

を 手がか りと して 知 りたかっ た こ と。 以 上の 三 つ である。

 

以 下 順 次

上にあ げた 理由にっ い て

若干

明 を加え るこ とにし たい まず, ル ッ ッ とオイ ケン の 関係につ い て述べ

両者の関 係につ い て は以 下の 三 つ の点を指 摘 する こ

とが 出 来る。

 

両 者の研 究 は

互 補 完 的 な 関 係に立 っ て い る。 ル ッ ツ は

1925 年

の時オ イ ケンの も とで

学位

を取 得 し

1932 年

, 三

十一才

同じ

オ イ ケ ンの も とで

授 資 格 を 取 得 してい る。 従っ て , 両者の間には自他ともに認め る師 弟 関 係がある。 しか し

両 者の研 究 領 域 には,

くとも表 面 的には著る しい相 違が あ る。 オ イ ケ ンの研 究 領 域は

その 主 著 “

民 経 済 学の基

Die

 

Grundlagen

 

der

 

Nationa16kono

ie

 

1939

)が示 すよ うに綜 合 的で あるが,

      (1) ル ツ の それ は,

1

司じくそ の主 著

利 子 論

Zinstheorie

 

1956

年 )が示 すよ うに分 析 的である。 しか し

の間に は

ツめ

分析的

がオ イ ケ ン の

合的

の 上 に立つ とい

完 的な関 係が あ る。

ル ッ ツ の研 究 領 域は

,貨

幣 理 論 資 本理

にあるが

いず れ もが その根 拠 をオイケンの経 済 学 体 系の中に も ち

オ イ ケン体 系にお ける

貨幣

秩 序と投

過 程とに関 連

もっ て い る。

 

第二 に, 両 者

もに学 問 的 根 は歴 史 学 派の 中に もっ て い る。 両 者と もに歴史 学 派の方法論に は疑 問 を感 じ

これを解 決 する た めに歴 史 学 派 (歴 史 的 経 済 学 )か らオ

ス トリ

学 派 (理 論 的 経 済 学)へ

し て行 く

も学 問 的 根は なお 歴史 学 派

もっ て い る。 私がこ こで歴 史

派 の

と言 う時

三つ の 点 を 念

において い る

θ 社 会 的 歴 史 的 現 実 を

生 け る全

と してそのま ま に把 握し よ う とする綜 合 的 思 惟

従っ て

こ の現 実

個々 の領 域に

政 治

経済

社会

文化

とい う よ う に

独 立

せ て対 象 とす分 析 的 思 惟対 立 す 。  

会 的 歴 史 的 現 実を, 変 動 する様 相そのま まに把 握 し よ う とする歴

的思惟

従っ て, この現 実の 変 転 極 ま りない諸 相 を

こ の よ う なことのない自然 を 見 るように固 定 させて対 象 とす る理 論 的思

と対

する。   人 間に は,

望の 満 足を超えて 追 求 すべ き 目 的があるとする理想 的思 惟。 従っ て

人間を 欲望の満足 以

に目 的のない “ 経済 人 間” (

homo

 economic μsとす る効 利 的 思 唯 に対 立 する。

れ ら三つ の

4

っ て歴

史学派

に は,

典 学

派,

効 用

マ ル クス

新古

典 学派

ケ インズ学派

IC

ない 固

値がある。

 

三 に, 以 上の こと

, 両 者 と も に歴 史 学 派の

法 論に は 批 判 を もつ 。

知のよう に

1880

年 代に シ= モ

とメン ガ

との 間に方 法 論をめ ぐる論

があっ た が こ の

争の核       (2) 心は

トル の概 念に よ っ て説 明 す れ ば, 以 下のよ うにな る。 シ ュ モ

の主張が

“ 理論 研

Theorie

) は “

事実研究

E

pirie)

上iC成

り立つ とい の に

し, メンガ

主 張

逆に

“ 事 実 研 究” が “ 理 論 研 究” の上

ic

成 り立つ とい うこと に あっ た。 メ ン ガ

シ a

投げ

か け た

題 は, 理

な くして ど う して事 実の認 識が 可 能 か?とい うことであっ た

こ の論 争か ら

数十年後

, オ イ ケン とル ッ ツとが

面させ られ たの は同 じ種 類の問 題で あっ た。 38 N工 工

Eleotronio  Library  

(3)

フ リ

ドリッ ヒ

ル ッ ツ の資 本 理 論

3

1918

一 23

年}こ ドイツ に

曽 有のイ ン フ レ

ショ ンが起っ た 時, “ 理 論 研 究” の上に立 たな い “ 事 実 研 究” がいか に無

で あ る か が二人に とっ て深 刻に

験さ れ た。 “ 理論 研 究

ぬ きの “ 事

研 究” に よっ ては

インフ レ

シ ョ ンのメカニ ズム (因 果

係 ) はわ か らない とい うこと であっ た。 仁⇒

 

オ イ ケン の経 済

体 系にお け る資 本理論の

問題 その二

 次

に, ル ッ ツ の

資本

を と り あげた 理由の 二 つ め

オ イ ケン の 経 済 学

系のどこ にル ッ ツ の 資 本 理 論が位 置づ け られるか とい う点 を説 明 しておきたい。 こ の た めに はオ イ ケン の経 済 学 体 系 を知る必 要が ある の で

ま ず

そ の概 要 を示 すことにする。 オ イケンの経 済 学 体 系は

三 つ の基

的概 念か ら構 成さ れ てい る。 以

に そ れを示 す。  

一 .

経 済過程  二

経 済 秩 序  三

与 件 連 環

 

以 下

これ らの基

念につ い て 若 干の

明を

え るこ とに

る。 まず,

経済

過程にっ い て言えば

これ は

会 的 歴 史 的

実に おい て “ 変 わ り行 か ない ” もの を指 して い る。 こ の 経 済 過 程は

以 下の五 フの過程に分け られ る。  

一 .

生 産 過 程 (= = = 消 費 過 程 )  二

投 資 過 程

 

.分

配 過程

 

.技術

過 程   五

立 地 過 程  これ ら 五つ の過 程は

経 済のある ところ

いつ どこ で で も普 遍 的に認め られるもの である。 こ のた め, これ らの過程 につ い て は,

般 的, 理論 的な問題の設

が可 能と な る。 例え ば, 投 資 過 程 は

般 鰍 理 論 的にどの ように して決 定 される か ?とい う問 題が可 能となる。 と同 時に,

投資

が構 成さ れ ること にもな る。

 

次に, 経 済

序につ い て言えば, こ れ は

経 済過程と は逆に

社 会 的 歴

的現実に お いて “

わ り

く” ものを指して い る

。経済秩

序は大 別

れ ば二つ に分 けられ る

 

一.

中 央 指 導 経 済

 

.流

経済

(この

,市場

形 態と

幣 秩 序

が含 ま れる。)

 

これ ら二 っ の秩 序は, ノ ときと ところで変 わ り行 く。

経済秩

序は,

経済

過程と は 異 なり歴

と ともに

変化す

る。

っ て

経 済 秩 序につ い て は

的, 理 論 的な問 題の設 定 は許る され ず, 個 別 的, 歴 史 的な問 題の 設 定 しか

る さ れ な い。

えば

ある時 代

ある国 家の 経

済秩序

はいか なる形 態で あるか?という問 題が個 別 的

歴史 的に設

さ れ るだけで ある。

い でな が ら,

済秩序

経済

との

に は,

経済

が その時 代

その 時 代の経 済 秩 序の 規 制 を うけ ながら

その 枠 内で展 開 されるとい う関 係がある。

 

に,

与件

につ い て

えば, これ は

経 済

序 と は 別の

味で,

済 過 程 を

規制

する

例 え ば

経 済 過 程の中の分 配 過 程は どのように して決 定さ れ るのか ? とい う問 題は

経 済 秩 序 が ア メ リカ型の 流 通 経 済

中 央 指

経 済 かによ っ て規 制 を う けるだ けで は ない

それだけでは な く

与 件 連 環の

の欲

が,

争の

っ た

直後

のように, 現 在 欲 求が将 来

(4)

NII-Electronic Library Service

4

鉢   郵   正  樹

欲 求より も

極度

につ よ く食べ 以 外

欲 求排 除 っ て い る か否か によ っ て も規

を う け るの で あ る。 こ の ような与 件 連 環には以 下の六つ の ものが ある。  

一 .

欲 求 与 件

 

.資本与件

 三

労 働 与 件

 

.自

然与

 五

技 術 与 件  六

制 度 与 件      

 以上をオ ィ ケ ンの経 済 学 体 系で ある とする時

資 本理論が こ の体 系の どこ に位 置づけられる か は 自か ら明 らかで ある。 言 うま

も な く

それ は

与 件 連 環の資 本 与

の 中に

そ し て

投資

に そ の

置をもっ てい る。 オ イ ケンの “

資本理論

の研

” (

Kapitaltheore

tische

 

Untersuchungen

1943

年 ) も ッ の 堺 1」子 論” もともに, こ の体 系 を 前 提に して い

       ’

る。

, ここで

詳論

を避 け概

略的

なことのみ

せば, オ イ ケンの

資本

与件

の研

特長

あ り, ル ッ ッ の それは, これ を更に発 展さ せて, 経 済過程における投 資 過 程の問 題 と して,

r 般

理 論

に研

を 深め た ことに特 長があると言 える。 ∈コ 階 級 闘 争 問題へ の資 本理論の寄 与

問題 その三

 

最 後に, ル ッ ツ の資

理論 を

りあ げ た 理 由の三つ め, 階 級 闘 争 との関 連につ いて触 れてお きたい。 階 級の利 害は

果 してマ ル クス の言う よ う に両 立不 可

なこ と なのか ?資

と労 働, 利 子と賃 金と は,

果して両立不 可

態なの か ?資 本 蓄 積は, 資 本と労 働, 利 子と賃 金の い ず れか

方に しか利 益を もたらさ な い のか ? こ の よ うな問 題に対 して

,資本

は い か な る解

答 を 可 能にするの か?     

  今,

点 か ら階

闘 争 を 解 明

るとい うことを しばらく

い て

階 級 闘

済 発 展 との 関 係にっ い て,

一般

的な印 象を語ること にする。 も し, 階 級 闘 争の経 済 的 原 因が貧 富 の格 差にあるとするな らば,

これ は, 経 済 発 展 と

もに次 第に解 消されつ つ ある と

え る。 何

な らば, 貧

差 は,

貯蓄増大

投資拡

大 → 所 得 増 大を原理 とする経 済 発 展によっ て,

克 服 さ れっ っ あ る よ うに思 え る か らで あ る

確 かに

に は, 経 済発 展が階 級 闘 争を克服 しっ つ あ る と言 っ て も,

経済

発展の

には,

進 課 税を

む租

所得

再 分 配を

む社 会

保障

制 度

公 共 投 資 を 含 む 財 政 政 策

科 学 上の 発 明による技 術 進 歩な ど が含 ま れ な けれ

な らない だろう。

っ て

これ は あ くまで も

般 的 な印 象 と言 うべきである6 しか し

,経

済 発 展が貧 富 の格 差 を解 消 し,

級 闘 争 を 克 服 しつ つ あ る よ うに思 わ れ る

実 は 重 大であ る。 も し, こ のよ うあ るに も拘わ らず, 階級闘 争が

一 向

に鎮

すること な く, 却っ て激

する現

が見ら れ る とす る な らば, それ は もは や経 済 的 理 由に よ らず

社 会 的 理 由によっ て 説 明 さ れ ね ば な ら ない。 しか し,

t

,階級

闘 争の

会 的 側

は しばら く

経 済 的 側

に のみ則して議 論

れ ば,

象に基 づ く 限 り, 経

発 展 すなわ ち資

本蓄積

級 闘

克 服の

有効

な方

で あると言え る。

 

そ こ で 次の問 題は, 果して ,

一般

象と して認 められ る このよ うな

態が

的にも証 明 可 能か ど うか?とい うことで

6

こ の 問 題につ い て は以 下に予 定 してい るベ

ェ ル ク, ワル ラ ス, ケインズ, ル ッ ツ の

資本

に おいて

々 に

検討す

る こ と に したい。 だが そ

40

N工 工

Eleotronio  Library  

(5)

フ リ

ドリッ ヒ

ル ッ ツの資本理論

5

の前に,

般 的 , 利 子 と賃 金 との関 係 は

経 済 外 的 要 因の影 響 を 受 けるた め,

済 内 的

因の み で 理論 的に解 明

る に は困

な問題であ るこ と を, マ ル クス と ケ イ ンズ の資 本 理

に して

言 してお き たい。 ・

9

… ル ク・の

・・

{… , 産

G

W

…… P −

W

’−

G

である時, 商 品

W

W ’

貨幣 G

G ’

に転 化 する時に差 額 と して生

る剰 余 価

と して

説明

さ れてい る。 し か し, このような剰 余 価

がどのよ うに して生 ず る か とい う説 明 は, 生 産過程

P

そ の ものか ら内 生 的にされる の ではな く

剰 余 価 値の 搾 取 を可

にする

資本家

と労

働者

との 間の 生 産 関 係 とい う もの か ら

生 的に されて い るの である

こ の ように, マ ル ク ス の

資本

は,

子の

明を

経済

内 的要因に よっ て

は な く,

産 関 係とい

う経 済 外 的 要 因 によ っ てなす もの である。 これ を見て も

利 子の説 明 を 経 済 内 的 要 因のみに よっ て 理論 的に行 うことの いかに困 難であ る かがわ かる。

 

同じことをケ イ ンズ の

理論につ い て見ると ど うな る か ?ケイ ンズの資 本 理 論で は

利 子 は流 動 性 選

(貨 幣 需 要 )と

量 (

貨幣供給

) との 関 係に よっ て決ま る と さ れて い る と ころ で こ の

にも, 貨

幣数

量 は, 中 央 銀 行の貨 幣 政 策に よっ て決め られ るのであるか ら, 利 子の

明に中

銀 行の政 策 という経 済 外 的

因 を 認め ないわ けには

か ない。 以 上

マ ル クス

ケ イ ン ズ両 者におい て認め られ る ように

利 子と賃 金との関 係を資 本理論の 観 点 か ら解 明 する と言っ て も, これ を経 済 内 的要 因のみに よ っ て, 理 論 的に行 うことがいかに困 難で あ る かを指

して 以

検 討に入ること に

る。 二

ム 。 バ

ェ ル

         

y

  

静 態

にお

ける資本

論 一

 

e

 絶 対 的 生 産 期 間と平 均 的 生 産 期 間

 

ッ は,

代表

的な

資本

を 三つ の

型 に分 けて い る

 一.静

態 に お け る資

(ベ

ェ ル ク, オ

マ ン

 二

動 態にお ける資本 理 論 (ワ ル ラス

フ ィ ッ シャ

, ナ イ ト)  三

貨 幣 的 資 本理論 (ケ イ ン ズ

パ テ ィ ンキ ン

 

以 下

静 態にお ける資 本理論の代 表 者 と して

ム ・バ ウェ ルクを

じめに と りあ げるこ と に

る。 ベ

バ ウ

エ ル クの

資本

四っ の基

的認

か ら成る

 

一 .

生 産

回は, 生産 性を増 大さ せ る。

 

二 ! 生

は, 生

産期間

の延

を意

味す

る。  三

生 産 期 間の延 長 は, 生 存 基 本の存 在 を 前 提 とする。 (生 存 基 本 は

資 本 家に所 有 さ れる

  

時は

資本

労働者

配さ れ る

は賃 金を 意

する。)

 

迂回の

果 生じ た生 産

の増

加部

分は, 生

の提供 者で ある資 本 家に利 子と し    て支 払 わ れる。

 

以 上四つ の基 本

認 識 を

ェ ル クは

つ の理 論に構

する

この 理

は,

e

生 産 函 数

O

生 産 期間

  生 存 基 本,  

 

子を構 成 要

と して い る。 こ の理論の

明 に 入る前に, 絶 対 的 生 産 期 間 (七) と平 均 的 生 産 期 間 (τ) との関 係につ いて二っ の

ζ

と を

指摘

し て おきたい。    、

 

ee

− ic

, ベ

ェ ル クが仮 定 し た ように

一 生

期間

一期

間 延 長 する たびに

労 働

(6)

NII-Electronic Library Service

6

鉢   野 正   樹 者 を

人 ずっ 追 加 する

という生 産 方 法を と る な らば

労 働 者の

平均

生産 期 間は絶 対 的 生 産 期間・

÷

と・ う 関囃 成立す・. ・の 理 由を, 以 下・説 明 す・。 就 生 産 蹤 事 す・労 働

の生

産期

は, 以 上 に仮 定された生 産 方 法に よれ ば, 生 産 期 間の第 何 期に投 入されるかに よっ て

そ の従 事 する生 産 期 間に長 短を生

。何

な らば

生 産の

第 1 期

期 首 )

入 さ れ た労 働 者 は

絶 対 的 生 産 期 間 を t とす れ ば

t 期 間の 全 体にわた り生 産に

従事

するが

H

入 され る労

者 は

t− 1,

第皿

は t

− 2

次第

に生 産に

従事す

期間

を 減

し, 生

の 期 末に近づ く につ れ て

その生 産 期 間は

3

2

1

0

に近 くな る か らで ある。 これ を 図 示 す れ ば 次の よ うにな る。

第 労

第 労

第 労 o

   

_

   

一 一

… 一

t

__〜

   

t

     

=iT==

1

L4

1

..

..一

N

・ °

r

rr

r

ii

   

第 労

i

A

t

  今, こ の ように投 入された労 働 者の生 産 期 間 を等 差 級 数の公 式によ っ て合 計 し

・これをこの       ! 生 産に

事 した労

者の

総数

仮 定に よっ て,

間ご と に

労働者

つ 追加さ れ るの で

るか ら

,絶対的

期 間

t 期

間で は

t

人 と な る

で 除

れば,

労 働 者の 平 均

生 産 期

犖 禦

謄 艷

1

t

即 ち

的 生 産

間の

に な ることがわ か る。

 

第二 に, ベ

バ ウェ ル クの仮 定

生 産 期 間 を

期 間 延 長 する ことに

働者

つ 追

加す

に基づ と, 労

者の生 活に 必要とする生 存基

(価

)と, 労 働 者の生 産 す

数 量 (価 値 )

e

・間 … 生 存 基 本・軈 数 量・

÷

・ な る と・ う関 係 も成 立

・. 逆 に

,労働

は生

に必

る生

の二

を 生

産す

る とい う関 係 も

る。 こ の理

を, 図 表

1

によ っ て

明 する。 価

0

 

1

P3

P4

P

t

2

 

3

 

4

 

5T

 

O

 

tl

 

t

 

西

 

t

 

T

      (4)

            

1

42

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(7)

フ リ

ド リッ ヒ

ル ッ ツの資 本 理 論 7

 

図 表

1

を,

労 働 者の生 活に必 要な生

基 本 を 表 わ

図 表と して読 む。

X

軸の

1

2

3

 

生 産の

1

, 第皿期

……

1

期に投 入される労 働 者が

H

に 投入 さ れ る労 働 者が二人, 第皿期に投 入 される労 働 者が 三人

……

で あるこ と を 示す

Y

は, 第

1

人の労 働 者が生 活

るの に 必

な生 存 基

価 値

1 単

∬期二人の労 働 者が生 活

るの に必 要

生 存

基本

値 2

単 位

……

であること を 示 す。 生 産 期 間が延 長 さ れ

投 入され る労

者の人

が増 加 す れ ば

当 然 必

と さ れ る生

存基本

価値

量 も増 大 する。 今, 各 生 産

間の時 間を 短縮 すれ ば, 左図に見る生 産 期 間の 巾は縮 少さ れるの で

左図は右 図の よ うに 書 きかえ られる。 右 図によ っ て

生 産 期 間が

OT

まで延 長 され た 時の

と さ れ る生

を 見ると

三角 形

OTP

の部 分

即ち

1

 

oio

×

TP

に な ること が わ か る。        

2

 

次に

図 表

1

を労 働 者の 生 産 数 量 (価 値 )として読 む

仮 定によっ て

労 働 者は第 工期にも

ee

 

ll

, 第皿期に も

人 ずつ

……

と 追加さ れて行 くか ら

 

Y

軸に示され る生 産 数 量 〈価 値 )は

産 期 間の延 長にと もな っ て 増 大 する労 働 者

人 あたりの

産 数 量 (価 値 ) と読 むことも

来る。 生 産 迂 回の効

用 し

労 働

が生 産 する生 産

量 (価 値 〉が生 産

間を延 長 することに増 大 する な らば, 生 産の第

1

期 (

to− tl

に おける労 働 者

人 あたりの生

産数

価値

)は

tl

 

p1

第 II

ti− t2

)にお け

る労

人 あ た りの生

産数

量 (

値) は

t2

 p2

……

T

に おける

の生 産 数 量 (価

)は

TP

と な る。 今, 生 産 期 間が

OT

(左 図で は

5

期 間 )と決 定されだとする な らば

労 働 者

人 あた り (これは同 時に

生 産 期 閤

期 間 あた り)の 生 産 数 量 (価 値 )

TP

と な るから

こ の生 産 数 量 (価 値 )が

T

期 間 (左

で は

5 期

間)

い た とすれば

OT

産 さ れ る 生 産数量 (価値) は明ら か に

OT

×

TP

と な る。 生 産

OT

に おい て生 産された生 産

量 (価

OT

×

TP

を, 同

期 闘

OT

に必 要 と され・

基 本 隴 )

÷

・…

P

と嫩 す る と・ 後 都 潴 ・

÷

であ・・ とは 明 らか である。

に) ベ

が ウェ ル クの 利子理論

 

ル ク の利

は,

O

産函

数, 

O

生 産 期 間

 

生 存 基 本

 

金,  

子 の

か ら, 利 子がどの よ う に決 定さ

る か を説 明 する。 この諸 関

を, 図 表で説明すれ ば 以 下のよ うにな る。 価

{直

L

L

dl

/  

d

窪 〆

/ ∠

P

f

ω

∠ /

P

dl

    / /

Q

C

/ / / 〆 N

0

M

M

H

  表   図 τ

(8)

NII-Electronic Library Service

8

鉢  野 正 樹

 

図 表

H

において,

X

は,

労働

人 あた りの平 均 的 生 産 期 間 (τ) を 表 わ す。 労 働 者

人 あた りの生 産 数 量 (価 値 )は

労 働

人 あた りの

生 産 期 間が延 長さ れ る にっ れて増 大 する。 何 故な らば, 生

迂 回の 効 果が作 用 する か らで

る。 労

人 あ た りの平 均 的 生 産 期 間は

,す

で に説 明 して

た絶

的生 産

期間

と平 均

生 産

間 との関 係によ っ て ,

絶対

的 生 産

間が決 ま 楓 ・・

÷

と な・・

労鯖

あ た

平均

生産期

, ・ の生 産

(価

) との関 係 を 図 示 す れ ば

生 産 函 数 曲 線

f

(τ )が図 表

H

の ように描 か れる

産函数 曲線

f

(τ )の増 加

は じ め 増 大 し

あ る 点 をぎ る と 減

産 函 数 曲 線

f

τ )が

は じ め凹 型に増 大し, のちに凸 型に増 大 して い る形 状が こ の ことを示している。 これ は

収 獲 遞 減の法 則が作 用 するから である。

 

以 上で生

っ た と して

生 存 基

ま る と どの ような条 件が図

1

の 上 に

わされる か

見ることに

る。 生 存 基

が決 まるとい うこと は

資 本 家の所

する資本の 数 量が決 まるとい で あるが ; こ れが決 まれば, これを

労働

者の

総数

で除

ること に よっ て , 労 働 者

人 あた りに分 配 さ れる生 存 基 本が決っ て来る。 こ の生 存 基 本 を

更に

労 働 者の 従 事 する生 産 期 間で除 す れ ば

労 働 者

人 あた りの

,一生

産 期

あた りの 生 存 基 本

が決 っ て来る。 図 表皿に おい て は

人あ た りの 平 均的生 産 期 間と その 生産

量 (価 値)

の関 係がっ て い るだけで ,

だ, 生 産

間は ど れだけ なの か は確 定してい ない ので, 図 示 されてい る賃 金

OL

は, 仮の 賃金 と 理解されね ば ならない。

 今

生産函数

, 生

金の

関係

が,

に,

表皿で表 わ され てい る よ うで あ ると

る な ら ば, 残る

構成要素,、

子と生

産期

間と は どのよ う に決っ て

る か ?図

∬に よっ て

る と, 賃 金 直 線

LC

生 産 函 数 曲 線

f

(τ ) を 横 切るまで は

労 働 者の 生 産 数 量 (収 益 ) は

賃 金 (

用)に 及ばない。 しか し

この点をこえ て生

産期間

が延 長されると

用をこえ る

益が 出は じ め る

。一

体, こ の費用 を こえ た収益

利 子

最も大き くな るのは どのよ う な時で あ る

か ? これ を 知るた めに

L

点か ら,

Ldi

, 

Ld2

, 1

d3

の 直 線を ひくと, 

f

(τ) 曲 線 上にあっ て

利 子 を

も大 き くする のは, 利 子 直 線 (

Ld

 

Ld2

, 

Ld

,)が, 

f

(τ ) 曲 線に接 する

P

点 であることがわ かる。 も し

利 子が

P

点で決 ま れ ば

労 働 者

人 あたりの平 均 的 生 産

間 も

OM

で 決っ て

 

最 後に

こ のよ うに して決っ た生 産 期 間が

均 衡を

証 するもの で ある か どうか が

証 さ れ ねばな ら ない。 何 故な らば, 以 上の

議論

生 産 期 間が決 まらな け れ ばわか らないはずの賃 金

OL

を, 生 産 期 間が決 っ た もの と仮 定 して定め ること か ら

発し たので あ る か ら, 最

こ の よ う に仮 定さ れた生 産 期 間が これでよ かっ た か ど うかが, 終 結で定 っ た生 産 期 間 と

致 する か どうか を

証 すること に よ ウ て

め られ な け ればな ら ないか らで ある。 これは

,終

結で定っ た生 産 期 間におい て労

者が必 要 とする生 存 基

, 図

∬における

OM

×

OL

が ,

本 家の 所

有す

る生

基 本 を 労 働 者の

除 して え られ た 労 働 者

人に分 配される生 存 基 本と

致 する か どうか に よっ て確め ら れ る。 もし,

一致

が な け れば

,賃

利 子

生 産 期 間が変 化 して, 当 該 生

において, 労 働 者

人 あ た りに分 配 される生 存 基 本と, 労 働 者

人 あた りが必 要と する生 存 基 本 と を

致 させ る運 動が起 ることにな る。

 

今, すべ て の条

っ て

均衡

立 し た と

仮定

するならば

図 表

H

に見るよ うに, 利 子 直

が, 生

産函数

曲 線の接 線であることに よっ て

以 下の命 題が立て られる。

 

“ 均 衡におい て, 生 産

間 あた りの

利子

利 子

, 生 産

間 あた りの

産 数 量 (価 値

44

(9)

フ リ

ド リッ ヒ

ル ッ ッ の資 本理論

9

あるい は, 生 産

間 あた りの

,労働

人 あ

生 産 数 量 (価 値 )

働者

生 産

に等しいQ

日  利 子と賃金 との 関 係

 

ム ・ バ ウ ェ ル ク の利 子理論では, 生 存

本は,

資本

と して も

金 と して も予め決 っ たも の と さ れて い る。 ところ で

予め決っ た もの と さ れて い る生 存 基 本が, 何 らかの理 由で 変 動 し た と仮 定

れば

ど の よ う な変

金や,

子や

生 産 期 間の聞に生 ずるか?こ の こと を

以 下

討 す る。 何

な ら ば, こ うす

ことに よっ て

,利子

金 との

係がわ か る か ら で あ る。

 

図表皿 にい て

らか の 理 由で生 存 基 本が減 少し, そ の結 果, 資 本 家の 所 有 する資 本 も

に分配 さ れ る

金 も

OL

から

OL

へ と

落 した と仮 定 す 図 表

1

に よ っ

利 子 を 極 大にする点

P

は,

P

’ へ

利 子 極 大 点

P

か らSP ’ へ

こ と に よ っ て

生 産 期 間 は

OM

か ら

OM

と短 縮 され る ころで

,利

子は ど うであるか?利 子の方 は

PC

か ら

P

N

と上 昇 す るら れ る

,一

連 め 変 化に っ て 新たに成 立 し た賃 金, 利 子,

生産期間

が,

均衡

に おける

ので あ る かど うかは,

でに述べ たよ

に,

に おい て労 働 者に分 配 されると された生 存 基 本 と, 終 結 点におい て労 働 者に必要と さ れ るこ とが 確 定 する生 存 基本と が

致 するか ど う かにかか っ て い る。

 

利子 の極 大 点

P

P ’

ともに 以上の 均 衡 条 件 を 満

均 衡におけ る極 大 点 とする な ら ば

両 点いずれ もここに固 定さ れ

地 な き点で あ る。 今

両 点を このよ う な

衡 点と して

生 存 基 本の変 動 か ら生 じた

化 を

図表

H

の上で, 生 産

OM

か ら

OM

’ へ

, 逆に,

OM ’

から

OM

へ の延 長 と読 む ならば, 以 下の命 題が立て られる。

 

一.

産期

を短

縮す

れば (

OM

OM ’

上 昇し (

PC

P ’

N

) , 逆 に,

金は

下落

  

する。 (

OL

OL

)  二

生 産 期 間 を 延 長 す れ ば (

OM

OM

) 利 子は下 落し (

P

N

PC

賃金 は上 昇     する

OL

OL

 

以 上

ェ ル クの利子 理論は

生 産期間の変 化に対して

利 子と

金が相い 反

る変 化 を 起

ことを 示 して いる。 生 産 期 閤が延 長 され れ ば さ れ るほど, 利 子 は 下 落 し賃 金 は 上

  

昇 す る。 逆に, 生 産

間が 短

さ れ ればさ れ る ほ ど,

金 は

下落

利子

は上 昇

る。 生

産期

間 の長 短 は, 生 存 基 本の増 減によっ て 決 ま るか ら, 生 存 基 本 (資

)が増 大 す れ ばす るほ ど, 利 子は下 落 し賃 金は上 昇し, 生 存 基

(資

)が

減少

すれば する ほ ど,

金 は

落 し, 利 子は 上 昇 するとも言え る。 か くして, ベ

・バ ェ ル ク の

子理論によ れば, 資

本蓄積

一 迂回 生 産の発 展 = =

資本

主 義の 発 達は

,賃

金 を 所 得 とする労 働 者

IC

は有 利に

利子 を所

とする資

家には不 利に作 用 するとい う

論が え ら れ る。 三

ワ ルラス の

資 本理論

   一 動

態に お け る

資 本

← ) 貯 蓄と永 久 純 所 得 財

E

と の関 係

資 本 , 今日の “ 資金需 給 説”

(10)

NII-Electronic Library Service 10 鉢     近い。 利 子 を, 資 金の供 給

貯 蓄か ら生 ずる

資 金の 需 要

投 資か ら生 ずる

の 需 給 関 係 から

睨 してい る か ら で あ る

こ の理論は, 資金 を供 給 する貯 蓄 も, 資 金 を 需 要 する 投

も,

1

ともに

子の函 数 とお く ところか ら 出発 する。 これは 丁

, 価

理論におい て ,

財 の価 格は需 給 関 係に よ っ で

決定

さ れ る と し なが ら

, ま ずその需 要 と供 給 とが と もに価 格の函

とお か れ る ところ か ら

出発

する のと同 じこ とで ある。

 

ワル ラス の

資本

で は, どの ように

金へ の

給 関

め られて い るか?

貯蓄

は,

利子

の函

で ある という

が, それは どのよ うな 形 を して い るか?投 資 は

利 子の 函 数であ る とい う が, それは どの よ うな形 を して いる か ?ワル ラス の 貯 蓄 函 数

を 理解 する た め に は,       {6) 両 者に共 通 して利 用されて い る “ 資 本 化” (

Kapitalisierung

) とい う概 念 を 知ら ねばな ら ない

 

資 本 化 とい う概

は, 亠 定の収 益が年々期 待される時

その

益を

引 くこと にょ っ て, こ の収 益 を もた らす 資 本の現

価 値 を 求め る時に利 用 される。

な例に よっ て

れ ば以

の よ うにな る。

年後

期待

さ れ る100 万 円 収 益

を 年

4

% とす れ ば, そ の現

v はい く

になるか ? こ の 問 題 を 解 く方 程 式は次の よ うで あ る。      

4

       

100

=   (

1

)v           

     

100

     

100

      v 

       

1

11 。 )   こ の方 程 式 を 解 け ば, 答 え は 約

96

万 円 とな る。 同 じよ うに, 二年 後に期 待さ れ る

100

万 円の 収 益の現在 価 値 v は ?

        

100F

1

A

_

)・v       100      

100

      ひ  

       

( 

1

 十   4       100 ) 2

 

こ の答え は

92

万 円 と な る。 この よ う な 関係をi

定の 収 益を

N

利子率を

i

, 期 間を

t.

と し て

般 式で表わ せば

t 年 後に期

さ れ る収 益

N

在 価 値 v の よ う に な る      

N

      v =

       

(ユ+

t

 

今,

こめ 関 係 を 利 用 して

,一

定の収 益 を 年々生 ず る

資本

の現

在価値

V

を,

ごと に

引いた収 益の

合計

と して

のように なる

       

N

       

N

       

N

     

N

        

V

= (

1

+ ‘) + (

1

i

・ + (

1

i

)・・

1

+ {)・ 。 の式 を

、を 無 限 大と して, その等 比 灘 の禾睦 求め れ

ば,

公 式に

。 て

,v

_

       1 のを え る。

 

ワル ラス の

資本

には, 以 上

明 した

資本

化の

念が,

貯蓄

も投資函数

にも

用 さ れて い る。 まず

か ら説明する。

ル ラス は

貯 蓄は永 久 純 所 得 財

E

に対 する需 要 に よっ て決 ま り

この永 久 純 所 得 財

E

の価 格 P, は, 利 子

め逆

4

あ る と

      L は

,一

体どう言 うこと

?ワル ラス の

うこ とは

化の概 念 を 知 れ ば 簡 単に解 け

る。 ワ ル        

 

       

N

       

N

       

N

     

N

言 う

得 財

E

とい うの は・ 上

V

1

十 ε

+ (、.

i

)・+

i

: (

1

i

)・ における, 期 待さ れ る年々の

N

の無 限の流 れの こ とである。 収 益が無 限に続 くと仮 定し たか ら

土 地に対 す る地 代のように

一 永

純所得財

と名づ け られ た。 ワ ル ラス は

貯 蓄 を

資本

対す

需要

で は な く

これは投 資と な る

一 資本

の生み出

す年

々 の

限に

く収 益に 46 N工 工

EleotrOnio  Library  

(11)

フ リ

ド リッ ヒ

ル ッ ツ の資本理 論

11

対 する需 要であると解 釈 する。 更に

永 久 純 所 得 財

E

の 価

の逆

である とい       L うのは どうい うこと か ?これも,

定の収 益が無 限に続いた と仮 定 した 時, こ の

益 を利

子率

で割 引い た ものの合 計によっ て, こ の収 益 を 生み出 した 資 本の現 在 価 値が

められ る と し た上 式

、 を ・・れ ば 齢 鰍 ・問 題

・ …

i

・の

形 嬬

一 ・

の 二つ の式がえ られ飆

}ま

で あ る か ら資 本の雕

利 子

を・

f

である か ら

益の

価格 一

永 久 純 所 得 財

E

の価 格

を表わすことに な る か らで ある。

 

次に, 投 資 函 数の方で

本化

念 は どのように利 用 さ

れて い るか?投 資は,

資本

の価 格 が上 昇 す

増 大 する が, 資 本の価 格

は,

どの ような時 上 昇 する か ?これ を知るためには

資 本の 価 格が どのようにして 決 まる かを 知ら ね ば な ら ない これ は, すで に説 明 した

定の 収益 が, 無

い た と

仮定

し た時の , 資 本の現

価 値 を 求め る式

V

is

に よって 簡 単に解

      l                      

この

を,

資本

価格 一

資 本の

Pk

資本

め 生 み 出す年々 の収 益 を

Pk’

, 減 価 償 却 率 を m

利 子 率 を

i

と して ワル ラス の立てた式で表 わ す と

のよ うに な る。      

Pk _

Pk

       

Pk

−       t に } ワ ル ラ ス の利 子理論

 

ワル ラス の資 本 理 論 は

すでに述べ

種の資 金 需 給 説で あ るか ら

利 子の函 数で あ る貯

投資

相関

関 係に よっ て

子がどの よ う に決ま る かを 説 明 する。 価

に おい て, 価 格は当 該 価

に おい て,

要と供 給 との間に開きが ない こ とが

衡が

立する条

と さ れる の と同 じよ うに, 利 子理論におい て も, 利 子が当 該 利 子におい て, 貯

と投 資との間に開 きがない こ

衡が成 立 するた めの 条 件 と される。 何 故 な らば

貯 蓄 と投 資 との 間に開 きが あ る限 り, 両

の開 きを埋め よ う と して

子 は

る は

であ

か ら

利子 はつ い に

高さに決 まること が ないか らであ る。 ある利 子の高さで貯 蓄と投

とが

致 す , は じ めて , 利子の 変 動は なくな り

利 子は決 まることにな る。 従っ て , ワル ラス の利 子 理 論では, 利 子は

簡単

に.

貯蓄

S

投資

1

しい

決 まると言え る。

 

しか し, ワル ラス の

子理

はこれで

るの で は な く, こ

出発点

であっ て, ワル ラス の

子 理

本 領

貯 蓄 函 数

S ,

投 資 函 数

1

が どの よ うに決め ら れ る かを 明らか に した所にあ る。 まず,

貯蓄函数

S

が どの ように決め られるか を

ることに

る。 ワル ラス によれ ばt 貯 蓄 は

すで に説 明 した永 久 純 所 得 財へ の 需 要に よ っ 決められ る。 永 久 純 所 得 財へ の 霈 要 は

他の 物 財の需

と同じく, 各 種の価 格に よっ て決っ て

る。 この 関 係 を, 永 久 純 所 得 財へ の需 要 を

D

, ,

各種

の価

と して

土 地用

価格

を Pt,

労働

用 役の 価 格 を Pp,

資本

価格

を Pk

消 費 財の 価 格を Pb, 永 久

所 得財の価 格 p, と して 函

で表わすと 次の よ うにな る。

       

D

・ =

 

F

・ (

Pt ……,

 PP

…,Pk ……,

 

Pb ……・

Pe

 

に, 永

久純所得

財は

,す

で に

明 して来た理 由に よっ て

,利

の逆

      v か ら,

久 純 所

得財

へ の

需要

D

。 に, 永 久 純 所 得 財の価 格

p

, を か けてや れ ば

需 要 さ れた永 久 純 所 得 財の総 額

即 ち

貯 蓄の総 額 が えられるこどにな る。 こ の関 係を函 数で表わす と次のよ う に な る。

(12)

NII-Electronic Library Service ユ

2

鉢    

        

S

 

DeP

。 =

 

F

Pt ……

, 

PP …

, 

Pk ……

, 

Pb ……

, 

P

,)

Pe

 

永 久

純所

得 財の 価格 p, は

利 子

の 逆

4

る か ら , 上式は次の よう

IC

形 出      

t 来る

        

S

 

 

Fe

 

Pt ’

PP ”

r

・Pk ’“

i

”・P

i

  

1

) 以 上で

貯 蓄 函 数

S

が決め られる

1

拭 によっ

見る

土 地

労働

資 本

財の価

定な らば

貯 蓄は利 子 率の 函数で あ ることが わ か る。 もし,

の 価格が

らば, (

1

)式 は, よ り簡 単に,

S

f

i

)と表 わせ る。

 

,投

函数 1

がどの よ う に決め

れ る かを見 ることに

る。

資の

総額

は, 新しく

によっ て 生 産された資 本 財を

K

K

’ , 

K

……

とする と, 

K

の数 量

Dk

と価 格

Pk

の積

DkPk

K ’

D

ピ と価

格 P

ピの

D

P

K ”

D

’と価

Pr

の積

DfPf

……

を合 計 した もの になる

この 関係を

で表わすと

の よ うにな る

1

−  

DkPk

 

D

P

t

 

D

Pr

……

 

この式 は

,利

子が決ま るの は, 貯 蓄が

投資

に等 しい 時

,.

S

L

とい う条

に よっ て ,

t

次のよ

       

x うにも表 わ せる。

         

S

 −

 DkPk

 D

P

 

D

P

……

   

2

      

i

 

ところで

,以

上の 函 数

1

S

・= ・ 

D

Pk

D

P

ピ+

D

P

…・

におい て は

資 本 財の生 産 数 量

Dk ,

 

D

 

D

……

資 本 財の生

産価

Pk ,

 

P

ガ,

1

tt……

と は

どれ だ け なの か は決 っ て いない。

体, これ らは どのようにして決ま るのか ?こ の間 題を解 くた めに

s ワル ラス は な お

      ノ

ニっ の方 程 式 を用 意 する。 ま ず, 投 資によ っ て生 産 された資 本 財の価 格

Pk

, 

P

ピ, 

Pf

は, そ れ ぞ れめ 資本 財の生産に要 し た

用に等し く な け れ ば な ら ない とい うこ と か ら

,一

つ の 方 程 式 が

て られる。 こ の関 係 を, 資 本 財

K

K ’

, 

K ”……

の中 か ら, 

K

だけを 選んで 表 わせば, 資

本財 K

し た

用 は

要 素に

した

即 ち

土 地の費 用 (土 地用役の

kt

1

価格 Pt

との 積 ) 労 働の 費 用 (

働 用 役の

kp

と価 格

Pp

の積 )t 資

め 費 用 (資 本用 役 の数 量 

kk

と価 格

Pk

)の合

に等 しくな る から,

のよ う な

函数

わ せ る

         Pk  

 k

,pt

 

…… kppp

 

……

k

pk

 

……

   

3

〕       圃

 

3

は, 資 本 財の価 格

Pk

は, こ の資

K

の 生産に要 し た土 地, 労

本の

用が決 ま れ ば,

っ て

るこ と を 示 して い る

これ と

じこ とは

他の 資 本 財

K ’

K

t

……

にう いて もあてはまる。

 

}こ

投資

に よ っ て

生産

された

資本財

Dk ,

D

……

は どのようにして

ま るの か ?こ の問 題 を解 くた めに

ワ ルラス は

価格

資本

の現

在価値

は,

定の収益

を 利 子 率で 割 引い

に等しし’

ζ

と か ら

つ の

を 立て る・

か ら生 み出される年々

の収 益 を

Pk

と し, 減 価 償 却 率 を m と し, 利 子

を ゴ と して , 資 本の価 格

Pk

を表 わせ

次のよ うにな る

        

P

、 _

P

mP ・

   

   

     

      t 48 N工 工

Eleotronio  Library  

参照

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