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野田市ホームページCMS導入・運用業務仕様書

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野田市ホームページCMS導入・運用業務

仕様書

平成 26 年 5 月

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- 2 - 目 次 1 本業務の概要 3 2 本業務の目的 3 3 本業務の概要 5 4 システム構築に当たり前提とする条件 7 5 システム仕様 8 6 システム構築要件 9 7 稼働環境要件 12 8 データ移行支援 16 9 研修・マニュアル 18 10 サイト保守・システム運用・サーバ保守・障害対応 19 11 納入成果物等 24 12 機器・使用材料の負担 25 13 保証年数(瑕疵担保責任期間) 25 14 著作権等 25 15 業務の再委託 25 16 守秘義務 26 17 履行期間満了時の業務の引継ぎ 26 18 その他 27

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- 3 - 1 本業務の概要 1.1 本仕様書の趣旨 本仕様書は、「野田市ホームページCMS導入・運用業務」にあたり、野田 市が受注者に求める仕様を提示するものである。 1.2 契約履行期間 契約履行期間は、契約日の翌日から平成32年1月31日までとする。 1.3 事業スケジュール 野田市が予定しているスケジュールの概要は、次のとおりである。より詳 細なスケジュールについては、野田市と受注者との協議の上、決定する。 平成26年11月30日まで システム構築期間(サイト検証、コンサルティン グ、システム開発) 平成27年 1月31日まで 既存コンテンツ移行、試行稼働、職員研修(ホー ムページ公開前) 平成27年 2月1日から システム稼働、運用・保守開始 1.4 業務上限額 総額 33,838,560 円(消費税相当額を含む金額) ※ただし、この金額は契約時の予定価格を示すものではなく、業務内容の規模を示す ためのものであることに留意すること。 2 本業務の目的 野田市は、平成12年2月1日に公式ホームページを開設し、市の施策を市民 に分かりやすく説明する「市政の疑問にお答えします」のコーナーを中心に、 市民の生活に役立つ情報を掲載する「くらしの便利帳」や「施設案内」など、 内容を充実させてきた。 また、平成24年4月1日には、階層の見直しやライフステージごとのメニュ ーの新設など、より使いやすいホームページを目指しリニューアルした。

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- 4 - しかし、ホームページの管理・運営の方法や体制は、開設当初から現在ま で、ホームページ作成ソフト(GoliveやDreamweaver)を用いてページを作成 し、テストサーバで確認した後、公開サーバにアップロードする仕組みを取 っており、公開までに時間を要している。ホームページによる情報発信の重 要性が増した現在、より簡単で迅速に情報を更新できるシステムの導入が必 要不可欠となっている。 そこで、ホームページの管理・運営にコンテンツ・マネジメント・システ ム(以下「CMS」という)を導入し、現在の体制では対応が難しくなって いる多くの課題を解消していくこととした。 野田市が今回のリニューアルで重視する主な課題は、以下のとおりである。 ①アクセシビリティへの対応 市が開設するホームページが、市内外の住民にとって魅力があり、利用 しやすいものにするために、CMSを導入し、職員によるコンテンツの作 成・更新の容易性を高め、同時にアクセシビリティやJIS X 8341−3:2010 「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器・ソフトウェア・ サービス−第3部:ウェブコンテンツ」(以下、JIS8341-3)の達成等級AA に準拠したホームページを構築する。 ②ユーザビリティへの対応(サイトの再構築) 平成24年4月1日にホームページをリニューアルしたところであり、現状 のページ構成を維持することを原則とするが、大幅な変更を加えない限り において、使い勝手を向上させる。 ③容易な情報発信 現状では、専門的な知識(HTMLタグの知識)が必要なため、ページ作成 に時間がかかると共に一部の職員に業務が集中する。また、公開日時を指 定できないため、前日または直前に作業を行う必要がある。 職員の誰もが、容易にアクセシビリティに配慮されたホームページ更新 ができることを重視する。さらに、作成→承認→公開のワークフローシス

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- 5 - テムや公開・非公開日時管理等を整備することで、業務の正確性を向上さ せる。 ④災害など緊急・重大情報の提供 ホームページ及びCMSを外部に設置することで災害時に安定した情報 発信を可能にするだけでなく、防犯・防災情報など、緊急かつ重大な情報 提供が迅速に、滞りなく行えるサイトを構築する。 ⑤スマートフォン・携帯サイト対応 現状では、スマートフォン向けページがない。スマートフォンやタブレ ットなどへの情報機器の変化に対応する必要であり、パソコン向けホーム ページを更新するだけで、スマートフォンページが自動生成される仕組み とスマートフォンの特性を生かしたサイトを構築する。 また、現在、携帯サイトは別途作成しているが、更新作業が追い付かな くなっていることから、自動生成される仕組みを構築し、職員の手間を軽 減する。 3 本業務の概要 3.1 概要 今回の業務の範囲は、次のとおりとする。各作業は、野田市の示す方針に 従い全て受注者が実施する。野田市は、方針の指示及び作業結果の確認を行 う。下記作業以外にも、ホームページ構築に伴い必要と思われる作業につい ては協議を行い、基本的には受注者が行う。 ①既存ホームページの検証 (ア)既存ホームページの分析(アクセス数、サイト構成、ナビゲーション 等) (イ)既存コンテンツの取捨選択・整理 (ウ)新ホームページサイトマップの作成

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- 6 - ②コンサルティング(CMS導入設計を含む) (ア)ホームページ構築コンセプトの決定支援 (イ)トップページを含む新規デザインの作成(トップページは現状をあま り変えないデザインのものを提示すること) (ウ)新しいホームページの情報分類・整理 (エ)サイト構造、ナビゲーションの検討・決定 (オ)ディレクトリ(階層)マップの再構築 (カ)ディレクトリ単位でコンテンツを管理する所管の明確化 (キ)承認ワークフローの検討・決定 (ク)ユーザビリティ確保のためのルール策定 (ケ)アクセシビリティ確保のためのルール策定 (コ)その他サイト構築に必要な作業 ③ソフトウェアの開発・導入・運用 (ア)CMSの導入・設定・運用 (イ)アクセス解析システムの導入・設定・運用 (ウ)アンケートシステムの導入・設定・運用 (エ)サイト内検索システムの導入・設定・運用 (オ)その他ホームページ運用に必要なシステムの導入・設定・運用 ④ハードウェアの環境整備 (ア)データセンターにCMSパッケージソフトウェアを利用したASP環境 の構築 (イ)データセンターにWWWサーバの構築 (ウ)データセンターにDNSサーバの構築(セカンダリ) (エ)CMSサーバ・WWWサーバ等の受注者による運用・管理・保守業務 ⑤データ移行 (ア)取捨選択した既存コンテンツの移行 (イ)リニューアルサイトのJIS8341-3試験の実施

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- 7 - ⑥職員研修 (ア)研修資料の作成・印刷 (イ)アクセシビリティ研修 (ウ)CMSの操作研修 ⑦ガイドライン・マニュアル作成 (ア)アクセシビリティに関する内容を含めた運用ガイドラインの作成 (イ)作成者、承認者、管理者用の操作マニュアルの作成 (ウ)その他必要とされる書類の作成 ⑧運用サポート (ア)運用・保守コールセンターの設置 (イ)CMSテンプレートの改修 3.2 対象ホームページ 本業務の対象範囲は下記のとおりとし、それぞれのホームページを構築す ること。 ①野田市ホームページ(http://www.city.noda.chiba.jp/index.html) ②携帯サイト(http://www.city.noda.chiba.jp/k/) ③スマートフォンページ(新規構築) 4 システム構築に当たり前提とする条件 ①ホームページについて(平成25年度実績) (ア)トップページの月間平均トップページアクセス数 約71,000PV (イ)年間ページビュー 約3,700万PV (ウ)公開中のページ数(htmlファイルのみ) 約6,000ページ(平成26年4月1日現在) ②想定運用フロー (ア)各課の作成者がCMSでページを作成、公開予定日時を登録し承認依頼を

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- 8 - 行う (イ)1次承認 各課の承認者が承認を行う (ウ)2次承認 秘書広報課が承認を行う (エ)承認されたページは、公開予定日時に掲載され、公開終了予定日に自 動的に削除される ③利用端末について 利用端末のOSはWindows、WebブラウザはInternet Explorerとし、マイク ロソフト社がサポートしているバージョンに対応すること。 また、今後5年間の運用を想定し、WindowsとInternet Explorerの最新 バージョンにも無償対応すること 5 システム仕様 5.1 システム基本要件 庁内端末のWindows上のInternet Explorerからインターネット経由でCMSサ ーバに接続し、コンテンツの作成・編集・管理が行えること。作成されるコ ンテンツは、テンプレート等によりフォーマットが統一されたもので、HTML の知識が必要なく、アクセシビリティに配慮されたページが作成できること。 また、WEBサーバはコンテンツ管理サーバと連携し、静的または動的に作成 されたHTMLにより情報発信が行えること。 掲載期間が終了したコンテンツや添付されるPDF・画像は自動的に削除され、 WEBサーバには公開すべき情報のみが掲載されること。 5.2 部署とシステム接続台数 部署数は約60あり、システムの接続台数を最大800台、同時ログイン数をお よそ50∼60と想定し、これ以上の接続に耐え得るものであることや、必要と なるライセンス等の取得(経費に含めること)も行うこと。 また、ライセンスの基準がデバイス単位ではなくユーザ単位となる場合は、 1,035 人分のライセンス等を取得すること。

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- 9 - 6 システム構築要件 6.1 CMSサーバ及びWWWサーバ ①提供形態はホスティングあるいはASPサービスとすること。 ②震度7の地震に対応可能な耐震設備を有しているデータセンターであるこ と。 ③人口15万人以上の自治体での運用実績を有すること。 ④24時間365日の運用を基本とした体制を整えること。 ⑤データのバックアップはフルバックアップとし1日1回取得すること。 ⑥最低1か月に1回はサーバメンテナンスを行い報告書を提出すること。 ⑦運用時にセキュリティの脆弱性が判明した際は無償で対応すること。 ⑧要望機能の詳細は、『別紙 CMS機能要件一覧確認シート』を確認するこ と。併せて、機能要件一覧にはない、最新技術による新機能があれば提案 すること。 6.2 プロジェクト管理 ①プロジェクト管理の基本方針 受注者は、適切なプロジェクト管理を行うこと。 また、プロジェクト管理に関し、本市からの指導や改善要望等を受けた 際には、速やかに対応すること。 ②プロジェクト計画書の作成 受注者は、契約締結後速やかに、システムがサービス提供を開始するま での各種作業、スケジュール、体制、管理計画等を定めた、「プロジェクト 計画書」を作成し、本市に提出の上、承認を得ること。 「プロジェクト計画書」には以下の内容を記載すること。 ・受注者の体制と役割、会議体 ・スケジュール ・納入成果物 ・進捗管理、品質管理、課題・リスク管理、変更管理 ・情報セキュリティ管理 ・要員管理 等

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- 10 - ③プロジェクト管理作業の実施 受注者は、プロジェクト計画書に従い、プロジェクト管理作業として以 下の業務を実施すること。 管理作業 内容 進捗管理  プロジェクト計画策定時に定義したスケジュールに基づく 進捗管理を実施すること。  計画と実績の差を把握した上で進捗評価を実施し、定例会 議において本市に報告すること。  進捗及び進捗管理に是正の必要がある場合は、その原因及 び対応策を明らかにし、速やかに是正の計画を策定するこ と。 品質管理  プロジェクト計画策定時に定義した管理方針に基づく品質 管理を実施すること。  品質基準と状況の差を把握し、品質の自己評価を実施し、 各工程完了報告会議において本市に報告すること。  品質及び品質管理に是正の必要がある場合は、その原因と 対応策を明らかにし、速やかに是正の計画を策定すること。 課題・リスク管理  プロジェクトに関わるリスクを一元管理し、本市と対応策 を協議の上、リスク対策として必要なアクションを実施す ること。  プロジェクトに関わる課題を一元管理し、本市と協議の上、 対応を決定し、課題解決に向けたアクションを実施するこ と。 変更管理  仕様確定後に仕様変更の要求が生じた場合には、その影響 範囲及び対応に必要な工数等を識別した上で、変更管理会 議を開催し、本市と協議の上、対応を決定すること。 ④会議体 受注者は、本業務の履行に当たり必要となる会議体に必要な人数を参加 させること。 また、受注者は、定期報告の会議体として、定例会議、工程完了報告会 議等の会議体を設置し、本市と事前に協議をし、規定したスケジュールに おいて開催をすること。 必要と思われる回数については、企画提案書に提示すること。 必要な報告書類を作成・提出するとともに、会議終了後、5営業日以内 に本市へ会議録を提出し、その了承を得るとともに、2部作成し双方で保 管すること。なお、規定した以外の会議が必要な場合は、本市と事前協議 の上で適宜必要な会議を開催すること。会場は、野田市役所とすること。

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- 11 - 問い合わせ窓口は一本化し、円滑な運営が行えるよう配慮すること。 6.3 体制・要員 受注者は、本各作業を円滑に推進するために、下表の役割を持つ要員を設 置し、体制図を提出すること。加えて、プロジェクトにおけるセキュリティ 管理体制を整え、情報セキュリティ対策状況を管理する責任者を定めること。 役割 責任と権限 統括責任者 ・プロジェクトの全体統括 ・本市からの意見等に対する是正措置の決定 ・予防措置の必要性の判断 ・成果品の最終承認 プロジェクト管理責任者 ・プロジェクトの全体進捗管理・調整 ・工程の詳細設計の審査・承認 ・リスクの発生管理、是正措置 ・グループ会社との調整 業務統括リーダー ・調整窓口として意思疎通を図り、プロジェクトのス ムーズな進行を図る ・システム及びデータ移行の仕様確認、打合せ支援 ・業務担当グループの進捗管理 業務担当リーダー ・業務担当グループの進捗管理・作業状況の確認 ・業務担当グループの仕様確認・整理 ・業務仕様のシステム適用の検証 ・稼働後の運用サポート 業務担当SE ・業務調査・分析・仕様確認 ・システム及びデータ移行作業 ・操作研修、稼働立会い ・稼働後の運用サポート 営業責任者 ・契約・調整事務 6.4 サイト構築コンサルティング ①プロジェクトの開始から完了までの受注者と野田市の作業分担やスケジュ ールを作成し、プロジェクト全体の遂行を行うこと。 ②現状の野田市公式ホームページの問題点、改善点、不足点等の洗い出しを 行い、それらの内容を分析・整理し、リニューアルに関して必要な企画・ 提案を行うこと。 ③分析・整理の結果、データの取捨選択や足りないページを補い新ホームペ

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- 12 - ージのサイトマップを構築すること。 ④アクセシビリティ確保のためのガイドラインを作成すること。 (原則としてJIS8341-3 達成等級AAに準拠すること) 6.5 進捗報告 ①プロジェクトの進捗報告を作成すること。 ②報告は、詳細な単位で、できるだけ定量的な数値で作成し、スケジュール とのかい離が日数レベルで把握できるようにすること。 6.6 デザイン支援 ①トップページは野田市と協議の上、現在のトップページにできる限り近い デザイン案を提示すること。 ②各ページデザインは、現状の雰囲気を損なわない内容で作成すること。 ③携帯サイトのデザイン案・スマートフォンサイトのデザイン案を作成する こと。 ④上記ページの雛形及びテンプレートを作成すること。 ⑤新サイトに必要なアイコン等は全て事業者側にて作成すること。 7 稼働環境要件 7.1 クラウドコンピューティング(ASP・SaaSサービス等)方式要件 ①受注者は、本サービス提供のために本市とIDCとの接続については、インタ ーネット回線であっても信頼性の高い回線(例えば、セキュリティ確保の 観点からSSLによる暗号化をしつつ、VPNによる接続やIPアドレスによる接 続制限を行う)を構築すること。また、通信費用だけでなく、接続のため の工事費等一時経費についても本仕様書に含まれるものであること。 ②ネットワークプロトコルはTCP/IPとすること。 ③既存のネットワークを通じての運用が可能となるよう設計・運用を行うこ と。また、野田市とポリシー等の設定に対応する必要な作業について十分 協議の上、構築を行うこと。 ④野田市とIDC間の回線については、本市職員がストレスなくサービスが利用

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- 13 - でき、業務に支障が出ない設定を行うこと。 7.2 IDC要件 クラウドコンピューティング(ASP・SaaSサービス等)方式要件として、対 象システムのサービスを提供するための主要なサーバ機器等の設置場所につ いては、防火・耐震設備等、十分なセキュリティ設備を備えた、国内の堅牢 なデータセンター(以下「IDC」と言う)を活用する。 また、システムダウン等の障害対策として、システムの冗長化などを図る ことを前提条件とする。 IDCのサーバ機器等は、利用料金の低減化および利用率向上に伴うトラフィ ック増加への柔軟な対応を実現する環境とする。本市の利用以外と共用する 場合は、共用する相手は公共団体に限るものとし、他団体からの不正アクセ ス等に対するセキュリティ対策かつ情報漏えい等の防止対策として、OSから の完全分離によるセキュアな環境とすること。 IDCに関する要件の詳細は、下表を参照することとし、本市の要請に応じて 立ち入り監査を受け入れること。 項目 内容 災害対策 地震対策 耐震構造、強固な地盤、液状化危険区域 外 ※大規模な地震でも倒壊・崩壊しないこ と 停電対策 自家発電装置、無停電電源装置 火災対策 ガス系消火設備、煙センサー、火災報知 システム、消火設備 ※建築基準法及び消防法準拠での点検 スケジュールを実施すること。 セキュリティ対策 外部侵入防止 監視カメラ 入退管理 IC カード等による入退管理

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- 14 - 項目 内容 ※制限区画を定め入退室管理設備によ る管理と監視カメラシステムによる監 視記録が一定期間保存されていること。 不正持込・持出防止 バーコードによる媒体管理 ウイルス・ セキュリティ対策 不正アクセスやウイルス等の侵入をリ アルタイムで検知・防御・駆除等のセキ ュリティ対策(契約期間中ライセンス取 得・定義ファイル等の更新(メンテナン ス含))を実施すること。 業務継続対策 障害対策 回線やシステム障害等でシステムがダ ウンとならない対策を実施 新型インフルエンザ対策 マスク・消毒液備蓄 設備環境 区画された独立スペースであり、将来の 拡張性も対応できること。 運用管理 良質なサービスを提供するための設備 と機能を備え運用管理が実施されるこ と。 環境対策 電源系 高電圧配電、高効率無停電電源設備、高 効率トランス、ラック毎温度・電流モニ タリング ※商用電源停止時、電源供給可能なバッ クアップ電源を提供すること。 空調系 設置されている機器等による発熱を抑 えるのに十分な容量の空調を常時提供 すること。 7.3 セキュリティ要件

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- 15 - 受注者は、本市「個人情報保護条例」と「情報セキュリティポリシー」を 始めとした、本市のセキュリティに関わる各種規定を遵守し、個人情報(本 業務を通じて収集した住所、氏名、電話番号など、特定の個人が識別できる 情報)を厳重に管理し、漏洩、不正流用、改ざんの防止に適切な対策を講じ ると共に、本業務におけるセキュリティ対策基準、セキュリティ実施手順を 策定し、提出すること。 また、各システムは、情報資産の適正な取扱いを確保する為に必要な施策 として、以下のセキュリティ機能を有していること。 7.4 情報資産の取扱い要件 以下の項目に従い、当該業務を実施すること。 要素 要件 認証 システムの認証機能として、次の機能を有すること。 ・ユーザID・パスワードによるログイン認証が行えること。 ・ユーザID・パスワードによる利用権限が設定可能であること。 権限管理 権限管理機能として、システム管理者に以下の機能を有すること。 ・個人、役職、所属単位による業務利用権限が設定可能であること。 ・操作資格、処理区分単位での業務利用権限設定が可能であること。 監査証跡 (アクセスログ) 監査証跡(アクセスログ)採取機能として、以下の機能を有すること。 ・稼動ログの取得が可能であること。 ・ユーザIDごとの操作履歴情報を保持するシステムであること。 ・利用状況のログ取得が可能(操作者、端末名、年月日、時間、処 理内容等)であること。 ・EUCを用いて履歴情報の検索、集計が可能であること。 ・データを更新した際、更新した年月日時分秒とユーザIDを特定す る番号が記録に残ること。 不正侵入防止 ・システムへの不正な接続及び侵入の防止が可能であること。 ・プログラム・データ等が格納されたサーバ等は、本運用関係者以 外の第三者が不当にアクセスすることを防止すること。 ・改ざん・データの抜き取り・変更等に対して制御機能を有するこ と。 ・不正操作等、サービス提供不能に陥ることがないよう、対策を講 じること。 ・現在接続中のユーザ及び実行処理を画面上で確認できること。ま た、システム管理者による強制切断及び接続制限ができること。 ウイルス対策 ウイルス対策ソフトウェアによる対策が可能であること。

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- 16 - ①受注者は、業務の処理に当たって、野田市個人情報保護条例(平成12年条 例第25号)の本旨に従い、個人の権利利益を侵害することのないよう、個 人情報を適正に取り扱わなければならない。 ②受注者は、別記「個人情報の保護に関する事項」を遵守し、併せて項番11 に規定する個人情報保護マニュアルを契約書の最後尾に綴るとともに、野 田市が指定する個人情報の保護に関する誓約書等を別途提出すること。(別 紙1から3) ③受注者は、契約期間満了後の記録媒体の取扱いについては、データ消去を 実施するなど、当該媒体に記録された情報資産をいかなる方法によっても 復元が不可能な状態とするものとする。 ④受注者は、記録媒体のデータ復元が不可能となったことを証明する内容を 書面(業務完了報告書)にて、③の作業実施後速やかに提出すること。 ⑤受注者の責めに帰すべき事由により野田市が損害を被った場合は、野田市 は、受注者に対し、当該損害の賠償を請求することができるものとする。 8 データ移行支援 8.1 データ移行の概要 現野田市ホームページのコンテンツ及び野田市の指定するコンテンツファ イルをCMS管理下に移行する。また、移行作業中に更新されたコンテンツ も移行の対象とする。ページは、文法の修正・ページの構造化・ページ分割 及び統合など行い、アクセシビリティ対応を行った上で移行する。携帯サイ トについては、新規でページ作成を行う。 8.2 対象範囲 CMSに新規に取り込むコンテンツ ①野田市公式ホームページ http://www.city.noda.chiba.jp/ 8.3 移行体制 ①移行項目ごとのスケジュールや方法を協議し、コンテンツ移行管理表の提 出を行ったうえで実施すること。

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- 17 - ②進捗報告により毎週作業状況を報告し、遅延や内容に不備がないことを確 認すること。 ③移行は、リンクテキストの改善、画像への代替テキストの付加、文書の構 造化(hタグ、ulタグ、olタグなど構造化タグの付与)、ページ分割・統合 などを実施し修正すること ④移行に疑問があるページについては、受注者により移行案を提示し協議す ること。 8.4 アクセシビリティチェック・文法チェック ①移行したデータを目視により全ページの作業内容を確認し、必要に応じて 修正すること。 ②移行したデータを受注者以外のチェックツールや第三者による診断により アクセシビリティ診断や文法診断を行い、報告書を提出すること。エラー や改善指導があった箇所については、修正を行うこと。 ③診断は、トップページやセカンドトップ・各ページ等のアクセシビリティ・ ユーザビリティも含め、総合的に診断を行うこと。 ④野田市が任意のツールでチェックを行い、改善の余地がみられると判断し た場合は、受注者が修正を行うこと。 8.5 移行コンテンツの検収 野田市と協議の上で作成する「アクセシビリティに関するガイドライン」 に基づいた検収を行うこと。内容の不整合等の問題がなく、『チェックレポー ト・診断書』及び改善・野田市が行うチェックツールによる改善を確認した 段階で成果物として受領するものとする。 従って上記基準が満たされていないと野田市が判断した場合は、基準が満 たされるまで受注者による修正対応を行う。 8.6 JISX8341-3:2010 AA 適合試験の実施 コンテンツ移行完了後、野田市サイトのJIS8341 AA適合試験を実施しレポ ートを提出すること。

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- 18 - 9 研修・マニュアル 9.1 職員向け運用マニュアルの作成 ①概要 CMSを活用しページ作成及び公開承認を行うために必要な操作や知識 を理解するためのマニュアルを作成する。 ②内容 マニュアルはCMSパッケージに標準で付属するものではなく、野田市 における運用事情や要望を反映し作成すること。文字中心ではなく操作画 面を多用し、専門用語を極力避けるなどわかりやすくすること。マニュア ル中の画面はデモ画面ではなく、実際の野田市の画面を使用して作成する こと。 ③作成マニュアルの種類・納品 作成者向け・承認者向け・管理者向けマニュアル及び運用ガイドライン を作成し、各マニュアルは編集可能データとPDFにて納品すること。研修時 には研修参加人数分を製本し配布すること。 ④マニュアルの更新 ホームページ運用時にバージョンアップや機能の改善・追加・削除の要 望などがあった場合は速やかに更新を行い、電子データにて納品すること。 9.2 研修 ①研修の概要 野田市職員がCMSを活用してページ作成及び公開承認を行うために必 要な操作研修及びアクセシビリティ研修を実施する。具体的な研修の方法、 内容、実施時期については、野田市と受注者が調整の上決定すること。 ②研修の構成 研修期間は約2週間を想定し、次の研修を実施すること。 (ア)作成者操作研修(1回3時間程度、16名×13回 計200名程度) (イ)承認者操作研修(1回1時間程度、16名×7回 計100名程度) (ウ)管理者向け研修(1回4時間程度、10名×1回)

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- 19 - ③教材と内容 システムの操作指導はもちろんの事、障害者の視点に立ち「アクセシビ リティとは」を、実例を交えながら行うこと。操作研修の教材は「運用操 作マニュアル」を使用し、例題などは別紙にて配布するとともに、野田市 に導入するシステムを使用し実際に操作をしながら学習する内容とする。 ④準備 パソコン端末・インターネット接続環境・講習場所については野田市が 用意するが、講習教材・プロジェクター機器については受注者が準備する こと。 講習教材の一部として作成者向け・決裁者向け・管理者向けマニュアル 及び運用ガイドラインを配布すること。 10 サイト保守・システム運用・サーバ保守・障害対応 10.1 運用管理 ①受注者は、システムの円滑な稼働を確保するための管理、調整を行うこと。 ②運用管理のため蓄積された操作ログ等を活用し、情報開示請求に対応でき ること。 ③野田市の状況を把握している保守担当者を選任すること。 ④コールセンターを設置しサイト運用の疑問や不明な点に回答できる体制を 取ること。 ⑤問い合わせは、メールや電話(平日8時30分から17時15分まで)で対応し、 適切なアドバイスを行うこと。また、サポートは実際に本市のサイト構築 に携わった者が中心となって行うこと。 ⑥受注者に納品時の環境を構築するなど、本市と同じ画面を確認しながら回 答ができる環境を整えること。 ⑦問い合わせた内容と回答は回答集に記録し、野田市と共有すること。 ⑧導入後、CMSテンプレートの軽微な修正、追加が必要になった場合は、対応 すること。 10.2 システム運用,機器保守および運用支援

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- 20 - ①CMSサーバ・公開用サーバは受注者が用意し、構築・保守を行うこと。 ②障害の早期発見のため、月1回程度の定期点検を行うこと。 ③OS等のセキュリティパッチを月1回定期的に適用すること。 ④サーバトラフィック・CPU利用率・メモリ使用率・HDD使用率・サーバ稼動・ サービス稼動など監視すること。 ⑤LASDEC外部監査などで発見されたシステムの脆弱性や不具合については、 協議の上作業を基本無償にて実施すること。 ⑥ウイルス対策ソフトを導入し、目視での定期的ウイルスパターンファイル の更新確認・ウイルス感染確認を行うこと。 ⑦野田市納品時と同環境を受注者にて用意し、十分な検証やテストを実施し たうえでバージョンアップや保守を実施すること。 10.3 稼動監視 ①受注者は、システムが正常に稼働していることを監視すること。(監視には、 IDCと本市までのネットワークの通信回線を含めること)監視中に異常を検 知した場合においては、SLAに従い対応すること。 ②稼動監視対象は以下のとおりとする。 対象 監視項目 ソフトウェア  サービス・プロセスの起動状態  ログファイル中の異常メッセージ ネットワーク  通信速度  トラフィック量  死活状況 アクセス状況  不正利用状況  不正接続状況  不正侵入防止状況 ③本市へ定期的(月次)に報告を行うこと。 10.4 障害対応 ①サービスの停止等の障害について、本市からの連絡又は受注者における障

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- 21 - 害の検知に基づき、受注者は、速やかにバックアップ体制に切り替えると 共に、障害の分析を行い、提供サービスが停滞しないように対応を行うこ と。 ②発生した障害については、SLA(サービスレベルアグリーメント)に従 い対応すること。復旧において暫定的な対応を行った場合は、障害を根本 的に解消するための対応策をまとめ、本市の承認を得た上で対応策を講じ ること。 ③障害対応の完了後、障害の記録を管理し、本市へ報告を行うこと。また、 発生したシステム上の障害を分析し、本市と協議の上、再発防止策を講じ ること。 ④システム障害、システム設定変更等の連絡窓口を一本化し、連絡体制図を 提出すること。 ⑤基本対応は平日8時30分から18時30分とするが、緊急時に24時間365日連絡 が取れる受付窓口を用意すること。 ⑥受注者は、ウイルス感染・不正アクセス・大災害・テロ・その他予期せぬ 事象により、システムの停止・個人情報の漏洩等が発生した場合を想定し、 速やかなシステムの復旧と被害拡大防止を図るため、障害予防計画を策定 し、本市の承認を得ること。 10.5 保守サービス業務等 ①SLA(サービスレベルアグリーメント) SLAは、本市と受注者間で、本業務に関わる業務を円滑に行い、受注 者から提供される品質を一定のレベルで保つために、相互の役割や項目、 管理指標を設定したものである。受注者は、本稼働までにサービスレベル (本市のサービスレベル項目は、下表を参照のこと)を実現するための詳 細実現手順書を双方合意の上で策定し、提出すること。 また、受注者は、サービスレベルが一定品質を確保できているか継続的 にモニタリングを行い、本市へ定期的に報告を行うこと。報告は、基準に 対して達成できたか否かの結果だけではなく、具体的な数値等の達成状況 を報告すること。サービスレベルが達成できなかった場合、受注者は改善

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- 22 - 計画書を本市に提出し、承認を得た後に改善策を実行すること。なお、本 業務において、SLA が遵守できない場合における改善策の実施に関する 費用は、全て受注者の負担とする。 表1 SLA サービスレベル項目 内容 目標(基準)値 サービス 品質 稼働時間 サ ー ビ ス 提 供時間 24時間365日 [計画停止は 稼働時間に含めない] 稼働率 サ ー ビ ス 提 供 時 間 中 の 稼働率 99.5% [1,000 時間当たり停止 5 時間] セキュリティ ウイルス・ セキュリティ対策 ( パ タ ー ン フ ァ イ ル 等 ) 更 新 間 隔 ベンダーリリース後 36 時間以 内 ログ 操 作 ロ グ ( 提 供 期 間 中保存) センター内操作ログ、本市から のアクセスログ データ バックアップ方法 バ ッ ク ア ッ プ の 時 期 、 世代管理 執務時間外取得 1 日 1 回、3 世 代以上管理 データリストア チ ェ ッ ク ポ イント 障害発生直前のトランザクショ ンまで ※稼働率については、提供されるべき機能が、提供されなくなった時から回復まで を停止時間として計測する。 ②ソフトウェア保守サービス業務 受注者は、システムに対して、ソフトウェアの修正・更新・メンテナン ス・バージョンアップを行うこと。また、修正・更新・バージョンアップ に伴い、運用ドキュメント(マニュアル等)に変更が発生する場合につい ては、併せて変更し、本市に提供を行うこと。 ソフトウェア保守の作業状況および実績については一元管理を行い、本 市に対し定期的(月次)に報告書を提出すること。対象となる作業を以下

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- 23 - に示す。 (ア)不具合対応 受注者が提供するシステムに不具合が存在した場合は、速やかにシステ ムを改修し、修正版のリリース作業を実施すること。改修・リリースにあ たっては、業務への影響度調査結果、実施スケジュール等を本市に報告の 上、承認を得た上で実施すること。 (イ)ソフトウェアの機能追加・改良 受注者が提供するシステムが標準機能として適用する法令・条例改正等 への対応については、原則として本市もこれを適用するものとする。また、 受注者による自発的なシステムの機能追加やバージョンアップ等につい ても、原則として本市もこれを適用するものとする。ただし、機能追加・ 改良の内容については都度報告し、本市の承認を得ること。 本市より提示する変更要求(カスタマイズ)については、本市と受注者 間で変更調整会議を開催し、実施の可否について検討・決定するものとす る。実施が決定した要求については、システム改修またはEUCツールに よって対応を行うこと。 本市から提示する変更要求対応機能の改修・リリースにあたっては受注 者で仕様検討・評価(仕様書の作成、評価用データの準備、評価の実施、 評価結果の報告)・本市への影響度調査・実施スケジュールの提案を行い、 本市の承認を得た上で実施すること。 (ウ)システム等の安定稼動維持に関する保守サービス業務 受注者は、本システムの安定稼働の為、各ソフトウェアに関する使用上 または、技術上有用な「情報」の提供や対象プログラム・プロダクトの「対 策版」及び「バージョンアップ版」の適用を行うこと。また、メール・電 話・ファックスなどによる問題解決の支援作業を行うものとする。 さらに、メンテナンス作業(各修正プログラムや、セキュリティ問題の 修正プログラムのインストール等)と、通常使用環境下やメンテナンス作 業等により発見された懸案事項の調査及び対策を行うものとする。また、 新たに必要とされる作業が発生した場合は、野田市と協議の上実施する。

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- 24 - 10.6 CMSサーバ・Webサーバ ①Webサーバのスペックについて、アクセス件数、ソフトウェア、リニューア ル後のコンテンツ容量の予測等を勘案し、構築すること。 ②24時間365日の稼動を基本とすること。 ③市ホームページにアクセスが殺到した場合にも、CMSサーバへのアクセスが 快適に行なえること。 ④市ホームページにアクセスが殺到した場合にも、CMSサーバからの更新(ア ップロード)が通常時とほぼ同じように行なえること。 ⑤Webサーバは、CMSサーバと別構成とすること。 ⑥他市(他サイト)にアクセスが集中した場合に、本市に影響がないように すること。 11 納入成果物等 11.1 概要 納品物、部数及び納入方法は、以下のとおりとする。なお、納品日に本市 所定の検査を受けること。 11.2 納品物 ①各種検討・報告資料 ②各種設計書 ③各種ソフトのマニュアル ④運用マニュアル ⑤新規野田市ホームページの診断書 ⑥議事録等各種ドキュメント ※詳細については別途協議とし、本市が必要と判断した書類はすみやかに 作成すること。 11.3 部数、納入方法 ①CDによる電子データにて2枚納品すること。 ②電子データは、PDF形式と修正が可能なワード・エクセル・パワーポイント

(25)

- 25 - 等の両方とすること。 11.4 納品場所と時期 ①納品場所 野田市役所3階秘書広報課 ②納品時期 初回納品はホームページ構築後とする。 ③納品条件 (ア)開発したプログラムは、今回調達するサーバなどへのインストール及 び設定(ネットワーク設定を含む)を行い、システムとして問題なく稼 働することを確認し納品すること。 (イ)システムが正常に稼働することを確認する試験やセキュリティ診断な どをすべて行い、納品時にはシステムがすべての仕様を満たし、正確か つ完全に作動し、直ちに使用可能であること。 (ウ)すべての機器に対し、可能な限りセキュリティ対策を行ったうえで運 用を開始し、納品物を納品すること。 12 機器・使用材料の負担 導入に必要な資材(本稼働以外のテスト用機器、接続回線及びその使用料 金)は、受注者の負担とする。 13 保証年数(瑕疵担保責任期間) 納品後1年間を保証期間(瑕疵担保責任期間)とする。ただし、本市で改 造を加えたものは除く。 14 著作権等 本契約終了後、この契約の対象となる成果物(システムを用いて生成した ページ等)の著作権については、野田市に帰属することとする。 15 業務の再委託 受注者は、本契約に基づく業務は第三者に委託してはならない。 ただし、業務全体に大きな影響を及ぼさない補助的な業務について、事前

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- 26 - に野田市から承認を得た場合はこの限りではない。この場合については、再 委託の内容、そこに含まれる情報、再委託先、その他再委託先に対する管理 方法等を、市指定の書面により提出すること。 16 守秘義務 ①本業務の履行に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。本業務が完了 した後も同様とする。 ②本業務の履行に関して知り得た秘密を役員または従業員であっても、本業 務を履行するために知る必要のある者以外の者に漏えいまたは開示しては ならない。 17 履行期間満了時の業務の引継ぎ 本契約の履行期間の満了時以降も本市が業務を継続できるように、受注者 は誠意を持って協力し、次期システムの本業務稼働に必要となるデータ(契 約満了時までの履歴を含む全データの提供で、提供回数はテスト等を含め3 回を想定すること)を提供するために必要となる業務一式の経費も積算し含 めること。 業務内容は、本業務終了の約1年前(平成31年1月頃)までに、受注者は、 本契約終了に伴う更改で別の者が当該業務を受注した場合も含め、本市が業 務を無理なく継続及び移行するための実施体制、実施内容(スケジュール含 む)等を定めた行動計画書を提出し、本市の承諾を得ること。 その行動計画書に基づき、適宜契約期間中のシステム運用の変更を反映し た履歴を含む全てのデータを抽出し、本市(次期システムの受注者)に提供 すること。 受注者は、行動計画書、提供データに関する資料等についても、適宜契約 期間中のシステム運用の変更を反映した最新版を本市(次期システムの受注 者)に提供すること。 また、提供データ等に伴う質疑等については、業務の引継ぎに支障を来さ ぬように本市の指示に従い文書による回答や会議体への参加等により対応す ること。

(27)

- 27 - 18 その他 ①仕様確定後に発生した仕様変更・機能追加等については、受注者と野田市 との協議により取り扱うこととする。 ②受注者の責によるシステム導入の遅れや品質不適合等によるリスクについ ては、受注者のリスク負担とする契約とする。

(28)

- 28 - 【別記】 個人情報の保護に関する事項 発注者から個人情報の取扱いを伴う事務の全部又は一部を受託した受注者は、当該契約 による業務の処理に当たっては、次の事項を遵守し、個人の権利利益を侵害することのな いよう個人情報を適正に取り扱わなければならないものとする。 なお、野田市個人情報保護条例(平成12年野田市条例第25号)の規定に違反する 行為には、罰則が科せられる。 1 秘密の保持 (1) 受注者は、当該契約による事務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、 又は不当な目的に使用してはならない。この契約が終了し、又は解除された後において も同様とする。 (2) 事務従事者への周知 受注者は、その事務に従事する者に対し、在職中及び退職後においてもこの契約による 事務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはな らないことなど、個人情報の保護に関して必要な事項の周知を図らなければならない。 (3) 漏えい、滅失及びき損の防止 受注者は、当該契約による事務に係る個人情報の漏えい、滅失及びき損の防止その他の 個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。 2 再委託の禁止 受注者は、当該契約による事務を処理するための個人情報を自ら取り扱うものとし、発 注者の指示又は承諾があるときを除き、第三者に取り扱わせてはならない。 3 個人情報の目的外利用・提供の禁止 受注者は、発注者の指示又は承諾があるときを除き、当該契約による事務に関して知 り得た個人情報を当該事務を処理するため以外に利用し、又は第三者に提供してはなら ない。 4 複写等の禁止 受注者は、発注者の指示又は承諾があるときを除き、当該契約による事務を処理する ために発注者から貸与された個人情報が記録された資料等を複写し、又は複製してはな らない。 5 事故発生時における報告

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- 29 - 受注者は、当該個人情報取扱注意事項に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれがあ ることを知ったときは、速やかに発注者に報告し、発注者の指示に従うものとする。契 約が終了し、又は解除された後においても同様とする。 6 立入検査等に関する事項 発注者は、受注者が個人情報の取扱いについて市民の権利に重大な侵害を及ぼし、又 は及ぼすおそれがあると認めるときは、その事実を明らかにするために必要な限度にお いて、受注者に対し、説明又は資料の提出を求め、その職員をして受注者の事業所に立 ち入らせ、文書その他の資料を検査・調査させ、若しくは関係者に質問(以下「立入検 査等」という。)させることができるものとする。 (電子計算機処理による委託の場合) 発注者は、受注者に個人情報を取り扱う事務のうち電子計算機処理が行われるものを 委託するときは、定期に又は必要に応じて臨時に、受注者に対し、立入検査等をするこ とができるものとする。 受注者は、発注者の指示に従い、立入検査等に協力しなければならない。 7 資料等の返還等 受注者は、当該契約による事務を処理するために発注者から貸与され、又は受注者が 収集し、若しくは作成した個人情報が記録された資料等を、この契約の完了後直ちに発 注者に返還し、又は引き渡すとともに、すべての個人情報が記録された資料等を返還し たことの確約書を提出するものとする。ただし、発注者が別に指示したときは、当該方 法によるものとする。 8 電子情報の授受及び搬送 受注者は、個人情報が記録された記録媒体を発注者との間で授受する場合は、手渡し で行わなければならない。 受注者は、発注者から貸与され、又は作成した個人情報が記録された記録媒体を搬送 する場合は、盗難を防止する対策を講じなければならない。 受注者は、当該記録媒体を硬質のケースに入れる等、記録媒体を物理的に保護するた めの対策を講じなければならない。 9 事業者における電子情報の保管及び廃棄 受注者は、発注者から貸与され、又は作成した個人情報が記録された記録媒体を、適 切に管理しなければならない。

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- 30 - 受注者は、個人情報が記録された記録媒体を廃棄する場合は、当該媒体に記録された 情報資産をいかなる方法によっても復元できないよう破壊又は消去する等、情報漏えい のないよう処理するとともに、処理日時、担当者及び処理内容を発注者に報告しなけれ ばならない。 受注者は、端末機等の情報機器を貸借期間終了及び保守等により交換又は廃棄する場 合は、当該機器のハードディスク等に記録された個人情報をいかなる方法によっても復 元できないよう破壊又は消去する等、情報漏えいのないよう処理するとともに、処理日 時、担当者及び処理内容を発注者に報告しなければならない。 10 契約解除の権利及び損害賠償の義務に関する事項 発注者は、受注者が正当な理由なくこの契約を履行しないときは、既に支払った契約 金額の一部又は全部を請求し、この契約を解除することができる。 受注者は、その責に帰する理由により、委託業務の実施に関し発注者又は第三者に損 害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。 11 個人情報保護マニュアルの遵守 受注者は、個人情報の保護の重要性を認識し、取り扱う個人情報の取得、利用又は提 供の方法などを定めた、個人情報保護に関するマニュアル(以下「個人情報保護マニュ アル」という。)を遵守しなければならない。 12 従業者に対する教育の実施 受注者は、個人情報保護マニュアルに基づき従業者(派遣社員、アルバイト・パート 社員を含む。)に対して個人情報に関する教育を実施し、個人情報の保護に努めなければ ならない。 13 個人情報の責任者及び取扱者 受注者は、その取り扱う個人情報の漏えい、滅失、不正利用又はき損の防止その他の 個人情報を安全に管理するため、個人情報を取り扱うことができる者(以下「取扱者」 という。)を制限し、さらに取扱者を監督する責任者を選任しなければならない。

(31)

- 31 - 別紙1 年 月 日

個人情報の責任者及び取扱者届出書

(宛先)野田市長 受注者 ○印 1 業務名 野田市ホームページCMS導入・運用業務 2 次の者を個人情報を取り扱う責任者及び取扱者として届け出ます。 区分 氏名 生年月日 所属 役職 責任者 取扱者

(32)

- 32 - 別紙2

個人情報に関する事項の遵守に関する誓約書

(宛先)野田市長 野田市と受注者との間で契約した野田市ホームページCMS導入・運用業 務については、野田市個人情報保護条例及び仕様書に定める別記個人情報の 保護に関する事項を十分に理解し、これを遵守いたします。 以上、誠実に遵守することを誓います。 年 月 日 受注者 ○印

(33)

- 33 - 別紙3

個人情報を記録した資料等の返還確約書

(宛先)野田市長 野田市と受注者との間で契約した野田市ホームページCMS導入・運用業 務に関し、野田市から貸与され、又は受注者が収集し、若しくは作成した個 人情報が記録された資料等をすべて返還することを確約いたします。 年 月 日 受注者 ○印

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