131.
611.37膽 汁 鬱 滯 ニ依 ル 膵 臟 ノ組 織 學 的 變 化 ニ就 テ
1. 特 ニ 「ラ」氏 島Golgi氏 装 置 ノ 變 化 ニ 就 テ
岡山醫科 大學解 剖學敎室(指 導上坂名譽敎授)
建
義
郎
[昭 和7年4月6日 受 稿]Aus dem Anatomischen
Institut
der Med.
Universitat
Okayama
(Leiter: Emeritus-Prof.
Dr. K. Kosaka).
Uber eine histologische Veranderung des Pankreas,
die durch die Gallenstauung hervorgerufen wird.
(Besonders uber die Veranderung des Golgischen Apparates
der Langerhanschen Inseln).
Von
Yoshiro
Tate.
Eingegangen am 6. April 1932.
Der Verfasser unterband bei Kaninchen den Ductus choledochus, um einen kunst
lichen Ikterus auftreten zu lassen. Er totete die Tiere am 2., 4., 6., 8., und 11. Tage nach
der Operation, und untersuchte ihre Pankreaszellen, besonders den Golgischen Apparat
der Inselzellen.
24 Stunden nach Operation erweist der Apparat noch keine nennenswerte Ver
anderung.
Am 4. Tage nach Operation ist der Apparat etwas deutlich entwickelt.
Spater aber, zerfallt der Apparat in Kornchen.
Am 11. Tage nach Operation sieht man
als seinen Rest nur staubchenartige Kornchen oder gar nichts. Der Leib der Inselzellen
selbst quellt desto mehr auf, je langer die Zeit nach Operation vergeht.
Der oben erwahnte Befund ist darauf zuruckzufubren, dass der Bestandteil der
Gallensaft, besonders die Gallensaure infolge der Unterbindung des Ductus choledochs
im Blut stagniert.
Dass der Golgische Apparat anfangs sich entwickelt, beruht
wahrscheinlich auf dem Cholesterin, welches als ein Bestandteil der Gallensaure im
Blut allmahlich sich vermehrt.
Mit der Aufquellung
des Zellleibs
stellt sich die Zellfunktion
ein, und
infolge
dessen
tritt
der
Apparat
allmahlich
in den
Hintergrund,
um endlich
ganz zu
verschwinden.
Die Aufquellung
der Zellen wird, wie ich glaube, dadurch
verursacht,
dass das
Eiweiss der Zellen um der Gallensaure willen aufquillt, indem die Letztere
das Wasser
in sich zieht.
(Kurze Inhaltsangabe).
目
次
1. 緖 論 2. 文 獻 3. 實 驗 材 料 竝 ニ實 驗 方 法 4. 實 驗 成 績 a) 一 般 所 見 b) 鏡 檢 所 見 5. 總 括 竝 ニ考 按 6. 結 論 1. 緖 論Mann及
ビMagath氏
ノ犬 ニ於 ケ ル肝 臟 全摘 出 ノ實驗 ニ據 レバ最 モ著 明 ナ ル現象 トシテハ血
糖 量 ノ低 下 ヲ來 シ次 デ腦 症 状 ヲ惹 起 シ,死 ノ轉 歸 ヲ トル ト.他 方 ニ於 テ膽 汁 ガ種 々 ノ原 因 ニ依
リテ 腸 内 排 泄 ヲ阻 害 セ ラ レタル 場 合 ニ ハ膽 汁 ハ血 液 中 ニ移 行 シ黄 疸 ヲ發 シ,膽 汁酸 ガ血 球 ヲ溶
解 ス ル程 度 ニ達 ス レバ所 謂 膽 毒 症(Cholamie)ヲ
起 シ,皮 膚,粘 膜 ノ黄 染,脉
〓 ノ緩 徐,血 壓
下 降,血 糖 量 ノ低 下 竝 ニ腦 症 状 及 ビ昏 睡 状 態 ヲ來 ス事 ハ周 知 ノ事 實 ナ リ.
然 レ共 此 場 合 血 糖 ト重 大 ナル 關 係 ヲ有 ス ル膵臟 「ラ」氏 島 ノ組 織 學 的 變 化 ニ就 テ ハ未 ダ詳 細 ナ
ル 記 載 ヲ 見 ズ,又 從 來 膽 汁鬱 滯 ニ依 ル諸種 臟 器 ノ組職 學 的 變 化 ヲ檢 セ ン爲 メ輸 膽 管 結紮 試 驗 ノ
行 ハ レタ ル モ ノ少 カ ラズ ト雖 モ此 際 ニ於 ケル膵 臟 ノ組 織 學 的變 化 ニ就 テ ノ檢 索 ハ稍 々等 閑 ニ附
セ ラ レタ ル カ ノ如 キ感 ア リ.
尚 ホ膵 臟 「ラ」氏 島 ト甲 状腺 トハ 含水 炭 素新 陳 代 謝 ニ對 シ互 ニ頡 頏 作 用 ヲ有 シ,「 ラ」氏 島 ハ之
ヲ抑 制 セ シメ,甲 状 腺 ハ之 ヲ促 進 セ シム ル 事 實 ハ, Loland, Falta u. Bertell,山 田氏 等 ノ報 告 ニ
依 リテ モ明 カ ナ ル所 ニ シテ膽 汁 鬱 滯 ニ ヨル 甲 状腺 ノ組 識 學 的變 化 ニ關 シテ ハ,土 井, Hurthle,
Muller等
ノ諸 氏 ハ犬 ニ就 キ又Blumreich,
Yacoby氏
等 ハ家 兎 ニ就 キ實 驗 シ何 レモ同腺 ノ分 泌
機 能 ガ亢 進 セル ヲ認 メタ リ.之 ヲ以 テ 見 レバ 含 水 炭 素新 陳 代謝 上甲 状 腺 ニ對 シ互 ニ頡 頏 作 用 ヲ
有 スル膵 臟 「ラ」
氏 島 ガ膽 汁 鬱 滯 ノ際 如何 ナ ル組 織 學 的 變化 ヲ呈 ス ルヤ ハ特 ニ興 味 アル 事 トス.
是 レ余 ノ本 實 驗 ヲ企 テ シ所 以 ナ リ.
2.
文
獻
上 陳 ノ如 ク輸 膽 管 結 紮 ヲ行 ヒ 人 工 的 ニ黄 疸 ヲ起 サ シ メ,種 々臟 器 ノ組 織學 的 檢 索 ヲ行 ヘ ル業 績 ハ 比 較 的 多 キ モ,膵 臟 ニ關 ス ルモ ノハ 余 ノ渉 獵 範 圍 内 ニ之 ヲ見 ズ,殊 ニ血 糖 ト重 大 ナ ル 關 係 ヲ有 ス ル膵 臟「ラ」氏島 ニ 就 テ ノ報 告,就 中 同 島 細 胞 ノGolgi氏 装 置 ノ 變 化 ニ就 テ ノ報 告 ハ大 森 氏 ガ 甲 状腺 摘 出後 及 ビ葡 萄 糖 注 射 後 ニ之 ヲ檢 セ シ外 殆 ド絶 無 ナ ル ガ如 シ. 最 近 我敎 室 ノ柏 木 氏(1930)ハ 家兎 ニ 於 テ 輸 膽 管 結 紮 手 術 ヲ行 ヒ,又 一 方 ニ膽 汁竝 ニ「ヒ ヨ ー ル」酸 ヲ注 射 シテ 心 筋 繊 維 ノ組 織 學 的 檢 索 ヲ行 ヒ タ ル ニ,程 度 ニ差 異 ア ル モ何 レ モ 心 筋 繊 維 ハ 太 サ ヲ增 シ,核 モ多 少 膨 脹 シ殊 ニ肉 漿 ガ水 分 ヲ取 テ 膨 脹 ス ル事 ヲ認 メ, 岡 田 氏(1931)ハ 同 ジ ク家 兎 ニ於 テ 同 一 實 驗 ノ下 ニ諸 種神 經 細 胞 ノNissl氏 小 體 竝 ニGolgi氏 装 置 ノ形 態 的 變 化 ヲ追 及 シ タル ニNissl氏 小 體 ハ 塵 埃 状 崩潰 ニ 陷 リ或 ハ 融 解 シ細 胞 體 ハ 膨 脹 シ,核 モ亦 透 明 度 ヲ減 ジGolgi氏 装 置 ハ 術 後 ノ經 過 日數 ニ比 例 シテ 漸 次 消 失 シ,後 ニハ 只 幽 微 ナ ル痕 跡 ヲ殘 ス ニ至 ル ト報 告 セ リ. 新 島氏(日 本 微 生 物 學 會 雜 誌)ノ 輸 膽 管 ヲ結 紮 セ シ 家 兎 竝 ニ家 鷄 ニ於 テ 肝 臟 ノ組 織 學 的 檢 索 ニ依 レ バ一 定 時 日 ノ後 ニハ 肝 臟 組 織 ニ 小葉 間 結 締 組 織 ノ增殖 ヲ 認 メ タ リ. Hurthle (1894)ハ 輸 膽 管 ヲ結 紮 シタ ル犬 ニ就 キ 甲 状 腺 ヲ檢 セ シ ニ,分 泌 機 能 亢 進 ノ像 ヲ認 メ,之 ヲ循 環 血 中 ニ混 ゼ ル 膽 汁 ノ刺 戟 ニ依 ル モ ノ トセ リ.次 デ Bozzi (1895)ハ 此 成 績 ヲ否 認 セ シモMuller (1896) ハ 同 一 實 驗 ヲ犬 及 ビ猫 ニ施 シ,猫 ニ ア リテ ハ 何 等 特 記 スベ キ變 化 ヲ認 メザ リシ モ犬 ニ於 テ ハ 甲 状 腺 肥 大 ニ加 ル ニ臚 胞 内 容增 加 シ恰 モ膠 樣 性 甲 状 腺腫 ノ像 ヲ 呈 ス ル ヲ認 メ其 原 因 ヲHurthle氏 ト同 ジク 循 環 血 中 ノ膽 汁 ノ刺 戟 ニ依 ル モ ノ トセ リ. Blumreich u. Yacoby (1896)ハ 甲 状 腺 截 除 術 ヲ施 シ タル 家 兎 ヲ剖 檢 セ シ ニ,多 ク ノ場 合 ニ於 テ膽 汁 分 泌 ハ增 進 シ,膽 嚢 ハ 其 内容 充 盈 ノ爲 ニ著 シ ク緊 張 セ ル ヲ見,膽 汁 鬱 滯 ハ 甲 状腺 機 能 ニ一 定 ノ影 響 ヲ及 ボ ス モ ノ ニシテ 相 互 ノ間 ニ密 接 ナ ル關 係 ア ル モ ノ トセ リ. 以上 ノ報 告 例 ヲ通 覽 スル ニ膽 汁 鬱 滯 ハ常 ニ甲 状 腺 ニ 一定 ノ影 響 ヲ及 ボ シ其 分泌 機能 ヲ亢進 セ シム ル事 疑 ナ キ ガ如 シ. 然 ラバ 甲 状腺 ト一 定 ノ關 係 ア ル 膵 臟「ラ」氏 島 ハ 膽 汁 鬱 滯 ノ際如 何 ナ ル變 化 ヲ起 ス ヤ ハ 興 味 ア ル 問題 ナ リトス.
3. 實驗材料竝ニ實驗方法
實 驗材 料 ハ 總 テ 同一 條 件 ノ下 ニ一 定 期 間 豆 腐 粕 ニ テ飼 養 セ シ健康 ナ ル2000g内 外 ノ白色 雄性 家兎 ヲ使 用 セ リ.其 總 數27頭 ナ ル モ 内15頭 ハ所 定 ノ時 日内 ニ 斃 死 セ シガ故 ニ之 ヲ除 外 セ リ. 元 來家 兎 ニ於 ケ ル輸 膽 管 結 紮 ハ頗 ル危 險 ノ モ ノ ニ シテ,種 々 ノ文 獻 ヲ見 ル ニ,多 クハ5-6日 以 上 ハ 生 存 セ ズ ト云 フ.糟 谷 氏 ノ記 載 ヲ見 ル ニ,Landau氏 ハ 5-6日 以 上生 存 セ ズ トシ,Gerhardt氏 ハ36例 中 半 數 ハ3日 以 内 ニ死 ス ト云 ヘ リ.余 ノ實 驗 例 ニ徴 スル モ 1週 間 以 上 生 存 シ得 タル モ ノハ僅 々6頭 ニ ス ギズ. 手 術 ハ 早 朝 空 腹 時 ニ 於 テ 胃 ノ 空 虚 ナ ル 時 ヲ 選 ビ 背 位 ニ 固 定 シ 無 麻 醉 ニ テ 正 中 線 ニ 於 テ 開 腹 シ,輸 膽 管 ヲ 十 二 指 腸 開 口 部 直 前 ト夫 レ ヨ リ可 及 的 上 方 ニ 於 テ 二 重 ニ 結 紮 シ其 間 ヲ 切 除 セ リ.是 レ單 ニ 結 紮 シ 切 斷 ス ル ト キ ハ 其 兩 斷 部 癒 合 シ漸 次 膽 汁 流 通 ス ル 事 ア レ バ ナ リ.術 後2日,4日,6日,8日 ,11日 目 ニ 於 テ 各2-3頭 宛 ヲ 空 氣 栓 塞 ニ テ 殺 シ,可 及 的 速 ニ 膵 臟 ヲ 採 リ一 部 ハCajal氏 ノUransilber-methodeニ 依 リ Golgi氏 装 置 ヲ檢 シ,一 部 ハ10%Formalinニ テ 固 定 ノ 後Hamatoxylin-Eosin染 色 ヲ 行 ヘ リ.4. 實
驗
成
績
a) 一
般
所
見
107術 後 動 物 ハ24時 間 以 内 ニ例 外 ナ ク黄 疸 ヲ發 シ食 慾 不 振,元 氣 阻 喪 トナ リ,多 クハ 術 後2-3日 ニ シテ 斃 死 セ リ.幸 ニ此 期 ヲ耐 ヘ得 タル モ ルハ一 時 元 氣 恢 復 シ食 慾 亦 稍 々亢 進 ス ル モ 間 モ ナ ク再 ビ元 氣 阻 喪 シ,食 慾 不 振 トナ リ,全 身 衰 弱 ハ 日 ト共 ニ著 明 トナ リ遂 ニ 沈鬱 状 態 トナ ル. 術 後10日 以 上 生 存 セ シモ ノハ 極 メテ 稀 ナ リ.體重 ハ 總 テ 減 少 ス.經 過 中 痙 攣 發 作 ヲ見 タル モ ノナ シ, 今,術 後 屠 殺 時 迄 ノ體 重 減少 ヲ表示 ス レバ 次 ノ如 シ. 各例 ハ2-3頭 宛 行 ヒ タル モ群 別 ニ シテ一 括 シテ 述 ブ.
b) 鏡
檢
所
見
第1群 術 後2日 目 ニ致 死 セ シ メ シ モ ノ 剖 檢 眼 瞼 結 膜 淡 黄 ニ シテ,肝 臟 竝 ニ腹 腔諸 臟 器 黄 色 ヲ帶 ビ輸 膽 管 兩斷 端 結紮 部 ニ 輕 度 ノ纎 維 素 性 沈 着 ア リ,腸 竝 ニ其 周 圍 組 織 トノ癒 着 ナ シ,輸 膽 管 兩 斷 端 部 ハ完 全 ニ閉 鎖 セ リ,膽 嚢 ハ 中 等 度 ニ膨 滿 セ リ. 「ラ」氏島Golgi氏 装 置 ハ其 發育 平常 ノモ ノニ比 シ 大 差 ナ ク多 ク ハ互 ニ纒 絡 セ ル絲 状物 ノ集 團 トナ リテ 核 ヲ圍 繞 セ リ,尚 ホ 其他 核 ノ1側 ニア ル モ ノ,又 ハ 核 ノ兩 側 ニア ル モ ノ及 ビ核 ノ大 部分 ヲ圍 繞 ス ル モノ 等 種 々 ノ形 状 ヲ 呈 セ ル モ ノ ヲ 見 ル(Fig. 1). Fig 1. 第2群 術 後4日 目 ニ致 死 セ シ メ シ モ ノ 剖 檢 眼 瞼 結 膜 竝 ニ 口腔 粘 膜 著 シ ク黄 染 シ肝 臟 竝 ニ腹 腔諸 臟 器 復 高 度 ニ黄 染 セ リ.肝 臟 ハ其 組 織 脆 弱 ナ リ,輸 膽 管 兩 斷 端 部 ニ纎 維 素 性 沈 着 ア リテ 腸 竝 ニ 周 圍 組 織 ト輕度 ノ癒 着 アル モ結 紮 部 兩 斷 端 部 ハ完 全 ニ閉 鎖 セ リ.膽 嚢 ハ 著 シ ク膨 滿 ス. 「ラ」氏島 細 胞 體 ハ 稍 々 膨 大 シ,其Golgi氏 装 置 ハ 粗 大 ノ顆粒 及 ビ絲 状 物 ヨ リナ リ一 般 ニ著 シ ク發 育 シ 屡 々細 胞 體 内 ヲ充 填 セ ル ヲ見 ル(Fig. 2).108
Fig. 2. 第3群 術 後6日 目 ニ致 死 セ シ メ シモ ノ 剖 檢 眼 瞼 結 膜 竝 ニ 口腔 粘 膜 強度 ニ黄 染 シ,肝 臟 竝 ニ腹 腔諸 臟 器 復 著 シ ク黄 色 ヲ帶 ブ,殊 ニ肝 臟 ハ組 織 脆 弱 ニ シテ 其 表 面 ニハ 大 小 種 々 ノ帶 黄 緑 色 ノ斑 點 ヲ見 ル.膽 嚢 及 ビ輸 膽 管 ハ著 シク擴 張 シ,暗 緑 色 ノ 内容 ヲ充 滿 セ リ.輸 膽 管 結 紮 部 兩斷 端 ニハ纎 維 素 性 沈 着 ア リテ周 圍 組 織 竝 ニ腸 ト癒 着 ア ル モ結 紮 部 ハ完 全 ニ閉 鎖 セ リ. 「ラ」氏 島 ノ細 胞 ハ前 例 ニ比 シテ 稍 々 著 シ ク 膨 大 シ,Golgi氏 装 置 ハ一 般 ニ發 育 稍 々微 弱 ニ シテ 少 數 ノ 粗 顆 粒 ヨ リナ ル 其 全 體 ハ 多 クハ核 ヲ基 底 トシテ1側 ニ延 ビ タル 長 三 角 形 ヲ呈 シ,又 ハ 舌 状 ヲ呈 セ リ. 然 レ共 又 原 形 質 内 ニ廣 ク 分 散 セ ル モ ノ モ之 ヲ見 ル (Fig. 3). Fig. 3. 第4群 術 後8日 目 ニ致 死 セ シ シ メモ ノ 剖檢 所 見 ハ 總 テ第3群 ノモ ノ ト同 ジ.但 シ肝 臟 ハ 稍 々硬 度 ヲ增 シ表 面 ノ色 澤 ハ寧 ロ黒 色 ニ近 シ,結 紮 部 兩 斷 端 ハ完 全 ニ閉 鎖 セ リラ.
「ラ」氏 島 細 胞 ハ一 層 著 シ ク膨 大 シ,Golgi氏 装 置 ハ 微 細 ノ顆 粒 ヨ リナ リ互 ニ集 合 シテ 多 ク ハ環 状 ニ核 ヲ圍 繞 セ リ,所 々 ニ核 ノ兩 側 ニ長 三 角 形 ニ延 ビ タル モ ノ ヲ 見 ル モ 其 ノ數 僅 少 ナ リ.Golgi氏 装 置 ノ發 育 ハ 概 シ テ 微 弱 ナ リ(Fig. 4). Fig. 4. 第5群 術 後11日 目 ニ致 死 セ シ メ シ モ ノ 剖 檢 所 見 ハ 總 テ 前 例 ト同 ジ.但 シ肝 臟 ハ 一 層 硬 度 ヲ增 セ リ,結 紮 部 兩 斷 端 ハ完 全 ニ閉 鎖 セ リ. 「ラ」氏 島 細胞 體 ハ 一 層 著 明 ニ膨 大 シ,且 島 ト實 質 トノ境 界 ハ 稍 々不 明 瞭 ナ リ. Golgi氏 装 置 ハ微 細 ノ顆 粒 ヨ リナ リ發 育 極 メ テ幽 微 ニ シテ 其 顆 粒 ハ 原 形 質 内 ニ僅 ニ塵 埃 状 ニ散 在 シ或 ハ 殆 ド存 在 セ ザ ル ニ到 ル(Eig. 5). Fig. 5.