第4章 施策の取り組み
第4章 施策の取り組み
第1節 支え合うまちづくり○みんなで支えあう地域社会を確立するために、地域において住民同士が声を掛け合える地 域づくりを目指します。
○地域において、子育て家族や高齢者、障がいのある人など、悩みや問題を抱えた人が孤立 することを防ぐとともに、登下校時の子どもたちの安全の確保など、地域全体での見守りネ ットワークの充実を図ります。
○当事者団体・家族会・ボランティア・NPO など、市民の自発的意思に基づくさまざまな福 祉活動や健康づくり活動を支援します。
多様な主体による生活支援・介護予防の重層的な提供
1.1 支え合う地域づくり
1.1.1地域コミュニティづくり推進事業(成田市社会福祉協議会)
成田地区など16の小域福祉圏(地区社会福祉協議会)で独居高齢者ふれあい訪問等サービ ス事業やふれあいいきいきサロン(食事会、体操、料理教室、お茶のみ会、日帰り旅行など) 等の事業を実施しています。
1.1.2成田市あんしん見守りネットワークの推進(高齢者福祉課)
第4章 施策の取り組み
成田市あんしん見守りネットワーク
1.2 地域資源の活用
1.2.1成田おたすけ隊の推進(成田市社会福祉協議会)
日常生活を営むのに支障がある方を対象に、市民の参加と協力を得て家事援助や介護を行 う、会員制の有料在宅福祉サービス(会費年1,000円、利用料1時間700円)を推進します。
1.2.2介護支援ボランティア活動事業の推進(高齢者福祉課・介護保険課)
介護支援ボランティアとしての登録を行い、成田市が指定した受入機関で、介護支援ボラ ンティア活動を行っていただくと、その活動実績に応じて、換金可能なポイントが付与され る介護支援ボランティア活動事業を推進します。
対象者は成田市介護保険第1号被保険者で、対象となる活動は成田市の指定を受けた受入機 関で行う、以下のような介護支援ボランティア活動です。
【具体例】
レクリエーションなどの指導・補助 利用者の話し相手
行事の手伝い
散歩の補助、配膳の補助 洗濯物の整理、清掃
第4章 施策の取り組み
第2節 健康と生きがいのまちづくり
○市民一人ひとりが健康について関心を持ち、意識を高めていけるよう、効果的な情報提供 体制の充実を図るとともに、気軽に健康教育や健康相談が受けられる体制づくりに取り組み ます。
○生活習慣病の予防を目的として、医療保険者が実施する特定健康診査・特定保健指導の受 診率の向上を図ります。がん検診について、予約制の導入等受診しやすい環境を整え利便性 を向上することにより、受診率の向上を図ります。
○高齢者の生きがいづくり、社会参加や世代を超えた交流の機会を提供するための拠点とし て、赤坂ふれあいセンターの活動を充実させます。
○ひとりでも多くの高齢者が社会参加できるよう、生涯大学院及び各種学級・講座などの充 実を図り、社会参加に意欲のある人材が、学習の成果を生かせる仕組みづくりを推進します。 また、各種スポーツ・レクリエーション活動を支援するとともに、スポーツ・イベントなど のメニューの拡充や、情報提供、指導者の育成を進めます。
2.1 健康づくりの推進
2.1.1健康づくり意識の普及、健康教育、健康相談(健康増進課)
各種健康教室を通じて市民一人ひとりの健康づくりの意識を高める取り組みを行います。 また、一般健康相談、病態別栄養相談、歯の健康相談等を随時実施して市民の健康づくりを 推進していきます。
2.1.2生活習慣病の予防とがん検診の実施(健康増進課・保険年金課)
自身の健康状態をチェックすると共に、生活習慣を見直すべく年に1度の健康診査の実施を 推進していきます。特定健康診査受診者のうち、生活習慣の改善が必要とされた人に対して 特定保健指導を実施します。また、死亡原因の第1位であるがんの早期発見・早期治療のた めに、肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診、乳がん検診、子宮頸がん検診を実施します。
2.1.3 歯科に関すること(健康増進課)
歯周病やむし歯など口腔の病気を予防・早期発見するため、19歳以上の方を対象に成人歯 科検診を契約歯科医療機関で行います。
また、ねたきり等の状態にあるため、通院により歯科診療を受けることが困難な方に対し て訪問による歯科診療及び歯科保健指導を実施します。
2.1.4 健康づくりに関するボランティア協働事業(健康増進課)
第4章 施策の取り組み
延べ人数(人) 第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 成田ノルディック
ウォーキングの会 1,227 830 800 800 800 800 若がえり隊 OB 会 385 410 560 450 450 450 あおぞら会 1,017 1,178 1,110 1,200 1,200 1,200 成田市笑医健康の会 872 854 800 800 800 800
脳活ノルディック
ウォーキング倶楽部 1 14 20 20 20
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。 2.1.5 地区保健推進員(健康増進課)
地区保健推進員は、地区に密着した健康づくり活動を幅広く実施しています。地域の方々 の健康の保持・増進、疾病予防、高齢者の介護予防等のための健康づくり支援を積極的に行 います。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
延べ人数 (人) 3,023 3,520 3,500 3,500 3,500 3,500
第4章 施策の取り組み
2.2 社会参加・生きがいづくりの推進
2.2.1シルバー人材センターを通じた就労機会の推進(高齢者福祉課)
国では、年齢にかかわりなく働くことができる企業の普及に向けた支援を充実するととも に、高齢期にさしかかった段階で、高齢期の生き方を見つめ直すことを奨励する等、生涯現 役社会の実現に向けた社会的な気運の醸成を図る運動を実施しています。市では、シルバー 人材センターの活用等により、定年退職後等の高年齢者の多様な就業ニーズに応じた就業機 会の確保を推進して行きます。
成田市シルバー人材センターは、企業や家庭、公共団体などからさまざまな仕事を引き受 けて、地域の経験豊かな高年齢者の方々に仕事を提供する団体であり、高年齢者の社会参加 の機会と生きがいの充実を図ると共に地域社会に貢献することを目的として設置されていま す。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
会員数(人) 503 488 520 520 520 520
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
2.2.2高齢者クラブ活動の支援(高齢者福祉課)
高齢者クラブは、地域を基礎とする高齢者の自主的な組織です。成田市高齢者クラブ連合 会は、市内各地域の単位老人クラブが加盟した組織であり、全ての会員を対象に文化、芸能、 スポーツ、旅行など各種活動が行われています。市では、高齢者クラブの活動を支援するこ とで高齢者の社会参加と生きがいづくりを推進します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 高齢者クラブ数(クラブ) 96 92 90 92 95 97 参加者数(人) 4,879 4,751 4,603 4,670 4,760 4,820 ※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
2.2.3赤坂ふれあいセンター管理運営(高齢者福祉課)
高齢者の生きがいづくり、市民同士の世代を超えたふれあいづくりの場として、これまで の「老人福祉センター」をボンベルタ成田店アネックス館B棟2階に移転し、新たに機能を拡 充させた「赤坂ふれあいセンター」を整備しました。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
延べ利用者数(人) 43,257 52,415 54,068 54,000 54,000 54,000
第4章 施策の取り組み
2.2.4高齢者教養講座の開催(高齢者福祉課)
高齢者の方々の健康増進、教養の向上、レクリエーションなど、楽しく健康的な日々を過 ごしていただくため、シニア教養講座として各種教室(※)を開催しています。
(※)色鉛筆画教室、茶道教室、ゆる体操教室、尿モレ予防教室、ピラティス教室、 メントレエクササイズ教室、川柳教室、カラオケ教室、書道教室、くす玉人形教室
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
講座数(講座) 9 10 10 11 11 11
延べ参加者数(人) 1,913 2,391 2,200 2,200 2,200 2,200
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
2.2.5成田市オンデマンド交通の運営(高齢者福祉課)
市内に居住する70歳以上の方を対象に、自宅等から歩いていける範囲に乗降場を設け、乗 合方式のタクシーを運行する、オンデマンド交通の運行を成田市内全域で行っています。高 齢者の通院や買い物の他、気軽に外出できる機会を増やすための交通手段として、乗降時間 や乗降場所の要望に対応することのできる乗合型タクシーの実験運行を行い、その有効性及 び利便性を検証することを目的としています。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
延べ利用者数(人) 20,004 18,562 17,356 20,500 20,500 20,450
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
2.2.6 その他の関連事業
○高齢者コミュニティ施設開放(高齢者福祉課)
概ね 60 歳以上の方を対象に、教養の向上・レクリエーション等の場を提供し高齢者の心身 の健康の増進を図ります。
○シルバーいきいき作品展(高齢者福祉課)
概ね 60 歳以上の方を対象に、書・絵画・手工芸等の作品展を開催することで、高齢者の余 暇活動の充実による生きがいづくりを促進します。
○敬老祝い金の贈呈(高齢者福祉課)
第4章 施策の取り組み
第3節 安心して暮らせるまちづくり
○高齢者が可能な限り在宅で生活し続けられるよう、医師会等の医療関係団体と連携を強化 し、介護サービスと医療サービスを継続的・一体的に提供できる体制の構築を図ります。
○高齢者の生活支援サービスの提供にあたっては、事業所や市民などの多様な提供主体を活 用することが求められるため、地域資源をコーディネートする人材の育成を図ります。
○認知症に関する正しい知識を普及し、地域全体で見守り活動や早期発見等の対応を行う、 認知症になっても住みなれた地域で生活ができるよう、認知症地域支援推進員を配置するな ど、支援体制の充実を図ります。
○閉じこもり防止のため、地域での交流活動や機能訓練事業の充実を図ります。また、ひと り暮らしや高齢者のみの世帯に対し、在宅生活を支援し安否確認等を行うため、配食サービ スや緊急通報装置の設置などの福祉サービスの充実を図ります。
3.1 地域包括ケアシステムの深化
3.1.1 総合相談支援体制の推進(地域包括支援センターの機能強化)
○地域包括支援センターは地域包括ケアの中核機関であるため、地域に住む高齢者の方や、 高齢者を介護する親族等の身近な相談窓口として、よりきめ細やかな支援を行うことができ るよう、体制の構築を図ります。
○地域に住む高齢者の方や、高齢者を介護する親族等から寄せられる相談から、状況把握、 緊急度の判断を行い、高齢者の心身の状況や家庭環境に応じて、地域における適切な保健・ 医療・福祉サービス等の利用に繋げることができるよう専門的・継続的な支援を行います。
○少子高齢化の進展に伴い、高齢者世帯による介護、高齢者の社会的孤立や生活困窮、障が い者の高齢化、子育て世代による介護等、地域課題が複合化してきています。そこでこれま での「地域包括ケアシステム」を深化させて、高齢者、障がい者、子ども・子育て世帯等を 包含して支える「丸ごと」の共生社会の実現を目指します。
第4章 施策の取り組み
本市の地域包括支援センター
圏域名 名 称 担当地域 備 考
西部北圏 域
成田市西部北地 域包括支援セン ター
ニュー タウン
赤坂、吾妻(※はなのき台を含む)、加良部、 橋賀台、玉造、中台
成田市西部北地 域包括支援セン ター
押畑支所
八生 松崎、大竹、上福田、下福田、宝田、押畑、山 口、米野
豊住 北羽鳥、長沼、南羽鳥、佐野、竜台、安西、南 部、北部
西部南圏 域
成田市西部南地 域包括支援セン ター
成田 成田、田町、東町、本町、仲町、幸町、上町、 花崎町、馬橋、新町、南平台、土屋、寺台、郷 部、不動ヶ岡、ウイング土屋、囲護台、美郷台
中郷 野毛平、東金山、関戸、和田、下金山、新妻、 芦田、東和泉、西和泉、赤荻
2019(平成 31)年度半ば までは成田市中央地域包括 支援センターが担当予定 (仮称)
西部西圏 域
成田市西部西地 域包括支援セン ター(新設)
公津 八代、船形、北須賀、台方、下方、大袋、江弁 須、飯田町、並木町、飯仲、宗吾、公津の杜
2018(平成 30)年度半ば までは成田市西部南地域包 括支援センターが担当予定
(仮称) 南部圏域
成田市南部地域 包括支援センタ ー(名称変更)
遠山 小菅、大山、馬場、久米、久米野、山之作、吉 倉、東和田、川栗、畑ヶ田、大清水、三里塚、 本三里塚、本城、南三里塚、東三里塚、駒井 野、取香、堀之内、新駒井野、長田、十余三、 天神峰、東峰、古込、木の根、天浪、三里塚光 ヶ丘、三里塚御料、西三里塚、御所の内
2019(平成 31)年度半ば に、成田市中央地域包括支 援センターから名称変更予 定
東部圏域 成田市東部地域 包括支援センタ ー
久住 芝、大室、土室、小泉、成毛、大生、幡谷、飯 岡、荒海、磯部、水掛、新泉、久住中央
2019(平成 31)年度半ば までは成田市中央地域包括 支援センターが担当予定 下総 猿山、大菅、滑川、西大須賀、四谷、名古屋、
高倉、成井、地蔵原新田、青山、倉水、名木、 冬父、中里、七沢、高岡、大和田、高、小野、 小浮、野馬込、平川、新川
成田市東部地域 包括支援センタ ー
大栄支所(新 設)
大栄 伊能、奈土、柴田、堀籠、村田、所、桜田、南 敷、馬乗里、横山、浅間、東ノ台、大沼、久井 崎、稲荷山、中野、津富浦、松子、臼作、吉 岡、新田、一坪田、前林、水の上、川上、多良 貝、大栄十余三、官林、一鍬田
第4章 施策の取り組み
①地域包括支援センター等運営協議会
被保険者、医療、保健、福祉の有識者、関係団体で構成する「地域包括支援センター等運 営協議会」により、地域包括支援センターの適切な運営を確保します。
②地域包括支援センターの運営
介護予防や総合事業の展開等の拠点として、より身近な地域で高齢者への必要な援助を継 続的・包括的に行うため、地域包括支援センターの適切な運営に努めます。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
相談件数 7,720 7,166 8,588 8,812 9,041 9,277
ケアプラン作成件数 6,285 6,934 7,164 7,351 7,542 7,739
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
a地域包括支援センターの質の向上と平準化
地域包括支援センター職員の知識の向上を図り、どの地域でも迅速に質の高い援助・支援 を行うことができるよう、市が主体的に研修等を行います。また、受託法人が適切な地域包 括支援センター業務を行うことができるよう、業務評価等を踏まえた体制づくりによって平 準化を進めていきます。
b地域包括支援センターと市の情報共有
各地域包括支援センターと設置主体である市が定期的な情報交換を行う機会を設け、各地 域包括支援センターとの情報共有を図ります。
c公平・中立性のある地域包括支援センターの運営
地域包括支援センターの運営は、原則として公募により選定した法人に委託することとし ます。運営状況については、「地域包括支援センター等運営協議会」に報告し、意見を求め ながら、概ね6年間を経過するごとに公募を行い、公正・中立に受託法人を選定することと します。第7期計画では、2018(平成 30)年度と 2019(平成 31)年度に、それぞれ公募 を行う予定です。
d地域包括支援センターの機能強化
第4章 施策の取り組み
3.1.2 包括的・継続的ケアマネジメント支援 ①介護支援専門員研修
個々の高齢者の状況や変化に応じた包括的・継続的ケアマネジメントを実現するため、市 内の居宅介護支援事業所に所属する介護支援専門員、医療・福祉職員及び地域関係者等を対 象に、事例検討を含めた研修会を行います。
②関係機関や地域との連携体制構築の支援
保健・医療・福祉などさまざまな関係機関とのネットワークの構築に向け、関係機関に働 きかけ、多職種の連携、協働を図ります。また、地域包括支援センターの相談体制の強化に 向け、住民自治組織やボランティアなどの地域のインフォーマルな資源を活用し、自立支援 に資する適切なケアマネジメントができるよう支援します。
3.1.3 生活支援サービスの体制整備 ① 生活支援コーディネーターの配置
市全域を担当する第 1 層生活支援コーディネーターを 2016(平成 28)年 12 月に 1 名配 置しました。生活支援コーディネーター業務は、高齢者のニーズと支援サービスのコーディ ネート機能を担い、サービスを提供する事業主体と連携して支援体制の充実・強化を図る必 要があることから、地域の実情を把握し、地域の多様な主体との調整機能を持つ地域包括支 援センターを受託する法人に委託します。また、日常生活圏域を担当する第 2 層生活支援コ ーディネーターの配置については、本計画において実施する日常生活圏域の見直しと地域包 括支援センターの増設に併せて配置することを予定しており、2018(平成 30)年度から段 階的に配置していきます。
現在、第 1 層生活支援コーディネーターが、各地域で地域包括支援センターと共同でワー クショップを開催し、地域毎に求められるサービスの傾向を把握し、個々の利用者からのニ ーズも取り入れながらサービス提供主体との連携体制づくりに取り組んでいます。今後も、 地域に不足するサービスの開発や、サービスの担い手養成に取り組み、生活支援サービスの 充実を図ります。
② 協議体の設置
本市では、2017(平成 29)年 1 月に、生活支援サービスを提供する民間企業、ボランテ ィア、社会福祉法人などで構成する第 1 層協議体を設置しました。日常生活圏域を担当する 第 2 層の協議体については、第 2 層生活支援コーディネーターの配置と併せて検討し、段階 的に設置を進めます。
協議体では、市内各地域の特性を踏まえたうえで開発が必要なサービスや、既存事業を活 かした新たなサービス事業の枠組みや実施体制、その地域にふさわしい生活支援サービスを 生活支援コーディネーターと情報を共有し、順次構築します。
第4章 施策の取り組み
3.1.4 地域ケア会議の推進
地域包括ケアシステムの構築の目的は、高齢者が医療や介護が必要な状態になっても、適 切なサービスを利用することによって、尊厳を保持しながら、住み慣れた地域で、自分らし く人生の最後まで暮らし続けることができるよう、地域で支える仕組みを構築することです。 そのため本市は、地域包括ケアシステム構築の重要なツールである「地域ケア会議」につい て、市と地域包括支援センターが一体となって取り組み、多職種連携と市民の参画によるネ ットワークの構築を図りながら、地域の課題解決が図れるよう取り組みます。また、2016 (平成 28)年 3 月に作成した本市の地域ケア会議の運営の指針となる「成田市地域ケア会議 マニュアル」に沿って開催します。
本市の地域ケア会議の体系図は、「個別ケア会議(個別レベル)」、「小地域ケア会議(日常 生活圏域レベル)」、「中央地域ケア会議(市域レベル)」、「地域ケア推進会議(市レベル)」に よる 4 層による構成とし、階層的な連携を図りながら地域課題の把握、課題解決に努め重層 的な施策の展開を図ります。
○個別ケア会議(地域包括支援センター主催)
個別事例の検討が必要な場合に、随時、地域包括支援センターの職員が、必要なメンバー を招集し開催します。また、地域包括ケアの実現に向けて、ケアマネージャーが作成するケ アプランの向上に資する会議とするため、多職種からの助言が得られる運営方法を導入する など、ケアマネージャーの育成支援も含めた会議を検討します。
○小地域ケア会議(地域包括支援センター主催)
地域包括支援センターが主体となり、保健・医療・福祉の関係者や民生委員、地区社協役 員等の地域の関係者と連携して、市内 16 地区社協単位で「小地域ケア会議」を開催します。 個別ケア会議で抽出された地域課題の共有・検討を通じて、ネットワークの構築を図ります。
○中央地域ケア会議(地域包括支援センター主催)
小地域ケア会議で挙げられた意見、課題をとりまとめ、地域包括支援センターの意見を統 合し、ネットワークの構築や資源開発をはじめ、市に提言していく機能を併せもつ全体会議 として、「中央地域ケア会議」を開催します。
○地域ケア推進会議(市主催)
第4章 施策の取り組み
■
本市の地域ケア会議の体系図
-地域ケア推進会議の専門部会-
◇医療介護連携部会…医療と介護の効果的な連携について協議、在宅医療と介護連携 の推進事業の検討等。
◇介護予防部会…自立支援型のケアマネジメント支援、介護予防・日常生活支援総合 事業の検討等。
◇認知症対策部会…認知症予防、認知症カフェ、初期集中支援チームの推進の検討等。 ◇権利擁護部会…関係機関との連携や情報共有、地域見守りネットワーク体制の構築、 虐待防止策、成年後見制度の促進の検討等。
個別ケア会議
- 市域レベル(地域包括支援センター主催) - 各地域包括支援センター毎の全体会議 地域課題の共有・検討、ネットワークの構築等
- 個別レベル(地域包括支援センター主催)- 個別ケース検討、個別ケースの視点からの地域課題
の抽出等
- 地域ケア推進会議(市主催) -
中央地域ケア会議
-日常生活圏域レベル(地域包括支援センター主催)- 市内 16 地区社会福祉協議会単位での実施
保険者と関係者間の「規範的統合」を図る場として、研修や情報交換等を行う全体会議を 年 2~3 回開催する。また、政策課題等を検討する代表者会議や医療と介護の効果的な連 携、介護予防の推進等を図る専門部会を設置する。
代表者会議
医療介護連携 部会 介護予防
部会 認知症対策 部会 権利擁護
部会
第4章 施策の取り組み
3.2 医療と介護の連携の推進 3.2.1 保健医療計画との整合性確保
県の保健医療計画においては、第7次の計画期間(2018(平成 30)年度から 2023(平成 35)年度まで)における必要な在宅医療の整備目標を定め、市町村介護保険事業計画の期間 と合わせてその半期に見直しを行うこととされています。また、各都道府県は、2025(平成 37)年における医療機能ごとの医療需要に基づく病床の必要量、慢性期機能からの転換分を 含めた介護施設・在宅医療等の追加的需要等を推計し、2016(平成 28)年度末までに地域 医療構想を策定しています。一方、市町村介護保険事業計画及び都道府県介護保険事業支援 計画においては、第7期におけるサービスの種類ごとの量の見込み等を定めるとともに、市 町村介護保険事業計画においては 2025(平成 37)年におけるサービスの種類ごとの量の推 計値を定めることとされています。
2025(平成 37)年に向けた地域医療構想を推進するためには、慢性期機能から介護施 設・在宅医療等への転換を含めた追加的需要について、地域の実情に応じて適切に受け皿の 整備がなされる必要があり、第7次保健医療計画及び第7期介護保険事業計画においては、 この受け皿整備の必要量を踏まえた在宅医療の整備目標や介護サービスの種類ごとの量の見 込みを、各計画の間で整合的に、かつ受け皿整備の先送りが発生しないよう計画的に設定す る必要があります。また、市町村介護保険事業計画における 2025(平成 37)年の介護サー ビス見込み量の推計値においても、この受け皿整備の必要量を盛り込んで計画しています。
3.2.2 在宅医療・介護連携の推進
高齢者は加齢に伴い、慢性疾患による受療が多い、複数の疾病にかかりやすい、要介護の 発生率が高い、認知症の発生率が高い等の特徴を有しており、医療と介護の両方を必要とす ることが多くなっています。
団塊の世代が 75 歳以上となる 2025(平成 37)年を目処に、医療と介護の両方を必要と する状態の高齢者が、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが できるよう、地域の医療・介護の関係団体が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療と介護 を一体的に提供するために必要な支援を行うことが求められます。
第4章 施策の取り組み
在宅医療・介護連携推進事業の具体的取組
項 目 内 容
① 地域の医療・介護の資源 の把握
地域の医療機関、介護事業者等の住所、機能等を把握し、これ までに自治体等が把握している情報と合わせて、リスト又はマ ップを作成、活用します。
② 在宅医療・介護連携の課 題の抽出と対応策の検討
地域の医療・介護関係者等が参画する会議を開催し、在宅医 療・介護連携の 現状と課題の抽出、対応策等の検討を行いま す。
③ 切れ目のない在宅医療と 在宅介護の提供体制の構築 推進
地域の医療・介護関係者の協力を得ながら、切れ目なく在宅医 療と介護が一体的に提供される体制の構築を目指した取組を行 います。
④ 医療・介護関係者の情報 共有
情報共有の手順等を含めた情報共有ツールを整備し、地域の医 療・介護関係者間の情報共有の支援を行います。
⑤ 在宅医療・介護連携に関 する相談支援
地域の在宅医療と介護の連携を支援する相談窓口の運営を行 い、地域の医療・介護関係者、地域包括支援センター等から の、在宅医療・介護連携に関する相談等を受け付け、連携調 整、情報提供等により、その対応を支援します。
⑥ 医療・介護関係者の研修 地域の医療・介護関係者の連携を実現するために、他職種での グループワーク等の研修を行います。 また、必要に応じて、 地域の医療関係者に介護に関する研修会の開催、介護関係者に 医療に関する研修会の開催等の研修を行います。
⑦ 地域住民への普及啓発 在宅医療・介護サービスに関する講演会開催、パンフレットの 作成・配布等により、地域住民の在宅医療・介護連携の理解を 促進します。
⑧ 在宅医療・介護連携に関 する関係市区町村の連携
第4章 施策の取り組み
3.3 認知症高齢者への包括的支援 3.3.1 認知症施策の推進
① 認知症に関する普及啓発
わが国の認知症高齢者の数は、2012(平成 24)年で 462 万人と推計されており、2025 (平成 37)年には約 700 万人、65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれ ています。今や認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気であり、住民に認知症につい ての正しい知識や予防法の普及啓発を図ることが重要です。本市としては、市報や講演会の 開催等を通じて、認知症への社会の理解を深める取組を展開していきます。
② 認知症サポーターの養成の推進
認知症になっても安心して暮らせるまちを目指し、地域における認知症高齢者の見守り体 制を構築するため、認知症キャラバンメイトの協力により、地域や職域団体、学校等を対象 に「認知症サポーター養成講座」を実施し、認知症高齢者と家族への応援者である認知症サ ポーターの養成を推進します。また、認知症サポーターが地域の様々な場面で活躍できる取 組を検討していきます。
③ 認知症キャラバンメイト等の連携強化と活動支援
認知症キャラバンメイトのスキルアップと、効率的な人材活用を図るため、メイト間の交 流事業や情報交換の場を提供し、活動支援に努めます。
また、認知症サポーターが具体的な活動に踏みだせるよう、フォローアップのための講座 開催に向けた取組を検討していきます。
④ 認知症初期集中支援推進事業
2018(平成 30)年 4 月に、医療と介護の専門職による「認知症初期集中支援チーム」を 設置し、認知症が疑われる人や認知症の人、及びその家族を訪問し、必要な医療や介護の導 入・調整や、家族支援などの初期支援を、包括的、集中的に行い、自立生活のサポートを行 います。
認知症に関わる専門職等が連携し、認知症の早期発見・早期診断・早期対応を行うための 支援体制づくりを推進します。
⑤ 認知症地域支援推進員等設置事業
第4章 施策の取り組み
⑥ 認知症ガイドの普及・啓発
認知症の方やその家族が、状態に応じた適切な医療や介 護サービスの提供を受けられるよう、また、認知症の疑い がある場合の相談先や支援団体等がわかる、「成田市認知 症ガイド」の普及啓発を図ります。
3.3.2 認知症の人や家族を支えるネットワークの構築(任 意事業―その他の事業)
① 徘徊高齢者等家族支援サービス
認知症などによる行方不明の早期発見や身元確認のため、
行方不明の恐れのある高齢者の個人情報を登録し、履物のかかとやつま先に貼る反射シール 状のステッカーを交付し、早期発見の確保を図ります。
② SOS ネットワーク
徘徊高齢者が発生した際、成田警察署生活安全課から専用ファクスを通じて協力事業所 (鉄道、バス、タクシー、コンビニ等)に一斉に連絡を行うとともに、防災無線を通じて広 く周知を図り、徘徊高齢者の早期発見に努めます。
③その他の関連事業
○認知症高齢者等の家族等のつどい
認知症高齢者等を介護している方を対象に、介護するうえでの悩みや疑問点、工夫などを 共有し、共感できる場を提供します。
○認知症家族の会活動支援
成田市認知症家族の会「オアシスの会」では、認知症介護の勉強や交流会、相談会を通し て地域の介護者支援や認知症の啓発活動を行っており、市としても認知症の方、その家族を 支えるために、会の主体的な活動を支援します。
○認知症カフェの取り組み
第4章 施策の取り組み
3.4 権利擁護事業の推進
高齢者が地域において尊厳のある生活を維持し、安心して生活を継続することができるよ うに、高齢者虐待への対応、消費者被害の防止、成年後見制度利用の支援等の高齢者の権利 擁護に必要な支援を行います。
3.4.1 成年後見制度の利用支援
高齢者が一人で生活していかざるをえなくなった場合でも、権利が保障された状態で安心 して暮らしていけるよう、成年後見制度のさらなる普及に努める必要があります。高齢化の 進展に伴い認知症等による判断能力への支障や、単身で身寄のない方が増えていく一方で、 制度自体を知らない人が多くいることや、後見人候補者の不足が課題となっています。 そのため、成年後見制度の普及啓発や市民後見人の育成、制度利用の相談支援体制の構築 などについて検討していきます。
3.4.2 高齢者に対する虐待の予防と防止の推進
高齢者虐待の背景には、介護により心身共に疲労し、更に孤立した状態により追い詰めら れた結果、自覚のないまま不適切な対応がおきていることも少なくないことから、高齢者を 介護している人たちが孤立しないよう、地域包括支援センターと地域の関係団体や地域住民 が連携を図り、虐待を未然に防ぐ地域づくりに取り組んで行きます。また、支援に当たって は、「成田市高齢者虐待対応マニュアル」を活用し、効果的な情報収集や支援方法を明確化 しながら、地域包括支援センター等の関係機関と対応策を共有しながら対応します。 虐待の発見、通報や連絡に対して、適切かつ迅速な対応ができるように関係機関や関係者 と連携しながら高齢者虐待防止を推進します。
3.4.3 消費者被害の防止
第4章 施策の取り組み
3.5 地域生活を支えるサービスの充実 3.5.1 介護者教室(高齢者福祉課)
在宅において高齢者等を介護する家族を対象に、適切な介護知識や介護に関する技術を習 得することを目的に、教室を開催します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
参加者数(実人数) 43 32 36 60 60 60
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.2 独居高齢者ふれあい訪問等サービス(高齢者福祉課)
市内に居住する 65 歳以上の一人暮らし世帯を対象に、孤独感の解消と地域社会との交流を 深めることを目的に、月に 1 回給食等のサービスを行います。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
延べ配食件数(件) 13,296 13,196 13,130 13,759 14,779 15,317
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.3 高齢者配食サービス(高齢者福祉課)
市内に居住する概ね 65 歳以上の一人暮らし、または高齢者のみ世帯等を対象に、配食サー ビスを行います。高齢者の食生活の改善及び健康の増進を図るとともに、安否の確認を行い、 不在の場合には市や緊急連絡先に連絡が入る体制を整えています。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
利用者実人数(人) 464 405 400 491 509 528
延べ食数(食) 67,300 67,270 63,146 66,608 69,651 72,187
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.4 独居高齢者見守り支援(高齢者福祉課)
市内に居住する 70 歳以上の一人暮らし高齢者を対象に、隔週毎に飲料を配付します。独居 高齢者の孤独感の解消を図るとともに、安否の確認を行い、不在の場合には翌日配達とし、 翌日に不在、または緊急時は市へ連絡が入る体制を整えています。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
利用者(人) 477 534 491 450 454 454
第4章 施策の取り組み
3.5.5 緊急通報装置の設置(高齢者福祉課)
市内に居住する高齢者のみ世帯及び高齢者を含む世帯を対象に、緊急時の疾病、災害等に 迅速かつ適切に対応するため、緊急通報装置を設置します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
設置世帯(世帯) 652 623 603 627 638 661
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.6 移送サービス(社会福祉協議会)
要介護認定・要支援認定を受けている、または身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保 健福祉手帳を持っており、一人で外出が困難な高齢者を対象に、通院等の際、自宅から目的 地まで自動車で送迎します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
認定者会員数(人) 162 156 156 160 170 180
障害者会員数(人) 30 32 36 38 40 42
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.7 高齢者寝具乾燥サービス(高齢者福祉課)
市内に居住する一人暮らし、またはねたきりの高齢者、重度認知症高齢者を対象に、月に 1 回、寝具の乾燥を行います。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
延べ利用者数(人) 173 197 228 300 322 334
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.8 高齢者等住宅改造費助成事業(高齢者福祉課)
要支援、要介護の認定を受け、日常生活に介助を要する在宅の高齢者に対し、住み慣れた 自宅で生活が継続できるように住宅を改造する費用を助成します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
住宅改造件数(件) 113 92 82 77 128 132
第4章 施策の取り組み
3.5.9 独居高齢者等火災報知器給付事業(高齢者福祉課)
市内に居住する 65 歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみ世帯(かつ生活環境上火災報知器 が必要と認められる方)を対象に、火災による事故を防止するため、火災報知器を設置しま す。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
新規設置台数(台) 11 10 13 21 24 25
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.10 老人ホームへの措置(高齢者福祉課)
環境上の理由及び経済的理由により、居宅において養護を受けることが困難な方を対象に、 養護老人ホームへの入所措置を実施します。また、やむを得ない事由(虐待等)により契約 によって必要な介護保険サービスの提供を受けることのできない方を対象に、特別養護老人 ホームへの入所措置を実施します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
措置施設数(カ所) 8 8 8 9 9 9
措置人数(人) 36 38 33 36 38 40
※2017(平成 29)年度は、実績見込みとなります。
3.5.11 高齢者生活福祉センター(ヴォーネン本埜)運営(高齢者福祉課)
60 歳以上または高齢等のため独立して生活することに不安がある方、または自立しており 介護を必要としない方を対象に、成田市・印西市・栄町の 3 市町によって設立された「ヴォ ーネン本埜」に入所することができるよう、事業運営費を負担します。
3.5.12 その他の関連事業
○福祉サービス利用援助・日常生活自立支援(社会福祉協議会)
介護保険や福祉サービスの手続き、公共料金や家賃の支払いなどを自分ですることに不安 がある場合、生活支援員を派遣してお手伝いをします。
また、通帳や印鑑などの管理が不安な場合は、大切なものをお預かりします。
○ねたきり高齢者福祉手当支給(高齢者福祉課)
市内に居住するねたきりの高齢者(概ね 6 カ月以上臥床し、入浴、食事、排泄等、日常生 活の殆どに介護を要する方)またはその養護者を対象に、手当を支給します。
○重度認知症高齢者介護手当支給(高齢者福祉課)
第4章 施策の取り組み
○高齢者及び障害者介護者手当支給(高齢者福祉課)
3 年以上市内に居住する概ね 6 カ月以上ねたきり、または重度の認知症により家族等によ る介護を受けている方に、負担を軽減し福祉の増進を図るため、手当を支給します。
○診断書料助成(高齢者福祉課)
高齢者日常生活支援事業、重度認知症高齢者介護手当支給事業、養護老人ホームへの入所 措置事業を利用する方を対象に、手続きに必要な医師の診断書の作成に要した費用の全額ま たは一部を助成します。
○高齢者紙おむつ給付
第4章 施策の取り組み
第4節 介護予防と重度化の防止のまちづくり
○介護サービス利用者の選択肢を広げるため、サービス提供事業者の新規参入や業務拡大を 働きかけます。
○高齢者の地域における自立した日常生活の支援、要介護状態等となることの予防または要 介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を図ります。併せて、介護給付等に要する費用の適正 化への取組を推進します。
4.1 地域マネジメントの推進
4.1.1 自立支援・重度化予防に向けた取組
今般の介護保険法の改正では、被保険者の地域における自立した日常生活の支援、要介護 状態等となることの予防、または要介護状態等の軽減、悪化の防止に取り組むと共に目標設 定することになっており、本市では地域マネジメントの推進として、次のような PDCA サイ クルを回して自立支援・重度化予防を図ります。
市が地域の実態把握や課題分析を実施、次に地域の共通目標を設定して関係者で共有 して、目標達成に向けた具体的な計画を策定
同計画に基づき、地域の介護資源の発掘や基盤整備、多職種連携の推進、効率的なサ ービス提供等の自立支援・介護予防に向けた取り組みを推進
取り組みの実績を評価した上で、必要な計画の見直しを実施
評価・見直しに基づき改善及び対処、老人福祉を継続的に維持・向上
第4章 施策の取り組み
今期計画の評価、次期計画の目標
今般の介護保険法改正案の柱の 1 つである地域マネジメントの推進として、自立支援・重 度化予防を図るべく次のような PDCA サイクルを検討します。
基本理念 住みなれた地域で安心して暮らせる交流ふれあいのまち 成田
第6期 計画
成果 目標 (P)
①支え合うまちづくり ②健康と生きがいづくりのまちづくり ③安心して暮らせるまちづくり ④介護予防と重度化防止のまちづくり (目標値がないため平均との比較) H27 年度 H28 年度 H29 年度
認定率(参考値:国は 指標としない方向)
成田市 千葉県 全国 重度化率(要介護認定
適正化事業のデータよ り)
成田市 千葉県 全国
主な 活動 指標 (D)
(延参加人数) H27 年度 H28 年度 H29 年度
シニア元気アップ教 室・まるごとげんき教 室(人)
計画
実績・見込
通所リハビリ(人) 計画
実績・見込 介護予防通所リハビリ 計画 実績・見込
評価 (C) 改善 (A)
評価・改善案(C) 評価等への審議会意見 第7期の取組(A)
第7期 計画
目標 (P)
【自立支援に向けた国の財政的インセンティブ】
アウトカム指標(在宅復帰する利用者の割合が高い施設やサービス終了後に 社会参加に資する取組に移行する割合が高いリハビリ事業所等)に対する加 算や基準緩和等のインセンティブ付与(法律による制度化)
H30 年度 H31 年度 H32 年度
認定率 計画 【成田市の考え方】
重度化率 計画 【成田市の考え方】
主な 活動 指標 (D)
(延参加人数) H30 年度 H31 年度 H32 年度
シニア元気教室 計画
通所リハビリ 計画
介護予防通所リハビリ 計画
第4章 施策の取り組み
(介護保険事業計画における PDCA サイクルにより改善のイメージ)
成果 目標
認定率が全国や 千葉県平均比で 高い場合
(介護認定の適正化)
□認定調査員に対する判定基準改正等の速やかな情報提供や研修 □主治医意見書記載方法の周知や審査判断基準に対する研修 □認定調査項目の選択率について全国・千葉県平均との差を確認 (健康増進の推進)
□特定健診、特定保健指導、各種がん診断の利用率を評価 □介護予防事業の利用率、介護予防サービスの周知を評価
重度化率が全国 や千葉県平均比 で高い場合
(ケアプランの点検)
□「利用者が真に必要とする過不足ないサービスが適切に提供され ているか」確認(市内居宅介護事業所:実施、サ高住や老人ホー ム:検討)
□ケアプランがサービスありきのプランとなっていないか、自立支 援に資する計画、アセスメントに対応した計画になっているか確認 □ケアプラン点検・評価シートの導入
□ケアプラン点検に関する集団研修の実施、保険者への個別支援
活動 指標
供給が想定より 遅れている場合
□当初の見込みと比べて供給体制の整備が遅れている場合、事業者 と連携して体制整備を前倒しで進める
□地域に事業所が少なく要介護者を受け入れられる事業所がない場 合、事業所と連携して要介護者受け入れ体制の整備を図る
利用者が想定よ り少ない場合
□介護予防事業の利用率が低い場合、市民への周知方法を確認 □利用は年々増加しているものの、事業所において的確なニーズ把 握ができていないという課題がみられる場合、ニーズの洗い出し 等、地域支援の枠組みの中で連携を進める(居宅介護等)
□利用者ニーズを満たすためには、事業所だけでなく各種地域資源 との連携や活用が重要であるため、事業の周知を進め連携先の拡充 を図る
□重度介護者が利用できるサービスが少ない場合、重度者が利用で きる基盤整備について検討を進める(施設、居住介護)
□サービスメニューに関して、認知症予防等のニーズが高くなって いる場合、現状の補助内容を見直して認知症予防プログラムの充実 を促進(運動、栄養、口腔、認知機能訓練を網羅した生活の改善) □事業所の立地が偏在しておりサービスを利用しにくい地域がある 場合、当該地域でのサービス提供に対する補助を行う
第4章 施策の取り組み
4.1.2 介護給付費等費用適正化事業 ① 介護サービス適正実施指導事業
介護サービス利用者へ適切なサービスが提供できるよう、介護サービス従事者の団体(ケ アマネジメント・訪問介護・通所介護・小規模多機能・グループホーム)を対象に、研修会 及び情報交換会等を行います。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
研修会回数(回) 6 7 6 6 6 6
延べ参加者数(人) 341 349 350 320 340 350 ※2017(平成 29)年度は実績見込みとなります。
② 介護費用適正化事業
介護報酬請求の適正化を図るため、医療情報との突合及び縦覧点検を実施し、必要に応じ て過誤調整を行い、介護サービス事業者が適切な請求を行うよう努めています。
また、利用者に即した本人の自立支援に資する適切なケアプランであるか等に着目したケ アプランの点検を通じて、適切な介護サービスの提供を行います。
本市では、2018(平成 30)年度より居宅介護支援事業者の指定権限が市町村に委譲され ることも踏まえ、要介護状態の軽減や悪化の防止に効果的であるケアプランの点検を優先事 項として重点的に取り組みます。ケアプランの点検により、「利用者が真に必要とする過不 足のないサービスが適切に提供されているか」、また、「ケアプランがサービスありきでは なく自立支援に資するプランとなっているか」を確認し、状態の維持(悪化防止)や改善に 効果的なケアプランの作成を推進します。
毎月漫然と同様のケアプランを作成している介護支援専門員や居宅介護支援事業者が存在 する場合もあることから、適正化システムの活用により地域の個々の介護支援専門員のケア プラン作成傾向を分析し、受給者の自立支援に資する適切なケアプランになっているかとい う観点から対象事業者を絞り込んで点検することを検討します。
第4章 施策の取り組み
介護給付費等適正化 主要事業
4.1.3 介護相談員派遣事業
市内の特別養護老人ホームやデイサービス事業所等の介護保険施設に、介護相談員を派遣 し、利用者等の意見をうかがったり、相談に応じるなどの活動を通じて、介護サービスの質 の向上を図ります。また、今後は介護相談員に対する研修も工夫しながら、利用者と事業者、 また、市との間を調整する介護相談員の確保に努めます。
① サービスの質の向上に向けた取り組み(苦情・事故報告)
苦情・事故報告書提出について法令等に基づく報告基準や目安などを含めた周知徹底を継 続的に行い、提出の必要性を意識づけていきます。
市の指導検査等を通じて、事業所の運営やサービス提供の状況を把握するとともに、国や 県の動向に注視しつつ、必要に応じて連携を図ることで適切な指導・助言を行い、事業者の サービスの質の向上を支援していきます。
項 目 内 容
①要介護認定の 適正化
保険者が、指定居宅介護支援事業所等に委託している区分変更申請や 更新申請に係る認定調査の結果について、保険者による点検の実施を 通じた要介護認定の適正化を図ります。
②ケアプランの 点検
利用者の自立支援に資する適切なケアプランであるか等に着目し、保 険者がケアプランの点検を実施します。これにより、利用者に対する 質の高いサービス提供を通じた介護給付の適正化を図ります。
③住宅改修等の 点検
住宅改修費申請時に、請求者宅の実態確認、工事見積書の点検等を行 います。
④縦覧点検・医 療情報との突合
第4章 施策の取り組み
②事業者への適切な指導・監査の実施
介護保険法に基づき、介護サービス事業者等に対し、介護給付等対象サービスの取扱い、 介護報酬の請求等に関する事項について、周知徹底することを目的に指導を行います。指導 にあたっては、事業所における実地指導のほか、必要な指導の内容に応じて、講習等の方法 により行う集団指導を実施し、介護サービス事業所の適正な運営とサービスの質の確保に向 け、効果的な指導に取り組みます。
重大な指定基準違反や介護報酬の請求に関する不正・不当がある場合等には、事実関係を 的確に把握し、公正かつ適切な措置をとることを目的に監査を実施します。
また、2018(平成30)年度に居宅介護支援事業所の指定・指導権限が移譲されることなど を踏まえ、指導検査体制の整備により、効率的かつ効果的な指定及び指導の実施に取り組み ます。
③市民・事業者へのわかりやすいサービス情報の提供
介護保険制度が多様化・複雑化する中で、利用者やその家族、地域住民等が、正しく情報 を理解し、サービスを活用できるよう、情報提供の様々な手法を検証し、サービスを必要と する人にとってわかりやすい方法を検討していきます。
④苦情対応の充実
市民からの申立てに対し適正に対応していくとともに、苦情・相談対応能力の向上に向け、 市職員を対象とした研修を継続・充実していきます。また、事業者に対して、連絡会や実地 指導等の機会を捉え、組織的な対応を踏まえた苦情・相談機能の充実を図るための指導・助 言等を行っていきます。
⑤運営推進会議の適切な運営
地域密着型サービス事業所が自ら設置する運営推進会議について、提供しているサービス 内容等を明らかにし、透明性の高いサービス運営とすることにより、サービスの質の確保及 び地域との連携を図ることができるよう、地域密着型サービス事業者に対し、適宜、指導・ 助言を行い、運営推進会議の適切な運営を確保していきます。
第4章 施策の取り組み
4.2 サービス提供の体制整備
4.2.1福祉・介護人材の確保及び育成・定着支援 ①人材確保に向けた事業者支援等の充実
離職中の介護福祉士等の有資格者に対し、介護分野への再就職に向けた不安感を払拭する ため、市の介護保険関連の情報提供や最新の介護技術に関する研修やセミナーの実施など、 再就職を促す取り組みを進めます。
また、疾病や加齢等により日常の医療的ケアが必要となった高齢者が、住み慣れた自宅で 療養生活をおくるためには、医師の指示に基づき看護師が高齢者宅を訪問して行う訪問看護 が不可欠です。訪問看護ステーションが主催する研修等との連携、県事業の周知等を通して 看護師の資格を持つ方の再就職や訪問看護事業者を支援し、訪問看護人材の確保を図ります。
②人材の育成・専門性向上への支援
介護ニーズが高度化・多様化する中、介護職員の育成・専門性向上のための研修や、医療 と介護の連携強化を図る研修などを実施します。ヤングケアラーやダブルケアラー、LGB T等の視点も踏まえ、内容の充実を図ります。
③人材の定着支援
市内の介護サービス事業所で働く職員が、仕事に対する誇りとやりがいを持って働き続け ることができるよう、経営者等に対する労働環境の改善をテーマにした研修の実施や、意欲 や能力に応じたキャリアパス制度の導入・運用支援を行います。
介護従事者の身体的負担の軽減や業務の効率化に向け、人工知能(AI)を活用した介護 ロボットの開発・普及に向けた取り組みが加速しています。介護ロボット導入支援事業の効 果検証を踏まえるとともに、国や県の動向など情報収集に努め、介護ロボットの活用につい て検討を進めます。また、従事者に対するメンタルヘルスなど相談事業の充実を図るととも に、人材の定着促進に向けた総合的な取り組みを進めます。
特に、離職者の7割強が勤続年数3年未満という調査結果(公益財団法人介護労働安定セ ンター「平成27年度介護労働実態調査」)があることから、職場や法人の枠を超えて悩みや 思いを共有できる関係づくりを目的とした交流事業など、概ね就職3年未満の職員の離職防止 に向けた取り組みを強化します。
④担い手のすそ野拡大の取り組み
今後、一層高まる介護サービス需要に対応するため、福祉分野への多様な人材の新規参入 を促進するための取り組みや、次世代を担う小・中・高校生の福祉職場への興味や関心を高 め、就労のきっかけづくりとなるような取り組みを進めます。
第4章 施策の取り組み
4.2.2 介護保険関連施設等の整備
第 6 期計画において、重度要介護者の入所希望者状況の改善、高齢者への多様な住まいの 提供、医療と介護の両方を必要とする高齢者の増加への対応策として、施設・居住系サービ スの整備目標を掲げ、その達成状況については、以下のとおりです。
第 7 期計画の整備事業としては、重度要介護者の入所希望者状況の対応として、介護老人 福祉施設(特別養護老人ホーム)の整備を行います。
次に、高齢者の住まいの多様化に対応するため、特定施設(介護付有料老人ホーム等)の 整備を行います。また、認知症高齢者の増加への対応策として、認知症対応型共同生活介護 (グループホーム)の整備を図ります。
医療と介護の両方を必要とする高齢者の増加への対応としては、介護老人保健施設、定期 巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護の整備を図ります。
地域包括支援センターは、第7期計画の期間中に、「4センター・1支所」から「5セン ター・2支所」に増設することとします。
■主な施設の整備目標
サービスの種類 第 6 期 策定時
2014 年度
第 6 期 目標値 2017 年度
第 6 期 現状値 2017 年度
第 7 期 目標値 2020 年度
地域包括支援センター 4 カ所 4 カ所 4 カ所
・1 支所
5 カ所 ・2 支所
通所介護(デイサービス) 637 人 439 人 547 人 人
通所リハビリテーション(デイケア) 70 人 110 人 110 人 人
短期入所生活介護・療養介護(ショートステイ) 61 床 101 床 71 床 81 床
特定施設(介護付有料老人ホーム等) 205 室 275 室 205 室 375 室
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) 460 床 710 床 660 床 808 床
介護老人保健施設 276 床 382 床 376 床 482 床
介護療養型医療施設 60 床 60 床 0 床 床
認知症対応型通所介護(認知症対応型デイサービス) 55 人 55 人 35 人 人
小規模多機能型居宅介護 4 カ所 6 カ所 5 カ所 7 カ所
認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 117 室 117 室 108 室 126 室
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 35 床 35 床 15 床 15 床
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 - 2 カ所 2 カ所 3 カ所
地域密着型通所介護 - 228 人 244 人 人
※ 現状値は、2017(平成 29)年 11 月 1 日現在で記載しています。第 6 期計画における整備事業で、特定施設 70 室(新設)、介護老人福祉施設 10 床(増設)、介護老人保健施設 6 床(増設)、小規模多機能型居宅介護 1 カ所(新設)について現在整備が進行しているところです。
第4章 施策の取り組み
4.3 介護予防・日常生活の支援
介護保険法の改正により、地域支援事業が充実され、新しい介護予防・日常生活支援総合 事業(介護予防・生活支援サービスと一般介護予防事業)が創設されています。
要介護(支援)度に応じたサービスの全体像とフローは、次のとおりです。
要介護(支援)度に応じた介護(予防)及び総合事業サービス
介 護 予 防 ・ 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業
地域包括支援センターまたは高齢者福祉課に相談
介護予防・生活支援 サービス 事業を利用したい
要支援1・ 2で 訪問介護、通所介護を利用
し引き 続き同様のサービスを希望
要介護認定が必要な サービス を利用したい
要介護認定申請希望なし 要介護認定申請希望あり
基本チェックリス ト実施 要介護認定申請( 更新含む)
自立した生活を 送れる人
生活機能の低下が 見られた人
非該当の人 要支援1・ 2の人 要介護
1~5の人
予防給付の利用な し (訪問型・通所型)
予防給付の利用あり (福祉用具の貸与、訪問看護など)
介護予防サービス 計画 介護予防ケアマ ネジメント
介 護 給付 予 防 給付
( 福祉用具の 貸与、訪問
看護な ど) 介 護 予防・生活支援サービス事業
○訪問型サービス 【 ホーム ヘルプ】 ○通所型サービス 【 デイサービス】 一 般 介護予防事業
○まるごとげんき教室 ○シニア元気アップ教室 ○な りたいき いき
百歳体操
第4章 施策の取り組み
総合事業では、高齢者のニーズに応じた介護予防の取組みや、生活支援サービスの充実を 図っていくことが重要であることから、本市では、既存の介護サービス提供事業所をはじめ、 NPO、民間企業、ボランティアといった地域の多様な主体との連携を強化し、高齢者への支 援の充実を図ることはもちろんのこと、高齢者自身が担い手となり住民同士で支え合う「互 助」を推進します。
このため、介護予防・生活支援サービス事業では、従来の介護予防訪問介護・介護予防通 所介護に相当するサービスを継続しつつ、これらの基準を緩和したサービスの普及を進める とともに、その他の多様なサービスの創設を検討することとします。
検討を進める多様なサービスには、有償・無償のボランティア等により提供される住民主 体によるサービス、保健・医療の専門職による短期集中型のサービス、介護予防・生活支援 サービス事業と一体的に行われる移動支援や移送前後の生活支援のサービスがあります。 多様なサービス以外にも、住民ボランティアの養成を推進するなど、住民が主体となって 運営するサロンその他の高齢者の居場所の創設支援についても、地域介護予防活動支援事業 の枠組みで検討することとします。
検討を進めるに当たっては、生活支援コーディネーターによる資源開発、マッチング等の コーディネート機能を活用するとともに、成田市生活支援・介護予防サービス提供主体等協 議体による議論を踏まえ、地域特性を踏まえた体制整備を進めることとします。
また、高齢者の介護予防の推進という観点から、支援する側と支援される側というこれま での画一的な関係性だけでなく、地域とのつながりを維持しながら、生活支援の担い手とし て元気な高齢者の社会参加を推進することにより、自立意欲の向上につなげます。
4.3.1 介護予防・生活支援サービス事業
ⅰ)訪問型サービス ①介護予防訪問介護相当サービス
認知機能の低下により日常生活に支障がある症状や行動があったり、退院直後で状態が変 化しやすい方など、専門的サービスが特に必要な場合に、専門の訪問介護員が自宅を訪問し、 従来の介護予防訪問介護の基準により身体介護を含むサービスを提供します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
見込(件) 2,218 2,276 2,335
実績(件) 889
第4章 施策の取り組み
②基準緩和型訪問サービス(訪問型サービスA)
サービス内容や従事者の要件を①の水準より緩和し、費用面でも安価に設定した掃除、洗 濯などの主に家事援助を中心としたサービスを提供します。費用は、①の8割程度です。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
見込(件) 12 24 36
実績(件)
③成田市認定ヘルパー
介護保険の要支援者などに必要な家事(掃除・洗濯・買い物・調理など)を提供する「介 護予防・生活支援サービス」のヘルパーとして基準緩和型訪問サービス事業所で働くことが できる「成田市認定ヘルパー」を 2016(平成 28)年度から養成し、元気な高齢者の方など に新たな担い手として、地域の支え合いづくりへの参画を支援します。
第 6 期計画 第 7 期計画
2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度
見込(人) 30 30 30 30 30
実績(人) 22 9
④住民主体による支援(訪問型サービスB)
住民ボランティア等を主体とし、ゴミ出しや安否確認などの軽易な生活支援サービスを安 価で提供します。高齢者自身も担い手となり、地域の住民同士で支え合う「互助」を基本と するもので、担い手となる高齢者の介護予防にもつながるため、重点的に実施の検討を進め ていきます。
⑤短期集中予防サービス(訪問型サービスC)
特に閉じこもりなど心身の状況により通所による事業への参加が困難で、訪問による介護 予防の取組みが必要と認められる高齢者を対象に、3~6か月の短期間、保健・医療の専門 職が居宅を訪問して、生活機能に関する問題を総合的に把握・評価し、社会参加を高めるた めに必要な相談、指導等を行うもので、実施の検討を進めていきます。
⑥移動支援や移送前後の生活支援(訪問型サービスD)