M 跚 Om 島 OF S▲G ▲Ml IN 卿TIMTR OF TueENaLoGy VoL 20
,
No.
1,
1{娼6VDT
作
業
に
お
け
る
視 覚
条 件
と
生 理
的
負
担
杉 本 賢
* ・池
田
勇
* * ・畑
岡
宏
* * *Visual
Conditions
andPhysiological
Load
in
VDT
Works
Suguru
SuGIMOTo
,Isamu
IKEDA
andHiroshi
HATAOKA
Cardiac
interbeat
interval sequences have been measuredduring
VDT
works under the three ambientilluminance
levels
of 100,320
and 10001x.
The
light
sources were fluorescent lamps with color tem.
perature of 4200
K .
Three
brightness
contrasts of3
:1
,
8
:1and
20:1
were adopted on aCRT
display
surface at each of the above 皿entionedi11uminance
levels.
Spectral analysis of the cardiac
i
ロterval signals showed the presence of the vasomotor blood pressurecomponent centered at about O
.
1Hz.
The mean heart rate and the power ratio of the vasomotor com,
ponent to all
fluct
岨 ting components of the cardiac sigllals werefound
tohave
significant relations withthe ambient illuminance and the brightness contrast on a CRT display surface
.
The
results obtained suggest that the visual condition of the ambient illuminancelevel
of320
lx
and the brightness contrast of8
:1
causes the minimum physiological load.
1
.
ま え が き 近 年の 事務室 のOA
(OMce
Automation
> 化 は,
オ フ ィ ス ワー
カー
に対 し,
目や 心身の疲労さ らに 肉体的 苦 痛など種々 の問 題を発生 させ て い る。 これに対 し各研究 機 関で は, ハー
ド (OA
機器の機 械 的 な 面 )お よびソ フ ト (OA 作 業に対 する心 理 的,
生理 的,
人 間工学 的 な 面 )の両 面 よ り検 討が加 えら れ て来て い る。 特に ソ フ トの面では,
OA 機器の 導入 されて い る 事務 室の室 内設 計, 照 明 設計の根 本 的見 直し や,OA
機 器 を中心 と し たオ フ ィ ス の作 業 環 境の 改 善 等,
多 方 面に わた り検 討 されてい る1−
13) 。 これ らは主に,OA
機 器の端 末 装 置 である VDT (Visual
Display
Terminal
)を中心 とし た視 覚 条 件へ の検 討であ り
,
こ の ような視 覚 的 悪 条 件 がオフ ィ ス ワー
カー
に対し発生して い る種々の問 題14・
15),
特に 目や心身の疲 労の 原 因と し て第一
に考え ら れるもの である。 そこ で筆 者らは,
VDT 作業の う ちCRT
画 面 (CRT
: * 電気工 学 科 助 教 授 * * 電 気工学 科 助手 * * * 防 衛 大 学 校応 用 物 理 学教室 教授 1985 年 10 月 31 目受 付CathOde Ray Tube
,
VDT の イ メー
ジ表示装 置の主 な もの )を注視 するこ とに問題 を しぼ り, 種々 の 視覚 条件に おい て
VDT
作 業 を 行なっ た 場 合,
視 覚 を 通 し て 生体が どの よ うな 影響・負担を受 けるか と言 う事につ い て,
心 拍 を 指 標と し て基 礎的な実験 を行なっ た。 その結 果,
低 コ ン トラ ス ト画面の場 合は周 囲照度が低照 度,
中コ ン ト ラス ト お よび高コ ン トラス ト画 面の場 合は周 囲 照 度が中 照 度で生理的負 担は小さくな り,
さ ら に中コ ン ト ラス ト 画 面 で 周 囲 照度が中照度に おい て最 小に なるこ と が推 測 さ れ た。 以 下にその詳細につ い て述べ る。2
.
OA
化
の現 状 と諸 問 題 労働省に よ る と,
従業員100
人 以 上の民 間 企 業6000
社を対 象と し た実態調 査 (昭和58
年 度16 ))で は,
OA 機器 が導入 されてい る企 業は35〜50
% を 占め,
今 後5
年以内に導入 を予 定して い る企 業 を 含め る と,
その占 有 率はかな り大 き な もの にな る と予 想さ れて い る。 更に現 在で は第二 次 産 業 だ けで な く,
第三次 産 業 そして 第一
次 産業に ま でOA
化の波は広 がっ て来て お り,
QA
機 器の 端 末 装 置であ るVDT
は, 全 国で350
万 台 以上に達し て い ると言われて い る。相模工業 大 学 紀要 第 20 巻 第 1 号
OA
機器の主なもの と し て は, デス ク トッ プ・
コ ン ピュー
タ, ワー
ド プロ セ ヅ サ, フ ァク シ ミリ, 電 子フ ァイ ル等が あり,
そ れらの導入 に よ り オ フ ィ ス で は,
従 来の 事務 作業か らは想壕もつ か ない ほ ど大 量の清 報を処 理で きる ようになっ た。 これに 伴い 仕事内容に も変化 が 生 じ,
従来の机に向っ た事 務作 業からVDT
を 見つ め コ ン ビ・一
タ と会 話を行な う形の もの と な り,
VDT 作業と 呼 ばれ るVDT
中心の仕 事が主 なもの と な っ て来た。 VDT 作業と従来の事務作 業と で は作業の速度に大 き な 違い があ り,
従 来 作 業 者 自身で管理 し てい た作 業ペー
スが,
コ ン ピュー
タ の情 報 処 理の速 度が速いた め大幅に ス ピー
ドア ヅ プ され,
短時間に従来の数 十 倍の作業量を 行 な うこ とに な り, 心 理 的な緊張感をともなっ た密 度の 高い 作業を継続 して行 な うことに な る。 また,
作 業 者の コ ン ピュー
タへ の入力に対 し そ の反 応は極め て速い た め 作 業者はVDT
を見つ め る ことにな り,
目の疲労 もかな り大 き な もの となっ て い る。 作 業 姿勢につ い ても同様な こ と が言 え, 長 時 間 緊 張 し ながら 同 じ姿 勢を保つ ため,
手 首や首筋,
腰 等の筋 肉 的疲労 も発 生 する ようになっ て い る14・
1b) 。 こ れに つ い て は ごく最 近,
衛 生 学の専 門 家や 医 師で構成 さ れる 日本産 業 衛 生 学 会の 『VDT
作 業に関 する検 討 委 員 会 』が,
1 日の作業時間 を4時間 以内と す るこ と, 50 分ご と に少なくとも 10 分間の作業 休 止 時 間 を 置 く, 妊 婦の VDT 作業へ の配置は避け る,
1
日の キー
ボー
ドの タ ッ チ回数 を 4万回以 下とする等 を盛 り込ん だ提 言 を 行 なっ てい る。 ま た, VDT 作業に対 する作 業 環 境 も 改 善 をいそがれ てい る。 現 在,
従 来の オ フ ィ ス V= VDT が持ち込ま れ た ものが多 く,VDT
作 業へ の配 慮tC
乏しい 作 業環境 4)と 言 え,
特に VDT に対し ての照 明条 件は全く整っ てない と 言っ て も過 言で は ない 。 すな わ ち,
他の机上作 業との 関 係か ら室 内 照 度の調節は 不可能であ り, 更に照 明 用光 源や 他の高輝度物体の画 面へ の映 り込み が生じ る等その 視 覚 条件は かな り悪 く,
その結 果 目や 視 神 経の疲 労 を一
層増大させ てい る と推測される。 現 在で は,
比較 的年齢が若く限 定された オ フ ィ ス ワー
カー
がVDT
作 業 を 行なっ てい るが, こ れ か ら は オ フ ィ ス 内の他の専 門 職 や 管理職に至る ま であらゆる年 齢 層の 人々がOA
機 器 を 使 用 する と考え ら れ るの で,
更に複雑 な問題 が発生 すると予 想 される。3.
VDT
作 業にお け る 照 明 条 件 現在 VDT の デバ イ ス には,CRT
, 液晶,
プラズマ・
デバ イス,
蛍光表示管,
LED 等があるが,
CRT
端 末が その主流で ある6) 。 以 下 ここ で は VDT の 問題をCRT
端 末に つ いて論じ て行 く。VDT
作業は主に,
1
) 入力 文章,
入力 デー
タ等 原稿の読み取 り 2) 入力 作 業 (キー
ボー
ドの打鍵) 3) VDT の 注 視 (入 力,
処理結果 の確 認 ) の三動 作に代表され,
その繰 り返 し が連 続して い る と考 え られる。 すな わ ち作 業 者の 目は,
原稿,
キー
ボー
ド,
CRT
画 面と常に移 動し て行 き,
輝 度の異な る 三種類 以 上の物を繰り返し見る ことになる。 その た めVDT
作業 に対 する照 明 条 件は,
)1
) 2 )3
原稿,
キー
ボー
ドに十 分な照 明が与 えら れ てい る こと VDT (CRT
)画 面の コ ン ト ラス ト (画 面の発 光 部 と無 発 光 部の輝 度比) が適 当であるこ と VDT (CRT
)画 面に, 高輝度 物体 (照明 用光源,
窓 な ど)の映 り込みが ない こと が最 低 条 件となる。 特に 3)に 関して は十 分な注 意 が 必 要で, 1
)や2
)が適 当に調 節 さ れて い て も,
画 面へ の 高輝 度物 体の映 り込 み は,
VDT 作業の視覚条 件を著し く悪 化 させ るこ とに な り,
こ の問題に関 して種々 の研 究 検討 がな さ れ てい る3・
4・
11) 。 また,1
)にっ いては一
般に は100〜10001x
の範 囲が 考 え られ, 300〜 5001x が主 に用い られて お り, 2)のCRT
画 面の コ ン ト ラス トに関し て は,一
般に 3:1〜
15:1 が適 当 と されて い る7・
8・
ls)。4
.
VDT
作 業に お け る視覚
条 件と 心臓機
能 室 内の照 度 レベ ル の高 低は , 視 機 能を介して生 体に と っ て生理的お よ び 心理 的 な 負 荷 刺 激に なるこ とは過 去に 報 告IT−
19) し た と お りで あるが,
VDT 作業に おける視 覚 条 件の違い も 同様と考え られ る。 すな わ ち,
VDT 作 業 の中 心はCRT
画 面 を 見つ め るこ と であるが , 画 面の視 覚条 件に よ り目に対する光刺 激や視認 性が 異 な り, そ れ に応 じて異 なる神 経 感覚的刺激および心 理的 刺激が 生体 に加 え られ る。 その結 果, 自律神 経が反応 し,
交感神経 の緊 張 度が 変化して心拍レ ベ ル の変 化 を 生 じるこ とに な るe す な わち,
負 荷 刺 激の増 大は心拍 レ ベ ル の上昇を招VDT 作 業に お ける 視覚 条 件と 生 理 的負担 (杉 本 賢
・
池田 勇・
畑 岡 宏 ) の い 田 卜[
二 E 》 器 コ 冨 冨 α 匸 田 工 の n 5ZIZZ
15日Cardiac
lnterval
Number
22
〔3
252 図 1 心 拍数のバ リエー
シ ョ ン ( 口 で ) Iz缶
召
”− 1
臼一
22 図.
1
Z.
2 日.
3
2.
4Frequency
(Hz
〕 巳.
5
図2
心 拍 信 号の パ ワー
ス ペ ク トル くこ とに なる。 し か しこ の場 合負荷刺激が 過 度 に なる と, 抑 制 作 用に よ り機能 低 下を来た し 心拍レ ベ ル は低 下 する。心拍数の時 系 列 曲 線は複 雑な動揺 (heart rate vari
−
ability) を 示 すが
,
その主 成 分 は 03Hz 前 後 (呼吸性 ) と0.
1Hz 前 後 (血圧血管運動神 経の活 動 性に よる もの) の周波 数 成 分で あ り,
両者は洞性不整 脈 (s董nus arrhy−
thmia ) と呼ば れる。 図 1に心拍 数の バ リ エー
シ ョ ンを 示 し,
その パ ワー
ス ペ ク トルを 図 2に示す。 こ の洞性不 整 脈の 内 後 者は神 経 感 覚 負 荷 刺 激に 対して特に 敏 感で, 刺 激の増加と ともに顕 著に 出現 するが,
負 荷刺 激が 過大 と な り神経 的に余 裕が な くなると抑 制 作用に より減 少す る20−
20) o この よう な心拍レベ ル (平 均 心 拍 数 )お よ び0 .
1Hz 領 域の心 拍変動の増 大は,
生体にとっ て生 理 的負担 が増 大し たこ とを意 味し,
更に抑制 作 用が生 じ た場 合は,一
相模工 業大学紀 要 第 20 巻 第 1 号 表 1
各 視 覚 条 件で の キャ ラク タの輝 度お よび 背 景輝 度 キ
ー
ボー
ド上 照 度 (lx
) 1003201000 背 景 輝 度 (cd /m2 ) 1.
654
.
9013
.
00 キ ヤ ラ ク タ の 輝 度 (cd !m2 ) コ ン ト ラ ス ト3
:14
.
9514。
739
.
0 コ ン トラス ト8
:113
.
239.
2104。
0 コ ン トラ ス ト20
:133
.
098.
0260.
0
層 大 きな 生理的負担が生 じたこ とを意味する。 した がっ て,
心拍デー
タを 調べ るこ とに よ り, 生 理 的 負 担の大 小 を推 測 する こ とが 出 来る。5
.
実験 方
法 5.
1 視 覚 条 件の設 定CRT の 表 示 方法に は, ポ ジ テ ィ ブ コ ン トラス ト (キ ャ ラ ク タを発 光させ る もの で
,
暗い 背景に明るい文 字) と ネガ テ ィ ブコ ン ト ラ ス ト (キ ャ ラ クタ以 外の 背景を発 光 させ る もの で, 明るい背 景に暗い文字)の 二種類があ るが,一
般 的に は前 者 が 用い ら れて い る。 そこ で本 実 験 で もポ ジ テ ィブ コ ン ト ラス トを用いた。 以 下,
コ ン ト ラ ス トと記 し たもの は, 全て ポ ジ テ ィ ブコ ン トラス ト であ る。一
般に,
VDT 作 業に 対 する 周 囲 照 明の照 度はキー
ボー
ド上で 100〜
1000lx
程度に調 整さ れる が,
CRT
画 面 はこれらの光を反 射 する ため その 背景 輝 度 (キ ャ ラ ク ター
を 表 示し て ない 部 分の輝 度 )は,
周 囲照 度 100 lx で 1.
65cd !M2s lOOO lx で 13.
00
oClfm2 (共に実測値)とな っ て い る。 こ のた めCRT
画 面の コ ン トラス ト (キ ャ ラ ク タの発 光 輝 度 : 背 景輝度) を設定する場 合は , 同コ ン ト ラス トで も周 囲 照 度の違い に よ りキ ャ ラ ク タ の輝度は 大 き く変わ っ て来るこ とに なる。 そこ で本 実 験で は,
ま ず周 囲照度を キー
ボー
ド上 で 1001x と10001x
お よび対 数的に その 中 間 値 と なる3201x
と定め, 各 照 度につ い て CRT 画 面の 背 景輝 度を測 定しコ ン トラ ス トを 設 定し た。 (320 lx の場 合CRT
画 面の背 景輝 度は, 4.
90 cdfrn2 で あっ た。)次に コ ン ト ラ ス ト の設 定で あるが
,
通常は3
:1〜
正5
:1
が用い られると前 述し たが, 実際の使用で は 20:1
位で 用い ら れ るこ と も ある。 これは,
実 際に学 生 がコ ン ピュ
ー
タを使用 し てい る状態で測 定 し た 結 果で ある。 そ こ で, 低コ ン ト ラ ス トとして3
:1,
中コ ン トラス ト と し て 8:1 , 高 コ ン トラス ト と し て20
:1
の3
段階 (対 数的に等 間隔}を用い た。 こ こ で,
条 件 設定におい て対 数等 間隔 を 用 い てい る の は,Weber −
Fechner の法 則* を考 慮に 入 れ たか らである。 表1
に,
各 照 度に対 するCRT
画 面 の キ ャ ラ ク タ輝 度お よび背 景 輝 度を ま と め て示 す。5.
2
実験 装 置実験に用い られた実験 室は従 来の研究に おいて使用 し て い る照 明環 境試 験 室で, 幅
2250mm
奥 行 き 2700 mm 高さ2500mm
の遮 音 室である。 室 内の壁 色は,
事務 室 の壁 色 (中 間系) と し て推 奨 されて い るマ ン セ ル 表色 7.
5GY 8122e) に近い 色で,
床に は茶色 の ジ L・
一
一
タ ン が 敷い て ある。 実験室 内の周 囲 照 度の設 定は,一
般に市 販 さ れて い るけい光ラン プ FL 40SW
(4200
K
)を反射が さ 付 き器 具を用い 天 井に直付け す るこ とに よ り行 な っ た。 実験 室 内で のVDT
作 業に は,
オ フ ィ ス ミニ コ ンピニ
ー
タM343
(グ リー
ン ディ ス プ レー
: ソー
ド株 式 会 社 製 ) を用い,
実験室内の照 明 用 光 源のCRT
画 面へ の 映 り込 みが 無い 位 置に設 置 し た。 設 置の 方 法は一
般の事 務室と 同 様に , 事 務 用机の上にコ ン ビ;一
タを置 くもの で あ り,
作業者は机に 向い イス に座る姿 勢で作 業を行なうこ とに な る。 心 拍 数の連 続 計 測に は,
心拍数 自動計測 装置が 用い ら れた。 これは, 作 業 者 (被 験 者 と呼ぶ)の胸 部に 装着さ れた一
対の電 極よ り導 出 さ れた心 電 図のR
波 を信 号 と し,
各R −R
間隔よ りそ の時の瞬 時心拍数 (拍 /分 ) が 計 算され,
リ アル タ イムで オ ンラ イ ン さ れ てい る ミニ コ ン ピュー
タ (ソー
ドM223
)の ミニ フ ロ ッ ピー
デ ィ ス クに 収納されるもの であるQ * 感 覚の大 き さは,
刺激の 大き さの対数に 比例する と い う もの 。VDT
作業に お ける視 覚条件 と生理 的負 担 (杉 本 賢。
池田 勇・
畑岡 宏 ) 53 工53814 ?52036816820432B5 日24 工Be9457532 二 23678911243684426 日5121597B39255 ? 852 日 156 247563e25B9632t425763 臼2597832541236B526 6248953e274563 日 2186945321442957536 日 1178 ? 536923104B756233612474125 ? B95523158532 3 日 2478541236991245789532 日 1457896352 ユ036 756B932 日 i52 日 012369 日7454i2036 日 ?457896424 4t2369B621457863 日 2156963 臼 2t45897d563215 45278963 臼 36216853214789456234457 日960925 2369 日 55321457896302105479963 日254 ?87453 日 369B562e14475B9632 日 1236547895632e145 ? B6 98 ? 45412332145 ら96357 日 4235 ?8512314 ? 892 6 図 3一
位数加算 作業の一
例の ハー
ドコ ピー
0 15 20 45 (分 ) 被 験 者 測定 者 実 験 室 外 安 静 測 定 準 備 実験 室 内 安静 予 備 測 定一
位数加算作 業 本 測 定 終 了 図 4 実験手順5.
3
実 験 条件 作業 者 (被験 者)は,
平 常心拍 数が60〜85
(拍 /分 ) で異 常 不整脈の無い本学 男 子 学 生 10 名であり,
各 視 覚 条 件と被験 者の組み合わせ の実 験 順 序は,
乱 数サ イコ 卩 を用い て ラ ンダム 化 された 。 実験時間帯は,
生 態 機 能の 概日周期 変 動 (circadian rhythm )を考慮し,
通常の オフ ィ ス に おけ る作業 時間 と 同 様 と考 え られる 10 時〜
16 時と し た。 実 験室 内温 度は,
空 調 器に よ り24
±1°C
に保た れ た。 これは,
周 囲 温 度 が変 化 する と体 温を恒常に保つ ため の 血流 調 節が行な わ れ,
その結 果心拍数や 血圧の 変 化が生 ずる か らである。
ま た,
本研 究の よ う な実験を長 時 間 (1
時 間 前 後 ) 継 続す ると,
作 業 自体の疲 労に よる 乱 調 状態が発生すると 考え られるので,
実 験 時間は25
分 間 とした。VDT
作 業に は,一
位 数 加 算 作業を 用い た。 これは,
CRT 画面上 に表示 さ れ た 39 行12
列の乱数を,
作 業 者 が1
行 目か ら1字 目と2 字目,
2 字目 と3 字目の如 く横 に 加算し,
その答え をキー
ボー
ド よ り入 力し て行 く (答 え が2
桁に なる時は下 1桁だけ ) もの で あ り,
作 業 とし て は ごく簡 単で, 作業内 容に よ る疲労や 心 理的な緊 張感 は少ない もの と推測される。 作業 内 容の一
例のハー
ドコ ピー
を 図3
に示 す。 5.
4 実 験 手順 実験 手 順 を 図 4に示 す。 被験 者は実験室外で15
分 間 の 安 静 を 保ち,
こ の時電 極 が装 着される。 次に実験室 内 に て更に 5分 間イスに 座っ た状 態で安 静 に し て もら う が, これはその視 覚 条件の周 囲 照 度に順 応 する 目的 も 含 んで い る。 こ の時 測 定者は予備測定を行な うが,
こ こ で 被 験者の心 拍 数に異 常が認め ら れ な け れば, 5分 経 過 時 点 よ り被 験 者が作業を開 始 し, 心拍 数の本測定が 行 なわ れる。6
. 実 験 結 果
実 験 結 果は,
二 元配 置分 散分 析法に よ り統 計 的 な 有 意 差が検 定さ れ た。 以 下に示す図中の P の値は有 意 水 準を 示し,
縦方向の バー
は信 頼 度95
% での 母数の 信頼 区 間 を示 す。相 模工 業 大 学紀要 第 20 巻 第 1 号 85 0
5
0 お
〔
ε 痺 丶 3 扈 O ε 摺 悶 匡 冒 傷Φ
= 震留
O Σ ゲ,
#
\
o−一_
eContrast 3:1 P≡
O.
1 ●__
_
4Contrast 8:1 P=
0,
05 0− ・
−
oContrast 20:1 P=
0.
1 o工
__
L_ _ _ _ _
一_ _ __ _
一_
100 320 @100 111uminance Lever (1: 図5
平均 心 拍数 と 各 視 覚条件との 係図5
は ,25
分間 連 結 計 測さ れ た 瞬 時心 拍 数 の 均値 (平均 心 拍数) を 求 め 各 視覚 条 件との 関 係 を示 た もの で あ る。 コ ントラ ス ト3 :1では, 1001x で 均 心拍 数 は低
い値を 示し ,3201x
では
上昇する が, 101x
に な ると や や下 降 し て いる 。 コソト ラス ト8
:フ
場合は,320
lx で
最小値を示 し ,1001x
および100
@lx
で は心 拍 レ ベ ルは 高くな
っ て い る 。 ま た,コン ラ スト
20: 1 で は ,3
:1
の場 合 と ち ょ う ど 逆の 性を示し てお り,10001x
で低
い心拍レベ ル を 示 し,
01x で上 昇 し ,1001x
で やや下降して いる 。 心拍数 の時 系列曲 線 (図1
) 波動よ り , 前 述した 血 圧血 管運 動 神 経の 活動
性 によ る 考えら れ る0
.1Hz
前 後 の 周 波 数性 分(血
圧 性 成 ) を抽出す るため
,連 続計 測
され
た心 拍デ ー タをO
. 06 O . 13Hz の 狭 帯 域 フ ィ ル ON 国 H 薗 Od −国
自」
[ C
一
E 丶 り 呵 Φ 』 ]O り O 匡
θ
」 喝 O工
扇OΣEO
」 や 匸03
心 ンO
( 層5
日1
日 口 15Z 222 Cardc
lntervaL
Number
図6
狭 帯 域 ィル タ 過 後 の 心 数 の バ yエー シ ョ ン 025 T■
了 ・ .
・
・“丶
/k
・
く
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醇0,15 鳶 0.10O 、05
一冒
一
嚠
oCentrast
3:1 P=0 ,05
● ■■
■ ■4Contrast 8:l@P
=
0 1t
, Contra5t 20:1 P=0.1 「 ↓ 一一 工0@
320 10111uminanee
Le
](lx
) 252 図7P
』 μ )s
値 と各視覚 条 との
関係 タを通 過さ せ,パー セ バ ルの 定 理*に よ りこ 成 分のパ
ワー (Pv
) を求 め た 。 狭 帯域 フ ィル
タ 通 後 の 心 拍 数の バリ エー ション を 図6 に示 す。 また 同理
によ り ,狭
帯 域 フィルタ を通 過 させ ない で心拍変動 の全変 成 分の ト ー タル パワ ー(P
, )を 求 め,
Pv
とP
, 比P
。1Pt
(変動 成分 パワーに対する血 圧性変 動 分のパ
ワ ー 比)と 各 視 覚 条件との 関係を求める と,図7
が 得られた。 れに よ る と ,コソ
トラスト3 :1
でVt
Pv
! Ps 値 3201x と1000
1x
で低 い値 を 示し ,1001x
で大 な 値 を 示している。 コントラ ス ト8
: 1 で は 3201x で最 値 を示し
,100
且x
お よび1000
lx
で 上 昇 して いる
,コン ラス ト20
:1
の 場 合は 1000 lx で 最 小値を 示 し ,320
且x
で上昇 し1001x
で は再び下降 して
い る 。VDT 作 業 にお ける視 覚条 件と生理 的負担 (杉 本 賢
・
池田 勇・
畑 岡 宏 )7. 検
討
前述の ように
,一
般に心 拍 レ ベ ル は, 生体に神 経感 覚 的 刺 激 が 加 え ら れ る と 上昇する。
だ が,
刺 激が過 度に な る と抑 制 作 用に よ る機 能 低 下 を 来た し, 心拍レ ベ ル の低 下を招 くこ と もある。 ま た,
心拍 変 動 中の 0.
1Hz 前 後 の成 分 (血 圧 性 成 分 ) も神 経感覚 的 負荷刺激に よ り変 化 す る が,
本 実 験で }SP
。!P
,の値を その指 標と し た。 す な わ ち,
刺 激の増加 に よ りこ の成 分が顕著に 現わ れ る と P。/Pt 値は大きくな り,
更ec刺 激が 過 大 と な り神 経 的に 余 裕が なくな る と,
抑 制作 用によD
その波動の振幅が抑 え られる た め P。 i’
Pt値は 小 さくな る。 以上 を も とに し て,
結 果を検 討 する。 7.
1 低コ ン トラス ト平 均 心 拍 数は 1001x で最 小値を示し
,
生理的 負担 が 小 さい こと を暗示 して い る。
こ の ような 低コ ソ ト ラス ト の場 合は 周囲が低 照 度の方が見やす く,
し た がっ て負 荷 刺激が 小さい ため,
交 感 神 経の緊 張性が弱い結 果 と考 え ら れ る。 1001x か ら 3201x に かけて照 度の 上 昇 と共に 心拍レ ベ ル は高 く なっ て お り, 照 度の上昇に し た がい生 理 的 負 担 も大 きく な るこ とを示 して い る。 これは,
周 囲 照 度が高 くな ると低 コ ン ト ラス ト の画 面の視 認 性 が 低 下 し,
読み取 りに努 力 を 要す る よ うに な る ため と考 えら れ る。 更に高 照度の10001x
でやや心 拍 レ ベ ル が低 下 する のは,
高 照 度の た め 画面の視 認 性がか な り悪 く な り,
こ のため作 業に お い て一
層 神 経集 中・
緊 張を強い ら れ,
ま た 心理 的にイライ ラ感 も高じ て抑制作 用が 生 じ た もの と 考え られる。 した が っ て 生 理 的負担は さ ら に大 きい と推 測さ れ る。 P。/Pt
値は,
1001x で大ぎ く,
3201x, 10001x と小さ な値を示して い る。 前記の如 く,VDT
作業の画 面 コ ソ ト ラス トが 3 :1 とい うのは その下 限であるの で,
その ような条件下で作 業を行 な うこと自体がか な りの負 荷で あると予想さ れる。 そ こ で,
100 lx で は 中 程 度の 負荷 (神 経 的に まだ余裕のある状 態 )の た め 血圧性の変 動 性 分 が顕著に現われて P。fPt
値 が 大ぎくな り,320
lx,1000
1x で は画面の 視認性 低 下の た め 負荷刺激が 増 大 して、
すでに抑 制 作 用 が生 じて い る ため に Pv/Ptが 小さくなっ た と考えられ る。 し た がっ て こ の 指 標か ら も,
周 囲 照度 が高くなる ほど 生 理 的 負 担 が大 }こな るこ と が 推 測 さ れ る。 ただ し,
抑制 作用は平 均 心 拍 数に比 し て P。/Pt 値の 方が 早めに (よ り低い照度で) 生 ずると考 え られ る。7.
2
中コン トラス ト こ の コ ン ト ラ ス ト では,
平 均 心 拍 数,
P。fPt
値ともに 3201x で 最 小 値 を 示し, 1001x お よび 10001x でそ れ ぞ れ値 が 増 加して い る08
:1
とい うコ ソ トラス トは,通 常 使 用されて いる3
:1〜
15
:1
の コ ン ト ラス トの 内 最も良い13)と されて いる5
:1〜
10:1 の中 間 値で あるが,
1001x 程度の周 囲照度に順 応 し て い る状態で は 画面が鮮 明 す ぎて キ ャ ラ ク タ に軽い グ レア (ま ぶ し さ〉を感じて い ると考 え られ,
その結 果 交 感神経が や や緊 張し た状 態と な り,
心拍 レ ベ ルが 上昇し た と推 測さ れ る。 高 照度 の 10001x で は逆の こ と が言 え,
高照 度に順応 してい る状 態で は8
:1
程 度の コ ソ ト ラス ト で はや や画面の 視認性 が 低下 し,
更に背 景 輝 度お よ びキ ャ ラ ク タ輝 度 もやや高い ので画 面全体に軽い グレ アを感じ,
それが負 荷 刺 激とな り心拍 レ ベ ル が上昇した と考 えら れ る。 これよ り,1001x
お よ び 1000 lx で は生 理的 負担 は 大きい と推 測 さ れる。3201x
では心 拍 レ ベ ル ポ最 小 値 を 示し て お り生理 的負担は小さい と考えられる が,
これは,
周 囲 照 度と画 面コ ソ トラス トがマ ッ チ し,
視認性も良 く心 理的に も作 業 しや すい視覚条件に なっ た 結 果 と推 測 され る。 また,P
。!Ps
値につ いて も 同様の考 察を加え るこ とが で き,3201x
で は前 述の如 く生体に とっ て負荷 刺激 が小 さい状 態と考え ら れ,
その結 果 血 圧 性の変 動 成 分の出 現 が弱 く,
し た がっ て P。/Pt 値は小 さ く なっ たと推 測 され る。1001x
お よ び 10001x で P。
fPt
値が大 き く なっ て い るの は,
前 述の よ うな低 照 度で の軽い グ レア,
高 照 度で の視 認 性の多 少の低 下等が原因 となる中 程 度の負 荷が生 体に 加 え られて,
血圧 性の変 動成 分 が 顕著に出 現し た結 果 と推 測 さ れる。 し た が っ て こ の結果か ら も,
生 理的負 担は320Ix
で小さ く,
1001x お よ び1000
lx
で増 大 す る と推測 される。 7.
3 高コ ン トラ ス ト 平均心拍 数は 320 lx で最 大 値を示 し,
1001x お よび10001x
で はレ ベ ル の 低 下 を 示 してい る。 この コ ン ト ラ ス ト で は,
発 光 し て い る キャ ラ クタは高輝 度の ためハ
レー
シ ョ ン を起こ した 状 態}こなっ て お り, 光 刺激が強 く見 づ らい条 件下に あ るQ し た が っ て1001x
で の心 拍 レ ベ ル の低 下は,
低い周 囲 照度に順応し た眼で こ の ような 高相 模工 業大学 紀要 第
20
巻 第 1 号 コ ン トラ ス ト の 画 面を見るの で,
キ ャラ ク タ の 明るさ を一
層 強く感じ,
前 述 した 中コ ン トラス トの場合よ りかな り強い グ レアが 生 じて,
生 理 的 ・心 理 的 刺 激が過 大 と な り抑制 作 用 が 生 じた ため と考 え られ る。 ま た, 1000
lx
の 場合は,
表 1に示 し た よ うに 背 景 輝 度, キャ ラクタ輝 度ともにか な りの高輝 度 値となるの で,
こ の条 件でVDT
作業を行うこと は高 輝 度 物 体 を 見つ め るこ と に な る。 し たがっ て グレア も 強 く,
強い 光 刺 激 とそ れに 伴う不快 感 の ため抑 制 作 用 が 生 じ,
心拍レ ベ ル が低 下 し たもの と推 測さ れる。 したがっ て100
lx お よ び1000
lx
で は , 生 理 的負担は かな り大 と推 測さ れ る。 3201x で 心拍レ ベ ル は最 大値を 示 してい るが,
これは上 記の よ うに , 作業 者 はハ レー
シ ョ ンに よ る画 面視 認 性の 悪い状 態で作業 を強 い られた た め, 交感神 経が緊 張し心拍レベ ル が高揚 し た もの と考え られる。 し たがっ て こ の場 合は,1001x
お よ び 10001x ほ どで はないが, か な り生理的 負 担は大 きい と推 測 され る。Pv /
Pt
値も 同 様の理由で,100
lx
お よび10001x
でこ の値が小さい の は,
血 圧 性の変動 成分が抑制 さ れた た め と考 えら れ る。 ま た,320
lx でPv /P,値が大 き くなっ て い るの は, 血圧性 成 分が顕 著に現われた ため である と思 わ れ る。 した がっ て,
こ の 指 標か ら も生理的 負担に関し て, 平均心拍数に よ る 場 合 と 同 様 なこ とが言える。以上の検 討結 果を ま とめ る と, 周囲 照度に関 して は低 コ ン ト ラ ス トで は低照 度
,
中コ ン トラス トお よび 高コ ン ト ラス ト では中 照度で,
生 理 的 負 担は小さい と言え る。 そし て, どの コ ン ト ラ ス ト に おい て も10001x
で生 理 的 負 担が大き く なっ てい るが,
これは,
こ の照 度 レ ベ ル 自 体 (室 内にお け る照 度レ ペ ル ) が高い 平 均心拍 数,
Pv1Pt 値を生 起 し て生理的 負担が大 き くIT−
19) r 本 実 験で はこ の ような条件下でCRT
画 面を視 認するとい う,一
般の 印 刷 物等の場合よ りも視覚的に負 荷刺 激の大 き な 作 業 を 行 っ た ため, 生理的 負担が一
層 増 大 し,
低 コ ン ト ラ ス トと 高コ ソ ト ラ ス トで は抑制 作 用まで 生 じた もの と推 測され る。各コ ソ トラス ト間で 比 較 する と, どの周囲 照 度で も各 指標に抑制 作 用の現われて い ない 中コ ン ト ラス トが
,
最 も生 理的 負 担が 小 さい と考え られる。し たがっ て, 本 実 験に用い た視覚条件の 中で は
,
周 囲 照 度 320 lx,
画 面 コ ン ト ラス ト8
:1
の 条件の場 合に生 理 的負 担は最小にな ることが結 論されよ う。以上 の検 討か ら
,
各 視 覚 条 件の生理的 負 担は , 定 性 的 = O一
=−
悪
己 霍 。。 。 三の
・
三 告 100 320 @100 111uminance Level(t: 図8
生 理 的 負 担 と各 視 覚条件との 係 に 図8
の よ うになると推 測さ る。
8
. ま と め 最近いろい ろ と 問題 に な って いるVDT
作 につ い て その 視覚 条件
を採 り 上 げ, CRT 画 面 の コb
ラ ストと 周 囲照度により造り 出 され
る 視 覚条件 と そ れ らが 生 体 へ 及ぼす 影 響 との関 係 につい て 基礎 的 実 験を
行 な っ た 結果 ,低コ ントラ ス ト画 面の 場 合 は 照 度, 中コ ント ラ ス トお よび高コンF
ラスト画 面の 合 は中 照度 で生理 的 負担 は小 さ くな る こ と , これ ら 内中=ントラスト 画面 (8: 1 )中照度 (3201x
}の 場 に生 理的負担が 最小な
る こ と が 判明し た 。 オ フ ィ スのOA
化によ ,オフィス の 労 働生産 性 は大 幅に向 上し て い る が , 覚条 件 の 如 何 によって はこのよ うな生 理 的 負担の 増 を招
く こと
になるQ
本研究 の 方法 は,現 在一 般に論 られてい る 目 や筋 肉の疲労お よ び 心 理的
な悪影 響 等 自覚 症状 が 生じる以 前に
,生理 的 負担 とい う 総 合的 面から,VDT
作業におけ る視覚 条件の 良否
の判別 可能にする こ と が 期 待さ れ る ので 今 更 に 究 推 す 必 要 が あ う。 ) 1 ) 2 ) 3 参考文献Morgan
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VDT
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