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エマージング マーケット マンスリー 19 年 1 月号 農村部を中心に鈍化する家計消費 加速する公的歳出 7-9 月期の実質民間消費は前年比 +7.% と前期の +.% より鈍化しました 足元では二輪車と乗用車の販売が低迷 ( 図 3 左 ) 燃料小売価格の上昇( 図 3 右 ) や自動車保険加入

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Academic year: 2021

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※「エマージング諸国」とは、アジア、中南米、東欧・ロシアなどの新興諸国を指します。

経 済 調 査 室

【インド】 準備銀行総裁の辞任や州議会選挙での与党敗北を受けて高まる不透明感・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1ページ

【ロシア】 ウクライナ船の拿捕で追加制裁を警戒、OPEC総会後も軟調な原油市況の回復に期待・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7ページ

【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9ページ

【インド】 準備銀行総裁の辞任や州議会選挙での与党敗北を受けて高まる不透明感

*

【図1】 民間消費が鈍化する一方、固定資本投資は加速(左)

【図2】 民間部門の生産を反映するコアGVAの伸びが鈍化(左)

 民間消費の鈍化に伴って7-9月期のGDP成長率は減速

出所)インド中央統計局、CEIC 出所)インド中央統計局、CEIC インド・ルピーが足元でやや軟調です。同通貨は、11月に対米ドルで+6.3%と堅調 に上昇した後、12月27日にかけて同▲1.1%下落。騰落率は主要アジア通貨ではイン ドネシア(▲1.8%)に次ぐ低さでした。11月に買われた高金利経常赤字国通貨を売り戻 す動きが強まったことに加え、同国固有のリスクも意識されたとみられます。同リ スクとは、インド準備銀行(RBI)総裁の辞任に伴う経済運営迷走の懸念や、今年春の 下院総選挙を控えた政治的不透明感等です。12月に開票された主要州議会選挙では、 与党インド人民党(BJP)が予想以上の惨敗。これを受けて、下院総選挙のでモディ政 権の再選を危ぶむ声も聞かれます。ルピー相場は今後も低迷するのか。本稿では、 同通貨を取り巻く環境に就いて考察します。まず、足元の景気物価状況を概観し(1-3 頁)、金融政策動向について分析(4-6頁)。突然のRBI総裁を経て今後の政策金利の軌 道が変わり得るのか考えます。また、州議会選挙の結果と春の総選挙に向けての政 治動向について整理しつつ、ルピー相場の方向性について考察します(6頁)。 足元の景気は鈍化しています。11月30日、政府は7-9月期の実質GDPが前年比 +7.1%と前期の+8.2%より減速し(図1左)、市場予想(Bloomberg集計の中央値)の+7.5% を下回ったことを公表。需要側では、民間需要が低迷する一方、公的支出の伸びが 目立ちました。民間消費が鈍化したものの固定資本投資や政府消費が加速したため、 内需の寄与度は+9.2%ポイント(pt)と前期の+8.7%ptより拡大。また、在庫投資の寄与 度も+0.5%ptと前期の▲0.2%ptより反発しました。しかし、総輸入が急伸したため、 純輸出による押下げ幅が▲3.0%ptと前期の▲0.4%ptより大きく拡大し、成長率を押下 げました(図1左)。なお、今期の主な押上げ要因となった固定資本投資と政府消費の 伸びは主に公的支出の加速によるものです。今後は、年度末の3月に向けて歳出が抑 制され、上記項目の伸びは失速する可能性が高いとみられます。 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 農林漁業 サービス (%) 部門別実質生産の前年比(四半期) 注)直近値は 2018年7-9月期 (年) 建設 製造 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (%) 実質総付加価値:GVAの前年比(四半期) 注) 期間は、 2012年4-6月期~2018年7-9月期 (年) 実質GVA (総付加価値、 基礎価格) 実質コアGVA (農林漁業と公共 サービス等を除く) -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 2008 2010 2012 2014 2016 2018 鉱工業生産前年比(月次) (%) 祝祭日調整済 (線) 注) 祝祭日調整: 10、11月期のみ同2カ月平均を使用 直近値は、2018年10月 祝祭日調整前 (棒) (年) -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 2008 2010 2012 2014 2016 2018 純輸出 民間消費 固定資本投資 在庫投資 (%) 実質GDP前年比(支出項目別: 四半期) 政府消費 実質GDP(新基準) 2011-12年市場価格 (年) 統計誤差 実質GDP(旧基準) 2004-05年要素費用 注)旧基準:2006年1-3月期~2014年7-9月期 新基準:2012年4-6月期~2018年7-9月期

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 農村部を中心に鈍化する家計消費、加速する公的歳出

【図3】 燃料小売価格は9月末に向けて上昇しその後反落(右)

【図4】 産出価格を上回る投入価格の上昇によって企業収益が悪化(右)

 農林漁業や製造業が鈍化し、サービス部門が加速

出所)マークイット、Bloomberg 7-9月期の実質民間消費は前年比+7.0%と前期の+8.6%より鈍化しました。足元では 二輪車と乗用車の販売が低迷(図3左)。燃料小売価格の上昇(図3右)や自動車保険加入義 務の強化などに加え、農産物価格の鈍化、雨季作物の収穫量の低迷、軟調な農村部賃 金等が背景です。政府消費は同+12.7%と前期の+7.6%より加速。今年の春に総選挙を 控え、経常歳出が前倒しで実行されています。4-10月期の財政赤字は今年度予算の 104%まで拡大し、前年同期の89%を超過。足元で歳入が低迷しており、年度末の3月 にかけて財政赤字抑制目標を守るために歳出抑制が図られるでしょう。固定資本投資 は同+12.5%と前期の+10.0%より加速。高速道路や農村部のインフラ整備など公的投資 がけん引役でした。外需では、総輸出が同+13.4%と前期の+12.7%を上回り、総輸入も 同+25.6%と前期の+12.5%より急加速。投資の加速に伴って資本財輸入が増加しました。 この結果、純輸出の寄与度は▲3.0%ptと前期の▲0.4%ptより下げ幅が拡大しました。 生産側から算出された実質総付加価値(GVA)は前年比+6.9%と前期の+8.0%より鈍化。 民間部門の動向を反映するコアGVA(農林漁業と公共サービス等を除く)も、同+6.6%と

前期の+8.1%より減速するなど、軟調さが目立ちました(図2左)。 出所)インド自動車工業会(SIAM)、Indian Oil Corporation、CEIC

7-9月期の実質農林漁業生産は、前年比+3.8%と前期の+5.3%より鈍化(図1右)。雨季 の降雨量の地域的なばらつきなどから、雨季作物の収穫が不振でした。鉱業は同 ▲2.4%と前期の+0.1%より反落。石油・ガス生産が低迷しました。製造業は同+7.4%と 前期の+13.5%より鈍化。投入コスト上昇による収益率の悪化によります(図4右)。なお、 前期の急伸は前年同期の落込み(GST導入前の在庫圧縮のための生産抑制)からの反動 であり、鈍化幅は誇張されています。建設業は同+7.8%と前期の+8.7%より鈍化しつつ 堅調に拡大。政府によるインフラ投資がけん引役です。サービス部門は同+7.5%と前 期の+7.3%より加速。政府の経常歳出の伸びを受けて、公共サービス等が+10.9%と前 期の+9.9%より加速しました。流通・宿泊・運輸・通信等も同+6.8%と前期の+6.7%よりや や加速したものの、金融・不動産は同+6.3%と前期+6.5%より鈍化。流動性不足に見舞 われるノンバンク部門の混乱が不動産部門等に波及した影響もあったとみられます。 今後も、農村部を中心に、家計消費は勢いを欠くでしょう。来春の総選挙にかけて は政党による選挙関連支出などが一時的に消費を押上げるであろうものの、食品物価 の低迷が農業部門の交易条件を悪化させ農村部の消費を下押しするとみられます。 -20 -10 0 10 20 30 40 50 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (%) 新車販売台数の前年比(月次) 二輪車 乗用車 注) 3ヵ月移動平均の前年比 直近値は2018年11月 (年) 20 30 40 50 60 70 80 90 2008 2010 2012 2014 2016 2018 燃料小売価格(日次: リッター当たり価格) (ルピー) 注) デリーにおける価格 直近値は2018年12月26日 (年) ガソリン 軽油 40 45 50 55 60 65 70 2008 2010 2012 2014 2016 2018 購買担当者指数:PMI (月次) サービス業 製造業 注) 直近値は2018年11月 (年) 40 45 50 55 60 65 70 2008 2010 2012 2014 2016 2018 製造業購買担当者指数:PMI (月次) 産出価格 投入価格 注) 直近値は 2018年11月 (年)

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 4-6月期にかけて加速したGDP成長率は緩やかに鈍化

【図5】 低迷する農村部賃金(左)、鈍化する総合物価と高止まるコア物価(右)

【図6】 落込む野菜物価(左)、政府は作物の最低支持価格を引上げ(右)

 食品物価の鈍化等から物価は目標下限近くまで低下

出所)インド中央統計局、インド農業・協同組合省、CEIC 10-11月の乾季作物の作付けは、前年比▲8.3%と軟調。乾季の降雨量が低迷している ことに伴う土壌の水分不足や、雨季作物の収穫の遅れ等が背景です。乾季の初めの10-11月の降雨量は長期平均の49%と低迷し、主要貯水池の潅がい用貯水量は総量の61% に留まります。7-9月期の内需をけん引した公的投資や政府消費も、年度前半の歳出前 倒しの反動から年度末の3月にかけて鈍化するとみられます。インフラ投資の相当部分 は予算外の資金で行われているため影響は少ないものの、政府消費(経常歳出)の落込 みは大きくなるでしょう。民間投資に関しては、設備稼働率の上昇に伴う設備拡張投 資需要という支援要因はあるものの、来春の総選挙を控えた政治的な透明感から当面 の新規投資は抑制される見込みです。外部環境に関しては、原油安による交易条件の 改善が追い風となる一方、世界景気の減速が向かい風となるでしょう。昨年10月以降 は経済が様々なショック(高額紙幣廃貨やGST導入等)の影響から脱して加速した時期で あり、その反動(ベース効果)が今後のGDPの前年比を押下げる見込みです。 実質GDPは4-9月期に+7.6%拡大した後、今年3月までに+7.0%前後へと鈍化し、今年 度(~2019年3月)通年では+7.3%前後と前年度の+6.7%を上回ると予想されます。 出所)インド中央統計局、CEIC、Bloomberg 足元では消費者物価が急低下。11月の総合消費者物価は前年比+2.3%と前月の+3.4% より低下し(図5右)、市場予想(Bloomberg集計値中央値)の+2.6%や、インド準備銀行 (RBI)による物価見通し(来年3月までの6ヵ月で+2.7~3.2%)の下限を下回りました。同 物価は、RBIの物価目標(4%±2%)の中央値を下回り下限に近い水準です。 物価指数の46%を占める食品が同▲1.7%と前月の▲0.1%より低下(図6左)。野菜 (▲15.6%)や砂糖(▲9.0%)が下げ幅を広げ、穀物も同+1.3%と前月の+2.6%より鈍化(季 節調整前の前月比は▲1.0%と前月の+0.1%より反落)しました。農作物の最低支持価格 (MSP)引上げ(図6右)に伴って物価が上昇するとの懸念は今のところ杞憂に終わってい ます。燃料は同+7.4%と前月の+8.5%より低下。前年同月の上昇(季節調整前の前月比 が+2.3%と急伸)からの反動(ベース効果)によります。食品と燃料を除くコア物価も、 同+5.7%と前月の+6.2%より鈍化。住居関連が同+6.0%と前月の6.6%より低下した影響 です。同項目は4月に+8.5%まで上昇した後に順調に低下。第7次給与委員会の勧告に 基づく連邦政府公務員の住宅手当(HRA)引上げの影響は一巡しつつあります。また、 美容・理容・服飾品も同+4.1%と前月の+5.2%を下回り、コア物価を下押ししました。 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 2008 2010 2012 2014 2016 2018 農村部賃金の前年比(月次) (年) (%) 注)直近値は2018年8月 就農者 非就農者 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 2012 2014 2016 2018 消費者物価の前年比(月次) (%) (年) 総合物価 コア物価 注) コア物価は食品 と燃料を除く 直近値は2018年11月 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 2012 2014 2016 2018 野菜・果物 穀物 食品物価 食品物価の前年比(月次) (%) 注) 食品消費者物価の前年比と 主要項目別寄与度、 直近値は2018年11月 牛乳・卵・ 肉・魚 その他 (年) 豆類 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 1990 1995 2000 2005 2010 2015 主要作物の最低支持価格(MSP) 注)100kg当たり価格 豆はモヤシ豆(urad) 直近値は2019年度 (~2019年3月) 米 (ルピー) 小麦 脂肪 種子 豆 (年度)

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 8月までの連続利上げを経て、2回連続で金利を据置き

【図7】 連続利上げ後に金利を据置き(左)、先物市場は利下げを織込む(右)

【図8】 食品物価の前年比を押下げるベース効果(左)、多額の不良債権(右)

 準備銀行総裁の交代直後に早期利下げ観測が浮上

出所)インド中央統計局、インド準備銀行(RBI)、CEIC 物価が大きく鈍化する中、インド準備銀行(RBI)は金利を据置いています。12月5日、 RBIの金融政策委員会(MPC)は政策金利を6.5%に維持。6月と8月の連続利上げを経て (6%→6.25%→6.5%)、2回連続で金利を据置きました(図7左)。Bloomberg集計では52社 中48社が今回の据置きを予想するなど、ほぼ市場予想通りの決定でした。 RBIは政策スタンスを前回と同様の「漸進的な引締め」に維持。金利据置きは全会一 致であったものの、スタンスの維持は5対1で決定。ハト派の代表とされるドラキア委 員が「中立的」への変更を主張しました。今回、RBIは消費者物価の見通しを大きく引 下げ。来年3月までの半年間は+2.7~3.2%(前回:+3.9~4.5%)、来年9月までは+3.8%~ 4.2%(同:+4.8%)とされました。RBIの声明は、物価見通しには上振れリスクがあると指 摘。(1)生鮮食品価格の上昇、(2)主要作物の最低支持価格(MSP)引上げの影響(図6右)、 (3)国際原油価格の上昇、(4)国際金融市場の変動(ルピー安の進展)、(5)家計のインフレ 期待(1年後)の高止まり、(6)財政悪化、(7)地方政府による公務員の住宅手当(HRA)引上 げの影響をリスクとして列挙しました。また、声明は、今年度(~2019年3月)のGDP成 長率予想を+7.4%に据置きつつ、同見通しには若干の下振れリスクがあるとしました。 出所)インド準備銀行(RBI)、Bloomberg RBIのパテル総裁は、決定後の会見で今後の政策は経済データ次第であることを強 調し、物価上振れリスクが実現せずに低インフレの持続を確信できた場合には、「それ に見合った政策を行う余地が生まれる」可能性があると発言。今後も物価が低位で推移 した場合、政策スタンスが「中立的」に戻る可能性が高いとみられます。 金利据置き決定の翌週の12月10日には、パテルRBI総裁が突然辞任しました(背景は 後述)。後任のシャクティカンタ・ダス新総裁は、12月12日に就任後初の会見を行い、 足元の物価は目標範囲内で推移しており見通しは「穏やか」であると発言。パテル前総 裁よりインフレ警戒感が低いという印象を与え、市場の一部では将来の利下げの連想 も浮上しました。同日の1年先1ヵ月金利は6.369%と前日の6.410%より低下し、現在の 政策金利の6.5%を下回りました(図7右)。もっとも、もし、新総裁が前総裁よりインフ レ警戒感が弱く景気を重視していたとしても、政策金利は金融政策委員会(MPC)での 投票で決定。MPCにはインフレ警戒的な委員も多く、市場の一部で浮上した早期利下 げ期待は行き過ぎと思われます。前述の通り、足元では食品物価の低迷が総合消費者 物価を押下げる一方、11月のコア物価は前年比+5.7%と高水準です(図5右)。 4 5 6 7 8 9 10 11 2010 2012 2014 2016 2018 政策金利 (翌日物レポ) 10年債 (%)

政策金利と国債利回り

(日次) 注) 直近値は 2018年12月27日 (年) 2年債 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 2014 2015 2016 2017 2018 2019 政策金利 (翌日物レポ) 1年後1ヵ月物 (%) 政策金利と先物金利(日次) 注) 直近値は 2018年12月27日 (年) 3ヵ月後1ヵ月物 105 110 115 120 125 130 135 140 145 150 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 1月 4月 7月 10月 食品消費者物価指数と前年比 (2012年=100) (%) 2018年 2017年 2016年 2017年 2018年 物価指数(線:右軸) 物価前年比 (棒:左軸) 注) 直近値は2018年11月 0 2 4 6 8 10 12 14 2002 2005 2008 2011 2014 2017 注) 各年3月末時点 直近値は2017年3月 不良債権比率(年度) (年度) 国有銀行 民間銀行 外国銀行 (%)

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 準備銀行のパテル総裁の突然の辞任が広げた波紋

【図9】 12月の主要州議会選挙では与党BJPが予想以上の惨敗(右)

【図10】 ルピーは11月に対米ドルで+6.3%上昇した後に小幅に反落(左)

 銀行監督等を巡る政府との対立が総裁辞任の背景か

出所)インド準備銀行(RBI)、インド中央統計局、CEIC 食品物価の前年比は昨年末の物価高騰からの反動(ベース効果)で押下げられており (図8左)、来春以降は緩やかに上昇する見込みです。RBIは、次回2月6日のMPCで政策 スタンスを現行の「漸進的な引締め」から「中立的」に変更した上で金利を据置き、来年 半ば以降にかけて利下げの要否を慎重に見極めようとすると予想されます。 RBIのパテル総裁の突然の辞任は、金融市場に大きな衝撃を与えました。12月10日 の夕刻、RBIのサイトはパテル総裁による辞任声明を掲載。わずか88語の簡潔な声明 は、一身上の理由で直ちに職を辞すと記し、職員や幹部への謝辞などを述べました。 RBI総裁が3年の任期の途中で辞任するのは1957年以来。猶予期間を置かない即時の辞 任も異例です。何が背景にあるのか。RBIの政策に対する政府の介入に抗議するため という見方も絶えません。同総裁辞任の観測は10月末に浮上。10月26日にRBIのア チャルヤ副総裁が中央銀行の独立性の重要さを訴える講演を行い、政府とRBIの対立 の存在が意識された直後のことでした。対立は、(a)RBIが複数の国有銀行に対して発 動した早期是正措置(PCA)、(b)ノンバンク部門の流動性不足、(c)RBIの剰余金を用いた 政府への配当支払いの是非などを巡るものであったとみられます。 出所)インド選挙管理委員会、各種報道、CEIC、Bloomberg RBIは国有銀行21行の内11行に対して早期是正措置(PCA)を発動し、新規貸付などを 制限。対象行は多額の不良債権を抱え、自己資本比率が低下していました。また、銀 行間の流動性がひっ迫気味となる中で、10月には大手ノンバンクIL&FSが社債の利払 いを停止。流動性不足に悩むノンバンクや借手企業の経営者は、RBIに流動性を供給 させ、また、PCAによる規制を緩和させるよう政府に求めていたとみられます。 政府は12月11日にシャクティカンタ・ダス元財務次官をRBI総裁に指名。パテル総裁 の辞意表明の翌日と異例に早い決定であり、パテル氏の辞意を知る政府が水面下で次 期総裁指名の準備をしていたとの見方も絶えません。同氏は40年近く経済官僚を務め、 金融、税制、産業、インフラ等の分野に関与。RBIの理事も務めました。近年は、高 額紙幣の廃貨、物品サービス税(GST)の導入、破産法の改正など現政権による重要な 政策の実行に政府高官として立ち会いました。前年に定年を迎えて以降は、金融委員 会の委員やG20(主要20カ国)会合のインド代表の補佐官(シェルパ)を務めています。ラ ジャン氏とパテル氏、2代連続で米国で教育を受けたエコノミスト(経済学博士号を取 得後、IMF等国際機関に勤務)が総裁を務めた後、総裁職は経済官僚の手に戻りました。 5 6 7 8 9 10 2015 2016 2017 2018 2019 銀行間資金 (%) 短期市場金利(日次) 注) 3ヵ月もの金利 直近値は2018年12月27日 (年) CP(ノンバンク) 注)( )内は議席率(%)、2018年の一部は暫定結果、 下院総選挙は当該州選挙区 マディヤ・プラデシュ(MP)州 インド人民党(BJP) 27 (93.1) 143 (62.2) 165 (71.7) 109 (47.4) インド国民会議派(INC) 2 (6.9) 71 (30.9) 58 (25.2) 114 (49.6) 大衆社会党(BSP) 0 (0.0) 7 (3.0) 4 (1.7) 2 (0.9) その他 0 (0.0) 9 (3.9) 3 (1.3) 5 (2.2) 総議席 29(100.0) 230(100.0) 230(100.0) 230(100.0) ラジャスタン(RJ)州 インド人民党(BJP) 25(100.0) 78 (39.0) 163 (81.5) 73 (36.5) インド国民会議派(INC) 0 (0.0) 96 (48.0) 21 (10.5) 99 (49.5) 大衆社会党(BSP) 0 (0.0) 6 (3.0) 3 (1.5) 6 (3.0) その他 0 (0.0) 20 (10.0) 13 (6.5) 22 (11.0) 総議席 25(100.0) 200(100.0) 200(100.0) 200(100.0) チャティスガル(CH)州 インド人民党(BJP) 10 (90.9) 50 (55.6) 49 (54.4) 16 (17.8) インド国民会議派(INC) 1 (9.1) 38 (42.2) 39 (43.3) 65 (72.2) 大衆社会党(BSP) 0 (0.0) 2 (2.2) 1 (1.1) 8 (8.9) その他 0 (0.0) 0 (0.0) 1 (1.1) 1 (1.1) 総議席 11(100.0) 90(100.0) 90(100.0) 90(100.0) 2018年* 州議会選挙 主要州議会選挙結果(議席数) 2014年 下院総選挙 政党 2008年 2013年 -250 -200 -150 -100 -50 0 50 100 150 2008 2010 2012 2014 2016 2018 石油・金輸入額と貿易収支(月次) (億米ドル) 石油と金を除く 貿易収支(a) 貿易収支 (a+b+c) 注2) 直近値は2018年11月 (年) 石油 (b) 金 (c) 注1) 輸入額は マイナス表示 35 40 45 50 55 60 65 70 75 1,600 1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000 3,200 3,400 3,600 3,800 4,000 4,200 4,400 2008 2010 2012 2014 2016 2018 外貨準備(左軸) 直近値: 2018年12月14日 (億米ドル) (ルピー/米ドル) 直近値:2018年12月27日 為替相場と外貨準備 ルピー相場(右軸) (年) ル ピ ー 高 ↔ ル ピ ー 安

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 2018年末の主要州議会選挙で惨敗した与党BJP

【図11】 拡大する経常赤字と赤字に転じた総合収支(右)

【図12】 上昇するルピーのボラティリティ(左)、割高感の残る為替相場(右)

 春の下院総選挙を控え政治リスクを意識する金融市場

出所)Bloomberg ダス新総裁は12日の就任直後の記者会見で、RBIの独立性の重要性を強調するとと もに説明責任の大切さにも言及し、RBIと政府の対立を対話を通じて解消したいと発 言。調整能力に長けた新総裁は政府との関係改善に取組む構えです。また、政策の決 定に際しては全ての関係者の意見を聴くとし、国有銀行幹部と面談し、近く民間銀行 の幹部とも面談する考えを表明。PCAなど現行の金融規制を緩和することの是非や、 銀行間市場への流動性の追加的な供給の要否を判断する材料にする考えとみられます。 2019年春に下院総選挙を控え、政治的な不透明感が高まっています。12月11日に開 票が始まった5つの州議会選挙では与党インド人民党(BJP)が惨敗。規模の大きいラ ジャスタン(RJ)州、マディヤ・プラデシュ(MP)州、チャティスガル(CH)州の3州では、 インド国民会議派(INC)の獲得議席数がBJPを上回りました(図9右)。事前の世論調査は、 RJ州でINCの勝利、CH州でBJPの勝利、MP州では僅差によるBJPの勝利を予想。選挙 の暫定結果は、BJPにとって予想外に厳しいものでした。上記3州には有力な地方政党 がなく、全国レベルの二大政党であるBJPとINCの一騎打ちに近い状況。様々な不満を 持つ有権者が反現職投票を行う中、州政権党のBJPに不利な戦いとなりました。 出所)インド準備銀行(RBI)、CEIC INCは、BJPの強固な支持基盤であったヒンディー語圏の上記3州で勝利。勢いに乗 る同党は、今後は春の下院総選挙での政権の奪還を目指し有力地方政党との連立工作 を活発化するでしょう。下院総選挙は死票の多い小選挙区制であり、BJPが圧勝した 2014年でも同党の得票率は31%程度。もし、野党の全てが反BJP連合を結成し候補者を 一本化していれば、BJPは惨敗していたはずです。今後は、総選挙の行方を左右する INCによる連立交渉の動向に市場の関心が集まると予想されます。 州議会選挙でINCは農民債務の免除等を公約。今後は下院総選挙での農民票の獲得 に向けて地方政府による債務免除の動きが広がるでしょう。パテルRBI総裁の辞任と 州議会選挙の開票のあった 12月第3週(10-14日)には、ルピーは対米ドルで前週比 ▲1.5%と(図10左)、主要アジア通貨最低の騰落率。金融緩和期待や州議会選挙通過に よる安心感から+0.8%上昇した株価(SENSEX指数)とは対照的でした。通貨オプション 市場はルピーの変動を警戒(図12左)。政治的な不透明感や財政悪化リスクが背景とみ られます。原油安による経常収支改善期待や物価の低下による実質金利上昇という支 援要因はあるものの、ルピーの上値は当面重くなると予想されます。(入村) -350 -300 -250 -200 -150 -100 -50 0 50 100 150 200 250 300 350 2008 2010 2012 2014 2016 2018 その他 投資 証券投資 (億米ドル) 国際収支(四半期) 直接投資 経常収支 注) 直近値は 2018年7-9月期 総合収支 (年) -700 -600 -500 -400 -300 -200 -100 0 100 200 300 400 500 2008 2010 2012 2014 2016 2018 経常移転 貿易 所得 注) 直近値は 2018年7-9月期 (億米ドル) 経常収支(四半期) サービス 経常収支 (年) 75 80 85 90 95 100 105 110 115 2000 2005 2010 2015 ルピーの実質実効為替相場(月次) 注)直近値は2018年12月24日 (年) 実質実効為替 相場(REER) 期中平均 (2000年1月3日~) 4 5 6 7 8 9 10 11 2015 2016 2017 2018 2019 通貨オプション・ボラティリティ(日次) 注) USDINR6ヵ月物の インプライド・ボラティリティ 直近値は、2018年12月27日 (年) (%)

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【図1】 2018年はアルゼンチン、トルコに次ぐ、軟調な通貨リターン

【図2】 制裁を警戒し、海外投資家はロシア国債の保有を減らす

 経常黒字だが、新たな経済制裁や軟調な原油市況が懸念

【ロシア】 ウクライナ船の拿捕で追加制裁を警戒、OPEC総会後も軟調な原油市況の回復に期待

ロシア・ルーブルは、2018年の主要国通貨で、アルゼンチン・ペソ、トルコ・リラ に続きパフォーマンスが悪かった通貨でした(図1左)。ロシアは経常黒字国ではあ るものの、米国からの経済制裁が嫌気されているとみられます。2018年4月、8月に米 国による経済制裁が発動されましたが、11月26日に発生したロシアとウクライナの海 上衝突より、追加の制裁が発動されるのでは、との懸念が高まっています。加えて、 ロシア・ルーブルを見る上で重要なのが原油市況です。10月に入り、下落基調となっ た原油価格(図1右)ですが、12月6日のOPEC総会で減産が決定されてもまだ反発は していません。本稿では、ロシアの対外関係、原油市況を確認し、ロシアの景気物価 動向、また金融政策などを解説し、今後のルーブル相場について考察します。 11月末に開催されたG20で米露首脳会談が予定されていましたが、直前の11月26日 に発生したウクライナ船を拿捕したことにより、会談は中止となりました。同事件は、 ウクライナ船が領海侵犯をしたという名目で、砲撃、艦船の拿捕をしたとロシアは主 張しています。また事件の背景には、2019年3月31日に予定されるウクライナ大統領 選で劣勢にあるポロシェンコ現大統領(野党・ティモシェンコ元首相が支持でリー ド)が選挙情勢の打開に強硬な姿勢に出たのでは、との見方もロシア側から示されて います。ただ、これらロシア側の主張に対し、欧米諸国は懐疑的な見解を示し、逆に 実力行使に出た点を非難し、追加の経済制裁が発動される可能性が高まっています。 米国がロシアへ経済制裁をするとした場合に注目を集めるのが、「ロシア国債の売 買禁止」の有無です。2018年1月に行われた米財務省の調査報告書では「導入により 世界の金融市場に影響を与える」との懸念が指摘されました。実際に、2018年4月、8 月の制裁時には盛り込まれなかったものの、海外投資家は不透明感を嫌気し、売却を 進めていたとみられます(図2左)。足元では非居住者の保有比率が低下したことで、 米国政府が制裁に盛り込むハードルは下がったとみられます。仮に売買が禁止された 場合、世界の金融市場への波及効果は以前より小さくなるものの、新興国市場、また ロシア国内市場には大きなマイナスの影響があるとみられます。 欧米諸国との関係が悪化する中で、日露関係は良好です。北方領土の返還観測に加 え、32年ぶりに改定された日露新租税条約により、配当や利子に対し10-15%課税され ていた分の多くが2019年1月1日より多くが免税となります。日本にとって望ましい動 きではあるも、国際情勢の中で、ロシアの苦境を示すひとつの事例ともみられます。 出所)Bloomberg 出所)ロシア財務省、Bloomberg ロシア10年債利回り 非居住者のロシア国債保有状況 注)直近値は2018年12月27日 ルーブルと原油価格 注)直近値は2018年12月27日 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 保有比率(左軸) 2018年10月 25.0% 保有額(右軸) 2018年10月 1.8兆ルーブル (%) (年) (兆ルーブル) -60 -40 -20 0 20 韓国 台湾 シンガポール マレーシア タイ フィリピン インドネシア インド ブラジル メキシコ コロンビア アルゼンチン ポーランド ロシア トルコ 南アフリカ アジア NIEs 東南 アジア 南アジア 中南米 欧州 中東 アフリカ (%) 主要新興国通貨の対米ドル相場騰落率 (2017年12月29日~2018年12月27日) 50 55 60 65 70 75 80 85 20 30 40 50 60 70 80 90 2016 2017 2018 2019 ロシア・ルーブル (右軸) ブレント原油(左軸) (ルーブル/米ドル) (米ドル/バレル) (年) 6 7 8 9 10 11 12 2016 2017 2018 2019 (%) (年) 2016年11月 トランプ大統領誕生 2018年4月 追加経済制裁 2018年8月 追加経済制裁

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 OPEC総会で減産が決まるも、実行性に不透明感

【図4】 経済制裁のなか成長率は底堅く推移、中銀は通貨防衛の利上げ実施

 内需や金融政策への懸念は低いものの、制裁が警戒される

【図3】 新たな減産合意は国別の割り当てなし、供給過剰の解消に期待

12月6日のOPEC(石油輸出国機構)総会では、2018年10月時点の原油生産量に対し 日量120万バレルの減産を決定しました。今回の減産では、OPEC加盟国で80万バレル、 非加盟国で40万バレルを担当することになりました。今回の減産合意は、協調減産の 開始が決まった2016年11月のOPEC総会とは違い、各国毎の減産割り当て額も公式に は公表されておらず、合意困難であったことを窺わせる結果でした(図3左)。ロシア はOPEC非加盟国になりますが、報道によると当初は15万バレルの減産をという消極 的な姿勢を示していたものの、最終的には23万バレルの減産を容認したとみられます。 協調減産が決定されたOPEC総会を受けても、原油価格の下落は止まっていません。 OPEC総会で原油安を抑制するコミットメントが示されず、今後の減産姿勢に不透明 感があるとみられているのが背景と考えます。この懸念を払拭する意味で、初回2019 年1月の減産状況が確認できる、2019年2月のOPEC月報がひとつのチェックポイント とみています。ただ足元のWTI原油先物の50ドル割れは、株式市場の下落などによる、 リスク回避的な動き、またグローバル景気への不安から原油需要が抑えられるという 点があるため、金融市場が安定していけば、50ドル台への回復は近いとみています。 ロシアの7-9月期GDP成長率は前年比+1.5%と、2018年4月、8月と制裁が続いたもの の、底堅く推移しています(図4左)。需要項目別の内訳はまだ不明ですが、月次の小 売売上高が直近の11月に前年比+3%と堅調さを維持していることから、引き続き内需 がけん引しているとみられます。2019年1月からは付加価値税(VAT)が18%から20% へと引き上げられることもあり、年内は駆け込みの需要がでているとの観測もありま す。導入後の影響には注意が必要なものの、堅調な消費は実質賃金の力強さに裏づけ られている面もあり、大幅に減速する可能性は低いとみています。 12月の金融政策決定会合で、ロシア中銀は政策金利を7.50%から7.75%へと引き上げ ることを決定しました(図4右)。消費者物価は前年比+3.8%(コアは同+3.4%)と中 銀目標(4%)を下回っていることもあり、市場予想でも42人中26人が据え置きの予想 でした。今回の利上げは、通貨安とVAT引き上げによる短期的なインフレ加速を警戒 した予防的な措置、と会合後の会見で説明されました。不安定な環境下での慎重な金 融政策運営に対し、市場の信頼は増していると考えられます。とは言え、経済制裁の 可能性もある中で、ルーブルが上昇に転じる可能性は限定的とみています。(永峯) 出所)ロシア国家統計局、ロシア中銀 OPECの減産合意内容比較 出所)OPEC、EIA、Bloomberg 政策金利と消費者物価 実質GDP成長率(前年比) 世界の原油需給と原油価格 -12 -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 2013 2014 2015 2016 2017 2018 政府消費 家計消費 その他 純輸出 (%) 固定資本 投資 2018年7-9月期 実質GDP +1.5% (年) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 2014 2015 2016 2017 2018 2019 消費者物価(前年比) 2018年11月、3.8% 政策金利 2018年12月17日以降 7.75% (%) (年) 合意時 2016年11月 2018年12月 減産額 180万   120万    うちOPEC 120万   80万    うち非OPEC 60万   40万   基準 2016年10月 生産実績 2018年10月 生産実績 減産割り当て (国別など) あり なし 免除国 リビア リビア ナイジェリア イラン ベネズエラ 0 20 40 60 80 100 120 -600 -500 -400 -300 -200 -100 0 100 200 300 400 2010 2012 2014 2016 2018 2020 WTI原油価格 (線、右軸) 原油需給 需要-供給 (棒、左軸) (万バレル) (ドル) (年)

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【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ①新興国の債券・株・金利スプレッド

【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ①新興国の債券・株・金利スプレッド

出所)Thomson Reuters Datastream

出所) Thomson Reuters Datastream

出所)Bloomberg

注2:信用スプレッドは米国債との利回り格差。高利回り社債はBB格以下の投機的等級の社債。 注1: ICE BofAML US High Yield Index 、 J.P. Morgan EMBI Global Diversifiedより、同社の許諾を得て作成。

注: 自国通貨建て債券指数には、 J.P. Morgan GBI-EM Broadを使用。 注:ドル建て債券指数には、J.P. Morgan EMBI Global Diversifiedを使用 出所) Thomson Reuters Datastream

80 130 180 230 280 330 2005 2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019

新興国 ドル建て債券指数

(2005年初=100) 中東 中南米 新興国 アフリカ アジア 中・東欧 注)直近値: 2018年12月27日 (年) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 (ベーシスポイント:bps) 新興国債券と米国高利回り社債の信用スプレッド 米国高利回り社債 新興国債券 (年) 注)直近値: 2018年12月27日 アジア 中東欧 新興国全体 中南米 中近東 アフリカ

0

100

200

300

400

500

2005

2009

2013

2017

(2005年初=100) (年)

MSCIエマージング株価指数

注)直近値: 2018年12月27日 90 140 190 240 290 340 390 440 2005 2009 2013 2017

新興国 自国通貨建て債券指数

(2005年初=100) 中南米 中・東欧 新興国全体 中東・アフリカ アジア 注)直近値: 2018年12月27日 (年)

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【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ②株式指数のプロファイルと騰落率

出所) MSCI 注)基準日は2018年12月27日。株式指数は全体・地域別・業種別がMSCI Emerging、先進国がMSCI Worldを使用。個別国は主要国のみ表示。

12月 11月 10月 9月 2018年 2017年 2016年 12月 11月 10月 9月 2018年 2017年 2016年 ●地域別 アジア 73.3 ▲ 4.4% 3.7% ▲ 9.9% ▲ 2.2% ▲ 15.7% 33.3% 4.5% ▲ 4.5% 5.1% ▲ 11.0% ▲ 2.4% ▲ 18.2% 40.1% 3.8%  中国 30.5 ▲ 7.1% 7.2% ▲ 11.3% ▲ 2.8% ▲ 21.1% 52.1% ▲ 1.4% ▲ 7.1% 7.3% ▲ 11.5% ▲ 2.6% ▲ 21.3% 51.1% ▲ 1.4%  韓国 13.9 ▲ 4.1% 1.7% ▲ 12.0% 0.7% ▲ 19.8% 29.0% 10.2% ▲ 4.0% 3.4% ▲ 14.3% 0.6% ▲ 23.3% 45.5% 7.0%  台湾 11.2 ▲ 2.6% ▲ 1.2% ▲ 10.6% ▲ 1.0% ▲ 9.8% 14.3% 12.7% ▲ 2.6% ▲ 0.7% ▲ 11.8% ▲ 0.6% ▲ 12.8% 23.8% 14.8%  インド 9.4 ▲ 0.8% 3.9% ▲ 5.2% ▲ 7.1% ▲ 1.0% 28.7% ▲ 0.3% ▲ 1.7% 10.2% ▲ 7.1% ▲ 9.3% ▲ 10.2% 36.8% ▲ 2.8%  インドネシア 2.3 1.5% 5.6% ▲ 1.2% ▲ 0.8% ▲ 5.7% 22.8% 12.2% ▲ 0.3% 12.2% ▲ 3.2% ▲ 2.2% ▲ 12.2% 22.0% 14.8% 中東欧アフリカ 14.4 ▲ 1.0% 1.7% ▲ 5.1% ▲ 1.2% ▲ 8.5% 11.9% 9.0% ▲ 3.6% 4.4% ▲ 7.0% 1.8% ▲ 20.3% 21.0% 16.4%  南アフリカ 6.2 1.0% 2.0% ▲ 7.2% ▲ 6.0% ▲ 16.3% 20.5% 1.6% ▲ 3.5% 8.6% ▲ 11.1% ▲ 2.5% ▲ 28.6% 33.1% 15.1%  ロシア 3.7 ▲ 2.5% 0.4% ▲ 5.0% 7.5% 9.2% ▲ 4.4% 29.0% ▲ 5.7% ▲ 1.2% ▲ 5.3% 11.4% ▲ 7.3% 0.3% 48.9% 中南米 12.3 ▲ 3.6% ▲ 0.0% 1.9% 2.0% ▲ 1.1% 19.2% 21.3% ▲ 3.7% ▲ 2.4% 3.4% 5.6% ▲ 11.5% 20.8% 27.9%  ブラジル 7.4 ▲ 5.2% 2.1% 9.5% 3.9% 9.2% 23.3% 32.7% ▲ 5.9% ▲ 2.1% 17.8% 8.8% ▲ 7.3% 21.0% 61.3%  メキシコ 2.8 ▲ 0.7% ▲ 5.0% ▲ 10.6% ▲ 1.0% ▲ 17.4% 7.8% 6.5% 2.6% ▲ 5.4% ▲ 17.4% 1.4% ▲ 17.9% 13.6% ▲ 10.7% ●業種別  金融 24.7 ▲ 3.1% 3.7% ▲ 3.1% ▲ 0.5% ▲ 7.4% 23.7% 7.3% ▲ 3.7% 4.8% ▲ 3.8% 0.3% ▲ 13.2% 28.8% 9.2%  情報技術 14.3 ▲ 5.1% 4.2% ▲ 12.7% ▲ 4.0% ▲ 19.5% 49.8% 15.0% ▲ 5.2% 5.1% ▲ 13.7% ▲ 4.0% ▲ 21.5% 58.6% 15.0%  電気通信 14.2 ▲ 1.9% 1.4% ▲ 3.5% 0.6% ▲ 14.5% 8.8% ▲ 0.7% ▲ 2.5% 2.6% ▲ 5.0% 1.3% ▲ 18.6% 12.3% ▲ 1.1%  一般消費財 10.5 ▲ 7.3% 2.7% ▲ 10.3% ▲ 5.0% ▲ 29.6% 29.9% ▲ 2.7% ▲ 7.6% 5.4% ▲ 11.9% ▲ 4.2% ▲ 33.6% 38.5% ▲ 0.4%  エネルギー 7.9 ▲ 6.2% ▲ 1.4% ▲ 4.8% 5.6% 8.7% 12.1% 23.9% ▲ 7.2% ▲ 1.1% ▲ 5.0% 7.0% ▲ 0.8% 17.2% 32.5%  素材 7.7 ▲ 1.9% ▲ 1.3% ▲ 9.3% ▲ 0.6% ▲ 8.5% 21.9% 26.1% ▲ 2.7% ▲ 0.4% ▲ 9.9% 0.9% ▲ 15.9% 30.2% 28.7%  生活必需品 6.7 ▲ 1.2% 2.7% ▲ 7.5% ▲ 1.0% ▲ 10.4% 17.4% ▲ 1.8% ▲ 1.4% 4.4% ▲ 9.0% ▲ 0.1% ▲ 16.5% 23.3% ▲ 1.6%  資本財 5.5 ▲ 1.8% 4.8% ▲ 8.1% 1.9% ▲ 10.9% 18.0% ▲ 1.9% ▲ 1.8% 5.9% ▲ 8.9% 2.6% ▲ 15.4% 24.0% ▲ 3.7%  不動産 3.0 ▲ 3.5% 8.4% ▲ 6.2% ▲ 6.8% ▲ 20.5% 42.2% ▲ 7.0% ▲ 4.0% 9.5% ▲ 6.8% ▲ 6.1% ▲ 23.0% 45.1% - ヘルスケア 2.8 ▲ 9.6% 3.4% ▲ 12.4% ▲ 3.4% ▲ 19.2% 23.9% ▲ 9.0% ▲ 9.9% 5.3% ▲ 13.7% ▲ 3.4% ▲ 23.2% 31.4% ▲ 8.3%  公益事業 2.8 ▲ 0.2% 3.6% ▲ 0.7% ▲ 1.4% ▲ 2.1% 7.8% ▲ 2.6% ▲ 0.6% 4.3% ▲ 1.5% ▲ 1.0% ▲ 7.5% 13.2% ▲ 0.5% 全体 100.0 ▲ 3.8% 2.9% ▲ 7.8% ▲ 1.6% ▲ 13.2% 27.8% 7.1% ▲ 4.3% 4.1% ▲ 8.8% ▲ 0.9% ▲ 17.8% 34.3% 8.6% 先進国( 参考) - ▲ 8.8% 1.0% ▲ 6.9% 0.3% ▲ 10.0% 16.3% 6.8% ▲ 8.8% 1.0% ▲ 7.4% 0.1% ▲ 11.5% 20.1% 5.3% 月間 米ドル建 年間 ウェイト (%) 投資収益率 年間 現地通貨建 月間

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【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ③外貨建て債券指数のプロファイルと騰落率

出所) JP Morgan、Bloomberg 注)基準日は2018年12月27日。外貨建て債券指数はJ.P. Morgan EMBI Global Diversified。個別国は主要国のみ表示。格付けのuは非依頼格付け、SDは選択的債務不履行。

Moody's S&P Fitch 12月 11月 10月 9月 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年

●地域別 アジア 20.0 225 5.02 - - - 1.8% 0.7% ▲ 2.2% ▲ 0.0% ▲ 1.5% 8.5% 6.9% 1.1% 11.6%  中国 4.6 192 4.67 A1 A+ A+ 1.3% 0.7% ▲ 0.4% ▲ 0.3% 0.6% 4.6% 3.7% 2.9% 9.4%  インドネシア 4.4 228 5.12 Baa2 BBB- BBB 2.0% 1.2% ▲ 3.4% ▲ 0.7% ▲ 3.1% 11.6% 12.2% ▲ 1.7% 16.1%  フィリピン 3.4 113 3.96 Baa2 BBB BBB 2.1% 1.7% ▲ 2.3% ▲ 0.1% ▲ 0.7% 5.9% 3.2% 3.2% 12.4%  マレーシア 2.7 158 4.36 A3 A- A- 1.2% 0.2% ▲ 1.1% 0.0% ▲ 1.1% 8.8% 4.7% ▲ 1.4% 5.8%  インド 0.9 185 4.52 Baa2 BBB-u BBB- 0.7% 0.9% ▲ 0.3% ▲ 0.5% ▲ 0.6% 4.9% 2.0% 3.8% 13.7% 中東 6.1 569 8.42 - - - 0.0% ▲ 2.3% ▲ 0.5% 1.1% ▲ 6.0% 7.4% 7.3% 0.4% 7.6% アフリカ 12.5 547 8.24 - - - 0.8% ▲ 1.2% ▲ 3.2% 2.1% ▲ 7.2% 13.7% 15.8% ▲ 5.1% 9.6%  南アフリカ 2.8 356 6.34 Baa3 BB BB+ 1.9% 0.7% ▲ 3.0% 1.1% ▲ 2.6% 7.1% 12.8% ▲ 4.9% 10.0% 欧州 24.6 308 5.83 - - - 2.0% ▲ 0.7% ▲ 1.1% 1.9% ▲ 2.0% 9.4% 6.7% 7.4% 3.7%  ロシア 3.6 243 5.26 Ba1 BBB- BBB- 1.8% ▲ 0.0% ▲ 1.1% 0.8% ▲ 1.8% 6.0% 9.2% 21.1% ▲ 10.2%  トルコ 3.7 421 7.00 Ba3 B+u BB 5.1% 0.2% ▲ 0.6% 9.5% ▲ 5.3% 11.9% ▲ 1.0% ▲ 1.0% 19.8%  ハンガリー 2.8 138 4.09 Baa3 BBB- BBB- 1.4% ▲ 0.0% ▲ 0.5% 0.2% ▲ 0.4% 7.5% 4.3% 5.6% 14.3%  ポーランド 2.2 79 3.38 A2 A- A- 1.1% 0.4% ▲ 0.5% 0.2% 0.5% 5.3% 2.6% 2.6% 8.4% 中南米 36.8 464 7.44 - - - 1.0% ▲ 0.3% ▲ 2.8% 1.3% ▲ 5.9% 11.4% 13.5% ▲ 2.0% 8.1%  メキシコ 5.0 354 6.39 A3 BBB+ BBB+ 2.0% ▲ 1.6% ▲ 5.0% 0.8% ▲ 6.5% 11.9% 6.9% ▲ 5.5% 10.9%  ブラジル 3.3 270 5.52 Ba2 BB- BB- 2.0% 0.7% 2.0% 2.6% 0.5% 13.2% 20.6% ▲ 13.4% 8.5%  アルゼンチン 2.7 829 11.04 B2 B B ▲ 4.9% ▲ 1.7% ▲ 1.7% 9.7% ▲ 23.1% 15.7% 15.4% 26.6% 19.1%  チリ 2.9 160 4.46 A1 A+ A 2.3% 0.2% ▲ 2.2% 0.1% ▲ 2.7% 9.6% 10.5% ▲ 2.8% 10.5%  ベネズエラ 0.8 6,899 71.57 C SD C ▲ 1.9% ▲ 6.8% ▲ 6.3% 5.9% ▲ 20.2% ▲ 34.4% 53.2% 16.9% ▲ 28.7% ●格付け別 投資適格 51.3 220 5.03 - - - 1.6% 0.0% ▲ 2.3% 0.2% ▲ 2.4% 9.2% 7.0% ▲ 1.1% 9.7% ハイイールド 48.7 626 8.98 - - - 1.0% ▲ 0.9% ▲ 2.0% 2.4% ▲ 6.3% 11.4% 13.7% 4.3% 3.4% 全体 100.0 407 6.85 - - - 1.3% ▲ 0.4% ▲ 2.2% 1.3% ▲ 4.3% 10.3% 10.2% 1.2% 7.4% 月間 年間 格付け(外貨建て) 投資収益率 ウェイト (%) スプレッド (bp) 利回り (%)

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巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ④自国通貨建て債券指数のプロファイルと騰落率

出所) JP Morgan、Bloomberg 注)基準日は2018年12月27日。自国通貨建て債券指数はJ.P. Morgan GBI-EM Broad。格付けのuは非依頼格付け、SDは選択的債務不履行。

Moody's S&P Fitch 12月 11月 10月 2018年 2017年 12月 11月 10月 2018年 2017年

アジア 23.7 5.09 - - - 0.7% 2.1% ▲ 0.8% 0.7% 9.9% 0.6% 4.8% ▲ 2.7% ▲ 2.8% 15.8%  インドネシア 9.2 8.14 Baa2 BBB- BBB 0.3% 3.9% ▲ 2.0% ▲ 2.0% 17.3% ▲ 1.5% 10.4% ▲ 3.9% ▲ 8.7% 16.5%  タイ 8.5 2.62 Baa1 A- BBB+ 1.3% 1.3% ▲ 0.2% 2.2% 4.9% 2.6% 1.8% ▲ 2.6% 2.4% 15.1%  マレーシア 5.7 4.10 A3 A A- 0.6% 0.2% 0.1% 3.2% 5.3% 1.0% 0.2% ▲ 1.0% 0.2% 16.8%  フィリピン 0.3 6.30 Baa2 BBB BBB 0.7% 2.2% ▲ 0.5% ▲ 3.8% 10.0% 0.2% 4.4% 0.5% ▲ 8.8% 9.6% 中東アフリカ 8.3 9.63 - - - 0.2% 3.8% ▲ 1.8% 7.1% 10.3% ▲ 4.2% 10.5% ▲ 5.8% ▲ 8.6% 21.8%  南アフリカ 8.3 9.63 Baa3 BB+ BB+ 0.2% 3.8% ▲ 1.8% 7.1% 10.3% ▲ 4.2% 10.5% ▲ 5.8% ▲ 8.6% 21.8% 欧州 33.4 5.62 - - - 0.6% 2.1% 0.6% 0.5% 6.0% 0.4% 3.1% ▲ 0.6% ▲ 12.4% 15.5%  ポーランド 9.2 2.27 A2 A A- 1.0% 0.8% 0.4% 4.9% 4.9% 1.7% 1.8% ▲ 3.3% ▲ 3.2% 26.0%  ロシア 6.9 8.42 Ba1 BBB BBB- 0.5% 0.4% 0.2% 2.0% 13.0% ▲ 3.3% ▲ 1.4% ▲ 0.1% ▲ 15.6% 19.8%  トルコ 5.3 17.16 Ba3 BB-u BB+ 0.6% 9.2% 3.7% ▲ 1.6% 7.0% ▲ 0.1% 16.6% 11.2% ▲ 29.4% ▲ 0.8%  ハンガリー 4.8 2.20 Baa3 BBB- BBB- 0.7% 2.1% 0.2% ▲ 0.8% 5.8% 2.4% 2.3% ▲ 2.8% ▲ 8.9% 19.9%  チェコ 4.0 1.84 A1 AA AA- 0.3% 0.6% 0.2% ▲ 1.4% ▲ 4.4% 1.6% 0.5% ▲ 2.9% ▲ 7.4% 15.2%  ルーマニア 3.2 4.24 Baa3 BBB- BBB- 0.4% 1.4% ▲ 0.4% 2.9% ▲ 0.7% 1.0% 1.6% ▲ 3.0% ▲ 2.0% 10.0% 中南米 34.6 7.31 - - - 2.0% 0.6% 0.2% 6.2% 11.1% 2.2% ▲ 0.7% ▲ 1.8% ▲ 3.5% 13.2%  メキシコ 10.5 8.80 A3 A- BBB+ 3.0% ▲ 1.1% ▲ 3.8% 2.3% 6.5% 6.4% ▲ 1.5% ▲ 11.1% 1.7% 12.1%  ブラジル 10.1 8.15 Ba2 BB- BB- 2.0% 1.2% 4.7% 12.5% 17.0% 1.2% ▲ 3.0% 12.6% ▲ 4.5% 14.8%  コロンビア 7.1 6.53 Baa2 BBB BBB 1.5% 1.3% ▲ 0.7% 5.6% 10.5% 0.5% 0.8% ▲ 8.4% ▲ 3.6% 11.2%  ペルー 3.0 5.72 A3 A- A- 0.6% 2.1% ▲ 1.5% 1.8% 16.9% 0.9% 1.6% ▲ 3.5% ▲ 2.3% 21.0%  チリ 3.1 4.49 A1 AA- A 1.4% 1.8% 0.5% 7.6% 1.0% ▲ 2.0% 5.3% ▲ 4.8% ▲ 5.1% 10.0%  アルゼンチン 0.6 22.99 B2 B WD 1.4% ▲ 3.2% 9.8% ▲ 4.9% - ▲ 0.7% ▲ 7.2% 23.9% ▲ 53.5% - ウルグアイ 0.2 10.84 Baa2 BBB BBB- 1.0% 0.7% ▲ 0.7% ▲ 0.5% - 0.6% 2.6% 0.6% ▲ 11.5% - ドミニカ共和国 0.1 9.40 Ba3 BB- BB- 1.0% ▲ 0.7% 0.7% - - 0.8% ▲ 1.4% 0.3% - -全体 100.0 6.52 - - - 1.1% 1.7% ▲ 0.1% 3.0% 8.9% 0.6% 2.8% ▲ 2.0% ▲ 6.8% 15.2% ウェイト (%) 利回り (%) 格付け(自国通貨建て) 月間 月間 年間 投資収益率 現地通貨建 米ドル建て 年間

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巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

【エマージング・マーケット・ウォッチ】 ⑤主要新興国通貨の対ドル相場:過去3年間

自国通貨高 米ドル安 自国通貨安 米ドル高 自国通貨高 米ドル安 自国通貨安 米ドル高 自国通貨高 米ドル安 自国通貨安 米ドル高 (自国通貨/1米ドル) 出所) Bloomberg 注) 直近値は2018年12月27日 240 260 280 300 320 2016/2 2017/2 2018/2 ハンガリー・フォリント (年/月) 6.0 6.2 6.4 6.6 6.8 7.0 7.2 2016/2 2017/2 2018/2 中国・人民元 (年/月) 12,000 13,000 14,000 15,000 16,000 2016/2 2017/2 2018/2 インドネシア・ルピア (年/月) 1,000 1,050 1,100 1,150 1,200 1,250 2016/2 2017/2 2018/2 韓国・ウォン ( 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 2016/2 2017/2 2018/2 トルコ・リラ (年/月) 10 12 14 16 18 2016/2 2017/2 2018/2 南アフリカ・ランド (年/月) 5 10 15 20 25 30 35 40 45 2016/2 2017/2 2018/2 アルゼンチン・ペソ (年/月) 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 2016/2 2017/2 2018/2 ブラジル・レアル (年/月) 40 50 60 70 80 90 2016/2 2017/2 2018/2 ロシア・ルーブル (年/月) 60 62 64 66 68 70 72 74 2016/2 2017/2 2018/2 インド・ルピー (年/月) 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 2016/2 2017/2 2018/2 メキシコ・ペソ (年/月) 3.2 3.6 4.0 4.4 2016/2 2017/2 2018/2 ポーランド・ズロチ (年/月)

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巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

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■本資料は、投資環境等に関する情報提供のために三菱UFJ国際投信が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。 販売会社が投資勧誘に使用することを想定して作成したものではありません。 ■本資料の内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。(作成基準日: 2018年12月27日) ■本資料は信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するものではありません。 ■各ページのグラフ・データ等は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・ 保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。 ■本資料に示す意見等は、特に断りのない限り本資料作成日現在の三菱UFJ国際投信戦略運用部経済調査室の見解です。 また、三菱UFJ国際投信が設定・運用する各ファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません。

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