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Academic year: 2021

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平成21年度後期 「自主課題研究」 概要

平成 平成 平成

平成 21 年度 年度 年度 年度後期 後期 後期 後期 「 「 「 「自主課題研究 自主課題研究 自主課題研究 自主課題研究」 」 」 」 概要 概要 概要 概要

研究テーマ「背景差分法を用いた動画像中のちらつき低減」

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051

松田 薫

1. 研究課題及び目的

ある一定の背景画像と動画像の各フレームでの差分を とることで動体を抽出する。これにより動体以外の画素 では背景画像の画素を用い、動体部分は動画像の画素を 用いることで雑音による画素値変化を低減させる。これ により視覚的な不快感を低減するだけでなく、動画像の 圧縮の際に圧縮率を向上できる。

2. 動画像のちらつき低減処理

今回はグレースケール(階調数256)を対象とし、固定カ メラに対する処理に限定して処理を行った。

雑音の付加

原画像に Box-Muller法を用いてガウス性雑音を発生 させた。今回は平均0、標準偏差8とした雑音を加えた。

この時の生成された雑音画像のSN比は30[dB]となる。

背景画像の生成

以下の図1のように各画素を連続的に見て、画素値変 化が一定変化の時に背景を更新するようにする。

1

これにより背景が変化した部分(動体が静止するなど)

では背景が更新され、雑音による小さい画素値変化の画 素部分では変化が起きないような背景画像を自動更新す ることが出来る。また、閾値の組合せを変えて試した結 果以下のように各閾値を決定した。

差分閾値(赤) :15 ノイズによる差分許容値(緑):15 更新間隔(紫) :20

差分画像の生成、精度向上

②で生成した差分画像とノイズ画像の同フレームでの 差分値を取り、その値がある閾値(今回は効果が一番大 きかった閾値で28とした)を超えた場合、その画素を白、

それ以外を黒とした2値マスク画像を生成する。しかし、

これでは背景部分でも白い部分が大きく残ってしまうの で連続したフレームで黒→白→黒と一瞬の変化が起きる 場所は雑音によるものと判断して黒に変える。これによ りマスク画像の精度を向上させる。

雑音の除去

③で作成したマスク画像の白画素をノイズ画像の画素 値を用い、黒画素を背景画像の画素値を用いて、ちらつ き低減された画像を出力する。

3. 評価

2.で作成した動画像を以下の方法で評価する。

原画像とちらつき低減を行った画像それぞれの2値画 像(画素値変化が8以上を白とする)を作成し、原画像 2値画像が黒でちらつき低減画像の2値画像が白の画 素(つまりちらつき低減が行えなかった画素)の画素数 を全フレームに対して取り、1 フレームあたりの平均ち らつき画素数の割合を計算する。

以上のとき、ノイズ画像と原画像を比較した場合は 1 フレーム当たり 95.5%ちらつきが発生していたが、ちら つき低減を行った時は 1.12%まで改善することが出来た。

4. 考察

当初の目的であるちらつき低減を十分に行うことでき た。しかし、背景部分では画素値変化が無いため、背景 に動体を埋め込んだような不自然なものになった。

参照

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