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とびら「改めまして中部支部の特徴を紹介します」

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Academic year: 2021

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285 285 ぶんせき  

改めまして中部支部の特徴を紹介します

本年度,中部支部の支部長を拝命しました。中部支部は昨年度に創立 60 周年を 迎え,馬場嘉信前支部長を中心とした企画・運営のもと,各世代の講師による講演 会を主たるイベントに据えた記念行事を開催しました。また,次年度 2020 年には 年会の担当支部(名古屋工業大学にて開催予定)になるなど重要な行事が続きます。 その中部支部には,行事内容や構成に関して他支部には無い特徴がいくつかありま す。この「とびら」欄でも過去にそうした特徴がいくつか触れられていますが,こ こでは私なりに特にユニークと考える 2 点を紹介します。 まず,中部支部では合宿形式のセミナーを年に 2 回開催しています。一つは今 夏に第 38 回目を迎える「中部分析夏期セミナー」,そしてもう一つが後発セミナー である「高山フォーラム」です。この後者こそ,(個人的には)本支部のキラー・ コンテンツの一つとして紹介したい内容です。もともと,このフォーラムは若手の 会としてスタートしましたが,心だけでなく実年齢も若い真の(?)若手人材が一 時不足したこともあり,数年前にいわゆる若手企画という冠は撤廃されました。と は云え,今でもその内容は単なる研究成果の発表会を超えた,若手ならではの挑戦い 的な気勢にあふ溢れています。と云いますのも,この会では世話役が自由に主題設定で きることから,「良い研究とは何かを語ろう」,「10 年先を見通した研究戦略を議論 しよう」や「実践を通してアクティブ・ラーニングを体験しよう」などの過去テー マに見られるように,普通の学会では採用し難いテーマを選び,その内容をじっく りと深堀できるためです。今後も担当者には「とが尖った」企画立案を通じて,若手研 究者の育成を後押しして頂きたいと願っています(プレッシャーをかけてしまい, すみません)。 一方で,会員構成については,本支部では産官学メンバーのバランスをうまく取 りながら支部運営が為されています。特に,この支部の強みと云える特徴として, 本地区が日本の「ものづくり」産業の拠点の一つであることとも関係して,産業界 からの構成員が多いことが挙げられます。例えば,今期の幹事メンバー全 34 名の うち,企業または一般財団法人の委員は半数近い 16 名に上ります。上述したセミ ナー企画でも,産業界メンバーによる講演や装置メーカーの方による新商品紹介な ど,産業界発の企画は少なくありません。ただ,欲を云えば産官学のミックスをよ り一層図るような企画の立案,またはそれらの間の研究連携をもっと推進する仕組 みの構築ができればと考えます。産官学の会員が互いにメリットを感じられる企画 を続々と実現できれば,支部も本部も共通に抱える会員数減少という課題の解決に 向けて,何か糸口が見えてくるのでないでしょうか。 本稿の掲載時には,中部支部もすでに年度の折り返し地点近くを走っているはず です。微力ながら,支部をより一層活性化するきっかけを講じることができていれ ばと,数か月後の自分に対してハードルを上げるのはこの位にしてそろそろ筆をお くとします。 〔Yasuyuki ISHIDA,中部大学応用生物学部,日本分析化学会中部支部長〕

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