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内視鏡処置における後出血に関わる因子の検討 学位論文審査の概要(平成25年度修了:平成19年度以降入学者) | 北海道大学 医学部医学科|大学院医学院|大学院医理工学院|大学院医学研究院

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Academic year: 2018

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学位論文審査の概要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 松本 美櫻

主査 教授 渥美 達也

審査担当者 副査 教授 平野 聡

副査 准教授 神山 俊哉

副査 教授 坂本 直哉

学 位 論 文 題 名

内視鏡処置における後出血に関わる因子の検討

(The study of factors about post-procedural bleeding in endoscopic interventions)

今回内視鏡治療における後出血に関わる因子の検討として、経験的に出血率が高いとさ れるヘパリン置換および透析患者に対する内視鏡治療は後出血率が有意に高いことがアン ケート調査による多施設共同の後ろ向き試験にて明らかになった。そして、後出血の予防 として一般的に行われている大腸ポリープ切除後のクリップ施行を検討し、多施設共同の 非盲検検証的非劣性試験においてクリップ非施行の非劣性が証明された。

この発表に対し、ヘパリン置換におけるガイドライン遵守スコアについての質問では

遵守スコアの異なった運用の具体例として、ヘパリン置換中のAPTTが目標値に達して

いないことや、ワルファリン再開時期が遅いこと、ヘパリン中止時のPT-INRが治療域に

達していないのにヘパリンが中止されていることなどがあったことが挙げられ、全体では 血栓症発症のリスクが高まる方向に傾くであろう逸脱例が多いと回答された。

また、ガイドライン変更後も抗血小板薬に対しへパリン置換が行われていることがある という実態が明らかになった。

透析については、出血に寄与する原因についての質問があり、透析に使用する抗凝固 薬の影響が考えられるほかに、これまでに透析患者では尿毒性物質の蓄積による血小板の 機能不全が出血を増加させるという報告があると回答され、今後のさらなる検討が必要で あろうという結論となった。

大腸ポリープ切除後のクリップ施行の検討においては、除外例があることでのバイア

スについての質問があったが、一群約 1500 個というポリープの個数が集積されたことで

その問題は解決されているものと回答された。

今回の3つの検討はすべて多施設によるものであったが、多施設の研究による回答の 正確性を保つにはどうしたかという質問がされ、代表はもちろん実際の研究担当者に直接 研究の目的を伝えること、前向き試験については可能な限り施設に赴きコメディカルまで 含めて説明会を行ったことを説明した。

また、各解析につき統計的な質問があったが、統計計算は統計専門家の監修を受けて おり問題ないことが説明された。

この論文は,これまで経験的にしか知られていなかった手技の後出血、効果を明らか にしたことで高く評価され,今後の実臨床においての活用が期待される。

参照

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1991 年 10 月  桃山学院大学経営学部専任講師 1997 年  4 月  桃山学院大学経営学部助教授 2003 年  4 月  桃山学院大学経営学部教授(〜現在) 2008 年  4

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