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社交不安障害の認知機能に関する研究 学位論文審査の概要(平成23年度修了:平成19年度以降入学者) | 北海道大学 医学部医学科|大学院医学院|大学院医理工学院|大学院医学研究院

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 藤 井 泰

主査 教授 田 中 真 樹

審査担当者 副査 教授 小 山 司

副査 教授 寳 金 清 博

副査 教授 佐々木 秀 直

学 位 論 文 題 名

社交不安障害の認知機能に関する研究

社交不安障害(Social anxiety disorder; SAD)を認知機能障害の観点から検討することを 目的とし、神経認知機能に関しては神経心理学的検査が、社会認知機能については表情認

知に関する機能画像研究が行われた。神経心理学的検査では、SAD患者に実行機能の障害

が示唆され、その障害が SAD の重症度と関連していることが示された。表情認知研究で

は、SAD患者では親近性に関連するとされる後部帯状回と視線の方向に関連するとされる

楔部に血流低下を認め、情動識別の困難さの背景として、情動への過敏性以外に親近性の

低さや視線の向け方の特異性などが関連していると考えられた。

質疑応答では、寳金清博教授より、ストレスと検査環境の関連および情動識別の SAD

とうつ病の相違点について、佐々木秀直教授からは、認知機能障害と発達との関連および

気分障害とSADの関連について、田中真樹教授からは、従来診断である対人恐怖とSAD の相違、性格傾向とSADとの関連、fMRIの加算マップの比較対象、親近性と臨床症状の

関連について、小山司教授からは、本研究を踏まえての今後の展望について質問があった。

いずれの質問に対しても、申請者は SAD および関連疾患に関するこれまでの研究結果を

引用し、また、今回の研究結果をふまえて、これまで明確になっている部分と今後検討さ

れるべき課題について的確に解答した。

この論文は、SADの病態を認知機能の観点から検証した臨床研究の論文として高く評価

される。今後、さらに研究を継続することにより、SADの認知機能障害の生物学的基盤や 治療反応性との関連など臨床応用に資することが期待される。

審査員一同は、これらの成果を高く評価し、大学院課程における研鑚や取得単位なども

参照

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