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短期留学プログラム日本語教育の課題 : 海外の日本語教育プログラムとの連携

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(1)[ キーワード ]. 短期留学プロバラム ラムの類型. 1 .. 携. 題連 課の. のと. 育ム 教ぅ 語グ. 木ロ. 日プ ム育 ラ教. 口木. プ日 学の. 留外 朔晦. 短一. 九m. 千歌. ・近藤. 日本語教育の 連携. 去月. 子. 日本語教育プロバ. シラバス比較. はじめに. 短期留学プロバラム る過程. ( 近藤・丸山. ( 以下、. 短プロ ) と短 プロの日本語教育の 軌跡をたど. 2000 、 近藤 他. 2002) で浮き彫りになるのは、 短期 留. 学 プロバラムが、 海外の教育制度ひいては 教育現場と日本の 教育制度ひいて は教育現場とのインターフェイ ス にほかならないということであ る。 筆者ら は、 文部科学名科学研究補助金を. 受け、 2001 年より. 3 年にわたり海外の. 共同. 研究者とともに 短 プロを機軸とする 教育交流について 研究を進め、 その成果 を近藤 (2004) にまとめた。 本稿は、 近藤 (2004) の第 2 部「日本語 ヵリキ ニ ラムの多国間比較 一 教育的連携を 求めて 一 」に基づくものであ る。. 短期交換留学の 協定 校 における日本語教育プロバラム 担当者との共同研究 から見えてきたことは、 以下のことであ る。 (1 ) 彼我の教育のインターフ エ イ ス であ る 短 プロは、 すなわち短期留学生を. 核にした異なる 日本語教育プ. ログラムの接点であ る、 (2) 留学期間中の 日本語教育を 学習者の日本語学 習過程の中に 有機的に機能させることが 望ましい、 (3) その実現には 海外 の 現場と日本の 教育現場の連携をとることが 必要であ る、 (4). 日本語プロ. グラムの内容についての 情報交換が必要であ る。. 以下に海外の 現場と日本の 教育現場の連携をとるための. 課題と方策にっ い. て 具体的に論じたい。. 2. 短期留学プロバラムという 教育環境 短 プロは 1950 年代から私立大学が 先行して成果を 上げているが、 ほぼ半世 紀 遅れて、 1995 年より国立大学にも 短期交換留学プロバラムが 設立されるよ うになり、 平成 14 年度現在で 2,2の国立大学で 短期留学プロバラムが 展開され ている。 本稿で扱う短期留学プロバラム. 制度は文部省. 一 41 一. (現 文部科学. 名 ) が推.

(2) 逸 した制度で、 1) 単位互換を前提とした、 2) 滞日期間が 1 年未満の、 3) 英. 語を共通語とする、 4) 日本語既習を 受け入れ条件としない、. 留学プロバラ. ムであ る,。. 筆者らは 1998 年より国内の 短期留学プロバラム. ( 以下、. 短プロとする. ). 実. 施機関にアンケート 調査 ( 近藤・ 九 m 、 2000) を行い、 さらに 2001 年より 1995 年から 1998 年に設立された 国立大学の短プロ 14 機関への追跡調査を 目的 としたインタビュ 一調査を行い、 プロバラムの 設立理念に日本社会・ 文化体 験のほかに知日派予備軍の 育成や、 研究者育成などがあ ったことを報告した。. また、 恒吉 (2000:127) は東京大学教養学部の 期プロへの参加学生、 授業担 当教官に対するアンケート 調査を実施し、 留学生の日本への 期 プロへの参加 理由について、. 「. 違 3 国を経験する」等、 短期留学生に 多いと言われる 見聞. 割近く (27%) 見られ、 狭い意味での 日本研究家を 日指し ているのでなくとも、 「アカデミックな 経験をしたい」としている 留学生がⅠ を 広げる志向も 3. 番 多い (42%) 」と述べている。 つまり、 短 プロ参加生の 留学動機は日本の 高等教育の経験と 異文化体験にあ ると言える。 「アカデミックな 経験」すな わち日本の高等教育の 経験は 、 短 プロのカリキュラムに 対する期待の 表れで あ. る。 日本社会の観察者としてではなく. 当事者として 日本の高等教育を 受け. ることであ る。 一方、 「異文化体験」は 日本と短プロ 生 との異文化接触であ 。) 、 短 プロ 生 と他の短プロ 参加 生 相互の異文化接触でもあ る。 「アカデミッ ク. な経験」も「異文化体験」も 留学生自らの 変容を双提とした 日本との関わ. りであ る。 短 プロ設置後 る. 9. 年が過ぎ、 短 プロ修了生への 追跡調査が待たれる 時期にあ. 。 実際の調査報告はまだなされていないが、. 野水 (2001:608). は短. プロ参. 加 生 と指導教官の 結びっきの強さが、 短 プロ参加生の 大学院進学を 目指して の 荷留学を促している. 事例を報告している。 また、 恒吉 (2000:127)は「日. 本での経験が 将来役立つと 思うかという 点については、 40.9% が「とてもそ う思う」、 「そう思う」と 合計すると 70.3% が肯定的に答え」. てお 。) 、. 「. 98% が. 日本にもどるつもりだと 答えている。 実際、 仕事の関係、 日本に就職、 大学 院入学等、 多様な経路で 日本に戻ってくる 学生が例年少なくないと 報告して いる。 2000 年から 2003 年に実施した 筆者らによる 短 プロ実施機関へのインタ ビュ 一調査,でも 同様の回答を 得ており、 短 プロは 短 プロ・修了生に 再来日の 動機付けを与えていることがわかる。. 一 42 一.

(3) すなね ち、 プロバラム修了者は、 帰国後も日本との 何らかの関わりを 保ち、 日本語学習を 継続した者が 多い。 そして、 修了後何年かして 日本での就職や 進学などの形で 、 単なる体験ではない 具体的な目的を 持って、 日本に再びょ り. 長期にわたる 渡日をする者も 少なくないことが 明らかになった , 。. このように 短 プロ修了生がより 長期的展望にたった 日本・日本語とのかか わりを選択する 誘因としての 短 プロの意義は 次の 3 点であ る。 一つ目は 、. 日. 本という異文化、 異なる社会への 接触がすでに 実現していることであ る。 二 つ目は自らを 相対化する機会を 得ていることであ る。 この機会には 2 種類 あ る. 。 言語的、 文化的背景の 異なる学生と 短プロという 教育の場を共有し、 多. 様な価値観に 触れ自らを相対化する 機会と、 大学というアカデミックな 環境 で提供される 講義科目の専門的、 客観的情報により 自らを相対化する 機会で あ る。 三つ目は外国語 (JFL) ではなく第二言語としての 日本語 (JSL) 学習 の場が体系的に 与えられたことであ る。 短期間の体系的な 日本語学習は、 帰 国後の日本語学習継続をも 可能にするレベルのものであ. る。 短 プロ生は 、. こ. のような学習を 通して習得した 日本語を使い、 留学中に日本社会と 相互交渉 を実践する。 この ょう な経験が短プロ 生に、 日本語を使 い 日本社会と交渉 す. る とへの自信を 与え、. この経験に裏 打ちされた自らの 日本語運用力への. 信や日本語運用能力向上への. 決断に際し不可欠、. 意欲は、. 自. 日本・日本語とのより 長期的関わりの. な 要素となる。. 3. 短期留学プロバラムと 日本語教育 一体系的な日本語教育環境の 提供 一 本稿冒頭で述べたように、 短 プロは英語を 共通語とするプロバラムであ る。 したがって、 専門科目などの 講義科目は英語で 行われることになる。 このよ な設立時の方針はあ るが、 調査対象 14 機関のすべてで 日本語科目が 開講さ れている。 ほとんどの場合は 選択科目として 位置づけられている。 近藤・丸 山によるインタビュ 一調査からは、 英語によるプロバラムであ りながら日本 う. 語 科目を設ける 背景として、 日本に留学する 以上生活する 上で日本語が 必要 になるであ ろうという見通し、 また日本で日本語を 学びたいという 短 プロ参 加生 め ニーズへの予測があ ったことが明らかになった。 近藤 (2000 でも. :. 145). 報 古している 短 プロ受け入れ 生に対するレディネス 調査の結果は、 この. 事実の裏 づけとなっている。. 一 43 一.

(4) 日本語科目は 、 短 プロで開講される 他の科目と同様に 、 短 プロ参加土用の. 授業科目として 始まった。 しかし、 前節で述べたような 短 プロの協定校の 拡 充 に伴い、 短 プロ参加生の 背景や日本語学習への ニ一 ズ ・レベルも多様化し ている。 短 プロの開講科目の 中で、 学習者の多様化にもっとも 敏感に反応し ているのは、 各機関の日本語教育であ る。 今回の近藤・ 九 m のインタビュー 調査から、 日本語教育プロバラムが 、 短 プロ参加生の 日本語学習ニーズ・レ ベルの多様性に. 合わせて、. 短 プロ設立時の 体制を変容させる 工夫を行ってい. ることが明らかになった。 短 プロ日本語教育の 現状は、 近藤 他 (2002) 「短期留学プロバラム 日本語 教育からの発信」で 報告されているが、 さらに 14 機関対象のインタビュ 一調 査の情報を合わせて 分析すると、 現在の短プロ 日本語教育の 姿は、 る3. 図 1 にあ. つ 、 すなわち「特化型」「連結型」「開放型」に 類型化できる。。. まず、 「特化型」を 説明する。 「特化型」とは 短 プロ参加 生 のみを対象とし た 日本語プロバラムのことであ る。 東京大学がその 例で、 初級、 中級、 上級 の 3 つのレベルを 設け、 各レベルで 週 5 コマ (1 コマ 90 分 ) の授業を行 う 。 「特 化型」を選択した 背景には、 東京大学の短プロが 教養学部 に 設置されていることがあ. ( 学部 3. . 4 年生 ). る。 教養学部には、 外国語としての 日本語科目で. 初級、 中級は開講されておらず、 短 プロ設置にあ たっては、 短 プロ生を対象 として新たに 日本語クラスを 用意する必要があ った。 現在もこの状況は 変わ っていない。 英語を共通語とする 短 プロの「特化型」は、 東京大学であ る。。 「特化型」の 利点は、 日本語クラスの 運営方針を短プロ 参加生 め ニーズに 合 かせて い くことができることにあ る。 短 プロ上に照準を 合わせているので、 ニーズ調査に 基づいた ヵ リキュラム開発や 教材開発が可能であ る。 干葉大学 の短プロは 、 短 プロ 生 、 日本語に. よる. 短 プロ 生. (通称、. 分散型 期 プロ 生 ). と. 日本語・日本文化研修生の 3 種類の短期留学生を 対象とした日本語クラスを 設置している。 長期留学生と 短期留学生と、 大きな区分けを 利用した、 一 種の「特化型」を 採用している。 次に「連結型」を 見る。 「連結型」とは、 上述の「特化型」授業に、 「特化 型」授業とは 異なる日本語レベルの 他の日本語プロバラムを 連結させたもの であ る。 「特化型」と 既存の他のレベルの 日本語クラスを 連結させることで、 短 プロ生の多様な 日本語レベルに 対応できる体制となっている。. 東京外国語. 大学がその例に 挙げられる。 東京外国語大学は 、 短 プロ発足 時 、 日本語末 習. 一 44 一.

(5) 図]. 短 プロ日本語プロバラムの 三類型. ス ラ ク. 開の. 用 生 , Ⅰ. 外 以. ゑし オ ま @ 。. ス ラ ク. 克口. 本 口 Ⅱ. 用. 者にも対応すべく 上記「特化型」でスタートしたが、. 短 プロ参加生の 多様化. に、 既存の日本語・ 日本文化研修生対象の 上級日本語クラスとの 相互乗り入 れの形で対応した。 短 プロ参加生からは、 上級日本語受講への 道が開かれた ことになる。 連結する日本語クラスは、 単位が認定できるクラスであ るため、 短 プロ生の日本語クラス 受講に際して、 単位認定の手続きが 容易であ る。 こ の ょ. うな「連結型」の 事例としては、 ほかに大阪大学、 広島大学、 名古屋大. 学 、 電気通信大学があ る。. 最後に「開放型」を 説明する。 「開放型」は、 上述の「特化型」授業を 、 既存の日本語プロバラムの 一部に取り込み、 どの日本語レベルの 短 プロ参加. 生も日本語学習が 可能な形にしたものであ る。 「開放型」には、. 短 プロ参加. 虫 が登録するクラスを 指定し、 そこから参加生の 日本語レベルに 応じた レベ ルに 送り出す方式と、 短 プロ参加 生 が受講できるクラスを 複数コマ限定する 方式があ. る。 前者の事例には 横浜国立大学。 が、 後者の事例には 東北大学が. 挙げられる。 横浜国立大学の 場合は 、 短 プロ発足時は「特化型」であ ったが、 短 プロ参加生の 多様なニーズに 対応するために、 毎 学期 6 レベル、 約 32 コマ 開講される全学講習日本語クラスから、 レベルやニーズに 合わせて自由に 学 習. プロバラムを 組むことを可能にした。 全学講習日本語クラスは 単位認定を. 前提としないプロバラムであ. るため、 短 プロ日本語コーディネーターは. 単位. 認定に向けた 工夫が必要となる。 後者の東北大の 事例は 、 短 プロ参加 生 が受. 一 45 一.

(6) 諾 できるクラスを 限定することに. ょ. り、 単位認定の問題を 克服した事例とし. て位置づけられる。 「開放型」の 事例としては、 ほかに九州大学、 金沢大学、 筑波大学、 北海道大学があ る。. 4. 日本語教育のグローバルスタンダードの 模索. (. 1). 一 シラバス比較から 見える連携の 課題 一 4 一 ]. シラバス 上ヒ 較の背景. 日本の大学にあ る短期留学プロバラムの. 日本語教育プロバラムは 、 受け入. れ 留学生を 、 送り出し機関から 預かり、 半年あ るいは. 1. 年教育を施したのち. 送り出し機関に 戻す、 いわば「学習者の 一時預かり」の 機能を持つ。 短期留 学プロバラムを 実施する以前は、. 白 機関内で教育を. 完結させるようかコキュ. ラムを考えればよかったが、 短期留学プロバラム 実施以後は 、 多くの海外の. 日本語教育機関から「一時預かり」する. 学習者の学習の 一貫性を考える 必要. が出てきた。 学習の一貫性を 考えるにあ たって何か指標が 必要となる。 指標の第 補として考えられるのは、 初級、 中級、. 1. の候. 上級とⅡ 平 ぶいわゆる「レベル」であ. るが、 これは日本語教育の 場合、 初級は大まかな 共通理解ができているとし ても、 それ以降のレベルの 定義は一つではない。 初級、 中級、 上級の. 3. 段階. という捉え方の 他に、 初級、 中級、 上級、 超級まで 4 段階という捉え 方もあ る. 。 受け入れ時には 学習者の自己申告、 または受け入れ 側からの選択式に. よ. る問いかけで「中級」「上級」という 語が使用されることがあ るが、 どの指 標で見た「中級」「上級」なのかを 確認しないかぎり、 学習者のレベルを あ る 程度正確に把握することは. 難しいと言えよう。 指標としてのもう 一つの可. 能性は、 日本語学習期間であ る。 これについては 国内にはない「 1 年生」 「. 2. 年生」という 語でレベルを 示されることがあ るが、 実際には週あ たりの. 学習時間や、 使用教材、 進度が様々であ ることから、 指標とするのは 難しい と言える。 この 23 な 状況の中で学習者を「一時預かり」するためには、. 学習者の送. り出し側であ る海外の日本語教育機関と 受け入れ側であ る日本の日本語教育 機関とが共通の 指標を持っことが 必要であ る。 本稿はその指標作りの 基礎 作 業 として、 指標の違いを 明らかにするためのシラバス 比較を行った。. 一 46 一.

(7) 4 一 2. 5 機関のシラバス 比較とシラバスから 見える課題. 、ン ラバスは、 東京大学 AIKOM. プロバラム、 横浜国立大学 JOY プロバラム、. ミシガン大学、 モナシュ大学、 オタ ゴ 大学のものを 取り上げる。 詳細は、 近. 藤 (2004. :. 169-181) を参照されたい。 以下、 5 機関のシラバスから 見えてき. たものをまとめる。 まず日本語のレベルという 観点から 5 機関の情報を 見ると、 各機関で設定 されたレベル 数が同じであ っても、 設定している 到達度が異なる 可能性があ るということがわかる。 コースタイトル、 学年は目安にはなるが、 学習に一 貫 性を持たせるための 資料とするには 難しい点があ る。 受け入れ側が 、 受け 入れ学生の学習の 連続性に配慮するためには、. シラバス、 使用教材を参照す. る必要性があ ると思われる。 また、 学習期間という 観点から 5 機関の情報から 見えることは 2 点あ る。 。 "且. 第 1 点は学習期間についてであ る。 。 "". 日本語学習歴は、. 1. 受け入れ機関は、 事前調査としてよく. 年間での学習時間の 相違を共有していないとコミュニケ. 一 ション・ギャップが 生じる可能性があ る。 海外と日本国内では、. の授業時間数の 前提の違 る. う. ことがあ る。 例えば、 海外. 機関が多いが、 日本国内は. 1. 2. 1 学期間. 年間で初級を 修了す. 年で初級を修了する 機関が多いよ. う. であ る。. JFL) と 日本国内の日本語教育、 いわ める第 2 言語としての 日本語教育 ( 以下、 JSL). 海外での日本語教育、 いわ める外国語としての 日本語教育. ( 以下、. では、 ニーズを含め、 学習環境が異なることが 違 いの 背景となっていると 考 えられよ. う. 。 日本語教育担当者はこのような. 現状があ ることを踏まえて、. 日. 本語学習歴 0 年 という申告を 参考にすべきであ る。 学習歴を尋ねる 場合は 、 使用教材とその 教材の進度を 併せて参考にする 必要があ る。 第 2 点はコースタイトルについてであ る。 東京大学は 1 、 2 3 という数 字 が相対的なレベルを 示すが特化型であ るため、 年度によって 数字が意味す るレベルが若干違う。 横浜国立大学と モナ シュ大学は A,B,C というアルファ ベットが、 レベルを示し、 レベル数も同じであ るが、 到達度は同じではない. ようであ る。 ミシガン大学は. 1. 号がレベルを 表す。 この. にまとめてみると、 各機関で独自に 立てられて. ょう. いることがはっきりする。 すな. 年生、 ね. 2. 年生であ り、 オタ. ゴ 大学はコース. 番. ち、 個々の状況を 把握していない 限,りはコ. 一 スタイトルを 手立てとしてレベルを 判定するのは 困難であ ることがわか. る。 これは多くの 関係者が予想、 していた通りであ ろう。. 一 47 一.

(8) 以上から、 短期留学プロバラムの 学生として日本語学習者を 受け入れる場 合に、 学習者の学習の 連続性を維持することを 目指すためには、 彼我の日本 語教育の現場を 学習者を核とした 連続 体 としてとらえる 必要性が出てくる、 すなわち [JFL 一 JSU の連続 伸 ,両端にある送り出し側の 日本語教育担当者と 受. け入れ側の日本語教育担当者が. 共有できるユニバーサル な 尺度、 すなわちグ. ローバル・スタンダードが 必要であ る。 この構築に向け、 また構築を待たず に 学習者の学習の 連続性を維持する 努力をするためには、. 日本語学習期間などだけではなく、. コースタイトル、. 使用教材、 授業時間数などシラバスに. 関. わる情報に踏み 込んだ情報交換が 必要であ る。 日本語教育担当者間の 具体. 白り. な情報交換に 向けた方策を 模索するべきであ る。. 5. 日本語教育のグローバル・スタンダードの 模索 (2) 一 学習の一貫性を 求めて. すでに述べてきた 2 JFL. 一 JSL. 3 に、. :. 情報共有シートの 提案一. 日本語学習は、 短期留学プロバラムを 介して、. の連続時の両端、 すなわち送り 出し機関、 受け入れ機関の 日本語教. 育関係者が相互に 連携して初めて 一貫性を持たせることが 可能になる。 この 連携は、 短 プロ参加時に 送り出し機関から 受け入れ機関へ、 短 プロ修了後受 け入れ機関から 送り出し機関へ、 そして、 理想的には、 短 プロ参加中に. 送り. 出し機関と受け 入れ機関が相互に 連携することであ る。 すな ね ち、 送り出し. 連携とは、. 機関と受け入れ 機関の日本語教育関係者の. 日本語学習者としての. 短 プロ参加中に 関する情報の 共有に他ならない。 この. ょ. うな情報の共有には、 まずシラバス 交換などの方法が 考えられる。. " 。" これは、 個々の学習者の 芹 学習の履歴を 受講した日本語授業のシラバスで. 交換. する方法であ るが、 この方法は日本語教育担当者に 負担を課し、 かりに実現 したとしても 長期間にわたる 継続性には疑問が 残り、 実践,性に欠くと 言えよ 、つ では、 可能な方法とはどのようなものであ. ろうかまず、 (1) 交換が必要な. 情報を考える。 交換が必要であ るのは、 (1) に示す①と②であ る。 (1) 交換が必要な 情報 ①. 受け入れ側が 求める情報…受け. 送. ②. 、. 入れ直前の日本語学習環境の. 詳細、 学習. 者としての属性など り. 出し側が求める 情報…滞日中の. 日本語学習環境の 詳細、 学習者とし. 一 48 一.

(9) ての属性など (1. -. ① ) は、 滞日中の日本語教育を. 短プロ参加生の 日本語学習経歴の 中に. 適切に位置づけて 授業を展開することを. 可能にする。 (1. -. ③ ) は、 帰国後. に 継続される送り 出し機関での 日本語教育のために、 当該の学習者の 日本語 あ 刀 "" , 運用能力を、 留学双と留学中の 情報をもとに とを可能にする。. ょ. り的確に判断し、 評価するこ. ただし、 この情報交換は 短プロ参加生であ る日本語学習者を 中心に据えた ものでなければ 意味がなり。 つまり、 学習者本人が、 JFL 一 JSL の連続時の中 を 移動するということを. 意識し、 さらにその両端にあ る教育機関が、 学習者. 認識することが 必要 であ る。 あ くまでも学習者を 中心とした連携方法を 模索しなければならない。 そのために、 (2) 情報交換ルートに 示すように、 ①②③のルートを 確保す の利益を第一に 考えて情報交換をしているということを. ることを提案する ,。. (2) 情報交換ルート ①. 送り出し機関と 学生との連絡. ②. 学生と受け入れ 機関との連絡. ③ 送り出し機関と 受け入れ機関との 連絡 (2 - ① ) の例には モナ シュ大学の試みがあ る。 モナシュ大学では 日本へ の 留学を希望する 学生には、 Expression ofIntereslSheet を提出させる 9 。 短フ 。 ロ 担当の日本語教育関係者はこれをもとに、. 学生の適性を 考えて受け入れ 機. 関を選定し優先順位をつけて 推薦する。 この他に、 日本語教育担当者と 短 プ ロで 日本へ留学する 学習者間で交わされる「同意書」も. 注目に値する。 これ. には、 留学中の学習者の 日本語学習に 関する義務、 例えば、 留学中の日本語. の授業に関する 課題・試験のすべてを 帰国後のレベル 調整の資料として 持ち 帰り、 日本語教育担当者に 提出すること、 留学中も日本語教育担当者と 最低 3 回のコンタクトを 取ることなどが 具体的に書かれている。 日本語教育担当 者はこの書類を を 交わす。. 2. 部作成し、 当該の学生とともに 署名、 交換し、 一種の契約. 学習者は渡日双も 渡日中も 、 送り出し機関の 日本語教育担当者と. 連絡を持ち続け、 帰国後の日本語学習の 継続を意識することができるという 効果が期待できる。 これはとりもなおさず、 滞日中の日本語学習の 動機づけ になる。 しかし、 留学中に予想した 学習レベルに 達することができずに 帰国. 一 49. 一.

(10) する例もあ り、 またそれが受け 入れ側の日本語教育担当者とのコミュニケー 、ンョン があ れば解決可能であ ったというような 例も少なくないとの 指摘があ る。 これは、 事務レベルではなく、. 日本語教育担当者レベルでの、. 送り出し. 側 と受け入れ側の 直接の連絡の 必要性を示唆している。 (2- ② ) の例には東京大学 (AIKOM) の Up-datedInformationSheet があ る " 。 これは、 一種のレディネス 調査であ る。 受け入れが決まった 学習者から、 母 語などの日本語学習の 属性と学習歴の. 詳細、. 留学中の日本語学習へのニーズ. などについて、 受け入れ側が 直接当該の学習者から 情報を収集する 方法であ る. 。 受け入れが決まった 学習者は、 少なくとも渡口. 機関の日本語教育担当者に、. 1. ケ 月前までに受け 入れ. 郵送またはファックスで 上記書類を返送する。. これにより、 受け入れ側の 日本語教育担当者は、 学習者からの 情報を反映さ 五" せたヵ リキュラムを 作成することができ、 短 プロ開始後速やかに 日本語学習 。 """. を開始することを. 可能にする。. 受け入れ直後のレベル. に関する様々な 微調整を最小限にとどめることが の プロバラムであ これら. る ATKOM. 調整など、. 日本語学習. 可能になる。 特に「特化型」. の場合は、このような 情幸反収集が有効に 機能する。. (2- ① ) (2 - ② ) には、 学習者と送り 出し機関、 または学習者と. 受け入れ機関の ,情報の流れは存在するものの、 本 プロジェクトが 模索する JFL と ]SL の直接の連携は 存在しない。 そこで、 JFL と JSL が直接リンクするた めに、 (2- ③ ) を提案したひ。 すでに述べた. よう に、. (2- ③ ) としては、. シ. ラバス交換なども 考えられるが、 個々の学習者の 学習履歴をシラバスで 交換. していくことは、 日本語教育担当者の 負担が大きく、 継続性の点に 疑問があ る。 実行可能、 かつ継続可能な 方策を模索したい。 本 プロジェクトが 提案す るのは、 送り出し機関・ 受け入れ機関が 簡便な方法で 必要な情報を 交換でき る、 「情報の共有シート」の 活用であ る。 資料 1 は渡日双の「送り 出し機関 から受け入れ 機関へ」の情報提供のための 用紙であ る。 資料 2 は帰国時の 「受け入れ機関から 送ド) 出し機関へ」の 情報提供のための 用紙であ. る. "。. この共有シートを 活用すると、 送り出し機関については、 受け入れ機関の 日本語教育担当者とのコミュニケーションによって、 留学中に生じた 問題を 必要に応じて 適切な段階で 対応し、 解決することが 可能になる。 受け入れ機 関にとっては、 留学中の日本語学習の 成果を帰国後の 学習に生産的につなげ 手段になりうる。 この共有シートの 活用によって、 留学生を核とした、 JFL 一 JSL の連続時の両端にあ る送りだし機関と 受け入れ機関が 初めて直接に る. 一 50 一.

(11) 連携することが 実現するのであ る。. (Tampro-j) に 本 シー. 現在、 短プロ日本語教育関係者メーリンバリスト. トを掲載し、 関係者各位にシートの 試用とフィードバックを 依頼し、 その 結 果を待つ段階にあ. る. ( 資料 1. 、. 2. 参照 ) 。 今後は、 この共有シートをより 簡. 便で継続的使用に 耐えうるものに 洗練 し、 IFL .. と ]SL の両機関の教育的連携を. 実現することを 目指している。 最終的には、 このような教育的連携を、 学習 者を中心に据えた 日本語教育ネットワーク 構築の基盤としたい。. 6. おわりに 短 プロの日本語教育には、 その. 関の日本語教育カリキュラムと. リキュラムが 日本語学習者の 送り出し機 矛盾せず、 学習者にとって 日本語学習経験が ヵ. 連続しかっ一環したものになるような 教育環境を提供することが 望まれる。 そのためには、 まず送り出し 機関と受け入れ 機関の日本語教育関係者の. 間で. スムースな情報交換を 実現しなくてはならない。 本稿は 、 送ル) 出し機関と受け 入れ機関の日本語教育シラバスの. 上. ヒ較 対照を. 通して、 送り出し機関と 受け入れ機関の 日本語カリキュラムの 相対化を図り、 JFL の日本語カリキュラムと JSL の日本語カリキュラムが 単純な読み替え 可能 な m 対 l の対応をなしていないことを. 指摘し、 JFL. 一 JSL. の連続体の両端から. かⅠキュラムの 詳細、 短 プロ参加生の 日本語学習歴、 学習スタイル、 教育上 の 留意点などの 具体的な情報を 交換するルートを 確保する必要があ ることを 一 口 一一 z Ⅹ 冊 じた。. また、 そのための具体的な 情報交換のルートを 提言した。 情報交換作業 そ のものが、 それでなくとも 多忙な彼我の 日本語教育関係者に 過重の負担を 与 えるということでは 意味がない。 そこで、 海外共同研究者と 協力し、 必要な 情報交換を極めて 小さいコストで 実現しうる、 簡便な情報交換シート. ( 「送. り出し機関から 受け入れ機関へ」および「受け 入れ機関から 送り出し機関へ」 を試作した " 。 今後、 実際の使用を 重ねて、 より効率的な 情報交換が可能な. 形式へと完成させることを 目指したい。. 一 51 一. ).

(12) I. IMQ 血 ationFornlforEXchmgeStudents @. (資料. n. From@Home@University@to@Host@University 由 ㎎ iM(mn ㎞0nun. ℡玉几㎜ 尽 Ⅱ㏄ dlo. ㎝小町 些 snl 由nGby. 血eJapa. ℡㏄l㎝馴㌍C ㎎ @mSal 肝. 扶畑h㎝ e ㎡ 捜付百は. ㎝dhGt. ㏄. ・. ㎞Ⅴ entltl㏄ Iohe@p山 e.苅曲nlmas お血ん沖廿 輻dy.abrQdex がⅡ en ㏄. は eⅡ. Namleofthestu. hぴnelns Ⅰ tIx@0. N@@ⅡⅠ。 0巨テ過. 祀はⅡ化. Nan. Ⅰ. I血m. と. Ⅰ. h@%@ ト ㎡ nl 廿 on. 柾 @0%0. Ⅰ. 町咀 七 比し 田は ㎎雛 。Ⅶ H 。Ⅲ℡ u:. )" 鉄 lrJ. A"肥れ㎡d㏄@lnl 。。。. Ⅰ. Ⅰも '. N。. R は㎏ro ㎝Ⅲ士ⅡⅢ血 ,n ・. 皿 。㏄ hnl 掛" 穿。Ⅱ祀打 en@途. I.J" 『. F ㎞田代 エl@>eg℡ く旺. l)Couree@title; Nu血 ㎏rli@c@ 本㌍S ドraw ㏄ k. 血". cc:@ 養sspen@.d. .). rc 棄比 T)ks. 室 "" ㎝ "。田 '。 。'"". め応苅. 。 1"""" 。. F ㎞ 囲 coms. N ℡甘だ rofcb Texlk. り. ㏄sp㎝ w ㏄ k. 鰻聡. れ. 七匹 荻埜. Ⅰ IT ".. per@ ㏄. Ⅰ. 刀ぬ. レs田℡㏄。 e@cdlnc ・. ぬ㈱. (Ⅱぷ田 n. --m. 10. Ⅸ㎝. り COU バ et@C. Fm 田. Nll山ね OfCl% 「. ㏄S ドイれ W ㏄ビ. ⅨⅥ トe 町 ade 。 " ".). (C'assperioH". 下下。 t"D@". lぬ㊥Ⅸ。 ㎝・ 印毯Ⅱ nC. ㏄"皿. はss(Le 恩田 n 一一一. ぬL. 11. ℡㎝Ⅱ㎞ on ぴ血 ㎝ lⅨ 秋 e叩蚊 ㎏が @re ㎝㎡Ⅱきぬ内湖. ㎎ 脾由. 。 。. "血. 地, '. 田五Ⅰ㏄ [el氏 stu 由ntt,sド戸は ntl 掩血 Ⅲ nと. Pl ㎝. Top2 リ. ・. Top5%. Topl0%. Top 其 Ⅰ ん. '。"" rbV. 。"9 。 ""1 。. 面㎝ngo ℡ nf 田がoⅡ clovv.h. ). め. B ㎝ @m ヌ ワ l R ㏄ rnl.yヴ. " 轍 '℡" n ㎝田 ㎝ 皿ne 血 n㎜ ヒで ㎝d № n睡 o W Ⅱ 恥n ベsl5皿 cn@,"x@皿m 由om,e 「. n田 ㏄㎝Ⅲ㌍nl@m. lestu@ntsc@a Ⅱ. 驚 円山. 且. a 戸Ⅱ On@,str㎝き山. Ⅵ,田ト ℡ss. H ㏄uSes がd ㌦ げ a叫け㎞ Ⅰ 肝 mnlsVouu 欝v.e ぬ ¥oulrs@udeenlw.hllep 照丘億. @ AnVa ㎝Ⅱ㎡の㎜ en お ㎝呵鵬弘め 施 h㎝ pr 脾 m. N ne: 別. n№. InsSⅠ ttuⅠnu 皿. h-. 掩. 由㏄㎝㎝ 刮 ln.,a 山山山山. 化. i@a㎡lnginlbeexc№Ⅰ ぽ p 何 %Ⅲ. w.il ㎏ 9僻町れW Ⅸ五面. 皿囲a㎝だ ㏄. 一 52 一. Date. Yes@@@No.

(13) lM0ma. 廿 on. FomlforExc №ⅡgeS 毎den 穣 @. (資料. From HostUnlverSi り toHomeUnlverSi ゆ. ぱ. 沖肘枕bxthh ㎝. Ⅲト館Ⅰ㎡Ⅵ@d め由姻 i瞭加Ⅱ㎞ ononexch 加算如此 n尽 by. 血 Japane㌍ l㎝即㌍c 膵)gr. ℡. れ Ⅴ. 廿. ers 士 ㏄ lohelP 小 e,ttl&ntmIl@xx㎡ 朋廿だ廿 studVab. ondex. 「. )e ㎡Ⅶ雨吐㏄ 皿dh 。闘. ドⅡ en ㏄. 曲. Na巾 <eof 山 hlcstu Ⅱ ど. N 狐 eot. 血 eh ㏄に 血繭 t血㎝. Nameof. 血 home №Ⅱ 血 ㎝. ㎞or 血田 on0 げ㎝Ⅱ Ja 卍 ame ㏄. レⅢ ㎎肝 cumc 庄. A 酉ch ㎡ d㏄Ⅱme. ⅢⅡ℡. 甘. No. Ⅰも. 尹辿㎡ 面。or"' ㎞。。. B ㏄㎏. 血 e㏄ lam か脚雙@e だnけⅡだ. 1. ね ㌣ Ⅰ. ). はC. C@ ℡Ⅰ. ⅩⅠ. Final. Ⅱ 廿と. 月㎏. Te 庶 Ⅸ. Ⅴ. edinc 雙. 一. ぬ播 (Iょ蕊 on. め. ぱ。侭鹸膵 ""w. №. ㏄k. (c a&sler いせ. 騰燕レつぱ. ⅠⅠⅠ. u3%d. F㎞ 田 Ⅸ 杣 rse. N Ⅲn % 0 七. '。". ィ. Ⅲ㎞・. Ⅰ. ). 一. " 。'""c 尤照". 。. Ⅱe. Ⅰ. ). F №㎡ⅨⅢⅨ部 れ由. ト""""""" 3). ㎞・. ⅠⅢ 臥. 2) C ㎝Ⅸ 田。. Numbe,. grade. course. (Class 戸 ㎝. N ⅢⅡは irofc@axses ぴ汀 aw ㏄ k. L鎧 ⑪ nsco. 印 aw ㏄氏. 紅穏お. (C「 las は lpen@田. cClaS@ssp. 山Ⅲ・. さ. ). お1". は. 仙 。 。ぬ ㏄ M,. km,m.. "応 "". 。. TI. 1㎡㏄ 皿価。Ⅱ㎡Ⅰ㎏. ば沖 ㏄ ㎝ トトⅡ対orel ㏄ 血色№ 卍Ⅱ 皿Ⅱ㌍ 9向山 : 玉晦 L rd 皿曲 : P印は n接 ㏄面 別た と荻. マ. C;. 巧 ㏄㏄ indl Ⅰ㏄ 驚 thes加山 nl.s@刀下㏄ nⅢ e@an@klngbVcuv@ingo Ⅱ ㏄of 山 efol@0Ⅵ・面 臼 Top2%. As. Top5 字. Topl(y. 矛. T0p40%. 鐙㎝穫 n[: ㏄ 0冊 ne 此. 腕れ. 皿 ㎝㏄. Ⅵ. ぴ油. InSstltullnn. ぬ. 解. ・. B. ㏄ぬ ml5%. ㎜㎏randlen 睡 り ㍉・ n⑮Ⅰ 鰹 堺町㎝・ e櫛㎡na 面 m,e. 血さ. " 叫 "" '。。 """""""". N 臆㎜ e:. は m-%). B. n@. ぽ nlon. 田エ. 2). 比. ㎞esS, ドⅨ温州 甲a田 小よ㏄ m. 卍. stu@dentscb<ss ㎡ ci円ton. 田reng廿@.w は. ㎝ "q. 世"". 。0tbehnm'epr. 雙 "u"""1". Tide:. 杵田 №vapp[ccBtod. 曲". " 。"" 。". 。. 一 53. Date. 一.

(14) 注 ,米国におけるジュニア・イヤー・アブロード・プロバラム、欧州における エ ラスムス・ソクラテス 計画、 アジア・太平洋地域における. UMAP. 計画など. が 、 単位互換を目的とした 短期間の留学交流の 例であ る。 詳細は留学交流事. 務研究会編著. (2002) を参照のこと。. ,短プロ実施機関へのインタビュ 一調査は、 以下の日程で 実施した。 2001 年 2 月. 11 日九州大学、 2002 年 2 月 18 日、 東京大学・横浜国立大学・. 大分大学・金. 沢大学、 2002 年 2 月 20 六日名古屋大学、 2002 年 3 月 6 日東京工業大学・ 東京外 国語大学、 2002 年四月 22 日電気通信大学、 2002 年 5 月 205 日筑波大学、 2002 年 5 月 20 六日北海道大学、 2002 年 7 月 20 六日京都大学、 2002 年 1 月 20 五日広島大. 学、 2002 年 12 月 06 日大阪大学、 2003 年 1 同 20 日東北大学、 2003 年 2 月 26 日千葉 大学。 一部を除いて、 このインタビュ 一の面談メモを 本科研報告書資料編に 叫 文金. 呈。. ,短プロ修了生の 短期の再来日には、 JET プロバラムへの 参加などがあ る。 。 分析は、 2000 年から 2003 年に実施したインタビュ 一調査の結果に 基づく。. 。 東京大学の短プロは 現在も「ヰ与. ィヒ型」であ. るが、 2005 年度より初級を 日本. 語 1, 2. 中級を日本語 3, 4 、 上級を日本語 5, 6 と、 6 レベル開講する ことになる。 このカリキュラム 変更は後述のシラバス 比較から見えてきた 課 題に応えるための 措置であ る。 また、 「特化型」は 私立大学では 専修大学が その 例 と考えられる。 。 横浜国立大学 短 プロは、 2004 年度より「開放型」の 母体となった 全学講習. プロバラムを 、 短 プロの国際交流科目化し、 すべてのレベルで 直接単位発行 が 可能になった。 これは「開放型」の 持つ課題に応、 えるための措置であ る。 ,詳細は近藤 (2004 : 81 -88) を参照されたい。 8 2003 年度. 小出記俳研究会でのパネルセッションでのディスカッションに. 基づ { 。 近藤 (2004 : 153-157). を参照のこと。. , 。 近藤 (2004: 186-187) を参照のこと。 。 。 これらの共有シートのアイデアは、. 科研プロジェクト. ( 近藤. 2004) から. 生まれた。 作成には近藤、 丸山と、 科研の海外共同研究者の 一人であ る矢野 があ たった。. 川貢. " 国内の短プロ 関係者のメーリング. リストに公開した。. 一 54 一.

(15) 参考文献 荒 ,Ⅱ洋平、 2002 、 「短期プロバラムの 日本語教育一考文化理解のツールとし て. 一. 」『公開シンポジウム. これからの大学と 短期留学プロバラム. 吉書』 9 州大学留学生センター. 石川 l雄一・ ジ エロー ム (JOY). 報. ,九州大学学務部留学生課、 pp.408-504. アーロン、 2003 、 横浜国立大学短期留学国際プロバラ. -5 年間の概要と 新たな飛躍に 向けて. 生センタ一紀要. 第. -. 」『横浜国立大学留学. 10号』、 pp.3-21. 北浜笑子・近藤佳期 彦 、 2002 、 「大阪大学短期留学特別プロバラム. OUSSEP. の アンケート調査からの 考察一英語による 講義の問題点と 可能性一」. 『大阪大学留学生センター 研究論集. 孝文化社会と 留学生交流. 第 6 号』、. pp.93-102 近藤去月 子. 2004 、. 『. f 期 留学制度の多国間比較研究一日本語教育のバロー. バル・スタンダードの 模索. 究費補助金基盤研究. 1357104) 平成 13. ( 課題番号. -. 15 年度科学研. (B) (2). 』. 近藤 安 何千・ 九 m 千歌 、 2000 、 「短期留学プロバラムの 日本語プロバラムに 関 するアンケート 調査一 AIKOM. 日本語プロバラム 運営の指針を 求めて 一. 『短期留学プロバラムのカリキュラム 研究. ( 課題番号. 開発・データベース 化に向けての. 09410067) 平成 9-11 年度科学研究費補助金基盤研究. (2Ⅱ研究代表者. ジョン・ボチャラ. 」. リ. (B). 、 pp.30-103. 近藤去月 子 九 m 千歌 、 2001 、 「専門科目と 連動した日本語中・ 上級教育の 、ン ・. ラバスと教材開発の 試み」『専門・ 語学統合力リキュラム・ 向けての組織的日米共同研究. ( 課題番号. 教材開発に. 10551009) 平成 10-12 年度科学研. 党費補助金基盤研究 (B) (2Ⅱ研究代表者 恒吉 僚干 、 pp.97-232 近藤妄用 子 ・丸山千 歌 ・荒川 l洋平・ 平 J@l八尋・四方田千恵、 2002 、 「短期 留 学 プロバラム日本語教育からの 発信」『 2002 年度日本語教育学会秋季大 会予稿 集 』、 日本語教育学会、 pp.233-244 千葉大学留学生センター、 2003 、 『異文化への 新しい旅立ち. 自己点検・ 評. 価 報告書』. 恒吉 僚干 、 2000 、 「東京大学短期交換留学プロバラム 調査」『短期留学プロバ ラムのカリキュラム. 開発・データベース 化に向けての 研究. 09410067) 平成 9-11 年度科学研究費補助金基盤研究 者. ジョン・ ボ チ ャラリ 、 pp.114-245. 一 55 一. ( 課題番号. (B) (2J 研究代表.

(16) 名古屋大学留学生センター (1999). 『名古屋大学留学生センター. 検・評価報告書 大学の国際化と 留学生センタ 一の役割 年 ) -平成 10 (1998) 年. 自己点. 平成 5 (1993. 』. 野水 勉 、 2001 、 「名古屋大学短期交換留学受け 入れプロバラムの 年報. 返って」『名古屋大学留学生センタ 一. 8号] 、. 5 年目を振り. pp.59-70. 留学交流事務研究会編著、 2002 、 『留学交流執務ハンドブック. 平成 14 年度』. 第一法規 東京大学 AIKOM. 委員会『 AIKOMFORUM. 』. 1. ∼ 7 号、 東京大学教養学部. 横浜国立大学留学生センター (2003) 『横浜国立大学留学生センター 検報告書』. 一 56. 一. 自己点.

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参照

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