IRUCAA@TDC : 質問紙法による唾液の自己認識に関する調査
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(2) 1067. 盾 著質問紙法による唾液の自己認識に関する調査 柴 田 力1) 深 井 穫 博2) 杉 原 樹2) 貢 木 書 信2) 高江洲 義 矩2) 1)千葉県 2)東貢歯科大学衛生学講座 (主任:高江洲義矩教授) 年8月24日受付) 年10月27日受理) 抄 録:日頃,容易に意識され 視覚的にも認識されやすい唾液がどのように自己認識されている かという実態を繋間紙法により明らかにすることを目的とした。調査対象者は,千葉県および茨城 県在住の成人65名であるO調査方法は,自記式薯問紙による配票調査であるo調査項目は,対象者 の属性,唾液についての自己認識,唾液についての知識,口腔内の自覚症状,全身の健康状態,常 用薬の有無,飲酒および喫煙習慣の有無,自己の性格分析である。 唾液の自覚症状については, 「唾液がよくでる」が であった。また「ロの中が荒れている 感じがする」が であった。 「口の中の荒れている感じがする」と薬剤の関係については,莱 剤常用者に臼の中の荒れを自覚している者が多かった。性差については,男性の が口の中の 荒れを感じており,男女間では明確な違いが認められた。また, 「よく話をする」性格の者は, 「唾液がよくでる」と回答する者が多かった。 辛-ワード:成人,唾液 問紙調査. 緒 旨. 唾液および唾液腺に関する歯科領域における研 究報吾は枚挙にいとまのないほどで,これまでに シェ-グレン症候群や口腔乾燥症 に関する研究も多数報害されてきたト7)。この背 景には,唾液が唄境や免疫と関連することから歯 科保健に身近であり,日頃の臨床では唾液を試料 とした の判定がなされていること が挙げられる。将来的には全身の健康状態をモニ タリングするための試料となる可能性も否定でき ない。さらに高麻化社会となり薬剤を服用する者 が増え,臼腔乾燥は老人の禾定愁訴の原因のひと. つであり切実な問題となっている。しかしなが ら,唾液についての患者および一般の人々の知識 や認識についての報吾は殆どなされていない。た とえば「唾液がよくでる」, 「唾夜があまりでな い」などの自己認識についての実態は明らかでな く,さらに主訴または自覚症状として患者の訴え がどの程度存在しているのかという実数も殆ど報 害されていない。 本研究は,唾液のような日常的に容易に意識さ れ,しかも視覚的にも観察されやすい休演が,ど のように自己認識されているのかという実態を質 問紙法によって明らかにすることを目的とした。 調査対象および方法 調査対象者は,歯科医院に来院した千葉県およ. 別刷請求先: 〒26上 千葉市美浜区真砂1-2-2 東京歯科大学衛生学講座 柴閏 力 37 -.
(3) 1068. 柴田,他:唾液の自己認識調査. び茨城県在住の20歳から80歳までの成人65名(男. 数について回答を求めた。性格の自己診断につい. 性28名,女性37名)で, 20-24歳1人 歳1 5人, 35-44歳18人 歳18人 歳8. ては おしゃべり 性格の明るさ 心配 性 怒り易さ イライラする 外向的か内. 人, 65歳以上5人である。有職者は35名,無職者 30名である。調査は 年10月に実施した。調査 方法は,自言己式嚢問紙による配票調査で行った。. 向的か 板気強さ 落ちっき まじめさ, 人を信じやすいの10項目とした。統計的な検定 は, x2検定を用いた。. 調査項目は, 1)性別,年麻層,職業,居住地な ど対象者の属性に関する事項, 2)唾液について. 結 果. の自己認識(「唾液について考えたことがあります か」, 「あなたの唾液はよくでますかJ, r今,唾液. 表1に成人の唾液に関する自己認識と知識につ いての回答結果を示した。. のことで悩んでいますか」, 「唾液がよくでるので 困ったことがありますか」 唾液についての 知識(「人間は一目にどのくらい唾液がでると思い. 唾液の自己認識として「唾夜について考えたこ とがありますか」という質問に, 「よく考える」 と回答した者の割合は を示した。それに対. ますか」 唾液に関する口腔内の自覚症状 (「唾液がでなくて口の中がとリヒリしみる,また. 「ほとんど考えない1とした者は であっ. は痛むことがありますか」, 「日の中が荒れている 感じがしますか」, 「口内炎がよくできますか」, 「食べ物が飲み込みにくいことがありますか」,. 表1成人の唾液に関する自己認識および知識. し「あまり考えない」とした者は であり,. 「唾液がねばねばした感じがしますか」 全 身の健康状態,持病の有無, 6)常用薬の有無と. 質問項目. その種類, 7)飲酒および喫煙習慣, 8)性格の 自己分析であるo各質問項目の回答スケールは,. 応答 人数 %. 唾液の自己認識 「唾液について考えたことがありますか」 よく考える あまり考えない ほとんど考えない どちらともいえない r唾液はよくでますかJ よくでる あまりでない ほとんどでない わからない 「唾液のことで悩んでいますかJ よくある あまりない ほとんどない わからない 唾液に関する知識 「人間は1日にどのくらい唾液がでると思いますか」. 唾夜についての自覚症状は, 「非常にある」, 「あ る」, 「まれにある_」, 「ほとんどない」, 「わからな い」の5段階評価を用い,健康状態は「非常に健 康である」, 「まあ健康である1, 「ー普通」, 「あまり. 8 2 9 5. 1 4 5 0. 3 5 1 0. 6 1 2. °︼ °二. 3 8 6 7. 2 3 4 7. 1 3 4. 1 nU 1 3 4 1 1. 健康でない」, Tいっも具合が悪い」の5段階評価 を用いた。唾液に関する知識は一日の唾液分泌量 として, 「 ミリリットル上「 ミリ リットル」, 「 リットル」, 「 リット. 2. ル」の中から選択させた。持病については「高血 圧症」, 「糖尿病」, 「脳血管障害」, 「心月蔵病」, 「呼. 3 6 3 4. . 1 「1. 1 8 1 4 3. 吸器の病気」, 「胃腸病」, 「肝臓の病気」, 「貧 血」, 「腎臓の病気」, 「眼の病気」, 「その他」, 「特 になし」とした。薬の常用については「ある」, 「なし」,飲む薬の種類は「感冒薬」, 「胃服薬」, 「唾眠薬」, 「精神安定剤」, rその他」である。喫 煙に関しては, 「はいJ, rいいえ」, 「止めた」で. ミリリットル ミリリットル リットル リットル. あり, 「はい」と答えた者には1日の本数, 「止め た」と答えた者にも喫煙していた期間と1日の本. ホ無回答および未言己人の者を除いた全体で集計。 38. 1 9 8 6.
(4) 歯科学報. 1069. た。また「あなたの唾液はよくでますか」という. 表2 成人の唾液に関する自覚症状. 雲間に, 「よくでる」と回答した者の割合が 質問項目. %であったが, 「わからない」と回答した者も を示していた。さらに「今,あなたは唾液. 応答. 人数 %. ある」と回答した者の割合が であった。 「あまりないJでは 「ほとんどない」が であった。 らい唾液がでると思いますか」という質問に, 「 リットル」と正常範囲を回答した者の割. 0 2 1 7 0. 合は であった。また「 ミリリット. 0 3 6 9 0. 1 9 2. 1 4. ル」と回答した者がもっとも多く であっ た。さらに「 ミリリットル」が 「 リットル」が工5%であった。. 1 6. . . 4. 3. 2 3 . 6 5 4. 3. した者が を示したのに対して, 「非常によ. 1 7 う) 3. ますか」という質問に, 「ほとんどない」と回答. . を示した。 「唾液がよくでるので困ることがあり. くある」, 「よくある」と回答した者の割合は6.1 %であった。 「唾液がでなくて口の中がとリヒリ しみる,または痛むことがありますか」という 質問に, 「つまとんどない」者は 「よくあ る」者が であった。また「口の中が荒れて いる感じがしますか」という質問に, 「非常に荒. 1 3 ∩. . ロ. 6. 1. 良. 4. 2 5 2 6. . が飲み込みにくいことがありますか」という質問. 5 1 00 2 5. 3. ない」と回答する者も を示した。 「食べ物. 1 6. . きる」と回答した者が 「ほとんどできな い」者が であった。しかし一方で「わから. 5 1 8 2. . 内炎がよくできますか」という質問に, 「よくで. 0 1 3 3 9. 1. 「食べ物が飲み込みにくいことがありますか」 1 非常によくある よくある 2 まれにある 9 ほとんどない 45 わからない 1 「唾液(ツバ)がねばねばした感じがしますか」 非常によくある,よくある まれにある ほとんどない わからない. れる1, 「よく荒れる」者は であった。 「臼. 5 e U 3 9 e U. 1. 1. 表2には唾液に関する自覚症状についての結果. ま. た ま. 唾液に関する知識として「人間は-目にどのく. . 11111-. 「唾液がよくでるので困ることがありますか」 1 非常によくある 3 よくある あまりない 20 ほとんどない 39 わからない 1 「唾液が出なくて口の中がとリヒリしみる, 痛むことがありますか」 非常によくある よくある あまりない ほとんどない わからない 「ロの中が荒れている感じがしますか」 非常に荒れる よく荒れる まれに荒れる ほとんど荒れない わからない -口内炎がよくできますか」 0 非常によくできる 1 よくできる まれにできる 2 ほとんどできない 9 わからない 45. のことで悩んでいますか1という質問に, 「よく. 6. 3. 者の割合が 「ほとんどない」が で. 1. 2 5 1 4. に, 「非常によくある」, 「よくある」と回答した あった。また「唾液(ツバ)が,ねばねばした感じ. *無回答および末記入の者を除いた全体で集計O. がしますか」という質問に, 「非常によくある」, 「よくある」と回答した者は であった。 表3-1は,唾液に関する自覚症状のうち「あ. であったのに対し,女性では であっ. なたの唾液はよくでますか」という質問に対して. た。これを年齢群別で見ると, 20歳∼34歳の50%. の回答を,性別で示したものである。. が「よくでる」と回答し が「あまりでな いようだ」 が「わからない」と回答し. 男性では「唾液がよくでる」と回答した者が 39.
(5) 柴田,他:唾液の自己認識調査. 1070. のうち, iHの中が荒れている感じがする」と回. た。 35歳∼44歳の が「よくでる」と回答 し が「あまりでないようだ」 が 「わからない」と回答した。 45歳∼64歳の. 答した者が 女性39名のうち, 「日の中が 荒れている感じがする」と回答した者が. がrよくでるJと回答し が「あまりでな いようだ」 が「まったくでない」 が. 女性の方が臼の中が荒れている感じがすると自覚 していた。. 「わからない」と回答した。 65歳以上の が 「よくでる」と回答し が「わからないI と回答した(義. 図3は,性格の自己分析で会話を好むタイプと 唾液分泌の自己認識との関連について示したもの である。被調査者65名のうち, 「唾液がよくで. 図1は,唾液の自覚症状のうち口腔内の荒れの. るJと回答した者は「ーよく話をするタイプ」の 「あまり話をしないタイプ」の であ. 自覚と薬剤服用の有無との関連を示したものであ る。薬を服用する者27名のうち, 「臼の中が荒れ ている感じがする」と回答した者の割合は であるのに対し,薬を服用しない者38名のうち, 「口の中が荒れている感じがする」と回答した者 は であった。すなわち薬を服用する者の方 が口の中が荒れていると自覚する者が多かった ○. 図2に,唾液の自覚症状「日の中が荒れている 感じがする」と.性差との関連を示した。男性26名. 男性 女性 人数 % 人数 % あなたの唾液はよくでますか? . . . 1. 8. 9. . . . . 0. . . ロ. . . 7. . 0. ∩. . 4. . 6. . . . . . 4. 7. 2. 0. . 6. 7. 1. . . 関与する因子である。 ら8)の報箆によれ ば,安静時耳下腺唾液の分泌量は年麻によって減. 量に関して存意な違いは確認されていない。従っ て,年麻と唾液分泌量との関係は,各個人の食生. . . . だ. . 1. U. 2. U. . . 0. . 5. . 良. 2. . . . . . . . 6. U. 3. n. . . . まったくでない 1 わからない 7. と既往歴および職域における疲労と緊張などがあ る。その中でも,年齢要因は唾液分泌量に大きく. ら10'も増齢に伴った安静時唾液分泌量 の低下を報害している による刺激時の 耳下腺唾液の研究によれば,老化による唾液分泌. n-28 n-37. よくでる 17 あまりでないようだ 3. 考 察 唾液の自己認識にかかわる要因としては多くの 因子が考えられる。例えば,年齢および全身状態. 少するが, ・方,刺激唾液分泌量は年麻に左右さ れないと結論している。また ら9) は,若い男女に比べ,年輩の男女の安静時唾液分 泌量は有意に減少していることを報害し,. 表3- 1 成人の唾液分泌量に関する自覚症状(悼 別比較). 質問項目. り,明らかな違いが認められた. 活による刺激や精神状態のストレスの要図を考慮 する必要があると考えられる。本調査では,これ. 表 成人の唾夜に関する自覚症状(年歯紳廿ヒ較) n-65. 歳 歳 歳 65歳∼ 'HL間JL貢H. 人数 % 人数 % 人数 % 人数 %. あなたの唾液はよくでますか?. わからない. 6 37.5 4 22.2. 0 0 0 0. 9 5 8 7. 4 0 0 1. ∩ 8 2. 2 12.5 5 27.8. 6 1 3 1 ・ -. あまりでないようだ まったくでない. ii; 円崇. 8 50.0 9 50.0. n U 3 1 2 2. よくでる. 0.
(6) ー. 応答者率. %00 80 60. 歯科学報 VoL. 1071. らの要図についての解析となっている。 中高年以降にみられる唾液分泌量減少による特 **. 異な口腔内症状の一つに口腔乾燥症がある。口腔 乾燥症は,複数の要因によって引き起こされるこ とが考えられるが,薬物の副作用によるものが鼻. Fir. も多いと報吾されている 。このことは一般的 に,唾液生成の生理学的値が減少するためと理解 されているが,臨床では唾液分泌量が正常であっ ても口腔乾燥を訴えたり,唾液分泌量が少なくて も木灰感を訴えない場合がある。この口腔乾燥症 は隣接器官としての眼科領域におけるシェーグレ. 常用薬あり 常用薬なし. ** : 】. ン症候群の患者にも認められている。シェーグレ ン症候群は,唾液腺と濠腺に症状のある-種の自 己免疫疾患とされているが,その症状は唾液分泌. 図]唾液の白覚症状(口の中が荒れている感じが する)と常用薬の有無との関連. 量の著しい低下とリンパ球浸潤による導管部の変 化によることが指摘されている17'。 は,唾液分泌量を滅少させる代表的な 薬剤を列挙しており,これによって生ずる口腔乾 燥症を と称してい る。特に口腔乾燥の副作用を表す薬斉 種類に分 けて,さらにその系列の市販薬剤248種をアル ファベット順に 覧表を作成している。それに よって開業医が日常の診療での口腔乾燥症の診断 の一助としている。 と ら19)は,うつ病患者に 図2 唾液の自覚症状(日の巾が荒れている感じが する)と性別との関連. おける唾液分泌量の研究を行っており,内因性う つ病や操病患者では唾液分泌量が滅少するが,哩 液分泌量の減少は薬物療法により正常値に近い数 値まで回復すると報害している。本研究において. *. も薬剤常用者は,口腔内の荒れた感じを訴える者 が多く示された。性差と唾液分泌量との関連につ いては ら20)は女性に比べて男性が唾液 分泌量が多いと報害し,また女性においてのみ安 静時唾液分泌室と年麻の問に負の相関が見られた と報吾している。著者らが検討した唾液分泌量に 関する自己認識においては,男性と女性に有意な 差は認められなかったが,唾液分泌量の減少に伴 よく話をするタイプ あまり話をしないタイプ. なって発現すると考えられる「口の中が荒れてい る感じがする」の回答は,女性に多く認められ た。. * :. 図3 唾液の自己認識(唾液がよくでる)と日常で の会話慮度との関連 41.
(7) 柴田,他:唾液の自己認識調査. 1072. 性格については,一般に寡黙の人は唾液分泌量 が少なく,会話・発音などの盛んな人は唆合顎運. r唾液がほとんどでない」と回答した者は であった。また「唾液のことで悩んでいる」者は であった。. 動により唾液分泌量が促進されると考えられてい る21)。不安,恐怖,うつ状態,対人関係なども唾 液分泌室に左右し,人間の心理状態に大いに関係. 2.唾液に関する知識として, 1日の唾液分泌量 「 リットル」と正常範囲を回答した者は3 であり, 「 ミリリットル」と回答し. があると解釈される。今回のアンケートにその事 実の-端が反映されていると思われる。. た者が鼻も多く,その割合は を示した。 3.唾液に関する自覚症状として「口の中が荒れ ている感じがする」者は であり, 「唾液がね. 健康度の評価には,検査結果を指標とするよう な客観的評価と,満足度などの主観的評価が挙げ られるが,杉港ら22)によれば健康度自己評価の初 期の代表的な研究者として ら お よび と を挙げている。そ. ばねばした感じがする」と回答した者は であった。. の研究背景として社会調査では,健康状態を評価 することには困難を伴うため,その代替として健. 4. 「口の中が荒れている感じがする」と回答し た者の性差をみると,男性では であり,女 性では を示した。. 康度に対する自己評価の利用可能性について研究 展開している。. 5. 「口の中が荒れている感じがする」者の中で 薬物常用の有無との関連をみると,薬を常用して. 健康度自己評価と身体的健康指標,精神的健康 指標,社会的要因との関連を包括的に分析した研 究は ら と. いる者では が荒れていると回答したのに対 し,常用していない者では であった(p<. によって進められている。いずれにおいても,健 康度自己評価が,身体面での健康だけでなく,精. 6.日常での自覚的な会話強度と唾液分泌の自覚 との比較では, 「よく話をするタイプ」という自. 神面での健康や社会的要因によっても影響される と報害している。またわが国では 年頃より芳. 己診断した者のうち「唾液がよくでる」と回答 した者は であり, 「あまり話しをしないタ. 賀ら27)によって始められたが,この分野の研究成 果はまだ定まっていない。 健康や疾病に対しての自己認識レベルには,血. イプ」と比較して有意に低い割合であった(p<. 液,尿,血圧,発熱,発汗,顔貌,歯列など多く の要素があるが,本調査は唾液に焦点を当てたも. 識および自覚症状については,それぞれの薯問項 目による被検者の回答の分布が異なっており,さ. のである。健康度に関する自己評価は,身体的, 精神的,社会的要図を総合化した評価法でもある が,その自己評価の妥当性には,今後さらに検討. らに先行研究で挙げられた要因との関連も認めら れたことから,今後の歯科保健指導への活用の可 能性が示唆された。とくに,唾液の自覚症状につ. していかなければならない課題がある。そこで本 調査における唾液にかかわる質問紙票の設計に. いては, 「臼の中が荒れている」, 「唾液がねばね ばした感じがする」, 「唾液がでなくて臼の中がと. は,できるだけ実態をとらえることに留意し,直 裁的に実態を把捉することができるようにつと めた。. リヒリすることがある」の3項目は有用な指標と なり得ると考えられる。. o. ○. 以上の結果から,唾液の質問紙を用いた自己認. 文 献. 結 論. D Chisholm, D. M. and Mason, D. K. : Salivary gland function in Sj6gren syndrome. Br Dent J, 135:. 1.成人の唾液の自己認識として, 「唾夜につい てよく考える」と回答した者は であり,. 2) Mandel, I. D. and Baurmash, H. : Sialoche42.
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(9) 柴田,他:唾液の白己認識調査. 1074. Self-reported questionnaire on the cognition of saliva Chikara SHTl3ATAl), Kakuhiro FUKAT2), Naoki SUGTHARA2), Yoshinobu MAKT2) and Yoshinori TAKAFJSU2) 1)Chiba Prefecture 2)Department of Hygiene and Community Dentistry, Tokyo Dental College つ1 Y ° \LくA卜:SLつ. Key wol・ds : Adult Population, Saliva, Questionnaire. This study lnVeStlgated the cognition of saliva in adults. The subjects were 27 males and 38 fema_1es aged from 20 to 80 years who were surveyed using a self-reported questionnaire method in 1998.. The items on the questionnaire consisted of (1) theknowledge of saliva, (2) the cognition of saliva function, (3) awareness of saliva disorders, (4) general health, (5) medication, (6) tobacco 言 ・ Statistical analysis Was done using x2 test. The results showed that in regard to the cognition of saliva, 12.3% of the subjects were answered that they noticed saliva and that 35.4% of the subjects could correctly answer that the total volume of saliva produced in a day is between Ill.5 liter. In addition more females than males replied that they had a dry mouth. The assocication between saliva flow and personality showed that more communicative subjects had a_ higher saliva flow than less communicative subjects. (The Shihwa Gahuho, loo : 1067-1074, 2000). - 44 -.
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