岡山大学構内遺跡調査研究年報 8
1990年 度
1991年 12月
岡山大学埋蔵文化財調査研究センター
岡山大学構内遺跡調査研究年報 8
1990年 度
1991年 12月
岡山大学埋蔵文化財調査研究センター
︐〜
一
集一 一
辱 歩
‐
―
巻頭写真1 溝4b
巻頭写真2 溝2b
序
1989年度から1990年度前半にか―けてはュちようど規模の大き―い発掘調査が途切れた時期で,
発掘成果の展示会や遺物整
4f44‑などにも力を注ぐことができました。
ところで
,出上 した土器や
1石器はぅ法律上 ,題 蔵文化財 と呼ばれィ ています。竪穴住居のよう な遺構も ,土 器が散布 しているだけの遺跡もやはり ,埋 蔵文化財です。しかし例えば江戸や明 治の絵画といったものは
,すべて文化財 というわけで
.はなく ,ご く一部の優れた作品の
│みが選 ばれ 行政的な指定が行われてはじめて文化財となるわけです。
法律上の扱いはともかく ,出 土遺物や遺跡
│が広 く
1文化財とみ装されるためには ,過 去の歴史 をたどるとでどれもが個性的な価値をもつということがやはリ ー 研究の上で明らかにされる必
1要があります。発掘調査後に行われる追構
̀遺物の整理作業や報告書の刊行は ,考 吉資料に新 し い文化財としての価値を付け加えていくという意味でも ,大 切な意義をもっていると― 思われま す。
1990年
度後半からは
,医学部構内鹿田遣跡でのアイツト ー ープ総合センター建設地をはじめと して ,再 び大規模な発掘調査が続いてい
.ます力ヽ 発掘・ 2444業 の他にも
,出土遺物の保存処 理や調査成果の普及活動など
,文化財保護にあ要な事業をさらに多面的に
1進めていきたいと考 えておリー キす。日頃から約指導・ ご協力をたまわつている関係各機関・各位にお礼申し上げま すとともに
│,今後の一層のご支援をお願いする次第です。
1991年12月
岡山大学埋蔵文化財調査研究センター長 稲 .
田 ―
孝 司
―̲
例
言
1
本年報 は岡山大学埋蔵文化財調査研究 セ ンターが岡山大学構 内 において1990年 4月 1日 か ら1991年 3月31日 まで に実施 した埋蔵文化財 の調査 と保存,お
よび活動成果 をまとめた も のである。2
大学構 内の埋蔵文化財 の調査 に際 しては,設定基準 を次 のよ うに定 めた。1)津
島地 区で は,国土座標 第5座標系(X=‑144,500,Y=‑37,000)を
起 点 とし,真北 を基軸 とした構 内座標 を設置 した。一辺
50mの
方形地 区割 である。 また,同
地 区で は 調査 の便 宜上,大き く津 島北地 区 と同南地 区に三分する (図20〜22)。2)鹿
田地区で は,国土座標 第5座
標系(X=‑149,800,Y=‑37,400)を
起点 とし,座標 軸 をN15°Eに振 った もの を基 軸 とした構 内座標 を設置 した。地 区割 は一辺
5mの
方形 を用 いている。(図23)。
3)本
文 中で用 いる方位 は,津島地 区・鹿 田地 区 は真北 を,他は磁北 を使用 している。3
岡山大学構 内 の遺跡 の名称 は,周
知 の遺跡 の場合 はその まま踏襲 す る。津 島地 区構 内 につ いては,遺存 す る小字名 を用 いるか,岡
山大学津 島地 区遺跡群 と仮称 して きたが,今後 は,全域 を「津 島岡大遺跡」 と総称する。他地 区は任意 の名称 で仮称す る。
4
調査 名称 は,「 発掘調査」 に分類 した もの につ いて は,各遺跡 毎 に調査順 に従 って次数番 号 で呼称 し,「 試掘調査 な ど」 に分類 した ものは,任意 の名称 を用 いる。発掘調査 の うち,小 規模 で,試掘調査 か ら連続 して調査 した もの
,試
掘調査 を経 ず調査 した もの は,「 試掘 調査 な ど」 に分類 す る。6
「発掘調査」 についての記述 は現段 階 における概要 であ り,精確 な詳細 は正式報告 によっ て頂 きたい。「試掘調査 な ど」 については,本年報 での記述 を正式報告 にか える。4
表 に記載 した所属部 は,原則 として各学部 の頭文字 を略号 と して用 いている。5
本文 ・ 目次 ・挿 図・写真 な どで使用 の調査番号 は表 1と 一致する。7
本文 は,絹川一徳 。土井基司・富樫孝志・松木武彦・ 山本悦世 。若林卓が分担執筆 し,執筆者名 は末尾 に記 した。
8
編集 は稲 田孝 司 セ ンター長 の指導 の もとに,山本 の協 力 を得 て,土井 が担 当 した。9
本年報 に掲載 の津 島地区の地形 図は岡山市発行 の1/2500の 地図 を複製 した ものである。10
調査・整理 において以下 の方 々にご援助 ・教示 を頂 いた。記 して感謝 申 し上 げる。亀 田修―
,川
崎保,河瀬正利,北野信彦,久保穣二郎,河本清,粉川昭平,近藤義郎,谷山雅彦,千葉豊,出原恵三
,中
井信之,中
原斉,能城修 ―,橋口達也,橋本久和,平井勝,松谷暁子,村上幸雄,村田秀石
岡山大学構内遺跡調査研究年報 8 1990年 度
第1章
1990年
度 岡山大学構 内遺跡調査報告………Ⅲ………
1
調査 の概要………・………¨
2
発掘調査………
①
津島
5次
調査<大学院自然科学研究科棟>共
同濤・検水槽………
②
鹿田
6次
調査<ア
イソ トープ総合セ ンター予定地>
………3
試掘調査 など………・………・・
③
学生合宿所ポンプ槽予定地
………
①
資源生物科学研究所内遺跡確認調査
………
⑤
アイソ トープ総合セ ンター予定地
………
⑥
福利厚生施設予定地
………
4
立会調査………
(1)津
島地区………
(2)鹿
田地区………
第2章 1990年度普及 。研究・資料整理活動
………・………
1
資料整理………
2
分析依頼………
3
刊行物………
4
調査員の活動………
5
日誌抄………・………
6
遺物収蔵量および保管施設………
7
展示会………
第3章 1990年度構内遺跡の調査および活動 のまとめ
………
附
表
………
岡山大学構内埋蔵文化財保護対策要項
………
1
岡山大学埋蔵文化財調査研究セ ンター規定………
2
岡山大学埋蔵文化財調査研究セ ンター管理委員会規定………
3
岡山大学埋歳文化財調査研究セ ンター連営委員会規定………
次
1 1 1 1
5 9 9 11 13 14 17 17 18 25 25 25 25 26 27 28 30 32 33 40 40 41 41
1990年 度埋蔵文化財調査研究 セ ンター組織
………
43
1
セ ンター組織一覧………
43
2
管理委員会………̀・.…
43
3
運営委員会………
44
附
編
………
45
挿 図 目 次
大学 院 自然科学研究科棟 共 同滞・検水槽
調査 地点 図 図1
図2 図3 図 4 図5 図6 図7 図 8 図9 図10 図11 図12 図13 図 14 図15 図16 図17 図18 図19
土層断面 図 濤1・ 2平面 図 出土遺物
アイソ トープ総合 セ ンター
土層 断面柱状 図
………
遺構配置 図
………
出土遺物
………
学生合宿所 ポ ンプ槽 予定地
調査地点 図
………
土層断面 図
………
資源生物科学研究所 内遺跡確認調査
調査 地 区位 置 図
………
調査 地点 図
………
土層 断面図
………
アイソ トープ総合 セ ンター予定地
調査 地点 図
………
調査 区平面図
………
東壁土層 断面 図
………
福利厚生施設予定地
調査 地点 図
………
土層 断面柱状 図
………
遺構検 出状況
………
調査⑮土層柱状図 ………・ ・
,……………
1
3 3 4 5 6 8 9 10 11 12 12 13 14 14 14 15 16 17
図
20
津 島地 区全体 図………Ⅲ………
21
図21 津 島北地 区
………
22
図22 津 島南地 区
………
23
図23 鹿 田地 区全体 図
………
24
図24 展示会場 見取 図
……… 31
写
真
目
次 巻頭写真
1
アイソ トープ総合センター濤
4b
巻頭写真2
濤2b土
器出土状況 写真1
大学院自然科学研究科棟 共同濤・検水槽検水槽東壁 写真
2
アイ ソ トー プ総合 セ ンター濤1断面
………Ⅲ……… 濤
2断
面……… 濤
4断
面……… 井戸
1
…………・……… 井戸1土
器 出土状況 滞1検出状況…………Ⅲ……… 写真3 写真 4 写真5 写真6 写真
7
福利厚生施設予定地 2 4 4 7 7 7 16 表目
次 表
1 1990年
度調査一覧………・……… 19
表
2
埋蔵文化財調査研究セ ンター収蔵遺物概要………・・=…………
28
1附