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(5) 計画ごみ質計画ごみ質は (4) 処理対象物 の 1~2 の混合ごみを示すもので 新クリーンセンターは 指定されたごみ質の範囲内で 110t/ 日 (55t/24h 2 炉 ) を処理する能力を有するものとする 項目 低質ごみ 基準ごみ 高質ごみ 三成分 (%) 水分 可燃分 灰分 67.7

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(1)

◆ 参考資料

◇ 新クリーンセンター施設概要

新クリーンセンター施設整備計画(平成 23 年 9 月)及び施設整備仕様書案(平成 26 年 2

月)並びに事業方式検討調査報告書(平成 26 年 9 月)に基づく新クリーンセンターの施設概

要を以下に示す。

なお、本施設概要については、今後の検討により変更となる場合がある。

(1) 事業体

佐久市・北佐久郡環境施設組合(平成 26 年 10 月設立)

構成団体:佐久市、軽井沢町、立科町、御代田町

(2)ごみ処理対象区域

佐久市、軽井沢町、立科町、御代田町、小海町、佐久穂町、川上村、南牧村、南相木村、

北相木村

(3)施設概要

(4)処理対象物

余熱利用設備

処理方式

施設規模

ごみ焼却施設 110t/日 (55t/24h×2炉)

蒸気タービン発電設備等

ストーカ式焼却炉

全連続燃焼式

建設地

佐久市上平尾字上舟ヶ沢及び棚畑地籍

約 1.7ha

用地面積

型式

No.

1

2

80.42

7.23

処理対象ごみ

合  計

埋立処分中可燃性ごみ等

可燃ごみ

日量(t/日)

73.19

(2)

(5)計画ごみ質

計画ごみ質は、

「(4) 処理対象物」の№1~2 の混合ごみを示すもので、新クリーンセ

ンターは、指定されたごみ質の範囲内で 110t/日(55t/24h×2 炉)を処理する能力を有

するものとする。

※ 元素組成は可燃分あたり

水 分

可燃分

灰 分

kg/㎥

炭 素

水 素

窒 素

酸 素

硫 黄

塩 素

58.5

高質ごみ

低質ごみ

6.5

5.9

210

290

8,791

(2,100)

三成分

(%)

項  目

35

44.9

67.7

単位容積重量

0.57

0.04

36.07

0.59

5,023

(1,200)

7.83

54.9

130

12,560

(3,000)

元素組成

(%)

基準ごみ

kJ/kg

(kcal/kg)

低位発熱量

49.2

27.3

5

(3)

(6)公害防止基準値(保証値)

公害防止基準値については、今後地元との協議により決定する。

項目 物質名等 法令値 備   考 ばいじん 0.08g/m3N以下 酸素濃度12%換算値 硫黄酸化物 (約2,200ppm)K値=17.5 酸素濃度12%換算値 窒素酸化物 250ppm以下 酸素濃度12%換算値 塩化水素 430ppm以下 (700mg/m3N以下) 酸素濃度12%換算値 ダイオキシン類 1ng-TEQ/m3以下 酸素濃度12%換算値 一酸化炭素 - 酸素濃度12%換算値 工事中騒音レベル - 騒音規制法に基づく規制基準値 敷地境界の値 朝 昼間 夕 夜間 65dB 以下 65dB 以下 65dB 以下 55dB 以下 工事中振動レベル - 振動規制法に基づく規制基準値敷地境界の値 アンモニア メチルメルカプタン 硫化水素 硫化メチル 二硫化メチル トリメチルアミン アセトアルデヒド プロピオンアルデヒド ノルマルブチルアルデヒド イソブチルアルデヒド ノルマルバレルアルデヒド イソバレルアルデヒド イソブタノール 酢酸エチル メチルイソブチルケトン トルエン スチレン キシレン プロピオン酸 ノルマル酪酸 ノルマル吉草酸 イソ吉草酸 臭気指数 - 長野県環境審議会答申に基づく第1地域の値 水 質 BOD 最大60mg/L 日間平均40mg/L 長野県公害防止に関する条例に 基づく上乗せ排水基準 ※ ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素の法令値は、大気汚染防止法の値 ※ ダイオキシン類の法令値は、ダイオキシン類対策特別措置法の値 ※ 水質の法令値は、1日当たりの平均的な排出水の量が10m3以上50m3未満の場合の値 振 動 騒 音 排 出 ガ ス 悪 臭 保証値 10未満 0.002ppm以下 0.002ppm以下 0.004ppm以下 0.009ppm以下 20mg/L以下 悪臭防止法に基づく第1地域の基 準値 - 稼働中の振動レベル 稼働中の騒音レベル - - 0.8ppm以下 1ppm以下 0.07ppm以下 0.003ppm以下 0.9ppm以下 3ppm以下 1ppm以下 10ppm以下 0.03ppm以下 0.02ppm以下 0.1ppm以下 0.05ppm以下 0.009ppm以下 0.02ppm以下 振動規制法に基づく第2種区域の 規制値 敷地境界の値 騒音規制法に基づく第3種区域の 規制値 敷地境界の値 2ppm以下 0.004ppm以下 0.06ppm以下 0.05ppm以下 85dB以下 75dB以下 昼間 夜間 70dB以下 65dB以下 0.02g/m3N以下 25ppm以下 70ppm以下 50ppm以下 0.05ng-TEQ/m3N以下 30ppm以下 (4時間平均値)

(4)

(7)主要設備の基本処理フロー

通 風 設 備 煙 道 誘 引 送 風 機 煙 突 排 ガ ス 処 理 設 備 集 じ ん 器 有 害 ガ ス 除 去 装 置 タ ゙ イ オ キ シ ン 類 除 去 設 備 燃 焼 ガ ス 冷 却 設 備 余 熱 利 用 設 備 ボ イ ラ 及 び 復 水 設 備 減 温 塔 水 噴 射 式 ガ ス 冷 却 設 備 発 電 設 備 暖 房 設 備 等 灰 出 し 設 備 ダ ス ト 搬 出 装 置 灰 冷 却 装 置 灰 搬 出 装 置 飛 灰 処 理 設 備 灰 バ ン カ 灰 ク レ ー ン 燃 焼 設 備 通 風 設 備 ホ ッ パ 給 じ ん 装 置 燃 焼 装 置 焼 却 炉 本 体 助 燃 装 置 押 込 送 風 機 空 気 予 熱 器 通 風 ダ ク ト 給 水 設 備 前 処 理 装 置 排 水 処 理 設 備 受 入 れ 供 給 設 備 電 気 設 備 プ ラ ッ ト ホ ー ム ご み ピ ッ ト ご み ク レ ー ン 計 量 機 計 装 制 御 設 備 主 灰 及 び 飛 灰 ご み 灰搬出 排出ガス

(5)

(8)施設計画諸条件(案)

仕様 設備項目 ロードセル式(4点支持) ごみ投入扉 4基 ダンピングボックス用投入扉 1基 ごみピット容量 定格能力の10日分以上(総量で5,300m3以上) ごみクレーン クラブバケット付天井走行クレーン 可燃性粗大ごみ前処理機 高トルク低速2軸せん断破砕機 脱臭装置 活性炭脱臭方式 薬液噴霧装置 高圧噴霧式 鋼板溶接製 ごみを炉内へ連続的に、かつ均一に供給 鋼板製往復動型 横型ストーカ式燃焼装置 鉄骨支持自立耐震装置 内容 車輌の渋滞が生じないよう十分な面積とし、投入作業 が安全、かつ容易なスペース構造 ホッパ内のごみを炉内へ円滑に供給 耐熱、耐摩耗、耐腐食を十分考慮したもの 燃焼装置 ごみ投入ホッパ・シュート 燃焼設備 受入れ供給設備 焼却炉本体 内部において燃焼ガスが十分に混合され、所定の時間 内に所定のごみ量を焼却し得るもの 構造は、地震及び熱膨張等により崩壊しない堅牢なも のであって、かつ外気と安全に遮断されたものとし、 ケーシングは溶接密閉構造 プラットホーム 給じん装置 搬入車輌の利便性を考慮し、合理的かつ柔軟な運用が できるよう配置 炉内に供給されたごみを乾燥、燃焼、後燃焼させ焼却 灰の熱灼減量やダイオキシン類濃度が所定の基準以 下に処理できるもの 炉内からのガス漏出がなく、ブリッジを生じ難い形状・構 造とし、ごみ汚水やごみによる腐食、摩耗等に十分耐え 得るもの 【 機 械 設 備 工 事 仕 様 】 プラントの運転及び保全のため、機器等の周囲に歩廊、階段、点検床及び点検台等を 設け、構造はグレーチング主体、必要に応じてチェッカープレートを使用 各設備共通 炉本体、ボイラ、高温配管等、人が触れ火傷する恐れのあるもの及び集じん器、風道、 煙道等、低温腐食を生じる恐れのあるものについては、必ず防熱施工、保温施工をし、 夏季において機器の表面温度を「室温+40℃以下」とする 計量機

(6)

仕様 設備項目 廃熱ボイラ 型式は提案による 減温塔 水噴射式 集じん器 ろ過式集じん器 触媒脱硝法装置(排ガス中のNOxを除去) ダイオキシン類除去装置 活性炭系薬剤吹き込み式 発電効率10%以上、又は15%以上 場内利用設備等 必要に応じて設置 煙突 煙突高59m以下 灰出し設備 灰出し設備 機器の組合せ及び機器名称は提案による(任意) 生活用水 上水利用 プラント用水 循環水がある場合には優先的に利用する 補給は上水使用 プラント系雑排水 クローズド方式 工場棟、管理棟等を含む場内で使用する全電力を受配電するものとし、これに必要な十 分な容量を有するもので、機器は受変電設備、低圧配電設備、動力設備、配線・配管等 を構成 余熱利用設備 蒸気タービン発電設備 押込送風機 生活系排水 型式は提案による (施設の最大排出ガス量に対し、十分余裕を持たせると ともに、風圧は焼却炉内のいかなる部分においても適 切な負圧を確保できるもの) 誘引送風機 通風装置 プラント無機系排水処理装置 有害ガス除去施設 乾式法消石灰粉末吹込式 (排ガス中のHCℓ、SOxを除去) 発電効率、経済性、工場棟の運転計画等を総合的に勘 案して設定 排水処理設備 電気設備 給水設備 排水システムに応じて計画、提案による (汚泥は焼却処理) 【 機 械 設 備 工 事 仕 様 】 燃焼ガス冷却設備 形式は提案による (燃焼に必要な空気量に余裕を持たせるとともに、風圧 についても焼却炉の特性に応じて適正な燃焼状態を維 持できるのに十分な風圧を有するもの) 工場及び管理棟等から排出される生活雑排水は、合併 処理浄化槽で処理後、調整池を通し、公共水域へ放流 (職員約30名を想定) 油水分離槽に導入し油分を除去し、プラント無機系排水 処理装置で処理(混合処理による支障がある場合、独 立して有機系排水処理装置を計画することも可 洗車台 数は1日当たり60台を想定) 洗車排水等、 プラント有機系排水 排ガス処理設備 内容

(7)

仕様 設備項目 各々の施設を有機的に結合し、調和のとれた配置 日常の搬入車輌や職員の動線を考慮して合理的 寒冷地対策として、屋根、壁の材料は、積雪及び凍結を考慮して選定 特に軒先及び雨どいについては、積雪及び凍結対策に配慮 建築工事 計画基本事項 雑設備 工場棟とは別棟とし、工場棟とは渡り廊下で行来できる ものとする 組合職員事務室及び見学者研修室、会議室等を配置 管理棟 工場棟 説明用備品 本施設の配置 見学者が安全に見学できるよう配慮し、別棟の管理棟 との通行の安全性に配慮して計画 (見学者は1日最大120名を想定) 施設見学者の一般車輌動線 工場棟とは別に、密閉された建屋内にて、手動式水洗 装置によって、ごみ搬入車輌が3台同時に水洗すること ができるもの 見学者説明用装置として、必要と思われる備品は提案 による 外周道路有効幅員 交通安全対策を考慮した幅員8m 必要に応じて各所にガードレール、カーブミラー及び案 内板等、サインを計画 洗車装置 定期修理整備等の際に必要なスペースや機器の 搬入手段にも配慮 熱、臭気、振動、騒音、特殊な形態の大空間形成等の 問題があるので、これを機能的、かつ経済的なものとす るためには、プラント機器の配置計画、構造計画並びに 建築設備計画との深い連携を保ち、相互の専門的知識 を融和させ、総合的にバランスのとれた計画とする 構成等は提案による 受発電の運転方式は、通常運転は電力会社とタービン 発電機の並列運転 【 機 械 設 備 工 事 仕 様 】 【 土 木 建 築 工 事 仕 様 】 電気設備 計装制御設備 本施設の運転管理に必要な自動制御設備、遠方監視、遠隔操作装置及びこれらに関 係するモニタープロセス管理機器、電気式調節計器、その他計器(指示、記録、積算、 警報等)、データロガ装置、各種操作機器、ITV装置、計装盤の製作、据付け、配管、配 線等の一切を含むもの 発電設備 非常用発電装置 全停電時に焼却炉を安全に停止するため、プラントの必 要な機器及び建築設備保安動力、保安照明の電源を 確保するための設備で、速やかに電圧確保が可能な性 能を有し、原動機、発電機の保護装置、計測器等により 構成 燃料の選定に際し、施設全体を考慮 常用電源喪失後、40秒以内に自動的に所定の電圧を 確立できるもの 内容

(8)

仕様 設備項目 建物内外の凍結について十分考慮する等、建設地の気象条件に適したものとする 本設備、空気調和・換気設備、給排水・給湯・衛生設備、ガス設備、消火設備等により 構成 ごみ搬入車輌等の登録台数は約300台と想定することから、車輌の輻輳を予想 10t車が無理なく曲がれる幅員を確保し、車輌動線に十分配慮 敷地内駐車場 普通車(職員用) 15台   普通車(来客用) 20台 普通車(身障者用) 1台   大型バス 2台 建築設備工事 土木工事 及び外構工事 工事期間中の車輌動線を十分配慮した配置 内容 建設地の敷地周辺全体に緑地帯を十分配置し、施設全体が周辺の地域環境に調和し、清潔なイメージと周辺 の美観を損なわない潤いとゆとりある施設とする 隣接にリゾート施設であるスキー場があるため、施設のデザイン等意匠に配慮する そ の 他 【 土 木 建 築 工 事 仕 様 】 プラント用配電盤2次側以降の各建築電気工事 幹線設備としては保安動力、保安照明、非常電力及び非常照明電源を確保 LED電球など、節電型のものを使用 建築電気設備工事

(9)

◇ 想定されるリスク分担

本事業で想定されるリスク及びその役割分担を以下に示す。

想定されるリスク分担(1/2)

※凡例 ●:主分担、▲従分担

No.1

リスクの種類 リスクの内容 発注者 事業者 入札説明書リスク 入札説明書の誤り、内容の変更に関するもの等 ● 本事業に直接関係する法令等の新設・変更に関するもの ● 上記以外の法令の新設・変更に関するもの ● 発注者が実施する許認可取得の遅延・失効に関するもの ● 事業者が実施する許認可取得の遅延・失効に関するもの ● 本事業の実施に係る周辺住民等の反対運動、要望等による計画 遅延、条件変更、費用の増大等 ● 事業者が実施する業務に起因する住民反対運動、訴訟・要望に関 するもの等 ● 発注者が実施する業務に起因する第三者への賠償 ● 事業者が実施する業務に起因する第三者への賠償 ● 施設の供用開始前の物価変動による費用の増大 (一定の範囲を超えた部分) ● 運営段階における物価変動による費用の増減 (一定の範囲内) ● 運営段階における物価変動による費用の増減 (一定の範囲を超えた部分) ● 不可抗力リスク 戦争、天災、暴動等の不可抗力による費用の増大、計画遅延・中 止等その他の損害 ● ▲ (一定範囲) 本事業に直接関係する税制度の新設・変更に関するもの ● 上記以外の税制度の新設・変更に関するもの ● 発注者の債務不履行及び不可抗力による事業の中断 ● 事業者の債務不履行による事業の中断 ● 用地リスク 地中障害物、その他入札資料等から予見できない用地の瑕疵 ● 発注者の事由により契約が結べない、契約締結が遅延する等 ● 事業者の事由により契約が結べない、契約締結が遅延する等 ● 住民対応リスク ● 契約に関する議会承認が得られない場合、発注者の政策転換に よる事業開始遅延・事業中断・特定事業契約解除等 行政リスク (政治リスク、議会リスク、計画 変更リスク等) 契約終結 税制度変更リスク 事業中断リスク 共 通 物価変動リスク 法制度リスク 許認可の取得遅延・失効リスク 第三者賠償リスク

(10)

想定されるリスク分担(2/2)

※凡例 ●:主分担、▲従分担

No.2

リスクの種類 リスクの内容 発注者 事業者 発注者が実施した測量、調査に関するもの ● 事業者が実施した測量、調査に関するもの ● 発注者の指示・提示条件の不備・変更による設計変更によるもの ● 事業者の提案内容の不備・判断によるもの ● 発注者の事由による工期の遅延 ● 事業者の事由による工期の遅延 ● 市の提示条件の不備・変更に関するもの ● 事業者の事由によるもの ● 発注者の事由による工期の遅延 ● 事業者の事由による工期の遅延 ● 一般損害リスク 工事目的物・材料・他関連工事に関して生じる損害等に関するもの ● 試運転・性能試験(事業者実施)に要する廃棄物の供給等に関す るもの ● 試運転・性能試験(事業者実施)の結果、契約等で規定した要求 性能の不適合によるもの ● ごみ量変動リスク 受入廃棄物の量の変動による運営費の増減 ● ▲ (一定範囲) 要求水準に定める指定ごみ質の範囲外のごみ質変動に関するも の ● 要求水準に定める指定ごみ質の範囲内のごみ質変動に関するも の ▲ (一定範囲) ● 要求水準不適合リスク 契約で規定した要求性能の不適合によるもの (設計・建設の瑕疵によるものを含む) ● ごみ質変動リスク 試運転・性能リスク 設 計 測量・調査リスク 設計変更リスク 建設着工遅延 工事遅延リスク 建 設 工事費増大リスク 運 営

(11)

◇ 事業スキーム

本事業において想定される事業スキームについて、以下のとおり整理する。

(1)事業概要

本検討結果における事業概要を以下に示す。

検討結果による事業概要

佐久市・北佐久郡環境施設組合

DBO方式

高効率ごみ発電施設

110t/日(55t×2炉)

蒸気タービン発電設備等

設計・建設期間

3年

運営期間

15年

平成31年4月予定

●焼却灰、飛灰及び処理不適物の運搬・処分

●管理棟の管理

●運営モニタリング

●見学者対応

●売電に係る手続き等

●受付業務(手数料徴収は除く)

●運転管理業務

●維持管理業務

●環境管理業務

●情報管理業務

●見学者対応(組合の支援)

●関連業務

●その他これらを実施する上で必要な業務

発注者

事業方式

施設概要

焼却施設

余熱利用設備

事業期間

稼働予定日

事業スキーム

運営において

発注者側(組合)で行う業務

民間事業者側で行う業務

(12)

(2)事業スケジュール

本事業を「(1)事業概要」に示すDBO方式で実施する場合の事業スケジュール案を以下に示す。

事業スケジュール案(平成 26 年 9 月 30 日現在)

平成26年度 平成27年度 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 平成 31年度 事業者選定手続き 新クリーンセンター 整備工事 項  目 28年度平成 29年度平成 30年度平成 実施方針・要求水準書の公表 質問締め切り 質問回答 資格審査結果通知 提案書審査 ○仮契約 ○本契約 (議会議決) 提案書締切 資格審査書類締切 実施設計・建設工事(37ヶ月) 運転開始 入札公告 特定事業者の選定 落札者決定 事業方式決定 事業方式検討調査 事業者選定支援(アドバイザリー)業務

(13)

◇ 事業実施における課題

民間事業者の意見を適切に取り入れ、民間事業者の意向を官民連携の事業スキームへ必要に応じ

て反映していくことで、事業の質と民間事業者の参入意欲の向上が期待できる。

事業の質と民間事業者の参入意欲の向上を図るため、本事業を実施するに当たって、今後検討が

必要な課題について整理した。

運営期間

「3.民間事業者参入意向調査」より、民間事業者は、運営期間を 15 年とすることを望む傾向に

あった。

本事業の運営期間を 15 年とすることで、長期委託による民間事業者のノウハウの活用及び創

意工夫等とともに多くの民間事業者の参加が期待される。

一方、運営期間が 15 年の場合、15~20 年を目途に実施する大規模改修のリスクについては、

事業費に含めないこととなり、最も民間事業者の創意工夫が期待される部分について民間側にリ

スクを移転できない可能性があるため、運営期間の設定については十分検討する必要がある。

リスク分担

法制度、ごみ量、ごみ質変動等の社会変化によるリスクは公共側とすることを望む民間事業者

が多い傾向にあるが、一般的にこれらは公共側と民間側とで適切にリスク分担する必要がある。

売電収入帰属

現在、電気事業法等の改正が相次ぎ、電力市場の将来動向が不透明であること、発電量がごみ

量、ごみ質に大きく左右されることなど、売電収入の積算には民間事業者が管理できない要因が

大きくなっており、公共側に帰属させることを望む民間事業者が多くなっている。

一方、発電量や使用電力量については運営事業者の創意工夫により大きく改善されることから、

運営事業者のインセンティブを引き出す契約方法の検討が必要である。

灰の処分

将来にわたって安定的に灰の処分を行うため、必要に応じて既存の最終処分先を見直し、複数

の最終処分先を確保する等の検討が必要である。

資源化(セメント原料等)においても、選択肢の一つとして検討しておく必要がある。

契約形態

DBO方式の場合、建設工事請負契約と運営業務委託契約が 2 つに分かれ、それぞれ建設工事

請負事業者及び運営事業者と契約するため、契約行為が複雑化する。また、施設の不具合等によ

る責任の所在のあり方を契約書及び要求水準書等において明確に記載する必要がある。

モニタリング

DBO方式では民間資金調達がなく、民間金融機関によるモニタリングが実施されないことか

(14)

環境影響評価

事業者における環境影響評価に係る環境保全措置の実施について、その担保を明確化する必要

がある。

いずれの事業方式を採用するにしても、発注者として環境影響評価に係る環境保全措置の履行

を遵守するとともに、事後調査計画に基づくモニタリング及び検証が必要である。

また、受注者が行う環境保全措置を施設整備仕様書等に明記し、事業の実施に当たり、受注者

に遵守させるとともに、各項目が履行されているか、専門コンサルへの委託等により検証を行い、

環境保全措置の実施を担保していくことが求められる。

その他

DBO方式では、民間事業者による運営となることから、既存ごみ焼却施設の職員の雇用につ

いて十分な検討が必要である。

また、近年の建設工事ラッシュによる、資材・人員不足からくる資材・労務単価の増加等を本事業にお

いても十分検討する必要がある。

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