我が国を取り巻く
軍事・安全保障環境
平成25年9月
① 22大綱が策定されて以降、
我が国周辺の安全保障環境
は、
一層厳しさを増している
。
・
北朝鮮
の「人工衛星」と称するミサイルの発射
・
中国
の我が国周辺海空域における活動の急速な拡大・活発化
②
米国
は、新たな国防戦略指針の下、アジア太平洋地域におけるプレゼンスを強調し、我が
国を含む同盟国等との連携・協力の強化を指向している。
③
東日本大震災
における自衛隊の活動においても、対応が求められる教訓が得られている。
平成25年度の防衛力整備等について(平成25年1月25日閣議決定)● 現大綱策定以降、様々な安全保障課題や不安定要因が顕在化・先鋭化し、我が国を取り巻
く
安全保障環境は一層深刻化
。
・
グレーゾーンの事態の長期化
やこれが
より重大な事態に転じる可能性
・
中国
による、
透明性が十分確保されていない
形での軍事力の
広範かつ急速な近代化
や
海洋における活動の急速な拡大・活発化
・
北朝鮮の核・ミサイル開発の更なる進行
・
サイバー空間等
の安定的利用が阻害される可能性の増大等
● 国内にあっては、
大規模災害等
への備えの重要性が改めて認識。
防衛力の在り方検討に関する中間報告(平成25年7月26日防衛力の在り方検討のための委員会)1
我が国を取り巻く軍事・安全保障環境の全体評価
1.主要国間の大規模武力紛争の蓋然性引き続き低いものと考えられる。
2.我が国を取り巻く安全保障環境様々な安全保障課題や不安定要
因が顕在化・先鋭化してきており、
一層深刻化している。
3.我が国の地理的特性 ○ 相互依存関係の進展。世界の平和と安定や経済的繁栄は深刻を含む主要国共通の利益。 ○ 国際社会の多極化が進行するも、米国が世界の平和と安定に引き続き最も大きな役割を果たしているのが現状。 ○ アジア太平洋地域の安全保障環境は、一層厳しさを増している。 中国の利害が対立する問題をめぐる高圧的とも言える対応や、透明性が十分確保されない形での軍事力の広範か つ急速な近代化や海洋活動の急速な拡大・活発化は、我が国を含む地域・国際社会の安全保障上の懸念。 大規模な軍事力が集中する中、領土問題や統一問題が存在し、更にいわゆる「グレーゾーンの事態」が増加。 【背景】 【背景】 【背景】 ○ 南海トラフ巨大地震や首都直下型地震が発生する可能性。 ○ 自衛隊の活動への国民の期待。我が国の地理的特性を踏まえつ
つ、自衛隊に求められる役割に
十分対応していくことが必要。
○ 海上交通路の重要性。2
○ 伝統的な地域紛争に加え、領土・主権・経済権益等をめぐる、純然たる平時でも有事でもない、いわゆる「グレーゾーン の事態」が増加する傾向。 ○ 一国で生じた混乱や安全保障上の問題が直ちに世界に波及する リスクが増大。国際社会での協力した取組がより重要なものに。 ○ 大量破壊兵器等の拡散・移転や、破綻国家等が国際テロの拡大・拡散の温床となっている問題が継続・深刻化。 ○ 国際公共財としての海洋・サイバー・宇宙空間の安定的利用の確保も新たな国際社会の安全保障上の課題に。 米国は、財政面を始めとする様々な制約があるも、安全保障を含む戦略の重点をより本地域に置くとの方針を明確 化(アジア太平洋地域へのリバランス)。 北朝鮮による核・ミサイル開発や軍事的な挑発行為等は、我が国を含む地域の安全保障上の重大な不安定要因。グローバルな安全保障環境における課題と不安定要因
1.国際関係/国際秩序の変化 3.大量破壊兵器等の拡散、国際テロ、海賊等 4.海洋・サイバー・宇宙空間の安定的利用に対するリスク ○ グローバリゼーションの進展による国家間の相互依存関係は進展。 ○ 一国で生じた混乱や安全保障上の問題が世界に波及するリスクも増大。 ○ 新興国の更なる発展や米国の影響力の相対的な変化により、国際社会の多極化が進行。 2.地域紛争 ○ 伝統的な地域紛争に加え、有事ではないが純然たる平時とも言えない事態(いわゆる「グレーゾーン」の 事態)が増加。 ○ 国際的な取組にもかかわらず、大量破壊兵器等の拡散は継続。また、弱体化した統治機構や破綻国家 が国際テロ組織の拡大・拡散の温床となっている。 ○ サイバー空間の脅威の増大を受け、各国において政府レベル及び国防省を含む関係省庁レベルなど で各種の取組が進められているところ。 ○ 新たな安全保障上の課題として、国際公共財の安定的利用に対するリスクが顕在化。 ○ 特に、サイバー空間については、様々な社会活動や重要インフラが情報通信ネットワークに依存するよ うになったことから、当該空間の安定的利用が阻害される場合、影響が広範に及び甚大な被害が生じるお それあり。 ○ また、多くの国の軍事組織も、指揮統制の基盤として情報通信ネットワークに依存。この点に着目し、サ イバー攻撃能力の開発等を行っていると指摘される国家が少なからず存在。3
サイバー空間をめぐる安全保障面の動向
4
○ 諸外国の政府機関や軍隊などの情報通信インフラに対する攻撃が多発。これらの一部には、ロシア・中 国・北朝鮮の政府機関や軍が関与しているとの指摘もあり。 ※ ヘーゲル米国防長官のIISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)でのスピーチ(本年6月1日/抜粋)「我々は、サイバー空間における課 題を注視している。米国は、増大するサイバー空間での侵入の脅威に懸念を表明してきたが、それらの一部は中国政府や軍が関係してい るものと見られる。」 ※ 米国防省の2012年度版北朝鮮の軍事・安全保障の進展に関する年次報告書(本年5月2日/抜粋)「北朝鮮は、軍事的なコンピューター・ ネットワーク作戦(CNO)能力を保有しているであろう。コンピューター・ネットワーク探査活動からDDoS攻撃に至る複数のサイバー攻撃が暗 に示しているのは、北朝鮮の体制がCNOを情報収集の魅力的な基盤と見なしているであろうことだ。」 ○ サイバー空間における脅威の増大を受け、米国などでは、政府全体レベルの取組や国防省レベルでの 取組が進展。 2008年、米中央軍の秘密情報 等を取り扱うネットワークへのマ ルウェア感染 2011年以降、中東地域等で、非常に高 度な情報収集型マルウェア「デュークー」 「フレイム」「ガウス」を相次いで発見 2009年7月、韓国の政府機 関等のウェブサイトへの攻撃 2011年3月、韓国の政府機 関等のウェブサイトへの攻撃 2008年8月、グルジアの政府 機関等のウェブサイトへの攻撃 2012年8月、サウジアラビアの 国営石油会社の内部ネットワー クへの攻撃 2011年9月、防衛関連企業 への不正アクセスの発覚 2012年9月、政府機関等の ウェブサイトへの攻撃 2009年7月、米国の政府機関等 のウェブサイトへの攻撃 2009年12月、米国Google社等 への不正アクセス 2009年以降、F-35関連の米軍 需産業への不正アクセス 2012年9月以降、米NYタイムズ への不正アクセス 2010年6月、イランの核施設を 狙ったとされる高度に複雑な構 造を有するマルウェア「スタック スネット」を発見 2007年4月、エストニアの政府 機関等のウェブサイトへの攻撃 資料源:各種報道等過去1年間の我が国周辺での安全保障関連事象
北朝鮮による核実験の実施(13年2 月) 北朝鮮による「人工衛星」と称するミ サイル発射(12年12月) 中国海監所属固定翼機による尖閣 諸島での領空侵犯(12年12月) 東シナ海における中国海軍艦艇によ る海自護衛艦に対する火器管制 レーダーの照射(13年1月) 潜没潜水艦による我が国接続水域 内の航行(13年5月) 中国海軍艦艇による 大隅海峡の航行(13 年6月2隻/8月3隻) 中国海軍艦艇による宗谷海峡の航行 (13年7月5隻) 中国海軍艦艇による仲ノ神島と与那 国島の間の航行(12年10月7隻/12 月4隻/13年5月2隻) Tu-95長距離爆撃機による日本周辺 を一周する形での我が国領空近くの 飛行(13年3月) ロシア軍戦闘機による利尻島南西沖で の領空侵犯(13年2月2機) ロシア軍東部軍管区における戦闘即応 検閲(13年7月) ロシア海軍艦艇による宗 谷海峡の航行(13年7月 23隻/8月16隻) ロシア軍航空機による沖 ノ島北西での領空侵犯 (13年8月2機) 東シナ海における 国籍不明無人機 の飛行(13年9月) 中国軍機による沖縄 ・宮古島の間の飛行 (13年7月1機/9月 2機) 中国海軍艦艇による沖縄本島と宮古島 を通過しての太平洋への進出(12年10 月7隻/11月4隻/13年 1月3隻/5月3隻/8月 2隻) 中国海軍艦艇による太平洋に向け ての東進(13年3月4隻) 中国公船による尖閣諸島周辺の領 海侵入(過去1年間で累計61回208 隻) (13年9月10日現在) (事象が生起した場所及び航跡はイメージ) ロシア太平洋艦隊演習(13年8-9月)5
0 1 0 0 0 2 0 0 0 3 0 0 0 4 0 0 0 5 0 0 0 6 0 0 0 7 0 0 0 8 0 0 0 0 5 1 0 1 5 2 0 2 5 国防費対前年度伸び率 公表国防費額 億元 公表国防費額 1988 1990 1995 2000 2005 2009 過去25年で33倍以上 (過去10年で約4倍) 約215億元 約7,202億元 2013 21年連続で2桁の伸び 日本の 防 衛関係費 3年連続で2桁の伸び 2010 (注1) 国防費は中央財政支出における国防予算額。伸び率は対前年度当初予算比。 なお、全国財政支出(中央及び地方含む)における2013年度国防予算額は約7,406億元(対前年度執行額比10.7%の伸び、対前年度当初予算比10.5%の伸び)とされている。 (注2) 1元=13円(平成25年度の支出官レート)で換算 2003 約1,853億元
中国①-公表国防費の増加
6
○ 中国の公表国防費(2013年度)は、約7,202億元(=約9.4兆円)。過去10年で約4倍、過去25年間で33倍以 上の規模となり、継続的に高い水準で国防費を増加。 ○ 国防予算の内訳の詳細は明らかにされておらず。また、実際の国防関係費はその約1.3~2倍との指摘あり。 国防費対前年度 伸び率 %ソブレメンヌイ級DDG キロ級SS ジン級SSBN (隻数はミリタリーバランス各年版) ※ ジン・シャン・ソン・ユアン・キロの各級潜水艦の総隻数 20 10 (隻数) 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 40 0 30 新型潜水艦 40 ※ ルフ・ルーハイ・ソブレメンヌイ・ルーヤン・ルージョウの各級駆 逐艦及びジャンウェイ・ジャンカイの各級フリゲートの総隻数 30 20 10 (隻数) 0 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 新型駆逐艦・フリゲート 43 40 0 100 200 300 400 500 600 700 91年 95年 99年 03年 07年 11年 2013年 J‐10:268機 Su‐30: 97機 Su‐27:308機 計 673機 第 4 世 代 戦 闘 機 92年、Su-27 調達開始 01年、Su-30 調達開始 0 673 13年 05年、J-10 配備開始 より遠方の海域において作戦を遂行する能力の構 築を指向。 水上艦艇、潜水艦、揚陸艦など海軍戦力全体の能 力向上を指向。また、戦略ミサイル原潜を更新。 初の空母「遼寧」が昨年9月に就役。 より遠方の海域において作戦を遂行する能力の構 築を指向。 水上艦艇、潜水艦、揚陸艦など海軍戦力全体の能 力向上を指向。また、戦略ミサイル原潜を更新。 初の空母「遼寧」が昨年9月に就役。
海上戦力
国土防空型から攻防兼備型に転換。第4世代戦闘 機が着実に増加。 次世代ステルス戦闘機とされる「J-20」等を開発中 との指摘。 空中給油機、早期警戒管制機、輸送機を含む多種 多様な航空機を自国で開発・生産し、導入。 国土防空型から攻防兼備型に転換。第4世代戦闘 機が着実に増加。 次世代ステルス戦闘機とされる「J-20」等を開発中 との指摘。 空中給油機、早期警戒管制機、輸送機を含む多種 多様な航空機を自国で開発・生産し、導入。航空戦力
(機数はミリタリーバランス各年版)中国②-軍事力の近代化
○ また、核・ミサイル戦力についても、各種類・各射程の弾道ミサイル等を保有。さらに、即応性・残存性の向 上(新型潜水艦発射弾道ミサイルの開発等)や打撃力の向上(多弾頭化等)の近代化努力を継続。 ○ 中国は、海上・航空戦力の顕著な増強を含め、軍事力の広範かつ急速な近代化を推進し、戦力を遠方に展 開させる能力を強化。また、軍事力の近代化の具体的な将来像は明らかにされていない。7
津軽海峡 津軽海峡 宗谷海峡 宗谷海峡 対馬海峡 対馬海峡 沖ノ鳥島 沖ノ鳥島 青島 青島 寧波 寧波 湛江 湛江 東シナ海における中国海軍艦艇による海自護衛艦に対する火器 管制レーダー照射事案等(13年1月) 中国法執行機関の船舶・航空機による領海・領空への侵入 台湾 台湾 与那国島 与那国島 仲ノ神島仲ノ神島 宮古島 宮古島 沖縄 沖縄 大隅海峡 大隅海峡 西沙諸島 西沙諸島 スカボロ-礁 スカボロ-礁 ミスチ-フ礁 ミスチ-フ礁 尖閣諸島 尖閣諸島 中国軍による太平洋への進出の常態化 (注)各事象の概要及び事象が生起した位置関係については報道等に基づくイメージ。 列島線の位置関係については米国防省報告書に基づく。 グアム グアム 中国海軍艦艇の外洋進出ルートの多様化 南沙諸島 南沙諸島 「九段線」 「九段線」について 南シナ海における中国の「主権、主権的 権利および管轄権」が及ぶ範囲であると 中国が主張している範囲であると解され ている。 南シナ海においても活動を活発化
中国③-海洋活動の活発化
○ 中国は、我が国を含む周辺諸国との利害が対立する問題をめぐって、力による現状の変更の試みを含む 高圧的とも言える対応を示すケースが散見。 ○ 公船による尖閣諸島周辺の我が国領海への断続的な侵入や航空機による領空侵犯、海軍艦艇等による 太平洋への進出の常態化など我が国周辺海空域を含む海洋における活動を急速に拡大・活発化。 74年 旧南ベトナムとの軍事衝突を経て、西沙諸島を事実上支配 88年 ベトナムとの軍事衝突を経て、南沙諸島の一部の岩礁を事実上支配 95年 南沙諸島のミスチーフ礁を事実上支配 12年 公船がフィリピンの沿岸警備艇等と長期間にわたって対峙8
0 5 10 15 08 09 10 11 12 13 中国海軍艦艇の南西諸島通過回数 2 2 4 11 5 10 (年) (回) (9月9日時点) 中国公船の領海侵入の回数 23 1 1 (回) (年) 40 (9月9日時点)北朝鮮①-弾道ミサイル能力の増強
○ 北朝鮮は、深刻な経済面にもかかわらず、核兵器を含む大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発等を継続 するなど軍事面に資源を重点配分。また、大規模な兵力をDMZ付近に展開し、大規模な特殊部隊を保持。 ○ 北朝鮮は、我が国のほぼ全域をその射程内に収める可能性がある「ノドン」を既に配備。また、昨年12月 のミサイル発射に見られるように、より長射程・高精度のミサイルの開発を継続。 ○ 保有する弾道ミサイルを中東諸国等へ輸出してきたとみられ、また、他国とのミサイル開発協力を行って いるとの指摘もあり、移転・拡散の観点から強く懸念されるところ。9
97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 94 95 96 91 92 93 90 核問題をめ ぐ る主な動き (93/2)IAEAが特別査察 要求 ⇒北朝鮮、拒否 (93/3)NPT脱退宣言 (94/6)カーター元 米大統領、訪朝 (02/10)ケリー米国務次官補、訪朝⇒濃縮ウラン計画発覚 (03/1)NPT 脱退宣言 (03/8)第1回六者会合 (05/2)「核保 有」声明 (05/9)共同 声明採択 (06/10)核実 験実施 (07/2)初期段 階の措置合意 (07/10)第二段 階の措置合意 (95/3)KEDO発足 (2006年5月、KEDO正式終了決定) (六者会合) (09/5)核実 験実施 11 12 (西暦) (09/4)六者会合 への不参加表明 (10/11)ウラン 濃縮施設公開 (94/10)米朝 「枠組み合意」 (94/7)金日成死去 (11/3)北朝 鮮、前提条件 なしでの六者 会合復帰表 明 (12/2)ウラン濃縮 一時停止で合意 ※北朝鮮は12年4月 に合意破棄を宣言 13 (13/2)核実 験実施 (11/12)金 正日死去
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北朝鮮②-核開発問題
○ 北朝鮮の核兵器計画は、北朝鮮が極めて閉鎖的な体制をとっていることもあり、その詳細について不明な 点が多いが、06年、09年及び13年に核実験を行ったことなどを踏まえれば、相当に進んでいる可能性は排除 できず。 ○ また、核兵器を弾道ミサイルに搭載するための小型化や弾頭化については、一般に相当の技術力を必 要とする一方で、過去の経緯等を踏まえれば、その実現に至っている可能性も排除できず。 ○ 北朝鮮は、自らを「核保有国」であるとの主張を繰り返しているところ。いずれにせよ、北朝鮮の核兵器開 発の更なる進行は、弾道ミサイル能力の増強とあいまって、我が国の安全に対する重大な脅威。北朝鮮③-度重なる挑発行為等
○ 北朝鮮は、累次のミサイル発射や核実験に加えて、朝鮮半島における様々な軍事的な挑発行為や挑発的 言動を繰り返し、地域の緊張を高める挙にでるケースが散見。 ○ 本年3月・4月には、米国への核先制攻撃の示唆や、我が国の具体的な地名を挙げ、ミサイルの射撃圏内 にあるとする主張を行うなど、強硬な挑発的言動を繰り返したところ。 12年12月のミサイル発射 06年7月のミサイル発射 98年8月のミサイル発射 (注)事象の生起地点やミサイルの飛翔経路はイメージ 06年10月、09年5月及び13年2月の核実験実施 09年4月のミサイル発射 06年7月及び09年7月のミサイル発射 北朝鮮による韓国延坪島砲撃事件(10年11月) 韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件(10年3月)11
・ 空母1隻の母港を大西洋側から 太平洋側(サンディエゴ)に移転 (10年4月) 【グアム】 ・ 潜水艦のローテーション配備 ・ 爆撃部隊のローテーション配備 ・ 空母の一時寄港用施設の整備 ・ 無人偵察機(RQ-4)の配備 【韓国】 ・ 28,500名規模の在韓米軍を維持 【オーストラリア】 ○ 11年11月の米豪首脳会談で以下のイニシアティブについて合意 ・ 海兵隊のオーストラリア北部へのローテーション展開 ・ 米空軍航空機のオーストラリア北部へのローテーション展開を増加 【台湾】 ・ 台湾が保有するF-16のアップグレード等 に関する計画 (11年9月発表) 【インドネシア】 ・ F-16×24機の無償供与 (11年11月発表) ダーウィン グアム ハワイ (参考)アジア・太平洋地域における海兵隊兵力数 全体:約25,600人 オーストラリア:28人 ハワイ:6,579人 韓国:250人 グアム:183人 フィリピン:103人 日本:18,408人 タイ:38人 シンガポール:17人 出典:国防省発表資料(2012年12月31日)、ミリタリーバランス2013 オーストラリア フィリピン インドネシア ジャカルタ シンガポール マニラ 韓国 日本 ソウル 【シンガポール】 ・ 沿岸域戦闘艦(LCS)のロー テーション展開(11年6月表明。 12年6月、シンガポール政府との 間で大筋合意。13年4月、最初 の1隻が展開を開始。) 【フィリピン】 ・ 米沿岸警備隊のカッター船の無償 供与(11年8月、12年5月) 【日本】 ・ F-22の展開、MV-22オスプレイの配備 ・ 沖縄の第3海兵機動展開部隊(Ⅲ MEF) 地上戦闘部隊等のグアム・ハワイ等への移転 ※ 17年にF-35を岩国に配備(海兵隊構想) ※ 米地質調査所(USGS)作成地図を使用 13年6月、ヘーゲル国防長官は、米海空軍の アセットの6割をアジア太平洋地域に配備、 同地域へのローテーション展開を進め、最新 装備を配備する旨発言。 沖縄
米国①-アジア太平洋地域へのリバランス
○ 米国は、アジア太平洋地域に関し、昨年1月に公表した「国防戦略指針」において、米国の経済上・安全保 障上の利益が西太平洋及び東アジアからインド洋及び南アジアにかけての地域の発展と密接に連関している との認識の下、その安全保障戦略の重点をより本地域へ置くとの方針を明確化。 ○ 我が国との関係では、引き続き日米同盟にコミットするとともに、尖閣諸島についても日米安保条約の適用 対象となることを累次明らかにしているところ。12
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 12会計年度要求時 13会計年度要求時 強制削減が継続する場合(イメージ) ① ② ① 予算管理法に基づき、12年1月に国防省が発表した削減額: 約4,870億ドル ② 同法に基づき、本年3月1日に開始した強制削減額: 約5,000億ドル
米国防省「FY2012 budget request」「FY2013 budget request」を基に作成。 (本予算:億ドル) (会計年度)
米国②-国防歳出の削減
○ 米国政府の財政赤字が深刻化する中で、国防歳出も大幅な削減が求められているところ。 ○ これを受けて、米国防省では、国防歳出の強制削減が国防戦略に与える影響に関する調査を実施。 ※ 米国防省は、予算管理法の成立を踏まえ、2012会計年度からの10年間で約4,870億ドルの削減を発表。これに加えて、同 法には2013会計年度からの9年間で約5,000億ドルの国防歳出の強制削減を内容とする規定が盛り込まれている。13
【参考データ】 ○管轄海域面積 約447万k㎡ ○構成島数 6,852 ○東西距離、南北距離ともに約3,000km ○貿易に占める海上貿易割合 99.7%(重量ベース)
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出典:海上保安庁海洋情報部HP :総務省統計局 第六十二回日本統計年鑑(平成25年) :一般財団法人 国土技術開発センターHP :(社)日本船主協会 日本海運の現状2013年2月出典:日本以外は、1972年のアメリカ国務省資料「Limtis in the Seas-Theoretical Areal Allocations of the Seabed to Coastal States」 (「海洋産業研究資料」,通巻第59号,1975)
※旧ソ連については、独立したバルト海・黒海・カスピ海に面している共和国分を含むほか、米国務省 資料にはロシアの実効支配を理由に日本領土である北方四島の周辺海域分も含まれている。よって、 現ロシアの管轄海域面積は日本よりも小さくなる。
我が国の地理的特性①ー我が国の国土と安全保障上の脆弱性
○ 我が国は、資源や食料の多く海上輸送(重量ベース99%以上)により輸入。 ○ 海上交通路は我が国の生命線であり、その安全確保は、有事、平時を問わず、我が国の繁栄と発展に 不可欠。特に、我が国南西地域も含め、中東から東アジアに至る地域は重要。 ○ 我が国は、6千を超す島々で構成され、南北約3,000kmに及ぶ弧状列島であり、長大な海岸線と本土 から離れた多くの島嶼を有し、都市部に産業・人口・情報基盤が集中する上、沿岸部に重要施設を多数抱 えるといった安全保障上の脆弱性がある。②色丹島沖 M7.8前後 Mw8.2前後 ⑤三陸沖北部 M8.0前後 1%~20% (繰り返し発生する地震以外の地震) M7.1~7.6 90%程度 ⑥宮城県沖 M7.4前後 発生確率は不明 (繰り返し発生する地震以外の地震) M7.0~7.3 60%程度 ⑧三陸沖南部海溝寄り M7.9程度 ほぼ0% (繰り返し発生する地震以外の地震) M7.2~7.6 50%程度 ⑦三陸沖北部~房総沖の海溝寄り 津波地震 Mt8.6~9.0前後 30%程度 (特定海域では7%程度) 正断層型 M8.2前後 Mt8.3前後 4%~7% (特定海域では1~2%) ⑨福島県沖 M7.4前後(複数の地震が続発) 10%程度 ⑩茨城県沖 M6.9~7.6 70%程度 (繰り返し発生するプレート型地震) M6.7~7.2 90%程度もしくはそれ以上 東北地方太平洋沖型 M8.4~9.0 ほぼ0% ⑪その他南関東の M7程度の地震 M6.7~7.2程度 70%程度 ⑫相模トラフ沿い (大正型関東地震) M7.9程度 ほぼ0%~2% ⑮南海地震 M8.4前後 60%程度 東南海地震と同時発生の場合 M8.5前後 ⑬想定東海地震 (参考値) M8.0程度 88% ⑭東南海地震 M8.1前後 70%~80% 南海地震と同時発生の場合 M8.5前後 ⑯日向灘のプレート間 の地震 M7.6前後 10%程度 平成15年 十勝沖地震 M8.0 地震調査研究推進本部が発生可能 性の長期評価で想定し、実際に発 生した最初のケース。 直前の予測は、M8.0で60% ④十勝沖 M8.1前後 0.7~4% 根室沖と同時発生の場合 M8.3程度 日本海溝 相模トラフ 駿河 ト ラ フ 日向 灘 南海トラフ 十勝岳: 1926年144名 北海道駒ヶ岳: 1856年21~29名 渡島大島: 1741年1,467名 安達太良山: 1900年72名 磐梯山: 1888年461名 青ヶ島:1785年130~140名 ベヨネース列岩:1952年31名 伊豆鳥島:1902年125名(全島民死亡) 雲仙岳: 1792年約15,000名 1991年43名 阿蘇山:1958年12名 桜島:1779年約150名 1781年15名 1914年58名 有珠山: 1822年50~103名 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 浅間山: 1721年15名 1783年1、151名 ⑳北海道北西沖 M7.8程度 0.006%~0.1% 秋田県沖 M7.5程度 3%程度以下 海域の名称 30年以内に地震 が起こる確率 地震規模(マグニチュード) 凡例: 出典:文科省地震調査研究推進本部HP 確率は2013.1.1 起点 0%~30% 30%~60% 60%以上 1700年以降、10名以上の死者行方不明者が生じた 18件 出典:気象庁「過去の主な火山災害」 ⑲秋田県沖 M7.5程度 3%程度以下 地震発生確率(活断層による地震を除く) 火山災害 ※ 赤枠で囲った⑤~⑩のいず れも東北地方太平洋沖型の発生 位置及び震源域となり得る
15
⑱佐渡島北方沖 M7.5程度 3%~6% ○ 我が国は世界で発生するマグニチュード6以上の地震の発生回数の約2割、世界の活火山の約7% が集中。今後南海トラフ巨大地震や首都直下型地震が発生する可能性が懸念。 三宅島:1940年11名 ⑰安芸灘~伊予灘~豊後水道のプレート内地震 M6.7~7.4 40%程度 千島海溝 ①択捉島沖 M8.1前後 Mw8.5前後 ③根室沖 M7.9程度 50%程度 十勝沖と同時発生の場合 M8.3程度我が国の地理的特性②ー自然災害
自然災害による被害の推移と人口等の長期変動
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○ 少子化・高齢化の進展、大都市部への人口・財の集中、地方部の過疎化等の社会環境等が大きく変
化し、地域防災力が低下する傾向。
24年1 月 自衛隊が今後力を入れていく面