【論 文】 UDC :69
,
022 :624.
042.
7 :624.
078 日 本建築 学会構 造系論 文 報 告 集 第4 5号・
1989 年11月柱 梁 接
合部
の せ
ん
断 変 形
を
考慮
し た
耐 震壁
の
フ
ー
リ
エ弾性 解析
と
そ
の
総括
正 会 員 山丿
ー1
哲
雄
*1,
序 耐震壁の弾性 解 析につ い て は,
坪 井が 2次元平 面 応 力 場と み な せ る壁板に フー
リエ 級 数型の応 力関数 を, 付帯 ラー
メ ン に は初等梁理論を そ れ ぞ れ適 用し,
フー
リエ級 数で表示した 壁板と付 帯ラー
メ ン の境 界上の 各 変 位 を等 置して連 続 条 件 式を作 成す ることに よ り,
1ス パ ン 1層 耐 震 壁の応 力お よ び変 位 を求める方 法を提案し た1 )。
以 後 富 井ら は, 坪 井が採 用し た連 続 条 件 式を一
部 変 更し, し か も よ り厳 密な解 析 法に改 良し,
等 方 性の壁 板 を有す る 1 ス パ ン 1層耐震 壁の 弾 性 解析2 )−
4〕の み な らず,
45°
方向に一
様な せ ん断ひ び割れ が発 生し た壁板を有す る耐 震 壁の解析51に も応用し た。
そ の中で,
富井ら は付 帯ラー
メ ン にお ける柱 梁 接 合部の せ ん断 変 形は小さいとみな す と と もに, 解 析 上の簡 便 性か ら柱 梁 接 合 部 を剛 体 と仮 定 し た耐 震 壁の弾 性 解 析 を・
一
貫して行っ て きた。
本論で は, 柱梁接 合部の せ ん断 変 形が最も卓 越し や す い逆対称な外力 (曲 げせ ん断型の外 力)を受け る耐 震 壁 の弾性解析6} を行い,
柱梁接合部のせ ん断変形が耐 震 壁 の 層 間 変 位お よ び剛 性マ ト リッ クス の 要素の ほ か,
応 力 お よ び変形に及ぼ す影 響を検 討す る と と もに,
これ らの 力 学 性 状に関し て も考 察を加える。
これら の検 討と とも に, 富 井らが 酎 震 壁の弾 性 解 析で採 用した柱 梁 接 合 部 を 剛とする仮 定が妥 当か 否か につ い て も合わ せ て検 証す る。
さ らに, こ れ らの弾 性 解 析 法の う ち,
その解 法の基 礎に なっ た等方性壁板を有し,
しか も壁板の中心 を 通 る 縦横軸に関して と もに対 称な 1形 断 面を有す る 1スパ ン1
層 耐 震壁に,
逆対 称 外力 が作 用し た 場合 (図一
1参照1
の フー
リエ 弾 性 解 析 法に関す る研 究 経 過を総 括す る7 〕。 2.
柱 梁 接 合 部の せ ん断 変 形の取り扱いにつ い て フー
リエ 級 数を用い た耐 震 壁の弾 性 解 析は,
壁 板お よ び付 帯ラー
メ ン の各 支配 方 程 式の一
般 解に含まれ る未 知 積 分 定 数 を,
壁 板と付 帯ラー
メンの連 続 条 件 式,
およ び 付 帯ラー
メンの節 点に お ける境 界 条 件 式 を利用 して求め る (図一
1参 照)。
次い で,
壁 板と付 帯ラー
メ ンの各 攴 配 方 程 式に基づ いて求め られた応 力お よ び変 位の各一
般 本 研 究は1で に発 表し て い る文献 6 }.
ア)に新しい検討結果を追 加し,
これ ら を 取 り ま と め た もの である.
,
* 九 州 大 学 助 手・
工 博 〔1989 ee 6月9口 原稿 受理,
1989年8月25日採用決 定 〕 解に,
これ らの未 知 積 分 定 数 をそ れ ぞれ代入 す ることに よ り, 耐 震 壁の弾 性 挙 動を究明 す るこ と がで き る 1)−
5 }。
柱梁接 合部のせ ん断変形を考慮す る た め に,
付帯ラー
メンの柱,
梁か らの材 端 力 と耐 震 壁に取り付い た境界の 柱,
梁か ら の材 端 力に相 当する節 点外 力 が,
自 由体とし て と りだし た耐 震 壁の柱梁接 合部に作用す ることにより 構成さ れ たつ り合い 力系を検討す る。 柱梁接合 部の つ り 合い力 系 は 図一
2に 示 す よ うに,
(a) 水 平お よ び鉛 直 方 向の各つ り合い 力 系 (b
) モー
メ ン トに関す るつ り合い力 系 に分 解する こと がで き る。
こ れ らの各つ り合い 力系に関 し て,
そ れ ぞ れの平衡 方 程 式 が (1
),
(2
),
(3
)式の よ うに与 え られ る。
0.
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C・
17エ 図一
一
1
せん 断 型の外 力を受け る標準型の 1スパン 1層 耐 震 壁 と その形状 係 数 坐_
_
_
−
2 79。 ←{
Mb転
↑
Ob 鯉嶺
恥琶フ
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゜
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、 航「
妨 丁 7 倉・
ー
壘 2 十 ↓一
梅◎
ー
% 丁∀ 咎
柱梁接 合部 の つ り含い力系の つ り合い力系の っ り 合い力系の つ り合い力 系 水 平成 分 鉛 直 成分 モー
一
メ ン ト成 分 一 } 〔a)柱 梁 接 合 部のせ ん断 ゆ〕 柱 梁接 合 部の せ ん断 変 形が生じ ない系 変 形が 生 じ る系 注}天,f,
冴⇔,
冴。
は境 界部 材から耐 震壁の柱 梁 接 合 部に作 用す る節 点 外 力であ り,
tの接 合 部のせ ん断 変 彫 を考 慮 したた め 節 点モー
メ ン ト外 力 を瓦 とMe に区別し て 示 し た。
す な わ ち,
1 節 点 当た り4 自 由度 と な る が,
対 称な1 形 断 面を有す る耐 震壁 が 壁 板の11,
心 を 通 る 縦横 軸 に関し,
いずれ も逆 対 称な外 力 (せん断型の外 力1を受け る場 合には,
耐 震壁の節点の独立な自由度の総 数は 3で ある。
図一
2 1ス パ ン ]層 耐 震 壁の 柱梁接合 部に作 用する節 点 外 力と 材 端 力に関するつ り合い 力 系の分 解 と せ ん断 変 形の有 無一
ll5
−一
一
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メ ン ト成分系■
(_
_
_
Tx−
e_
r_
τx橘
↑
ン τ % τー
→ 丁 促 っ り合い力 系の モー
メント 成 分弔 罫
水 平 成分 鉛直 成 分 〔b) 純せん断 応 力 系 図一
一
31 ス パ ン 1層 耐 震壁の柱 梁 接 合 部に せ ん断 変形 が生じ る モー
メン ト成 分 系と純せ ん断 応 力 系 との 関係 ΣIX
=
0:−
N,十Qc
十X=
O………・
………・
〔1) Σy=
O :−
N,+Qb
+y=
0…・
………・
(21 ΣM =o
:M
,− Mc
十QbD
。
/2−
QcDb
/2
十Mb
十Mc
=0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(3) 図一
2に示し たつ り合い 力系の 中で,
柱 梁 接 合 部の せ ん断 変 形はモー
メ ン トに関す るつ り合い力 系で生 じる。
さらに,
こ の モー
メ ン トに関するつ り合い 力系を 図一3
に示す よ うに柱 梁 接 合 部に仮 定し た せ ん断 応 力の水 平成 分 と鉛 直 成 分に分 解するSレ。
分 解し た各せ ん断 応 力は共 役 応 力とな り,一
一
.
一
方を外 力と仮 定すれ ば 他 方は反 力と考 え るこ と がで き,
両者合わ せ てつ り合い力系を構 成t
る、
、
Tx お よ び ty はモー
メ ン ト成分のつ り合い式で ある (3) 式 を 考 慮 する と,
(4)式で与え ら れる。
tx== ル
f
レー
(〜cD り/2十Mb
1Lf
じ一
QbDc
/2一
几fc
bcDbDc
b
。D
、Dc
= τy
…………・
・
……・
………
(4)柱 梁 接 合 部の せ ん断ひずみ 7c。 , と せ ん断 応 力 T=の 関 係が (5) 式で与え ら れ る
。
Tx M,−
QcDb
/2十M , 7…=
τ=
Gb
,
D
。DC
’
… … ”
(5> θ。 を零 とお く。
す な わ ち,
これら の関 係は (7)式の よ うに整 理され るu θb=
九。r、・
・
…
r・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
鹽
・
‘
一…
rr・
・
・
・
・
…
『
…
(7) e.
=
0 し た がっ て,
富 井 ら が採 用し た (6)式の境界条件式 にか わっ て (7} 式 を採 用 すれ ば,
富 井・
平石 の弾性解 析 法4 )が そ の ま ま利 用で き,
し か も柱梁接 合 部のせ ん断 変形 を考慮 し た場 合と,7
,。.
を零と お くこ とに よ り柱 梁 接合 部を剛と仮 定し た場 合の耐 震 壁の弾性 解 析が ともに 可 能とな る。
(7>式 を 利 用 す る解法に は 4項で述べ る 別 解 法 も ある (表一
4 参照)。3.
柱梁接合部の せ ん断 変 形 考 慮 した耐 震 壁の弾性 挙 動 に関す る検 討耐震壁の 弾 性 解 析は図
一
1に示し た標準型の 1 スパ ン1
層耐震壁と,
その耐 震 壁 を単 位 耐 震 壁と する縦横均 等 無限連続 耐 震 壁 (以降, 縦横 連続 耐震 壁と呼ぶ ),
およ び壁 板の板 厚と付帯ラー
メ ンの部 材 幅が等しい縦 横 連 続 耐 震 壁 (以 降, 板 状の縦横連 続 耐 震 壁と呼ぶ )が逆対称 外 力 (せん断型外力 )を受 ける場 合につ い て行う。
特に, 板状の縦横連続耐 震 壁 を解 析 する目的は,
柱 梁接合部の せ ん断変形を考 慮し た本 解 析 法の妥当性を検 証す るた め に ある。 な お, ボアソ ン比 は1
/6,
フー
リエ級 数 展 開 項 数は20 をそ れ ぞれ採 用す る。
逆 対 称 外 力を受け る縦 横 連 続 耐 震 壁の弾 性 解析は,
1スパ ン 1層 耐 震 壁の弾 性 解 析 を下 記の よ う に修正 す ることに よっ て容 易に行うこと↓
1ス パ ン当たりe=
2X 一 bbbbl2rl ちわ〆2.
景
1層 当 たりQ=
2Xl:ノ1一
方,
柱 梁 接 合 部を 剛体と仮定 し た耐 震 壁が図一
1に 示す よ うな せ ん断型の外 力を受け る耐 震 壁の弾 性解 析で は,
境 界 条 件と し て柱梁 接合部の 回 転 角を零とおいて い るの でz)・
’
一,
柱,
梁の各 材 端 回 転 角 θ。
と θ,は 〔6
)式 の よ うに零にな る。 θc;
θ.=0…
7r7P
・
’
一・
・
…
『
7r7r
・
・
r・
・
…
9・
噛
幽
・
…
甲
・
・
…
9
(6 ) し かし,
柱 梁 接 合 部の せ ん断 変 形を考慮する場 合に は,
そ の せ ん断ひ ずみ と して与え た (5)式の γ。。
.
を θ。と θ。の和に等 置し,
かつ 耐 震 壁の剛 体 回 転 を規 制する支 持 条 件を挿入 する ことによっ て,
柱 梁 接 合 部の適 合 条 件 が得ら れ る。 し た がっ て,
本 論では 7c。 。 を θ,に等 置し,
一
一
一・
=
..
. ・−
29
’LZs
’2’・・sw
、 、、9−
L
図一
4 せん断型の外 力 を受け る縦横均等無限連続耐震壁と付帯 ラー
メ ン の部 材 幅 を1〆2 した 単位 耐 震 壁 σy Mc (濫
塾
楚
〔a)付帯ラー
メ ン部 材に作 用1 る力 〔b
}柱 梁 接 合部 に作 用す る力 図.
・
・
.
5 せ ん断 型の 外 力 を受け る縦 横 均 等 無限 連 続耐 震 壁の 付 帯 ラー
メ ン部 材と 柱 梁 接 合 部に作 用する各 力一
ll6
がで き る (図
一
4,
5 参照)。 な お,
こ の こ と は富 井・
平 石に よっ て す で に明ら かに さ れて いる%D
付帯ラー
メ ン部材断 面2次モー
メ ン トおよ び断面 積を そ れ ぞ れ 1/2倍 する。
iD
付 帯ラー
メ ン部 材の軸 方 向 剛 性 を無 限 大に お く。
iio
柱梁 接 合 部の厚さを1/2倍する。
iv
)上記i
)ij
)iii
)の条 件の も と で計算し た1
ス パ ン 1層 耐 震 壁におけ る付 帯ラー
メ ン部材の曲げモー
メン トお よ びせ ん断 力の値を そ れ ぞ れ 2倍し,
かつ 軸 方 向 力の値を零に お く。 これ らの解 析結果を図一
6,
7,
8に示 す。
こ れ らの 変 位お よ び 応力を耐 震 壁の 1/4の部 分に相 当する第 1 象限 {x≧0,
y≧0>に つ い て示 す。
図一
6,
7か ら分か る よ うに,
柱 梁 接 合 部の せん断 変 形が耐 震 壁の変 位お よ び 応 力に及ぼ す影 響は小さ い。
特に, 1ス パ ン 1層 耐 震 壁で は その影 響が極めて小さい。
・
方, 純せ ん断 場 (1スパ ン当た りQ
=
2X )を仮定 し た・
.
様な厚さt
を 有す る板の層 間 変 形 角 (せ ん断ひ ずみ)R ,
応 力 ax,
ay,
τ に関 する理 論 解は (8)式で 与え ら れる。R
;Q
/(Gtl}・x
=
σ,ニ
o・
…・
…………
(8
) τ=
Q
/(tl
)=
1.
167(X
/(th)} 図一8
に示 した柱 梁 接 合 部の せん断変形を考慮し た板 状の縦 横連 続 耐震 壁の フー
リエ 級 数 解に基づ く R,
ax,
ay,
τ の値は (9) 式で与え られ,
そ れ は (8> 式に示 し た理 論 解に極めて近 く,
本 解 析 法の妥 当 性 を 示し て い る。
R
; 0.
99Q /(Gtの a、≒ ay ≒0:壁 板の中 央 部 領 域・
…・
(9 > τ;1.
173
(X
/(th
)):壁 板の中 央 部 領 域 ただ し,
壁板と付 帯ラー
メ ンの境 界上 お よ び壁 板 隅 角 部では応 力が多 少変化 して い る。
こ の傾 向は柱 梁 接 合 部 の近 傍に特に見られ,
し か も柱 梁 接 合 部の せ ん断 変 形 を 無 視し た場 合に顕 著に表れて いる。
ま た,
図一
7(b
)と 図一8
(b
)に示し た中 間 柱の 各 負 担せ ん断力が壁板の厚 1.
41 O O号
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D860 01 柱 梁 接 合 部のせん断 変 形を考慮 し た 場 合 (上段の値 》一一一一一
柱 梁 接 合 部のせん断変形 を無 視 した 場 合 く下 段の値 ) 40 τ τ』
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22 (瞳 板の せ嘶 励 ・伽
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一
・ ン の勸 向Y
・・N(・ > M(Xh) 図一
6 標 準型の 1 スパ ン 1層 耐 震 壁 (図一
1参 照}の変 位と応 力に関して,
柱 梁接 合部のせ ん 断変形の有無に基づ く比較゜
詈畫 藉舊 畢詈 譴 蓬羮 OO OO OO OO ooo.
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一
さ を
一
定と し た場 合,
断 面 積が3.
333 :1と大き く異な るに も か か わ らず,
お 互い に ほぼ等しい こと が特に注目 さ れ る。 こ の こと を詳 細に検 証す るために,
種々 の 1形 断 面 を 有する縦 横 無 限 連 続 耐 震壁で,
柱 梁 接 合 部の せ ん断変形 を 考 慮し た場 合の数 値 計 算 結 果を・
表一
1に示す。 表一
1 に よれ ば, 中 間 柱の中 央 断 面における単 位 長さ当たり の せ ん断 力 (Q
,
/D,
)は,
柱 幅に比 例す ること な く平 均せ ん 1.
4L1.
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t
:
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0.
2一
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雌 板・ ・ん断 応 力・伽
・ 付帯ラー
一
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7 標 準 型の単 位 耐 震 壁で構 成 さ れ た縦 横 均 等 無 限 連 続 耐 震 壁の変 位と応 力に関して,
柱梁接合 部の せ ん断 変形の有 無に某つ く比 較 柱 梁 接 合 部のせ ん断 変 形 を考慮 した場 合 (上 段の値 )一一一一一一
柱 梁 接 合 部のせ ん 断 変 形 を無視した 場 合 (下衆の値 } 1.
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8 壁 板の厚 さ を 付 帯 ラー
メンの部材幅に等し く した板 状の 縦 横 無 限 連 続 耐 震 壁の変 位と応 力に関 し て,
柱梁接含 部 の せ ん断 変 形の有 無に基づ.
く比 較断 力 (
Q
〃 )に ほぼ等しい。
し か し,
柱の せ いが大き く な り,
柱の 曲げ剛 性が増 大す る と中 間 柱のQ
。/D、
がQ
〃 よ り若 干大き く な る傾 向に あ る。
表一
1に示 し たもの の う ち,
標 準型の耐 震壁 (図一
1参 照 〉と等 しい 辺 長 比 λ (=1
/h =
1.
714) を 有する単 位 耐 震 壁にお け る柱の せ ん断 力と曲げモー
メ ン トを反 曲 点 より上の材 軸に 沿っ て 図一
9に 小 す。
図一
9よ り, 柱の せ ん断 力は材 軸に沿っ て ほぼ一
定の傾 向にあり, し か も その値は すで に述べ た よ うに柱 幅に比 例して大き く な ら ない。・・
方,
柱の曲 げ モー
メン トは柱 幅に比例して 大き く な る。 し か し,
こ の 曲 げモー
メン トこ う 配 に伴う せ ん断 力が小さい か ら,
柱 の 単位長さ当たりのせ ん断力が平 均せん断 力で ほぼ与え ら れ る訳で あ る。 こ の こ とは,
柱 幅の増 大にせ ん断力の 増 大が伴わ ない ことに よる柱の せん 断 変 形の減少を,
曲 表一
1 縦 横 均 等 無 限 連 続 耐 震 壁の 中央 水 平 断 面 上 (η=
yfb=
O) の単 位 長さ当た り の せ ん断 力Qw
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より上 (η≧0)の せん 断 げ変 形が補っ て い る と解 釈する こ と が で きる。 以上の こ とは中 間 柱の みな らず 中 間 梁につ いて も同様にい え る。 さ らに,
中 間 部 材の中 央 断 面に お け る単位長さ当たり の せ ん断力は,
壁板のせ ん断ひ び割れの有 無に ほ と ん ど関 係な く,耐 震壁の平 均せ ん断 力に ほ ぼ等しい こと が富 井,
江崎ら によっ てすで に指摘さ れ て い る9LI°)。
標 準 型の 1スパ ン 1層 耐 震 壁 (図一
1参 照 〉と縦横連 続 耐 震 壁における単 位 耐 震 壁につ い て,
その せん断 型 剛 性を評 価する た め に柱 梁 接 合 部の中 心で定 義さ れ た節点 に関する1
型 (図一
10参 照 )の 基 本柔性マ ト リッ クス nF * と基 本 剛 性マ ト リッ ク ス nK * を計 算する。
ただ し, 耐震 壁の柱 梁 接 合 部の せ ん断 変 形を考 慮す る 場合に は,
無 視 する場 合に比較し て節点に お け る独立な自由度が さ らに 1個 だけ増加 して,3
×3の 大き さ を有す るマ ト リッ ク スが得 ら れ る (表一
2参照)。
表一
2に示す nK * の数 値 計算 例か らも分か るよ うに,
梁 材 端の回 転 角 θ、に よ る影響係数は小さ く,
柱 梁 接 合 部の せ ん断 変 形は無 視で き るこ と を示 唆し て い る。
次い で,
柱 梁 接 合 部の せん断 変 形の有無が耐震壁の層 間 変 形 角に及ぼす影響 を さ らに詳 細に検 討 す る た め,
そ の影 響が最も表れ や すい縦横無 限 連 続 耐 震 壁につ い て,
せ ん断型の外力 (図一1,4
参照〉を作 用さ せ た場 合の各 層 間 変 形角を計 算す る。 表一
3 より, 柱 梁 接 合 部の せ ん 断変形が耐 震 壁の層 問 変 形 角に及ぼ す影 響は, 極め て小 さ く無 視で き ること が分か る。
壁 板の厚 さを 薄く して い っ て も耐 震 壁の場 合その影 響は小さい。
こ0) こ と は,
壁 板にせん 断ひび割れ が生じ,
そ の せ ん断 剛 性が大 幅に 低下 して も,
柱梁接合部の せ ん断 変 形が層 間 変 形 角に及 ぼ す影 響は小さ く無 視で きる ことを示 唆して い る。
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O 〔柱梁接 合部の せ ん断変形 を考 慮し た 場合} (b〕1型の節 点 変 位に関する基 本 成分 図一
10 壁板の中 心 を 通 る 縦横 軸に関 し て と もに逆 対 称な節 点 外 力と節.
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