NII-Electronic Library Service
旃
陀
羅
の
史
的
考
察
O
宮
坂
宥
勝
N工工一Electronlc Llbrary Servlce
旃陀羅の史的 考察
e
(宮坂 宥勝) 〔 要 旨 〕 チ ャ ン ダ ! ラ ( O 稽 富 冨 漢 訳 ” 旃 陀 羅 ) は 古 代 イ ン ド に お い て 前 五 世 紀 頃 の 初 期 仏 教 の 時 代 以 後 に 登 場 す る 。 古 典 的 な 四 階 級 ( 。 肆 日 盖 お 髯11
く m 君 m 種 姓 ) 以 外 の 最 下 層 の 存 在 と し て 、 で あ る 。 大 乗 仏 教 で は 第 四 階 級 に 含 ま れ る も の と す る の と 、 階 級 に 組 み こ ま れ な い と こ ろ の い わ ゆ る ア ウ ト ・ カ ー ス ト (∩ ) 口 佇ー O 螢 o噂 仲 ω ) と す る も の と の 、 二 つ の 立 場 が 認 め ら れ る 。 初 期 仏 教 以 来 大 乗 仏 教、 密 教 に 至 る ま で 、 全 仏 教 史 の 展 開 の な か で 、 チ ャ ン ダ ー ラ は い か な る 意 味 に お い て も 常 に 無 視 す べ か ら ざ る も の で あ っ た 。 と い う の も チ ャ ン ダ ー ラ 観 は 仏 教 の 人 間 観 と 深 く 関 わ っ て き た か ら で あ る 。 (1
) 階 級 批 判 も し く は 社 会 的 差 別 の 否 定 の 対 象 と し て の 存 在 。 (2
) 救 済 譚 に お け る 存 在 。 ( 3 ) 出 家 に つ い て の 比 喩 と し て 。 (4
) 差 別 是 認 ま た は 社 会 的 差 別 さ ら に は 蔑 視 の 対 象 。 (5
) 尊 格 化 。 (6
) そ の 他 。 本 論 文 で 取 り あ げ る 主 要 テ ー マ は こ の う ち の (1
) と (2
) と で あ る 。 チ ャ ン ダ ー ラ ( 。g
琶
巾 ↓ 。 巷昔
暴 悪 な ) ま た は チ ャ ー ン ダ ー ラ ( 。 倒牲
巴 頸・ ° 勹 犀 計 勹 鋤 冒8
民
倒 訂 ) 。 女 性名
詞 で は チ ・ ンゲ
リ去
8
篭
・ ) ま た は チ ・ ン ダ ー ラ ! (§
翫
畢
チ ・ ソ ダ⊥
フ は 四 種姓
( ° 鋤霞
憙
麗
外 の い わ ゆ る ア ゥ ト ・ カ ー ス ト ( O 崖 仲 lO ⇔ ω → Φ ) で 、 シ ュ ー ド ラ ( 駆 O 山 話 隸 属 民 ) の 父 と バ ラ モ ン ( ぴ 鼠 プ 目 ⇔蠧
) の 母 と の間
の 子 であ
( 3 ) る 、 と規
定 さ れ る 。 ま た ヒ ン ド ゥ : 教 で は チ ャ ソ ダ ー リ カ ー ( 09 。 ロ翫
= 犀 91 ) も し く は チ ャ ン デ ィ カ ー ( 。宕
色鉦
) は 、 女 神 ド ゥ ル ガ ー (U
葺
σq 鋤 ) の 別 名 であ
る 。 一 37 一智 山学報 第四十一輯 最 下 層 の チ ・ ン ダ
⊥
フ 〔 族 〕 を下
タ ン ガ (鼠
・ 。謦
摩 登伽
・摩
登 ・摩
響
ど ↓ 日器
朞
αq ⇔ ) と も い .55
・ こ れ は 本来
、 象 を 意 味 し、 ト ー テ ム 種 族 の 呼称
で あ る が 、 ヴ ィ ン デ ィ ヤ 山 脈 地 方 に 住 す る 山岳
種 族 の 一種
で あ る キ ラ ー タ 族 ( 匹 鼠 $ ) 、 ア リ ア ン 民 族 の 立 場 か ら み た 異 民 族 、 ナ ー ガ 族 (鼠
αq 四 ) 、 さ ら に は 辟 支 仏 ( 箕 9 な爵
p。 ぴ&
臣
β・ ) を さ す ( 5 ) 場 合 もあ
る 。 マ ー タ ン ガ の 女 性 形 の マ ー タ ソ ギ ー ( 日 彎き
喀 ) は 象 の ト ー テ ム 種族
の 母 神 名 で あ り、 ま た 、 チ ャ ン ダ ー ラ 族 も し く は キ ラ ー タ 族 の 女 性 を さ す 。 ヒ ン ド ゥ ー 教 に は マ ー タ ン ギi
讃 ( ζ 彎践
αQ 団 ゜。8
→ 話 ) があ
り 、 ま た密
教 で は 薬 師 ( 6 ) 如来
の真
言 に は 周知
の と お り チ ャ ン ダ ー リ ー と と も に マ ー タ ン ギ ー が 含 ま れ る 。 こ の 場合
の マ ー タ ン ギ ー は ヒ ソ ド ゥi
教 の 非 ア リ ア ン 起 源 の 母神
に 起 源 す る と考
え ら れ る 。 ( 7 ) o智
仙 巴 帥 皿 目 鐸 口。 渉 σQ 同 ( 。智
琶
7
鼠
→巴
αq 矧 ) は 、 『 ア マ ラ コ ー シ ャ 』 に 規 定 さ れ る o チ ャ ン ダ ー リ ー は ま た ヒ ン ド ゥi
教 の 『 パ ン チ ャ ダ ー カ ・ マ ン ダ ラ 』 ( 勺呂
8
富
犀 ? 日 9 眉 仙 巴 p ) に お け る ガ ウ リ ー ( 8 ) 部 族 (O
肆 自 圃・ 犀 巳 p。 ) に 数 え ら れ る o マ ー タ ン ガ 族 を チ ャ ン ダ ー ラ と い う の は 、仏
教 興 起 時代
に お け る 種 族 社 会 の 崩 壊 と 国 家 の出
現
の は ざ ま に 生 ま れ ( 9 ) た 呼 称 で あ る こ と は 、 す で に 他 の諸
論 文 で取
り あ げ てあ
る 。 ( 10 ) 釈 尊 当時
の コ ー サ ラ 王 朝 を建
設 し た の は 、 マ ー タ ン ガ族
で あ る 。 ま た 、 マ ー タ ン ガ 族 す な わ ち チ ャ ソ ダ ー ラ 出 身 の ト ・ リ シ ・ ソ ・ ( 一 門 目 一 硲 薗 } 断 口 ) 王 の物
語 は 有 名 で ・叙
事詩
『 ハ リ ヴ ・ ン シ ・ 』 な ど や仏
教 文 献伝
く 伝 え ら れ て馳
・ 種 姓 ( 〈 母宕
)外
の 存 在 と し て の チ ャ ン ダ ー ラ が 登 場 す る の は ヴ ェ ー ダ 時 代 で は な く 、 紀 元前
五 、 六 世 紀 の 仏 教 が 興 起 し た 頃 の 時 代 で あ る 。 釈 尊 が チ ャ ン ダ ー ラ の 存 在 を ど の よ う に み た か は 、 す で に 発 表 し て あ る ( 季 刊 『 仏 教 』 十 二 号 、 特 集 《 差 別 》 所NII-Electronic Library Service 旃 陀羅の史 的考 察(→ (宮 坂宥勝)
収
” 仏 教 に 見 捨 て ら れ た も の ” 法蔵
館
刊 ) 。 ア ビ ダ ル マ論
書
、 般若
・ 法 華 な ど の 初 期 大乗
経 典 を は じ め 大 乗 の 諸 文 献 に は チ ャ ソ ダ ー ラ に 関 す る さ ま ざ ま な 記 述 が 見 出 さ れ る 。 種 姓 外 の 存 在 と し て 紹 介 さ れ る も の 、 比 喩 的 用 法 と し て 認 め ら れ る も の 、階
級 批 判 の 対象
と し て そ の 存 在 じ た い が 否 定 さ れ る も の な ど で 、仏
教 で は バ ラ モ ン 体 制 に お け る 社 会 的 階層
と し て位
置 づ け ら れ た チ ャ ン ダ ー ラ の 存 在 を 必 ず し も 是 認 す る と は 限 ら な い 。 さ ら に 、 七 世 紀 以後
の密
教 の時
代
に な る と 、 そ れ は密
教 ・ ヒ ン ド ゥ ー 教 と も に 尊格
を も っ た も の と し て教
義 の な か で 神格
化 さ れ 、 あ る い は 曼 荼 羅 に 位 置 づ け ら れ る よ う に な る 。 こ の よ う に多
岐 に わ た る チ ャ ソ ダ ー デ 観 の変
遷 は、 イ ン ド社
会 と 仏 教 と の 交渉
の 側 面 か ら考
察
し な け れ ぼ な ら な い で あ ろ う 。 そ こ で 、 チ ャ ン ダ ー ラ 観 の 種 々相
を 辿 っ て み る た め に 、 . ま ず 、 初 期 仏 教 、 ア ヴ ァ ダ ー ナ 文 学 な ど に 現 わ れ た チ ャ ン ダ ー ラ を 資 料 に 即 し て 考 察 し て み た い 。 ( 12 ) 『 ス ヅ タ ・ ニ パ ー タ 』 ( ω 自 暮 ⇔ 出 昼 倒 $ )第
一章
蛇
の 章 (q
話 αq 卑 く 鼬 『q ひq ⇔ ) の 「賤
民 経 」 ( < 窃 巴 窃 三 富 ) は、 世 尊 が 舎 衛 城 祗 樹給
孤 独 園 に 住 し て い た と き の こ と 。 托鉢
の た め舎
衛 城 に 入 り 、 火 に 仕 え る ア ッ ギ カ . バ ー ラ ド ヴ ァ ー ジ ャ ( 》 臣q ぴq 岸筈
ゴ 騨巴
く 豊 帥 ) バ ラ モ ン の 住居
に 近 づ い た 。 バ ラ モ ソ は 世尊
を さ ま ざ ま に罵
っ て 近 づ く な と い う 。 罵 倒 し た 語 の な か に 「賤
し き者
め ( 〈 器 巴路
) 」 と い う 蔑 称 が あ る 。 そ こ で 、 世尊
は 賤 し き者
( 〈 ⇔ の 巴 β。 )と
賤 し き 者 た る条
件 ( 〈 ⇔ ω 巴 鋤訂
髯痢
・穿
螢 日 ヨ 。 ) を そ な た は 知 る か と 尋 ね る 。 バ ラ モ ン は知
ら な い か ら 教え
て ほ し い と い う の で 、 世尊
は 説 く 。 全 二 七頸
で 示 さ れ V 全 二 七 頌 σ う ち 二 〇 頌 ま で の 各 終 り に 、 「 か れ を賤
し き者
と 知 る が よ い 」 (3
ぢ 一畧
劉
、 〈 舘 巴 o、 三 ) と繰
り 返 さ れ る 。「
第
二 一頌
よ り 第 二 七 頌 ま で は 別 表 の と お り であ
る 。 こ れ ら を 当面
問 題 と な る チ ャ ン ダ ー ラ に 関 す る箇
所
に つ い て漢
訳 と 対 照 す る と 次 の よ う に な り 、 ほ ぼ 対 応 す る 。 一39
一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報第四 十一輯 お Φ゜ 匿p ・ 智 o 畠 ぐ 霧 鑑 o
ぎ
紳 一 樽 匿 寅 6 鼠ぎ
無 耳浮
ヨ 9 昌9
ぎ 昌 ヨ p 鼠 く 器 鑑 o げ9
ど 犀 塑 ヨ ヨ 餮 側 ザ O ユ ひ 同弾
器 m 目9
冖 冖 冖韈
熱
7
銘 温 訂 穿 蕁 o曷
冨 訂゜ −.
鱗
爨
撫
丁
置 O°と
甘 似 巻 臣 ざ ♂丼
飢 ぴ 鷆 ゲ 日 ε 餌 ヨ 睾 ー ¢ げ § 鎌 ぴ 髦 鯛 . 器 $ ℃ 碧 Φ ゜・ 淆 ぎ 蓴 葺 。 饕 筈 臣 郎 冨 ヨ ニ 唱 巴 匿 口。 屋 噛 − 日 出 ゜ 盛 特 昏 o 話穿
ロ ヨ 日 σq 四 融 醸 霽 サ 饕 鬱 冨 ; 蟲 饗 $ 臨 話 斃 ユ ー … 曽塁
まヨ
凹 巳 螽 話 ユ 盛 轟 騎 鋤8
魁 σq 鍵 m 訂・ 団 9 < 爭 置 込。 ° 窯 帥 智 o 畠 莠塗
oぎ
陣 … ” 鑓 智8
餌ぎ
悼 ↑ 貯 鋤 , ヨ 卿 昌 ρ 財 ⇔ 諺 葺 ⇔ 畠 養 ω 巴 o ぴ o 冖 一 − 冨 昌 一 旨 穹 靆 ゲ o・ 口 酵 饗 ヨ 鼕 o、、 鈴 紛 . ( ( 『 雑 阿 含 経 』 ) ( 13 ) − 初 上 種 姓 生 習 = 婆 羅 門 典 胃 − 而 於 真 中凰
習 嵩 行 諸 悪 業 「 ー 不 p 以 嘉 勝 生 一 故 ー 現 法 受 二 矚 責 一 後 世 堕 一 悪 道 「 − 生 揃 旃 陀 羅 家 一 汝 称 昌 須 陀 葵 コ 』 − 名 聞 遍夫
下 騨 旃 陀 羅 所 p 無 ー 婆 羅 門 飛 利 大 姓 所 昌 供 養 一 − 乗 於 浄 天 道 一 平 等 正 直 住 − − 不 甲 以 昌 生 処 障 冖 令 } 不 屮生
発
天 「 窺 法 善 名 誉 後 世襲
善趣
二 生 汝 当 レ 知 如 ユ 我 所 一 尸 顕 示 緲 − 不 ヤ 以 二 所 生一 故 名 為 甲 領 群 特 飾 − 不 ▼ 以 二 所 生 一 故 名 為 中 婆 羅 門 当 − 業 為 嶺 群壁
業 為 二 婆 羅 門 「ー
コ
( 『 嬲 訳 雑 阿 含 経 』 ) ( 皿 ) ー 生 於 大 家 婆 羅 門 − 数 数 造 作 諸 悪 業 ー 亦 不 能 遮 地 獄 報 − 未 来 之 世 堕 悪 趣 ー 得 好 名 称 必 不 聞 − 種 姓 不 能 遮 梵処
我 今 為 汝 顕 示 説 − 種 姓 不 是 婆 羅 門 − 浄 業 得 作 婆 羅 門 韋 陀 典 籍 悉 通 利、 種 姓 不 能 遮 謗 毀 現 前 為 人 所 罵 辱 生 旃 陀 羅 須 陀 延 又 得 盛 楽 生 梵 処 現 在 称 歎 終 生 天 ネ 如 是 之 事 応 当 知 霍 姓 不 是 旃 陀 羅 悪 行 得 為 旃 陀 羅 煮 → 巴 帥 慧 畠 ℃ ご 彎 製 冨 ℃ 翼 簿試
崑 o . 密 導 艮 富 器 碧 帥 夢 )NII-Electronic Library Service 旃陀羅の史的考
察
e
(宮坂宥 勝) パ ー リ文
「 賤 民 経 」 に 相 当 す る 『雑
阿含
経
』 で は 仏 の 住 居 は 王舎
城 迦 蘭 陀 竹 園 で 、 托 鉢 の た め 王 舎 城 に 入 り 、 婆 羅 豆 婆 遮婆
羅
門 の 舎 に 至 る 。 『 別 訳 雑 阿 含 経 』 も 同様
に 王 舎 城 の 火 姓 達 頼 殊婆
羅
門
で あ る 。 こ の よ う に 場 所 は異
な る が 登 場 人物
は 同 じ で 、 ス ト ー リ ー お よ び 偈 頌 の内
容 に は 相 違 が な い 。賤
し き者
を 意 味 す る パ ー リ 語 の話
ω 巴 臼 に 相 当 す る ヴ ェ ー ダ ・ サ ン ス ク リ ッ ト の く 場 巴 鋤 は 小 人 を 意 味 し 、 さ ら に 種 姓 外 の老
を 呼 ぶ 蔑称
と な る 。 と こ ろ で 、 右 表 に み る よ う に 『雑
阿
含 経 』 で は く 霧 ⇔ 貯 に 相当
す る 語 が す べ て領
群
特
と な っ て い る 。 こ の 語 義 は ( 15 ) 不 明 で あ る が 、 『 別 訳 雑 阿含
経 』 で は 旃陀
羅 (8
且
肥 偶 ) と な っ て い る の に 注 目 す べき
で あ る 。 す な わ ち く 甥 巴 卑 ー8
且
曁 ⇔ と 解 し ( お そ ら く サ ン ス ク リ ッ ト の ) 原 典 に は8
且
巴 9 と な っ て い た と 推定
さ れ る 。 〈 窃 』 Q の 例 示 と し て チ ャ ン ダ ー ラ 族 出 身 の マ ー タ ソ ガ ( 目 91 富 昌 σq 曽 ) と よ ば れ る 人物
が 挙 げ ら れ る 。彼
は 最 上 の 誉 れ を 得 、 多 く の 王 族 、 バ ラ モ ン た ち さ え も仕
え た 。 そ し て 、 死後
は ブ ラ フ マ ン の 世界
( ゆ 同 潜 ゲ 昌 日 ゆ゜ 一 〇 閃 山 ) に 生 ま れ た 。 バ ラ モ ン と い え ど も 悪 しき
行 為 を お こ な っ て い る者
が い る 。 ひ と は 生 れ ( 〕 倒 コ 顯 ] 帥 oo 鋤 ) に よ っ て賤
し き 者 ( 〈 器 p 『 ) と な る の で は な く 、 生 れ に よ っ て バ ラ モ ン ( び 鼠 ゲ ヨ ⇔冠
) と な る の で は な い 。行
為
(冨
日 日 ⇔ ) に よ っ て 賤 しき
老 と ( 16 ) も バ ラ モ ン と も な る の だ と結
ん で い る 。 こ こ で 釈尊
が 四姓
平等
を バ ラ モ ン の バ ー ラ ド ヴ ァ ー ジ ャ に 向 っ て 説 い て 、彼
が 在 俗 信 者 に な っ た と い う と こ ろ に 仏 教 に お け る 階 級 批 判 の意
義
が 認 め ら れ る 。 チ ャ ン ダ ー ラ 族 出身
の マ ー タ ン ガ と バ ラ モ ン ・ バ ー ラ ド ヴ ァ ー ジ ャ が 登 場 し 、 チ ャ ン ダ ー ラ は種
々 の善
業 の結
果 、 ( 17 ) 死後
に ブ ラ フ マ ン の 世 界 に 再 生 し た と い う物
語 が 『 マ ー タ ン ガ ・ ジ ャ ー タ カ 』 (ζ
彎群
σq 貰 ・ 智 →欝
餌 ) に あ る 。 モ テ ィ ー フ 憶 「 賤 民経
」 乏 同様
で あ る 。 一41
一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報第四十一輯 チ ャ ン ダ ー ラ は 前 世 の 釈
尊
で あ っ た 。 ジ ャ ー タ カ と し て は 長編
で 内容
も か な り複
雑 で あ る が 、 お よ そ の ス ト ー リ ー は 次 の よ う で あ る 。 ( 序 ) 仏 が 前 の 生 涯 で 菩 薩 で あ っ た と き 、 チ ャ ン ダ ー ラ の 子 と し て 生 ま れ た 。 仏 が 祗 園 精 舎 に お ら れ た と き 、 ヴ ァ ン サ 国 ( < 国 ヨ 。。 碑 ) の 王 ウ デ ー ナ ( ¢ 山 o 屋 ) に つ い て 話 さ れ た も の で あ る 。 ピ ン ド ー ラ ・ パ ー ラ ド ヴ ァ ー ジ ャ ( 国且
o ポ ぴ 訂 屋 山 く 巴 山 ) 尊 者 は 祗 園 か ら 空 中 を 翔 け て コ ー サ ン ビ ー ( 閑 o 器 ヨ げ 同 ) に ゆ き 、 王 の 苑 で 昼 間 の 暑 さ を し の い だ 。 長 老 は 前 の 生 涯 に こ の 国 を 統 治 し た 。 過 去 の 行 為 に よ り 、 い つ も 、 そ こ へ や っ て き た 。 あ る 日 、 満 開 の サ ー ラ ( 。。 阻 四 ) の 樹 下 に 座 っ て い た 。 王 は 七 日 間 酒 を 飲 み 眠 り こ け た 。 そ の 間 、 侍 女 た ち は 長 老 の と こ ろ へ ゆ き 、 彼 か ら 法 話 を 聞 い た 。 醒 め た 王 は 激 怒 し 、 蟻 の 入 っ た 籠 を 彼 の 身 体 の 上 で 破 か せ た 。 彼 は 空 中 に 立 ち 、 王 に 忠 告 し て か ら 祗 園 に 戻 っ た 。 如 来 は 、 長 老 に ど こ へ い っ て き た か と い っ た の で 、 彼 は 事 情 を 話 し た 。 仏 は 、 「. ハ ー ラ ド ヴ ァ ー ジ ャ よ 。 王 が 出 家 を 悩 ま し た の は 今 さ ら の こ と で な く 、 前 の 生 涯 に も あ っ た 」 と い っ て 、 仏 の 過 去 を 話 さ れ た 。 ( 本 文 ) ブ ラ フ マ ダ ッ タ ( 一 WH 帥 旨 ρ ⇔ 山 口 け け 四 ) 王 が バ ー ラ ー ナ シ i (留
贔 欝 ゜・ 同 ) で 国 を 治 め て い た と き の こ と 。 菩 薩 は そ の 郊 外 で チ ャ ン ダ ー ラ 族 に 生 ま れ 、 マ ー タ ン ガ と 名 づ け ら れ た 。 の ち 、 人 び と は マ ! タ ン ガ 賢 者 (罫
臨
α・ 碧 帥 且 註 ) と 呼 ん だ 。 パ : ラ ー ナ シ ー の あ る 富 豪 に デ ィ ッ タ マ ン ガ リ カ ー (u
駒喜
巷
巴 σq 曁 貳 ) と い う 娘 が あ っ た 。 彼 女 は 一 、 二 月 に 一 度 、 王 の 苑 に 出 掛 け た 。 菩 薩 は 所 用 で 城 門 に 入 っ た と き 、 彼 女 に 出 会 っ た 。 彼 は 彼 女 を 避 け て 片 側 に ぴ た り と 身 を 寄 せ て 立 っ た 。 彼 女 は 侍 者 に 幕 の な か か ら み て 「 誰 か 」 と 尋 ね た 。 侍 者 が チ ャ ン ダ ー ラ だ と 答 え る と 、 み て は な ら ぬ も の を み た と い っ て 、 彼 女 は 香 水 で 目 を 洗 っ て 引 き 返 し た 。 一 緒 の 者 た ち は 「 チ ャ ン ダ ー ラ 」 と い っ て 罵 倒 し た 。 そ し て 、 彼 に 暴 力 を 加 え て 昏 倒 さ せ た 。 意 識 を 取 り 戻 し た 賢 者 は 、 デ ィ ッ タ マ ソ ガ リ カ ー を 貰 え る ま で 彼 女 の 家 の 戸 口 で 横 に な ろ う と 決 意 し 、 七 日 目 に や っ と 彼 女 を 貰 え た 。 彼 女 は 「 あ な た の 家 へ 参 り ま し よ う 」 と 、 、 彼 を 背 負 っ て チ ヤ ン ダ ー ラ の 村 へ い っ た 。 賢 者 は 出 家 す る 以 外 に 彼 女 に 最 高 の 財 と 最 高 の 誉 れ を 得 さ せ る こ と は 出 来 な い と 考 え て 、 森 に い っ て 出 家 し 、 七 日 間 励 み 、 さ ま ざ ま な 超 能 力 を 身 に つ け て 、 空 中 か ら 帰 っ た 。 彼 女 は 彼 の 出 家 を 悲 し ん だ 。 彼 は 、 「 あ な た が も っ と す ば ら し い 誉 れ を も て る よ う に す る の で す 」 そ し て 、 「 大 衆 の な か で 私 の 夫 は チ ャ ン ダ ー ラ で は な く 、 大 梵 天 な の で す 」 と 、 い え る か と 。 彼 女 は 云 え る 一42
一NII-Electronic Library Service 旃 陀羅の史 的考 察
e
(宮坂宥勝) と 答 え る 。 「 で は 夫 は ど こ へ い っ た か 」 と 云 わ れ 、 「 ブ ラ フ マ, ン の 世 界 へ い っ て く る の で す 」 と 。 「 い つ 帰 っ て く る か 」 。 「 七 日 後 の 満 月 の 日、 月 面 を 破 っ て 帰 っ て 来 ま す 」 と 云 う が よ い と い っ て 、 彼 は ヒ マ ラ ヤ へ い っ て し ま っ た 。 賢 者 は 七 日 後 の 満 月 の 日 、 バ ー ラ ー ナ シ ー の 上 空 を 三 度 回 り 、 チ ャ ン ダ ー ラ の 村 の 住 居 へ 来 た 。 彼 が 拇 指 で デ、 4 ッ タ マ ン ガ リ カ ー の 臍 に さ わ る と、 彼 女 は 受 胎 し た 。 彼 は 「 や が て 生 ま れ る 子 は 最 上 の 財 と 最 上 の 誉 れ を 得 よ う 」 と い っ た 。 ま た、 「 そ な た の 足 を 洗 っ た 水 は 全 イ ン ド の 王 の 灌 頂 水 と な り 、 沐 浴 し た 水 は 不 死 の 薬 と な ろ う 」 と い っ て 月 の 世 界 へ 帰 っ た 。 ブ ラ フ マ ン の 信 者 た ち は デ ィ ッ タ マ ン ガ リ カ ー を 翌 目 、 黄 金 の 輿 に 乗 せ て 町 へ い っ た 。 人 び と は さ ま ざ ま な 供 養 を 献 げ た 。 す ば ら し い 阿 屋 ( ヨ 印 巳 螢 冨 ) を 作 っ て 彼 女 を 住 ま わ せ た 。 こ こ で 、 子 が 生 ま れ た 。 マ ン ダ ヴ ィ ヤ ク マ ー ラ ( ζ o 彊 曾 く 鴇ざ
ヨ 騨 p ) と 名 づ け た 。 生 ま れ て 七 、 八 歳 に し て 、 全 イ ソ ド の 最 も す ぐ れ た バ ラ モ ン た ち は 三 ヴ ェ ー ダ を 教 え た 。 十 六 歳 に な っ て か ら は バ ラ モ ン た ち に 多 く の 布 施 を し た が 、 み ず か ら も 贅 沢 を 極 め 、 布 施 を も と め た 。 賢 者 は ヒ マ ラ ヤ の 聖 仙 の 住 居 に い た が 、 わ が 子 が 正 し く な い 道 を す す ん で い る こ と を 知 り 、 改 悛 さ せ て 正 し い 布 施 を 教 え よ う と 、 空 中 よ リ マ ン ダ ヴ ィ ヤ の い る 布 施 所 へ 降 り た 。 、 マ ン ダ ヴ ィ ヤ と の 一 問 一 答 。 こ ん な き た い 夜 叉 ( 巻葬
訂 ) に 似 た 出 家 は ど こ か ら 来 た か 、 と 。 わ れ の 如 き 生 ま れ の 者 に 、 そ な た は 布 施 を し な い が 、 さ ま ざ ま な 者 に 布 施 せ よ 、 … 。 菩 薩 は 二 偈 を 繰 り 返 す 。 マ ン ダ ヴ ィ ヤ は チ ャ ン ダ ー ラ を 連 れ 出 し も せ ず 門 番 は ど こ へ い っ た か 、 暴 力 を 加 え よ 、 と 。 菩 薩 は 空 中 に 立 っ て 偈 を 唱 え 、 高 く 昇 っ て い っ て し ま っ た ゆ マ ン ダ ヴ ィ は 東 方 へ 歩 い て ゆ き 町 の 東 門 の 附 近 で 托 鉢 し た 。 と あ る 堂 の 癒 か で 食 物 を 食 べ た 。 町 の 守 護 神 た ち は 「 あ れ が わ れ わ れ の 大 神 ( 大 梵 天 ) を 悩 ま し た の だ 」 と い っ て 、 最 年 長 の 夜 叉 が 彼 の え り 首 を 掴 ん で よ じ っ た 。 − 他 の 神 が み も 他 の バ ラ モ ン た ち の え り 首 を 掴 ん で よ じ っ た 。 菩 薩 に 対 す る 遠 慮 か ら 、 殺 さ ず 苦 し め た だ け で あ る 。 人 び と の 知 ら せ で 、 デ ィ ッ タ マ ン ガ リ カ ー が 急 い で 来 て 、 わ が 子 の 異 状 な 姿 を み て 、 何 者 が こ ん な こ と を し た か 、 と 。 人 び と は こ こ へ 来 た 沙 門 で 、 み す ぼ ら し い 身 な り 、 ポ ロ を ま と い 、 糞 尿 の 山 に 住 む ピ シ ャ ー チ ャ ( 食 肉 鬼 ) の よ う に 首 の ま わ り に き た な い ポ ロ を 結 ん だ 者 が 、 こ の よ う に し た の だ、 と 。 彼 女 は 賢 者 が し た に ち が い な い か ら 、 わ が 子 の 罪 を つ ぐ な い 、 わ が 子 の 命 を 取 り 戻 そ う と 考 え 、 彼 を み つ け 、 ど う し て こ ん な ひ ど い こ と を し た か と 云 っ た 。 、 一43
一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報 第四十一輯 二 人 の 問 で 交 わ さ れ た 問 答 四 偈 が あ る 。 そ の う ち に 賢 者 が バ ラ モ ン 批 判 を す る 、 す な わ ち ℃ 島
8B8
< & 帥 ヨ 蝕 窪 自。 導 隣 雰 o ( 18 ) 蝉 菖 ぎ § け 蝉 隷 鼠 臥 & 冨8
螢 く 巴 曹 門 そ な た の 子 は 、 ヴ 鷁 ー ダ の 自 尊 に 酔 っ て ヴ ェ ; ダ を 学 ん で も 意 義 を 知 ら な い 。 L 菩 薩 は 彼 女 に 乞 わ れ て、 夜 叉 を 退 数 さ せ る 不 死 の 薬 を あ げ よ う と い う 。 彼 は ヒ マ ラ ヤ に 帰 っ た 。 彼 の 食 べ 残 し の 粥 を も っ て き て わ が 子 の 口 に 落 し こ ん だ 。 夜 叉 は 退 散 し た 。 マ ソ ダ ヴ ィ ヤ に 母 は 布 施 す べ き は バ ラ モ ン で な く 、 マ ! タ ン ガ 賢 者 の よ う な ひ と で あ る と い う 。 こ の 不 死 の 薬 で 、 他 の 一 万 六 千 の バ ラ モ ン た ち も 立 ち 上 っ 距 。 バ ラ モ ン 族 の 者 た ち は、 バ ラ モ ン た ち が チ ャ ン ダ … ラ の 食 べ 残 し を 飲 ん だ と い っ て 、 バ ラ モ ン の 資 格 を 奪 っ た 。 彼 等 は メ ッ ジ ャ ( 寓 ゆ 蠶 び β。 ) 鬮 冖 へ ゆ き 、 マ ン ダ ヴ ィ ヤ は そ こ に 留 ま っ た Q ヴ ェ ッ タ ヴ ァ テ ィ ー ( < o 冖 雷 毒 口 ) の 町 の 近 く の ヴ ェ ッ タ ヴ ァ テ ィ ー 河 岸 に ジ ャ 達 テ ィ マ ン タ ( 冒 昏 目 舞 欝 ) と い う 出 家 が い た 。 生 ま れ を 鼻 に か け 高 慢 だ っ た 。 菩 薩 は 高 慢 を く じ い て や ろ う と 、 そ こ へ や っ て 来 た 。 彼 の 近 く の 上 流 に 庵 を 結 ん だ 。 あ る 目 、 菩 薩 は 楊 子 を か み 、 こ れ ボ 彼 の 螺 髻 に つ く よ う に と 河 に 投 げ た 。 洗 い も の を し て い た 彼 の 螺 髻 に 楊 子 が つ い た 。 ど こ か ら 、 こ の 不 吉 な 黒 い 耳 を も つ も の ( 悪 魔 濱 宣 犀 巌 嘗 ) が や っ で 来 た か と 、 上 流 へ ゆ き 菩 薩 を み た 。 無 族 の 生 れ か と 尋 ね る 。 菩 薩 は チ ャ ン ダ ! ラ だ と い う 。 楊 子 を 設 げ こ ん だ の は お 前 か、 下 流 に 住 め と 。 下 流 に 住 ん だ 菩 薩 が 投 げ た 楊 子 は 河 を 潮 っ て 彼 の 螺 髻 に く っ つ い た 。 彼 は 激 怒 し た 。 菩 薩 は 何 と か し て 高 慢 を く じ こ う と し て 七 日 目 に 太 陽 が 昇 る の を 妨 げ た 。 人 び と は 困 っ て 苦 行 者 に 聞 く と 、 こ の 河 岸 に い る 一 人 の チ ャ ン ダ ー ラ の 仕 業 に ち が い な い と い っ た 。 菩 薩 の と こ ろ へ 来 た 人 び と に 、 わ た し が や っ た 。 罪 も な い わ た し を 呪 う ご 一 族 の 苦 行 者 が わ た し に ひ れ 伏 せ ば 昇 ら せ よ う と 。 人 び と は 彼 を つ れ て き て そ の と お り に し た が 、 菩 薩 は ま だ 太 陽 を 昇 ら せ な い 。 こ の ま ま だ と こ の 苦 行 者 の 頭 は 七 つ に 砕 け る だ ろ う と 人 び と が い っ た の で 、 菩 薩 は 粘 土 の か た ま り を 被 の 頭 上 に の せ 、 水 の 上 に 降 し て 立 た せ よ と い っ た 。 彼 が 立 つ や 太 陽 は 昇 っ た 。 そ の 光 で 粘 土 は 七 つ に 砕 け 苦 行 老 は 水 中 に 沈 ん だ 。 菩 薩 は 彼 を 改 悛 さ せ た 。 メ ッ ジ ャ 王 の と こ ろ に い る バ ラ モ ン た ち も 改 悛 さ せ よ う と 、 空 中 を 馳 け て 町 に 降 り 、 托 鉢 し た 。 バ ラ モ ン た ち は 彼 が 一 、 二 翼 留 っ て も 自 分 た ち の 立 つ 瀬 は な く な る と い っ て 王 に あ の 男 を 捕 え よ と い っ た Q 薺 薩 は 食 事 中 に 王 の 遣 わ し た 人 び と に 断 ら れ て 命 を 落 し た 。 そ し て 、 彼 は 死 後、 ブ ラ フ マ ン の 世 界 に 再 生 し た ( Q巉 O 評 倒 一 山 巴 P 犀 帥 叶 く 魁 】 WH 鼬 げ詈
一 〇 評 0 5 一 び ぴ 四 蝕 汁 一 ) °NII-Electronic Library Service こ の 物 語 は 菩 薩 が き た な い こ と を す る チ ャ ソ ダ ー ラ の 生 ま れ で 、 自 己 を 制 舞 す る 者 だ っ た と き の こ と で 、 ジ ャ 国 中 に 熱 灰 を 雨 降 ら せ て 、 こ の 国 を 地 上 か ら 抹 殺 し て し ま っ た 。 ( 結 び ) 仏 は ウ デ ー ナ 王 が 出 家 を 悩 ま す の は 前 の 生 涯 に も そ う だ っ た 。 そ の と き の マ ソ ポ ヴ ィ ヤ は ウ デ ー ナ 王 で、 わ ち チ ャ ン ダ ー ラ は わ れ で あ っ た 、 と 話 さ れ た 。 神 が み は 怒 り 、 メ ッ マ ー タ ン ガ 賢 者 す な
N工工一Electronlc Llbrary Servlce
旃陀羅の史的考察
e
(宮坂宥勝) 釈尊
が 養 の 生 涯 で菩
薩
で あ っ た と き 、 チ ャ ン ダ ー ラ 族毘
身
で 、 マ ー タ ソ ガ と 睡 ば れ た と い う の に は o租
曾
鼠 鑒 ヨ 甲 欝 静 αq 蝉 と い う 社会
通 念 が 認 め ら れ る 。 こ れ は か つ て の マ ー タ ソ ガ種
族
が 没 落 し て バ ラ モ ン 中 心 の 種 姓… 劉 度 に組
み こ ま れ 、 ア ウ ト カ ー ス ト に な っ た事
実
を 伝 え る 。 ( 19 ) チ ャ ン ダ ー ラ は み て も な ら ぬ と と も に 、 ま た そ の 所持
す る も の に す ら触
れ て も な ら ぬ も の で あ る 。 チ ャ ン ダ ー ラ と デ ィ ッ タ マ ソ ガ リ カ ’1
の 間 に生
ま れ た マ ン ダ ヴ ィ ヤ ク マ ー ラ は バ ラ モ ン と し て 登 場 す る が 、後
の 『 マ ヌ法
典 馳 ( 20 ) (ζ
⇔ 昌 ロー ω 琴慧
) で は 隸 属 民 (鈴
鎚 鐔 ) の 父 と バ ラ モ ソ の 母 と の 問 に 生 ま れ た 子 は チ ャ ン ダ ー ラ で あ る と 、 規 定 す る 。 ( 21 ) 『 大 荘 厳 論 経 』 に 刑 殺 さ れ た チ ャ ン ダ ー ラ の 六 人 兄弟
の 説 話 を 伝 え る 。 は な し ( 毘 ) 四 六 、旃
陀 羅 の 六 子 、仏
戒
を守
り て 遂 に 刑殺
さ る る縁
(梵
筴
断簡
、 一 四 一葉
V 。 一 罪 人 の 拠 刑 を あ る チ ャ ン ダ ー ラ が命
ぜ ら れ た 。 彼 は有
学 の優
婆
塞 で 見 諦道
を 得 た も の で あ っ た 。 あ え て 人 を 殺 さ な か っ た 。 刑 の 執 行 人 は 怒 っ て 、 「 お 前 は ど う し て 王 の 憲 法 に叛
こ う と す る の か 」 と 。 チ ャ ソ ダ ー ラ は答
え た 。 「 色 身 は 王 に 属 し チ ャ ン ダ ー ラ と な っ て い る が 、 聖 種 中 に 生 ま れ 法 身 と い う 。 ( し た が っ て ) 王 に 属 さ ず 王 の支
配 一45
一智 山学報第四十一輯 す る と こ ろ の 者 で は な い 」 と 。 こ こ ろ ま た 、 「
身
は 王 に 従 う も 意 は 帝 釈 天 の 教 え で も 従 わ な い 」 と い っ た 。 王 は 大 い に怒
り 、 王 命 に よ っ て 彼 を殺
し た 。 ま た 、 王 命 に よ っ て 兄 弟す
べ て 六 人 を 殺 し た 。 老 母 は 第 七 子 の助
命 を 王 に願
っ た 。 な ぜ か と い う と 、 「 六 人 の 子 は 見 諦 を得
、 仏 の真
子 で絶
対 に 悪 を な さ な か っ た か ら 、 わ た し は 刑 殺 を 畏 れ な か っ た 。 だ が 、第
七 子 は 凡 夫 で 、 す で に 余 命 も あ ま り な い の に 悪業
を な し た 。 だ か ら 、 助 け を求
め る 。臨
終 の 畏 れ か ら諸
悪
を な す で あ ろ う 。 凡 夫 は 死 に 臨 む と き 、 た だ現
身
の み を み て 後事
を み な い 。 よ く 後 世 の 報 い を み る の は 凡夫
の境
界
で は な い 」 と い う 趣 旨 の 偈 を 説 い た 。 王 は 、 「 ま だ 聞 い た こ と が な い 言葉
だ 。 チ ャ ソ ダ ー ラ の 口 か ら こ の よ う に 説 く と は 。 こ れ は チ ャ ン ダ ー ラ で は な い 。 チ ャ ン ダ ー ラ だ と い っ て も 苦 行 を 修 す る 者 は自
ら の 命 を惜
まず
、 戒 を 守 る こ と 財 を 守 る よ り も はげ
し い 」 と い ( 23 ) っ て 、次
の 偈 を 説 い た 。世
人 観 二種
族
一護
戒 為 二種
族
一 種 族 当 二滅
壊
圃彼
是 浄戒
者
作 業 実清
浄
二実
是旃
陀
羅 極 悪 殺一 一 賢 人 一 ( 趣 旨 不 ノ 観 二内
禁
戒 一 設 不 二 護 戒 一者
我 是旃
陀 羅 彼 生 二旃
陀 羅一我
雖 ノ 生 二 王 種一我
無 二悲
愍
心 踊我
実
旃
陀
羅
世 の 人 は チ ャ ン ダ ー ラ と い う 種族
を み て 、 内 な る 禁戒
を み な い 。 か く な る わ れ こ そ は チ ャ ン ダ ー ラ で 、 一 46 一NII-Electronic Library Service 旃陀 羅の史的考察 (→ (宮 坂宥勝) チ ャ ソ ダ ー ラ は
浄
戒者
で あ る 。 ) 再 び 王 は 従 老 を連
れ 刑殺
さ れ た 仏 教 徒 の チ ャ ン ダ ー ラ 達 の 塚 間 に 詣 で て そ の 屍 を 供 養 し た 。 ( 以 ) そ し て 、 次 の 偈 を 説 い た 。 此覆
二 善 功徳
一如
二 灰 而覆
フ 火 口 雖 γ 不 二 自 説 一作
業 巳 顕現
帝
釈
常
供 養如
〆 是 堅 行 者 不 γ惜
二 己 身 命 噌而
護
二 於戒
行 一 王 は 三度
、 群 臣 バ ラ モ ン 達 を連
れ て 塚 間 に 詣 で て チ ャ ン ダ ー ラ を讚
嘆 し た 。 「 こ の よ う な大
士 は チ ャ ン ダ ー ラ で あ っ て も 、 こ れ は 大 仙 人 ( 日跨
帥邑
) で あ る 」 と い っ て 、 死 屍 を 集 め て積
集
し て 涙 を 流 し た 。 そ し て 二度
も 偈 を 説 い て チ ャ ン ダ ー ラ 達 を 讃 え た 。 そ の とき
、 大 王 は 、 チ ャ ン ダ ー ラ の身
に 近 づ き 、 法 を敬
尚
す る が た め に 、 屍 を め ぐ る こ と 三 匝 、 長 脆 合掌
し て ま ( 25 ) た 偈 を 説 い た 。南
無帰
依
法 捨 二 於 短 促 命 凹 仮 設 入 二 火 林 一 終 無 7 有 二 是 処 一 此 人 持 二 仏語
一 臥 二 於 泥 血中
’ 此 屍 以 γ火
焚
善
能観
察
者 而 不 レ捨
二 於 法 一 見 諦 毀 二禁
戒 一 此 即 是 明 証終
無 7有
二 二志
一 以 レ護
二仏
戒 一 故 即変
為
二灰
土 一 一47
一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報第四十一輯 持 戒 善 法 名
同 二 於 世
界
尽 一 こ の 物 語 は 四 大 は 滅 ん で も 四 不 壊浄
( ー 三 宝 と 仏 制 の 戒 に対
し て 不壊
の浄
信
を 抱 く こ と ) は つ い に 滅 び る こ と が な い こ と を 説 い た も の で あ る Q ( % ) チ ャ ン ダ ー ラ も 等 し く 出家
す る こ と が 出 来 る 説 話 が 『 大 荘厳
論
経 』 に み え る 。 ( 四 ) 五 七 、 一 〔 貧 人 〕 南 無 仏 と称
し て 救 抜 せ ら る る縁
( 梵 筴 断簡
、 一 七 九 、 一 八 一 葉 )あ
る 一 人 の 者 が 発 心 出 家 を 志 ざ し て 仏 の と こ ろ へ い っ た が 不在
な の で 、 舎 利 弗 に 会 う 。舎
利 弗 は 過 去 世 か ら の善
根 を み た が 、 い か な る も の も な い の で 、 「 わ た し は あ な た を 度 さ な い 」 と い う 。彼
は 他 の 比 丘 の と こ ろ へ や き 、 事情
を 話 す と 、 舎利
弗 が そ う い っ た の だ か ら 、 ど う し て我
々 も 得 度 す る こ と が 出 来 る か 、 と 。 ま た 他 の 比 丘達
の と こ ろ へ い っ て頼
ん だ が、 同 じ よ う に 断 わ れ た 。 彼 は 、 僧 坊 の 門 前 で 泣 き 悲 し ん で い っ た 。 「 わ た し は 何 の 薄 福 あ っ て か 、 わ た し を度
す 者 が い な い の か 。 四 種 姓 の う ち 、 皆 出 家 す る こ と が 出 来 る の に 、 わ た し は ど の よ う な 悪 を つ く っ て 独 り度
せ ら れ な い の だ ろ う か 。 わ た し は 度 ぜ ら れ な け れ ぽ 必ず
死 の う 。 」 ( 28 ) と い っ て、 次 の 偈 を 説 い た 。猶
如
二 清浄
水 一 一 切 悉 得 レ 飲 乃 至 旃 陀 羅各
皆得
二 出家
一如
ノ 此 仏 法 中而 不 γ 容 二 受 我 一 我 是 不 二 調 順 一 当 下 用 二 是 活 一 為 上 こ の と ぎ 、 世 尊 は 慈 悲 心 を も っ て 、 こ の 者 を 教 化 し よ う と さ れ る こ と 、
あ
た か も 母 が 子 を愛
す る よ う に 、 金 山 のNII-Electronic Library Service 旃 陀羅の史的考察(→ (宮坂宥勝) ( 29 )
光
が 日 を 映蔽
す る よ う に し て 、 僧坊
の 門 に 来 て 、 偈 を 説 い た 。 一 切種
智
身
大悲
以 為 レ 体 仏 於 二 三 界 中 一覓 二 諸
受
化ナ
猶
如 二 牛 求 P 犢愛 念 無 二
休
息 一 世尊
は 彼 の 頭 を摩
で て 慰 め、 過 去 世 に お い て 、 一 人 の貧
人
が 阿 練 若 処 に 入 っ て薪
柴
を と っ て い た と こ ろ を 虎 に襲
わ れ 、 怖 畏 か ら 、南
無
仏
と称
え た こ と が あ っ た こ と を 説 い て 聞 か せ 、 こ れ を も っ て解
脱 の 因 と す る と い っ て 、 至 心 に 仏 に 帰 依 す れ ば 必 ず 解 脱 を 得 る で あ ろ う と 釈尊
は 偈 で 示 し て 、 彼 を 出 家 さ せ た 。 そ し て 、 そ の 比 丘 は つ い に 阿 羅 漢 果 を 得 た の であ
っ た 。 『 出 曜 経 』華
品 第 十 九 に 『 法 句 経 』 華 香 品 に あ る 「 生 死 に も然
る あ り 、 凡 夫 の 処 の 辺 に 、 慧 者 出 ず る を 楽 し む を 、 仏 弟 子 と 為 す 」 と い う 一 偈 に ま つ わ る あ る チ ャ ン ダ ー ラ の 説 話 が あ り 、 「 ( 一〇
)如
来 、 旃陀
羅
児 客 の 糞 を除
く者
を ( 30 ) 度 す縁
」 が 主 題 で あ る 。 仏 が舎
衛 国 祗 園 に在
し た とき
の こ と 。 世尊
は 天 眼 で み る と 、 舎衛
城
内
に チ ャ ン ダ ー ラ で 、客
の 糞 を 除 い て 自 活 す る 者 が い た 。 世尊
は 托 鉢 に ゆ き 、 彼 の家
に や っ て 来 た 。 遙 か 世 尊 を み た彼
は 恥 ら い 、 他 の 街 へ い っ た 。 世尊
は す ぼ や く そ こ へ い っ て 、彼
を 迎 え た 。彼
は身
分 を 明 か し 、 お 会 い 出 来 な い と い う 。 そ し て 、 世尊
を 避 け て 沢 地 に い っ た 。縄
が 切 れ 瓶 が 破 れ て糞
尿
で き よ ら か な 土 地 を 汚 し た 。 地 主 の 怒 り を 怖 れ て 走 り 去 ろ う と し た 。 一49
一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報第四十一輯 世
尊
は 彼 を 呼 ん で 、 わ た し は あ な た の た め に来
た の に 、 ま た 何 処 へ ゆ こ う と す る の か 、 と 。 わ た し の よ う な も の に 、 世 尊 は ど う し て 慈愍
を も っ て お話
し な さ ろ う と す る の か 、 と 。 そ し て 、彼
は 世尊
に い っ た 。 「 世尊
よ 。 地 獄 餓 鬼 畜 生 と て も 道 を 修 め る こ と が 出来
る の で す か 。 」 世尊
は答
え た 。 「永
世 以 来 、 わ た し が 無数
の 行 を 修 め 、 仏 道 を 成 ぜ ん と 願 う の は 、 他 な ら ぬ 罪 苦 の 人 の た め で あ る 。 」 そ こ で 、神
力 を も っ て 彼 の 手 を 取 り 、 虚空
に 上 昇 し た 。 そ し て 、恒
河 で 沐 浴 さ せ 、 祗 園 に 来 て 、 も ろ も ろ の 比 丘 に い っ た 。 「 こ の 人 を度
し て 沙 門 と せ よ 。 」彼
は 比 丘 に な り精
進 の 結 果、 旬 日 な ら ず し て 須 陀 疸 果 ・斯
陀 含 果 ・ 阿 那 含 果 ・ 阿 羅 漢 果 を得
、 六 通 に精
通 、涌
出 自 在 に な っ た 。 と き に 、波
斯 匿 王 は 仏 が チ ャ ン ダ ー ラ に し て 客 の 除 糞 者 を 度 し た と聞
い た 。 我等
は ど う し て彼
に 屈 服 し て礼
敬 す る こ と が 出来
よ う か 、 如来
を 責 め て や ろ う 、 と考
え た 。 や っ て き た 王 は 、 一 比 丘 が 大方
石 に 坐 し 、衲
故
衣 を ま と い 、 五 百 の浄
居
天 に 囲 ま れ 、諸
天 が礼
し て い る の を み た 。 王 は 、 彼 に 外 よ り 仏 を 見奉
ろ う と 云 っ た 。 比 丘 は 石 中 に 没 入 し如
来 の精
舎
に 出現
し て 、如
来
に 告 げ た 。如
来 は 比 丘 に 地 中 に 入 り 、 か の 石 よ り 出 て 王 に 承 知 し た 旨伝
え よ と い っ た の で 、彼
は そ の と お り に し て伝
え た 。 王 は、 「 今 こ こ へ来
た の は 、 除 糞 者 に つ い て 尋 ね よ う と し て い る の だ が 、 そ れ は と も あ れ 、 こ の 比 丘 は ど う し て 剛 硬 な 石 を 涌 没 自在
で あ る か 、 ま た こ の 比 丘 は 誰 か 、 尋 ね た い 」 と 思 っ た 。 王 は 身 の飾
り を 除 い て 仏 の 所 に 至 り 、 顔 面 礼 足 し て 一 方 に 坐 し 、 退 坐 し て 仏 に 申 し あげ
た 。 一 50 一NII-Electronic Library Service 旃陀羅の史 的考察
e
(宮坂 宥勝) 「 さ き の 比 丘 は何
と いう
か 。神
力 あ っ て 石 中 に 往反
し て 自 由 だ が … 」 と 。仏
は答
え た 。 「彼
は 客 の 除糞
者 であ
る 。 神 力 が あ る の は ご ら ん の と お り で あ る 」 と 。 そ し て 、 二 偈 を 説 い た 。 ( 31 ) 「猶
如
穢
汚 悪 地 田 溝深
坑 中 生 二 香 潔 蓮華
鱒 示 何 大 王有
目 之 士 。当
取
二 此華
一 不 乎 。 」 王 は 仏 に申
し あげ
た 。 ( 23 ) 「華
極 香潔
当 レ 取 二 荘飾
殉 穢 汚 当 レ 観 レ如
二 母 胎 中 殉 生 二 功 徳 華こ
そ し て 、 王 は 仏 に申
し あ げ た 。 「今
後
、 終 身 、 こ の 比 丘 を請
じ 供養
し て 四 事 を 欠 く こ と が な い で あ ろ う 」 と 。 だ か ら 、 ( 『 法 句 経 』 に ) 「慧
者 は楽
し ん で 出 で て 、 仏 弟 子 と な る 」 と 説 か れ る 。 ( こ れ は す な わ ち 、 チ ャ ン ダ ー ラ の 出 家 に つ い て 説 か れ た釈
尊
の 偈 頌 だ と い う の であ
る 。 ) チ ャ ン ダ ー ラ に し て ブ ラ フ マ ー ( 梵 天 ) の 世 界 に 生 ま れ た 物語
は 、 仏 教 で 類 型 化 さ れ て い る ( 前 出 、 竃 馨践
σq宙
肆
薗 な ど ) 。 ま た ω 昌 ゜置
卜。Z
⇔ 冒 oo 鋤 く 器 巴 o ゲ9
一 い 昌 鋤 甘 o 畠 ゲ o ユ 耳 9ー ゲ ヨ碧
ρ 犀 ⇔ 巨 筥 凶鼠
く 鬱 巴 o げ o ユ ”訂
目 目 鬯 鼠 ゲ o ユ冨
包 口 巨 ⇔ “ o ( 芻 )鼻
と パ ラ レ ル な 文 言 が 『 ヴ ァ ジ ュ ラ ス ー チ ー 』 ( < 鋤 胃 霧 口 。 凶 》 漢訳
『 金 剛針
論 』 ) に 認 め ら れ る 。 ま ず 生 ま れ (苒
マ
冒 oo91 ) に ょ っ て バ ラ モ ン と な る の で は な い 。 〈 詠螽
巳
鉾 山 ぢ80
鋤且
鱒
く 笛 。・ 陣 喞昏
p。 ぢ 。 巴 く p・霞
く 器 圃\
匿
酔 。 脇 彊訂
轡
日 帥 君8
彎 倒 一 〇厨
鼠 鼠 o 。 β。冨
浮
目曽
喜
丶 同 O丶
( 34 ) 舞且
ω 日葺
鷲
鋤 目9
塩
昌 日 薗 昌嵐
ヨ蹄
Φ 智昏
鼠 く巴
耳
曁
日 pぢ
冨
げ冨
苺
菖 一51
一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報第四十一
輯
チ ャ ン ダ ー ラ と バ ラ モ ン と を 区 劉 す る の は 生 ま れ で は な く 、 徳 行 (讐
弓 鎚 ) に よ る 。 弥 鐸 犀 同 OO 似 唱 団 鐸 犀 什 ⇔ 儔 昌 満 一 91 仲 貯 住 拡 矯 餌 伶 Φ 持 倒 く P ユ σq 二 彊 缶 昼 犀 鉱 団 倒 眉 Q 押 餌 同 9 犀 魯 ゲ\
( お ) O 卑 弓 仙 巴 O . 冨 5 一 ♂ 葺 霧 樟 げ ⇔ ω 鐙 膏 α O く 酬 げ 同 91 ぽB
帥 輯 餌 召 く 冠 β ザ \− 日 oo へ 丶 四種
姓 も 種姓
の 合 成 語 ( 器 彎 瀏 節 ) と し て 作 ら れ た も の に す ぎ な い 。 : : : 犀 O 〈 29 討 彊 く 薗 目 届 oo ロ ヨ 倒 ω 潜 冒 鋤 # 斡 ぢ 犀 目 ぞ 餌 け O \ ( 総 ) ぴ 『 O ず 日 轡 犀 噸 O 霞 P 〈 暮 邵 口 鮎 噌 似 一 ユ ハ 丶 チ ャ ン ダ ー ラ と バ ラ モ ン と を 区 甥 す る も の は 苦行
( $欝
゜・ ) であ
っ て 生 ま れ が 源 困 で は な い 。 O 倒 心 仙 巴 固 ¢q 肆 門 げ げ 鋤 o目 鋤 日 げ ゴ ⇔ け O < 嵐 く 鋤 ヨ 搾 婦 O ヨ 彎 ぴ 91 廿 P 藁 彊一 ケ\
( 留 ) → 鱒 娼 P ω 斷 げ 通 捌 ゴ 舅 鋤 昌 O 一 倒 → 勁 u。 薛 薗 o自 § 且 冨 叶 罵 曽 犀 節 同 ⇔ ⇔ 餌 ヨ 丶 boO \写 う 戒行
(塗
鋤 ) が 勝 鬮 で 、 族姓
( 貯 麭 鶴 ) が 勝 因 で な く 、 チ ャ ソ ダ : ラ に 生 ま れ て 戒行
に よ っ て 天 界 に 趣 い た と い う 次 の文
言 は 前掲
象
゜ H も。 ゆ と 対 応 す る 。 珍 討 彊 娼 円 卑き
倒 P ⇔ 彊 昌 ρ 犀 自 ド ぢ ℃ 臆 節 山 げ 鋤 昌 四 輯 犀 三 倡 犀 一 ぢ い 昌 〈 ぞ m ユ 詳 ロ 帥\
( 38 ) ぴ鋳
帥 く O 質 拶 腫 倒 雛 圃 O 鋤 閃 鐸 覯 ℃ 触 伽 勸駐 簿 撞 蘭 ザ 輪ゆ く 鋤 吋 αq 鶯 普 αq 儚 陣 餅 ゲ 弥 昌餮
儒 ℃ け 穐 βゆ酵
蜘 鴎 巴 脚 丶 qoO丶
種姓
、 生 ま れ に よ ら ず 、行
為
( 犀 ユ轟
) に よ っ て バ ラ モ ソ と な る 。 チ ャ ン ダ ー ラ と い え ど も善
行 に 住 す る者
(頑
酔 鐙 甲 静 帥 ) は バ ラ モ ソ で あ る 。 員 鱒 犀 9 器 簿 ゆ 昌 拶 い 側 齢 矯 蝉 《 蘭 閃 ユ 鴇 鋤 げ 聞 騨 げ 附曁
ヨ ゆ 鄭 O ぴ ゲ 帥 く 酔\
( 詛 ) O 口 彊 “ 肥 O ゼ 坤 ず 冲 く 咽 茸 餌 鴇 ゲ O ぴ 同 91 『 R 昌 ⇔ 彊 ゆ ゲ o腔 簿 団 ロ 畠 ぽ 缸 哺 7 騨 騨丶
心 O丶
な お ま た 、 隸 属民
か バ ラ モ ン か と い う の は社
会
的 な 階級
差 罰 で は な く 、 戒 行 (珍
四 ) を そ な え 徳 を 有 す る か ど う か .NII-Electronic Library Service の 相 違 の み に あ る 。 盆 締 o . 豆
詮
器 四 目冨
馨
o σq岩
帥蟲
昌 耳聾
日岩
o窪
碧
舞\
( ) 訂讐
日鵞
o ず 圃醇
帯咢
冒魯
砺巳
鼠 け 胃 馨慥
奉
δ
げ冨
く o 什 丶島
/
チ ャ ソ ダ ー ラ と い わ れ て も 戒行
を そ な え た者
は チ ャ ン ダ ー ラ で は な い と い う 仏 教 の 人間
観
は す で に み た 『 大 荘 厳経
論 』 の 説 話 に も 認 め ら れ 、 こ れ は 釈尊
の 初 期仏
教 以来
、 階 級 社 会 を 否 認 す る ひ と つ の根
拠
と な る も の で あ る 。N工工一Electronlc Llbrary Servlce
旃 陀羅の史的考察
e
(宮坂宥勝) 前 五 、 六 世紀
こ ろ 、 ガ ン ジ ス 河 中 流 域 地 方 に多
く の 国 家 が 出 現 し 、 階 級分
化 が い っ そう
激 化 し 、 固定
し た 階 級 社会
の 時代
に 移行
し た 。 そ し て 、 四種
姓 と い う 階級
組 織 に 組 み 込 ま れ な い 者 は 、階
級 外 の下
部
的存
在 と し て チ ャ ン ダ ー ラ と よ ば れ た 。 そ れ は 種 族 社会
の 没 落 、 崩 壊 と 無 関係
で は あ り 得 な か っ た 。 残 存 種 族 の ひ と つ の 釈迦
族
出 身 の 釈 尊 が 真 向 う か ら階
級
社 会 を 否 定 し て 人 間 の尊
厳 と 平 等 と を 説 き つ づ け た の は、 実 に 国 家 と種
族 と が 併存
す
る 不 均 等 社会
で あ っ た が ゆ え に 他 な ら な い 。 釈 尊 は種
族 長 の 家系
に 生 ま れ た が 、 マ ウ リ ヤ 朝 以 後 に な る と 、 釈尊
1
ー ゴ ー タ マ ・ ブ ッ ダ の 神格
化 の 一 環 と し て 「 釈 迦 国 の 王 子 」 と い う潤
色 さ れ た 伝 承 が 作 り あ げ ら れ た の で あ る 。初
期 仏 教 の 人 間 観 の 根 底 に き び し い階
級
批 判 が あ る 歴 史 的 因 由 を 見 落 し て し ま っ た従
来
の 原 始 仏 教 学 は 、 釈 尊 仏 教 の真
実 を 不 明 確 な も の に し て し ま っ た と い わ な け れ ば な ら な い で あ ろ う 。本
稿
で は 砺 毳 ゜ 「賤
民 経 」 に お け る チ ャ ソ ダ ー ラ と い う存
在 の撥
無
を 主 軸 に 、 『 マ ー タ ン ガ ・ ジ ャ ー タ カ 』 『 大 荘 厳 経 論 』 『 出曜
経 』 『 金 剛 針 論 』 を 資 料 に 用 い て 仏 教 の チ ャ ン ダ ー ラ観
を 窺 っ て み た 。 そ の 他 の初
期 仏 教 の階
級 批 判 は ( 41 ) 別 の 拙 論 を 参 照 さ れ た い 。 な お 、 大 乗 仏教
よ り 密 教 に 至 る 時 代 の 仏教
に お け る チ ャ ン ダ ー ラ は 次 回 に発
表
す る 予 定 であ
る 。 一53
一智山学報第四十一輯 注 (
1
)さ
§ あ § 、 駄 × H 占 蕊 ゜ (2
) 『 リ グ ・ ヴ ェ ー ダ 』 の 新 し い 層 で あ る 第 十 巻 の な か の 「 原 人 賛 歌 」 ( 噂 自 覇 9・ 聊 鼻 冨 ) は 巨 人 解 体 神 話 の 一 節 で あ る が 、 四 種 姓 ( 四 階 級 ) が 生 ま れ に よ っ て 決 定 づ け ら れ る こ と が 説 か れ て い る 。 訂 咢 ヨ ロ自 き 、 。・ 冤 9。 ヨ 島 冨 目 倒 ゜。 同 ユ ぴ 曁 ロ H 豊 餌 昌 筈 貯 け 魯 \ 畔 q 冨 臣 窃 垢 鴇 α < m 拡 旨 ザ 燭 践 げ げ 愚 月 諭 時 。 彑 母 p 鼠 丶欝
− 篝 § × 占 o ( ℃8
冨 巳 弓 く o=
<も
゜ H °。 )° 人 口 に 膾 炙 さ れ た 偈 頌 で 、 仏 教 文 献 で も 階 級 批 判 の 場 合 に よ く 引 合 い に 引 用 さ れ る の で 、 漢 訳 仏 典 な ど に も 、 非 常 に し ば し 、 ぽ 見 出 さ れ る 。 が 、 た と え ば 『 金 剛 針 論 』 の 原 典 『 ヴ ァ ジ ュ ラ ス ー チ ー 』 (蕊
、 馥 § 画 ) で は 、 そ の ま ま の 形 で 引 用 す る 。 目 ロ写
p8 町 弾 日 月 。菅
o げ 倒ぎ
げξ
倒 月 富 ・ 民 葦 ・・ 冨 昏 餅 \ 口 H げξ
闘 ぢ く 巴 毋 9。 ザ 超 且 訓g
ケ 冨 き げ 鴇 ぢ い 巳 蕁 訂 o 話8
丶 ω 目 丶 階 級 を 意 味 す る く 匿 審 は 色 彩 と り わ け 皮 膚 の 色 を 意 味 し 、 そ の 色 の 区 別 が 階 級 を 決 定 づ け て い る と み ら れ た 。 た と え ば 、 『 ヴ ァ ジ ュ ラ ス ー チ カ ー ・ ウ パ ニ シ ャ ッ ド 』 に い う (ξ
§ 昔 ミ 養語
ミ ぎ ゜ b畠 O μ ) 。 訂 咢 目 眉 魯 珍 Φ 酔 帥 盖 呂 菩 犀 招帥 ユ 苫 冨 冢 m 奉 梧 。 く 巴 魯 魯 暦冨
く 母 ’5 菩 治 島 書 貫 噸 招 奉 巷 四 畧一 ゜ 同 一 の 父 祖 ( 11 原 人署
崖 ゜。 ⇔ ) か ら 生 ま れ た も の に ど う し て 四 種 姓 の 差 別 が あ り 得 よ う か と い う 疑 問 が 仏 教 側 か ら し ば し ば 投 げ か け ら れ て い る 。 こ れ は 、 さ き の 「 原 人 讃 歌 」 に 対 す る 批 判 で あ る 。 ・ … : 冨 姶 餌 ヨ ・。 。 ぎ 惹 巷p
畠 ・。 島 畠 言 円 く 臼 電 p ヨ 葺 \ 9 且 $ \ 惹 它 コ 宕 号 勉目
品 彊 臣 睾 m 月 畠 ε 署 母 65 《詈
\ 障 魯 冩 轟 。 達 画 〈 巴聾
帥 。 訂 ω 旨 ぢ ・。 帥 二 同 倒 ぢ 。 緯 珪 且 唱 三 同 理 冒 ロ 塁 m 二 \ ロ m8 け 。 脇 彊 盖 月 自。穿
& 。 . 。・ 二 \ 昌 皿 ぢ 年 弾 日 巷 。 ぜ 四 月 寄 卑 H ぞ 。 . 恩 ぢ 盖 臥 巻 . 饗 恒 い 巳 話 三 \ ぎ馨
践 \ 。 匿冨
醤 舞 く 毘 \ 。 奉 ぢ げ 品 ず ヨ 岩 鑑 剛 鼠 醤 冨 臣 潜 ぢ 6 鋤 ε 署 舞 電 。 ヨ \ (3
)さ
嚢−§
蕊
×=
¶ ρ い 噺 惑 冲魯
§譌
聴 ミ 貸 −逼
毳甲
g
( 4 ) チ ャ ソ ダ ー ラ 族 を マ ー タ ン ガ と よ ぶ の は マ ー タ ソ ガ 種 族 の 没 落 に よ る も の で 、 階 級 社 会 か ら 疎 外 さ れ た た め で あ る ( 後 出 注 (41
) 参 照 ) 。 チ ャ ン ダ ー ラ 族 で マ ー タ ン ガ と い わ れ た 仏 の 前 生 物 語 は 四 種 姓 の 平 等 を 基 調 と し 、 四 種 姓 に 平 等 に 施 与 す べ ぎ こ と が 説 か れ る 。黥
黛 § 骨 ミ 驫 唱 ぎ ぎ 蕁 勸 憲゜ お 蔭 − H お智
君 書 一 く° 署゜ ω 刈 山 O ρ智
器 ぎ く ° 唱゜ 目 ♪ b⊃ メ bδ 『 Q。 °NII-Electronic Library Service 旃陀羅の 史的考 察
e
(坂宮宥 勝) (5
) 仏 が 北 天 竺 で 教 化 し た 竜 王 ( 鼠 αQ 費 鋤 一 餌 ) の 名 は 、 チ ャ ン ダ ー ラ で あ っ た 。 『 阿 育 王 経 』 ( 大 正 . 五 〇 . 一 四 九 中 、 = 二 五 中 ) 。 仏 が 乾 陀 羅 国 (Oo
巳
濫 霽 ) で 真 陀 羅 ( 。 宕 心 盟 。 ) を 教 化 し た が 、 彼 は 竜 王 で あ る 。 『 阿 育 王 伝 』 ( 大 正、 五 〇 . 一 〇 二 中 ) 。 こ の 説 話 は ナ ー ガ が 非 ア リ ア ン 系 の 種 族 で 、 し た が っ て 、 チ ャ ン ダ ー ラ と 見 做 さ れ て い た 証 左 で あ る 。 ミミ
ミ ミ 亀 訟 隷 鬯 黛 自9H
°・ 藍 ロ や 幹 で は マ ー タ ン ガ は 最 後 の 独 覚 で 、 仏 の 生 誕 を 諸 天 が 告 げ る や 、 ヒ マ ラ ヤ の マ ハ ー パ パ ー タ ( 竃 口 げ9
巷 倒 冨 ) に い っ て 入 滅 し た と 伝 え る 。 な お 、蜜
勲 § 膏 9ー ミ < ° 謹 や忠
勲§
骨 ミ 亀 懃 ぎ 書 導 織 箸曹 這 Q。 占 ”さ
} 斜 q 亀 恥 ミ 一 ゜ 歹 ゜。 銀 参 照 。 (6
)O
彊ぎ
旨 評 旨 。 岩 富 自 目 豐 m , σ一q 品 氤 ゜ 『 陀 羅 尼 集 経 』 ( 大 正 、 一 入 ・ 七 九 九 上 ) 、 『 薬 師 如 来 観 行 儀 軌 法 』 ( 大 正 、 一 九 . 二 五 中 ) 。 な お、 『 菩 提 場 所 説 一 字 頂 輪 王 経 』 ( 大 正 、 一 九 ・ 一 二 一 上 ) 、 『 仏 頂 尊 勝 陀 羅 尼 念 誦 儀 軌 法 』 ( 大 正 、 一 九 . 三 六 四 ) で は 、 そ れ ぞ れ 無 能 勝 ( 〉 冨 鬥 譽 鼠 ) 大 明 、 無 能 勝 真 言 と し て 、 右 の 真 言 に 口 曽 日 呂 器 ヨ き 富 げ ロ 山象
習 日 を 冠 す る 。 薬 師 如 来 の 真 言 の 解 説 に つ い て は 拙 共 著 『 諸 真 言 と 陀 羅 尼 』 ( 本 派 刊 ) 六 ニ ー 六 四 頁 参 照 。 (7
) トヨ
拝
o喜
゜ 〆 目 ・。§
仙 餌喜
野
甼轟
・書
穿
餌蚕
菩
§
σ・譬
貸
b
謹
・§
§
ミぎ
ら 匙ミ
。 軌 、 馬b
.ぎ
・§
ぎ
} 爲 ・鷺
、 冫 門駐
筈
窺u
里8
σQ 。 訂 ヨ 甥゜ 零巳
お臣
・ 二 。巴
巴
。。p
, b。 ド窺
タFo
訂 歹 × ・ 二乙
ω 。 ・。 且 鑑 訂 [ け 目 ] 陣 四且
9
一 擘剛 鼠 ゜ 詈 岳 冨 毒一 ド 寄 \ 鼠 鼠g
[ ゜。 愚 呂 。 咽畳
訂轡
器冒
] 蠹 犀 甥 昌 冨 留 。7 丶 (ま
匹 u , b。 G。 )・ (8
) 守 ミ§
ミ 切ミ
§
馬§
§ . 歹 ω鼻
o岩
舞
冒 (論
ぎ き 。・ 氏 賃 巳 巴器
昌o
宕琶
。肉
舞
。. . )・ 田 話壽
韋
o
。喜
。 罪 ・ぎ
勹 餌 諏, ° 巴 鱒 甲 日 鼬巳
巴 〇三
言 ゜。 一 〇 貯 ら 霞 ↓ O 穹 円 剛・O
コ 署 o 譽 ゴ げ 『 口 く8
明 魯 ぴ oM 口 巳 冨 岸 o 貯 閏 苣 。 お 。 { 茜 ( 宅給
・ ω ・ 胡 ソ (9
) 拙 薯 『 イ ン ド 古 典 論 上 』 ( 筑 摩 書 房 刊 ) 三 九 − 五 七 頁 。 拙 論 に つ い て は 季 刊 『 仏 教 』 特 集 「 差 別 」 六 五 頁 参 照 。 ( 10 ) 前 掲 書 五 〇 ー 五 二 頁 。 ( 11 )b
帖 遣 画 §籍
毳 鼻 署゜ お 剛 に よ る と 、 マ ー タ ン ガ 種 族 の ト ゥ リ シ ャ ン ク ( → 誌 巴写
ロ 漢 訳 、 帝 勝 伽 ) 王 は 、 シ ャ ー ル ド ゥ ー ラ カ ル ナ ( も ω 鋤 時 山 q 一 聾 犀 餌 → 昌 ” ) 太 子 に ヴ ェ ー ダ 聖 典 を 教 え て 、 バ ラ モ ン ・ プ シ ュ カ ラ サ ー リ ン ( ℃ 口 鴇 o 霽 。。 四 吋 ぎ ) の 娘 プ ラ ク リ テ ィ ( ℃ 冨 ぼ ε を 嫁 に 迎 え た と こ ろ 種 姓 を 誇 る バ ラ モ ン に 中 傷 さ れ た の で 、 王 は 彼 に 四 種 姓 の 平 等 を 説 い た 。 ト ゥ リ シ ャ ン ク は 今 の 仏 で あ る 、 と 。 漢 訳 で は 『 舎 頭 諫 太 子 二 十 八 宿 経 』 ( 大 正 、 二 一 ・ 四 一 一 中 〜 下 ) 、 『 摩 登 伽 経 』 ( 大 正 、 一 二 . 四 〇 一 中 ) 、 『 摩 鄲 女 経 』 ( 大 正 、 一 四 ・ 八 九 五 上 ) 、 『 摩 登 女 解 形 中 六 年 経 ( 大 正、 一 四 ・ 八 九 五 下 ) 。 『 イ ソ ド 古 典 論 上 』 五 七 頁 な ど 参 照 。 『 ハ リ ヴ ァ ン シ ャ 』 な ど に つ い て は 、 < o 仲 富 言 ζ 恥 巳 い寄
、 斜 慧 昏 両 嵩 遷 ら N 愚 毳 職 旨 鴇Uo
ぎ ピ H ◎Q 餅 唱・ 『 O ・ (12
) 、鵠
゜蜜
゜ 冨゜ 器 〜 bっ 躯 ゜ 一 55 一 N工工一Electronlc Llbrary智山学報第四十一輯 (