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情報セキュリティ 第08回

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Academic year: 2021

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(1)

情報セキュリティ 第08回

大久保誠也 静岡県立大学経営情報学部

2/53

はじめに

はじめに

鍵配送問題

認証局

 HTTPS

演習

3/53

復習と鍵配送問題

4/53

復習:

なりすまし防止のアイディア

平文

フィンガー プリント

Aliceの Aliceの

Bob

Alice

ハッシュ値 を計算

フィンガー プリント 公暗

秘密鍵で 暗号化

公開鍵を 事前に渡しておく

送信

送信

平文

フィンガー プリント

公暗

送信

送信

フィンガー

プリント復号する フィンガー

プリント

ハッシュ値を計算

⑦ 比較して同じなら

Alice

からの メールだ!

Aliceからの メールか 検証しよう……

5/53

復習:

ハイブリッド暗号 (1)

秘密鍵暗号は、事前に秘密鍵を受け渡ししておく必 要がある。

どうやって、鍵を受け渡しておくのか?

公開鍵暗号は、処理が重い。

どうやって、大量の平文を通信するのか?

秘密鍵暗号と公開鍵暗号を組み合わせて使う ハイブリッド暗号

1.

平文は秘密鍵暗号で暗号化する。

2.

秘密鍵暗号の秘密鍵(共通鍵)を公開鍵暗号で

暗号化する。 6/53

公開鍵暗号で 共通鍵を 暗号化

復習:

ハイブリッド暗号 (2)

平文

秘暗

送信

平文

秘暗

Bob

Alice

公暗 公暗

① Bobの公開鍵を 渡しておく

共通鍵を生成

秘密鍵暗号で 平文を暗号化

平文 平文

送信する

公開鍵暗号で 共通鍵を復号

秘密鍵 暗号で 復号 これは どうやって

やるの?

(2)

7/53

鍵配送問題とは

暗号化には、必ず「鍵」が必要。

秘密鍵暗号にしろ、公開鍵暗号にしろ、どちらにしても 何らかの「鍵」を相手に渡す必要がある!

秘密鍵は

→ 盗聴されたら問題。なりすまされても問題。

公開鍵は

→ 盗聴は大丈夫。なりすまされたら問題。

どうやったら安全に鍵を受け渡せるのか。

それが鍵配送問題。

8/53

今からの説明の流れ

鍵配送を扱う次の話では、 『認証局』が重要な役割を 果たします。

『認証局』の役割を理解するために、先に幾つかの例 を説明します。

次のスライドから、「認証する・判子を押す」という例え が出てきます。

これらは前回までにやった認証方式等で実現されて います。

図では、次のように表現することとします。

9/53

鍵の受け渡し方 その 1 素直な方法

10/53

アイデア

通信でやり取りすると問題が出るなら、直に会って 鍵を受け渡そう!

一度受け渡しておけば、次からはこの鍵を利用して 通信すればよい。

Bob Alice

直にあって受け渡す

11/53

Alice

アイデアの実施手順 (1)

Bob

12/53

Alice

アイデアの実施手順 (2)

Bob

直に会って、事前に貰っておく

(3)

13/53 ID

PASSWD

Alice

あsdふぁsd Jlkjぇwkf

ID PASSWD

あsdふぁsd Jlkjぇwkf

アイデアの実施手順 (3)

Bob

直に会って、事前に貰っておく

ハイブリッド暗号で通信する

14/53

色んな人と通 信したいなぁ

通信する人が大人数の場合

Alice

なんか、

大変だ

...

会う

会う 会う

会う

会う 会う

15/53

実現できたことと問題点

直に会えば、鍵の受け渡しは安全にできる!

一回会えば、次からはその鍵で暗号か通信。

でも、実用には多くの問題が

相手が沢山居るとき、その人たち全員に会うのは 手間。

相手が地球の裏側にいたら、裏側まで会いに行く の?

16/53

鍵の受け渡し方 その 2 認証局を利用する方法 1

17/53

アイデア

皆がすごく信用できるTrentが登場。

皆の公開鍵を、あらかじめTrentに預けておこう!

通信したくなったら、

Trentから公開鍵を貰おう。

その公開鍵が正しいかは、

Trent

の判子が押してあ るかで判断しよう!

Bob Alice

Bob

Aliceの

Alice

Bobの

Bobの鍵が

欲しいなぁ

18/53

判子の押し方と検証方法

「判子を押す」という例えは、実際には「なりすまし防 止」と同様にして実現する。

Bob

Bobの

Bob

「判子を押す」動作は

「ハッシュ値を計算し、

Trentの

秘密鍵で暗号化する」に相当

「判子を検証する」動作は

「Trentの公開鍵で復号して ハッシュ値を確かめる」に相当

(4)

19/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (1)

20/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (2)

事前に預けておく

21/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (3)

事前に預けておく

判子を押す

22/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (4)

事前に預けておく

判子を押す

要求された ら渡す

23/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (5)

事前に預けておく

判子を押す

要求された ら渡す

判子を検証する

24/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (6)

事前に預けておく

判子を押す

要求された ら渡す

判子を検証する

ハイブリッド暗号で通信する

(5)

25/53

通信する人が大人数の場合

なんか、自分だけ、

すごく忙しく ない?

渡す

渡す

渡す

渡す

渡す

渡す

26/53

実現できたことと問題点

鍵を預けておいて、そこから貰う。

鍵の正当性は、判子があるか否かで判断。

事前にTrentから、判子を検証する鍵を貰っておけば、

後は全部通信で安全にやり取り。

でも、実用には多くの問題が

鍵の要求がすべてTrentに。

Trentが忙しすぎないか?

そもそも、Trentの信頼の根拠は何?

27/53

鍵の受け渡し方 その 3 認証局を利用する方法 2

28/53

アイデア

皆がすごく信用できるTrentが登場。

公開鍵に、あらかじめ

Trent

の判子を押して貰おう!

通信したくなったら、Bobから公開鍵を貰おう。

その公開鍵が正しいかは、

Trent

の判子が押してあ るかで判断しよう!

Bob

Alice

Bob

Bobの鍵が

欲しいなぁ

Bob

29/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (1)

30/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (2)

事前に渡す

(6)

31/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (3)

事前に渡す

判子を押し て返す

32/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (4) ①

事前に渡す

判子を押し て返す

要求があっ たら渡す

33/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (5) ①

事前に渡す

判子を押し て返す

要求があっ たら渡す

判子を検証 する

34/53

Alice

Bob Trent

アイデアの実施手順 (6) ①

事前に渡す

判子を押し て返す

要求があっ たら渡す

判子を検証 する

ハイブリッド暗号で通信する

35/53

実現できたことと問題点

皆が信用できるTrentに、判子を押して貰う。

鍵の正当性は、判子があるか否かで判断。

事前にTrentから、判子を検証する鍵を貰っておけば、

後は全部通信で安全にやり取り。

前の手法と違って、Trentは忙しくならない。

36/53

まだ残っている問題

事前に認証局(Trent)から、判子を検証する鍵を貰っ ておけば、後の通信は全部安全に。

Trentって、本当に信用できるのか?

「事前に貰っておく」って、どうやって実現するの

か? 会いに行くの?

技術ではなく、運用でカバー

(7)

37/53

HTTPS

38/53

HTTPS とは

 HTTPによる通信を安全にするために使用されている。

ネットショッピング等で、

IDやパスワード、クレジット

カード情報等、外部に漏れては問題がある情報をやり とりするときとかに使用される。

プロトコルとしては、HTTP over SSL/TLS。

認証局を利用した方式で、通信内容を暗号化できる。

39/53

ブラウザで見るhttps(1)

ユニバーサルパスポート(Web学生支援システム)は、

通信が暗号化されています。

大学のTOPページから、

Web学生支援システムにアク

セスしてみましょう。

40/53

ブラウザで見るhttps(2)

 httpsで通信している時、(いくつかの)ブラウザのURL

バーは次のようになります

Firefox Chrome

Palemoon Seamonkey

鍵のマークをクリック してみましょう

URLバーに出ない

ブラウザもある

41/53

ブラウザで見る https(3)

鍵のマークをクリックすると、詳細が見られます。

42/53

ブラウザで見る https(4)

(8)

43/53

ブラウザで見る https(5)

ここに出てくる、

『認証局』『発行者』

とは何でしょうか?

この部分が、

今日の話の 重要な点と なります

44/53

認証局 (1)

認証局は、この世の中に無数にあります。

すべての認証局の鍵を、あらかじめユーザーが持って おくというのは、現実的でない。

認証局は証明書(判子を押した鍵)を発行している。

Trent

Bobの

発行

Alice Bob

Trentの

Trentの公開鍵で

判子を検証

45/53

認証局(2)

認証局の鍵は信用できるのか?

[他の認証局に証明書を発行して貰う]ことで担保。

つまり、証明書は連鎖構造になっている。

連鎖の一番最初にある証明書が「ルート証明書」。

Trentの

判B

自分の鍵を 他の認証局に

認証して貰う

46/53

ルート証明書の表示(1)

この世の中では、多くの認証局が存在しています。

 Firefoxに組み込まれている認証局証明書を表示して

みよう。

1. ALTキーを押し、[ツール]→[オプション]をクリック。

[

ツール

]

[オプション]

47/53

ルート証明書の表示 (2)

2.

[詳細]

→[証明書]

→[証明書を表示]

をクリック。

3.

[認証局証明書]

をクリック。

[詳細]

[証明書]

[証明書を表示]

[認証局証明書]

48/53

HTTPS の認証局が 実現していること

認証局の発行している証明書は、確かに「その人(例 えばBob)」の鍵であることを証明している。

それにより、なりすまし防止や盗聴防止を実現。

では、「その人(例えばBob)」は本当に存在するの?

保証している証明書もあれば、保証していない証 明書もある。

きちんと審査してから発行している証明書もある。

最近では、審査の基準を設けたEV証明書がある。

その一方で、相手の確認をあまりせずに発行して しまう認証局も存在する。

(9)

49/53

再掲:

まだ残っていた問題

事前に認証局(Trent)から、判子を検証する鍵を貰っ ておけば、後の通信は全部安全に。

Trentって、本当に信用できるのか?

「事前に貰っておく」って、どうやって実現するの か? 会いに行くの?

技術ではなく、運用でカバー

50/53

我々は何を信用しているのか (1)

事前に認証局(例えばTrent)から、判子を検証する鍵 を貰っておけば、後の通信は全部安全に。

「事前に貰っておく」って、どうやって実現するの

か? 会いに行くの?

 OSやブラウザに、あらかじめ付いている。

OSやブラウザの制作元を信用している。

それらの入手経路を信用している。

51/53

事前に認証局(例えばTrent)から、判子を検証する鍵 を貰っておけば、後の通信は全部安全に。

認証局(例えばTrent)って、本当に信用できるの?

基本的に、信用するしかない。

「OSやブラウザについているなら大丈夫」。

認証局を信用している。

OSやブラウザの制作元を信用している。

我々は何を信用しているのか(2)

52/53

実際の認証局

認証局 信頼 で検索

 DigiNotar

で検索。TURKTRUST で検索。

オレオレ証明書 日記 で検索。

ルート。

証明書は

OS

とかに付属

どっかが 切れてたら

ダメ こいつが

信用できないなら ダメ

53/53

演習:

認証局

54/53

課題と課題の提出

他のサイトが、どの認証局を利用しているのかを10個 ほど調べて、提出して下さい。

 EV 証明書を使っているサイトを含めること。

EV証明書の場合、鍵マークをクリックしたときの表

示が通常と異なる表記になります。

ファイル名は学籍番号の末尾にjをつけたものとする。

グループ名は『R3_情報セキュリティ』です。

発行先が 出ている

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