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糖蜜資化性菌の生成する粘質多糖に関する研究 2.構成糖と菌の同定: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

Title

糖蜜資化性菌の生成する粘質多糖に関する研究 2.構成糖

と菌の同定

Author(s)

田幸, 正邦; 仲村, 実久

Citation

南方資源利用技術研究会 ニュースレター(15): 36-37

Issue Date

1986-11-15

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/16930

Rights

南方資源利用技術研究会

(2)

糖 蜜 資 化 性 菌 の 生 成 す る 粘 質 多 糖 に 関 す る 研 究

2

.

構成糖と菌の同定 琉球大学農学部 *田幸正邦、仲村実久 目的 キサンタンガムはXanthomonas campestrisの生成する粘質多糖で特異 なレオロジー的性質を有することから1-5)、糖蜜または廉糖を炭素源として工業的に生産(メル ク社)され、食品工業およびその他工業で広く使用されている。 演者らは甘熊糖蜜の高度利用の目的で、それを資化しレオロジー的に特異な性質を有する粘質多糖 を生成するバクテリアを土壌より分離した。前回演者らは6)主として培養条件について報告したが、 ここでは多糖の構成糖と菌の同定を行ったので報告する。 方法 グルコースまたは煎糖を炭素源、酵母エキスを窒素源として三角フラスコ

(300mi)

に培 地

100m

1Zを分注して、回転振準機で培養した。構成糖の同定はペーパークロマトグラフィー、液 体クロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフィーで行った。培地および粘質多糖水溶液の粘性お よび動的粘弾性は同軸二重円商回転振動型のレオゴ.ニオメーターを使用して測定した。 結果本菌は炭酸カルシウムの添加により粘質多糖を生成し、培養

6

日目の培地はゲル状となり、そ れの動的粘弾性は400dyne/cnfで、多糖の収率は約50%であった。多糖の酸加水分解物のぺ ーノfークロマトグラフィー、液体クロマトグラフィーおよびそれのメタノリシス後

TMS

誘導体とし てガスクロマトグラフィーによりグルコース:ガラクトース

=7:1

を同定した。また、ペーパーク ロマトグラフィー、液体クロマトグラフィーおよびニトロフェニールヒドラゾンとしてコハク酸およ びピルピン酸を同定した。本菌は Ag r 0 b a c t e r i u mlこ属することが判明した。 参 考 論 文 1)田幸.永浜,野村:日本農芸化学会誌

.5

1

.

513 (1977)

2) T a k 0 a n d N a k a m u r a : A g r i c. B i 0 1. C h e m. • 4

8

.

2 9

8

7

(3)

-36-(1984)

3) T a k o. A s a t o. a n d N a k a m u r a : A g r i c. B i 0 1.C h e m. . 4 8.

2995 (1984)

4) Tako and Nakamura:Carbohydr. Res.. 138.207 (19

8

5

)

5) Tako and Nakamura:FEBS Lett.. 204. 33 (1986) 6)田幸,脇,仲村,園府田:日本食品工業学会第32回大会講演要旨集. P71 (1985)

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