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スタック技術を利用した高出力青色半導体レーザ

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2018.5 Laser Focus World Japan

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LFWJ

レーザーライン社の高出力化技術

 レーザーライン社は、1997年設立さ れた高出力半導体レーザおよび、それ を利用した加工システムを製品化して いるドイツの企業。同社によると、装 置の納入実績はグローバルで4500台 を超えており、従業員数は現在、320 名に達している。  セミナーでは、同社のコア技術、「最 新自動車車体向けダイオードレーザア プリケーション&ビームシェイピングの 最新トレンド」、「高出力ダイオードレー ザの最新産業アプリケーション」が紹介 された。  自動車車体向けアプリケーション では、ドイツの自動車メーカーのAudi の製造で採用されているレーザーライ ン社製品の利用例をあげて最新アプ リケーションを紹介した。ここでは、 同社のコア技術について皆川邦彦氏 の紹介を見ておこう。  レーザーライン社のコア技術の1つ は半導体レーザダイオードであるが、 高出力化のための積層化技術に同社 の特徴がある。LD素子から最大300W 超を出力するレーザバーを層状にスタ ックすることで500W〜4kWを出力す る積層LDスタックモジュールとするこ とができる(図1)。さらに、そのスタック モジュールを組み合せることで波長合 成、偏波合成して最大25kWを出力す るシステムが実現する。同社製品、LDF 製品ファミリーの最大出力は25kWとな っている。  これ以外にも同社のユニークな技 術として、皆川氏は、ビームコンバー タ搭載の製品モデル、「ハイブリッド レーザ」を紹介した。これは、半導体 レーザ出力を分岐し、一方をアクテ ィブファイバに入力し、ファイバレー ザに変換することによって、半導体レ ーザの出力とファイバレーザの出力の 両方を利用することができる、まさ に半導体レーザとファイバレーザの 「ハイブリッド化」された技術である。

スタック技術を利用した

高出力青色レーザ

 レーザーライン社は、ドイツ教育科学・ 研究技術省(BMBF)助成EFFILAS 内の研究プロジェクト、”BlauLas” で、 独オスラム社と共同で、1kWを超える CWファイバ結合ブルー(青色)ダイオ ードレーザの実現を目指している。  青色半導体レーザ(波長450nm)製 品については、大阪大と島津製作所の 両機関が担いNEDOが発表した高輝 度半導体レーザの開発成果がある。も う1 つ は、NUBURU が AO-150 ハ イ パワー青色レーザを発表している。こ れら先行2社の製品とレーザーライン 社が製品化しようとしている製品と の違いは出力である。  レーザーライン社が開発している青 色半導体レーザは、同社セールズマネ ージャー ・アジア担当、マーカス・ル テリング氏の紹介によると、前2社の 製品よりもはるかに高出力で、プロ ジェクトの最終目標は1000Wになる と言う。このようなケタ違いの高出力 は、上に見た同社のコア技術、「積層 化技術」を利用しているからである。 同社の説明によると、青色半導体レー ザ、パッシブクールのシングルエミッ タの出力は5W。これをアクティブクー ルのレーザバーにすることで50Wにス ケールする。さらに、これをスタックし て500Wに、このモジュールを偏波多 重して1000Wにすることができる。  この高出力青色半導体レーザは、レ ーザーライン社の19インチラックマ ウントタイプのLDMに実装される。 製品化は、レーザーライン日本法人の 社長、武田晋氏によると、来年を予定 しているという。 井上 憲人 独レーザーライン社(Laserline GmbH)は、「2018国際ウエルディング ショー 」に併せてプライベートセミナーを開催した。セミナーでは、「最新の 自動車車体向け半導体レーザアプリケーション&新しいビームシェイピングト レンド」、高出力青色半導体レーザの開発状況などが紹介された。

スタック技術を利用した

高出力青色半導体レーザ

レーザーライン社プライベートセミナー

event

図1 青色ダイオードレーザスタック。

参照

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