国立国語研究所学術情報リポジトリ
『現代日本語書き言葉均衡コーパス』形態論情報規 程集 第4版(下)
著者 小椋 秀樹, 小磯 花絵, 冨士池 優美, 宮内 佐夜香
, 小西 光, 原 裕
発行年 2011‑02‑25
シリーズ 国立国語研究所内部報告書 ; LR‑CCG‑10‑05‑02
URL http://doi.org/10.15084/00002856
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国立国語研究所内部報告書(LR−CCG−10−05−02)
r現代日本語書き言葉均衡コーパス』
形態論情報規程集第4版(下)
小椋 秀樹 小磯 花絵 冨士池優美 宮内佐夜香 小西 光 原 裕
平成23年2月
◎2011大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所
目 次
目 次 Ⅰ
第 3 章 短 単 位 小 椋 秀 樹 小 磯 花 絵 宮 内 佐 夜 香 原 裕 1
Ⅰ 最 小 単 位 認 定 規 程 Version 1.6
第 1 最 小 単 位 認 定 規 程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第 2 和 語 の 最 小 単 位 認 定 に 関 す る 規 則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 第 3 最 小 単 位 の 分 類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 7
Ⅱ 短 単 位 認 定 規 程 Version 1.6
第 1 短 単 位 認 定 規 程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 9 第 2 最 小 単 位 の 結 合 の 例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 1
Ⅲ 付 加 情 報 Version 1.6
第 1 付 加 情 報 の 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 7 第 2 品 詞 情 報 の 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 8 第 3 語 種 情 報 の 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 6 第 4 用 法 に 関 す る 情 報 の 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 8
Ⅳ 同 語 異 語 判 別 規 程 Version 1.3
第 1 同 語 異 語 判 別 規 程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 3 細 則 1 名 詞 と 接 辞 の 判 定 基 準 ( 1 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 5 細 則 2 名 詞 と 接 辞 の 判 定 基 準 ( 2 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 8 細 則 3 動 詞 連 用 形 と 動 詞 連 用 形 転 成 名 詞 の 判 定 基 準 ・・・・・・ 1 0 0 細 則 4 人 名 の 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 0 3 細 則 5 固 有 名 の 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 0 6 細 則 6 ロ ー マ 字 略 語 の 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 1
細 則 7 擬 音 語 ・ 擬 態 語 の 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 5 細 則 8 感 動 詞 の 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 1 細 則 9 終 止 形 ・ 連 体 形 の 判 定 基 準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 5 細 則 1 0 出 現 形 「 に 」 の 品 詞 分 類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 7 細 則 1 1 助 詞 「 か 」 の 分 類 基 準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 9 細 則 1 2 出 現 形 「 で 」 の 品 詞 分 類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3 2 細 則 1 3 メ タ 的 に 使 わ れ た 漢 字 等 の 扱 い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3 5 第 2 意 味 の 面 か ら 見 た 同 語 異 語 の 判 別 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3 6 参 考 資 料 助 詞 ・ 助 動 詞 接 続 一 覧 ( 終 止 形 ・ 連 体 形 接 続 ) ・・・・・・・・ 1 6 9
参 考 文 献 1 7 1
資 料 要 注 意 語
「 ― が ~ 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 1 )
「 ― の ~ 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 1 ) 助 詞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 2 4 ) 助 動 詞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 3 1 ) 接 頭 的 要 素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 3 7 ) 接 尾 的 要 素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 3 8 )
上 巻 目 次
前 書 き
第 1 章 『 現 代 日 本 語 書 き 言 葉 均 衡 コ ー パ ス 』 の 言 語 単 位 第 1 語 彙 調 査 の 調 査 単 位
第 2 BCCWJの 言 語 単 位 の 設 計 方 針 第 3 採 用 し た 言 語 単 位
第 4 長 単 位 ・ 短 単 位 の 概 要 第 5 長 単 位 ・ 短 単 位 の 長 所
第 6 形 態 素 解 析 用 辞 書 UniDicに つ い て 第 2 章 長 単 位
Ⅰ 文 節 認 定 規 程 Version 1.4 第 1 文 節 認 定 規 程
第 2 複 合 辞 ・ 連 語
Ⅱ 長 単 位 認 定 規 程 Version 1.4 第 1 長 単 位 認 定 規 程
Ⅲ 付 加 情 報
第 1 付 加 情 報 の 概 要 第 2 品 詞 情 報 の 概 要
Ⅳ 付 加 情 報 付 与 基 準 Version 1.0 第 1 語 彙 素 読 み ・ 語 彙 素 付 与 の 基 準 第 2 品 詞 付 与 基 準
資 料 複 合 辞 ・ 連 語
第 3 章 短 単 位
小 椋 秀 樹 小 磯 花 絵 宮 内 佐 夜 香 原 裕
短 単 位 は , 言 語 の 形 態 的 側 面 に 着 目 し て 規 定 し た 言 語 単 位 で あ る 。 短 単 位 の 認 定 に 当 た っ て は , ま ず 現 代 語 に お い て 意 味 を 持 つ 最 小 の 単 位 ( 最 小 単 位 ) を 規 定 す る 。 そ の 上 で , 最 小 単 位 を 長 単 位 の 範 囲 内 で 短 単 位 認 定 規 程 に 基 づ い て 結 合 さ せ る ( 又 は 結 合 さ せ な い ) こ と に よ り , 短 単 位 を 認 定 す る 。 そ の た め , 短 単 位 の 認 定 規 程 は , 最 小 単 位 と 短 単 位 の 二 つ の 認 定 規 程 か ら 成 る 。
《 凡 例 》
1 . 以 下 の 規 程 に 示 し た 例 は , コ ー パ ス に 現 れ た 例 又 は 作 例 で あ る 。 2 . 最 小 単 位 ・ 短 単 位 の 境 界 を 示 す た め に 次 の 記 号 を 用 い た 。
最 小 単 位 の 境 界 ・・・・・・・ / 例 : / 国 / 立 / 国 / 語 / 研 / 究 / 所 / 短 単 位 の 境 界 ・・・・・・・ | 例 : | 国 立 | 国 語 | 研 究 | 所 | 短 単 位 の 境 界 ( 当 該 規 定 で 着 目 し て い る 箇 所 )
・・・・・・・ ‖ 例 : | 国 立 | 国 語 | 研 究‖所 |
3 . 最 小 単 位 ・ 短 単 位 に つ い て 分 割 し な い こ と を 特 に 示 す 必 要 が あ る と き に は , 次 の 記 号 を 用 い た 。
最 小 単 位 ・ 短 単 位 の つ な ぎ 目 ・・・・・・・ - 例 : | 大 -丈 夫 | で す | 最 小 単 位 ・ 短 単 位 の つ な ぎ 目 ( 当 該 規 定 で 着 目 し て い る 箇 所 )
・・・・・・・・・・・・・ = 例 : | パ ソ =コ ン | を | 使 う | 4 . 着 目 し て い る 最 小 単 位 ・ 短 単 位 が 分 か り に く い 場 合 は , 当 該 箇 所 に 下 線 を 付 し た 。 5 . 各 バ ー ジ ョ ン で 変 更 し た 規 定 に は ,「( ◆ ver.1.1修 正 )」「( ◆ ver.1.1追 加 )」 な ど と
表 示 し た 。
Ⅰ 最 小 単 位 認 定 規 程 Version 1.6 第 1 最 小 単 位 認 定 規 程
最 小 単 位 は , 現 代 語 に お い て 意 味 を 持 つ 最 小 の 言 語 単 位 の こ と で あ る 。
最 小 単 位 は , 和 語 ・ 漢 語 ・ 外 来 語 ・ 記 号 ・ 数 ・ 人 名 ・ 地 名 の 各 種 類 ご と に , 以 下 の 規 定 に よ っ て 認 定 す る 。
和 語 ・ 漢 語 ・ 外 来 語 の 語 種 の 判 定 は ,原 則 と し て『 新 潮 現 代 国 語 辞 典 』第 2 版( 新 潮 社 ) に よ る 。『 新 潮 現 代 国 語 辞 典 』 第 2 版 の 見 出 し に な い 語 は ,『 日 本 国 語 大 辞 典 』 第 2 版 ( 小 学 館 ) を 主 た る 資 料 と し て 語 種 判 定 を 行 う 。 ま た ,『 新 潮 現 代 国 語 辞 典 』 第 2 版 の 語 種 判 定 に 従 い 難 い と 判 断 し た 場 合 は ,『 日 本 国 語 大 辞 典 』 第 2 版 等 を 参 照 し , 独 自 に 語 種 を 判 定 し た 。
( ◆ ver.1.6修 正 )
1 和 語
和 語 の 最 小 単 位 は , 以 下 の 例 の よ う に 認 定 す る 。
和 語 の 最 小 単 位 の 認 定 に 関 す る 詳 細 は , 第 2 「 和 語 の 最 小 単 位 認 定 に 関 す る 規 則 」 を 参 照 。
ま た , 擬 音 語 ・ 擬 態 語 の 最 小 単 位 の 認 定 に つ い て は , 同 語 異 語 判 別 規 程 の 細 則 7 「 擬 音 語 ・ 擬 態 語 の 扱 い 」 を 参 照 。
【 例 】 / 母 / 親 / / 青 / 白 い / / い い / 加 / 減 / な /
/ 本 / 箱 / / 幾 / 人 / / オ レ ン ジ / 色 /
/ わ た し / で / も / で き る / / 読 み / 終 わ り / ま し / た /
1 . 1 融 合 形 は , 元 の 形 に 戻 さ ず に , 融 合 し て い る 複 数 の 最 小 単 位 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】
名 詞 ・ 代 名 詞 + 助 詞 :
/ そ の / と き ゃ ( あ ) / ( そ の 時 は ) / わ た し ゃ / ( わ た し は ) 動 詞 + 助 詞 :
/ 行 き ゃ ( あ ) / し / な い / ( 行 き は し な い )
/ 考 え り ゃ ( あ ) / ( 考 え れ ば ) 形 容 詞 + 助 詞 :
/ お も し ろ け り ゃ /( お も し ろ け れ ば ) / お も し ろ き ゃ /( お も し ろ け れ ば )
/ 悪 か / な い / ( 悪 く は な い ) そ の 他 :
/ 生 き / て る / ( 生 き て い る ) / 生 き / て / た / ( 生 き て い た )
/ 持 っ / て く / ( 持 っ て い く ) / 持 っ / て っ / た / ( 持 っ て い っ た )
/ 置 い / と く / ( 置 い て お く ) / 置 い / と い / た / ( 置 い て お い た )
/ 知 っ / と る / ( 知 っ て お る ) / 知 っ / と っ / た / ( 知 っ て お っ た )
/ 行 っ / ち ま う /( 行 っ て し ま う ) / 行 っ / ち ま っ / た /( 行 っ て し ま っ た )
/ 行 っ / ち ゃ う /( 行 っ て し ま う ) / 行 っ / ち ゃ っ / た /( 行 っ て し ま っ た )
/ っ ち ゅ う / の / は / ( っ て 言 う の は ) / っ て え / と / ( っ て 言 う と ) 1 . 2 省 略 形 は , 元 の 形 に 戻 さ ず に , 可 能 な 範 囲 で 最 小 単 位 を 認 定 す る 。 そ の 際 , 元 の
形 と の 対 応 を で き る 限 り 取 る よ う 留 意 す る 。
【 例 】 / や / ん / だ / っ け / ( や る ん だ っ け )※ 1
/ 行 っ / て る / ん / す /※ 2
※ 1 元 の 形「 や る ん だ っ け 」と の 対 応 を 可 能 な 限 り 取 る よ う に ,「 や 」を 動 詞「 や る 」 の 活 用 語 尾 が 省 略 さ れ た 形 ,「 ん 」 を 元 の 形 「 や る ん だ っ け 」 の 「 ん ( 準 体 助 詞 「 の 」 の 撥 音 便 )」 と 考 え て , 最 小 単 位 の 認 定 を 行 う 。
※ 2 元 の 形 「 行 っ て る ん で す 」 と の 対 応 を 可 能 な 限 り 取 る よ う に ,「 す 」 を 元 の 形 「 行 っ て る ん で す 」 の 助 動 詞 「 で す 」 と 考 え て , 最 小 単 位 の 認 定 を 行 う 。 1 . 3 現 代 語 に お い て 分 割 す る こ と が で き な い , 若 し く は 分 割 す る こ と が 適 切 で な い と
考 え ら れ る も の は , 分 割 せ ず に 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / あ っ け ら か ん / / い な ず ま / / え が く / / お も ん ぱ か る /
/ こ だ ま / / と ん か ち /
( ◆ ver.1.6修 正 )
1 . 4 次 に 挙 げ る も の は , そ れ だ け で 1 最 小 単 位 と せ ず に 前 の 要 素 に 含 め る 。
( 1 ) 形 容 詞 語 尾 の 「 い 」「 く 」「 し い 」 な ど
【 例 】 / さ む =い / / ひ ろ =く / / う れ =し い /
( 2 ) い わ ゆ る 形 容 動 詞 の 語 幹 末 尾 「 か 」「 や か 」「 ら か 」
【 例 】 / し ず =か / / か ろ =や か / / ほ が =ら か /
( 3 ) 動 詞 の 活 用 語 尾
【 例 】 / お も =う / / ひ ろ =う / / わ か =る /
( 4 ) い わ ゆ る 副 詞 語 尾 「 と 」
【 例 】 / 自 ず =と / / 漸 =と /
( 5 ) 助 数 詞 の 「 と り ( た り )」
【 例 】 / ひ =と り / / ふ =た り /
( 6 ) 延 言 の 「 く 」「 ら く 」
【 例 】 / い わ =く / / お も う =ら く / / ね が わ =く /
( 7 ) コ ソ ア ド 類 の 各 語 末
【 例 】 / こ =れ / / こ =の / / こ =こ / / こ ち =ら /
/ そ =れ / / そ =の / / そ =こ / / そ ち =ら /
/ あ =れ / / あ =の / / あ そ =こ / / あ ち =ら /
/ ど =れ / / ど =の / / ど =こ / / ど ち =ら /
/ だ =れ /
/ い ず =れ /
( ◆ ver.1.6修 正 )
1 . 5 次 に 挙 げ る も の は , 前 又 は 後 ろ の 要 素 に ま と め ず に 助 詞 ・ 助 動 詞 と 同 様 に 単 位 を 認 定 す る 。
( 1 ) 接 続 詞 ・ 接 続 助 詞 の 構 成 要 素 と な っ て い る 助 詞 ・ 助 動 詞
【 例 】 / だ / が / / で す / が / / で / は / / の / で / / の / に /
/ と こ ろ / が / / と こ ろ / で / / も の / の /
( 2 ) い わ ゆ る 形 容 動 詞 , い わ ゆ る 形 容 動 詞 活 用 型 の 助 動 詞 の 変 化 部 分
【 例 】
形 容 動 詞 : / 静 か / だ / / 元 気 / だ /
形 容 動 詞 型 活 用 の 助 動 詞 : / そ う / だ / / よ う / だ /
( 3 ) い わ ゆ る 副 詞 語 尾 「 に 」
【 例 】 / 実 / 際 / に / / 非 / 常 / に /
※ 第 2 「 和 語 の 最 小 単 位 認 定 に 関 す る 規 則 」 の 規 定 Ⅱ . 3 . 2 ( 4 ) に 挙 げ た も の は 除 く 。
( 4 )「 動 詞 連 用 形 + て 」 か ら 副 詞 に 転 じ た 語 の 接 続 助 詞 「 て 」
( ◆ ver.1.5追 加 )
1 . 6 感 動 ・ 呼 び 掛 け ・ 応 答 な ど の 1 回 的 描 写 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / え っ / / お い / / よ い し ょ / / は い / は い / / あ の ー / 1 . 7 そ れ が な い と き , 1 最 小 単 位 と な る も の の 中 に 出 て く る フ ィ ラ ー は 無 視 す る 。
【 例 】 / ひ =え ー =だ り / ( 左 ) / た ち =い ー =ば な / さ ん / ( 橘 ) 1 . 8 言 い よ ど み に 伴 う 語 の 断 片 は , 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / わ た / 私 / は / / こ / こ こ / か ら /
2 漢 語
漢 語 ( 和 製 漢 語 を 含 む 。) は , 漢 字 1 文 字 で 表 さ れ る も の を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 白 / 紙 / / 安 / 価 / / 含 / 有 / 量 / / 数 / 百 /
3 外 来 語
外 来 語 ・ 外 国 語 は 原 語 で 1 単 語 に な る も の を 1 最 小 単 位 と す る 。
英 語 起 源 の 外 来 語 の 最 小 単 位 の 認 定 は 『 リ ー ダ ー ズ 英 和 辞 典 』 第 2 版 ( 研 究 社 ) に よ る 。 そ れ 以 外 の 言 語 を 起 源 と す る 外 来 語 に つ い て は 適 宜 判 断 す る 。
【 例 】 / カ ラ ー / コ ピ ー / / レ ー ザ ー / プ リ ン タ ー /
/ オ レ ン ジ / 色 / / ビ タ ミ ン / 剤 /
3 . 1 英 語 起 源 の 外 来 語 に つ い て , 原 語 で 1 語 に な る も の の 結 合 体 が 『 リ ー ダ ー ズ 英 和 辞 典 』 第 2 版 で 1 語 と し て 扱 わ れ て い る 場 合 , そ の 結 合 体 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / デ ー タ =ベ ー ス / / ネ ッ ト =ワ ー ク /
※ 「 デ ー タ ( data)」「 ベ ー ス ( base)」「 ネ ッ ト ( net)」「 ワ ー ク ( work)」 は , そ れ ぞ れ 原 語 で 1 語 で あ る が ,「 デ ー タ 」 と 「 ベ ー ス 」 と の 結 合 体 「 デ ー タ ベ ー ス 」,「 ネ ッ ト 」 と 「 ワ ー ク 」 と の 結 合 体 「 ネ ッ ト ワ ー ク 」 が , そ れ ぞ れ 『 リ ー ダ ー ズ 英 和 辞 典 』第 2 版 で 1 語 と さ れ て い る 。こ の よ う な 場 合 ,「 デ ー タ ベ ー ス 」
「 ネ ッ ト ワ ー ク 」 を 1 最 小 単 位 と す る 。
3 . 2 外 来 語 ・ 外 国 語 の 1 最 小 単 位 を 略 し た も の も 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 塩 / ビ / / パ ソ / コ ン / / イ ン フ レ / 3 . 3 用 言 化 し た 外 来 語 の 活 用 語 尾 は 切 り 出 さ な い 。
【 例 】 / サ ボ =る / / ハ モ =る /
3 . 4 外 来 語 ・ 外 国 語 に 漢 字 を 当 て た も の も 外 来 語 ・ 外 国 語 と し て 扱 う 。
【 例 】 / 菩 薩 / / 卒 塔 婆 / / 倶 楽 部 / / 背 広 /
3 . 5 日 本 語 と し て は 分 割 不 可 能 と 考 え ら れ る も の 及 び 二 つ の 単 語 が 融 合 し て 発 音 さ れ た こ と に よ っ て 分 割 不 可 能 に な っ た も の は , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / ク ー デ タ ー / / ス タ ン ダ ッ プ / (“ stand up” の 融 合 )
( ◆ ver.1.3追 加 )
( ◆ ver.1.4修 正 )
3 .6 組 織 の 名 称 等 の 名 に 当 た る 外 来 語 ・ 外 国 語 の 最 小 単 位 を 略 し た 1 文 字 の 片 仮 名 は ,
記 号 の 最 小 単 位 と し て 扱 う 。
【 例 】 / セ / リ ー グ / / ナ / リ ー グ / / マ / 社 /
/ パ / 関 / 係 / 者 / に / よ る / と / 、 / 今 / 季 / か ら / 実 / 現 / し / た / セ
/ ・ / パ / 交 / 流 / 戦 / で / は /
/ J / 1 / 復 / 帰 / を / 決 め / 、 / 声 / 援 / に / 応 え る / セ / 大 阪 /
4 記 号
記 号 は 1 文 字 に 当 た る も の を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 表 / A / / 図 / B / / U / タ ー ン / / V / リ ー グ /
/ 甲 / 類 / / 乙 / 種 /
/ ● / メ イ ン / フ ロ ア / は / な ん / と / 、 / 二 / 千 / 四 / 百 / 名 / も の / 収
/ 容 / 力 / 。 /
/ 元 / 駐 / 日 / ア メ リ カ / 大 / 使 / ジ ョ セ フ / ・ / ク ラ ー ク / ・ / グ ル ー /
( / 千 / 八 / 百 / 八 / 十 / ― / 千 / 九 / 百 / 六 / 十 / 五 / 年 / ) / は / 、 /
/ L . A . / で / 人 気 / の / 組 み / 合 わ せ / は / 、 / こ れ / ! /
/ 岡 野 / あ つ こ / さ ん / の / 場 / 合 / ― /
/ 社 / 会 / 人 / 組 / の / 甲 / 班 / 、 / 乙 / 班 / が / 、 /
4 . 1 ロ ー マ 字 を 並 べ た 略 語 は 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。 ロ ー マ 字 の 間 の 中 点 ・ ピ リ オ ド 等 は 1 最 小 単 位 と し な い 。 人 名 の 一 部 又 は 全 部 を ロ ー マ 字 で 略 記 し た も の の 扱 い は , 規 定 6 . 3 . 2 を 参 照 。
【 例 】 / O H P / / O S / / D ・ N ・ A / / P h . D . /
5 数
数 字 は 1 文 字 に 当 た る も の を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 一 / 億 / 語 / / 七 / 百 / 五 / 十 / 万 / 語 /
/ 2 / 万 / 5 / 千 / 分 / の / 1 /
/ 0 / 4 / 2 / - / 5 / 4 / 0 / - / 4 / 3 / 0 / 0 /
( ◆ ver.1.3修 正 ) 6 人 名
人 名 は 姓 を 1 最 小 単 位 , 名 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 星 野 / 仙 一 / / マ ッ ト / ・ / マ ー ト ン / / 林 / 威 助 /
通 称 ・ 雅 号 ・ し こ 名 ( そ の 略 称 も 含 む 。) 等 は , 次 の よ う に 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
【 例 】 / 千 代 大 海 / / 十 返 舎 / 一 九 / / 古 今 亭 / 志 ん 生 / ロ ー マ 字 等 を 含 む 仮 名 は , 次 の よ う に 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
【 例 】 / A 子 / / ○ 田 / ■ 男 /
6 . 1 姓 と 名 と の 間 に あ る 読 み 添 え の 「 の 」 が 本 文 に 表 記 さ れ て い る 場 合 は , 助 詞 と し て 扱 い , 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 藤 原 / の / 道 長 / / 源 / の / 頼 朝 /
※ 本 文 に 表 記 さ れ て い な い 場 合 は 規 定 6 を 適 用 す る 。
( ◆ ver.1.4追 加 )
6 .2 人 名 の う ち「 お( 御 )~ 」と い う 形 の も の は ,全 体 を ま と め て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / お =千 代 / / お =ゆ き / / お =春 / さ ん /
( ◆ ver.1.3修 正 )
( ◆ ver.1.4修 正 )
6 . 3 姓 又 は 名 を 略 し た も の は 1 最 小 単 位 と す る 。 た だ し , 規 定 6 . 3 . 1 に 該 当 す る も の は 除 く 。
【 例 】 / 仙 / ち ゃ ん / / お ざ / け ん / / 橋 / 龍 /
( ◆ ver.1.3追 加 )
( ◆ ver.1.4修 正 )
6 . 3 . 1 姓 又 は 名 を 略 し た 1 文 字 の 片 仮 名 及 び 新 聞 記 事 の 署 名 等 で 姓 又 は 名 を 略 し た 1 文 字 の 漢 字 ・ 仮 名 は , 記 号 の 最 小 単 位 と し て 扱 い , 人 名 と し て 扱 わ な い 。
【 例 】 / ブ ー テ フ リ カ / 大 / 統 / 領 / ( / 以 / 下 / 「 / ブ / 大 / 統 / 領 / 」 / と / い う / ) / も /
/ 先 / 発 / 出 / 場 / し / た / 中 田 / 英 / は / 目 / 立 っ / た / 活 / 躍 / は / な く / , /
/ 盛 り / だ く / さ ん / な / 内 / 容 / だ / が / , / 各 / 話 / 熱 / 気 / が / こ も っ / て / い / て / 、 / 見 / 応 え / が / あ る / 。 / ( / 野 / ) /
6 . 3 . 2 人 名 の 一 部 又 は 全 部 を ロ ー マ 字 で 略 記 し た も の は , 記 号 の 最 小 単 位 と し て 扱 い , 人 名 と し て 扱 わ な い 。 そ の 際 , ロ ー マ 字 の 間 の 中 点 ・ ピ リ オ ド 等 は , 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / P / ・ / J / ・ / ブ ラ ウ ン / と / ジ ュ ワ ン / ・ / ハ ワ ー ド / だ / 。 /
/ 東 京 / ・ / Y / ・ / N /
( ◆ ver.1.5修 正 )
6 . 3 . 3 複 数 の 人 物 の 名 そ れ ぞ れ を 略 し た 要 素 ( 1 字 で 構 成 さ れ る 名 の 場 合 は そ の 全 体 )が 結 合 体 を 構 成 す る 場 合 ,そ の 各 要 素 は 和 語 ・ 漢 語 ・ 外 来 語 の 最 小 単 位 と し て 扱 い , 人 名 と し て は 扱 わ な い 。
【 例 】 / 若 / 貴 / 兄 / 弟 / / 柏 / 鵬 / 時 / 代 /
/ 角 / 福 / 戦 / 争 / / 三 / 角 / 大 / 福 / 中 /
( ◆ ver.1.6修 正 )
6 . 4 神 話 , 伝 説 , 歴 史 , 創 作 等 の 人 名 で , 称 号 を 表 す 類 概 念 が 付 加 さ れ た 人 名 は , 次 の よ う に 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
【 例 】 / 豊 雲 野 / 神 / / イ ザ ナ ギ / ノ / ミ コ ト /
/ 瑞 歯 別 / 天 皇 / / 市 辺 押 羽 / 皇 子 / / 刀 自 古 / 郎 女 /
す め ら み こ と み こ い ら つ め
6 . 4 . 1 日 本 神 話 の 登 場 人 物 名 の う ち 「 ~ ヒ メ 」「 ~ ヒ コ 」 は 類 概 念 と せ ず , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / コ ノ ハ ナ サ ク ヤ =ビ メ / / ヌ ナ カ ワ =ヒ メ / ノ / ミ コ ト /
/ ウ ミ サ チ =ヒ コ / / ワ カ タ ケ =ヒ コ /
6 . 4 . 2 日 本 神 話 の 登 場 人 物 名 以 外 の 「 ヒ メ 」 に つ い て は 次 の と お り と す る 。
( 1 )「 漢 字 1 字 + ヒ メ 」 は , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る
【 例 】 / 絢 =姫 / / 清 =姫 / / 濃 =姫 / / 漁 =姫 /
い さ り
( 2 )「 2 字 以 上 + ヒ メ 」 は ,「 ヒ メ 」 以 外 の 部 分 が 一 般 的 な 名 に 相 当 す る 場 合 は 名 と 「 ヒ メ 」 を そ れ ぞ れ 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 和 子 / 姫 / / 紗 夜 / 姫 / / マ リ / 姫 /
( 3 )「 2 字 以 上 + ヒ メ 」 の 場 合 で あ っ て も ,「 ヒ メ 」 を 切 り 出 し た 残 り の 部 分 が 一 般 的 な 名 に 相 当 し な い 場 合 は , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 小 桜 =姫 / / 檜 皮 =姫 / / お お ま き =姫 /
( ◆ ver.1.4追 加 )
6 . 5 中 国 系 の 人 名 の う ち 姓 と 名 が そ れ ぞ れ 1 文 字 ず つ の も の は , 姓 名 を ま と め て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 李 =梅 /
( ◆ ver.1.4追 加 )
6 . 6 東 南 ア ジ ア 系 の 人 名 で 短 い 姓 名 が 複 数 連 続 す る 場 合 , 名 前 全 体 を ま と め て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / ホ ー =チ =ミ ン /
( ◆ ver.1.4追 加 )
6 . 7 西 洋 系 の 人 名 に お い て , 姓 や 名 が 「 = 」 や 「 ・ 」 な ど で 区 切 ら れ , 二 つ の 要 素 か ら 構 成 さ れ る 場 合 , 原 則 と し て そ の 位 置 で 最 小 単 位 を 分 け る 。
【 例 】 / ジ ャ ッ ク / ・ / シ ャ バ ン / = / デ ル マ ス /
( ◆ ver.1.4追 加 )
6 . 8 冠 詞 や 前 置 詞 等 に 相 当 す る 部 分 は , 原 則 と し て 切 り 離 す 。
【 例 】 / ジ ョ ン / ・ / フ ォ ン / ・ / ノ イ マ ン /
/ フ ェ ル デ ィ ナ ン / ・ / ド / ・ / ソ シ ュ ー ル /
た だ し ,「( レ オ ナ ル ド ・ ) ダ ・ ビ ン チ 」 の よ う に , 結 合 し た 形 ( の み ) が 一 般 的 に 用 い ら れ る 場 合 は , 結 合 し た 形 を 1 最 小 単 位 と す る 。
( ◆ ver.1.4追 加 )
6 . 9 ア ラ ブ 系 の 人 名 に お け る 定 冠 詞 「 ア ル 」「 ア ッ 」「 ア ン 」「 エ ル 」 は , 分 割 せ ず 後 続 す る 名 詞 と 合 わ せ て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / サ ア ド / ・ / ア ル = ガ ー ミ デ ィ ー /
7 地 名
地 名 は , 次 の 規 定 に よ り 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
( ◆ ver.1.4修 正 )
7 . 1 行 政 区 画 を 表 す 地 名 は 「 都 ・ 府 ・ 県 ・ 郡 ・ 市 ・ 区 ・ 町 ・ 村 ・ 字 」 を 除 い た 部 分 を そ れ ぞ れ 1 最 小 単 位 と す る 。 類 概 念 を 表 す 部 分 に は 最 小 単 位 の 認 定 規 定 を 適 用 す る 。
【 例 】 / 東 京 / 都 / 北 / 区 / 西 が 丘 / 三 / 丁 / 目 / 九 / 番 / 十 / 四 / 号 / 7 . 1 . 1 「 北 海 道 」 は 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 北 海 道 / 夕 張 / 郡 / 長 沼 / 町 /
/ 明 日 / の / 北 海 道 / の / 天 気 /
7 . 1 . 2 市 区 内 の 小 区 分 の 「 ~ 町 」 は 「 ~ 町 」 を 含 め て 1 最 小 単 位 と す る 。
ち ょ う
ま ち
【 例 】 / 大 阪 / 府 / 豊 中 / 市 / 待 兼 山 町 / / 千 代 田 / 区 / 大 手 町 / 7 . 1 . 3 京 都 の 地 名 の う ち , 通 り の 名 称 の 部 分 に は 規 定 7 . 5 を 適 用 す る 。
【 例 】 / 京 都 / 市 / 上 京 / 区 / 今 出 川 / 通 / 烏 丸 / 東 / 入 /
7 . 1 . 4 地 名 の 略 称 は , 全 体 を 1 最 小 単 位 と す る 。 地 名 の 略 記 に つ い て は , 規 定 7 . 6 か ら 7 . 8 を 参 照 。
【 例 】 / ち と か ら / ( 千 歳 烏 山 ) / 天 六 / ( 天 神 橋 筋 六 丁 目 )
( ◆ ver.1.4修 正 )
7 . 1 . 5 行 政 区 画 を 表 す 地 名 が 他 の 場 所 名 等 に 使 わ れ て い る 場 合 に は , 行 政 区 画 の 名 を 表 す 部 分 を 1 最 小 単 位 と し , 類 概 念 を 含 む そ れ 以 外 の 部 分 は 最 小 単 位 の 認 定 規 定 を 適 用 す る 。
【 例 】 / さ い た ま / 新 / 都 / 心 / 駅 / / 茨 木 / 市 / 駅 /
/ 日 比 谷 / 公 / 園 / / 島 根 / 県 / 立 / 松 江 / 北 / 高 / 等 / 学 / 校 / 7 . 2 外 国 の 国 名 や 行 政 区 画 名 な ど に も 規 定 7 . 1 か ら 7 . 1 . 5 を 適 用 す る 。
【 例 】 / ア メ リ カ / 合 / 衆 / 国 / / 南 ア フ リ カ / 共 / 和 / 国 /
/ 中 華 / 人 / 民 / 共 / 和 / 国 /
/ カ リ フ ォ ル ニ ア / 州 / / 広 東 / 省 /
/ メ キ シ コ / シ テ ィ ー / / ミ ズ ー リ / ス テ ー ト /
( ◆ ver.1.4追 加 )
7 . 2 . 1 市 区 内 の 小 区 分 「 ~ 町 」 に 相 当 す る 「 タ ウ ン 」 は 「 ~ タ ウ ン 」 を 含 め て 1
ち よ う
ま ち
最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / ジ ョ ー ジ =タ ウ ン / / ケ ー プ =タ ウ ン /
( ◆ ver.1.4追 加 )
7 . 2 . 2 国 名 ・ 行 政 区 画 を 表 す 地 名 が 他 の 場 所 名 等 に 使 わ れ て い る 場 合 は , 規 定 7 . 1 . 5 を 適 用 す る 。
( ◆ ver.1.4修 正 )
7 . 3 行 政 区 画 や 国 以 外 の 地 域 ・ 地 方 を 表 す 地 名 ( 通 称 や 呼 称 , 商 業 エ リ ア 名 な ど を 含 む 。) は , 名 を 表 す 部 分 と 類 概 念 を 表 す 部 分 及 び 「 東 ・ 西 ・ 南 ・ 北 ・ 新 」 等 を 分 割 し た 上 で , 名 を 表 す 部 分 を 地 名 の 1 最 小 単 位 と す る 。 類 概 念 を 含 む そ れ 以 外 の 部 分 は 最 小 単 位 の 認 定 規 定 を 適 用 す る 。
【 例 】 / 但 馬 / / 摂 津 / / 多 摩 / 地 / 区 / / 心 斎 橋 /
/ 九 州 / 地 / 方 / / 四 国 / 地 / 方 / / 北 / 関 東 / 地 / 方 /
/ ユ ー ラ シ ア / / パ レ ス チ ナ / / ソ ー ホ ー /
/ 東 / ヨ ー ロ ッ パ / / ノ ー ス / ア フ リ カ /
7 . 3 . 1 北 海 道 及 び 七 道 は ,「 道 」 を 含 め て 1 最 小 単 位 と す る 。
/ 北 海 =道 / / 東 海 =道 / / 東 山 =道 / / 北 陸 =道 /
/ 山 陰 =道 / / 山 陽 =道 / / 南 海 =道 / / 西 海 =道 /
( ◆ ver.1.4追 加 )
7 . 3 . 2 地 域 ・ 地 方 を 表 す 地 名 が 他 の 場 所 名 等 に 現 れ た 場 合 の 扱 い は 規 定 7 . 1 . 5 を 適 用 す る 。
7 . 4 地 形 名 は , 類 概 念 を 表 す 部 分 を 除 い た 部 分 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 生 駒 / 山 / / 昭 和 / 新 / 山 / / 北 ア ル プ ス /
/ 多 摩 / 川 / / 揚 子 / 江 / / サ ロ マ / 湖 / / 八 郎 / 潟 /
/ マ ゼ ラ ン / 海 / 峡 / / ペ ル シ ャ / 湾 /
( ◆ ver.1.4追 加 )
7 . 4 . 1 名 を 表 す 部 分 が 漢 字 1 字 の 場 合 及 び 類 概 念 を 表 す 部 分 の 直 前 が 助 詞 の 場 合 に は , 類 概 念 を 表 す 部 分 を ま と め て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 黄 =河 / / 桜 =島 / / 浄 土 =が =浜 / / 二 色 =の =浜 /
( ◆ ver.1.4追 加 )
7 . 4 . 2 地 形 名 が 他 の 場 所 名 等 に 現 れ た 場 合 の 扱 い は 規 定 7 . 1 . 5 を 適 用 す る 。
( ◆ ver.1.4追 加 )
( ◆ ver.1.5修 正 )
7 . 4 . 3 坂 ・ 人 工 の 水 路 や ダ ム の 名 称 に は , 規 定 7 . 5 を 適 用 す る 。
7 . 5 場 所 名 に つ い て は , 名 を 表 す 部 分 と 類 概 念 を 含 む そ の 他 の 部 分 と に 分 割 し た 後 , 両 方 の 部 分 に 最 小 単 位 の 認 定 規 定 を 適 用 す る 。
【 例 】 / 山 / 手 / 通 り / / 新 / 御 / 堂 / 筋 / / 神 田 / 橋 /
/ さ い た ま / 新 / 都 / 心 / 駅 / / 茨 木 / 市 / 駅 /
/ 山 陽 / 本 / 線 / / 大 / 江 戸 / 線 /
/ 首 / 都 / 圏 / 外 / 郭 / 放 / 水 / 路 / / ア ス ワ ン / ハ イ / ダ ム /
7 . 6 地 名 を 略 し た 漢 字 1 字 の 「 日 」「 米 」 な ど に つ い て は , 漢 語 の 最 小 単 位 と し て 扱 い , 地 名 と し て は 扱 わ な い 。
【 例 】 / 日 / 米 / / 日 / 米 / 韓 / / 米 / 国 /
/ 日 / 韓 / 漁 / 業 / 協 / 定 /
/ 京 / 阪 / / 播 / 但 / / 阪 / 奈 / 自 / 動 / 車 / 道 /
/ 甲 / 州 / 街 / 道 / / 磐 / 越 / 西 / 線 /
7 . 7 片 仮 名 表 記 す る 外 国 地 名 を 略 し た も の で , 地 名 を 略 し た 1 字 漢 語 (「 日 」「 米 」 な ど ) に 相 当 す る 片 仮 名 1 文 字 の 「 ロ 」( ロ シ ア の 略 ) な ど は , 外 来 語 ・ 外 国 語 の 最 小 単 位 と し て 扱 う 。
【 例 】 / 訪 / ロ /
7 . 8 地 名 を ロ ー マ 字 で 略 記 し た も の は , 記 号 の 最 小 単 位 と し て 扱 う 。
【 例 】 / N Y / / L . A . / / J P N / / U S A /
※ 上 記 は , 規 定 4 . 1 に よ っ て 1 最 小 単 位 と な る 。
補 則 地 名
地 名 の う ち 最 小 単 位 の 認 定 に 当 た り 判 断 に 迷 う 例 に つ い て , そ の 認 定 方 法 を 示 す 。
/ 瀬 戸 / 内 / / 瀬 戸 / 内 / 海 / / プ リ ン ス エ ド ワ ー ド / 島 /
/ 耶 馬 / 溪 / / 奥 穂 高 / 岳 / / 大 菩 薩 / 峠 / / 鬼 押 出 /
/ ポ ー ト / ア イ ラ ン ド / / イ ー ス ト / リ バ ー /
( 2 ) 場 所 名 ( 駅 名 以 外 )( 下 線 部 は 地 名 に 当 た る 最 小 単 位 )
/ 岡 田 / 山 / 古 / 墳 / / 加 茂 / 岩 倉 / 遺 / 跡 / / 荒 神 / 谷 / 遺 / 跡 /
/ 妻 木 晩 田 / 遺 / 跡 / / 吉 野 が 里 / 遺 / 跡 / / 田 和 / 山 / 遺 / 跡 /
/ 区 / 役 / 所 / 通 り / / 富 士 見 / 坂 / / 武 田 / 山 / ト ン ネ ル /
/ 八 方 / 尾 根 / ス キ ー / 場 /
/ ス タ ー リ ン / 広 場 / / 関 西 / 国 / 際 / 空 / 港 / / 関 / 空 /
/ 暗 / 闇 / 坂 / / 榎 / 坂 / / 駒 ヶ 坂 / / 別 府 / 温 / 泉 /
( 3 ) 駅 名 ( 下 線 部 は 地 名 に 当 た る 最 小 単 位 )
① 行 政 区 画 名 と 一 致 す る 駅 名
/ 東 中 野 / / 西 日 暮 里 / / 江 戸 川 / / 多 賀 城 /
② 二 つ の 地 名 か ら 成 る 駅 名
/ 祖 師 ヶ 谷 / 大 蔵 / / 多 摩 / 境 / / 武 蔵 / 境 /
/ 武 蔵 / 小 山 / / 武 蔵 / 小 杉 / / 川 西 / 池 田 /
③ そ の 他
/ 表 / 参 道 / / 半 蔵 / 門 /
参 考 最 小 単 位 の 例
/ グ ル ー / 文 / 書 /
元 / 駐 / 日 / ア メ リ カ / 大 / 使 / ジ ョ セ フ / ・ / ク ラ ー ク / ・ / グ ル ー / ( / 千 / 八 / 百
/ 八 / 十 / ― / 千 / 九 / 百 / 六 / 十 / 五 / 年 / ) / は / 、 / 歴 / 代 / の / 駐 / 日 / 大 / 使
/ の / な か / で / も / ひ と き わ / 生 / 彩 / を / は な つ / 、 / ア メ リ カ / の / 代 / 表 / 的 / な / 職 / 業 / 外 / 交 / 官 / で / あ っ / た / 。 /
彼 / は / 千 / 九 / 百 / 三 / 十 / 二 / 年 / か ら / 四 / 十 / 二 / 年 / ま で / の / 約 / 十 / 年 / 間 / を / 日 本 / で / 過 ご し / 、 / 日 / 米 / 関 / 係 / の / 調 / 整 / に / 数 / 多 く / の / 足 / 跡 / を / の こ し / た / 。 /
来 / 日 / 以 / 来 / 、 / グ ル ー / は / 満 州 / 事 / 変 / 後 / の / 日 本 / 軍 / 部 / の / 台 / 頭 / を / つ ぶ さ / に / 観 / 察 / す る / と / と も / に / 、 / 日 本 / の / 国 / 際 / 連 / 盟 / 脱 / 退
/ ( / 三 / 十 / 三 / 年 / 三 / 月 / ) / 、 / 日 / 中 / 戦 / 争 / 勃 / 発 / ( / 三 / 十 / 七 / 年
/ 七 / 月 / ) / 、 / 日 / 独 / 伊 / 三 / 国 / 軍 / 事 / 同 / 盟 / ( / 四 / 十 / 年 / 九 / 月 / )
/ 、 / 対 / 日 / 経 / 済 / 制 / 裁 / ( / 四 / 十 / 一 / 年 / 七 / 月 / ) / 、 / 真 珠 / 湾 / 奇 / 襲 / 攻 / 撃 / ( / 四 / 十 / 一 / 年 / 十 / 二 / 月 / ) / な ど / 、 / 日 / 米 / 関 / 係 / に / 決
/ 定 / 的 / な / 転 / 機 / を / も た ら し / た / 重 / 大 / な / 歴 / 史 / 的 / 事 / 件 / の / こ と ご と く / を / 直 / 接 / に / 体 / 験 / し / た / 。 /
グ ル ー / の / 主 / 著 / は / 、 / こ の / 十 / 年 / に / お よ ぶ / 彼 / の / 滞 / 日 / 経 / 験 / を
/ ま と め / た / も の / で / あ り / 、 / 千 / 九 / 百 / 四 / 十 / 四 / 年 / 五 / 月 / に / 公 / 刊
/ さ / れ る / と / 、 / ア メ リ カ / 国 / 民 / の / あ い だ / に / 大 き な / 反 / 響 / を / よ び / お こ し / た / 。 /
/ / 最 / 後 / に / 雑 / 誌 / 「 / エ ン タ ー テ イ ン メ ン ト / ・ / ウ イ ー ク リ ー / 」 / に / 載 っ / た / 映 / 画 / 評 / を / 紹 / 介 / し / よ う / 。 /
/ 「 / U P S I D E / / / I t / / c o u l d / / b e / / a / / B e s t /
/ F o r e i g n / / L a ‐ n g u a g e / / F i l m / / c o n t e n d e r /
/ a t / / n e x t / / y e a r ’ s / / O s ‐ c a r s / . / ( / 来 / 年 / の
/ ア カ デ ミ ー / 賞 / で / 最 / 優 / 秀 / 外 / 国 / 語 / 映 / 画 / 賞 / を / 獲 / 得 / す る / 可 / 能 / 性 / が / あ る / ) / D O W ‐ N S I D E / / / S u b t i t l e s / ( / 字 / 幕 / 付 き / ) / 」 / ( / 追 / 記 / / / さ て / 六 / 月 / 二 / 十 / 七 / 日 / 公 / 開 / 予 / 定 / が / 、
/ あ と / 一 / 週 / 間 / と / 迫 っ / た / と こ ろ / で / 突 / 然 / 七 / 月 / 十 / 一 / 日 / に / 延
/ 期 / 。 /
そ の / 理 / 由 / は / 、 / マ ー ケ テ ィ ン グ / の / 結 / 果 / だ / そ う / だ / ) /
/ タ マ / チ ャ リ / と / は / 比 / 較 / に / な ら / な い / 機 / 動 / 性 / と / 耐 / 久 / 性 / を / 装 / 備 /
米 / 軍 / の / 「 / ハ マ ー / 」 / の / 名 / が / 冠 / せ / ら れ / た / 自 / 転 / 車 / に / 乗 ろ / う /
ハ マ ー / 折 り / た た み / マ ウ ン テ ン / バ イ ク /
/ 中 国 / や / タ イ / ほ ど / で / は / な い / が / 、 / 日 本 / も / 世 / 界 / 屈 / 指 / の / 自
/ 転 / 車 / 大 / 国 / 。 / 通 / 勤 / 通 / 学 / 、 / ま た / は / 日 / 常 / の / 足 / と / し / て / 自 / 転 / 車 / を / 利 / 用 / し / て / い る / 人 / は / 多 い / こ と / だ ろ / う / 。 / そ こ / で
/ 、 / ち ょ っ と / 他 / 人 / と / 差 / を / 付 け / た い / な ら / 、 / こ ん な / 自 / 転 / 車 / に
/ 乗 っ / て / は / い か が / だ ろ / う / か / ? /
/ D B S / / J A P A N / か ら / 販 / 売 / さ / れ / て / い る / 「 / ハ マ ー / 折 り / た た み / マ ウ ン テ ン / バ イ ク / 」 / は / 、 / 米 / 軍 / の / 軍 / 用 / 車 / ・ / ハ マ ー / で / 有
/ 名 / な / ア メ リ カ / G M / 社 / 製 / の / 自 / 転 / 車 / 。 / 自 / 転 / 車 / と / は / い っ / て / も / 、 / ハ マ ー / の / 名 / 前 / は / ダ テ / で / は / な く / 、 / 高 い / 機 / 動 / 性 / と
/ 耐 / 久 / 性 / を / 兼 ね / 備 え / た / 1 / 台 / に / な っ / て / い る / 。 /
第 2 和 語 の 最 小 単 位 認 定 に 関 す る 規 則
和 語 の 最 小 単 位 の 認 定 は , 漢 語 ・ 外 来 語 と 比 較 し て 判 断 に 迷 う こ と が 多 い 。 そ こ で , 以 下 の と お り , 和 語 の 最 小 単 位 を 認 定 す る た め の 規 定 を 定 め る 。
Ⅰ 語 の 一 覧 等 に 基 づ い て 最 小 単 位 を 認 定 す る も の
1 常 用 漢 字 表( 1981年 ,内 閣 告 示 第 1 号 ・ 内 閣 訓 令 第 1 号 )の 音 訓 欄 に 掲 げ ら れ た 訓 は , 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / あ わ =せ る / / ま つ り =ご と / / え =が く / 可 能 動 詞 形 に つ い て は , 元 の 動 詞 に 準 じ て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / え =が け る /
2 語 源 的 に は 二 つ 以 上 の 要 素 か ら 成 る 語 の う ち , 現 代 仮 名 遣 い ( 1986年 , 内 閣 告 示 第 1 号 ・ 内 閣 訓 令 第 1 号 ) の 第 2 の 5 に お い て 「 現 代 語 の 意 識 で は 一 般 に 二 語 に 分 解 し に く い も の 等 と し て , そ れ ぞ れ 「 じ 」「 ず 」 を 用 い て 書 く こ と を 本 則 と 」 す る と 規 定 さ れ て い る 語 の う ち 次 に 挙 げ る も の は , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / い な =ず ま / / か た =ず / / き =ず な / / さ か =ず き /
/ と き わ =ず / / ほ お =ず き / / み み =ず く / / う な =ず く /
/ お と =ず れ る / / か し =ず く / / つ ま =ず く / / ぬ か =ず く /
/ ひ ざ -ま =ず く / / あ せ み =ず く / / さ し =ず め /
/ で =ず っ -ぱ り / / な か -ん =ず く / / う で =ず く /
/ く ろ =ず く め /
3 資 料 「 要 注 意 語 」 の 「 助 詞 」「 助 動 詞 」「 接 頭 的 要 素 」「 接 尾 的 要 素 」 に 挙 げ た も の は 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / そ れ / で / も / / 話 し / た / / 考 え / が た い /
/ 乗 り / こ な す /
可 能 動 詞 形 に つ い て は , 元 の 動 詞 及 び 動 詞 性 接 尾 辞 に 準 じ て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 乗 り / こ な せ る / / 使 い / ま く れ る /
Ⅱ 上 記 の 規 定 に 該 当 し な い も の に 関 す る 規 定
1 コ ー パ ス 中 の 文 に お い て , 他 の 要 素 と 結 合 せ ず 単 独 で 語 と し て 使 わ れ て い る も の は 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 空 / が / か す む /
2 複 合 語 を 構 成 す る 要 素 に つ い て は , 以 下 の 規 定 に よ っ て 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
2 . 1 複 合 語 の 構 成 要 素 の う ち , 現 代 語 に お い て 単 独 で 語 と し て 機 能 し 得 る も の ど う し が 結 合 し て 語 を 構 成 し て い る 場 合 は , そ れ ぞ れ の 構 成 要 素 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 空 き / 家 / / 灰 汁 / 抜 き / / 揚 げ / 足 / / 明 け / 暮 れ る / 2 .2 結 合 の 際 に 音 変 化 が 起 き て い る も の は ,以 下 の 規 定 に よ っ て 最 小 単 位 を 認 定 す る 。 2 . 2 . 1 複 合 語 の 前 項 に 音 変 化 が 起 き て い る も の は , 以 下 の 規 定 に よ っ て 最 小 単 位 を
認 定 す る 。
2 . 2 . 1 . 1 前 項 が 被 覆 形 と な っ て い る も の は , そ の 音 節 数 等 に よ っ て , 以 下 の よ う に 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
( 1 ) 2 音 節 以 上 で あ れ ば , 原 則 と し て 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / つ ま / 先 /
た だ し , 以 下 の い ず れ か に 該 当 す る も の は , 1 最 小 単 位 と せ ず , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る こ と が あ る 。
① 既 に 語 源 意 識 が 失 わ れ て い る と 考 え ら れ る も の
【 例 】 / う つ =ぶ す /
② 一 方 の 構 成 要 素 が 語 源 未 詳 , 若 し く は 語 源 は 判 明 し て い る が , 音 変 化 等 の た め 一 般 に は 元 の 語 へ の 還 元 が 難 し い と 考 え ら れ る も の
【 例 】 / う わ =み ず / ( 上 溝 ) / し ら =に / ( 白 土 ) / し ら =ふ /
( 2 ) 1 音 節 で , 元 の 形 へ の 還 元 が 難 し く な い と 考 え ら れ る も の は 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 木 / 陰 / / 木 / 枯 ら し / / 木 / 立 ち /
語 源 意 識 が 失 わ れ て い る 等 の 理 由 に よ っ て 一 般 に は 元 の 形 へ の 還 元 が 難 し い と 考 え ら れ る も の は 1 最 小 単 位 と せ ず , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る こ と が あ る 。
【 例 】 / こ =だ ま / / こ =ぬ れ / / か =ぶ れ る / / こ =が ね /
/ こ =よ み /
2 . 2 . 1 . 2 前 項 の 名 詞 に 音 変 化 が 生 じ て い る 場 合 , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / か い =ま / ( 垣 間 ) / か え =で / ( < 蛙 手 ) / か ん =ざ し / ( 簪 ) 2 . 2 . 1 . 3 前 項 が 用 言 の 音 便 形 と な っ て い る も の は , 以 下 の よ う に 最 小 単 位 を 認 定
す る 。
( 1 )後 項 が 動 詞 で あ る 場 合( 当 該 の 複 合 語 が 複 合 動 詞 ,又 は そ の 転 成 名 詞 で あ る 場 合 ),
前 項 を 1 最 小 単 位 と す る 。 一 般 に は 語 源 が 意 識 さ れ る こ と の 少 な い 語 に つ い て も 同 様 に 扱 う 。
【 例 】 / 追 っ / 掛 け / / 切 っ / 掛 け / / く っ / 付 く /
( 2 ) 前 項 の 動 詞 が 連 用 形 に 見 ら れ る 音 便 形 と は 異 な る 音 便 形 を 取 っ て い て も , そ れ が 規 則 的 で 広 く 用 い ら れ る も の で あ る 場 合 は , 前 項 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 突 っ / 張 る / / 引 っ / 掛 か る / / 吹 っ / 切 れ る /
( 3 ) 前 項 の 動 詞 が 連 用 形 に 見 ら れ る 音 便 形 と は 異 な る 音 便 形 で 個 別 的 な 事 例 と 考 え ら れ る 場 合 や , 音 の 脱 落 を 生 じ て い る 場 合 は , 前 項 を 1 最 小 単 位 と せ ず , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
( 4 ) 後 項 が 用 言 以 外 で あ る 場 合 , 後 項 と 結 合 し た 形 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 追 っ =手 / / 同 い =年 / / 切 =手 /
2 . 2 . 1 . 4 後 項 が 個 別 の 変 化 を 起 こ し て い る 等 の こ と か ら , そ れ を 1 最 小 単 位 と 認 定 し 難 い 場 合 は , 個 別 の 判 断 に よ っ て 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
【 例 】 / 飲 ん だ く れ る /
※ 「 た く れ る 」 を 最 小 単 位 と 認 定 す る 必 要 は な い と 考 え ら れ る た め 。
/ 引 っ / ぺ が す /
※ 「 引 っ / ぱ が す 」 が 2 最 小 単 位 と な る こ と と の 整 合 性 を 取 る た め 。 2 . 2 . 2 複 合 語 の 後 項 に 音 変 化 が 起 き て い る も の は , 以 下 の 規 定 に よ っ て 最 小 単 位 を
認 定 す る 。
2 .2 .2 .1 連 濁 を 生 じ て い る 場 合 も ,元 の 形 が 規 定 2 .1 に 該 当 す る も の で あ れ ば , 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / わ た し / ぶ ね / ( 渡 し 船 ) / ほ ん / ば こ / ( 本 箱 )
※ 常 用 漢 字 表 の 音 訓 欄 に 挙 げ た 訓 に は , Ⅰ の 規 定 1 が 優 先 的 に 適 用 さ れ る 。
【 例 】 / え =が く / / い ろ =ど る /
2 . 2 . 2 . 2 後 項 の 語 頭 の 母 音 に 子 音 が 挿 入 さ れ て い る 場 合 も , 前 項 ・ 後 項 を そ れ ぞ れ 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / あ き / さ め / ( 秋 雨 ) / き り / さ め / ( 霧 雨 )
2 . 2 . 2 . 3 後 項 の 語 頭 音 が 個 別 的 に 変 化 ・ 脱 落 し て い る 場 合 , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / か わ =も / ( 川 面 ) / か わ =ら / ( 川 原 ) / ご き =ぶ り / 2 . 2 . 2 . 4 結 合 部 分 の 母 音 が 融 合 し て い る 場 合 , 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / お っ し ゃ る / / き ゅ う り / / し ょ う / ( 背 負 う )
た だ し ,「 ひ と ( 人 )」 に 由 来 す る 「 と 」「 う と ( ど )」「 っ と 」 等 を 最 小 単 位 と 認 め る 関 係 上 , 本 規 定 に 該 当 す る 語 で あ っ て も ,「 と 」「 う と ( ど )」「 っ と 」 と 前 項 と を そ れ ぞ れ 1 最 小 単 位 と す る こ と が あ る 。
【 例 】 / お ち ゅ / う ど / ( 落 人 ) / わ こ / う ど / ( 若 人 )
※ 「( う ) と 」 の 部 分 に 「 人 」 の 意 味 が 殆 ど 認 め ら れ な い 語 は , 全 体 で 1 最 小 単 位 と 認 め る こ と が あ る 。
【 例 】 / 隼 人 / / も う と / ( 真 人 )
2 . 3 結 合 の 際 に 挿 入 さ れ た 促 音 又 は 撥 音 は , 後 項 に 含 め る 。
【 例 】 / 開 け / っ 広 げ / / 朝 / っ ぱ ら / / 甘 / っ た れ /
/ 甘 / っ ち ょ ろ い / / 腕 / っ 節 / 崖 / っ 淵 / / 首 / っ 引 き /
/ く ま / ん 蜂 / / 下 / っ 端 / / し み / っ た れ る / / 杉 / っ 葉 /
/ 手 / っ 取 り / 早 い / / 出 / っ 歯 / / 出 / っ 張 る /
/ 菜 / っ 葉 / / 抜 き / ん 出 る / / 猫 / っ 毛 / / 端 / っ 端 /
/ び り / っ け つ / / 宵 / っ 張 り /
3 助 詞 ・ 助 動 詞 を 構 成 要 素 に 含 む 語 は , 以 下 の 規 定 に よ っ て 最 小 単 位 を 認 定 す る 。 3 . 1 以 下 に 挙 げ る 語 の 構 成 要 素 と な っ て い る 助 詞 ・ 助 動 詞 は 1 最 小 単 位 と す る 。
助 詞 ・ 助 動 詞 以 外 の 構 成 要 素 は , 特 に 定 め の な い 限 り , 他 の 規 定 に 基 づ い て 最 小 単 位 を 認 定 す る 。
( 1 )「 ― の ~ 」
前 後 の 要 素 が 古 語 で あ っ た り , 音 変 化 を 生 じ て い た り す る 場 合 も , 助 詞 「 の 」 を 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / 味 / の / 素 / / 天 / の / 川 / / あ ま / の / じ ゃ く /
/ 有 り / の / 侭 / / タ ツ / ノ / オ ト シ / ゴ /
( 2 ) 助 動 詞 の 連 用 形 が 独 立 性 を 失 い , 動 詞 と 1 語 化 し て 名 詞 ・ 形 状 詞 に 転 じ た も の
【 例 】 / い わ / れ / ( 謂 れ ) / い や が ら / せ / / 知 ら / せ /
/ 憎 ま / れ / っ 子 / / 人 / 泣 か / せ / / 人 / 騒 が / せ /
/ 番 / 狂 わ / せ / / 虫 / 刺 さ / れ / / や ら / せ /
( 3 ) そ の 他 の 名 詞 ・ 形 状 詞 等
【 例 】 / 擦 っ / た / 揉 ん / だ / / 土 / 踏 ま / ず / / 人 / で / な し /
/ 減 ら / ず / 口 / / 間 / に / 合 う / / 水 / 入 ら / ず /
( 4 )「 動 詞 + て 」 型 の 副 詞
【 例 】 / あ え / て / / 改 め / て / / 得 / て / し / て / / か え っ / て /
/ か ね / て / / 辛 う / じ / て / / 極 め / て / / 強 い / て /
/ す べ / て / / せ め / て / / 次 い / で / / な べ / て /
/ 果 た し / て / / ひ い / て / は / / 翻 っ / て / / ま し / て /
( 5 )「 動 詞 + ず 」 型 の 副 詞
【 例 】 / す か さ / ず / / 取 り / あ え / ず /
( 6 )「 動 詞 の 未 然 形 ・ 已 然 形 + ば 」 型 の 副 詞
【 例 】 / 言 わ / ば / / 例 え / ば /
( 7 )「 形 容 詞 の 連 用 形 + は 」 型 の 副 詞
【 例 】 / あ わ / よ く / ば /
( 8 )「 副 詞 ・ 形 容 詞 の 連 用 形 + も 」 型 の 副 詞
【 例 】 / い と / も / / や や / も / / 奇 し く / も /
/ い や し く / も / / 畏 く / も / / か ら く / も /
/ く れ / ぐ れ / も / / よ く / も /
( 9 ) そ の 他 の 副 詞
【 例 】 / 飽 く / ま で / / 如 何 / せ / ん / / い わ / ん / や /
/ な る / べ く / / 願 わ く / ば / / び く / と / も /
/ ま る / で / / わ り / と /
( 1 0 )「 動 詞 + ぬ ・ な い 」 型 の 連 体 詞
【 例 】 / 素 / 知 ら / ぬ / / 尽 き / せ / ぬ /
( 1 1 )「 動 詞 + べ き 」 型 の 連 体 詞
【 例 】 / さ る / べ き / / し か る / べ き /
( 1 2 )「 動 詞 + た る 」 型 の 連 体 詞
【 例 】 / さ し / た る /
( 1 3 )「 動 詞 + て + 動 詞 」 型 の 動 詞 及 び そ の 転 成 名 詞
【 例 】 / 取 っ / て / 置 き /
3 . 2 以 下 に 挙 げ る 語 の 構 成 要 素 と な っ て い る 助 詞 ・ 助 動 詞 は 1 最 小 単 位 と は し な い 。 助 詞 ・ 助 動 詞 を 含 む 全 体 で 1 最 小 単 位 と す る 。
( 1 )「 動 詞 + て + 動 詞 」 の う ち , 助 詞 「 て 」 が 後 続 の 動 詞 と 縮 約 し て い る も の
【 例 】 / 打 っ ち ゃ る / / 置 い て け / ぼ り /
( 2 )「 持 っ て 」 に 由 来 す る 「 も ( っ ) て 」 を 含 む 語 ( そ の 転 成 名 詞 を 含 む 。)
【 例 】 / も =て =あ そ ぶ / / 持 =て =余 す / / も =て =な す /
( 3 ) 助 詞 「 は 」 を 含 む 語 の う ち , 助 詞 「 は 」 に 由 来 す る 要 素 が 「 わ 」 と 表 記 さ れ る 語
【 例 】 / イ マ =ワ / ( 今 際 )
( 4 )「 ~ に 」 型 の 副 詞
【 例 】 / 大 い =に / / 更 =に / / ひ と り =で =に /
※ 本 規 定 の 適 用 を 受 け る 語 を 補 則 に 一 覧 し た 。
( 5 )「 ~ な る ・ な 」 型 の 連 体 詞
【 例 】 / 色 ん =な / / 大 い =な る / / 大 き =な / / 可 笑 し =な /
※ 本 規 定 の 適 用 を 受 け る 語 を 補 則 に 一 覧 し た 。
( 6 )「 動 詞 以 外 + た る 」 型 の 連 体 詞
【 例 】 / 何 =た る /
※ 本 規 定 の 適 用 を 受 け る 語 を 補 則 に 一 覧 し た 。
( 7 ) あ い さ つ ・ 掛 け 声 等 の 感 動 詞
【 例 】 / ど う =ぞ / / さ ら =ば / / け し か ら =ん /
/ こ ん に ち =は / / こ ん ば ん =は / / さ よ う =な ら /
( 8 ) そ の 他
【 例 】 / あ た =か =も /
※ 「 あ た 」 を 最 小 単 位 と は 認 め 難 い た め 。
/ そ =も / そ =も /
※ 指 示 詞 「 そ 」 が 1 最 小 単 位 と 認 定 さ れ な い た め 。
4 副 詞 「 と 」「 か く 」 を 構 成 要 素 に 含 む 語 に つ い て は , 副 詞 「 と 」「 か く 」 を 1 最 小 単 位 と し た 上 で , 他 の 要 素 も そ れ ぞ れ 1 最 小 単 位 と す る 。
【 例 】 / と / あ る / / 兎 / 角 / / 兎 / に / 角 / / と / も / あ れ /