長野大学紀要 第17巻第1号 57-75頁 1・995
―1994年3月卒業―
東京都障害児学校卒業生の進路実態 と課題
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: A case of Class 93
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Yukio Nagano
目 次 1. は じめに 2. 経済 の歪み と障害者雇用 3. 産業構造 の変化 と障害者雇用 4. 現行法 の抜本的見直 しと行政棟関 の機能 の 充実 5. 福祉行政 の根本的転換 の必要性6
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「障害者基本法」 と 「新行動計画」 7. 課 題 8. 資 料1
.は じめに 学校教育12年間で培われた力を、社会 の一員 と して生かそ うと胸をはず ませ て卒業す る障害児。 しか し、卒業後 の進路 は、豊かではない。卒業生 に とって労働す る場や社会生活は、 よ り豊かな人 図1 1993年度卒業生の進路実態 格形成 をす る場 として大変重要 であ る。 現在 の軍拡、臨調、景気 の低迷 を理 由 とした, 福祉切 り捨 ての政策 の中で、卒業生 の 進 路 実 態 は、障害者 とその家族 の切実な要求 と は ほ ど 遠 く、年 々厳 しさを増 してい る。 1993年度 の卒業生数 は 1,095人 で前年度 に比べ や ゝ減少 し、高等部1,026人専攻科69人であ る。 高等部卒 で就労できた者 は248人 で 就 労 率 は 24.2%であ り、専攻科を含めて も 307人 で28.0% と前年度 の28.8% よ り0.8ポイ ン ト下 回 り、1989 年 の32.1%を ピー クに 5年連続 して低下 し続 け、 最低 の就労率 とな った。 (図3参照)就労 内 容 を み ると、製造業 な ど第二次産業 が大 きな ウエー ト を 占め、大手外食産業な どサ ー ビス業- の就労 も 顧著にな ってい るO (資料 障害別就労先業 種 参 照) 職種 も、技能職が大半 だが、製 品の仕分け、調 理補助 な ど新 しい ものが 目立 ってい る。 (資 料 障害別就労先職種参照) バ ブル経済崩壊後 の景気低迷 と、企業 の障害者 雇用率達成- の努力不足 で、就 労は更に厳 しい実 態 とな ってい る0 -万、学校教育 で培 った力を発揮 した くて も、 在宅を余儀 な くされ てい る者 も32人、2.9% も い るO と りわけ寝た き りの重度、重複者や経管栄養 な ど医療行為 の必要 な著 の在宅が増 えてい る。 ま た企業就労を希望 しなが ら就労が決 らず、就 労待 ちや、適所施設 の入所待 ち、入所施設 の 空 き 待 ち、受験準備な どの在宅者 もい る。 (図2 参照) - 57-58 長野大学紀要 第17巻第1号 1995 年度 肢体障害者 ・知的障害者 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 図2 過去20年間の年 度別在宅者 総数
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経済の歪みと障害者雇用 国民、労働者を と りま く経済状況は、例年にな く厳 しい。 こゝ数年続いている不況、円高、賃金 抑制政策に よ り生活は低下 の一途をた ど っ て い るOその上、超過労働、ただ働 き、単身赴任な ど 「過労死」が国際的に通用す る不名誉な 日本 の 実 態 である。 政府は、権力抗争に明け暮れ、総理大臣は次 々 と代 って も何 ら有効な経済政策を打ち出せず、逆 に 「公共料金 の値上げ」や 「消費 税 率」 の 引 上 げ、年金改悪 な どが 目白お しである。 この ような 状況の下、総務庁が1994年8月に発表 した完全失 業率 (季節調整値)は3.0%と前月比0.1%上昇 し、過去2番 目の高水準にな っている。 ここ 1、 2年女子大生の就職難が社会問題化 し ているが、一番影響を受けるのは障害者、女子大 生以上に厳 しい状況に も拘 らず、社会問題にな ら ないのは不思議 である。 日銀は今年7
月 「景気回復宣言」を したが、総 務庁の政府統計は雇用情勢が一段 と悪化 してい る ことを示 した。その原因は、大企業が不況 と円高永野幸雄 東京都障害児学校卒業生の進路実態と課題 (%) 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 59 (年度
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4 75 76 777
8 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 図3 就労率の推移 を 口実に下請けの切 り捨 て、単価切 り下げ、 な ど 中小企業い じめ と、 リス トラ (事業の再構成)を 強行 していることにある。障害児学校卒業生、時 に知的障害校卒学生の多 くは、製造業を主 とした 中小企業に就労す る割合が高 く、経済 の歪みが直 接直撃す るか らである。 93年度 の卒業生は1,095人。その内就労者は307 人,就労率は28.0%で前年 の28.8%を下回る結果 にな り、その就労率は、1987年 の円高不況前後 の 悪 さに匹敵する厳 しい状況である。高等部卒業生 だけの状況でみると、1,026人、就職できた 者 は 248人、就労率は24.2%、92年度は25.9%で1.7ポ イ ン トも低下 した。 障害別にみた状況a
肢体不 自由校 卒業生は160人。前年 より32人少い上就労 者 は 6人で就労率は3.8%で、前年は4.9%で 1.1ポイ ン トも低下 した。本人の力では企業就労 も可能 と 思われても授産所への入所 となっている。 b ろう学校 卒業生は102人。その内専攻科が44人本科 が 58 人で、専攻科は44人中42人で就労率は95.5%。本 科は58人中 5人で8.6%にな っている。専攻 科 は 前年度 より1.1ポイン ト上 った ものの、本科は8.6 ポイン トも下 っている。 ろ う学校卒業 生 の 就 職 は、大企業を中心に例年比較的安定 した就労率を 維待 してきたが、 ここに来て本科の卒業生が就労 でな く進学に切 り変 えてい る。92年度の進学率は 61.2%で93年度は82.8%になっている。 これはい ろいろな要素が考え られ るが、大企業 の リ ス ト ラ、人員削減 の影響を受け、 自分にあ った職種、 業種、企業が少 く、 さらに求人そのものが少 く、 やむをえず 「進学」す る等が数字に表 わ れ て い る。 C 盲学校 卒業生の内就労できた者は、理療科 では10人中 9人で90%、保健理療科が15人中 8人で53.3%。 普通科では26人中 1人で 3.9%にな ってい る。理 療科、保健理療科は前年を大幅に上回る就労率に なってお り、前年問題にな った在宅者は5人 と半 分にな ってい るものの在宅者 は受験準備、開業準 備、就労準備 となっている。 これは、理療科は、国家試験制にな って資格 の 取得が難 しくな っていることと関係がある。職業 訓練関係- の進路を希望す る者が多 くな り、特に 重複視覚障害者 (全盲)の進学、就労 の保障に受 け入れ体制 の総合的な対策が緊急課題である。視 覚障害者に対す る社会の受け皿 の小 ささが浮 き彫 にな っている。 d 知的障害校 卒業生は782人で236人が就労、就労率は30.2% で前年度 よりわずか0.5ポイソ t.あが っただけで 厳 しい状況にかわ りはない。製造業が中心であ っ たのが、産業構造の変化に ともな い こ の2, 3 年、第三次産業 の 「サ ービス業」に就労す る者が 増 えている。 学校 のある地域に よって就労率に差 が あ っ た り、学校に よって積極的に 「サ ービス業」に 目を むけ職場開拓 して就労率をあげている。地域に よ って産業構造の違いがあることと、進路担当者 の - 59-長野大学紀要 第17巻第1号 1995 0 0 0 0 0 0 0 7 6 5 4 3 2 1 10 万 9 万 8 万 7 万 6 万 5 万 4 万 3 万 2 万 1 万 ll 万 図4 91-93年度知的障書校卒業生賃金 力に負 うところが多 く、行政機関が機械的に動い ていない中、学校や進路担 当職員 にます ます負担 がかか ってい る。 賃金 でみ る と9万円台か ら12万 円台 が 最 も 多 く、 3万円台 も3人 もお り、 まだまだ劣悪 な条件 で働か され てお り、最高は前年度16万 円台か ら15 万 円台に下 ってい る。 実習生受け入れ状況については、今 まで受け入 れ ていた所 も不況 で実習す ら受け入れ て もらえな くな った り、 夏季休学 中に全校職員 の協力体制 で 職場 開拓 日を特設す る学校 もあ った。 障害者 の雇用 に関係す る機関は積極的に企業 に 対 して障害者雇用 の指導 を強め、職業安定所 の機 能 の充実をはか るな どが重要 にな ってい る。障害 者 の就労にあた ってほ、納付金を払 えば雇用率を みた さな くて もすむ制度や未達成企業 の公開をは ばんでい る状況を、労働者 を中心 に して関係機 関 に責任を もって改善 させ るべ きであ る。
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産 業 構 造 の 変 化 と障 害 者 雇 用 大企業が不況 と円高を 口実に下請け の切 り捨 て を中心 とした中小企業 の不振 と、人減 らしな ど リ ス トラを強行 してい る現実 とともに、生産拠点 の 海外移転が雇用に与 え る影響 は 「産業 の空洞化」 として問題化 され て久 しい。 これは、労働者 の雇 用状況を ます ます悪化 させ、特に製造業を中心 と した中小企業 の現状 は、直接障害児学校卒業生 の 就労状況に影響 し、 ここ数年 ます ます厳 しい事態 にな ってい る。 この ことと合わせ て産業構造が変 16 万 15 万 14 万 13 万 12 万 化 し、東京において も 「東京 の産業構造は、卸、 小売業、飲食店、サ ービス業 を中心 とした第三次 産業化がすすみ、 シェアは約70%を しめ る」-(グラフィ ック東京 の産業 と労働1994年版 よ り抜 秤)- 状況であ る。 具体的には、大手 スーパ ーや外食産業が障害者 を受け入れ は じめ、地域や学校 に よって差はあ る が、数年前か ら製造業か らサ ー ビス業- と積極的 に職場開拓 を して成果をあげてい る学校 もある。 特に飲食業 の大手に生徒 を実習 させ、意外に仕事 がで きると認識 をかえ させ受 け入れに積極的な姿 勢 を引 き出 してい る。a
肢体不 自由校 就労者数はわずか6人、前年 よ り3人 も 減 っ た。大企業に2人、中小企業に 1人、その他が 3 人だ った。その他は区や町役場 で、雇用形態は正 規職員1人、 パ ー ト3人、 嘱託1人、 その他1人 であ った。 内ノミ- トは7月に正規にす るとい う条 仲であ った。 b ろ う学校 就労者総数は専攻科42人本科5人であった。ろ う学校卒業生 の就労企業は例年大企業中心 だが、 本年 も専攻科 は大企業40人で95.2%を 占 め て い る。 中小企業 は2名 で、本科 も大企業 が 3名60 %、 あ と中小1人、零細が 1人であ った。雇用形 態は専攻科 で正規40人95%、 嘱託2人で、本科 も 正規が4人で80%、嘱託が 1人であった。 C 盲学校 就労者総数 は18人で前年 よ り5人多 くなってい永野幸雄 東京都障害児学校卒業生の進路実態 と課題 る。多 くは医療関係へ の就労が中心に な っ て お り、企業規模 でみ ると大企業へ保健理療科、普通 科1人ずつ、 中小企業は理療科、保健理療科 それ ぞれ1人だ った。 その他 の卒業生はすべ て医療 関 係 の就労で、特養老人 ホームに も2人就職 してい る 。
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知的障害校 総数は236人 で大企業が75人 で31.8%、 中 小 が 105人 で44.5%、零細企業は53人22.5%にな っ て お り、 中小、零細に67%も就労 してい ることが気 に な る。雇用形態 は正規が134人で56.8%、 パ ー トが29.2%、嘱託9.8%であ ったOパ ー トが30% も近 い ことも問題 であ る。 企業規模を全就労者数 でみ ると、全就労307人 の内、大企業 は122人 で39.7%、 中小企業は111人 で36.2%、零細企業は54人 で17.6%とな った。零 細企業 の54人 の内、53人が知的障害卒業生 で占め てい るのが問題 であ る. 雇用形態を合計比 で見 ると正規が64.2%、 パ ー トが23.5%、 嘱託が8.8%、 その他3.6%にな って いて、 その他 の中に アルバイ トも含 まれ てい る。 いずれに しろ企業規模、雇用形態 とも、 ろ う学校 卒業生を別 に して、 まだまだ厳 しい条件であるこ とは明 らかである。4
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現 行 法 の 抜 本 的 見 直 しと行 政 機 関 の 機能の充実 障害者が働 くことを通 して真に 自立 した生活を 送 ろ うとす る ことは、社会を構成す る人間 として 当然 の ことであ り、 障害者 の働 く権利が保障 され るように国及び 自治体は責任を もって必要 な施策 を とることは当然であ り、今その ことが強 く求め られ てい る。働 くことを希望す るすべ ての障害者 が雇用 され、安定 した生活 と充実 した毎 日が送れ る ようにす ることは、すべ ての人 の切実 な願いで あ る。 憲法27条 に も 「すべ て国民は、勤労 の権利を有 し、義務を負 う」 と規定 され、すべ ての国民に例 外 のない ことを示 してい る。「障害者 の雇用 の 促 進等に関す る法律」 を抜本的に改正す る ことが重 要 で緊急な課題 であ る。 先進諸国 と比べ て も法定雇用率 の低 さは 日を覆 うばか りの もので経済大国 日本 の名に恥 じるもの 表1 障害者の法定雇用率の比較 61 区 分 法定雇用率 % 従業員20人以上の民間企業t
3.0 望詣 &6人以上の民間企業及びl
6・0 要詣 2Bg0人以上の民間企業及びl 6・0 民間企業、業種別に認定 l3.0-7.0 公的機関 非現業塵閑 現業検閲 従業員63人以上の民間企業 特殊法人 2.0 1.9 1.6 1.9 である。 (表1 参照) さ らに、法定雇用率を早急に達成す る よう厳 し く行政指導を行 うと共 に、未達成 をな くし、法定 雇用率 を大幅に引上 げ る ことが必要 であ る。法定 雇用率を達成せず 「命令、勧告」 に も従わ ない企 業は広 く一般 に公表す るとともに、納付金を大幅 に引上げ る ことも、 障害者 の雇用が安定 し、促進 す ることになる。特 に大企業 ほ ど未達成が多い こ とも明 らかにな ってい る。 (資料 参照) 知的障害者、精神障害者を雇用すれば カウン ト す るが強制力がない現行法を改め る ことは、 すべ ての障害者を雇用義務対象 とす ることにな り、大 きな前進になることである。 職業安定所 を中心 とした行政機関が障害者雇用 に対 して必要 な対策を とる と共に、それ に見合 っ た職員 の配置 と増員 を早急に行 うべ きであ る。障 害児学校 では進路指導 の職員を中心 に限 られた人 数 と時間 で職場開拓、実習先 の確保、就労 した卒 業生 のアフターケアまで膨大 な仕事を毎 日取 り組 んでい るのが実態 であ る。進路指導関 係 の 予 算 (実習謝礼 の増額、 アフターケアの予算措置 な ど) を増額 し進路担 当職員 の別枠配置をす ると共 に、 職業安定所 の機能 の充実を図 ることが障害者雇用 促進 の急務 である。 さらに、事業主が障害者を雇用 しやす い ように 「重度障害者等職場適応助成金」
「特定休職者開発 助成金」 な どの助成制度の改善 ・充実 と内容 の徹 底をはか り、助成金制度 の期 限徹廃、手続 の簡素 化 な ど、利用 しやす くすべ きであ る。 - 61-62 長野大学紀要 第17巻第1号 1995 雇用率は大企業 を中心 に若干上昇 してい るが法 定雇用率 の
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を大 き く下 回 ってお り、依然 と して障害者雇用は進 んでいない上 に、未達成企業 の割合いは、前年度比0.5%上昇 してい る現状で あ る。 さ らに最低賃金法 にある 「障害 者 除 外 規 定」 を削除す る と共 に、 障害者が最低賃金以下 で 雇用 され ない ように関係諸機関が責任を もって監 督 し、 国の責任 で賃金保障制度を創設すべ きであ る。 雇用形態 では、 嘱託を改め正規採用がすすむ よ う指導 し、障害者 が安心 して意欲を もって働 く上 で重要 な ことである。企業 内の賃金制度や福利厚 生制度、 さらに社会保険制度 で障害者が差別 され ることのない よ うにすべ きである。 授産施設 で働 く障害者 に対 して、職業紹介な ど 一般雇用に結びつ く対策 をすすめ、雇用保険を適 用 し、関係省庁 との恒常的な協議 を行い、福祉的 就労 と一般就労 のあ り方 を検討す る と共に、雇用 環境 を整備 ・充実 させ、通勤対策や住宅対策 な ど 総合的 ・安定的に雇用 で きる条件を整 えるべ きで あ る。 日本におけ る障害者雇用 に対す る認識 は まだま だ低 い現状にあ り、雇用、就 労において国際水準 に達す る よう、 国が真剣 にな って,障害者雇用 の 機会均等 と、保護雇用制度な ど国内法 の改正が必 要 である。5
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福 祉 行 政 の 根 本 的 転 換 の 必 要 性a
在宅者 を出 さず発達 を保障す る集団の場 を 本年度 の卒業生 は、前年 よ りわずかなが ら下回 り、1,095人 とな った。高等部教育の充実 と と も に、在学 中に身につけた力を卒業後 の生活 の中で 発揮 し、 さ らに発展 させてい くために、「す べ て の卒業生 に就労 の場 や集 団を」保障 してい くこと が求め られ てい る。 しか し、 障害児、家族、学校 の努力に もかかわ らず、 本年 も32人 (2.9%)の 在宅者がお り (前年度は39人)、依然 として 深 刻 な状況が続 いてい る。 在宅理 由 としてほ、生活実習所や福祉作業所等 へ入所 を希望 していて も満杯 で入れない (近隣の 無認可の共 同作業所や区市立事業 の適所施設等に おいて も、定員が限界 に きている)、就 労 で き ず にそのまま在宅 の状況で就労を待 って い る 卒 業 表2 93年度在宅者の内訳盲 l聾 l肢
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32 *肢体の適所待機の4人中3人は、医療的配慮が必要 とい うことで適所受け入れされず在宅 となった者。 生、 体 の調子が悪 く療養 とな ってい るな どさまざ まで、地域 の卒業生に対 して、各 自治体 の対策が 追 いついていない ことが大 きな原因 としてあげ ら れ る。 最近 は、医療的な配慮が必要 なために、施設 で は対応 で きない とい う理 由で、適所施設へ の受け 入れを断 られた ケースが増 えてきてい る。 また、 障害が重いため施設- の送迎がむずか し く、 自治 体か ら適所施設受け入れを断 られ、在宅を余儀な くされ てい るケース も少な くない。 どんなに障害 の重 い卒業生 に も働 き活動す る場 を保障 してい く ために、障害 の状況に応 じた施設づ くり、 医療的 な面 も含めた ケアの充実を図 り、適所 に必要な送 迎手段 を確保 (送迎 バス等)す ることは、東京都 をは じめ とす る行政 の責任 において早急に行われ ることが求め られてい る。 しか し、鈴木都政 にな ってか ら都立 の福祉作業 所 は まった くつ くられ ていない うえに、 それを補 って きた民間の作業所 も受け入れが限界に達 して い るのが実状 であ り、福祉行政 の各 自治体への押 しつけに よる責任放棄 に よって、地域 での格差が ます ますひろが り、各 自治体は障害者 の進路保障 を民間や親 の会等 の力に頼 ろ うとす る 懐 向 が あ り、 このままでは今後行 き場 のない卒業生が ます ます増 え ることは必至 であ る。 また、何 とか進路先が決 まった卒業 生 の 中 に は、 障害 の実態や本人 の希望に合わない施設に入 所せ ざるを得 ない とい うケースが相次 いで報告 さ れてい る。本人や親、学校は生活実習所を希望 し ていて も、定員い っぱいで、 しか も送迎等施設面 での設備が整わ ない等 の理 由か ら重症児適所施設永野幸雄 東京都障害児学校卒業生の進路実態と課題 -の入所をすすめ られてい る肢体不 自由学校 の卒 業生 の例か らも分か るよ うに、「在宅は出さない」 とい う方針はあって も、個 々の生徒 の実態に合わ な くても、 とにか く行 き場を保障すればいい、 と い った姿勢 の自治体 もい くつか見受け られ るO 「豊かな生活を送 るための進路保 障」は、量 的 に も質的に も文字 どお り障害者 の将来を 「保障」 す るものでなければな らない。ただ単に数を合わ せ るように空 きを埋めてい くのではな く、卒業生 の実態、希望に合わせて施設を整えて い く方 向 で、行政に進路保障を求めてい きたい。
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民間への依存は、行政の責任放棄 働 く権利は本来、公的に保障 され る べ き で あ るO各区市 の行政は一応 「在宅者はださない」 と い うたてまえのもとに対応 してほい る も の の、 「すべての卒業生に就労 の場 を」保障す るた め の 公的事業はまだまだ不十分で、今年度、福祉作業 63 所へ入所 した卒業生453人の うち、公営福祉 作 業 所-の入所者はわずかに141人 (31%)で、依 然 として障害者 の家族や関係者 の多大な努力に よっ て運営 されてい る民間の作業所に よって、 どうに か進路先が確保 されてい るのが実態 であ る。 これは、臨調行革路線に よってひ きお こされた もので、東京都が行政 としての責任を放棄 し続け てい ることのあ らわれである。 そのために、障害 者 の家族や関係者は大変 な苦労を して作業所づ く りに と りくみ、厳 しい条件 のもとでその運営をせ ざるを得 ない状況に置かれてい るO また、近年 の特徴 として、従来公設公営 で運営 していた ものを、公設民営 に切 り替 える行政区の 増加や、行政 としてほ建物だけを建 て、運営は社 会福祉法人や親 の会にまかせ る傾向がます ます強 くなってい る。本年度は、設置主体が公立 で社会 福祉法人等が運営 してい る作業所 (公立、法人) 538人64 長野大学紀要 第17巻第1号 1995 へ の入所者が133人、民間で運営 してい る作 業 所 (公立、民営)が7人 となってい る。 そのように本来公的責任の もとに行われ る障害 者 の進路保障のほ とん どを民間に依存 した状態 で あ るに もかかわ らず、民間施設に対す る東京都 の 助成金は、国の基準を うわ まわ ってい るものの、 とて も十分 といえるものではない。「助成金 を 増 額 して施設職員を増や してほ し
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「適所困 難 な 障害者 のために東京都 の助成で送迎バスを配車 し てほ しい」 といった東京都- の要請はあち こちで み られてい る。 民間や各 自治体に押 しつけず、東京都 の福祉行 政 の責任において卒業生 の進路を保障す る、 とい うのは当然 の ことなが ら、以上 の ような現状をふ まえて、当面す る民間-の十分な経済的保障を行 い、障害者や家族 ・関係者 の声を反映 させ、施設 の家賃補助を も含め抜本的に改正 し、職員不足、 財政問題 とい った現在かかえてい る困難な問題が 少 しで も解消 され るように、補助制度を確立す る ことが必要である。6
. 「障 害 者 基 本 法 」 と 「新 長 期 計 画」 国際障害者年以来、特に 「国連 ・障害者 の10年 最終年」 の障害者運動は、 国際的には、「ア ジ ア 太平洋障害者 の10年」 の設定、 国内では 「障害者 対策に関す る新長期計画」 の策定に よって、2002 年 までに実現すべ き課題を明 らかに し、その基本 とな る 「障害者基本法」 も成立 させた。 この障害 者運動がつみ上げた成果は、決 して小 さい もので はない。 私たちの大 きな運動であ る要請行動において、 行政側の回答 の中で大 きな壁 として失望感を与え ることば、「これに関 しては、法律 として整 っ て いないJo障害者基本法、そ して新行動計 画 は、 法整備上一歩前進 した。 しか し、私たちほ、 この 前進を よ り具体的施策 としてすすめてい くことが 求め られ てい る。 a.障害者基本法 障害者基本法は、1933年11月の臨時国会で議員 立法 として全会一致で採択 された。 こ の 基 本 法 は、以前 「心身障害者対策基本法」 と呼ばれてい た ものが改正 された ものである。心身障害者対策 基本法は、議員立法 として1970年に制定 された。 しか し、財政措置が ともなわず、障害者 の範 囲や 対策の内容 も抽象的で、全面的な施策 の改善に役 に立つ ところまでにほ至 らなかった。 国際障害者年以後、障害者 の施策を総合的 ・全 面的な見直 しを求めて、大 き く運動が前進 した。 そのひ とつが、「心身障害者対策基本法」 の改正、 つ ま り 「障害者基本法」 の成立であ る。 も.改正の内容 改正の内容は次 の とお りであ る。 ① 法律 の名称 の変更 心身障害者対策基本法が 障害者基本法 と改正 された。 ② 法律 の目的を改め る 第1条 の目的を 「障害 者 の自立 と社会、経済、文化のあ らゆ る活動を 促進す ること」 とした。 ③ 障害者の定義の拡大 これ までの障害 ごとの 列挙を、新法では身体障害、精神薄弱、精神障 害者に改めた。 (彰 基本的理念の拡大 第3条第2項に 「すべて の障害者は、社会を構成す る一員 として社会、 経済、文化その他あ らゆ る分野に参加す る機会 を与え られ るもの とす る」 とし基本的理念を拡 大 した。 ⑤ 「障害者の 日」をあた らしく設定 第6条 の 二に12月 9日を 「障害者 の 日」 とし国民 の障害 者 の福祉についての関心 と理解を深め、障害者 があ らゆ る分野の活動に、積極的に参加す る意 欲を高め るとともに、行政 としての事業の促進 を もとめてい る。 (参 基本計画の策定義務等 第7条 の二に 「政府 は、障害者 のための施策に関す る基本的な計画 を策定 しなければな らない」 と義務づけ、都道 府県 と市町村には策定の努力義務を 明 確 に し た。策定にあたってほ、障害者施策推進協議会 の意見 を聞 くとともに国会-の報告 または、公 表を義務づけた。 ⑦ 基本的施策の追加 と強化 第10条の二に 「施 設-の入所、在宅障害者への支援等」をあ らた にお こした。 また第15条 の 「雇用の促進等」に は、雇用の安定のために関す る事業主の努力義 務を明 らかに したO ⑧ 付帯決議 改正にあた り障害者団体 の要望を 付帯決議 とした。 ・自閉症、 てんかん、難病を基本法 でい う障害永野幸雄 東京都障害児学校卒業生の進路実態と課題 者 とす る。 ・精神障害者対策を強化す る。 ・障害者施策推進協議会の構成員に障害者 の参 加比率を高め る。 C.残 された課題 障害者基本法の制定は、一定の前進はあ るもの の残 された課題 もた くさんあ る。以下 列 記 す る と、 1. 基本的人権の保障が明記 されていない。 2. 自閉症 ・てんかん ・難病等への具体的対応が 不十分。 3. 基本法であ りなが ら参政権等が欠落、総合性 に欠け る。 4. 現行の各福祉法 との関係が不明確 で上位法 と しての強制力が不明確。 な どがあげ られ る。『障害者総合福祉法』制 定 が 望 まれ る。
d.
新長期計画について 「国連 ・障害者の10年」が終わ り、あ らた な 障 害者の10年がスター トした1993年 3月に、政府は 心身障害者対策協議会の意見具申に も と づ い て 「障害者対策に関す る新長期計画」(以下、新長期 計画)を策定 した。 新長期計画は総論、各論、推進体制 の3部で構 成 されてい るO-定評価 できるところをあげ ると ・総論- 「基本的人権を持つ一人の人間」 と明記 してあ る。 ・各論一啓発広報、教育 ・育成 ・雇用 ・就業、保 健 ・医療、福祉、生活環境、 スポーツ ・レクリ エーシ ョン及び文化活動、の各項 目に障害者 ・ 家族 の要求を一定反映 した内容になってい る。 ・推進体制一関係省庁の連携、施策の総合的効果 的実施、政策立案-の障害者 の参加、地方 自治 体 での 「長期計画」策定の よびかけ と 財 政 支 援、等があげ られ る。 しか し、課題 もた くさんあげ られ る。 ・総論に対応す る各論 の不十分 さ 「啓発広報」 の 強調。 ・貧困は 「社会全体 の負担」
「社会連帯」 の 思 想 に もとづいた新 しい コミュニテ ィの形成 (これ は行政 の責任放棄)0 ・財源保障、年次計画が不明確。 障害者 ・家族 の要求に もとづ く、新長期計画の 65 中身が求め られ る。 e.国、地方 自治体の推進状況 新長期計画の進退状況をみてみ ると 国の対応一新長期計画を推進す るにあた り、「法 ・ 制度 の改正は必要な し.
′
」 と従来型 の予算編成 であ る。 きび しい実態の解消に な らず、逆 に 「年金法改正」 での無年金障害者問題、「医療法 改正」 での自治体の障害者医療無料化制度-の 影響、保育所 ・老人施設等福祉施設-の攻撃な ど社会保障をめ く小る情勢が危険な方向-すす も うとしてい る。 地方 自治体の対応一東京都 では、臨海部開発予算 は聖域化 され る一方、福祉予算は削減 されてい る。計画は一見立派な ものだが、中身の実現に 向けては課題がた くさんあ る。 また、要請行動 等 で福祉対策を都に求めて も、「これに関 し て は各区市町村で行 うことにな ってまして-」 と 責任放棄 の回答 も多 くあ る。肝心 の区市町村で は、計画の策定が遅れてい るのが現状であ る。 f.要求実現 の道 「障害者基本法」「新長期計画」を "絵に措いた 餅"に終わ らせない ように、私たちの運動がいま 求め られてい る。 私たちの運動の成果 として制定 された 「障害者 基本法」、「新長期計画」を軸 とした障害者 ・家族 の人権保障の運動を推進す ることが必要 であ る。 いま強 まってい る社会保障攻撃を打ち破 る課題 も あわせて、運動 の推進が求め られてい る。 また障害者 ・家族 の要求にそ っ た 「新 長 期 計 画」 の策定を求めて、私たちの要求を しっか り政 策に押 し出 し、私たち自身が策定 (立案)に参加 す ることが大切である。 東京都では、"要請行動" とい う障害 者 ・家 族 の要求実現 の運動がある。いまあ らためて "要請 行動"の意義を再認識 して、運動を発展 させ るこ とが、「障害者基本法」、「新長期 計 画」を "絵に 措いた餅"に終わ らせない何 よ りの保障 となって い る。7
.
課 題 1. 障害児学校卒業予定者を調査 し,実態を把握 した見通 しのあ る抜本的な対策を立て ること。 2. 重症心身障害者適所施設を大幅に増設 し、医 - 65-66 長野大学紀要 第17巻第1号 1995 療 との連携を深め充実す ること。 3. 生活実習所、福祉作業所を増設 し、内容を改 善す ること。 ① 実態にあった建設計画をたてる。 ② 区に対 して都は大幅な助成をす る。 ③ 重度者 も入所 できるよう施設、設備、仕事 の内容を改善す る。 ④ 入所者に合 った作業内容、職種 の開発O ⑤ 官公庁 の仕事を廻す。 ⑥ 企業- の就労の斡旋 の強化、 アフターケア と 「戻 り」 の保障。 ⑦ 現在 の生活実習所、福祉作業所 の定員の増 加 と職員の増員 ⑧ 区移管、民間委託をせず、費用徴集は行わ ない。 ⑨ 医療磯関 との連携の強化 ⑲ 入所者 の期限導入、隔 日適所、年齢制限な ど絶対行わない。 ⑪ 地域格差の解消に都 が責任を もつ。 4. 共同作業所、作業 グループな ど-の助成を都 の責任で大幅に増額す ること。 ① 補助金の改訂は、小規模作業所 を 発 展 さ せ、大幅に増額す る。 ② 基準を緩和 し、すべての作業所を対象にす る。 ③ 重度加算の大幅増 ④ 健康管理費の実態に見合 った増額 ⑤ 家賃、地代-の別枠補助制度の設置 (む 新設 の作業所-の助成 5. 法 内通所施設 の新設、運営に都が責任を もっ こと。 ① 職員に重度加算の増員、重度重複障害者の 利用促進 ② 設備、施設の改善 ③ 適所バスの配置 6. 通勤寮、生活寮を増設す ることO ① 多摩地区に通勤寮の建設 ② 生活寮-の助成金の増額、無認可団体-の 助成 ③ 知的障害者だけでな く、身体障害者対象の グループホーム制度 の創設 7. 企業 で障害者が働け るようにす ること。 ① 法定雇用率の大幅拡大。雇用率 の完全達成 (参 「雇用促進法」 の抜本的改善、すべて の 障 害者に適応 させ る。 (9 雇用拡大のため事業所- の指導 ④ 職業安定所 の障害者部門の機能 の充実、職 員の増員 G) 肢体障害者相談員、知的障害者相談員 の増 員 ⑥ 第3セ クター方式に よる障害者多数雇用事 業所新設にあた って、行政 の責務を明 らかに し、脳性マ ヒ、視力障害、知的障害な ど重度 障害者が働け るようにす る。 ⑦ 職業安定所に拡大読書機、 ワープロな どの 機器を備え、展示す る。 ⑧ 職場適応訓練 の期間の延長、職場定着をは か る。 8. 職業訓練校を増設、充実す ること。 (9 一般 の訓練校に障害者 も入校 できるように す る。 ② 訓練科 目の開発、施設設備、作業機械 な ど を改善 し、重度重複障害者 も利用 できるよう にす る。 9. 公共機関での障害者 の雇用、採用 の拡大をは か ること。 ① 特別採用制度の職種 の拡大、選考時期、受 験方法な どの改善 ② 特別採用制度以外で も職種 の開拓を行い障 害者の採用を拡大す る。 10.障害者施設に対す る費用徴集を撤 回 す る こ と。 付記 東京都障害児学校数聴員組合 (1- 5)及 び障害者の生活 と権利を守 る全国連絡協議会 (6)よ り資料を頂いた。 (ながの ゆきお 教授) (1995.3.31 受理)
永野幸雄 東京都障害 児学校卒業生 の進路実態 と課 題
資
料
過去20年間の障害児学校卒業 生の年 度別進路 内訳 作 業 所 (福 ・作)(区 ・市)(民間) (。lT368%11 37人(9・1% ) 67 (36チ芸0%11
47人(12・1%) ・976年可 (38チ361%11 66人(15・7% )・
9
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年
度
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8
長野大学紀要 第1
7
巻第1
号1
9
9
5
永野幸雄 東京都障害児学校卒業生 の進路実態 と課題 69
各障書児別比率、合計比率 (%)
- 69
70
(
D 盲学校
長野大学紀要 第17巻第1号 1995 1993年度卒業生の障害別の進路動向1
9
9
3
年度卒業生の障音別の進路動向
(
理療科)
② ろ う学校
(
専攻科)
(
保健理療科)
(
普通科)
永野幸雄 東京都 障害 児学校卒業生 の進路実態 と課題 ③ 肢体不自由枚
障音別就 労者 の雇 用形 態
(全就労者の合計比率 計3
0
7
人)障書 別就 労者 の企業 規模
(全就労者の合計比率 計3
0
7
人)障 音 別 就 労 先 職 種
(全就労者の合計比率 計3
0
7
人)障 音 別 就 労 先 業 種
く全就労者の合計比率 計3
0
7
人) - 71 -7172 長野大学紀要 第17巻第1号 1995
知的障幸校就労先雇用形態
(知的幹事校 計236人)知的障専攻就労先企業規模
(知的障専攻 計236人)知的幹事校就労先職種
(知的障害攻 計236人)知的障専攻就労先業種
(知的幹事校 ftl236人)永野幸雄 東京都障害 児学校卒業生 の進路実態 と課題 第1表 民間企 業 にお ける障 害者 の雇用状況 73 (資料 出所 労働 省職業安定局集計) 注1 常 用労働者数 とは、常 用労働者総数か ら除外率相 当数を除 いた法定雇用身体障害者数 の算定 の基礎 とな る労 働者数 である。 2 A欄 の 「重度障害者 (常用)」 には短 時間労働者 の数 は含 まれ ていない。B欄 の 「重 度障害者 (常 用)以 外 の障害者 」 には重度障害者 であ る短時間労働者 の数 が含 まれ てい る。 3 障害者 の数 とは、身体 障害者 と精神薄弱者 の計 であ る。A欄 の重度障害者 (重度身体障害者及び重度精 神薄 弱者) につ いては法律上、 1人を2人に相 当す るもの としてお り、 ダブル カウン トを行 っている0 4 ( ) 内は平成 4年6月1日現在 の数値 である。 第2表 一般 の民間企業 におけ る規模 別障尊者 の置用状況 (資料 出所 労働省職業安定局集計) 注 第1表 と同 じ。 -
73-74 長野大学紀要 第17巻第1号 1995 第3表 一般の民間企業 における産業別障書者の雇用状況 障 害 者 の 数 区 分
B
.
害
重
者(
度
常障用
の
)
障
以
害
外
者
農、 林、 漁 業 鉱 業 建 設業
ヽー ヽ′ 4 8 3 0 8 6 2 2 1 1 1 1 向一一 日r iZq 製 造 業 21,200巨
287,4931 27,977 食 料 品 ・た ば こ 政 経 ・ 衣 服 木 材 ・ 家 具 パルプ ・紙 ・出版 化 学 工 業 窯 業 ・土 石 鉄 鋼 非 鉄 金 属 金 属 製 品 電 気 機 械 そ の 他 機 械 そ の 他 電気 ・ガス ・熱供給 ・ 水道業 運 輸 ・ 通 信 業 卸売 ・小売業、飲食店 金融 ・保険 ・不動産業 サ ー ビ ス 業 189,253 1,110,416 3,322,825 1,534,267 2,940,401 4 3 4 6 6 3 0 6 2 3 2 8 7 6 5 0 2 2 5 3 5 9 8 1 1 2 7 8 2 7 6 4 3 8 5 1 7 9 5 7 0 5 8 2 7 7 5 1 0 3 7 4 2 0 4 1 3 7 0 5 1 4 〇 一4 2 5 3 2 0 9 5 1 7 6 2 4 6 2 2 1 4 1 4 3 円U : 5 rD 3 9 2 1 8 4 1 3 9 7 5 6 8 5 7 5 4 8 4 6 6 8 4 9 5 0 6 9 6 0 7 7 6 3 1 0 3 8 0 3 3 2 6 7 7 5 1 1 12
2 2,761 ( 2,566) 16,629 (15,853) 30,750 (28,368) 18,046 (17,182) 42,236 (39,037) ) ) ) ) ) 6 7 0 3 3 7 8 2 4 9 4 3 5 4 ∩コ 8 1 1 4 3 1 1 1 1 0 0 1 1 1 1 ( ( ( ( ( ヽ ヽノ 6 3 2 2 1 3 6 5 3 3 4 4 ..1\ ー\ 0 6 1 0 7 1 6 2 2 1 6 7 6 3 9 6 7 8 0 1 OU 9 4 5 3 2 1 3 4 2 2 3 2 3 3 3 ) ) ) ) ) 3 5 4 9 3 3 3 3 3 3 1 9 0 0 7 7 3 4 3 2 6 5 4 4 6 6 7 7 5 5 ( ( ( ( ( 産 業 計 r 53,689 i1
7・072,450 f 54,267 (資料 出所 労働省職業安定局集計) 注 第1表 と同じ。永野幸雄 東京都障害児学校卒業生の進路実態 と課題 第4表 国、地方公共団体 における障害者の在職状況 75 (資料 出所 労働省職業安定局集計) 注l A欄 の 「重度障害者 (常用)」には短時間勤務職 員の数は含 まれていない。 B欄 の 「重度障害 者 (常 用)以 外の障害者」には重度障害者 である短時間勤務職員の数が含 まれている。 2 障害者 の数 とは、身体障害者 と精 神薄弱者 の計である。A欄 の重度障害者 (重度身体障害者及び重度精 神薄 弱者)については ダブルカウン トしてあ る。 3 雇用率 2%が適用 され る非現業的磯関 とは各省庁、都道府県、市町村 の行政棟関等 である。 4 雇用率1.9%が適用 され る現業的機関 とは郵政省、大蔵省造幣局及び印刷局、林野庁並 びに地方公営企 業 法 にい う機関等 である。 5 ( ) 内は、平成 4年6月 1日現在 の数値 である。 第5表 国、地方公共団体 における機関区分別障害者の在職状況 - 75