令和3年1月
東京国税局 企画課
令和2年分確定申告における
e-Taxの利用案内
目次
1 e-Taxの利用状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 令和3年1月からの利便性向上施策
① 2次元バーコード認証等の導入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ② スマートフォン利用におけるアプリの統合・・・・・・・・・・・・・・3 ③ 住宅借入金等特別控除証明書の電子交付・・・・・・・・・・・・・・・4 ④ 振替依頼書・ダイレクト納付利用届出書(個人)の電子化・・・・・・・5 ⑤ 相続税の修正申告のe-Tax対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 ⑥ 法定調書の電子的提出方法の柔軟化・・・・・・・・・・・・・・・・・63 e-Taxトピックス
① マイナポータルを活用した確定申告の簡便化・・・・・・・・・・・・・7 ② 所得税の青色申告特別控除の変更・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ③ 準確定申告(死亡の場合)のe-Tax対応・・・・・・・・・・・・・・・・9 ④ 電子納税証明書の代理請求・代理受領・・・・・・・・・・・・・・・・10 ⑤ 偽造防止を施した電子納税証明書の発行・・・・・・・・・・・・・・・114 マイナンバーカードはお早めの申請・取得を!
・・・・・・・12 【参考】マイナンバーの通知カードの発行等の廃止・・・・・・・・・・・135 e-Tax・ヘルプデスクの受付時間
・・・・・・・・・・・・・・・146 チャットボットによる税務相談
・・・・・・・・・・・・・・・・15(国税庁レポート(2020)より)
1 e-Taxの利用状況
平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度 前年 対比 マイナンバーカードの普及割 合等に左右される国税申告 2手続 (所得税、消費税(個人))52.5%
54.0%
55.1%
58.5%
60.4%
+1.9
上記以外の国税申告4手続 (法人税、消費税(法人)、酒税、印紙税)74.3%
78.0%
80.0%
82.9%
86.2%
+3.3
申請・届出等9手続 (源泉徴収票等(6手続)、利子等の支 払調書、納税証明書交付請求、電子 開始(変更)届出書)61.7%
64.3%
77.4%
76.9%
76.2%
▲0.7
年度 手続区分○ e-Taxの利用件数
○
オンライン(e-Tax) 利用率
1
2 令和3年1月からの利便性向上施策
【これまで】 タブレット端末ではマイナンバーカード方式による確定申告ができませんでした。① 2次元バーコード認証等の導入
【これから】 スマートフォンのアプリ(マイナポータルAP)でタブレット端末上に表示された2次元バーコード を読み取ることで、タブレット端末でもマイナンバーカード方式による確定申告ができます。 また、パソコンでマイナンバーカードを読み取るためにはICカードリーダライタが必要でしたが、 令和3年3月からはパソコンでも同機能を使うことができます。 【令和3年1月対応開始】e-Taxソフト(SP版)、確定申告書等作成コーナー(タブレット端末のみ) 【令和3年3月対応開始】e-Taxソフト(WEB版) マイナンバーカード に対応したスマート フォンはこちら2
2 令和3年1月からの利便性向上施策
【これまで】 スマートフォンから確定申告書等作成コーナー等でマイナンバーカード方式を利用する際、「マイナ ポータルAP」や「e-Taxアプリ」など複数のアプリをインストールする必要がありました。② スマートフォン利用におけるアプリの統合
【これから】 「マイナポータルAP」のみをインストールすることでマイナンバーカード方式を利用できます。 <操作方法>3
2 令和3年1月からの利便性向上施策
③ 住宅借入金等特別控除証明書の電子交付
【これから】 年末調整の際に住宅借入金等特別控除の適用を受けるために必要な「住宅借入金等特別控除証明書」 を書面ではなく、電子データで交付できます。取得したデータを年末調整控除申告書作成用ソフトや確 定申告書等作成コーナーに取り込むことで控除額が自動計算されます。 【電子データによる交付対象者】(①または②のいずれかに該当する方) ① マイナンバーカード方式を利用して、令和元年分の住宅借入金等特別控除を申告した方のうち、 「住宅借入金等特別控除証明書」を電子データによる交付を希望した方 ② 「年末調整のための住宅借入金等特別控除関係書類の交付申請書」において電子データの交付を 希望した方 【取得方法】 e-Taxの受付システムの通知書等一覧から取得できます。 【留意事項】 ① 電子データの交付を希望された場合は、書面での交付はされません。 ② e-Taxの受付システムにマイナンバーカードの電子証明書を使用せず利用者識別番号等でログインした場合、メイン メニューから通知書等一覧の「認証画面へ」を選択し、電子証明書で認証してください。電子証明書を使用して認証し なければ、電子データの「住宅借入金等特別控除証明書」は閲覧できません。 ③ 電子データの交付を希望された場合でも、利用者識別番号を変更されるなどe-Taxによる交付ができなくなった場合 には、書面で交付される場合があります。 ④ 税理士による代理送信により電子データの交付を希望して確定申告書を提出した場合でも、「住宅借入金等特別控除 証明書」は納税者にのみ交付されます。4
2 令和3年1月からの利便性向上施策
【これまで】 振替依頼書又はダイレクト納付利用届出書(以下「届出書等」という。)は、所轄の税務署を経由し て利用する金融機関に提出していますが、本人確認のため金融機関において届出印の印鑑照合が必要で あることから、書面による提出に限定されていました。 【これから】 個人の納税者の届出書等をe-Taxで提出することができます。これまで届出書等を税務署へ提出して から利用可能となるまで約1か月程度の期間を要していたところ、大幅な期間短縮が見込まれます。 また、金融機関の外部サイトにより利用者認証を行うため、電子署名及び電子証明書の添付は必要あ りません。 税務署 (e-Tax) 金融機関システム (ホームページ等) 納税者 ① e-Taxによる 提出 振替依頼書 ダイレクト 納付 利用届出 電子署名 は不要×
③ 暗証番号等 の入力 ④ 利用可能となった旨を 納税者のメッセージ ボックスに格納 (ダイレクト納付利用 届出書のみ) ② 接続先の遷移④ 振替依頼書・ダイレクト納付利用届出書(個人)の電子化
5
相続税の申告書は、令和元年10月からe-Taxソフトによる作成・送信ができるようになりましたが、 修正申告についても作成・送信ができるようになります。
2 令和3年1月からの利便性向上施策
⑤ 相続税の修正申告のe-Tax対応
⑥ 法定調書の電子的提出方法の柔軟化
利用ソフト 提出可能な法定調書 ファイル形式 e-Taxソフト すべての法定調書(60種類) XML形式 下記①~⑥を除く、光ディスク等により提出可能な50 種類の法定調書 CSV形式 e-Taxソフト (WEB版) ① 給与所得の源泉徴収票② 退職所得の源泉徴収票・特別徴収票 ③ 不動産の使用料等の支払調書 ④ 不動産等の譲受けの対価の支払調書 ⑤ 不動産等の売買又は貸付けのあっせん手数料の支払調書 ⑥ 報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書 XML形式及び CSV形式 ⑦ 報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書(社会保険診療報酬基金用) XML形式 e-Taxソフト(WEB版)では、一部の法定調書に限って、CSVファイルによる法定調書の作成・送信 ができましたが、令和3年1月からe-Taxソフト(WEB版)で対応していない法定調書についても、e-TaxソフトからCSVファイルにより法定調書を作成・送信することができるようになりました。 (参考:令和3年1月以降の法定調書の提出方法(点線枠内が追加項目))6
3 e-Taxトピックス
令和3年1月からは、確定申告手続に必要な控除証明書等のデータについて、マイナポータル経由で まとめて取得し、確定申告書への自動入力ができます。 今後、マイナポータル経由で入手できる控除証明書などの種類は順次拡大される予定です。 ※ マイナポータル連携に対応している会社名等は、国税庁ホームページで確認できます。 証明書の発行主体① マイナポータルを活用した確定申告の簡便化
【設定すること】 ① マイナポータルのアカウントの開設 ② 「もっとつながる」からe-Taxと連携 ③ 「もっとつながる」から生命保険会社等がマイナポータル連携で使用 するウェブサイト(民間送達サービス)と連携 ④ 保険会社等のサイトから民間送達サービスのアカウントを登録7
3 e-Taxトピックス
令和2年分の所得税確定申告から、 ① 青色申告特別控除額が変更されます。(これまで:65 万円 ⇒ 令和2年分以降:55 万円) ② 基礎控除額が変更されます。 (これまで:38 万円 ⇒ 令和2年分以降:48 万円) ③ 「これまでの65万円の青色申告特別控除」の適用要件に加えて、e-Taxによる申告(電子申告) 又は電子帳簿保存を行うと、引き続き65万円の青色申告特別控除が受けられます。 ※1 税務署のパソコンでは、青色申告決算書等のデータをe-Taxで送信することはできないため、65万円控除を受け られません。 ※2 平均課税の適用を受ける場合は、「変動所得・臨時所得の平均課税の計算書」のデータ提出が必要です。② 所得税の青色申告特別控除の変更
令和2年分に限っては令和2年9月30日までに「国 税関係帳簿の電磁的記録による保存等の承認申請書」 を提出し、同年中に承認を受けて、同年12月31日ま での間に、仕訳帳及び総勘定元帳の電磁的記録による 備付け及び保存を行うことで、65万円の青色申告特別 控除を受けることができます。【提出期限終了】 【これまで】 【変更点①②】 【変更点③】 青色申告特別控除 基礎控除8
令和2年分以降から、所得税の準確定申告書をe-Taxで提出できるようになりました。 【提出が必要な書類等】 ※1 相続人が1名の場合でも必ず②付表をe-Tax(XML形式)で提出する必要があります。 ※2 相続人が2名以上いる場合は、各相続人が申告内容等を確認した上で、自署で署名・捺印した③確認書のイメージデータ (PDF形式)をe-Taxで送信する必要があります。 ※3 相続人が2名以上いる場合で、相続人代表が、その他の相続人が受け取るべき還付金を代表して受け取る場合には、各相続 人が申告内容や還付額等を確認した上で、自署で署名・捺印した④委任状を書面で提出する必要があります。 【送信するために必要な利用者識別番号(ID)及び電子証明書】 ※1 相続人代表がe-Taxで送信する場合は、申告を行う相続人代表の電子証明書の添付が必要です。 ※2 税理士による代理送信の場合は、税理士の電子証明書を添付すれば、相続人代表の電子証明書の添付は省略できます。 【留意事項】 国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーで、準確定申告書を作成・送信することはできないため、e-Taxソフ ト等を利用。 番号 提出書類 提出方法 ① 所得税及び復興特別所得税の準確定申告書 ※1 e-Tax(XML形式) ② 死亡した者の令和_年分の所得税及び復興特別所得税の準確定申告書付表 ※1 e-Tax(XML形式) ③ 準確定申告書の確認書 ※2 e-Tax(PDF形式) ④ 委任状 ※3 書面 申告者 e-Taxで利用するID(利用者識別番号) 添付する電子証明書 相続人代表 相続人代表のID(1名分のみ) 相続人代表の電子証明書(1名分のみ) ※1 税理士 (代理送信) 税理士のID相続人代表のID(1名分のみ) 税理士の電子証明書 ※2
3 e-Taxトピックス
③ 準確定申告(死亡の場合)のe-Tax対応
9
④ 電子納税証明書の代理請求・代理受領
【これまで】 納税証明書は、代理人(税理士)によるe-Tax請求はできましたが、代理受領はできませんでした。 また、代理請求の場合、発行手数料は納税者本人による電子納付や、電子納税証明書は納税者本人の メッセージボックスからダウンロードする必要がありました。 【令和3年7月1日以後に提出される納税証明書の代理電子請求から適用】 e-Taxによる納税証明書の請求時に委任状の添付を可能とし、代理人が納税者本人の電子署名等が 付された委任状を添付することにより、e-Taxによる納税証明書の電子請求から受領までの一連の手続 を行うことができます。 税務署 (e-Tax) 代理人 ① 納税証明書の 請求・受領の委任 ③ 納税証明書の 代理受領 委任者 納税証明書 (データ) 委任状 (データ) ② 納税証明書の代理請求 委任者 署名 代理人 署名3 e-Taxトピックス
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⑤ 偽造防止を施した電子納税証明書の発行
【これまで】 印刷した電子納税証明書は、無効な納税証明書として取り扱われていました。 【令和3年7月1日以後に発行する電子納税証明書から適用】 電子署名等を付した電子納税証明書(XML形式)に加え、電子納税証明書(PDF形式)に偽造防止 (QRコード※等)を施すことで電子署名等を付さずに発行できるようになります。 印刷した電子納税証明書(PDF形式)を有効な納税証明書として取り扱うため、国税庁ホーム ページ等で真正性(偽造の有無)を確認できるシステムの改修を行います。 税務署 (e-Tax) 納税者 納税証明書 (PDF) QRコード ① 納税証明書の電子的請求 ② 納税証明書の電子的受領 ⑤ 国税庁ホームページ においてQRコード により真正性を確認 納税証明書 (書面) QRコード 納税証明書 (書面) QRコード 金融機関 金融機関 ③ 書面印刷 (複数枚可) ④ 金融機関へ納税証明書(書面)を提出 (PDFデータでも提出可能)3 e-Taxトピックス
※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です.11
4 マイナンバーカードはお早めの申請・取得を!
【マイナンバーカードはこんなに便利です!】 マイナポータルを活用することで、確定申告書への自動入力だけでなく、各種行政手続のオンライン申請 ができます。今後は健康保険証としても利用できるようになり、暮らしの中でますます便利になります。 【マイナポータルとは】 行政手続のオンライン申請や行政からのお知らせを受け取ることができる自分専用のサイトです。 マイナポータル画面イメージ マイナポータルから 確定申告書への自動 入力が始まりました コンビニ等で住民票、 印鑑登録証明書等を 取得できます 健康保険証として 利用できます (令和3年3月予定) 本人確認のための 身分証明書として 利用できます 令和2年12月末以降、各地方自治体からQRコード付きのマイナンバー カード交付申請書を発送しておりますので、申請にご活用ください。12
【参考】マイナンバーの通知カードの発行等の廃止
【通知カードの発行等の廃止】 デジタル手続法※により、マイナンバーの通知カードの発行及び記載事項変更等の手続が廃止されま した。デジタル手続法の施行日以降、通知カードの代わりに「個人番号通知書」が交付されます。 ※ 「情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続 等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律」 (令和元年5月31日付公布、令和2年5月25日施行) 【番号法※における番号確認書類】 ① 通知カード 住所、氏名等の記載事項に変更がない場合又は正しく記載事項の変更手続がとられている場合に限 り、引き続き、番号確認書類として利用できます(デジタル手続法の経過措置)。 ② 個人番号通知書 番号確認書類として利用できません。 ※ 「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」13
【確定申告期間(令和3年1月12 日(火)~3月15 日(月))】 ・ 月曜日~金曜日(2月11 日(木・祝)、23 日(火・祝)を除く。) 9時~20 時 ・ 日曜日(2月21 日、28 日、3月7日、14 日に限る。) 9時~20 時 【通常期(確定申告期間以外)】 月曜日~金曜日(休祝日及び12 月29 日~1月3日を除く。)9時~17 時 【確定申告期間(令和3年1月4日(月)~3月31日(水))】 全日(土日、祝日を含む。) 24 時間 (注)1 1月4日(月)は8時30 分から受付開始。 2 毎週月曜日0時~8時30 分及び3月21 日(日)終日のメンテナンス時間を除く。 ただし、3月15 日(月)は終日受付を実施。 【通常期(確定申告期間以外)】 ・ 月曜日~金曜日(休祝日及び12 月29 日~1月3日を除く。) 24 時間 (注)休祝日の翌稼働日は8時30 分から受付開始。 ・ 毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日 8時30 分~24 時