なぜ技術者倫理が問われるようになったのか
技術者倫理・企業倫理を問われた近年の事件
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スペースシャトルチャレンジャー号事件(1986年)
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東海村の臨界事件(1999年)
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雪印乳業の食中毒事件(2000年)
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日本ハムの牛肉偽装事件(2002年)
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東京電力原子力発電所自主点検データ隠蔽事件
(2002年)
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構造計算書偽装事件(2005年)
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談合問題
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公共工事発注に伴う汚職事件
技術者倫理とは、個々の技術者がその義務を遂行するに当たり、自己と社会に対し果たす
べき責任に対する普遍的な規準であり、時代により変化するものではない。従って、専門
職である技術者は、常に社会からその倫理を問われている。他方、技術者倫理に対する社
会の要求度は、時代により変化する。近年、この社会要求度が高まったことにより、技術
者倫理が問われるようになった傾向がある。
企業倫理・技術者倫理に関する社会観念の変化(私見)
1945年(終戦)
2011年
1926年(昭和)
企
業
倫
理
・
技
術
者
倫
理
に
対
す
る
社
会
の
要
求
1995年頃(バブル)
企
業
・
技
術
者
の
倫
理
観
バブル崩壊以降、企業倫理・技術者倫理に対する社会の意識が高ま
り、それに対応して企業・技術者の倫理意識も高まってきている。
影響:小
影響:大
昭和初期~終戦 :企業・技術者は、業務・社会に対する使命感を持っており、倫理観も有していた。他方、社会が、
企業・技術者倫理に影響を及ぼす度合いは小さかった。
終戦~バブル崩壊:終戦により価値観が変化したことに伴い、企業・技術者倫理も変化(縮小)した。他方、社会は
企業・技術者倫理に強い関心を持たなかった。
バブル崩壊~現在:社会が、企業・技術者倫理を強く要求するようになった。この影響を受け、企業・技術者の倫理意
識が高まっている。
企業倫理・技術者倫理と社会観念の相関
社
会
観
念
企
業
倫
理
技
術
者
倫
理
企業倫理と技術者倫理とそれらに係る社会観念の三つの規準・規範が同一
である場合は、倫理上の問題が生じることは少ない。しかし現実には、そ
れぞれの規準・規範が異なることが、多々ある。だからこそ、技術者倫理
に対する個人としての見識を持つ必要がある。
企業倫理・技術者倫理に係る事件は、内部告発により発覚するケースが多々ある。内部告発が生じる理由は、単なる
個人の我欲による場合と個人と組織の認識のズレによる場合が考えられる。
企業は、社会規範から逸脱した行為をすると企業活動が継続できなくなることを認識しているにも関わらず、未だ企
業倫理を問われる事件が発生する裏側には、規範に反した企業・個人の活動が潜在することを意味する。
仕事を成功させるためのアイテムの優先順位
技術力
マネージメント力
コミュニケーション力
教養
教養
教養
教養
経験上、仕事を成功させるためのアイテムに順位を付けると、①
コミュニケーション力、② マネージメント力、③ 技術力になる。
但し、これらのアイテムの全ては、個人の深い教養の基に蓄積
したものでないと本当の力にはならない。
事業の仕組み その1(事業手法:土地区画整理事業)
<土地区画整理事業とは>
土地所有者から土地の一部を提
供してもらい(減歩)、これを
道路・公園等の公共施設と保留
地(事業費に充当する為に売却
処分する土地)に当てることに
より、公共施設の整備改善と宅
地の利用増進を図る一つの街づ
くり手法
事業の仕組み その2(事業運営:業務代行方式)
区画整理組合
県・市
工事
設計
保留
地
組合員
指導
売却
発注
発注
通常の事業執行形態 業務代行方式
県・市
区画整理組合
組合員
指導
業務代行者
業務代行契約
金融機関
事業資金の借入
業務代行方式:業務代行者が保留地を取得することを前提として、組合が執行する業務の大部分を代行
する区画整理事業の運営方式
技術者倫理に係る私的結論
業務を通して、技術者倫理を問われる機会は、必ず訪れる。
但し、それを意識している場合と、意識していない場合がある。
● 慣習に基づく惰性で仕事をしないこと。(慣習を検証する習慣)
● プロフェッショナルを目指すこと。(追随を許さない高い技術力)
● 自己の良心と信念に従った行動をとること。
高い教養を身につけること
東日本大震災復興街づくり
被害状況
東日本大震災
阪神・淡路大震災
被害の特徴
大津波による広域における
家屋、構造物の倒壊・破損
揺れによる建築物の倒壊と大
規模火災による家屋の延焼
被害額
(ストック)
16.9兆円
9.6兆円
死者
行方不明者
15,799人
4,053人
6,434人
3人
全壊家屋
117,410戸
104,906戸
災害救助法の適用
10都県(241市区町村) 2府県(25市町)
ストック:建築物等、ライフライン施設、社会基盤施設、農林水産関係、
その他の公共施設
復興の基本方針
● 災害に強い地域づくり
●
地域における暮らしの再生
● 地域経済活動の再生
復興スケジュール
国の方針
宮城県の方針
復旧期 再生期 発展期
集中復興期間 最終復興期間
5年間 5年間
公共復興投資:19兆円 公共復興投資:4兆円
3年間 4年間 3年間
損傷した生活基
盤や公共施設を
復旧する期間
地域の再生に向けたイ
ンフラ整備等を充実す
る期間
県勢の発展に向け
て戦略的に取組を
推進する期間
復興街づくりに向けた動き
第一次補正予算:津波被災市街地の復興手法調査
→71億円計上
被災現況調査
復興パターン概略検討
復興パターン詳細検討
都市計画決定
事業の施行
事業認可
● 復興手法の検討
防災集団移転促進事業
被災市街地復興土地区画整理事業
● 復興パターンに係る課題の
整理と対応
復興街づくり計画案の作成(市町村)
復興街づくりのタイプ
復興街づくりを進める上でのポイント
● 街づくりタイプに順応した都市基盤の構築
● ソフトの防災機能の構築(減災の考え方)
● 事業費の負担(国の負担割合と負担項目)
● 地域産業の復興と新たな産業の構築
被災地域の地形特性に応じた復興街づくり
● 平坦地に都市機能が存在し、殆ん
どが被災した地域
● 平地の市街地が被災し、高台の市
街地は被災を免れた地域
● 傾斜が海岸に迫り、平地の少ない
被害地及び集落
● 海岸平野
パターン1:海岸堤防の整備により安全
性を確保して現地再現
パターン2:海岸堤防を整備した上で、
嵩上げにより安全性を確保
パターン3:海岸堤防を整備した上で、高
台移転により安全性を確保
パターン4:海岸堤防を整備した上で、
平地移転により安全を確保