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SA2 3 RX PN N3 SA2 3 RX-7 10 代の頃はレーシングカートに明け暮れて全日本カート選手権で上位入賞を果たす レースでもインター TEC に参戦する等活躍するが ジムカーナの世界へ 2009 年にロータス エキシージを駆って全日本選手権 N

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1

RALLY

/

GYMKHANA

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Voice of Top/全日本ジムカーナドライバー柴田優作

Bライセンス取得ガイド

2013全日本ラリー選手権第1戦&第2戦/2013全日本ジムカーナ選手権第1戦&第2戦&第3戦/

2013全日本ダートトライアル選手権第1戦&第2戦&第3戦ダイジェスト

(2)

3

日本ジムカーナ選手権

SA2

クラスに参戦する 柴田優作は、今年の第

3

戦も、

RX-7

を駆る川 北忠に詰め寄られはしたものの、見事に勝利。 開幕

3

連勝を達成した。  これで昨年から続く連勝記録は

7

に更新。昨年も

9

戦 して

8

勝。この

2

年間で見ると全日本のトップスラロー マーの中でも群を抜く勝率を誇る。名実ともに全日本ジ ムカーナを背負って立つビッグネームである。  柴田のジムカーナ人生にとって昨年は大きな転機の年 となった。柴田はそれまでジムカーナ界のスタードライ バーである山野哲也を打ち倒すことに目標を定めてきた。 その夢は

2009

年に初めて現実のものとなり、柴田はその 後

3

年連続で山野を下してチャンピオンに。  そして昨年、山野が全日本ジムカーナの新たな可能性 を秘めた

PN

クラスへ移ると、自らも戦いの場であった

N3

クラスを離れ、

SA2

クラスに移った。 「去年あれだけ勝ったからといって、別に勝つことへのモ チベーションは今年も変わらないですね。というか、経 験上、ちょっと気を緩めるとズルズルとダメになっていく タイプなんで(笑)、むしろやることはすべてやるくらいの 気持でやっています」  開幕

3

連勝という結果にも奢る気配は微塵もない。 「ここまでは比較的、エキシージが得意とするコースなん で、勝てたのは凄く重要。逆にこれからは厳しいですよ。 多分また接戦になると思う。

RX-7

が得意なコースが続く ので、頑張らなくちゃいけない」  ロータスエキシージというクルマは、間近で目にすると よく分かるが、まるで運動会にアスリートが乱入してきた のか、というくらいの本当に衝撃的な動きをする。恐ろし く運動性能の高いクルマである。  普通に考えるといかにスポーツカーの名を冠するとは 言え、

RX-7

が容易に太刀打ちできる相手ではない。し かし、

2010

年、決して有利とはいえない

RX-8

というクル マで

SA1

のタイトルを奪った不屈 の精神の持ち主である川北は、柴 田に挑み続けてきた。  

RX-7

がエキシージと互角に渡 り合う。なぜそんなことが可能に なるかと言えば、それは

SA

クラス というマシンのポテンシャルアップ が許されたクラスであるからだ。 「セッティングの基本の方向性は 去年で見つかっている。かなり完 成度の高いクルマになっているんです。でもそこから今 年は大胆な方向に振ってみようと思っている。欲張りす ぎて元に戻すこともあるけど、それも含めて、やっぱりこ のクラスは楽しい」と柴田は言う。  山野とのガチンコ対決をまた見たいという声もすでに 柴田の所には届いている。それが実現する方法はふたつ しかない。山野が

SA

に来るか、柴田が

PN

に行くか。 「そりゃもちろん山野さんにこっちに来てほしい(笑)。

PN

の盛り上がりがひと区切りついたら、山野さんもそう 考えてるんじゃないかな」  全日本ジムカーナという世界での立ち位置をトップドラ イバーである当の本人はどう考えているのか。思い切っ て聞いてみた。 「もっと派手にやりたい、ってところですね。いまはエキ シージというクルマがこれだけ速くなるんだというのを もっともっと見せたい、というの が正直な気持。昔、

NSX

の山野 さんに僕が

RX-7

で立ち向かった ように、いま川北さんの挑戦を僕 が受けて立っている。二人で僅 差の戦いを続けて行けば、その バトルを見てジムカーナに憧れる 人も増えるんじゃないか」  山野とはまた違った役どころを 引き受ける。あくまで派手に。そ して圧倒的なパフォーマンスを。それは無敵のチャンピオ ンが取る極めて正統なスタイルだろう。 「実は川北さんと

86

で勝負するのもいいね、とこの前、 話したんですよ。でも結論はすぐに一致した。何をどう やっても、いまの

SA

なら、絶対僕らのいまのクルマには 勝てないだろうな、って(笑)」  

86

SA

クラスという中でいかにスーパーマシンに化け るのか。その日が来るのを、待ち焦がれたいものだ。

Voice

of Top

柴田優作

しばたゆうさく  10代の頃はレーシングカートに 明け暮れて全日本カート選手権で 上位入賞を果たす。レースでもイ ンター TECに参戦する等活躍する が、ジムカーナの世界へ。2009 年にロータス・エキシージを駆っ て全日本選手権N3クラスで初タ イトルを獲得。今年は5連覇に向 けて連勝記録を更新中。

このクラスでもっと派手にやりたい。エキシージという

クルマがこんなに速くなるんだというのを見てもらいたい

(3)

4

全9戦で競われる2013年の全日本ラ リー選手権は、今年も九州唐津を拠点とす るターマックラリー「ツール・ド・九州」で 幕を開けた。そしてゴールデンウィークに は四国愛媛、久万高原町を中心としたエリ アでこちらはシーズン初のグラベルラリー

白熱のグラベルバトルが始まった!

2013

JRC

2013.4.12-14

全日本ラリー選手権第1戦 ツール・ド・九州2013in唐津

2013.5.3-5

全日本ラリー選手権第2戦 久万高原ラリー

開幕戦ツール・ド・九州/1.今年も各クルーは唐津神社で安全祈願のお祓いを受けてスタート。その甲斐あって大きなアクシデントは ゼロだった。2.3.このラリーで毎年、盤石の強さを見せる勝田範彦インプレッサはV8を達成。タイトル防衛に向けて幸先の良いスター トを切った。4.ベテラン石田正史は開幕戦を4位で終えた。5.1501〜 3000ccのマシンが競うJN3クラス(過給機付の車両は1.7の係 数がかかるためランサー、インプレッサはJN4クラスとなる)はGTドライバー筒井克彦がS2000で初優勝を狙うも2位に甘んじた。 6.ギャラリーステージに併設されたレストポイントはトップマシンを取り囲む多くのギャラリーで賑わいを見せた。7.トヨタ86が増えて 話題をさらっているJN3クラスではAE111レビンを駆る山口清司が意地を見せて昨年の最終戦に続く連勝を飾った。8.三好秀昌はJN3 クラス86勢最上位の3位を獲得。9.1401cc 〜1500ccの車両で競われるJN2クラスも人気上昇中。地元の岡田孝一デミオが3位入賞。 10.11.このラリーで過去何度も優勝をさらっている福岡のトップラリースト、榊雅広。今年はテストドライブも兼ねて操ったヴィッツで 難なくJN2クラスを制した。12.〜 1400ccまでの車両が対象のJN1クラスはターマックスペシャリストの小泉茂マーチが優勝。 となる第2戦が行われた。 硬軟ふたつの路面を一戦ずつ経た段階 でまだ今年の勢力図を占うのは難しいが、 各クラスのタイトル候補達のパフォーマン スが見えてきたのはたしかだ。 ランサーエボリューション、WRXが集う 柳澤宏至は昨年、苦戦した久万高原ラリーでワ ンランクアップのスピードを見せて今季初優勝。 4 5 6 7 2 1 3 8 9 10 12 11

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5

JN4クラスはターマック最速の称号をほし いままにしている勝田範彦がツール・ド九 州8連覇、とこのラリーの無敗記録をまた 更新した。勝田は昨年までは1台のWRXを 路面に合わせて仕様を変えて参戦してい たが、今年はターマック、グラベルそれぞ れ専用のWRXを用意した。 その甲斐もあってか、第2戦久万高原で もグラベルバージョンで速さを見せたが、 DAY1のスピンが響いて連勝は果たせず。1 年前の同じラリーでGRB型のWRXをデ ビューさせた柳澤宏至が久万高原初制覇 を達成した。ランサー勢の筆頭、奴田原文 雄はDAY1でタイヤを2本パンクさせて優 勝戦線から脱落したが、3位に食い込み、 シリーズも3位につけている。 第3戦、第4戦は柳澤、奴田原が得意と するグラベルが続くが、勝田はいずれのラ リーも昨年、トップを争うスピードを見せた だけに、熾烈な三つ巴となることは間違い ないだろう。また昨年の終盤戦でトップ3を 脅かす速さを見せた石田正史も、序盤の2 戦はやや出遅れた感はあったものの、復調 してくるはずだ。 一方、JN3クラスは今年もまたトヨタ86 が増えそうな勢いだ。昨年、最終戦までタ イトルレースに残ったキャロッセの三好秀 昌は残留。路面によってドライバーの起用 を変えたラックはテクニシャン横尾芳則に 今年は86のステアリングを託す。セリカ使 いの曽根崇仁やグラベルでは滅法速い増 川智も今年から86に乗り換えてきた。 しかし序盤の2戦を制したのはいずれも 旧車勢。開幕戦は山口清司AE111レビン が、第2戦は上原利宏EK9シビックが優勝 した。山口は昨年の最終戦新城ラリーでも 群を抜いたスピードを見せており、舗装に 関してはレビンはかなり完成度が高い。グ ラベルの第2戦ではコースオフでデイリタ イヤとなったが、グラベルでもトップクラス のスピードは持っている。 また第2戦ではターボトラブルでリタイ ヤしたものの、小倉雅俊が駆ったブーン X4も優勝を狙えるポテンシャルを持つ。 86勢は今年さらにセットアップが進むのは 間違いないが、旧車勢もなかなか手ごわい 存在と言えるだろう。 JN2クラスは開幕戦はツール・ド九州ス ペシャリストの榊雅広が初代ヴィッツでダ ントツの速さを見せたが、シリーズを追うの は厳しい情勢。第2戦は昨年のチャンプ、 天野智之の現行型ヴィッツが勝利をさらっ た。昨年、王座まであと一歩に迫った川名 賢は2戦連続の2位と好位置につけている。 この2強を軸としたシリーズと見るのが 妥当と言えるが、当の天野は「川名君以外 の若手も早くなっており、気が抜けないシ リーズが続くはず」と見る。その一人、加 藤辰弥は久万高原でクラスベストを奪う 等、周囲が驚く急成長を見せている。一発 の速さを持つ若手達が勢いに乗ってくる と、混戦模様もありえなくはない。 JN1クラスは久万高原で、将来を嘱望さ れる一人、宇田圭佑が初優勝を遂げたがシ リーズを追うほどの体制は組めない見込み。 同じ四国の松岡竜也ストーリアを軸とし た戦いになりそうだ。 第2戦久万高原ラリー/13.今年もクスコジュニアラリーチームのエースを務める明治慎太郎はサトリア・ネオで JN3クラス4位入賞。14.今年も新井敏弘がコースの確認を行う0カーをドライブ。ギャラリーステージでは派手な ジャンプを見せて会場を沸かせた。15.JN2昨年の覇者、高橋悟志は3位にとどまり、連覇は果たせず。16.「雲の 上にある」美川スキー場はギャラリーステージも行われ、大勢の観客で賑わった。17.グラベルではその速さを過 去見せつけてきた高知の宇田圭佑。今年は1300デミオにチェンジしてJN1クラスを制し、全日本初優勝を飾った。 18.序盤こそ出遅れるも中盤以降は本来のペースを取り戻し、ディフェンディングチャンプの貫録を見せつけたJN2 クラス天野智之ヴィッツ。19.昨年GRBインプレッサのデビューを飾った同じラリーで優勝を飾った柳澤宏至/中原 祥雅組。20.DC2インテグラのマイスターともいえる香川秀樹はJN3クラスの2位争いを制した。21.今年、悲願のタ イトルを狙うJN2川名賢は開幕戦と同じ2位をゲットとまずまずの滑り出し。22.地元で今季初優勝を狙った松岡竜 也だがデミオの前に屈して2位。23.24.2年連続で全日本を制した横尾芳則が4年ぶりに復帰。86で今季初表彰台を マーク。25.JN3クラスでは関東の上原利宏がDAY1中盤から独走状態に持ち込み、このラリー初優勝。26.奴田原 文雄ランサーはパンクに泣き、今回は3位にとどまった。

2013全日本ラリー選手権観戦ガイド

 すでに2戦が終了した全日本ラリーだが、第3戦以降も迫力のステー ジが楽しめるラリーが続きそうだ。第3戦福島は、棚倉町を拠点とした ラリー。ヘッドクォーターとサービスが置かれるルネサンス棚倉では今年 も、隣接する林道ステージでトップドライバーの走りを観戦できる。また いわき市、鮫川村の2カ所にラリーカーと触れ合える入場無料のラリー パークもオープンするので、ラリーを身近に感じることができるはずだ。  第4戦洞爺湖は洞爺湖温泉を拠点としたラリールートで行われるグラベ ルラリー。土日両日とも林道SSにギャラリーステージが設定される。2日 間通し券もあるので、存分にラリーの迫力を味わおう。洞爺湖温泉の中心 に位置する洞爺湖文化センターではセレモニアルスタート&フィニッシュ も行われる。もちろん入場無料なのでラリーの雰囲気を感じてみよう。  そして第5戦は昨年復活の群馬、伝統の全日本戦モントレーだ。復活1 年めながら昨年も多くのギャラリーが訪れたこのラリーは今年も伊香保温 泉に程近い渋川市総合公園がメイン会場に。公園に設定されるギャラリー SSに隣接するステージで様々なイベントも目白押しだ。またモータース ポーツ関連ショップから地元の特産品まで、出店ブースも充実しているの で、ラリー三昧の一日が送れることは間違いない。  第6戦丹後半島ラリーから最終戦新城ラリーまでも、もちろん見逃せな いイベントが続く予定。詳細が決定次第、本誌でもお伝えしていく予定な ので、お楽しみに。 第3戦がんばろう! 福島MSCCラリー 2013(6/7-9) 大会 HP http://www.mazdasportscarclub.jp/ 第4戦2013ARKラリー洞爺(7/5-7) 大会 HP http://www.team-ark.jp/ 第5戦モントレー 2013in群馬(7/26-28) 大会 HP http://www.montre.jp

こ れ か ら 行 け る !

過去、全日本はほとんどがスポット参戦ながら、出場する度に強烈な速さをグラベルで印象付けてきた宇田圭 佑(写真左)が、久万高原ラリーで待望の初優勝を飾った。高知出身の宇田は北海道での大学時代にラリーに目 覚め、地元に帰ってきてから単発でラリーに出始めた。「ラリーを長く楽し みたい」とローコストで購入できるデミオ1300を今年からチョイス。ほ ぼシェイクダウンに近い状態のデミオを、時にラフなステージでも見事にコ ントロールして勝利を得たあたりはドライバーとしての成長も感じさせた。 「デミオは高い戦闘力を持っていると思います。ラリーの序盤は感触をた しかめつつのドライブでしたが、後半は抜群のコーナリング性能が楽しめ たというところですね。まぁ今はやっと勝てたな、って感じです(笑)。今 後も単発の出場になるとは思いますが、まずはこの JN1 というクラスを盛 り上げたい。まだまだ経験も積みたいです」と宇田。1300 デミオでも、 上のクラスも脅かすであろう、その速さの伸びしろをこれからも期待した いところだ。 期待の若手が遂に全日本初優勝

宇田圭佑&石川恭啓 デミオ1300

13 15 14 16 17 18 20 24 25 23 19 21 22 26 2013全日本ラリー選手権カレンダー 第1戦 4/12-14 ツール・ド九州(佐賀) 第2戦 5/3-5 久万高原ラリー(愛媛) 第3戦 6/7-9 福島MSCC(福島) 第4戦 7/5-7 ラリー洞爺(北海道) 第5戦 7/26-28 モントレー(群馬) 第6戦 8/23-25 丹後半島ラリー(京都) 第7戦 9/27-29 ラリー北海道(北海道) 第8戦 10/11-13 ハイランドマスターズ(岐阜) 最終戦 10/25-27 新城ラリー(愛知) ラリー洞爺湖は本格的なグラベルラリーだ。 モントレーは、イベントも楽しみな一戦だ。

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いつまで続く!?超僅差のデッドヒート

2013

JGC

2013.3.9-10

全日本ジムカーナ選手権第1戦 

ALL JAPAN GYMKHANA IN SUZUKA

2013.4.13-14

全日本ジムカーナ選手権第2戦 ジムカーナinタカタ

2013.5.18-19

全日本ジムカーナ選手権第3戦 

ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪まほろば決戦

 今年の全日本ジムカーナ選手権は3月 に鈴鹿サーキット国際南コースで開幕。約 1カ月のインターバルで広島TSタカタ、奈 良名阪スポーツランドと転戦してシリーズ 序盤戦を終えた。  今年の全日本ジムカーナはPN部門4クラ ス、N部門4クラス、SA部門3クラスそして SC、Dの各1クラスが加わって計13クラスで 全日本の王座をめぐる戦いが展開される。  ここ数年、台数増の傾向があるのが比 較的ノーマルに近い車両で競われるPN部 門。タイヤもこれまでジムカーナで使われる ことが多かったいわゆるセミレーシングタイ ヤではなく、比較的安価で購入できるス ポーツラジアルしか 許されていないとあっ て、ローコストでジム カーナを楽しみたい スラローマーには全日本に限らず人気のク ラスとなっているのだ。  今年の全日本PN部門の最大の話題は、 トヨタ86&BRZの事実上のワンメイククラ スとなるPN3クラスが新設されたこと。開 幕戦から早速、PN部門最多の16台のエン トリーを集める人気を誇っている。スーパー GTでもお馴染みのジムカーナ界のスター ドライバー山野哲也がBRZでタイトルを狙 うが、二足のわらじを履く山野の忙しさの 開幕戦鈴鹿南/1.今年からN3クラスに戻った若杉将司ロータス・エキシージは得意とする 鈴鹿南で快勝。2.2リッターターボ4WDがひしめく激戦区SA3クラスは昨年後半、失速し た津川信次が復活ののろしを上げる勝利。3.昨年、初の全日本王者に輝いたSCクラスの牧 野タイソンはホームコースは譲らず、幸先の良いスタート。4.8.DC2インテグラのワンメイ ク状態となっているN2クラスは中部の新鋭、東山匡志が初優勝を飾った。5.7.SA1クラス も全日本初ウィナーが誕生した。関東の志村雅紀がEK9シビックを完璧にコントロールした 優勝をさらった。6.フェアレディ ZvsFD2シビックの激突となるPN2クラスは2013チャ ンプ河本晃一が貫録の勝利。9.Dクラスは元全日本チャンピオンマシンに今年からスイッチ の村上仁が優勝。 今年もBRZでPN部門に参戦の山野哲也は昨年、BRZ初優 勝を飾ったゲンのいいTSタカタサーキットで今季初優勝。 隙を突いた森嶋昭時の86が、オフにしっ かりマシンを仕上げてきた甲斐あって勝ち 星では山野に先行する2勝をあげている。  PN部門はPN1ではスイフトスポーツが 速く、PN2ではフェアレディZとシビックタ イプRが、そしてPN4ではランエボXとス バルWRXがそれぞれ毎回しのぎを削る。 前述のようにマシンがイコールコンディ ションに近い状態にあるので、ドライバー の腕の見せ所といった要素が多い。シリー ズ中盤戦では誰がタイトルレースから一歩 抜け出すかが注目ポイントだ。  N部門ではN1クラスの鎌尾邦彦ヴィッ ツ、N3若杉将司エキシージの2台がともに 開幕3連勝と絶好調。二人とも悲願の全 日本タイトルに向けて手綱を緩める気配は ないようだ。N4菱井将文エボXもライバル を寄せ付けない速さを見せている。 1 4 5 6 7 8 3 9 2

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2013.4.13-14

全日本ジムカーナ選手権第2戦 ジムカーナinタカタ

第2戦TSタカタサーキット/10.若手ラッシュが続いたN2クラスは20代の若手、ユウが今季初優勝。11.16.SA3クラスは四国の 天満清が制して今年も混戦模様の予感が…。12.13.Dクラスは昨年のチャンピオンマシンを受け継いだ小川謙輔が全日本初優勝を獲 得。14.N1鎌尾邦彦は開幕戦を制した勢いを持ち込んで連勝。15.PN3でも岡野博史が開幕2連勝とライバルを寄せ付けず。17.18. SCクラスは関東のベテラン、高橋和浩がいぶし銀の走りを見せて遅咲きの全日本初優勝。19.PN1は開幕戦て不覚を取った昨年のチャ ンプ喜多治人が今季初優勝。20.SA1クラスも2012チャンプ斉藤邦夫が今年初の勝利。 第3戦名阪/21.PN1は鵜飼洋一が開幕戦に次ぐ勝利をあげてタイトルレースの主役に。22.九州の大ベテラン山口義 彦がDクラスで13年ぶりの優勝。23.34.今回も熾烈な戦いとなったPN3クラスは86の森嶋昭時がヒート1のタイム で山野BRZを抑え込んで2勝めをマーク。24.僅差に迫られながらも開幕3連勝達成のSA2クラス柴田優作。25.26. PN2クラスに新星が登場。鈴木孝幸が全日本5戦めで優勝の快挙達成。27.30.SCクラスでも中部の桃井守か悲願の 全日本ファーストVを獲得。28.33.北海道から全日本を追いかけている唯一のドライバーである阿戸幸成もSA1クラ スで全日本初優勝と名阪ラウンドは初優勝ラッシュに沸く一戦となった。29.SA3クラスは茅野成樹が優勝と序盤3戦 はタイトル候補が入れ替わりでウィナーに。31.32.N2クラスはアグレッシブなドライビングに定評のある箕輪雄介が4 年ぶりの勝利をもぎ取った。35.N4クラスは菱井将文が圧倒的なタイムを叩き出してタイトルレースでも首位固めに。  その一方、事実上、DC2インテグラのワ ンメイク状態となつているN2クラスは昨 年のチャンプ両角賢一郎にいまひとつ勢 いがなく、開幕3戦すべてウィナーが入れ 替わるという混戦状態。すでに1勝をマー クしたともにまだ20代の若手、東山匡志、 ユウの2台を、経験に勝る30代のテクニ シャン達がどう押さえ付けるかが注目だ。  ナンバー付きの改造車クラスとも言える SA部門はSA1クラスは3戦中2戦で全日 本初ウィナーが誕生と混戦模様。ジムカー ナ界を代表する強豪達がエボX、WRXを 操るSA3クラスも、一人勝ちを許さない大 接戦が序盤戦で繰り広げられた。SA2クラ スは王者、柴田優作のエキシージが開幕3 連勝を飾ったが、そのマージンは昨年より 削られている様子。ライバル達の今後の奮 起が楽しみだ。  SCクラスも序盤戦から初ウィナーが相 次ぎ、チャンプ牧野タイソンはまだ開幕戦 の1勝のみ。第4戦から全開で行かないと V2に黄信号が灯るかも。Dクラスも昨年の チャンプ小林キュウテンが第2戦から参戦 休止を表明。小林のマシンを受け継いだ 小川謙輔が王座に最短距離にいると見る 向きもあるが、まだまだ予断のできない戦 いが続くだろう。 10 11 14 15 18 17 19 20 16 12 13 21 22 26 25 29 32 35 34 33 31 30 23 24 27 28 2013全日本ジムカーナ選手権カレンダー 第1戦 3/9-10 鈴鹿サーキット国際南(三重) 第2戦 4/13-14 TSタカタサーキット(広島) 第3戦 5/18-19 名阪スポーツランド(奈良) 第4戦 6/16 オートスポーツランドスナガワ(北海道) 第5戦 7/13-14 仙台ハイランド(宮城) 第6戦 8/10-11 ツインリンクもてぎ北ショート(栃木) 第7戦 9/14-15 HSR九州(福岡) 最終戦 10/12-13 イオックスアローザ(富山)

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三つ巴決戦から抜け出すのは誰だ!?

2013

JDTC

2013.3.17

全日本ダートトライアル選手権第1戦 

DIRT-TRIAL in NASU

2013.4.20-21

全日本ダートトライアル選手権第2戦 

RASCAL SPRING TRIAL IN KYUSHU

2013.5.26

全全日本ダートトライアル選手権第3戦 

北海道ダートスペシャルinスナガワ

 全日本ジムカーナに遅れること1週間。 関東ダートトライアル界のメッカ、栃木の 丸和オートランド那須で今年の全日本ダー トトライアル選手権が開幕した。PNクラ ス、N部門3クラス、SA部門2クラス、SC 部門3クラス、そしてDクラスの計10クラ スでシリーズタイトルが競われる。  今年は北は北海道のオートスポーツラ ンドスナガワから、南は福岡モビリティお 開幕戦丸和/1.N1クラスは、このクラスで常勝を誇るDC2イ ンテグラ勢をスターレットターボで下した佐々木正が全日本初優 勝。2.SA1クラスはディフェンディングチャンピオンの山崎利博 が貫禄勝ちを見せた。3.4.N2クラスは還暦を迎えた昨年、V2を 達成した伊藤益弘が優勝。5.台数増で白熱必至のPNクラスはス イフトに乗り換えた佐藤秀昭が初戦をものにした。6.7.Dクラス 初のチャンピオン獲りに賭ける谷田川敏幸が幸先のよい1勝をあ げた。8.SC3クラスは一発の速さを誇る丹羽政彦が快心のトライ を見せた。9.青森の工藤清美は熟成図られたシビックで改造車部 門のSC1クラスを制覇。10.コンマ秒差の戦いとなったN3クラ スは北島広実が制した。 おむたまで全7戦を転戦するシリーズ。9月 22日の広島テクニックステージタカタが 最終戦と、ここ数年の中では短期決戦とも 言えるスケジュールだ。  新型スイフトスポーツが速さを見せてい るPNクラスは、昨年いち早くこのZC32S 型スイフトを全日本に投入した川島秀樹が 3戦して2勝と、一年先行のアドバンテー ジを序盤から生かす形に。昨年のチャンピ オン今村宏臣も今年から新型スイフトにス イッチしたが、表彰台には届かず苦戦の様 子。対して、同じくスイッチ組の佐藤秀昭 は開幕戦で優勝を飾るなど好調さをキー プ。第2戦、第3戦と川島に敗れはしたも のの、いずれも僅差での敗戦だけに、この トップ2が一歩抜け出している。  昨年のチャンプ内藤聡がPNに移籍し、 王座空位となったN1クラスは開幕戦、第 2戦と連続して初ウィナーが誕生。昨年の 最終戦を制して今年のタイトル候補の一 人だった細木智也が第2戦でマシンを壊 してその後欠場したため、混戦模様になっ てきた。N2クラスは京都ブーボーチームの 2台がしのぎを削り合うことになりそうだ。  N3クラスは昨年のチャンプ佐藤隆行が 速さを見せながらもいまだ未勝利。ダーク ホースの一人で北海道の北條倫史が3戦 第3戦スナガワで地元の牙城を守っ た北條倫史は2勝めをマーク。 1 5 6 7 9 8 10 2 3 4

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今年からD部門に移籍した昨年のSC3チャンピオ ン、谷田川敏幸。タイトル奪取は果たせなかったが、 最終戦でシーズン2勝めをマークした。 して2勝と、チャンプを射程距離に捉える 構えに入った。第2戦まではこの二人に関 東の北島広実を加えた3台が頭ひとつ抜 け出して白熱のバトルを演じたが、第3戦 スナガワでは若手の黒木陽介が3番手に 割って入ってきた。中 盤戦以降の活躍が期 待される一人だ。  SA1クラスは第2 戦、第3戦と地元のスペシャリスト達が しっかりとホームコースを守って全日本の 上位レギュラー陣は足踏み状態。地元の 第4戦で開幕戦に次ぐ勝利を狙う王者、山 崎利博の復調なれば、山﨑を軸としたタイ トルレースとなりそうだ。  SA2クラスは歯車がかみ合わなかった 名手、北村和浩が第3戦で今季初勝利。 最大のライバルで開幕2戦を制した荒井

佐々木正・第1戦N1クラス

 丸和がホームコースとは言え孤軍奮闘のスター レットで優勝の佐々木は「インテグラに勝てたんで驚 いた人もいるみたいです けど、今日のような砂利 が残ってる微妙な路面は ターボのあるスターレット の方が有利なんです。AD VANタイヤも、乾き切ら ない路面でよくグリップし てくれました。実は狙って たんで嬉しいです」

山本悠太・第2戦N1クラス

 両親がダートラドライバーという抜群の環境に 育った山本は中部地区期待の若手の一人。「このおお むたは昨日初めて走りまし たが、地元の中部のコー スに似てるコーナーが多 くて 違 和 感 なく走 れ た のが勝因です。足回りも ぶっつけ本番の仕様で走 りましたが、高速コーナー でも十分に踏めましたの で変えて正解でしたね」

中村慎一・第3戦N2クラス

 全日本は昨年の地元スナガワでの参戦以来2度め という中村が大金星。「実は2週間前に練習で転倒 してしまって、もうダメだ なと思ってたら、ショップ の方や仲間が総動員で直 してくれたんです。彼ら に報いるためにも今日は ともかく踏むだけ踏もう、 とそれだけ考えて走りま した。でもいまでも信じ られない気持です」 第3戦スナガワ/22.23.PNクラスは川島秀樹が得意とするスナガワでスイフト対決を制して、第2戦から連勝。24.25.開幕から2戦、勝利から 見放されていたSA2クラス北村和浩だが、ミッショントラブルを抱えながらも気迫の走りを見せて今季初勝利を手に入れた。26.27.20代の若手 が続々売り出し中のN1クラスではその一人、竹本幸広が今季初優勝。タイトルレースに名乗りを上げた。28.道産子ドライバーがまたも金星を獲 得。N2クラスは中村慎一が全日本2戦めで初のV。29.北海道が誇る名手、SA1クラスの和泉泰至は今回も本州から遠征してきた全日本レギュラー 陣を一網打尽にする勝利を獲得。30.Dクラスでは序盤戦、勝ちに見放されていた炭山義昭が今季初優勝。 第2戦モビリティおおむた/11.21.SA2クラスは荒井信介が開 幕戦に続いてライバル北村和浩を下して2連勝。12.N2クラス は悲願のタイトルを狙う西田裕一が今季初優勝。13.14.かつて モンスターマシンを駆って全日本ダートラのトリを務めた田嶋 伸博が、残念ながら今回がラストイベントとなってしまったモ ビリティおおむたのために復活、“スーパー 86”で迫力の走り を披露した。15.16.地元福岡のSC1クラス宮地聖はスポット参 戦ながら、おおむたで2度めの金星を獲得。17.18.SA1クラス でも九州を代表するダートラドライバーの一人、岡田晋吾が全 日本おおむた3連覇を達成。19.SC3クラスでは名手、梶岡悟が 昨年の最終戦に次ぐ勝利をさらった。20.N1クラスでは今回が おおむた初走行だった中部地区期待の22歳、山本悠太が全日 本初優勝。 信介とまずは五分の星に持ち込みたいとこ ろ。SC1クラスは第2戦を欠場した青森の 工藤清美が第3戦で2勝め。今年からこの クラスに移籍してきた児島泰が、FD2シ ビックを手なづけられれば、速さを持つド ライバーだけにこのクラスも面白くなりそ うだ。  そしてSC3クラスはチャンプ吉村修が いまひとつ調子が上がらず、まだ未勝利と 低迷。代わって吉村のチームメイトである 丹羽政彦が開幕戦と第3戦を制してシリー ズトップに立った。このクラスは炭山裕矢、 田口勝彦といったトップラリーストも参戦。 田口はマシンの調子がいまひとつなのが気 になるところだが、炭山は3戦連続で表彰 台とタイトルを狙える位置につける。  Dクラスは、伝説のドライバーとも言え るモンスター田嶋が第2戦で復活、いきな りの勝利をさらったが、パイクスピーク参 戦も控える田嶋はシリーズを追う予定はな い模様。このクラス初タイトルを狙う谷田 川敏幸と、王座防衛に賭けるベテラン炭山 義昭のバトルがヒートアップしそうだ。 22 11 12 15 16 18 19 20 21 13 17 14 23 24 25 27 28 29 30 26 2013全日本ジムカーナ選手権カレンダー 第1戦 3/17 丸和オートランド那須(栃木) 第2戦 4/20-21 モビリティおおむた(福岡) 第3戦 5/26 オートスポーツランドスナガワ(北海道) 第4戦 6/30 輪島市門前モータースポーツ公園(石川) 第5戦 7/28 サーキットパーク切谷内(青森) 第6戦 8/31-9/1 オートパーク今庄(福井) 最終戦 9/21-22 テクニックステージタカタ(広島)

(9)

10

Engine

Tire

ナンバー付き車両は当然ながら

チューニングについても一定の制限あり。

 ナンバー付車両で争われるクラスの場合、どのカテゴリーでもエンジン本体のチューンは 認められていない。ジムカーナやダートラのPNおよびNクラスは、純正形状ならばエアエレ メントの変更は可能だが、それ以外の吸排気系チューンはNG。つまりエアクリーナーの入口 からマフラーの出口まで、一切の改造はご法度となっている。  ただし、ジムカーナおよびダートラSAクラスは、吸排気系チューンが認められている。エ アクリーナーやサクションパイプの変更、マフラーなどの変更は可能だ。さらにラリー車両 の場合は、さらに突っ込んだチューニングも許されている。エアクリーナーエレメントはOK だが、それ以外の吸気系からエキゾーストマニホールドの出口までの改造は許されていない。 だが、マフラーの変更は主催者が許せば可能で、さらにECU(エンジンコンピューター)の チューニングも可能だ。  また、ジムカーナやダートラなどクローズドコースで行う競技では、ナンバーのないエンジ ンのフルチューンが許されている改造車クラスもある。そういうクラスでは、年式が古くノー マルでは性能が劣る車種でも、改造次第では十分に勝負が楽しめるのも、モータースポーツ のいいところだ。 昨年デビューした名門キャロッセのワークスマシン。昨年のラリー北海道では 優勝を飾り、今年もチャンピオン候補に名を連ねる一台だ この一台。名手、松本敏が華麗なスラロームを見せてくれるはずだ人気急上昇中の全日本ジムカーナPN3クラスでタイトルを争うと見られているのが

上級者ともなれば路面状況に合わせた

適切なタイヤチョイスが求められる

 モータースポーツはカテゴリーによって使用するタイヤが違ってくる。舗装路面で行なわ れるジムカーナの場合、改造度合いが少なく、よりノーマルカーに近い仕様で争われるPN 部門では、市販されているスポーツラジアルタイヤの使用が義務付けられている。何より摩 耗率が少ないため、年間におけるランニングコストを低減できるのがメリットであり、選手に も歓迎されている。  一方、ジムカーナN、SAクラスでは通称Sタイヤと呼ばれるハイグリップタイヤの使用が 認められている。スポーツラジアルタイヤよりも摩耗は早いが、それだけグリップ性能は高 いのが特徴だ。もちろん一般走行が可能な市販タイヤでもある。このSタイヤはターマック ラリーでも使用されている。  また、ダートラやグラベルラリーで使用されているのが通称ラリータイヤと呼ばれるグラベ ル専用タイヤだ。溝が深く溝面積も多いが、それだけルーズな路面に食いつき、路面を引っ かく、せん断性能を高くすることでトラクションを得るタイヤになる。

全日本ラリー選手権RJ仕様

CUSCO ADVAN 86

ドライバー:三好秀昌

全日本ジムカーナ選手権PN仕様

itzz

DL

URG

86

ドライバー:松本敏

エンジン

タイヤ

素 朴

モーター

スポーツ

相談室

Vol.1

見た目からして大きく違う車両もあるけど、外観だけだとノーマルと変わらないじゃん、 どこが競技車なの? って気持を持ってる人も多いはず。そこで今回はそもそも競技車両は 何のために専用パーツが必要なのかということをカンタンに説明しちゃいます

モータースポーツ

競技車両って

どこが違うの?

CUSCO 86 itzz 86 スポーツラジアル 通称Sタイヤ ラリータイヤ

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11

Brake Dumper & Spring

Mission & Def Rollcage & Guard

ミッション & デファレンシャル

ブレーキ

ロールケージ & ガード

ダンバー & スプリング

走る距離はもちろんだが、発熱までの

時間など用途に応じた選択が大切だ

 ブレーキはジムカーナ、ダートラSAクラスやSCクラス、それにラリーでもキャリパーや ローターの変更は認められているが、基本的にはまずブレーキパッドを変更、強化するのが モータースポーツではセオリーだ。モータースポーツのようにハードなブレーキングを繰り返 すと、ノーマルパッドではあっという間にフェードを起こしブレーキが効かなくなってしまうか らだ。  ただ、競技カテゴリーによって使用するパッドの特性も 違ってくる。例えばラリーなど長距離を走行する競技の場 合は、ブレーキが暖まるまで効きは悪いが、一旦暖まれば 長時間にわたってフェードしない耐久性の高いパッドを使用 する。一方で、ジムカーナではブレーキが冷えた状態から 全開アタックしなければならず、フェードは早く起きるが冷 えた状態からでもハードなブレーキングが可能なパッドを 選択するのがセオリーだ。  また、ジムカーナではサイドターンを行なう機会が多い。 リヤタイヤをロックさせやすくするため、ガチンという効き 方をし、サイドブレーキでも強力に効く鉄粉が多く含まれ たメタルパッドをリヤに使用することが多いのも特徴だ。

どんな競技でもパワーを確実に

路面に伝える装置がほしいものだ

 どのカテゴリー、どのクラスでも駆動系ではLSDの装着は認められている。LSDはリミテッ ド・スリップ・デフの略で、ノーマルデフは内輪差を吸収する役目を果たすが、片輪がリフト して空転すると、駆動力がすべて空転しているタイヤから逃げてしまう特性がある。ロールし てインリフトすると、イン側のタイヤが空回りするだけで前に進んでいかなくなるわけだ。  LSDは駆動がかかると内部に組み込まれたクラッチプレートの摩擦により、左右のタイヤが 直結状態に近くなる装置だ。ロールしてイン側のタイヤが空転しそうになると、アウト側のタ イヤにも駆動力がかかり、クルマを前に進めてくれる。タイムを追求するモータースポーツで は必須アイテムと言えるだろう。  またミッションではジムカーナおよびダートラSA、SC車両、ラリー車両の場合、クロスギ アの組み込みも認められている。大抵のノーマルミッションはギア比が離れているので、シフ トアップすると回転の落ち込みが激しいが、クロスギアはシフトアップした際に回転の落ち込 みが少なくなり、常にエンジンのパワーバンドに回転を維持して走行することができるわけだ。  ジムカーナ、ダートラPN車両を除けば、競技車両はボディ補 強を行なうことが許されている。「鉄の塊でできたボディに補強な ど必要ないだろ」と思われるかもしれないが、ボディ全体は走行 中にリーフスプリングのように大きくたわむことが確認されてい る。言い換えれば、そうすることで路面からの衝撃を吸収し、乗り 心地を向上させる役目も果たしているのだが、ことモータースポー ツではこのボディのゆがみが操縦性をスポイルすることになる。  そこで、各ボディパネルのつなぎ目のスポット溶接を増やす補 強や、さらに弱い部分に当て板を溶接して補強する手法などが採 られるわけだ。  また、ラリーやダートラなどのグラベル競技では、ボディ自体の 耐久性を向上させるという意味合いもある。

改造の程度に応じた車両規定を用意

 ジムカーナ、ダートトライアル、ラリーといった競技車両に関する規定は右表のよう な形でJAFが制定している。  ジムカーナ、ダートトライアルの自動車登録番号標付、つまりナンバー付き車両につ いてはP車両からB車両まで下段に従って改造の範囲が広くなると考えてもらえれば いい。最後の段のAE車両はハイブリッド車や電気自動車を指す。  ラリーについてもRN 〜 Fまで4つの規定に分かれるが、本文でも一部触れている ようにRN車両はFIAの公認車両のみに適応する車両規定だ。なおこれらの車両規則の 詳細はJAFのモータースポーツホームページで見ることができる。競技車両製作をす る場合、またショップなどに依頼する場合は、あらかじめこれらの諸規則をよく理解し た上で作業を進めるようにしよう。

快適性とは別のベクトルを追求した

競技用サスペンションがやはり適切

 ノーマルサスペンションは、基本的には快適性、つまり乗り心地を重視したセッティングを 施されているのが一般的だ。大雑把な言い方をすれば、柔らかいサスペンションということ になる。だが、モータースポーツのように激しい走りを行なう場合、柔らかいサスペンション はロールが激しくなり接地性も低下してしまう。スタビ リティが低下するだけでなく危険でもあるわけだ。そこ で、その激しい走りに見合ったハードなサスペンション、 つまりスプリングレートを上げ、ダンパーの減衰力も硬 くしていくのがセオリーだ。  ただ、競技カテゴリーによって使用するサスペンショ ンの特性は違ってくる。ジムカーナやターマックラリー など舗装路を主体とする競技では、法規で許されてい る範囲で、できるだけ車高を下げロールも少なくした い。かなり硬いサスペンションを使用する一方で、グラ ベルラリーやダートラなど未舗装路を全開で走行する場 合は、下まわりの路面との干渉を避けるため、車高も高 くし路面の凹凸による入力を吸収するストロークの長い サスペンションを使用するのがセオリーとなっている。

安全だけが目的じゃない。クルマの

剛性感が変わり、タイムアップも可能に

 競技車の特徴のひとつがロールケージだろう。文字どおり車両がロールオーバー、つまり 転倒した際に室内が潰れないようにするための、室内に這わせる補強バーになる。室内を鳥 かごのように囲うことから「ケージ」と呼ばれるようになった。  使用するパイプの仕様も細かく定められており、材質はスチール製以外認められておらず、 パイプ径や材質の肉厚なども決められている。基本的な形状はリヤ4点式だが、フロントへの バーを追加した6点式をはじめ、さらにサイドバーやリヤに斜行バーやクロスバーを追加した タイプなど、その仕様はさまざまだ。国際ラリーに出場するためにFIAが公認したロールケー ジなどは、まさにジャングルジムと思える複雑に入り組んだロールケージの装備が義務付けら れている。  ロールケージを組み込むのは重量的には不利になるが、安全面はもちろんボディ剛性が向 上するメリットもある。ロールケージをボディのどこに落としこむかで、ボディ剛性を高める 工夫を行なうチューナーもいるほどだ。 量産車両 競技専用車両 自動車登録番号標付 自動車登録番号標無 フォーミュラプロトタイプ等 改造車両 ジムカーナ スピード P 車両規定スピード PN 車両規定 スピード N 車両規定 スピード SA 車両規定 スピード B 車両規定 スピード AE 車両規定 スピードSC車両規定 スピードD車両規定 ダートトライアル 公道 ラリー (RN、RJ、RF、F)ラリー車両規定

Reinforcement

ボディへの負担が大きい競技だからこそ必要になる

CUSCO 86 CUSCO 86 itzz 86 itzz 86

CUSCO 86 CUSCO 86 CUSCO 86 CUSCO 86

補強について

参加車両 競技の内容 主要な国内Bライセンス競技の車両区分 クローズド サーキット

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13

ーキットトライアルは1997年に JAFが制定した、国内のモーター スポーツの中では比較的、歴史 が新しい競技だ。 全日本選手権も設定されていないし、全 国を転戦するシリーズがそんなにあるわけ でもないので、知名度は低いが、じっくりと サーキットランの腕前を上げたいという人 にはオススメの競技だ。来年からはJAFの 地方選手権が条件を満たしたシリーズに かかることも決定している。 サーキットを走るというとAライセンスが 必要じゃないかと思う人がいるかもしれな いが、サーキットトライアルはレースのよう に順位を競うのではなく、あくまでタイムト ライアル。なのでBライセンスで参加がOK なのだ。 競技が行われるのはJAF公認のサー キットで、競技は基本的には、15 〜 20分 程度のセッションを2回走って、そのベスト タイムを競う。走行は1台ずつがタイムア タックするスーパーラップ方式ではなく、 グループごとに等間隔でコースインしてベ ストタイムを競う。上級者ともなればクリ アラップを取るための駆け引きにも長けて くるが、入門者はまずは1ラップ1ラップを 集中して走りたいところだ。 セッションの間で大きなセッティングの 変更をするのは難しいので、当日は路面コ ンディションを読んだ空気圧の設定などが タイムに大きく影響する。タイムを狙うの に一番なのは冬。すでにシーズンオフに 入っているが、路面コンディションが最も いいこの時期に、自らのベストタイム更新 に賭けるドライバーは少なくない。 暖かい間はコツコツとドライビングと セッティングの腕を磨き、冬に一気に勝 負。そんな一年中を通して楽しめるのも、 サーキットトライアルの楽しさなのだ。

2 0 1 3 サ ー キ ッ ト ト ラ イ ア ル シ リ ー ズ ガ イ ド

2013年TOKACHIサーキットトライアル 北海道を代表するサーキットである「十勝スピードウェイ」で全3戦で開催されるこのシリーズは、2戦以上参戦し たドライバーを対象に、JMRC北海道からシリーズ表彰も行われる。クラスは全5クラス。Sタイヤの使用もOKだ。 HP: 十勝インターナショナルスピードウェイ http://tokachi.msf.ne.jp/ 2013JRSCCエビスラップタイムアタック 全て福島県二本松市のエビスサーキットにて開催されるこのシリーズは2013年は全3戦が行なわれる。クラス 区分は排気量と駆動方式で4つに分けられる。4クラスともにP、N、SA、B車両の参加がOKと、大きく門戸 を開いているのも特徴だ。 HP: エビスサーキット  http://www.ebisu-circuit.com/ 2013もてぎサーキットトライアル 栃木県にあるツインリンクもてぎを舞台とするサーキットトライアルは、今年は5戦が開催される。Sタイヤ不 可のN車両部門と、Sタイヤが履けるB車両部門に大きく分けられ、各部門4クラスに分けられている。 HP: ツインリンクもてぎ http://www.twinring.jp/champion_m/ (もてぎチャンピオンシリーズ特別規則書の項を参照) 2013東関東トライアルin筑波Sr サーキットトライアルのシリーズ戦として、歴史があるこのシリーズ。2013年も茨城県の筑波サーキットを舞台 に全6戦、5つのクラスで争われる。諸条件を満たすドライバーに贈られる、スカラシップ制度も魅力的だ。 HP: 大会事務局http://www.geocities.jp/tmac_mp/ 2013クレバーサーキットトライアルin筑波 筑波サーキットを舞台に、5戦開催されるこのサーキットトライアルのクラス区分は1つ。排気量問わずB車両 であれば、どんなクルマでも参加できる。Sタイヤが使用できないので、参加コストも抑えられるだろう。 HP: 大会事務局http://www.clever-racing.com/ 2013ジャラックサーキットトライアル 全4戦が開催され、筑波サーキットと、千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイ、2つのサーキットの経験を 積めるのが大きな特徴だ。クラスはN車両グループとB車両グループの中で、3クラスずつに分けられる。 HP:大会事務局 http://jarac.blog83.fc2.com/# 2013筑波サーキットトライアル サーキットトライアルのメッカ、筑波サーキットが開催するこのシリーズは全3戦。N、B、AE車両が参加可能で、 全7クラスに分かれる。他のレースも併催されるので、彼らからテクニックを学べるのも魅力だ。 HP: 筑波サーキットhttp://www.jasc.or.jp/ (筑波シリーズ「シリーズ規定」の項を参照) 2013PMC.S本庄サーキットトライアル 全日本ジムカーナ選手権などの舞台にもなる、埼玉県の本庄サーキットで2戦が開催される。クラブ会員が対象 のPM部門と非会員が対象のBN部門、それぞれシンプルな排気量区分によって2クラスずつに分かれている。 http://www.pmc-s.info/info.html

2013FISCO SPECIAL STAGE TRIAL

静岡県の富士スピードウェイで全3戦を開催。話題の86&BRZクラスも含む7クラスに分けられる。特別講師 のプロドライバーから指導を受けられたり、家族や友人を乗せて走れる慣熟走行も好評を博している。 大会HP: http://www.fsw.tv/1ch/1_5original/trial.html 2013マツダファン・サーキットトライアル 何といっても最大の特徴は、マツダ車オンリーのサーキットトライアルであること。詳細に区分された36ものク ラスがあるので、どんなマツダ車でも参加OK。全国5つのサーキットで、6戦が開催される。 大会HP: http://circuittrial.nr-a.com/ サーキットトライアルが最も盛んなのは筑波で、現在も数シリーズが行われている。鈴鹿は1月に公認サーキッ トトライアルが行われるのが恒例になっているが、本文でも触れたように年イチのベストな状況の中でタイム更 新に賭けるドライバーは多い。もちろん車両の性能差で優劣がつかないように各イベントとも排気量などによ るクラス分けを行い、イコールコンディションを図っている。最初はレースに出る前にその練習のつもりで参加 したが、サーキットトライアルの“奥の深さ”に目覚めて(!)リピーターになってしまうドライバーも珍しくない。 走行会では味わえない、独特の緊張感をぜひ体験してほしい。

サーキットトライアルを、

知ってますか?

B ラ イ で サ ー キ ット を 走 れ る モ ー タ ー ス ポ ー ツ が あ る ん で す!

レース、ではないけど、レースの予選と同じスリリングな体験を味わえるのが

サーキットトライアルという競技。まだあまり知られていないけど

レッキとした B ライモータースポーツ競技なんです。

2014年からJAFの選手権タイトルが

かかるシリーズも登場!

サーキットトライアル競技の 一般的な流れ 参加受付 公式車検 ドライバーズブリーフィング 決勝ヒート 1 休憩 決勝ヒート 2 正式結果発表・表彰式

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14

午前中はみっちり練習会。

午後はその成果を

本番で試せる

 大阪湾に突き出た人口の島、舞洲アイラ ンド。その一角で、ビギナーには打ってつけ のジムカーナ競技会が開催されている。競 技会というよりは、正確に言うと練習会と競 技会が合体して、丸一日じっくり腕を磨き込 めるイベント。それがこの舞洲スポーツアイ ランドシリーズなのだ。  この舞洲アイランドは、スバルのラリー ファンの人なら覚えているかもしれないが、 かつてスバルがWRCに参戦していた2000 年代前半に、“スバル・スポーツミーティン グ”というイベントが開催されていた場所だ。 ペター・ソルベルク、トミ・マキネンといった トップドライバーや日本を代表するインプ レッサドライバー達が華麗な技を披露した。  元々が飛行場の滑走路として建設された 場所だけに十分な広さを持つ。サーキットほ どの超ハイスピードは出せないが、パイロン で思うようにコースを設定して走れるとあっ て、実は大阪の走行会愛好者には、すでに

全国

B

ライ

モーター

スポーツ

シリーズ

探訪

舞洲

スポーツアイランド

シリーズの巻

ジムカーナは

1

日にたった

2

本しかトライできない。だからこそ、その

2

本に全身全霊を賭ける、

その快感が堪らないというスラローマーはたしかに多い。しかし一日という限られた時間の中で、

できるだけ走る練習ができて、確実にスキルアップできたことを実感できる。

そんなイベントがあってもいいはずだ。練習できて、その成果がすぐ試せて、

と発展途上のドライバーには嬉しいイベントが大阪湾に浮かぶ人口島で行われているのだ!

舞洲スポーツアイランドシリーズに関する詳しい情報は、下記のホームページで!

http://www.teamj.co.jp/motorsports/

知られた場所なのだが、ジムカーナ競技会 が開催されるようになったのは昨年から。そ の先陣を切ったのがこのシリーズの主催者 であるJAF加盟クラブ「ちーむ時間割」とい うわけなのだ。  このイベント、午前中はみっちりと練習会 を行い、参加者にジムカーナのスキルアップ を図ってもらう。通常の練習会は、設定され たコースを自分の好きなタイミングで走ると いうものだが、このシリーズは違う。参加者 をいくつかのグループに分けて、それぞれ専 任の講師がつくのだ。  取材当日は、コースを3つに分けて、それ ぞれのセクションを講師のアドバイスをもら いながら、順繰りにグループごとに回りなが ら走るというシステムが採られていた。  実はこの3つのセクションを合体させたも のが午後に行われる競技会の本番コースに なる。参加者は午前中の練習の成果を具体 的にたしかめる場として午後の競技会に臨 むという形になるのだ。  実はこのイベントを主催するちーむ時間割 の橋本道彦代表の本職は学習塾の経営者。 その傍ら、スーパー耐久レース等に参戦する レーシングドライバーでもある。「僕自身そう だったようにモータースポーツに憧れていつ かはレーシングドライバーになりたいという人 にも、楽しみながらモータースポーツのことを 理解してステップアップしてほしい。そういう 願いから始めたイベントなんです」と橋本 氏。モータースポーツを「学んで」「楽しむ」 というカリキュラムがしっかりと用意されたイ ベントなのだ。  取材当日は午後の競技会の途中からあい にくの雨となったが、各参加者とも、午前中 の“予習”の成果を発揮、大きく変わった路 面コンディションの中でも、見事なマシンコ ントロールを見せていたのが印象的だった。  競技会のクラス分けは1,000cc、2000cc を境界とする3クラス。2009年以降に全日 本選手権、地方選手権に参加したドライ バーはエキスパートクラスへの参戦となるの で、入門者にも上位入賞のチャンスがある。  なおこのイベント、午後の競技会だけの これだけアベレージスピードの高いパイロンジム カーナはそうはないはず。講師陣も豪華。この日 は元全日本ジムカーナチャンピオンの川脇一晃氏、 スーパー耐久に参戦する冨桝朋広選手などのトップ ドライバーが講師を務めた。基本技術からコース攻 略法までみっちりと学ぶことができる。 パイロンがやっぱり楽しいです  ランサーエボリューションで見事にC1ク ラスを制したのは姫路在住の西野英樹選手。 「ジムカーナは10年くらい休んでたんですけ ど、パイロンジムカーナが懐かしくなって復 活しました(笑)。同じパイロンの地元の姫 路セントラルパークシリーズをメインに追う つもりですが、ここは練習会と本番がセット になってるので勘を取り戻すのにちょうどい いですね(笑)。しばらくはこっちも通いたい と思います」 86オーナー同士でバトルです!  今回の大会で最多エントリーを数えたの がトヨタ86。ピッカピッカに光る新車の輝 きが舞洲のコースによく映えた。実は皆さ ん、インターネットで知り合ってこのイベ ントに集まってきた86ドライバーさんだ。 「今日は初めてここ走った人もいますけど、 これからも86の仲間が増えてほしいです ね。ここはコースが長い分、覚えるのが大 変ですが(笑)、スピードが出るので面白い です」(まとめ役の是永尚俊さん) パイロンは頭の体操になります  公認競技会初出場で初優勝の快挙を達成 したのが安達晋吾選手。「ここを走るのは2 回めです。WEBで練習会を探してたら辿り 着いたのが最初です(笑)。将来レースに出 たいのでAライセンスを取る準備のために もいいかなと思って出ました。ここは広くて 安全だし、自宅から20分くらいで来れるの でアクセスもしやすいですね。こういうイベ ントは嬉しいですね。今日は川脇さんに教え てもらったおかげで勝てました」 エントリーももちろん可能だが、この充実した 練習会をパスするのは、ちょっともったいな いかもしれない。一日という短い時間の中で しっかりとスキルアップしたいという人には、 オススメのイベントだ。  ちーむ時間割では、競技会とは別に、初心 者・女性でもOKのモータースポーツ教室も この舞洲で随時、開催している。いきなり競 技会は…という人はまずこちらから門を叩い てみるのもオススメだ。詳細は下記のホーム ページを参照してほしい。

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モータースポーツを観て、その醍醐味を肌で感じて、“自分もあんな風に走ってみたい!”と思ったら、 さっそく「国内Bライセンス」(通称“Bライ”)をゲットしよう! 高崎くす子ちゃんズプロフィール:   自動車パーツメーカー「キャロッセ」の イメージガールの高崎くす子ちゃんズは、 各カテゴリーの全日本戦を中心とした競技 会で頑張るドライバーを応援するほか、モー タースポーツの魅力をもっと伝えようと、ク ルマ関連のイベントやWEBでも活躍中だ! 糠平湖氷上コース(北海道) オートスポーツランドスナガワ(北海道) イーストジャパン オフロードスタジアム(北海道) 新千歳モーターランド(北海道) サーキットパーク切谷内(青森県) 仙台ハイランドレースウェイ(宮城県) SSパークサーキット(福島県) 丸和オートランド那須(栃木県) オートランド千葉(千葉県) NATSダートコース(千葉県) モーターランド野沢(長野県) トライアルゾーン新潟(新潟県) 輪島市門前モータースポーツ公園(石川県) オートパーク今庄(福井県) 山室山ダート(三重県) コスモスパーク(京都府) テクニックステージタカタ(広島県) 楠ハイランドパーク(山口県) 香川スポーツランド(香川県) スピードパーク恋の浦(福岡県)

全国ジムカーナ/ダートトライアルコースガイド

JAF国内Bライセンスをゲットして、

モータースポーツライフ

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Bライセンスを取得すれば、どんな

モータースポーツに出られるの?

Bライセンス講習会って難しいの?

不合格ってあるんですか?

Bライセンスってそもそも

どうやって取得するの?

晴れてライセンスをゲット!でも

出たい競技会はどうやって探すの?

Q.1

Q.3

Q.2

Q.4

バッチリ準備して、 モーター スポーツ デビューしようネ。 私たち高崎 くす子ちゃんズも、 キミを応援 しちゃいます! “CLUB B”はWEBでも見れます! 本誌“CLUB B vol.5”はWEBでもご覧になることができます。これまでの バックナンバーの掲載も予定していますので、興味のある方は下記のホームペー ジへアクセス下さい。 JAF出版社ホームページ http://www.jafpubco.co.jp/

参照

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