Research on Atmospheric Assimilating Capacity and Air Pollution Control System of Industrial Municipalities in Taiwan Area

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(1)Title. Author(s). Citation. Issue Date. URL. Research on Atmospheric Assimilating Capacity and Air Pollution Control System of Industrial Municipalities in Taiwan Area( Abstract_要旨 ) Chuang, Chin-Yuan. 京都大学. 1984-07-23. https://doi.org/10.14989/doctor.r5345. Right. Type. Textversion. Thesis or Dissertation. author. Kyoto University.

(2) 軒L o8 3 源 1 ル士. ". 工. 学 位 記 番 号. 悼. 学. 論. 学 位 の 種 類. "工. 名. 進. 荘. 氏. 博 第1 71 5号. 学位授与 の 日付. 昭 和 5 9年 7 月 2 3日. 学位授与 の要件. 学 位 規 則 第 5粂 第 2項 該 当. 学 位論文 題 目. Re s e ar c honAt mos phe r i cAs s i mi l at i ngCapac i t yandAi r Pol l ut i onCont r olSys t e m ofl n血 s t r i alMuni c i pal i t i e si n Tai w・ anAr e a ( 台湾地区工業都市域におけ る大気容量お よび大気汚染 の対策 システムに関す る研究). 論 文 調査 委員. 芽 彦 )平 岡 正 勝. 論. 文. 内. 教 授 山本 剛夫. 容. の. 要. 教庵. 高橋 幹 二. 旨. 本論文は,台湾の工業都市域における大気汚染物質に よる環境汚染を防止す ることを 目的 として,同地 域特有の亜熱帯気象下での大気拡散状況を明 らかに し, さらにその汚染制御方策を論 じた もめであ り, 2 編計 7葦か らなっている。 第 1編は技術的に必要 な基本 データの収集 と,汚染現象の拡散解析を中心 とし,第 1章か ら第 5葦で構 成 され る。第 2編は,環境保全のための大気汚染制御方策の開発に関す るもので,第 6章 と第 7章で構成 される。 第 1章 は,序論にあたるものであって,台湾の大気汚染の現状 と,台湾地域の工業都市の配置,規模, 産業の活動,汚染物質の発生量等の総合的な特性を明 らかにす る とともに,同地域 の大気質の監視 の現状 を示す ことを行い,大気汚染防止のための発生源 の制御政策の必要性について述べている0 第 2章では,台湾の大気汚染に関係す る気象現象の特性を明 らかに している。す なわ ち,台湾南部地域\ と北部地域では気供特性が異なることに着 目し, まず南部地域 の一般的な気象特性,風向 ・風速の特性, 大気安定性を示 し,北部のそれ らと比較 している。 第 3章では,南部の代表的工業地域である高雄で,煙突か ら出る汚染物質の拡散に関す る実験研究を行 )ソグ網 っている. すなわ ち発電所 の煙突か ら SF6 を トレ-サ ーとして放 出 し, その風下 に空気サ ンプ T を扇状に配 し, トレーサ ーの濃度分布の測定を行 うと同時に,付近の気象状況を観測 して,風向 ・風速 ・ 大気安定度の解析を行 った。 第 4章では,第 3葦のデータを利用 して,大気の鉛直方向,水平方向の拡散パ ラメータを求め,従来温. s qui l 1 Gi fOr d の拡散図表 とその結果を比較 している. また,痩 帯地方で確立 された,大気拡散を示す Pa の有効煙突高 さ, フユ ミゲ-シ ョンの現象に関 して も論及 し,海岸か ら発達す る内部境界層に よる煙のフ ユ ミダーシ ョソの効果について述べている。 第 5章では,北部地域 の代表的都市の台北市近郊の火力発電所 の煙突を使 った SF6 トレーサー実験 とそ -8 2 3-.

(3) の結果を示 している。当地で も,拡散パ ラメータ,有効煙突高 さ,大気安定度の推定 と解析が行われた。〝 第 6章では,大気汚染発生源制御に閑 し,対策の発行 したわが. 国 の規制法を参考に して,台湾独 自の煙 の分散係数を導入 した新 しい方策を提案 している。 これはわが国の K値規制法 よ りも, きめの細かい規制 の シであ り, 同係数の設定, シ ミュレーシ ョンの理論,その手法の導入に よって高雄地域 の大気汚染濃度 方法 シ ミュレ-シ ョンを も行 っている0 第 7章では,大気汚染制御の方策に関す る結論 として,全排出源制御 システムの手法をまとめ,技術的 な制御手法を フローチ ャ一 日こよ り表わ している。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 近年,台湾は産業,工業の急速な発展につれて,環境汚染問嶺が深刻 さを増 して きた。 とくに,いお う. 9 6 0 年代の状態 と額似 してお り,発生源の 酸化物を中心 とす る大気汚染のパターンは,わが国が経験 した1 多い高雄工業地域をは じめ とす る都市域での発生源対策が緊急の課題 となっている。 本論文は, この よ うな状況に対 して,効果的な大気汚染制御のために行 った,拡散過程 の解析から制御 方策にいたる一連の研究を まとめた ものであ り,得 られた成果の主な ものを挙げる と以下の とお りである。. 1 . 台湾は,北 回帰線を境に して,北部は亜熱帯地域,南部は熱帯地域に属 し,わが国 とは勿論,北部 と南部で も気象特性が異なっている。 したがって,大気汚染物質の伝播過程の解析には,従来; わが国お よび欧米諸国で得 られている結果の適用性には限界があ り,当地域での拡散実験に よる検証が必要であっ た。 このため,台湾地域で初めて SF¢を トレーサ ー物質 として使用 した大規模な野外拡散実験を, 南部 地域 と北部地域の二 ヶ所で行い, トレーサー濃度分布の実測値 と風向,風速の立体的な同時観測デ-ター お よび大気安定度指標か ら,水平お よび鉛直方向の拡散パラメータを,発生源 と観測点の距離の関数 とし. s qui l トGi 庁o r d線図 と比較検討 し,わが国 との て定量的な関係式にまとめ,従来一般に使用 されている Pa 遠 い,お よび台湾南部 と北部 との違 いを明 らかに している。. 2 , とくに,南部の高雄地域では,海岸線か ら発達す ると考え られ る内部境界層内での煙のフユ ミゲシ ョソ ( いぶ し現象)が拡散過程に重要で,最大着地濃度に大 きな影響を及ぼす ことを指摘 し, フユ ミゲ -シ ョソを含めた同地域の拡散過程を明 らかに している。. 3 . 大規模野外実験に よる汚染物質の伝播過程 の解析 と気象特性の解析か ら,いお う酸化物濃度分布の 予測に使用で きる精度の高い シ ミュレーシ ョンモデルを作成 した.. 4 . 汚染物質の伝播過程の解析 といお う酸化物に よる大気汚染の現状分析をふ まえて,いお う酸化物の 許容排出量 の発生源 ごとの配分の手法を開発 している。 これは,わが国のいお う酸化物 の排出規制に とら. a c kDi s pe r s i o nCo e 氏c i e ntなる概念を導 れた K値規制方式を参考に しているが, ここでは, 新たに, St 入 している。 この係数は大気の拡散条件に よって変 るものであ り, したが って,地域の気象特性に応 じて 決定 され る ものである。最 も汚染の激 しい高雄地区について, この値が実測濃度分布,気象データ,発生 源 データを使 って,季節 ごとに推定 された。. 5 . 同手法を適用す ることに よって,大気汚染制御の代替案を提示 し,代替案 ごとに とられる発生量削 減の結果 として予想 され るいお う酸化物の濃度分布を シ ミュレーシ ョンに よって求め,台湾で定め られて -8 2 4-.

(4) いる環境基準 と比較 し,その妥当性を評価 し, さ らに, いわゆる ロールノデックモデルを適用 して,合理的 ないお う酸化物 の排出量の決定法を提案 している。 以上のよ うに,本論文は,台湾の工業地域における高濃度大気汚染を防止す るため,汚染物質の伝播過 程の解析 とそれに基づいた効果的な制御手法を開発 した ものであ り,得 られた成果は,今後東南 アジア地 域 の発展途上国の指針 ともなるものであ り, また,学術上,実際上寄与す る ところが少な くない。 よって,本論文 は工学博士の論文 として価値 あるもの と認める。. 9年 5月1 8日論文内容 とそれに関連 した事項について試問を行 った結果,合格 と認めた。 また,昭和5. -. 825 -.

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