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最適化HTTP パラメータ マップ の設定

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C H A P T E R

3

最適化

HTTP パラメータ マップ

の設定

この章では、Cisco 4700 Series Application Control Engine(ACE)アプライアンス 上で、関連付けられたアクション リストでの選択に基づいて、複数の最適化テ クノロジーを調整または制御する、パラメータの設定方法について説明します。 最適化 HTTP ポリシー マップで任意の最適化 HTTP パラメータ リストを指定す ると、アクション リストとパラメータ マップ間の関連を特定できます。最適化 HTTP アクション リストでは何を行うかを定義するのに対して、最適化 HTTP パ ラメータ マップではアクションの実行方法について、具体的な詳細を定義しま す。 この章の主な内容は、次のとおりです。 最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック スター ト 最適化 HTTP パラメータ マップの作成 AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定 ベース ファイルの匿名性レベルの指定 ベース ファイルのリベース制御 カノニカル URL 正規表現 スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ 凝縮型コンテンツ ページのデフォルト スクリプト言語の指定 デルタ最適化動作パラメータの指定

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ドキュメントからのメタ要素の削除 FlashConnect 限度の指定 FlashForwared のバイパス 無視する HTTP 応答コードの特定 画像最適化の設定 トランザクション ログ エントリのパラメータ サマリー値の設定 HTTP POST データの最大サイズの設定 サーバ ヘッダー ストリングの指定 非 HTML ファイルの URL マッピングを可能にする方法 UTF-8 文字表示の制御 XSLT の設定 次の作業

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック スタート

最適化

HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション

クイック

スタート

表 3-1 に、アプリケーション アクセラレーションおよび最適化パラメータ マッ プの設定に必要なステップの概要を示します。ステップごとに、CLI コマンドま たは作業に必要な手順の参照を示します。各機能および CLI コマンドに関連する 全オプションの詳細については、表3-1 の後ろの各セクションを参照してくださ い。 表3-1 最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック ス タート 作業およびコマンドの例 1. 複数のコンテキストで動作している場合は、CLI プロンプトで意図するコ ンテキストで動作しているかどうかを確認してください。必要に応じて、 正しいコンテキストに変更してください。 host1/Admin# changeto C1 host1/C1# この表では以後、特に指定しないかぎり、管理コンテキストを使用します。 コンテキスト作成の詳細については、『Cisco 4700 Series Application Control Engine Appliance Administration Guide』を参照してください。

2. グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 host1/Admin# config

host1/Admin(config)#

3. 最適化 HTTP パラメータ マップを作成します。

host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http OPTIMIZE_PARAM_MAP

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4. 必要に応じて、パラメータ マップでアプリケーション アクセラレーショ ンおよび最適化パラメータを設定します。入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# canonical-url $(1)/$http_query_param(category)

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache key-modifier http://www$(1)

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache parameter $http_query_param(version)

host1/Admin(config-parammap-optmz)# delta all-user

host1/Admin(config-parammap-optmz)# basefile anonymous-level 25 host1/Admin(config-parammap-optmz)# exit host1/Admin(config)# 5. レイヤ 7 HTTP 最適化ポリシー マップを作成して、既存のアクション リス トとパラメータ マップを関連付け、特定のアクションを設定します。詳細 については、第 4 章「HTTP 最適化に関する トラフィック ポリシーの設 定」を参照してください。

host/Admin(config)# policy-map type optimization http first-match L7OPTIMIZATION_POLICY

host/Admin(config-pmap-optmz)# class L7SLBCLASS host1/Admin(config-pmap-optmz-c)#

host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# action ACT_LIST1 parameter OPTIMIZE_PARAM_MAP

host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# exit

6. (任意)フラッシュ メモリに設定変更を保存します。 host1/Admin# copy running-config startup-config

3-1 最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック ス

タート(続き)

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 最適化 HTTP パラメータ マップの作成

最適化

HTTP パラメータ マップの作成

パラメータ マップを設定すると、ACE が実行するアプリケーション アクセラ レーションおよび最適化機能に伴う、最適化関連コマンドを指定できます。パラ メータ マップでは、対応するアクション リストで指定されたアクションを調整 または制御する機能をグループとしてまとめます。 設定したパラメータ マップは、ポリシー マップでアクション リストと関連付け ます。ポリシー マップでパラメータ マップとアクション リストを関連付ける詳 細については、第4 章「HTTP 最適化に関する トラフィック ポリシーの設定」を 参照してください。 特定のアプリケーション アクセラレーションおよび最適化機能を設定できるよ うに、最適化 HTTP パラメータ マップを作成するには、グローバル コンフィギュ レーション モードで parameter-map type optimization http コマンドを使用しま す。

このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 parameter-map type optimization http map_name

map_name 引数には、最大 64 の英数字で、引用符なしのテキスト ストリングと して、一意の名前を入力します。

最適化 HTTP パラメータ マップを作成する場合の入力例を示します。

host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http OPTIMIZE_PARAM_MAP

host1/Admin(config-parammap-optmz)#

コンフィギュレーションからパラメータ マップを削除する場合は、次のように

入力します。

host1/Admin(config)# no parameter-map type optimization http OPTIMIZE_PARAM_MAP

この章で説明するコマンドを 1 つまたは複数使用して、最適化 HTTP パラメータ

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AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定

オプションの Cisco AVS 3180A Management Station に備わっている、アプリケー

ション アクセラレーションおよび最適化のパフォーマンスを測定する AppScope

機能を制御するには、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モード

で appscope optimize-rate-percent コマンドを使用します。

オプションの Cisco AVS 3180A Management Station に、ACE が統計ログ情報を アップロードするように設定するには、最適化モードで appscope-log now コマン

ドを使用します(第5 章「グローバル最適化値の設定」を参照)。

(注) Cisco AVS 3180A Management Station 上で動作する AppScope の詳細については、 付録A「オプションの Cisco AVS 3180A Management Station によるレポート作成」 を参照してください。

このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

appscope optimize-rate-percent value passthru-rate-percent value キーワード、引数、およびオプションは、次のとおりです。 • value — アクセラレーション(最適化)適用時のパフォーマンスとして、サ ンプリングするすべての要求(またはセッション)のパーセンテージを指定 します。クラスに該当するすべての最適化が実行されます。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルトは 10% です。この値に passthru-rate-percent 値を加え た値が 100 を超えてはなりません。 • passthru-rate-percent value — 最適化を適用しない場合のパフォーマンスと して、サンプリングするすべての要求(またはセッション)のパーセンテー ジを指定します。クラスに対応する最適化は実行されません。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルトは 10% です。この値に optimize-rate-percent 値を加え た値が 100 を超えてはなりません。 AppScope にアクセラレーションを適用させ、最適化を適用させない場合のパ フォーマンスとしてサンプリングする、すべての要求(またはセッション)の パーセンテージを指定する入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# appscope optimize-rate-percent 50 passthru-rate-percent 50

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定

AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定

10% というデフォルトの AppScope パフォーマンス レート設定に戻す場合は、次 のように入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no appscope optimize-rate-percent 50 passthru-rate-percent 50

AppScope レポート用に要求をソートするストリングの定義

AppScope レポート用に要求をソートするストリングを定義するには、パラメー タ マップ最適化コンフィギュレーション モードで request-grouping-string コマ ンドを使用します。ストリングには、一連の URL を定義する URL の正規表現を 含めることができます。この場合、クエリー パラメータだけが異なる URL でも、 AppScope レポートでは別個の URL として扱われます。

通常、URL に基づいて編成される AppScope レポートでは、一致する URL で、 クエリー パラメータだけが異なる場合、同じ URL として扱われ、別々の行に記 載されることはありません。レポートのために、クエリー パラメータに基づい て URL のあらゆるバリエーションをそれぞれ別個の URL として扱うことを指 定するには、request-grouping-string コマンドを使用します。レポートにはバリ エーションごとに 1 行ずつ表示されるようになります。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 request-grouping-string string

string 引数には、一連の URL を定義する URL の正規表現を指定します。最大ス

トリング値は 255 文字です。ストリングには、表3-3 に記載したパラメータ拡張 関数を指定できます。 たとえば、http://server/catalog.asp?region=asia および http://server/catalog.asp?region=america という URL を 2 つの異なるレポート カテ ゴリにするためのストリングを定義する場合、次のように入力します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# request-grouping-string http_query_param(region) 要求分類ストリングを削除するには、次のように入力します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# no request-grouping-string

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ベース

ファイルの匿名性レベルの指定

ACE には、ユーザのプライバシーに対処するために、匿名ベース ファイル機能 が組み込まれています。この機能は、delta コマンドの all-user デルタ最適化オプ ション(「デルタ最適化動作パラメータの指定」を参照)です。この機能によっ て、ユーザは ACE を使用して、オンライン取引明細、銀行取引明細、企業会計 など、機密性の高いパーソナライズド コンテンツを配信できます。ユーザは通 常、SSL と組み合わせてこの機能を使用することによって、セキュリティとプラ イバシーが保護された凝縮型コンテンツを配信できるようになります。 ベース ファイルの匿名性レベルの詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラレーションおよび最適化の概要」を参照してください。 ベース ファイルの匿名性レベルは、デフォルトでディセーブルです。all-user delta optimization メソッドにベース ファイルの匿名性レベルを定義するには、パラ メータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで basefile anonymous-level コマンドを使用します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 basefile anonymous-level value

value 引数には、all-user delta optimaization メソッドのベース ファイル匿名性レベ

ルを指定します。有効値は 0 ~ 50 です。デフォルト値は 0(匿名性がディセー

ブル)です。

ベース ファイルの匿名性レベルを 25 に指定する場合の入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# basefile anonymous-level 25

デフォルトのベース ファイル匿名性レベルである 0 に戻す場合は、次のように

入力します。

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 ベース ファイルのリベース制御

ベース

ファイルのリベース制御

リベースとは、以後のコンテンツ取得の合間にデルタを生成するための、ベース ファイルを更新する処理です。サイトのベース コンテンツはしだいに変化する ことが多いので、生成されるデルタは容量がかなり大きくなる可能性がありま す。デルタ最適化処理の有効性を維持するために、必要に応じてベース ファイ ルを自動更新します。 ACE にベース ファイルのリベースを制御させるには、パラメータ マップ最適化 コンフィギュレーション モードで rebase コマンドを使用します。 スマート リベースを使用すると、必要に応じてただちに ACE に URL をリベー スさせ、あとで要求された場合に提供できるように、古いベース ページのコピー を維持することができます。この機能によって、リベースの実行中でも、デルタ 最適化が常時行われるので、ACE 全体のパフォーマンスとコンテンツ アクセラ レーションが向上します。 スマート リベースの詳細については、第1 章「アプリケーション アクセラレー ションおよび最適化の概要」を参照してください。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

rebase {delta-percent value | flashforward-percent value | history-size value | modification-cooloff-period value | reset-period value}

引数、キーワード、およびオプションは、次のとおりです。

• delta-percent value — リベースを開始するデルタしきい値を指定します。こ の値は、ページの総容量に対するデルタ ページの容量をパーセンテージで 表したものです。有効値は 0 ~ 10000% です。デフォルトのしきい値は 50% です。

• flashforward-percent value — 応答の FlashForwarded URL のパーセントに基 づ い て、リ ベ ー ス を 指 定 し ま す。デ ル タ 応 答 と ベ ー ス ファイル間で、 FlashForwarded URL のパーセンテージの差がしきい値を超えると、リベース

が開始されます。有効値は 0 ~ 10000% です。デフォルトは 50% です。

flashforward-percent キーワードでは、応答の FlashForwarded URL のパーセ

ントに基づいて、リベースのしきい値を制御します。delta-percent キーワー

ドは、デルタ応答の容量がベース ファイル容量に対するパーセンテージで

(10)

flashforward-percent キーワードは、デルタ応答とベース ファイル間で、 FlasForwarded URL のパーセンテージの差がしきい値を超えた場合に、リ ベースを開始します。 • history-size value — リセットまでにどの程度履歴を保存するかを制御しま す。サンプル コレクションが指定された履歴容量に達すると、ACE はすべ てのリベース制御パラメータをリセットし、ゼロから再び始めます。この キーワードを使用すると、ベース ファイルの硬直を防止できます。つまり、 ベース ファイルが約 100 万ページを提供した場合、ベース ファイルをリ ベースできるまでに、さらに 50 万ほどの望ましくない応答が発生すること になります。有効値は 10 ~ 2147483647 ページです。このパラメータのデ フォルト値は 1000 ページです。 • modification-cooloff-period value — 最終変更からリベース実行までの時間を 秒数で指定します。有効値は 1 ~ 14400 秒(4 時間)です。デフォルトは 14400 秒です。 • reset-period value — メタデータ リフレッシュを実行する間隔を指定しま す。有効値は 1 ~ 900 秒(15 分)です。デフォルトは 900 秒です。 応答の 1000 の FlashForwarded URL のパーセンテージに基づいて、リベースを指 定する入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# rebase flashforward-percent 1000

デフォルトのリベース設定に戻すには、次のように入力します。

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 カノニカル URL 正規表現

カノニカル

URL 正規表現

パラメータ マップでカノニカル URL 関数を使用して、ベース ファイル選択ポリ シーを指定します。カノニカル URL 関数では、実際の各種 URL を照合するため の正規表現を指定します。一致したすべての URL で 1 つのベース ファイルを共 有します。 ACE では、カノニカル URL 関数を使用して、パラメタ化された要求を変更し、 疑問符(?)とその後ろに続く、URL の汎用部分を特定する文字を排除します。 その後、この汎用 URL を使用して、ベース ファイルを作成します。ACE では、 カノニカル URL を使用して、複数のパラメータ化された URL を 1 つのカノニカ ル URL にマッピングします。 カノニカル URL 関数の詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラ レーションおよび最適化の概要」を参照してください。 パラメータ マップが適用される一連の URL を定義するカノニカル URL 正規表 現が含まれるストリングを指定するには、パラメータ マップ最適化コンフィ ギュレーション モードで canonical-url コマンドを使用します。canonical-url コ マンドを使用することによって、少なくとも 1 つは URL を指定する必要があり ます。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 canonical-url parameter-expander-function parameter-expander-function 引数には、ストリングに対して評価されるパラメータ 拡張関数を指定します。最大ストリング値は 255 文字です。表3-3 に、使用でき るパラメータ拡張関数を示します。 カノニカル URL 正規表現が含まれるストリングを指定する場合の入力例を示し ます。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# canonical-url $(1)/$http_query_param(category) カノニカル URL 正規表現が含まれるストリングを削除するには、次のように入 力します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# no canonical-url

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スタティックおよびアダプティブ

キャッシュ パラメータ

ここでは、パラメータ マップでスタティックおよびダイナミック アダプティブ キャッシングの両方を設定する方法について説明します。要求と一致するトラ フィック クラスが検出されると、対応するキャッシュ ポリシーが点検され、そ のオブジェクトに適用されます。 キャッシュ対象オブジェクトには、必ず 2 つの要素があります。 • キー 。 オブジェクトはキーに基づいてキャッシュされます。キーはパラメー タ マップ コマンド canonical-url(「カノニカル URL 正規表現」 を参照)、cache key-modifier、および cache parameter で制御します。cache key-modifier お

よび cache parameter コマンドの詳細については、「キャッシュ キーの変更」 を参照してください。 • キャッシュ コンテンツの期限切れ動作。キャッシュ コンテンツの期限切れ は、時間制または負荷に基づく方式が可能です。有効期限設定の詳細につい ては、「時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定」および 「負荷に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の指定」を参照してくだ さい。 ダイナミック キャッシングの詳細については、第1 章「アプリケーション アク セラレーションおよび最適化の概要」を参照してください。 ここで扱うトピックは、次のとおりです。 キャッシュ キーの変更 時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定 負荷に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の指定 キャッシュ要求または応答ヘッダーの上書き

キャッシュ

キーの変更

キャッシュ オブジェクト キーは、起点サーバへアクセスしなくてもすむように、 クライアントに提供するキャッシュ オブジェクトを識別するための、固有の識 別情報です。 HTTP プロトコルはセッションベースではなく、あらゆるページおよび従属オブ ジェクトに対する個々の要求が完全に自律的であり、要求間でステートが維持さ れることはありません。この状況が原因で、Web アプリケーションの開発者は、

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ cookie などのセッション トラッキング テクニックを使用しなくてはいけませ ん。キャッシュ キーには、単なる URL 以外のものを含めなければならないこと もあります。 ACE が個々の URL 要求に使用するキーは、次の 2 種類のコンポーネントの 1 つ または複数からなります。図 3-1 を参照してください。

• カノニカル URL — URL の疑問符(?)までの部分。カノニカル URL は、 cache key-modifier コマンドで変更できます。 • クエリー パラメータ — URL の疑問符(?)より後ろの部分。クエリー パラ メータは cache parameter コマンドで変更できます。このコマンドを使用す ると、選択したクエリー パラメータ、cookie 値、HTTP ヘッダー値、または その他の値を含めることができます。 キャッシュ キーを変更するには、最適化パラメータ モードで次のコマンドを定 義します。 • cache key-modifier • cache parameter

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3-1 URL に基づいてキャッシュ キーを形成する方法 ここで扱うトピックは、次のとおりです。 キャッシュ キーのカノニカル URL 部分の変更 キャッシュ キーに含まれる URL のクエリー パラメータ部分の変更

キャッシュ

キーのカノニカル URL 部分の変更

パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで cache key-modifier コマンドを使用することによって、キャッシュ キーの形成に使用する URL のカ ノニカル形式、すなわち疑問符(?)より前の部分を変更できます。このコマン ド で は、ACE に拡張させる組み込み変数を含めた正規表現を指定します。 (number)変数には、ゼロ以上のインスタンスを指定できます。表 3-3 を参照し てください。 143681 URL ? “http://www.xyz.com/somepage.asp” ? “action=browse&level=2” URL “http://www.xyz.com/somepage.asp?action=browse&level=2” CacheKeyModifier CacheParameter URL 2

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ cache key-modifier コマンドの結果として生成された拡張ストリングによって、 キャッシュ キーのデフォルトのカノニカル URL 部分が置き換えられます。cache key-modifier コマンドを指定しなかった場合は、カノニカル URL がキャッシュ キーの URL 部分(クエリー パラメータ部分も含まれる可能性あり)のデフォル ト値として使用されます。 cache key-modifier コマンドを使用して、コンテンツ配信ネットワーク(CDN) によって追加された URL の一部分をはぎ取る例を示します。

host1/Admin(config)# class-map type http loadbalance match-any Example1_Classmap

host1/Admin(config-cmap-http-lb)# match http url .*mycdn\.net.*www(.*\.gif)

host1/Admin(config-cmap-http-lb)# exit

host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http OPTIMIZE_PARAM_MAP1

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache key-modifier http://www$(1) host1/Admin(config-parammap-optmz)# exit

host/Admin(config)# policy-map type optimization http first-match L7OPTIMIZATION_POLICY

host/Admin(config-pmap-optmz)# class Example1_Classmap host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# action ACT_LIST1 parameter OPTIMIZE_PARAM_MAP1

Exampl1_Classmap クラス マップの match http url コマンドでは、このトラフィッ

ク クラスの使用対象となる URL を特定する、正規表現を指定します。正規表現 では、次のようにシーケンスを定義します。最初にリテラル mycdn.net まで任意 の文字数を指定し、続けてリテラル www まで任意の文字からなるシーケンスを 指定し、さらに URL の最後として(カッコで囲んで)サブ表現グループを指定 します。 正規表現に含まれるこのサブ表現グループは、任意の文字からなるシーケンスの 後ろに、ストリングを終わらせるリテラル .gif を加えたものです。サブ表現グ ループは、(number)シンタックスを使用して拡張できます。このグループは最 初かつ唯一のサブ表現なので、(1)で参照できます。 cache key-modifier コマンドは、「http://www」で始まり、前の行のサブ表現グルー プ 1 の値で終わる新しいストリングで、元の URL を置き換えます。その結果、 CDN へのリダイレクトに使用された URL 部分がはぎ取られます。

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cache key-modifier コマンドを使用すると、次のような一致する URL が変形され ます。 http://a188.g.mycdn.net/f/188/920/1d/www.mysite.com/images/logo.gif 変形後のストリング http://www.mysite.com/images/logo.gif コマンドのシンタックスは、次のとおりです。

cache key-modifier {string parameter_expander_function} 引数は次のとおりです。 • string — 正規表現。引用符を使用しないで、スペースを含まないテキスト ス トリングを入力します。最大文字数は英数字 255 文字です。または、ストリ ング全体を引用符(“)で囲むことによって、スペースを含めたテキスト ス トリングを入力できます。ACE は、ストリング表現の照合に正規表現を使 用することをサポートします。表3-2 に、ストリング表現の照合に使用でき る、サポート対象文字を示します。 • parameter_expander_function — ストリングに対して評価するパラメータ拡張 関数最大ストリング値は 255 文字です。表3-3 に、使用できるパラメータ拡 張関数を示します。 入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache key-modifier http://www$(1)

キャッシュ キー修飾子を削除する場合は、次のように入力します。

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ 表3-2 ストリング表現照合用の特殊文字 表記 説明 . 任意の文字の 1 つ .* ゼロ以上の任意の文字 \. ピリオド(エスケープ) [charset] 範囲内のあらゆる単一文字と一致 [^charset] 範囲内のどの文字とも一致しません。それ以外のすべての文字 はそのままです。 () 表現のグループ化 (expr1 | expr2) 表現の論理和 (expr)* ゼロ以上の表現 (expr)+ 1 または複数の表現 expr{m,n} m ~ n 回、表現を繰り返します。この場合、m および n は 1 ~ 255 です。 expr{m} 正確に m 回だけ表現を照合します。m の範囲は 1 ~ 255 です。 expr{m,} m 回またはそれ以上、表現を照合します。m の範囲は 1 ~ 255 です。 \a アラート(ASCII 7) \b バックスペース(ASCII 8) \f 用紙送り(ASCII 12) \n 改行(ASCII 10) \r 復帰(ASCII 13) \t タブ(ASCII 9) \v 垂直タブ(ASCII 11) \0 ヌル(ASCII 0) \\ バックスラッシュ \x## 2 桁の 16 進表記で指定した任意の ASCII 文字

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3-3 パラメータ拡張関数

変数 説明

$(number) URL パターンの(number で)一致する対応サブ表現に拡張

します。URL パターン内のサブ表現は、カッコ () を使用し て表します。サブ表現の番号は 1 から始まり、これが左カッ コ「(」の番号で、左から数えます。番号には任意の正の整 数を指定できます。$(0) は URL 全体と一致します。たとえ ば、URL パターンが ((http://server/.*)/(.*)/)a.jsp の場合、一 致した URL は次のとおりです。 http://server/main/sub/a.jsp?category=shoes&session=99999 で す。したがって、下記は有効です。 $(0) = http://server/main/sub/a.jsp $(1) = http://server/main/sub/ $(2) = http://server/main $(3) = sub 入力ストリームに指定されたサブ表現がない場合、変数は 空ストリングとして展開されます。 $http_query_string() URL のクエリー ストリング全体の値に展開されます。たと えば、次の URL の場合、 http://myhost/dothis?param1=value1&param2=value2 下記は有効です。 $http_query_string() = param1=value1&param2=value2 この関数は、GET 要求と POST 要求の両方に適用されます。

(19)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ $http_query_param(query-param-name) この廃止されたシンタックスもサポート されます。 $param(query-param-name) 名前で指定されたクエリー パラメータ(大文字と小文字が 区別される)の値に展開されます。たとえば、次の URL の 場合、 http://server/main/sub/a.jsp?category=shoes&session=99999 下記は有効です。 $http_query_param(category) = shoes $http_query_param(session) = 99999 クエリーに指定されたパラメータがない場合、変数は空ス トリングとして展開されます。この関数は、GET 要求と POST 要求の両方に適用されます。 $http_cookie(cookie-name) 指定された cookie の値に展開されます。 $http_cookie(cookiexyz) が 1 例です。cookie 名は大文字と小 文字が区別されます。 $http_header(request-header-name) 指定された HTTP 要求ヘッダーの値に展開されます。複数 の値を持つヘッダーの場合、HTTP 仕様で指定された単一 表現になります。$http_header(user-agent) が 1 例です。HTTP ヘッダー名は、大文字と小文字が区別されません。 $http_method() GET、POST など、要求に使用した HTTP メソッドとして 評価されます。 ブール関数 $http_query_param_present (query-param-name) $http_query_param_notpresent (query-param-name) $http_cookie_present(cookie-name) $http_cookie_notpresent(cookie-name) $http_header_present(request-header-name) $http_header_notpresent(request-hea der-name) $http_method_present(method-name) $http_method_notpresent(method-name) ブール値として評価されます。つまり、要求における要素 の有無に応じて、真または偽です。要素は特定のクエリー パラメータ(query-param-name)、特定の cookie (cookie-name)、特定の要求ヘッダー(request-header-name)、 または特定の HTTP メソッド(method-name)です。識別情 報は、HTTP 要求ヘッダー名を除き、すべて大文字と小文 字の区別があります。 表3-3 パラメータ拡張関数(続き) 変数 説明

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キャッシュ

キーに含まれる URL のクエリー パラメータ部分の変更

cache parameter コマンドでは、キャッシュ キーの形成に使用する、URL のクエ リー パラメータ部分、すなわち疑問符(?)より後ろの部分を変更します。キャッ シュ キーのパラメータ部分を変更する場合、このコマンドで 1 つまたは複数の パラメータ拡張機能が含まれる表現を指定します。 cache parameter コマンドでは、ストリングとして評価される 1 つまたは複数の パラメータ拡張関数を指定します。これらのストリングは、カノニカル URL に 付加され、キャッシュ キーの最後の部分を形成します。表3-3 に、パラメータ拡 張関数を示します。 cache parameter コマンドで指定されたストリングによって、キャッシュ キーで 使用されているデフォルトのクエリー パラメータが置き換えられます。cache parameter コマンドを指定しなかった場合は、キャッシュ キーのこの部分に、 URL のクエリー パラメータ部分がデフォルト値として使用されます。キャッ シュ キーの最初の部分は、カノニカル URL です。これは cache key-modifier コ マンドを入力することによって変更できます。

cache parameter コマンドを使用して、「version」というクエリー パラメータの値

ごとに、ダイナミック キャッシュ ページの異なるインスタンスを作成する例を

示します。

host1/Admin(config)# class-map type http loadbalance match-any Example2_Classmap

host1/Admin(config-cmap-http-lb)# match http url .*dyncache/page3\.asp.*

host1/Admin(config-cmap-http-lb)# exit

host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http OPTIMIZE_PARAM_MAP2

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache parameter $http_query_param(version)

host1/Admin(config-parammap-optmz)# exit

host/Admin(config)# policy-map type optimization http first-match L7OPTIMIZATION_POLICY

host/Admin(config-pmap-optmz)# class Example2_Classmap host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# action ACT_LIST2 parameter OPTIMIZE_PARAM_MAP2

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3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定

スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ

Exampl2_Classmap クラス マップの match http url コマンドでは、このトラフィッ

ク クラスの使用対象となる URL を特定する、正規表現を指定します。シーケン スは、最初にリテラル dyncache/page3.asp まで任意の数の任意の文字を指定し、 さらに URL の最後まで、任意の文字シーケンスを指定します。 cache parameter コマンドで、キャッシュ キーのクエリー パラメータ部分の値と して $http_query_param(version) を設定します。キャッシュ キーのクエリー パラ メータ部分のデフォルト値は、URL のクエリー パラメータ部分全体です。 このコンフィギュレーションは、一致した次のような URL から抜き出されます。 http:www.mysite.com/dyncache/page3.asp?session=nqyfxe46&m=int&version=12 12 というストリングは、version パラメータの値です。キャッシュ キーの URL 部 分にこのストリングが追加されて、完全なキャッシュ キーになります。 コマンドのシンタックスは、次のとおりです。

cache parameter parameter_expander_function

parameter-expander-function 引数には、ストリングに対して評価されるパラメー タ拡張関数を指定します。複数のパラメータ拡張関数を組み合わせる場合は、 スラッシュ(/)を使用します(cache parameter $http_cookie(ID)/

$http_query_param(category) など)。最大ストリング値は 255 文字です。表3-3

に、使用できるパラメータ拡張関数を示します。

キャッシュ キーのクエリー パラメータ部分の値を設定する場合の入力例を示し

ます。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache parameter $http_query_param (version)

キャッシュ パラメータを削除する場合は、次のように入力します。

(22)

時間に基づいたキャッシュ

オブジェクト有効期限の設定

ACE キャッシュ鮮度の設定値を定義するには、パラメータ マップ最適化コン フィギュレーション モードで cache ttl コマンドを使用します。このコマンドで は、明示的に有効期限が設定されていないオブジェクトについて、フレッシュと みなされる最大時間(max キーワード)または最小時間(min キーワード)を秒 数で設定します。percent キーワードでは、明示的に有効期限が設定されていな い組み込みオブジェクトについて、フレッシュとみなされるオブジェクト経過時 間をパーセントで設定します。 クライアントのブラウザでオブジェクトが鮮度を保つ時間の長さを制御するに は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで expires-setting コ マンドを使用します。詳細については、「クライアント ブラウザにおけるオブ ジェクト鮮度維持期間の指定」を参照してください。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

cache ttl {min time | max time | percent value}

キーワード、引数、およびオプションは、次のとおりです。 • min time — 有効期限が明示的に設定されていないオブジェクトについて、フ レッシュとみなされる最小時間を秒数で指定します。min キーワードでは、 コンテンツをキャッシュできる最小時間を指定します。これは、コンテンツ の寿命に対応します。たとえば、新しいアイテムの有効期間が 3 時間の場 合、こ の 値 は 3 × 60 × 60 = 10800 秒です。スタティック キャッシュ (flashforward-object 動作)の場合、この値は通常 0 です。ダイナミック

キャッシュ(cache dynamic 動作)の場合、ACE にページをキャッシュさせ

る時間の長さを表すように、この値を設定します。有効値は 0 ~ 2147483647 秒です。デフォルトは 0 です。 • max time — 有効期限が明示的に設定されていないオブジェクトについて、フ レッシュとみなされる最大時間を秒数で指定します。max キーワードを使用 して、キャッシュ最小 TTL(存続可能時間)の経過後、ACE にどのように 処理させるかを決定します。デフォルトは 300 秒です。 • percent value — 有効期限が明示的に設定されていない組み込みオブジェク トについて、フレッシュとみなされるオブジェクト経過時間をパーセントで 指定します。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルトは 0% です。

(23)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定

スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ

コンテンツをキャッシュできる最小 TTL 値を 1000 秒に指定する場合の入力例を

示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache ttl min 1000

デフォルトのキャッシュ TTL 値に戻すには、次のように入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache ttl min

負荷に基づいたキャッシュ

オブジェクト有効期限の指定

負荷に基づいた有効期限を指定してパフォーマンス保証を使用すると、キャッ シュ内のオブジェクトの有効期限を設定できます(キャッシュ プルーニングの ナチュラル プロセスは除く)。この場合、起点サーバの負荷によって、オブジェ クトの有効期限が決まります。 このタイプの有効期限を使用すると、起点サーバからの現在の応答時間(短い時 間枠で計算された平均)が平均応答時間(長い時間枠で計算された平均)をしき い値分より上回る場合に、キャッシュ応答の TTL をダイナミックに増やすこと ができます。同様に、逆の場合は TTL がダイナミックに引き下げられます。 キャッシュ TTL の開始値は cache ttl min 値(「時間に基づいたキャッシュ オブ ジェクト有効期限の設定」を参照)、または指定しなかった場合は 0 です。平均 ベースの計算を変動させる目的は、使用パターンの傾向にキャッシュを対応させ て、特性のないスパイクをスムーズにすることです。 負荷に基づいたキャッシュ有効期限を制御するには、パラメータ マップ最適化 コンフィギュレーション モードで server-load コマンドを使用します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

server-load {trigger-percent value | ttl-change-percent value} キーワード、オプション、および引数は、次のとおりです。 • trigger-percent value — キャッシュ TTL の変更が開始されるしきい値を定義 します。このキーワードによって、ACE はサーバの負荷をリアルタイムで 監視し、トラフィックの負荷がピークのときでも、最大限のサイト パフォー マンスを実現し、既存ハードウェア リソースを最も効率的に使用できるよ うに、インテリジェントな方式でクローズ ループ コンテンツ期限を決定で きます。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルトは 20% です。

(24)

• ttl-change-percent value — サーバ負荷の変化に応じて、キャッシュ TTL をど れだけ増減するかをパーセントで定義します。たとえば、この値を 20 に設 定し、所定の応答に対する現在の TTL が 300 秒で、現在のサーバ応答時間 がトリガーしきい値を超えている場合、その応答のキャッシュ TTL は 360 秒 に引き上げられます(20% の増加)。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルト は 20% です。 トリガーしきい値を 50% に指定する場合の入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# server-load trigger-percent 50

デフォルトの設定である 20% に戻すには、次のように入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no server-load trigger-percent

キャッシュ要求または応答ヘッダーの上書き

クライアント要求ヘッダー(主に組み込みオブジェクト関連)を上書きするに は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで cache-policy request コマンドを使用します。

このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

cache-policy request {override-all | override-cache-ctl-no-cache} キーワードは次のとおりです。

• override-all — すべてのキャッシュ要求ヘッダーを無視することを指定しま す。

• override-cache-ctl-no-cache — 要求の Cache-Control: no cache HTTP ヘッダー

を上書きします。このキーワードは、flashforward-object コマンド動作用で す(第2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照)。キャッシュ コントロール要求ヘッダーでキャッシュがないことが示されている場合、 ACE は通常、このオブジェクトをキャッシュしません。 override-cache-ctl-no-cache キーワードは ACE に、要求側からの Cache-Control: no cache ヘッダーを無視するように指示します。 すべてのキャッシュ要求ヘッダーを無視することを ACE に指示する場合の入力 例を示します。

(25)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定

スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ

キャッシュ ポリシー要求の選択を削除する場合は、次のように入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache-policy request override-all

起点サーバ応答ヘッダー(主に組み込みオブジェクト関連)を上書きするには、

パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで

cache-policy response コマンドを使用します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

cache-policy response {override-all | override-cache-ctl-private} キーワードは次のとおりです。

• override-all — すべてのキャッシュ応答ヘッダーを無視することを指定しま す。

• override-cache-ctl-private — 応答の Cache-Control: private HTTP ヘッダーを上

書きします。このキーワードは、flashforward-object コマンド動作用で(第

2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照)、スタティック オブ ジェクト キャッシングと同等です。キャッシュ コントロール応答ヘッダー がプライベートであることを示している場合、応答ヘッダーは通常、オブ ジェクトをキャッシュ不能にします。override-cache-ctl-private キーワード は ACE に、応答からの Cache-Control: private HTTP ヘッダーを無視するよう に指示します。

すべてのキャッシュ応答ヘッダーを無視することを ACE に指示する場合の入力 例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache-policy response override-all

キャッシュ ポリシー応答の選択を削除する場合は、次のように入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache-policy response override-all

(26)

凝縮型コンテンツ

ページのデフォルト スクリプト言語の指

ACE が凝縮型コンテンツ ページで使用されているスクリプト言語が JavaScript なのか Visual Basic なのかを認識できるように設定するには、パラメータ マップ 最適化コンフィギュレーション モードで clientscript-default コマンドを使用し ます。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 clientscript-default {javascript | vbscript} キーワードは次のとおりです。

• javascript — デフォルトのスクリプト言語を JavaScript(デフォルト)に設定 します。

• vbscript — デフォルトのスクリプト言語を Visual Basic に設定します。

デフォルトのスクリプト言語を Visual Basic に設定する場合の入力例を示しま

す。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# clientscript-default vbscript

デフォルトのスクリプト言語である JavaScript に戻す場合は、次のように入力し ます。

(27)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 デルタ最適化動作パラメータの指定

デルタ最適化動作パラメータの指定

ACE は、Web アプリケーション パフォーマンスのアクセラレーションを図るた めに、複数の最適化テクノロジーを適用します。ACE によるキャッシュ可能コ ンテンツおよびオブジェクトの扱いを左右する、デルタ最適化動作パラメータを 設定できます。さらに、デルタ最適化モードを制御して、凝縮型 Web ページを 全ユーザ共通にするか、それとも個々のユーザごとにパーソナライズするかを決 定することもできます。 ここで扱うトピックは、次のとおりです。 デルタ最適化に関するキャッシュ可能コンテンツおよびオブジェクトの設 定 デルタ最適化モードの指定

デルタ最適化に関するキャッシュ可能コンテンツおよびオブジェクトの設

ACE 上でデルタ最適化動作パラメータを設定するには、パラメータ マップ最適 化コンフィギュレーション モードで delta コマンドを使用します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

delta {cacheable-content | exclude {iframes | mime-type mime-type | non-ascii | scripts} | first-visit | page-size {min value | max value}

キーワードおよびオプションは、次のとおりです。 • cacheable-content — キャッシュ可能コンテンツのデルタ最適化をイネーブ ルにします。ACE は通常、キャッシュ可能コンテンツを検出して、デルタ 最適化を行わないようにします。 • exclude — デルタ最適化を行うべきではないキャッシュ可能オブジェクトを 定義します。 • iframes — インライン フレーム(IFRAME タグ)のデルタ最適化を行わない ことを指定します。

• mime-type mime-type — デルタ最適化を行わない MIME(多目的インターネッ ト メール拡張)タイプのメッセージ(image/Jpeg、text/html、

(28)

- application/msexcel - application/mspowerpoint - application/msword - application/octet-stream - application/pdf - application/postscript - application/\x-gzip - application/\x-java-archive - application/\x-java-vm - application/\x-messenger - application/\zip - audio/* - audio/basic - audio/midi - audio/mpeg - audio/x-adpcm - audio/x-aiff - audio/x-ogg - audio/x-wav - image/* - image/gif - image/jpeg - image/png - image/tiff - image/x-3ds - image/x-bitmap - image/x-niff - image/x-portable-bitmap - image/x-portable-greymap - image/x-xpm

(29)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 デルタ最適化動作パラメータの指定 - text/* - text/css - text/html - text/plain - text/richtext - text/sgml - text/xmcd - text/xml - video/* - video/flc - video/mpeg - video/quicktime - video/sgi - video/x-fli • non-ascii — 非 ASCII データのデルタ最適化を行わないことを指定します。こ のキーワードを指定するのは、コンテンツに UTF8 文字が使用されている場 合です(「UTF-8 文字表示の制御」を参照)。この指定により、該当する文字 はデルタ最適化から除外されますが、そのページの残りの部分は、そのまま デルタ最適化が可能です。 • scripts — JavaScript のデルタ最適化を行わないことを指定します。 • first-visit — Web ページに初めてアクセスした時点でのデルタ最適化をイ ネーブルにします。 • page-size — デルタ最適化に対応する最小および最大ページ サイズをバイト 数で設定します。 • min value — デルタ最適化に対応する最小ページ サイズをバイト数で指定し ます。有効値は 1 ~ 250000 バイトです。デフォルトは 1024 バイトです。 • max value — デルタ最適化に対応する最大ページ サイズをバイト数で指定 します。有効値は 1024 ~ 250000 バイトです。デフォルトは 250000 バイト です。 デルタ最適化を行わない MIME タイプのメッセージを指定する場合の入力例を 示します。

(30)

ACE 上でデルタ最適化動作パラメータをディセーブルにするには、次のように 入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no delta exclude mime-type audio/mpeg

デルタ最適化モードの指定

デルタ最適化モードでは、凝縮型 Web ページを全ユーザ共通にするのか、それ とも個々のユーザごとにパーソナライズするのかを指定します。この指定によっ て、ACE が生成するページ デルタの種類が決まります。 ACE は、2 種類のデルタ最適化モードをサポートします。 • all-user(全ユーザ)モード • per-user(ユーザ別)モード 各デルタ最適化モードの詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラ レーションおよび最適化の概要」を参照してください。 ACE に使用させるデルタ最適化モードを制御するには、パラメータ マップ最適化 コンフィギュレーション モードでもう 1 つの delta コマンドを使用します(「デルタ 最適化に関するキャッシュ可能コンテンツおよびオブジェクトの設定」を参照)。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

delta {all-user | per-user} キーワードは次のとおりです。 • all-user — all-user デルタ最適化モードを使用することによって、対応する URL の凝縮を行うことを指定します。これがデフォルトです。 • per-user — per-user デルタ最適化モードを使用することによって、対応する URL の凝縮を行うことを指定します。 per-user モードを使用して、対応する URL のデルタ最適化を行うことを指定する 場合の入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# delta per-user

デフォルトの all-user デルタ最適化モードに戻す場合は、次のように入力します。

(31)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 クライアント ブラウザにおけるオブジェクト鮮度維持期間の指定

クライアント

ブラウザにおけるオブジェクト鮮度維持期間

の指定

クライアントのブラウザでオブジェクトが鮮度を保つ時間の長さを制御するに は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで expires-setting コ マンドを使用します。expires-setting コマンドは、Expires 応答ヘッダーにオブ ジェクトの時間値を追加することを ACE に指示します。アクション リストで flashforward コマンドを指定する場合、このコマンドを設定する必要はありませ ん。トランスフォーメーション後のオブジェクトについては、ACE が Expires ヘッダーに長い時間値を追加するからです。expires-setting コマンドは通常、 FlashForward は使用しないが、すべての組み込みオブジェクトがフレッシュであ るとブラウザで認識されるようにすることによって、FlashForward 効果を実現す る場合に使用します。 FlashForward の詳細については、第1 章「アプリケーション アクセラレーション および最適化の概要」を参照してください。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

expires-setting {cachettl | time-to-live seconds | unmodified} キーワードおよびオプションは、次のとおりです。

• cachettl — FlashForwared オブジェクトと同様の鮮度を設定し、cache ttl コマ ンドによって設定された最小および最大設定値を使用します(設定されてい る場合)。「時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定」を参 照してください。 • time-to-live seconds — クライアント ブラウザでオブジェクトがフレッシュ であり続ける期間。有効値は 0 ~ 2147483647 秒です。 • unmodified — ブラウザ オブジェクトの鮮度制御をディセーブルにします (デフォルト)。 cache ttl コマンドで設定された値を ACE に使用させる場合の入力例を示します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# expires-setting cachettl

有効期限の設定を削除する場合は、次のように入力します。

(32)

ドキュメントからのメタ要素の削除

ACE はデフォルトで、ドキュメントに HTML メタ要素を組み込みます。ドキュ メントから HTML メタ要素を削除し、凝縮が行われないように ACE を設定する には、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで extract meta コマンドを使用します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 extract meta ドキュメントから HTML メタ要素を削除する場合の入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# extract meta

ドキュメントに HTML メタ要素を含める場合は、次のように入力します。

(33)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 FlashConnect 限度の指定

FlashConnect 限度の指定

FlashConnect を使用すると、ACE は帯域幅の使用率を引き下げ、HTML ページに 組み込まれているオブジェクトのダウンロードを高速化します。FlashConnect はプ レフィクスを追加し、ホスト名を変更することによって、組み込みオブジェクト の名前をダイナミックに変更し、すべてのオブジェクトが単一ホスト上にある場 合も含めて、各オブジェクトが異なるホストに配置されているように見せかけま す。FlashConnect はブラウザがオブジェクトごとに、起点サーバに対して別々の接 続を開始するようにします。その結果、オブジェクトが 1 つずつ取得されるので はなく、並行して取得されるので、ネットワーク パフォーマンスが向上します。 FlashConnect 機能に使用させる人工ホストの数を制限するには、パラメータ マッ プ最適化コンフィギュレーション モードで flashconnect limit コマンドを使用し ます。4 ホストがデフォルトの限度です。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 flashconnect limit value

value 引数には、FlashConnect 機能に使用させる人工ホストの数を制限します。有 効値は 0 ~ 99 です。デフォルトは 4 です。

限度を 15 ホストに設定する場合の入力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# flashconnect limit 15

デフォルトの 4 ホストに戻す場合は、次のように入力します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# no flashconnect limit

FlashConnect はデフォルトでディセーブルであり、アクション リスト最適化モー ドで次のコマンドを指定することによってイネーブルにする必要があります。 flashconnect(コンテナ ページの場合)および flashconnect-object(組み込みオブ ジェクトの場合)です。第2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参 照してください。 FlashConnect でホスト名のトランスフォーメーションを行う場合は、グローバル 最適化モードで prefix flashconnect コマンドを使用することによって、組み込み オブジェクト URL のホスト名の前に挿入する、グローバル プレフィクスを指定

(34)

FlashForwared のバイパス

FlashForward オブジェクト アクセラレーションによって、ACE の帯域幅使用率 引き下げおよびダウンロード高速化の利点は HTML ページに組み込まれたオブ ジェクトに拡大されます。この機能は、ローカル オブジェクト ストレージと組 み込みオブジェクトのダイナミック リネームを結合して、親 HTML ページ内の オブジェクトの鮮度を維持します。FlashForward の詳細については、第1 章「ア プリケーション アクセラレーションおよび最適化の概要」を参照してください。 古い組み込みオブジェクトには FlashForward をバイパスするように ACE を設定 す る に は、パ ラ メ ー タ マップ最適化コンフィギュレーション モードで flashforward refresh-policy コマンドを使用します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

flashforward refresh-policy {all | direct} キーワードは次のとおりです。 • all — FlashForward に組み込みオブジェクトを間接的にリフレッシュさせま す(デフォルト)。 • direct — 古い組み込みオブジェクトには FlashForward をバイパスし、直接リ フレッシュされるようにします。 古い組み込みオブジェクトに関して ACE が起点サーバに送信する要求ヘッダー (間接 GET)は、起点サーバが受け付けない可能性があります。その結果、エ ラーが発生することがあります。この場合、direct を指定して、このような動作 を防止します。 (注) FlashForward はデフォルトでディセーブルです。アクション リスト最適化モード で次のコマンドを指定することによって、イネーブルにする必要があります。 flashforward および flashforward-object(組み込みオブジェクトの場合)です。 第2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照してください。

(35)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定

FlashForwared のバイパス

古い組み込みオブジェクトに対して、FlashForward をバイパスする場合の入力例

を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# flashforward refresh-policy direct

デフォルトに戻し、FlashForward に組み込みオブジェクトを間接的にリフレッ

シュさせる場合は、次のように入力します。

(36)

無視する

HTTP 応答コードの特定

パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで ignore-server-content コマンドを使用すると、カンマで区切ったリストで、読み 取るべきではない(無視する)応答本文に対応する HTTP 応答コードを指定でき ます。たとえば、302 という応答コード値は、起点サーバからの応答が 302(リ ダイレクト)の場合、応答本文を無視することを ACE に指示します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 ignore-server-content value value 引数には、最大 64 の英数字で、引用符なしのテキスト ストリングとして、 応答コードwo 指定します。 302 という応答コード値を無視するように指定する場合の入力例を示します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# ignore-server-content 302 無視する応答コードのうち、1 つまたは複数を削除するには、次のように入力し ます。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# no ignore-server-content

(37)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 画像最適化の設定

画像最適化の設定

画像最適化によって、ACE に JPEG および PNG 画像をどのように圧縮させるか を制御します。JPEG および PNG 画像に適用する圧縮の程度を制御するには、パ ラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで image コマンドを使用 します。 画像最適化の詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラレーション および最適化の概要」を参照してください。 ACE では、画像最適化はデフォルトでディセーブルです。画像最適化を設定す るには、アクション リスト最適化モードで image コマンドを使用します。第 2 章「最適化HTTP アクション リストの設定」を参照してください。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。

image {grayscale | high | ignore-thumbnails | progressive | smooth} キーワードは次のとおりです。 • grayscale — 画像をグレースケール画像に変換します。 • high — 画像に高品質(圧縮の少ない)トランスフォーメーションを適用し ます。このトランスフォーメーションによって、画像サイズはこのオプショ ンを指定しないで圧縮した場合より大きくなりますが、視覚的な劣化は少な くなります。このオプションを指定した場合でも、画像サイズは圧縮しな かった場合より小さくなります。 • ignore-thumbnails — 小さいサムネイル画像を無視させます(どのようなト ランスフォーメーションも行いません)。標準モードの場合、このオプショ ンはデフォルトでイネーブルです。 • progressive — プログレッシブ レンダリングが行われるように、画像をトラ ンスフォーメーションします。標準モードの場合、このオプションはデフォ ルトでイネーブルです。このトランスフォーメーションによって、画像サイ ズは多少大きくなりますが、ブラウザによってプログレッシブ レンダリン グが行われます。LAN などの高速ネットワーク環境では、progressive キー ワードを使用しないでください。 • smooth — 必要に応じて、画像にスムージング トランスフォーメーションを 適用します。標準モードの場合、このオプションはデフォルトでイネーブル です。

(38)

グレースケール画像へのトランスフォーメーションを ACE に指示する場合の入 力例を示します。

host1/Admin(config-parammap-optmz)# image grayscale

画像最適化をディセーブルにする場合は、次のように入力します。

(39)

3 章 最適化 HTTP パラメータ マップの設定 トランザクション ログ エントリのパラメータ サマリー値の設定

トランザクション

ログ エントリのパラメータ サマリー値の

設定

統計ログのトランザクション ログ エントリのパラメータ サマリーに含まれる各 パラメータ値について、記録する最大バイト数を設定するには、パラメータ マッ プ最適化コンフィギュレーション モードで parameter-summary コマンドを使用 します。 このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。 parameter-summary parameter-value-limit bytes

bytes 引数では、統計ログのトランザクション ログ エントリのパラメータ サマ リーに含まれる各パラメータ値について、記録する最大バイト数を設定します。 パラメータ値がこの限度より長かった場合は、指定されたパラメータ限度まで切 り詰められます。有効値は 0 ~ 10,000 バイトです。デフォルトは 100 バイトです。 パラメータ サマリー値として 5000 バイトを指定する場合の入力例を示します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# parameter-summary parameter-value-limit 5000 パラメータ サマリー値をデフォルトの 100 バイトに戻す場合は、次のように入 力します。 host1/Admin(config-parammap-optmz)# no parameter-summary parameter-value-limit

表 3-1 最適化  HTTP パラメータ  マップのコンフィギュレーション  クイック  ス
図  3-1 URL に基づいてキャッシュ キーを形成する方法 ここで扱うトピックは、次のとおりです。 • キャッシュ  キーのカノニカル URL 部分の変更 • キャッシュ  キーに含まれる URL のクエリー パラメータ部分の変更 キャッシュ  キーのカノニカル URL 部分の変更 パラメータ  マップ最適化コンフィギュレーション モードで cache key-modifier コマンドを使用することによって、キャッシュ  キーの形成に使用する URL のカ ノニカル形式、すなわち疑問符(?)より前の部
表 3-3 パラメータ拡張関数

参照

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