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2018年1月15日号12ページ 国宝謙信公太刀取得に向けたこれまでの経緯 広報上越 巻頭は「新年のご挨拶」 上越市ホームページ

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国宝謙信公太刀取得に向けたこれまでの経緯

 教育委員会では、上杉謙信公・景勝公が愛用した国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」の取得に向けた取

り組みを進めてきましたが、太刀所有者との間で契約金額の合意を得ることができず、取り止めることといた

しました。

 平成28年8月に国宝太刀の取得意向を公表して以来、市民をはじめ、企業・団体など多くの皆様から期待を

寄せていただいた中で、取得に至らなかったことは残念であり、申し訳なく思っています。

 取得の取り止めに至る経緯について、皆様からご理解をいただくため、これまでの交渉の経過や市の動きな

どをお伝えします。

太刀所有者との交渉の経過と市の動き

 

国宝太刀の取得のためにいただいた寄附金に

つきましては、寄附された方へ返還についての

意向を確認する文書をお届けし、返還を希望さ

れる場合は3月末までに返金します。なお、市

内に設置した募金箱を通しての寄附について

は、お名前や金額を確認できず、返金が困難な

ことから、募金された皆様の謙信公やふるさと

に対する思いを大切にした上で、一般の寄附金

として取り扱わせていただきます。

 

 

28

 

12

 国宝太刀は、「歴史博物館」として再生する総合博

物館の改修後の展示の大きな柱と位置付けていたこと

から、太刀の展示がなくなることによる影響はありま

すが、市内にある上杉家ゆかり

の品々の展示や、他の博物館か

ら展示品を借りて、さまざまな

企画展を開催するなど、魅力あ

る博物館となるよう努めていき

ます。

6月16日

9月2日

9月29日

3月11日

3月25日 5月31日 6月15日

6月16日 6月25日

6月27日

7月6日

7月26日 8月18日 8月19日 8月23日

10月1日 11月15日 12月1日

12月19日

平成27年

平成28年

•県立歴史博物館から、太刀の所有者が謙信公ゆかり の地へ太刀を譲渡したい意向との情報を受ける ~太刀について、さまざまな調査をし、「市民の宝」と  して迎え入れるに相応しいことを判断~

•所有者との面会(1回目)で、市との交渉に応じること を確認。所有者は10億円を提示したものの、「金額だ けで決める気持ちはない。公立館での収蔵がよい」と の意向を示す

•教育委員会定例会(以下、定例会)で経緯を説明

•所有者との面会(2回目)で、市は公立館で購入する 場合、専門家による価格評価額を契約金額の上限と することと、寄附金を募りたいこと、また、その目標額 として3億円を示す。所有者は価格評価の実施を了解 し、 「最初は3億円、状況を見て変更」と提案する •定例会で経過報告

•県立歴史博物館へ価格評価方法について確認 •所有者からメールで、所有者は最低3億円以上とし、 市の予算と寄附等によりできるだけ10億円に近づけ たいとの意向を示す

•価格評価が3億2千万円との結果を受け、所有者へ通知 •所有者が、予定対価3億2千万円、譲渡先を上越市と 記した『国宝・重要文化財の国に対する売渡しの申出』 を文化庁に提出

•所有者からメールで、文化庁の知人へ上越市への太 刀譲渡について連絡したことの報告を受領

•定例会で経過報告

•所有者との面会(3回目)で、契約金額は評価額以内 であることと、市議会の手続きなどを説明し、所有者 との合意を直接確認

•定例会で経過報告

•上越市博物館協議会で太刀取得は「適当」と答申を受ける •定例会で太刀取得の意思決定

•市長記者会見で太刀取得を目指すことを公表 ~12月まで月1回程度、所有者に市内の取組状況な  どをメールで報告~

•太刀取得について、ふるさと納税の募集開始 •28の地域自治区で市民講座を開催(~12月22日) •所有者からメールで、12月中の契約締結を打診され るとともに、6日には市の太刀取得の意思や、ふるさ と納税の取り組みへの不安が示される

•所有者に仮契約書の草案を送付。太刀取得に向けた

3月2日

3月8日

3月24日

4月11日 5月18日

5月23日 5月30日

6 月 6 日 6月13日 7月19日

7月27日

8 月 8 日 8月21日 8月25日 8月28日 9 月 5 日

9月11日 9月15日

10月18日

11月8日

11月20日 11月21日

11月22日 12月15日 平成29年

購入予算の準備を進めていることをメールで報告 ~この後も、市民講座の結果や寄附金の状況、面会の  要望などをメールで連絡~

•所有者との面会(4回目)で、太刀取得の手続きやス ケジュールを説明

•所有者からメールで、契約金額の増額希望を受ける (以降も数回あり)

•市議会で太刀取得の予算が議決される

•所有者にメールで、議会の議決の報告と面会を要望 •所有者へ書簡(教育長名)を発送し、面会を要望 •所有者との面会(5回目)で、所有者は3億2千万円で は契約できないと意思を示す

•市長記者会見で、契約交渉の開始を報告

•所有者から書簡を受領。交渉内容を担当者が教育長 へどのように報告しているのか確認を受ける •所有者へ書簡を発送

•所有者から書簡を受領。複数の契約金額の提示を受ける •所有者へ書簡を発送。3億2千万円は双方が合意し た金額であることを提示

•所有者へ書簡を発送し、面会を要望 •教育委員会臨時会で経過報告

•所有者の元へ訪問し、面会を断られる(~10日) •定例会で経過報告

•所有者へ書簡を発送し、面会を要望 •市長記者会見で交渉の状況を説明

•所有者から市長宛ての書簡を受領。所有者は太刀の 売却を白紙に戻す意思を示す

•市議会の文教経済常任委員会で交渉状況を報告 •所有者へ書簡を発送(受取拒否のため10月11日ま で4度再送)

•所有者から市長宛ての書簡を受領。契約金額につい ての考えを提示される

•所有者との面会(6回目)で、所有者は契約金額の増 額を希望し、当市へ売却しない意思を示す。市は契約 の締結はできないと判断

•定例会で太刀取得の取り止めの意思決定

•太刀取得の取り止めに伴い、予算の減額を市議会に提案 •教育長が記者会見で太刀取得の取り止めを公表 •市長記者会見

•市議会で予算の減額が議決される。太刀取得の取り 止めが決定

歴史博物館としてリニューアルオープン

寄附金の返還について

さんちょうもう

■問合せ…

文化行政課(☎025-545-9269)、総合博物館(☎025-524-3120)

歴史博物館(イメージ図)

小学生たちによる環境活動

 

 

 

 

 

11

参照

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