幾何学序論1 K.Ichihara
小テスト 集合の対等と濃度
有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
幾何学序論1
市原一裕
2015
年6
月8
日(月)2
限幾何学序論1 K.Ichihara
小テスト 集合の対等と濃度
有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
小テスト
1. 次の空欄にあてはまる語句を答えなさい.
▶ f は【 】 ⇔ ∀y∈Y, ♯(f−1(y))≥1
▶ f は【 】 ⇔ ∀y∈Y, ♯(f−1(y)) = 1
▶ f は【 】 ⇔ ∀y∈Y, ♯(f−1(y))≤1
2. f (x) = − x
2+ 4x で定義される写像 f : R → R が全射でないことを示しな さい.
3. f (x) = √
x で定義される写像
f : { x ∈ R | x > 0 } → R が単射であるこ
とを示しなさい.
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小テスト 集合の対等と濃度
有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
有限集合とは
直感的な定義:含まれる元の個数が有限個の集合のこと.
つまり・・・
全ての元に(有限個の)番号が付けられる集合
⇒
その「番号」に対して,元たちと全単射がつくれる!定義
2.8.1【有限集合(finite set)】
集合
X
が有限集合であるとは,あるn ∈
Nに対して,全単射
f : { 1, 2, 3, · · · , n } → X
が存在すること.この
n
をX
に含まれる元の個数 といい,♯X
であらわす.注意
2.8.1
本当は先にNの定義をしないといけない...が,ここでは,
まず直感的にわかってもらうために,それは後回し.
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有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
要素の個数と全単射
定理
2.8.1
2つの有限集合
X
とY
に対して,1. 単射
f : X → Y
が存在する⇔ ♯X ≤ ♯Y
2. 全射f : X → Y
が存在する⇔ ♯X ≥ ♯Y
3. 全単射f : X → Y
が存在する⇔ ♯X = ♯Y
注意
2.8.2 (1)
の⇒
の対偶「
♯X > ♯Y ⇒
単射f : X → Y
が存在しない」は 鳩の巣原理 とよばれ有名(
1834
年,ディリクレ).幾何学序論1 K.Ichihara
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有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
集合の対等
定義
2.8.2【集合の対等(濃度が等しい)】
2つの集合
X
とY
が対等である(濃度が等しい)とは,全単射
f : X → Y
が存在すること.(X ∼ Y
とかく)注意
2.8.3
ここでは「集合の濃度」とはなにか,という定義は しない.あくまで「濃度が等しい」ことの定義だけ.
定理
2.8.2
2つの有限集合
X
とY
が対等である⇔ ♯X = ♯Y
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有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
全射・単射と合成写像
無限集合についても,集合が対等である(濃度が等しい)
ことの定義は,有限集合のときと同じ,
つまり全単射が存在することと定義しよう.
定義
2.7.1【無限集合(infinite set)】
集合
X
が無限集合であるとは,X
とは異なるX
の部分集合(つまり,X
の真部分集合)で,X
と対等な集合が存在すること.例
2.8.1
Nは無限集合.
注意
2.8.5
鳩の巣原理より,有限集合は無限集合ではない.
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有限集合とは 無限集合とは
可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
可算集合と非可算集合
定義
2.9.1【可算集合(countable set)】
集合
X
が可算集合であるとは,X
とNが対等である(つまり,全単射
X →
Nが存在する)こと.可算集合でない集合を非可算集合(
uncontable set
)という.例
2.9.1
Rは非可算集合(証明は対角線論法による)
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可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
濃度の大小
定義
2.10.1【濃度の大小】
集合
X
とY
に対して,単射f : X → Y
が存在するとき,Y
の濃度はX
の濃度以上であるといい,♯X ≤ ♯Y
とかく.定理
2.10.2
集合
X
とY
に対して,♯X ≤ ♯Y
かつ♯Y ≤ ♯X
のとき,X
とY
は対等である,つまり,濃度は等しい(つまり,全単射
f : X → Y
が存在する)この定理は次の定理からわかる.
定理
2.10.2,ベルンシュタインの定理(1897)
2つの集合
X
とY
に対して,2つの単射
f : X → Y
とg : Y → X
が存在するとき,実は,全単射
h : X → Y
が存在する.幾何学序論1 K.Ichihara
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可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
冪集合の濃度
次の定理によって,いくらでも濃度の大きな無限集合が存 在することがわかる.
定理
2.7.1
任意の集合
X
に対して,♯X ≤ ♯2
X である.幾何学序論1 K.Ichihara
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可算集合と非可算 集合
濃度の比較
冪集合の濃度
練習問題
練習問題
練習問題
2.10.1
整数の集合Zが無限集合であることを示しなさい.
練習問題
2.10.2
整数の集合Zが可算集合であることを示しなさい.
練習問題