• 検索結果がありません。

〈論文〉離島地域における航路事業運営への住民参加意識の分析

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "〈論文〉離島地域における航路事業運営への住民参加意識の分析"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)生駒経済論叢. 第11巻 第2号2013年11月. 離 島地域 にお ける航路事業運営への 住民参加 意識 の分析 新 概要. 土土. 井. 太(D. 現 在,本 土 に お け る過 疎 地 域 に お い て は,市 営 バ ス の み な らず コ ミュニ テ ィバ ス 自体. も廃 止 また は 便 数 の 大 幅 減 少 とい った状 況 に追 い 込 ま れ て い る。 こ の トレ ン ドは本 土 エ リア に と ど ま らず,多. くの 島 嗅 地 域 に も波及 す る。 人 口水 準 が き わ め て低 い離 島地 域 にお け る公. 共 支 出 負 担 の 削 減 を 否 定 す る こ とは 容 易 で は な い。 但 し,こ れ らの地 域 に お け る離 島 航 路 は 交 通 手 段 で あ る と同 時 に,イ. ン フラ で もあ る こ とか ら,地 域 住 民 が い か な る協 力 意 識 を 持 っ. て い るか が 重 要 な 要 素 とな る。 上 記 目的 か ら始 ま る本 研 究 の構 成 と して は,研 究 の 位 置 づ け を2章 で 述 べ た 後,ア. ンケ ー ト調 査 の結 果 を3章 に て報 告 す る と 同時 に,集 計 結 果 や 属 性 等. の 重 要 指 標 の 結 果 も提 示 す る。 さ らに4章 に お い て数 量 化1類 分 析 を用 い る こ とに よ って, 地 域 住 民 の 受 容 意 識 に 関 す る 分析 を行 い,こ れ らの調 査 結 果 を踏 まえ た上 で 最 終 章 に お け る 結 論 部 へ と展 開 す る こ と と した い。. 離 島航 路 運 営,住 民 参 加 意 識,地 域 ソー シ ャル ・キ ャ ピ タル,ア ンケ ー ト調 査,. キ ー ワー ド. 数 量 化1類. 原 稿受理 日. Abstract. 2013年9月30日. This paper investigates. the attitudes. of the local community. to maintaining. a sea routes in the islands of Kutsuna,. of Matsuyama,. the local capital of Ehime prefecture. that. locally accumulated. ranges. ( or age groups). social capital. with regards. located 15 kilometers in Japan.. plays an important. northwest. This paper argues role, although. all age. do not share the same level of desire to participate. in the. problem. Using qualitative of resident's their attitudes. Key. words. analysis. attitudes. of data, obtained. has emerged.. toward support. Sea Routes,. Remote. by a questionnaire. The model explains. for the local transport. Islands,. questionnaire. survey,. a model. how the residents. shape. system.. survey,. Social. Capital. (1)今 回 の調 査 研 究 に あ た って, ア ン ケー トデ ー タ に回 答 して 頂 け た 多 くの方 々 に対 し,こ の場 を もっ て御 礼 申 し上 げ た い。 1(169)一.

(2) 7. 第11巻. 1.は. 第2号. じ. め. に. 1万 を超 え る 島 々 か ら構 成 され る イ ン ドネ シ ア ほ どで は な い に せ よ,我 が 国(以 降 は 日 本 と表 記 す る)も 世 界 に お け る数 少 な い島 嗅 国 家 の ひ とつ と され て い る。 先 進 地 域 に 限定 した場 合,そ の 地 理 的 特 徴 と して 多 くが大 陸型 国家 で あ る点 が 挙 げ られ る。 日本 は7,000近 く(正 確 に は6,852)の. 島 喚 に よ り構 成 さ れ て お り,こ の う ち5つ の主 要 島(本 州,北. 海. 道,九 州,四 国,沖 縄 本 島)を 除 く6,847の 島 々 が離 島(2)として 位 置 づ け られ て い る。 これ らの う ち,沖 縄 本 島 や 石垣 島 等 とい った一 部 の リ ゾー ト観 光 地 を除 くと,そ の 多 く は ご く普通 の生 活 圏 で あ り,か つ 少 子 高 齢 化 が本 土 よ りも加 速 して い る地 域 と され て い る。 現 在,本 土 にお け る過疎 地 域 に お い て は,市 営 バ ス の み な らず コ ミュニ テ ィバ ス 自体 も廃 止 また は便 数 の 大 幅 減少 とい った状 況 に追 い込 ま れ て い る。 担 当 自治 体(市 町 村)の 財 政 難 に よ る イ ン フ ラ整 備 水準 の後 退 とな る だ け に,地 域 社 会 に及 ぼす 影 響 は きわ め て 大 きな もの とな って い る。 そ して,こ. うい った トレ ン ドは本 土 内の 連 続 した 地 理 空 間 に と ど ま ら. ず,近 い将 来 に お い て 多 くの 島 喚地 域 に も波 及 す る こ と は容 易 と言 わ ざ るを 得 な い 。 財 政 危 機 とい う視 点 か ら判 断 した場 合,地 域 に お け る人 口水 準 が きわ め て 低 い 離 島 地 域 に お け る公共 支 出 負担 の 削減 を否 定 す る こ とは容 易 で は な い。 但 し,こ れ らの 地 域 に お け る離 島 航 路 は交 通 手 段 で あ る と同時 に,道(=イ. ンフ ラ)で. もあ る。 そ の こ とか ら,離 島航 路 を. 維 持 す る こ とに対 し,行 政 の み な らず,地 域 住 民 が いか な る協 力 意 識 を 持 って い るか が 重 要 な フ ァ クタ ー とな る。 これ らの背 景 か らス タ ー トした本 稿 の 構 成 と して は,先 行 研 究 の 紹 介 と本研 究 の位 置 づ け を次 章(2章)で. 述 べ た後,今 回 実 施 した ア ンケ ー ト調 査 に 関 す る結 果 を3章 に て報 告. す る。 同時 に,集 計 結 果 や 属 性 等 の 重 要 指 標 の 結 果 も提 示 す る。 加 え て4章 に お い て は今 回 の調 査 サ ンプル を用 い た数 量 化1類 分 析 を 行 う こ とに よ って,地 域 住 民 の受 容 意 識 に 関 す る分 析 を行 い,そ の 結 果 を 提 示 す る。 最 後 に,こ れ らの 調査 結 果 を踏 ま え た上 で最 終 章 で あ る結 論 部 へ と展 開 す る こ と と した い 。. (2)但. し,有 人 離 島 の 比 率 は そ れ ほ ど高 い 水 準 で な く,1割 -2(170)一. 以 下 の423島 と な って い る。.

(3) 離 島地 域 に お け る航 路 事業 運 営 へ の住 民 参加 意 識 の 分 析(新 井). 2.既. 存研究 と本研究の位置づけ. 離 島 航 路 の 現状 と地 域 社会 資本 整 備 の課 題 に つ い て は新 井[1]お. よ び新 井[2]等. に. お い て,実 証 研 究 が な され て い る が,離 島地 域 が抱 え る住 民 の特 性(高 齢 化)に 関 して は 秋 吉 他[3]ら. に よ る ケ ー ス ス タ デ ィお よ び フ ィー ル ド調 査 に よ って,精 緻 な 分 析 が な さ. れ て い る。 ま た,離 島 で は な い もの の,経 済 的 に は類 似 した地 域 特 性 を 持 つ 山村 過疎 地 域 に お け る公共 バ ス事 業 に 関す る計 量 モ デ ル分 析 と して はKakimoto[4]等. に よ る費 用 モ. デ ル 分 析 に よ る推 計 と提 言 が述 べ られ て い る。 これ に,路 線 と い う ネ ッ トワー クの概 念 を 考 慮 して効 率 性 を検 証 して い る分 析 例 と して溝 上 他[5]が 次 に,交. 挙 げ られ る。. 通 面 の整 備 が ま ちづ く りの 重 要 な 要 因 と な る こ とか ら,住 民 の 満 足 度 形 成 と. い った心 理 的方 略 の交 通 計 画 へ の適 用 可 能 性 につ いて 述 べ た 藤 井[6]の. 指摘 は 有 用 な も. の と言 え よ う。 ま た,離 島航 路 にせ よ 中 山間 地 域 に お け るバ ス事 業 にせ よ,そ の ユ ニ バ ー サ ル サ ー ビス と い う公 共 性 に集 中す る な らば,竹 内 ・古 田[7コ. に よ る コ ミュニ テ ィバ ス. 運 行 に 関す る財 源 問題 の指 摘 は考 慮 に値 す る。 これ らの地 域 交 通 ネ ッ トワ ー ク問 題 研 究 に対 し,2000年 以 降 はPutnum[8]に. 見 られ. る よ う な ソー シ ャル ・キ ャ ピ タル の 概 念 を 取 り入 れ た分 析 例 が 蓄 積 され つ つ あ る。 谷 内 〔9]ら に よ る地 域 バ ス事 業 に お け る地 域 住 民 の 参 加 意 識 の分 析 は,地 域 ソー シ ャル ・キ ャ ピタ ル に基 づ くア ンケ ー ト値 を用 いた 数 量 化 分 析 を 適 用 す る こ とに よ り,住 民 の 負担 金 に 対 す る支 払 い意 思 を定 量 的 に把 握 す る こ と に成 功 して い る。 また,川 端[10]ら. は住 民 自. らが作 り上 げ た地 域 バ ス運 営 主 体 へ の 移 行 可 能 性 を め ぐり,ア ンケ ー ト調 査 を行 った上 で 因子 分 析 と共 分 散 分 析 に よ って地 域 住 民 の心 理 的受 容 度 と協 力度 の因 子 抽 出 を試 み て い る。 本 稿 に お いて は,基 本 的 な 研 究 フ レー ム ワー クは既 に述 べ た先 行 研 究 の枠 組 み に沿 う形 を取 る。 但 し,既 存 研 究 の 多 くは過 疎 地 域 にお け る コ ミュニ テ ィバ ス事 業 や デ マ ン ドタ ク シ ー事 業 が 中心 で あ る こ と に対 し,本 研 究 で は 離 島航 路 を 対象 とす る点 で異 な る。 コ ンセ プ トと して ソ ー シ ャル ・キ ャ ピ タル を 用 い る点 に つ い て は 谷 内他[9]と 同様 で あ り,本 稿 で は新 井[11]で. 川 端 他[10]と. も用 い られ た地 域 ソー シ ャル ・キ ャ ピタ ル変 数 を ア ン. ケ ー ト調 査 に よ って 作 成 し,代 理 変 数 と して扱 う こ と とす る。 そ の背 景 と して地 域 住 民 の 結 び つ きが 地 域 問 題 に関 す る 共 通 認 識 を 生 み 出 す と仮 定 し,あ る種 の 紐 帯 が 蓄 積 され る ケ ー スで は積 極 的 な 地 域 運 営 マ イ ン ド(3)を 形 成 す る とい う概 念 を想 定 して い るの で あ る。 (3)国 土 交 通 省 都 市 地 域 整 備 局(離 島振 興 課)「 離 島振 興 計 画 フ ォ ロ ー ア ップ中 間 報 告 」(2010)に/ -3(171)一.

(4) 第11巻. 3。. 3.1ケ. 第2号. ア ン ケ ー ト調 査 に 関 し て. ー ス ス タ デ ィと した地 域. 本 研 究 に お いて は愛 媛 県 松 山市 を 対 象 と して い る。 松 山市 に は忽 那 諸 島 と呼 ば れ る 島 々 が 存 在 し,本 島で あ る 中島 を は じめ,津 和地 島,怒 和 島,二 神 島,睦 月 島,野 忽 那 島等 か ら構 成 され て い る 島喚 地 域ω とな って い る。ハ マ チ や タ イ と い った 魚 介 類 も豊 富 で あ るが, 同時 に蜜 柑 を 中心 とす る柑 橘 類 の 栽培 も盛 ん な地 域 と して有 名 で あ る。 拠 点 で あ る松 山市 との 往 復 航 路 お よ び各 島 間 の航 路 も,運 行 サ ー ビス は す べ て 中 島汽 船 に よ って供 給 され て い る。 運 行 ネ ッ トワー クは 松 山市 側 の 高浜 港 お よ び三 津 浜 港 のふ たつ の港 が 拠 点 と して 機 能 して い る。. 3.2ア. ンケ ー ト調 査 の概 要 と調 査 項 目. ア ンケ ー トは2012年 に二 回 に わ た り実 施 され た。 初 回 は高 浜 港,三 津 浜 港,お. よ び松 山. 市 内 を 中心 とす る ヒア リン グ調 査 で あ り,そ の次 に忽 那 諸 島 内 を 中心 とす る配 布 ・回 収 方 式 に よ る調査 で あ った。 諸 島 内人 口 は約6千 人 とさ れ て い るが,直 接 ヒア リ ング した サ ン プル結 果 と合 わ せ て 回答 数 は274で あ った(但. し配 布 数 が720で あ った た め,回 収 率 は38%. とな った)。. Table1回. 性. 年. 別. 齢. 答 者 の属 性. 男性. 42.6%. 女性. 57.4%. 10代. 0.0%. 50代. 26.5%. 20代. 1.0%. 60代. 23.1%. 30代. 7.0%. 70代. 16.2%. 40代. 22.4%. 80代 ∼. 世帯人数. 2.9人(回 答 者 平 均 世 帯 人 数). 就 職 率. 52.3%(農. 交通利 用. 62.2%(週2回. 3.8%. 家 ・ 自 営 業 含 む). 以 上 航 路 利 用). \ よ れ ば,NPOや 地 域 ボ ラ ンテ ィア に よ る活 動 が 行 わ れ て い る離 島 は全 体 の約45%に の ぼ る と述 べ られ て い る。そ の 中 で も高 知 県 ・沖 の 島 に お け る高齢 者 世 帯 の 買 い物 支 援 の ケ ー スや,愛 媛 県 ・ 弓 削 島 の よ う に 島民 出資 に よ る会 社 が 教 育 活 動 支 援 を 行 って い る例 も紹 介 され て い る。 (4)こ れ らは忽 那 七 島 と も呼 ばれ て い る。 た だ し,そ の う ちの 一 つ で あ る由 利 島 は 有 人地 域 で は な い。 4(172)一.

(5) 離 島地域 における航路事業運営への住民参加意識の分析(新 井) 回答 者 の属 性 はTable1に. 示 して あ る。 今 回 の サ ンプル に お いて は,回 答 者 は主 に40代. 以 降 に よ って構 成 され て お り,特 に50歳 代 以 降 の 回 答 が全 体 の69,6%を ら,中 高年 層(ま. た は老 人 層)が. 占め て い る こ とか. き わ め て大 き な比 重 を 占 めて い る。 も と も と学校 が少 な. い た め,子 育 て世 代 が住 む に は 問題 が あ る 島 々 もあ る こ とか ら,こ の 島 嗅 地 域 が抱 え る高 齢 化 率 は本 土 水 準 よ り も高 い こ と は各 種 人 口構 成 統 計 か らも明 らか とな って い る。 次 に地 域 住 民 の意 識 調 査 に関 す る設 問 内容 を以 下(Table2お. よ び3)に. こ こで は設 問 を6つ の分 類 に カ テ ゴ ラ イ ズ し,居 住 空 間,離 島航 路. 示 して お い た。. 島 内産 業,住 民 構 成,. イ ンフ ラ整 備 と住 民 参 加 意 欲 と に分 け られ て い る。 その 中 に各 質 問 名 称 が 表 す 内容 に て, 各 設 問 が作 られ て い る。. Table2意. 分. 類. 居住空間. 離島航路. 島内産業. 質 問 名 称. 識 調 査 項 目(住 空 間 と航 路). 質. 問. 内. 容. 地域への愛着. 現 在 住 ん で い る地 域 に愛 着 を 感 じて い る か. 友人知人 の有無. 懇 意 に して い る人 々 が い るか. 住民同士 の交流. 近 隣 住 民 との 相 互 コ ミュニ ケ ー シ ョ ンに満 足 して い る か. 地 域 の 結 びつ き. 地 域 の 問 題 に 関 して,住 民 同 士 の 共通 認 識 が形 成 さ れ て い る か. 社会活動の水準. 地 域 の 問 題 に 対 し,社 会 活動 が盛 ん に 行 わ れ て い る か. 他の地域 との連携. 地 域 の 問 題 に 対 し,他 の 島 との連 携 が とれ て い る か. 居住への満足. これ か ら も当 該地 域 に 住 み続 け た い と思 うか. 港 へ の ア クセ ス. 航 路 の 離 発着 拠 点 で あ る 港 湾 へ の ア クセ ス は近 い か. 便数. 中心市街地および島喚問を結 ぶ便数 は十分 か. 移動時間. 目的 地 へ の移 動 時 間 は適 度 と感 じて い る か. 食事およ び水分補給. 船 内に食事施設 および水分調達機器 は設置 されているか. 利用頻度. 1週 間 の 間 に離 島航 路 を 利用 す る 回数(7段. 階評 価). 公共支出1. 離 島航 路 へ の 公 的 支 出(税 投 入)は. 当然 で あ る と思 う か. 公共支出2. 離 島航 路 整 備 に は 自治 体 に加 え,よ. り多 くの 国費 が必 要 か. コス ト負 担. 自治 体負担以 外に,地 域住民 も航路運営費 の一部負担 をすべ きか. 産業規模. 現在 の島内には住民規模 に見合 うだけの産業 が存在す ると思 うか. 産業の多様性. 島 内 に あ る産 業 や仕 事 は バ ラ エ テ ィ豊 か で あ る と思 うか. 新産業 育成の可能性 将来 のために新 たな産業育成 は島内で可能 であると思 うか 賃金水準. 現在 の島内産業 における賃金水準 は全 国平均 に比べて妥 当か. 生産性 上昇 の可能性 現 在 の生 産 性 を上 昇 させ る に は,ど の よ う な変 化 が 必 要 か. 住民構成. 峯. 奮 豪. 年 齢 バ ラ ンス. 特 定 の年 齢 層 に か た よ っ た住 民 構 成 に な って い な いか. 若年 層比率. 若年層 の比率 は全 国平均 に比べ てほぼ同水準 に近 いか. 共働 き世帯. 夫婦 ともに職業 に従事 している割合 は全国平均 に比べて 同等か 5(173)一.

(6) 第11巻. 第2号. これ らの 内容 に加 え,回 答 者 の個 人 属 性 と ソ ー シ ャル ・キ ャ ピタル 保 有 度 の2分 類 につ い て も設 問 が作 成 さ れ て い る。 個 人 属 性 は性 別,年 齢 層,職 業 の 有 無,職 業 従 事者 な らば 従事 して い る産 業,扶 養 家 族 の数,世. 帯 平 均 所 得(階 層),航. 路 平 均 利 用 率 等 で あ る。 次. に地 域 ソー シ ャル ・キ ャ ピタ ル につ い て は,既 存 研 究 を 踏 まえ,地 域 内 の ネ ッ トワー ク性 の度 合 い(強 さ ま た は結 びつ き の深 さ)を 表 す 構 造 的SCに. 関 す る項 目(5)と,地 域 住 民 へ. の信 頼 性 や帰 属 コ ミュ ニ テ ィに お け る規 範 意 識 を 表 す 項 目 とな って い る。 尚,記 名 に 関 し て は無 記 名 と した。. Table3意. 分. 類. イ ン フ ラ整 備. 住民参加意欲. 識 調 査 項 目(地 域 イ ン フ ラ状 況 と住 民 協 力 姿 勢). 質 問 名 称. 質. 問. (5)こ. 容. 水道. 上下水道または井 戸の整備状 況(7段. 島内道路. 島 内 を 移 動 す る た め の一 般 道 路 の数 と広 さ は妥 当 か. エ ネ ル ギ ー1. 電 力 ・ガ ス の エ ネ ル ギ ー 供給 は本 土 と比 較 して妥 当か. エ ネ ル ギ ー2. 自家 用交 通(マ. 階評価). 港湾整備. 利用者の視点 か ら見て中心市街地側 および島娯側 の整備状況. 学 校 へ の ア クセ ス. 子供 た ちが通 学 にか け る時 間 はどれ くらいか(0,5H刻. みで 回答). 医 院 へ の ア クセ ス. か か りつ け医 へ の ア クセ ス は どれ く らいか(0.5H刻. み で 回答). 医師の有無. 各分 野(診 療 科)を 担 う医 師 は最 低1人 以 上 存 在 して い るか. 中該拠点医療機 関. 拠 点 とな る医 療 機 関 へ の ア ク セ ス は どれ く らいか. 防災拠 点の有無. 災害 時 の 防災 拠 点 は近 くに存 在 して い る か. 緊急時ヘ リ出動状況. 災害 ・救 急 時 のヘ リ空 輸 は整 備 され て い るか. 協働意 識1. 航 路 維 持 の た め,よ. 協働意識2. 航 路維 持 の た め,港 湾 整 備 にボ ラ ンテ ィア活動 を 投入 す べ きか. 協 働意識3. 船 舶 の乗 り降 りに関 して,老 人 を ケ アす る活 動 を 担 う こ とは 可能 か. 協 働意識4. 船 舶 の乗 り降 りに関 して,荷 物 上 げ下 ろ しを 手 伝 う活 動 は 担 えるか. 協 働意識5. 港 へ の子 供 た ちの 送 迎 に住 民 も協 働 す べ きで あ るか. 協働意識6. 船 舶 会 社 へ の パ ー ト・アル バ イ ト等 に よ る労 働 提 供 は 十 分 な 水準か. 協働意識7. 航 路 維 持 の た め,年 間 い くら まで な ら負 担 金 の 支 払 い 意 思 が あ るか. イ カ ー)へ の給 油 の容 易 さ(5段. 階 評 価). り多 くの 島民 が 地 域 活 動 に参 加 す べ きか. 尚,今 回 の 地 域 ソー シ ャル ・キ ャ ピタ ル(以 下 地 域SCと 谷 内他[9]に. 内. 表 記)計 測 の部 分 に関 して は,. お い て用 い られ た手 法 で はな く,既 に先 行 研 究 と して 認 知 され て い る内 閣. こで の主 な設 問 事 項 と して は近 隣 住 民 へ の 気 配 りや 挨 拶 等 に よ る付 き合 い の 程 度 等 が あ る。 -6(174)一.

(7) 離 島地 域 に お け る航 路 事 業 運 営 へ の 住 民 参 加 意識 の分 析(新 井) 府[12],お. よ び こ れ を ベ ー ス と し た 新 井[11]の. 3.3調. 主 要 部 分 を 適 用 す る こ と と した 。. 査結果. 上 記 ア ン ケ ー トの 結 果 か ら主 要 な も の を 以 下 に 示 す こ と と し た い 。 ま ず,離 識 調 査 を 示 した も の がFig.1と. な っ て い る 。現 状 の 離 島 航 路 の 便 数 お よ び ネ ッ ト ワ ー ク と. い っ た サ ー ビ ス 水 準 に 対 し,56%の. 回 答 者 が 現 状 維 持 を 望 み,ま. 一 層 の サ ー ビ ス 水 準 拡 大 」 を 希 望 して い る こ と が 明 ら か と な っ た の 約70%が に,サ. 島住 民 の意. た13%の. 回 答 者 が 「よ り. 。 こ の こ と か ら,回. 答者. 現 行 水 準 よ りサ ー ビス が 低 下 す る こ と を望 ん で い な い こ とが 認 め られ た。 逆. ー ビ ス 水 準 の 縮 小 に つ い て 受 け 入 れ る 意 思 を 示 し た の は,回. 答 者 の う ち26%に. と. ど ま っ た。. Fig.1離. 次 に,航. 島航 路 に関 す る住 民 意 識. 路 維 持 の た め の 運 営 コ ス トの 一 部 コ ス ト負 担 に 関 す る 支 払 意 思 と,地. の 相 関 に つ い て ま と め た も の が 以 下 の 図(Fig,2)と を 示 し て お り,-1と1の 「ど れ だ け の(何%)の. な っ て い る 。 横 軸 が 地 域scの. 追 加 負 担 ま で な ら許 容 出 来 る か 」 と い う(追. れ は 例 え ば 先 述 の 谷 内 他[9]と. し て も ほ ぼ 類 似 し た 結 果 を 示 し て い る。 も ち ろ ん,全 の サ ン プ ル で は な い た め,今. 加 的 な)支. 払意 思の. 位 は%)。. 結 果 と し て 正 の 相 関 を 示 し て お り(r=0.61),こ. 域SCが. 水準. 間 を 取 る よ う基 準 化 さ れ て い る 。縦 軸 は 現 在 の 料 金 水 準 に 対 し,. 水 準 を 表 し た も の と な っ て い る(単. る も の の,地. 域SCと. 住 民 の7割. ∼8割. 比較. 前 後 と い った 多 量. 回 の サ ンプ リ ング結 果 を も って判 断 を下 す こ と は早 計 で は あ. 高 い エ リ ア(ま. た は 高 い 水 準 のSCを. ほ ど地 域 支 援 へ の マ イ ン ドが 高 い こ と は,Coleman[13]が 一7(175)一. 持 つ 個 人 が 多 く存 在 す る地 域) 想 定 した よ うな 社 会 学 的 認 識.

(8) 第11巻. 第2号. か ら見 て も大 き く乖 離 し て い る と は 言 え ず,あ. Fig.2個. 但 し,金. 別scと. 銭 的 支 援 に 対 し,実. る種 の妥 当性 は見 出せ る もの と判 断 した。. 航 路 維 持 の た め の 支 払 意 思水 準. 際 の ボ ラ ン タ リー な 労 働 が 伴 う活 動 に 関 し て は 異 な る 結 果. が 認 め ら れ る こ と が 人 間 社 会 に お い て は 多 々 見 受 け ら れ る。 以 下 の 図(Fig.3)が. そのケー. ス に該 当す る と言 え よ う。. 舎 母. 二. 一   ㎜ 一. 魯     ⑬ } }. 毒 ご. 9 昏 み. @. @. @. ◎{麟}…. 一 一一一 一. 一 一② ㊥ 一一一一 一一. @・{》《}@. 一 ⑪ 一 一ひ ⑫{}一 一 一 一 一⑲. 笹. 曾 一一一麟}一. ⑧ @. 一. 一}趨. 磯 ㊤{}一 《}4・. ⑫ 一 一 一 一 一〇… 一 V=0.6765x+3.0979 R2=0.0221. 一1.0-0.8-0.6-0.4-0.20.00.20.40.60.8tO. Fig.3個. こ こ で は,あ. 別scと. くま で 仮 想 的 な 協 働 活 動(例. け る 老 人 の 乗 り降 りサ ポ ー ト等)を の 水 準 を,そ. 航 路 維 持 の た め の地 域 活 動 へ の参 加 意 欲 度. と し て 船 舶 の 荷 物 の 上 げ 下 ろ しや,港. 想 定 して い る 。 先 ほ ど の 図 と 同 様 に,横. し て 縦 軸 に は 協 働 意 欲 度 を 表 す 水 準 が 表 さ れ て い る(今 一8(176)一. 湾 にお. 軸 は 地 域SC. 回 の 参 加 意 欲 度 に関.

(9) 離 島 地域 に お け る航 路 事 業 運 営 へ の住 民 参加 意 識 の分 析(新 井) して は,1∼10の10段. 階 で プ ロ ッ トさ れ て い る 点 に 注 意 さ れ た い)。 そ して,結. は 図 に 示 さ れ る よ う な 無 相 関 が 認 め ら れ,図2の. 4.地. 果 と して. 結 果 と は 異 な る 性 質 が 認 め られ た 。. 域住民の航路維持 に対する参加協力度 の分析. 本 章 で は 地 域 住 民 の 離 島 航 路 維 持 へ の 協 力 意 識 に 対 し,地 域 交 通 特 性 と地 域 ソ ー シ ャ ル ・ キ ャ ピ タ ル,お. よ び 個 人 ま た は グ ル ー プ の 属 性 が ど の よ う な 影 響 を 与 え て い る の か,と. う点 に 着 目 し,数 お よ び5)に. 量 化1類. 分 析 を 行 う こ と と し た 。 説 明 変 数 と して は 以 下 の 表(Table4. 示 さ れ て い る 変 数 群(6)を 使 用 して い る 。. 今 回 の モ デ リ ン グ と して は,2種 特 性(地. い. 類 の もの が 使 用 さ れ て い る 。 第 一 に,地. 域 ご と に 異 な る 整 備 状 況 や サ ー ビ ス 水 準 の 違 い 等)と. 意 識 へ 影 響 を 及 ぼ す 構 造 を 想 定 した も の で あ り,第 と して の 回 答 も若 干 混 在 して い た が,こ. 地 域SCの. 二 に 個 人(サ. 域 交通 が持 つ 蓄 積水 準 が協 働. ンプ ル の 中 に は グ ル ー プ. こ で は 個 人 に 統 一 す る こ と と し た)の. か の 影 響 を 及 ぼ す と の 想 定 で あ る 。 結 果 は 以 下 の2つ. の 表(Table4,5)に. 属 性 が何 ら 示 して お い. た。 ま ず,第. 一 の ケ ー ス に つ い て,重. 相 関 係 数 が0.91と. きわ め て 高 い 数 値 とな った。 こ こ で. の 説 明 変 数 の ア イ テ ム 群 に は 「地 域 へ の 帰 属 意 識 や 愛 着 の 度 合 い 」,「家 族 や 友 人 知 人 の 有 無 」,「 目 的 地 ま で の 移 動 時 間 」(船 舶 で の 移 動 を 指 す も の),「 港 湾 へ の ア ク セ ス 」(自 宅 か ら 最 寄 りの 港 へ の 移 動 時 間 を 指 す),お. よ び 航 路 を 週 に ど れ く ら い 利 用 す る か と い う 「利. 用 頻 度 」 が 使 用 さ れ て い る 。 ア イ テ ム レ ン ジ と し て は 「地 域 へ の 愛 着 」 が 最 も高 い 水 準 を 示 し て お り,132.78で. あ っ た 。 次 が 航 路 の 利 用 頻 度 で104.59,以. 降,「 移 動 時 間 」,「家 族 や. 友 人 知 人 の 有 無 」,そ. し て 「港 へ の ア ク セ ス 」 の 順 と な っ て い る 。 カ テ ゴ リ ー 数 量 に 視 点. を 転 じ る と,「 地 域 へ の 愛 着 」(「高 い 」)が 最 も高 い 水 準(103.34)を. 示 し て お り,次. が. 「航 路 の 利 用 頻 度(「 ほ ぼ 毎 日」)」78.93と な っ て い る 。 第 二 の モ デ ル は 既 に 述 べ た よ う に 個 人 属 性 が 及 ぼ す 影 響 度 測 定 用 と して 位 置 づ け ら れ て い る が,結. 果 と して 重 相 関 係 数 が0.88と,モ. デ ル1と. 比 較 す る と相 対 的 に 低 い もの の,き. わ め て 高 い 水 準 の 値 を 示 し て い る 。 ア イ テ ム レ ン ジ は 年 齢 層 が 最 も高 く(154.38),次 世 帯 人 数(114.72),家. 計 所 得(29.58),お. よ び 性 別(8.08)と. な っ た 。 唯 一 の(と. いで 言 って. (6)今 回 の モ デ リ ング にお いて,交 通 イ ン フ ラ整 備 状 況 と地 域 ソー シ ャル ・キ ャ ピタ ル が個 別 の協 働 意 識 に何 らか の数 量 的 イ ンパ ク トを 及 ぼ す とい う仮 定 にた って 変 数 群 を 撰択 して い る。 但 し独 立 性 の検 定 を行 う こ と に よ り,関 係 性 が 見 い だ せ な か った もの に つ い て は 除外 して い る。 -9(177)一.

(10) 第11巻 Table4推. 計 結 果1(SCと. アイテム. カ テ ゴ リー. 第2号 交 逼 関 連 変 数 に よ る数 量 化1類) カ テ ゴ リー数 量. 高い. 地域 への愛着. 平均 低い 多い. 家族 や友人知人. 90分 以 上. 移動時間. 24.31 一9. 30分 未 満 ほぼ 毎 日 週 に2∼3回. 航路 の利用頻度. 週1回 以 下. 定数項. 0.79. 49.08. 0.15. 61.95. 0.33. 7.57. 0.06. 104.59. 0.64. ,76. 8.94 一11. .45. 36.54. 8.82 一16. 30分 以 上 港へ のアクセス. 132.78. 28.69. 45∼90分. 45分 以 下. 偏相関. 103.34. 少 ない いない. レ ンジ. .59. 5.22 一2. .35. 78.93 24.67 一3. .07. 42.32. 重相関係数. 0.91. 寄与率. 0.85. 良 い)経 済 変 数 で あ る家 計 所 得 に関 して は,当 初 予想 を裏 切 る結 果 とな り,個 人 の撰 択 行 動 に及 ぼ す 影 響 は相 対 的 に小 さな ウエ イ トと判 断 され る こ と とな った。 個 人 属 性 の性 別 に 関 して も,個 人 行 動 に与 え るイ ンパ ク トと して は き わ め て小 さな値 に と どま る こ とが 認 め られ た 。 カテ ゴ リー 数量 は年齢 層 の 中で 「65歳以 上 」 と回答 した層 の数 値 が きわ めて 高 く(128.54), 地 域 住 民 の 中 で も高齢 者 層 に な るほ ど地 域 貢 献 意 識 が高 くな る姿 が認 め られ る こ と と な っ た 。 次 に高 い もの と して世 帯 人数 「5人 以 上 」 と回答 した大 家 族 層 に属 す る人 々の 数 値 が 挙 げ られ る。 これ ら二 種 類 の推 計結 果 よ り,地 域 へ の愛 着 の度 合 いが 高 く,航 路 を頻 繁 に利 用 す る回 数 の 多 い状 況 に あ る人 々,但 し65歳 以 上 の高 齢 者 を 中心 とす る大 家 族(三 世 代 か は と もか く,少 な くと も5人 以 上 の メ ンバ ー構 成 を持 つ)に 属 す る個 人 が 地 域 へ の 貢 献 意 識 を 非 常 に 強 く持 って い る こ とが 明 らか とな った。. 一10(178)一.

(11) 離 島 地 域 にお け る航 路 事業 運 営 へ の住 民 参 加意 識 の分 析(新 井) Table5推 アイテム. 性. 計 結 果2(属. 性 を 変数 と した数 量 化1類). カ テ ゴ リー数 量. カ テ ゴ リー. 男性 別 65歳 以 上. 0.03. 154.38. 0.83. 114.72. 0.69. 29.58. 0.38. 13.59 一21. 39歳 以 下 5人 以 上. .33. 85.12. 3∼4人. 21.11 一8. 2人. 。96. 17.82. 平均以上 家計所得. 8.08 128.54. 40∼64歳. 世帯人数. 偏相関. 7.23. 女性. 年齢層. レ ンジ. 一 〇 .85. 本土平均. 6.33 一5. 平均以下. .43. 定数項. 38.56. 重相関係数. 0.88. 寄与率. 0.83. 5.お. わ りに. 一 結 論 と今 後 の 課 題一. 既 に前 章 の 終 わ りに お い て導 出 した よ うに,今 回 の地 域 研 究 の結 果 と して,時 代 に左 右 され に くい伝 統 的 な ライ フス タ イ ル を持 つ 高 齢 者 層 が地 域 社 会 に もた らす 影 響 の 強 さが 明 確 に な った 点 は ひ とつ の発 見 で あ ろ うか と考 え る。 但 し,今 回用 い た手 法 に も課 題 は多 く存 在 し,改 善 の余 地 は大 い に あ る。 今 回 利 用 可 能 とな った サ ン プル は350程 度 で あ り,し か も前 章 に お け る計 量 分 析 時 に個 人 べ 一 ス の 制 約 を加 え て こ と に よ って274に ま で 減 少 して い る。 今 後 は さ らな るサ ン プル 拡 大 を視 野 に 入 れ る必 要 が あ る。 ま た,地 域SCに. 関す る分 析 結 果 は 既 存 のPutnam[8]やColeman. [13]ら が 指 摘 した もの と類 似 した波 及 効 果 を 生 み 出す こ とが 今 回 の ケ ー ス ス タ デ ィで も 明 らか に な った もの の,そ れ が 「どの よ うな 経 路 で 」 もた ら され て い るの か,が 未 だ解 明 さ れ て い な い。 したが って,今 後 あ る地 域 にお いてSCの. 水 準 を 高 め る こ とが政 策 目的 と. され た場 合,具 体 的 な数 値 上 昇 の 手 法 が 解 明 出 来 な い,と い った 限 界 を抱 え て い る こ と も ま た事 実 で あ る。 ま た,統 計 的 に有 意 と され た 「高 齢 者 層 が 持 つ地 域 貢献 意 識 の高 さ」 が 真 実 だ と して も,で はい か に す れ ば若 年 層 の 地 域 協 働意 識 を高 め る こ とが可 能 とな るの か, -11(179)一.

(12) 第11巻. 第2号. とい う点 につ い て は 今 回 の研 究 が方 向性 を示 す 可 能 性 は小 さ い と言 わ ざ る を得 な い。 但 し,こ れ らの課 題 を 内包 す るにせ よ,今 後 の さ らな る少 子 高 齢 化 に よ る宅 地 エ リアの 老 朽 化 や住 宅 街 の 「空 き家 問題 」 増 大 に伴 う公 共 交 通(例 え ば コ ミュニ テ イバ スや デ マ ン ドバ ス等)の. あ り方 を議 論 す る 際 に,本 研 究 の枠 組 み は必 ず 何 らか の 形 で 役 立 つ こ と にな. る と考 え る の で あ る。. Referellce. 〔1〕. 新 井 圭 太,"離. 島 航 路 の 維 持 手 法 に 関 して 一 政 府 補 助 の あ り 方 と 民 間 活 力 の 制 度 設. 計 一,『 運 輸 と 経 済 』,VoL7,pp.40,2010年. 〔2〕. 新 井 圭 太,"沖. 縄 県 離 島 地 域 に お け る 社 会 資 本 整 備 が も た らす 生 産 性 効 果",r地. 域. 学 研 究 』,VoL39,No.2,2009年. 〔3〕. 秋 吉 一 郎 。井 内 善 臣 ・植 野 和 文 ・木 村 良 夫 ・松 浦. 地 域 社 会 に つ い て 一 香 川 県 粟 島 の 場 合 一",兵. 昭 ・前 川 晶 子,"離. 島 の超 高 齢. 庫 県 立 大 学 経 済 経 営 研 究 所,2007年6. 月. 〔4〕RyujiKakimoto,ShoshiMizokami,"BusIndustryEvaluationMethodper Route",JournaloftheEasternAsianSocietyforTransportationStudies, VoL6,pp,519-528,2005. 〔5〕. 溝 上 章 志 ・柿 本 竜 治 ・橋 本 淳 也,"路. 案",土 〔6〕. 線 別 特 性 評 価 に 基 づ くバ ス 路 線 網 再 編 手 法 の 提. 木 学 会 論 文 集,No.793/IV-68,pp.27-39,2005.. 藤 井 聡,"交. 通 計 画 の た め の 態 度 ・行 動 変 容 研 究 一 基 礎 的 技 術 と 実 務 的 展 望 一",土. 木 学 会 論 文 集,No.737,IV(60),pp,13-26,2003年. 〔7〕. 竹 内 伝 史 ・古 田 英 隆,"コ. 実,運. ミ ュ ニ テ ィバ ス 事 業 の 総 括 の 試 み 一 計 画 に よ る 理 念 と 現. 行 後 の 実 態 そ して 評 価"土. 木 計 画 学 研 究,VoL25,No.2,2008年.. 〔8〕Putnam,RobertD。,"BowlingAlone:TheCollapseandRevivalofA皿erican Community",NewYork:SimonandSchuster,2000. 〔9〕. 谷 内 久 美 子 ・猪 井 博 登 。新 田 保 次,"個. の 参 加 意 識 の 要 因 分 析",都. 人 と地 域 の 特 性 か ら見 た 住 民 の バ ス 事 業 へ. 市 計 画 論 文 集,日 本 都 市 計 画 学 会VoL44(3),pp.499-504,. 2009年10月. 〔10〕 川 端 光 昭 。松 本 昌 二 ・佐 野 可 寸 志 。土 屋 型 移 行 に 対 す る 受 容 意 識 と 方 略",社. 哲,"地. 方 集 落 に お け るバ ス運 営 の 自律. 会 技 術 研 究 論 文 集VoL7,pp。162-170,2010年3. 月. 〔11〕 新 井 圭 太,"質. 的 デ ー タ を 用 い た 地 域 ソ ー シ ャ ル ・キ ャ ピ タ ル の 推 定 一 地 域 ア ン ケ ー. ト調 査 を 用 い て 一",生. 駒 経 済 論 叢Vo1.9(2),2011年11月.. 〔12〕 内 閣 府,『 コ ミ ュ ニ テ ィ機 能 再 生 と ソ ー シ ャル ・キ ャ ピ タ ル に 関 す る 研 究 調 査 報 告 書 』,内 閣 府 経 済 社 会 総 合 研 究 所 編,2005. 〔13〕Coleman,JamesS.,``Socia王CapitalintheCreationofHumanCapita1",The AmericanJournalofSociology,VoL94,pp。95-120,1988.. 一12(180)一.

(13)

参照

関連したドキュメント

契約業者は当該機器の製造業者であ り、当該業務が可能な唯一の業者で あることから、契約の性質又は目的

大学設置基準の大綱化以来,大学における教育 研究水準の維持向上のため,各大学の自己点検評

繰延税金資産は、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26

北とぴあは「産業の発展および区民の文化水準の高揚のシンボル」を基本理念 に置き、 「産業振興」、

<RE100 ※1 に参加する建設・不動産業 ※2 の事業者>.

である水産動植物の種類の特定によってなされる︒但し︑第五種共同漁業を内容とする共同漁業権については水産動

第12条第3項 事業者は、その産業廃棄物の運搬又は処分を他 人に委託する場合には、その運搬については・ ・ ・

また、2007 年 12 月の運賃改定によりタクシー市場における Total loss は、1900 円/分ほど拡大した。運賃