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(1)

ひとりひとりが輝く社会をめざして

(2)

 本市では、平成15年3月に「男女共同参画プラン・とくしま

∼ひとりひとりが輝く社会をめざして∼」を策定し、市民の皆様

と一体となって、男女共同参画社会づくりに取り組んでまいり

ました。

 この間、急速な少子高齢化による人口減少や雇用環境の多様

化等、社会情勢が変化する中で、男性、女性を問わず仕事と子育

てや介護との両立、働き方の見直し、地域づくりへの参画など

が大きく求められております。

 こうした中、前プランが計画期間満了を迎えたことから、新

たな時代に対応した施策を展開し、お互いを支え合い、すべて

の人が健やかに暮らすまちづくりを総合的かつ計画的に進める

ため、「男女共同参画プラン・とくしま∼ひとりひとりが輝く社

会をめざして∼(改訂版)」を策定いたしました。

 改訂に当たって、「基本理念」については、前プランを継承し、

「だれもが人として心豊かに生きることができる男女共同参画

社会の創造」とし、「人権の尊重と男女平等の意識づくり」、「あ

らゆる分野への男女共同参画の推進」、「男女がともに働きやす

い環境づくり」、

「心豊かに暮らせるための生活環境づくり」の4

つの基本方向に沿って、男女共同参画推進の諸施策を展開する

こととしております。

 今後、プランの改訂を踏まえ、市民の皆様や事業者、関係機

関・団体等と連携・協働を図りながら、男女がともにその能力

と個性を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現

に向けて、積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますの

で、なお一層のご理解とご協力をお願いいたします。

 おわりに、プランの策定に当たり、熱心にご審議いただき貴

重なご意見・ご提言をいただきました徳島市男女共同参画プラ

ン策定市民会議委員の皆様や市民意識調査にご協力いただきま

した市民各位をはじめ、関係各位に心から感謝申しあげます。

  平成23年3月

(3)

第1章 プランの概要

        ページ

 1 プラン策定の趣旨 ……… 3

 2 プランの位置づけ ……… 3

 3 プランの期間 ……… 4

 4 改訂の基本的視点 ……… 4

第2章 プラン策定の背景

 1 世界の動き ……… 5

 2 国の動き ……… 6

 3 徳島県の動き ……… 7

 4 徳島市の動き ……… 7

第3章 プランの基本的な考え方

 1 プランの基本理念 ……… 9

 2 プランの基本方向 ……… 9

 3 プランの施策体系 ……… 10

第4章 プランの内容

……… 12

 1 基本方向Ⅰ ……… 13

 2 基本方向Ⅱ ……… 20

 3 基本方向Ⅲ ……… 25

 4 基本方向Ⅳ・ ……… 31

第5章 プランの推進

    男女共同参画実現のための仕組みづくり ……… 34

 指標と数値目標 ……… 35

参 考 資 料

 *男女共同参画社会基本法 ……… 38

 *女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約 ……… 42

 *配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律 ……… 48

  (DV防止法)  *雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律 ……… 56

  (男女雇用機会均等法)  *育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 … 61   (育児・介護休業法)  *仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章 ……… 83

 *男女共同参画のあゆみ(世界・日本・徳島県・徳島市) ……… 86

 *男女共同参画プラン・とくしま(改訂版)策定の経緯 ……… 89

(4)

3

第1章

プランの概要

1 プラン策定の趣旨

 平成11(1999)年に「男女共同参画社会基本法」が制定され、男女が互いにその人権

を尊重し、責任を分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を発揮することが

できる男女共同参画社会の実現が、21世紀の緊要な課題と位置づけられました。

 それに基づき、本市においては、平成 15(2003)年3月に「男女共同参画プラン・と

くしま∼ひとりひとりが輝く社会をめざして∼」(以下「前プラン」という。)を策定し、

市民と協働で男女共同参画社会の実現に向け、さまざまな施策を展開しています。

 この間、

「男女雇用機会均等法」の改正など各種法制度の整備も進み、社会の意識も少

しずつ変化してきています。しかしながら、近年、少子高齢化の進展など、急激な社会

情勢の変化の中で、雇用・就業をめぐる変化、家族関係の変化など、さまざまな分野に

おいて、新たな課題も浮上してきているところであり、社会情勢の変化に対する適切な

対応が、国や地方公共団体に求められています。

 国においては、平成 22(2010)年 12 月に「第3次男女共同参画基本計画」が閣議決

定されました。

 このような状況のもと、本市では、前プランの計画期間が平成 22(2010)年度で終了

することから、これまでの本市の取組成果を継承しつつ、現状を踏まえ新たな課題に対

応しながら、男女共同参画社会の実現に向けての施策を総合的、計画的に推進するため、

「男女共同参画プラン・とくしま∼ひとりひとりが輝く社会をめざして∼(改訂版)」

(以下「本プラン」という。)を策定しました。

2 プランの位置づけ

 本プランは、男女共同参画社会基本法第14条に基づき、本市おける男女共同参画社会

形成の促進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための「男女共同参画基本計画」

として位置づけられています。

(5)

3 プランの期間

 本プランの計画期間は平成 23(2011)年度から平成 28(2016)年度までの6年間と

します。

 ただし、この間国内外の動きや社会情勢の変化等に伴い、必要に応じて見直しを行い

ます。

4 改訂の基本的視点

プランの改訂に際しては、

「基本理念」については、前プランを継承するとともに、

「基

本方向」、「基本目標」、「施策の方向」については、第4次徳島市総合計画、国・県の

「男女共同参画基本計画」や社会情勢等の変化を踏まえ、追加や一部見直しを行って

います。

施策の実効性を高めるため、指標を掲げ目標値を設置しています。

平成 20(2008)年度に実施した「男女共同参画に関する市民意識調査」の結果、平成

21(2009)年度の「徳島市男女共同参画プラン策定市民会議」の提言等を踏まえ、市

民の意見を尊重し策定しています。

男女共同参画プラン・とくしま

男女共同参画社会基本法

国、県の男女共同参画基本計画

(6)

5

第2章

プラン策定の背景

1 世界の動き

 国際連合(以下「国連」)は、昭和 50(1975)年を「国際婦人年」と定め、その年、メ

キシコ・シティで国際婦人年世界会議(第1回世界女性会議)を開催し、各国が取るべ

き措置のガイドラインとなる「世界行動計画」が採択され、昭和 51(1976)年から昭和

60(1985)年までを「国連婦人の 10 年」として、世界の国々に対し、女性の地位向上

のための積極的な取組みを呼びかけました。

 また中間年である昭和 54(1979)年には、国連総会において、「女子に対するあらゆ

る形態の差別の撤廃に関する条約」(以下「女子差別撤廃条約」)が採択されました。

 「国連婦人の 10 年」の最終年である昭和 60(1985)年には、第 3 回世界女性会議(ナ

イロビ世界会議)が開催され、

「西暦 2000 年に向けての婦人の地位向上のためのナイロ

ビ将来戦略」が採択され、目標達成に向け、各国が実情に応じて効果的措置を講ずる上で

の長期的ガイドラインが設定されました。

 平成 7(1995)年北京で開催された第4回世界女性会議では、女性の地位向上を目指す

「北京宣言」と平成 12(2000)年までの5年間に取り組むべき優先課題を盛り込んだ「行

動綱領」が採択されました。

 平成 12(2000)年には、ニューヨークにおいて国連の特別総会「女性 2000 年会議」

が開催され、女性に対する暴力に対処する法律の整備や、平成 17(2005)年までに女性

の差別的な条項撤廃のための法律の見直しを各国に求めることなどを盛り込んだ「政治

宣言」及び「北京宣言及び行動綱領実施のための更なる行動とイニシアチブ」が採択され

ました。

(7)

2 国の動き

  

 わが国においては、昭和 50(1975)年の「国際婦人年」を契機として、「婦人問題企

画推進本部」を設置して以降、昭和 52(1977)年に、以後10年の施策の方向を示す「国

内行動計画」が策定され、女性の地位の向上と男女平等に関する施策の推進や制度の整

備が進められました。

 「男女雇用機会均等法」の制定や「国籍法」及び「戸籍法」の改正など、国内法の整備

に努めたうえで、昭和 60(1985)年に「女子差別撤廃条約」が批准されました。 

 平成 8(1996)年には、あらゆる分野における社会制度や慣行を男女平等の視点から見

直し、男女共同参画を推進するための行動計画「男女共同参画 2000 年プラン」が策定

されました。

 平成 11(1999)年6月には、男女共同参画社会の実現に向けての法的根拠となる「男

女共同参画社会基本法」が施行され、この基本法において国、地方公共団体、国民の責

務が規定されました。

 平成 12(2000)年には、基本法に基づき「男女共同参画基本計画」が策定され、11の

重点目標を掲げ、以後10年の長期的な施策の方向性と前期5年の具体的施策が定められ

ました。

 平成 13(2001)年には、

「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」

(D

V防止法)が施行されました。この法律はこれ以降、平成 16(2004)年、平成 19(2007)

年に一部改正が行われています。

 また、平成 15(2003)年には、少子化対策として仕事と子育てとの両立を図るために

必要な雇用環境の整備などを規定した「次世代育成支援対策推進法」が制定され、平成

16(2004)年に、育児・介護休業の取得対象の拡大、子の看護休暇の新設などで「育児

休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(育児・介護休業

法)が改正、施行されました。

 平成 17(2005)年には、「男女共同参画基本計画(第2次)」が策定され、わが国のめ

ざすべき男女共同参画社会の将来像が示されました。

 平成 18(2006)年には、間接差別を含む性別を理由とする差別の禁止、セクシュアル・

ハラスメントに対する事業主の雇用責任の強化などを盛り込んだ「男女雇用機会均等法」

の改正法が成立し、翌年度から施行されました。

(8)

7

 平成 22(2010)年 7 月、「第3次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考

え方」について答申がなされ、同年12月、

「第3次男女共同参画基本計画」が閣議決定さ

れました。

3 徳島県の動き

 徳島県においては、昭和 59(1984)年に最初の女性政策に関する総合計画である「徳

島県婦人対策総合計画(女性ライブプラン)」が策定されました。

 平成3(1991)年には「徳島県女性対策総合計画(新女性ライブプラン)」が、平成 9

(1997)年には「徳島県女性総合計画(女と男(ひととひと)輝くとくしまプラン)」

(以

下「女性総合計画」)が策定され、男女共同参画プラザ“はばたき”が設置されました。

 また、平成 14(2002)年4月から「徳島県男女共同参画推進条例」が施行されるとと

もに、平成 15(2003)年には、以後3年間で早急に取り組むべき主要課題とその推進方

策についてとりまとめた「とくしま男女共同参画実行プラン」が策定されました。

 さらに、平成 17(2005)年には、配偶者からの暴力を許さない社会の実現に向け、

「配

偶者暴力防止及び被害者保護に関する徳島県基本計画」が策定されました。

 また、平成 19(2007)年には、「女性総合計画」の終了に伴い、新しい「徳島県男女

共同参画基本計画」が策定されています。

4 徳島市の動き

  

 本市は、平成 2(1990)年4月、総務部企画調整課に女性政策係を設置し、女性問題

解決に向けた本格的な取組みを開始しました。

 平成 3(1991)年5月に庁内関係課による「徳島市女性行動計画策定連絡会」を立ち上

げ、翌年7月に有識者による「徳島市女性行動計画策定懇談会」を発足させました。

 平成 4(1992)年7月には、懇談会からの提言書を尊重した「徳島市女性行動計画」を

策定し、この計画にうたわれた基本理念のもとに、様々な取組みを行ってきました。そ

して、同計画の効果的かつ総合的な推進を図ることを目的に設置された「徳島市女性行

動計画推進連絡会」で進捗状況の把握をしてきました。

(9)

 平成 15(2003)年3月、最初の徳島市男女共同参画基本計画である「男女共同参画プ

ラン・とくしま∼ひとりひとりが輝く社会をめざして∼」を策定し、男女共同参画社会

実現に向けての取組方針や方向性を明らかにし、男女共同参画施策を総合的・計画的に

推進してきました。

(10)

9

第3章

プランの基本的な考え方

1 プランの基本理念

 基本理念

   

 前プランの基本理念は「だれもが人として心豊かに生きることができる男女共同参画

社会の創造」であり、本プランにおいても引き続き、すべての人の基本的人権を尊重し、

社会生活のあらゆる場面で、真の平等が達成され、男女がともに支えあえる社会を目指

すことから、前プランの基本理念をそのまま引き継ぐこととしました。

 また、基本理念は、第4次徳島市総合計画で定められている基本目標「ぬくもりの社

会づくり∼お互いを支えあい、すべての人が健やかに暮らすまち∼」において、平等な地

域社会や男女共同参画社会の実現を通じて、すべての市民の人権が尊重される社会を実

現するものです。

2 プランの基本方向

  

 基本理念である「だれもが人として心豊かに生きることができる男女共同参画社会の

創造」を実現するため、次の 4 つの基本方向に沿った施策を推進していきます。

 基本方向

 なお、基本方向をもとに基本目標と施策の方向を定めています。

(次ページ:「男女共同参画プラン・とくしまの施策体系」のとおり)

※ 4つの基本方向以外にプランの推進のための推進体制の整備について、「男女共同

参画実現のための仕組みづくり」の項目を規定しています。

だれもが人として心豊かに生きることができる男女共同参画社会の創造

 人権の尊重と男女平等の意識づくり

 あらゆる分野への男女共同参画の推進

 男女がともに働きやすい環境づくり

(11)

基本理念

基 本 目 標

基本方向

1 男女共同参画の視点に立った意識啓発

6 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大 5 相談体制の整備

4 メディアにおける男女共同参画の推進 3 あらゆる暴力の根絶

2 男女共同参画を推進する教育・学習の充実

9 就業の分野における男女共同参画の推進

12 高齢者・障害者等の福祉の充実

庁内の推進体制の充実 蠢

人権の尊重と男女 平等の意識づくり

あらゆる分野への 男女共同参画の推進

男女がともに働き やすい環境づくり

心豊かに暮らせるための 生活環境づくり    

男女共同参画実現の ための仕組みづくり

市民・関係団体等との協働の推進 13 生涯を通じた健康づくりの推進

11 男女の職業生活と家庭・地域生活の両立支援 10 農林漁業・商工自営業における男女共同   参画の推進

8 新たな取組を必要とする分野における   男女共同参画の推進

7 国際交流の推進

(12)

11

施 策 の 方 向

① 個人の尊厳と人権を尊重する啓発活動の推進 ② 意識啓発のための広報・啓発活動の推進

③ 男女共同参画に関する情報の収集・提供機能の充実

① 学校等における男女平等の教育の推進 ② 男女共同参画の視点に立った家庭教育の推進 ③ 男女共同参画の視点に立った生涯学習の推進 ④ エンパワーメントのための学習機会の充実

① 暴力の予防と根絶のための環境づくり ② 配偶者等からの暴力の防止対策の推進

③ セクシュアル・ハラスメント等の防止対策の推進 ④ 性暴力、ストーカー行為等への防止対策の推進

① メディアによる人権尊重の推進

② 広報・出版物など性別にとらわれない情報発信の推進

① 男女平等の視点に立った相談機関の充実 ② 相談機関の連携

① 審議会、委員会への女性登用の促進 ② 管理者等への女性の積極的登用 ③ 女性リーダーの育成と活用

① 国際理解・交流活動の推進 ② 国際化に対応した環境づくり

① 防災(災害復興を含む)体制の確立 ② 観光分野における男女共同参画の推進 ③ 市民と協働できる環境づくりの推進 ④ 地域活動への男女共同参画の推進

① 男女雇用機会均等のさらなる推進

② 多様な就業ニーズを踏まえた雇用環境の整備

① 多様な担い手の育成・確保 ② 女性起業家への支援

① 子育て環境の整備

② 仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し ③ 家庭生活・地域社会への男女共同参画の推進

① 介護・福祉サービスの充実 ② 健やかな生活の充実 ③ 住みよい環境等の充実 ④ 心豊かな生活の充実

① 生涯にわたる健康づくり対策の充実 ② 健康づくりの意識啓発

① 男女共同参画プラン推進会議の充実 ② 施策の推進状況の把握、評価の研究 ③ 職員の意識啓発

(13)

第 4 章

プランの内容

基本方向

 人権の尊重と男女平等の意識づくり

……… 13

   基本目標 1 男女共同参画の視点に立った意識啓発 ……… 15

        2 男女共同参画を推進する教育・学習の充実 ………… 16

        3 あらゆる暴力の根絶 ……… 17

        4 メディアにおける男女共同参画の推進 ……… 18

        5 相談体制の整備 ……… 19

基本方向

 あらゆる分野への男女共同参画の推進

……… 20

   基本目標 6 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大 ………… 22

        7 国際交流の推進 ……… 23

        8 新たな取組を必要とする分野における男女共同 

      参画の推進 ……… 24

基本方向

 男女がともに働きやすい環境づくり

……… 25

   基本目標 9 就業の分野における男女共同参画の推進 ……… 28

        10 農林漁業・商工自営業における男女共同参画の

      推進 ……… 39

        11 男女の職業生活と家庭・地域生活の両立支援 ……… 30

基本方向

 心豊かに暮らせるための生活環境づくり

……… 31

   基本目標 12 高齢者・障害者等の福祉の充実 ……… 32

(14)

13

 基本方向

 人権の尊重と男女平等の意識づくり

 日本国憲法では、個人の尊重と法の下の平等が基本的人権として保障されています。

これが「男女共同参画社会基本法」の理念の一つとなっています。

 女性も男性も、個人として尊重され、性別による差別的な扱いを受けず、個人として

の能力を発揮する機会を確保され、それぞれの人権が尊重されることは、男女共同参画

社会の前提となるものです。

 そのため、国においては、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法の改正施行など、

法制度の進展がみられ、男女の不平等感は、徐々に解消が進んできています。

 しかし、平成 20(2008)年度実施の市民意識調査によると、分野別男女の地位の平等

感では、

「学校教育の現場」の分野においては、男女の地位が平等だと感じる人の割合が

62.6%と高い反面、「社会通念・習慣・しきたり等」や「社会全体」では、それぞれ 9.7%、

11.6%と低い数値になっています。

 一方、

「男は仕事、女は家庭」という固定的な性別役割分担意識に関する調査では、肯

定的(賛成・どちらかといえば賛成)な意識を持つ割合が、39.1%と、平成 14(2002)

年度調査と比べ 2.8%減少し、男女共同参画の意識は少しずつ進んできています。

 このような意識調査の結果や現状等を踏まえて、一人ひとりが相手を思いやり、認め

あい、お互いの人権を尊重しあう社会の実現のため、さまざまな人権施策を積極的に推

進していきます。

0 10 20 30 40 50 60 70%

28.5

19.6

62.6

34.4

38.2

18.3

9.7

11.6 家庭生活では

職場や就労の機会では

学校教育の場では

地域社会(町内会・   自治会など)では

法律や制度の上では

政治の場では

社会通念・習慣・    しきたり等では

社会全体では

図1−1 分野別男女の地位の平等感:「平等であると答えた」割合

(15)

表1 男女の地位について「平等」と感じている人の割合

資料 (平成20年度 男女共同参画に関する市民意識調査)   (平成19年度 徳島県 男女共同参画に係る意識調査)  (平成19年度 内閣府 男女共同参画に関する世論調査)

徳島県

徳島市

42.0

19.8

28.5

家庭生活では

23.9

17.0

19.6

職場や就労の機会では

63.4

62.7

62.6

学校教育の場では

39.5

35.0

38.2

法律や制度の上では

23.2

11.9

18.3

政治の場では

20.2

7.9

9.7

社会通念・習慣・しきたり等では

20.9

13.6

11.6

社会全体では

(%)

図1―2 「 男は仕事、女は家庭 」 という考え方について(国・県・前回調査との比較)

資料 (平成19年度 内閣府 男女共同参画に関する世論調査) (平成19年度 徳島県 男女共同参画に係る意識調査)  (平成14年度 男女共同参画に関する市民意識調査)   (平成20年度 男女共同参画に関する市民意識調査)  

0 20 40 60 80 100%

31.0 28.7 23.4 13.8

32.6 30.9 21.4 10.0 5.1

34.3 22.1 32.8

3.2 7.6

33.6 30.1 20.7 9.3 0.8

5.5

徳島市 (平成14年度)

徳島市 (平成20年度)

(16)

15

基本目標1

 男女共同参画の視点に立った意識啓発

 男女の社会における活動や個人の生き方が多様化する中で、性別、年齢、障害の有無

等にかかわらず、一人ひとりが相手を思いやり、認めあい、お互いの人権を尊重しあう

男女共同参画社会の実現のため、さまざまな機会を通じて意識啓発を推進します。

 また、男女共同参画に関する情報の収集及び提供に努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・人権啓発の推進

・啓発フォーラム・講演会等の開催

・地域学習会の開催

(1) 個人の尊厳と人権を尊重する啓発

活動の推進

・ポスターやリーフレット等による意識

啓発

(2) 意識啓発のための広報・啓発活動

  の推進

・情報誌の発行

・関係機関等の情報提供

・市の広報、ホームページ等を活用した

情報の収集、発信

(17)

基本目標2

 男女共同参画を推進する教育・学習の充実

 人権尊重、男女平等意識を一層はぐくむためには、家庭教育を原点に、社会の一員と

して生きるための人間形成が培われる極めて大切な幼児期に、幼児の発達の特性を踏ま

え、豊かな心情を育てることが重要です。

 また、家庭教育とともに、学校教育における男女平等の教育の推進、生涯学習におけ

る男女平等意識の啓発も重要です。

 家庭や地域社会における男女の固定的性別役割分担意識を解消し、性別にとらわれず、

個性と能力を十分発揮できる社会の形成のため、教育・学習機会の確保や啓発の推進に

努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・人権学習機会の提供

・学校における人権教育の充実

・教職員への教育研修の実施

(1) 学校等における男女平等の教育の

推進

・家庭教育の充実

(2) 男女共同参画の視点に立った家庭

教育の推進

・人権研修活動の支援

・地域住民交流事業

・生涯学習活動教室等の開催

・各種講座・講演会等の開催

(3) 男女共同参画の視点に立った生涯

学習の推進

・人権啓発リーダー等の育成

・地域リーダー養成講座の開催

・自主的活動に対する支援

(4) エンパワーメントのための学習機

(18)

17

基本目標3

 あらゆる暴力の根絶

 今日、DV(ドメスティック・バイオレンス:配偶者等からの暴力)やセクシュアル・

ハラスメントなどの人権侵害が社会問題となっており、いかなる暴力行為も許さないと

いう社会の意識づくりが重要です。

 特にDV問題の解決には被害者を保護し、その自立を支援することとあわせて、DV

による被害者も加害者も発生させないというDV予防の視点に立ち、あらゆる暴力の根

絶に向けた環境づくりを推進し、啓発に努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・暴力根絶に向けた啓発の推進

・相談体制の充実

・法制度や各種支援策の情報提供

・関係機関との連携強化

(1) 暴力の予防と根絶のための環境づ

くり

・DV被害者への支援強化

・DV被害防止に向けた啓発の推進

・若年層を対象とする予防啓発の拡充、

教育・学習の充実

(2) 配偶者等からの暴力の防止対策の

推進

・セクシュアル・ハラスメント等の防止

に向けた啓発の推進

・相談体制の充実

(3) セクシュアル・ハラスメント等の

防止対策の推進

・「ストーカー規制法」の周知

・地域での防犯体制の推進

・警察等の関係機関との連携強化

(4) 性暴力、ストーカー行為等への防

(19)

基本目標4

 メディアにおける男女共同参画の推進

 情報通信がより高度化する中で、メディアを取り巻く現状に対応するため、さまざま

な情報を主体的に収集、判断し、活用する能力を持つことが必要であり、情報モラルの

向上に向けた取組み、インターネット等による人権侵害の防止策等、情報教育を通じて、

溢れる情報の中から正しい情報を主体的に判断できる能力の育成に努めます。

 また、市の広報・出版物等における表現が、性別による固定観念にとらわれないよう

男女共同参画の観点での推進を図っていきます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・メディア・リテラシー向上のための取

組み

・情報提供システムによる啓発

・メディア(インターネット・携帯電話

等)における人権被害への取組み

(1) メディアによる人権尊重の推進

・学習機会の充実

・法制度に関する啓発と広報

・情報資料の収集・提供

(2) 広報・出版物など性別にとらわれ

(20)

19

基本目標5

 相談体制の整備

 市民に、より身近な相談窓口として、情報の一元化を図り、広報、啓発に努め、利用

しやすいサービスが提供できる体制の充実に努めることが重要であります。

 関係機関はもとより民間団体と連携を図り、人権の確立と擁護のための環境づくりを

進めるとともに、さまざまな悩みなどに対して、適切に対応できる相談体制の整備・充

実に努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・各分野での相談体制の充実

・各種相談窓口の周知

・適切な人材の確保・人材育成

(1) 男女平等の視点に立った相談機関

の充実

(21)

 基本方向

 あらゆる分野への男女共同参画の推進

 男女共同参画社会を形成していく上で、あらゆる分野における女性の一層の参画が望

まれており、男女がともに参画することにより、多様な発想がうまれたり、その分野に

おける活動が活性化するなど、新たな発展が期待できます。

 本市でも、地域におけるさまざまな分野で活躍している女性は増えてきており、その

内容も多岐にわたっています。しかし、女性議員、自治会長など地域のリーダー的役割

を担う女性は少ない状況にあり、政策・方針決定過程への女性の参画の推進は、重要な

課題となっています。

 また、社会のさまざまな分野において、女性と男性が自らの意志により、対等なパー

トナーとして、性別にかかわりなく参画できる環境づくりを推進していくことも重要で

す。

 一方で、少子高齢化や単身世帯の増加などの影響を受け、地域におけるつながりが希

薄化してきており、男女の性別にかかわらず、地域活動への参画を促し、活動の活性化

を図ることも重要な課題となっています。

 平成20(2008)年度の市民意識調査においても、今後女性の参画が必要となる分野に

ついての調査では、男女あわせた全体で、

「育児や介護などで、いったん仕事を中断した

女性の「再チャレンジ」をはじめとする女性の能力発揮の推進」の項目が 70.5%と高い

数値となっているが、次いで「地域づくり分野」が 31.1%と2番目に高く、

「防災災害分

野」や「環境分野」でも、それぞれ 19.6%、19.0%と約5人に1人が、今後女性の参画

が必要となる分野であると回答しています。

 これらの結果を受けて、新しく地域づくり、防災、環境の分野、さらに観光の分野に

おいても、男女共同参画の視点からの取組みを推進していきます。

(22)

21

0 10 20 30 40 50 60 70 80%

全体

女性

男性

防災災害分野 地域づくり 環境分野 女性の能力発揮

施策・方針決定への領域拡大

19.6%

31.1% 19.0%

20.7%

70.5%

20.3%

19.6%

19.1%

73.4%

36.1%

65.1% 18.3%

17.8%

23.7% 28.1%

図2−1 今後女性の参画が必要となる分野

(23)

基本目標6

 政策・方針決定過程への女性の参画の拡大

 本市の各種審議会等における女性の登用率をさらに向上させるとともに、関係機関・

団体への働きかけを進め、女性の参画を促進するとともに、女性のエンパワーメントの

ための機会を充実させ、人材育成に努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・審議会等委員への女性の積極的登用

・女性データバンクの整備・充実

・各種団体・企業等への協力要請

(1) 審議会、委員会への女性登用の促

・本市女性職員の管理職等への登用

・市政への共同参画の促進

・性別にとらわれない採用と配置

(2) 管理者等への女性の積極的登用

(24)

23

基本目標7

 国際交流の推進

 社会環境の変化に伴い、本市においても、外国人登録人口が増加し、国籍や在住目的

の多様化が進んでいることから、外国人に対しての支援体制の充実を図る必要があり、

外国の多様な文化や価値観を尊重できる意識の醸成を図りながら、ともに暮らしやすく

活動しやすい環境づくりを推進します。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・国際交流活動への支援・協力

・国際交流講習会の開催

・姉妹・友好都市との相互交流等

(1) 国際理解・交流活動の推進

・外国人相談事業の推進

・生活情報誌の作成、配布

・人材の育成

(25)

基本目標8

 新たな取組を必要とする分野における男女共同参画の推進

 社会経済情勢の変化に伴い、新たな分野においても男女共同参画の視点に立った施策

の推進が求められています。

 地域防災の分野では、男女のニーズの違い等を把握し、男女双方の視点に十分配慮し

た防災体制づくりを進め、また、観光や環境の分野においても、女性の高い関心、豊か

な知識や経験がより生かされるよう施策を推進します。

 また、地域活動への参画の推進については、地域で暮らす男女の一人ひとりが地域社

会の担い手となり、より積極的に活動できるよう支援し、情報の収集・提供に努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・自主防災活動の推進

(1) 防災(災害復興を含む)体制の確立

・観光ガイドボランティア活動の推進

(2) 観光分野における男女共同参画の

推進

・環境リーダー活動の支援と協働

・出前環境教室の開催

(3) 市民と協働できる環境づくりの推

・コミュニティ活動への支援

・地域活動リーダーの育成

(26)

25

 基本方向

 男女がともに働きやすい環境づくり

 男女共同参画社会の形成に向けて、男女がともに社会のあらゆる活動に参画していく

ためには、職場、家庭、地域においてバランスのとれた生活ができるよう環境を整備す

ることが必要です。

 特に、少子高齢化、核家族化が進展する中で、男女が仕事と育児・介護等の家庭生活、

職業生活とその他の活動のバランスを図り、生涯を通じて充実した生活を送ることがで

きるようにすることの重要性は増しています。

 職業生活においては、男女が性別により差別されることなく、その能力を十分に発揮

することができる雇用環境の整備を促進するとともに、長時間労働の抑制等の働き方の

見直しや育児・介護休業の取得の推進など就業環境の整備が必要です。

 また、仕事と家庭生活の両立を支援するため、これまで家庭への参画が少なかった男

性(図3−4参照)が、家庭生活に積極的に参画することができるような環境整備を進

めることや、仕事と育児の両立を図るための子育て支援対策の充実が重要となっていま

す。

 さらに、地域社会においては、男女がともに生涯を通じて、各ライフステージにおい

て自主的に参画することができるよう環境づくりを進め、地域活動の活性化を図ること

も重要です。

(27)

用語の認知度

図3−1、3−2、3−3資料 (平成20年度 男女共同参画に関する市民意識調査)

全体

女性

男性

図3−1 男女雇用機会均等法

図3−2 育児・介護休業法

図3−3 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

0 20 40 60 80 100%

0 20 40 60 80 100%

0 20 40 60 80 100%

65.0 24.6 7.3 3.5

65.4 23.5 7.7 3.4

63.5 26.1 6.6 3.7

知っている 聞いたことはある 知らない 無回答

全体

女性

男性

59.8 28.0 10.1 2.6

60.8 27.6 9.0 2.7

57.3 28.2 12.0 2.5

知っている 聞いたことはある 知らない 無回答

全体

女性

男性

13.1 26.5 56.3 4.1

13.1 24.7 58.1 4.1

12.9 29.5 53.9 3.7

(28)

27

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100%

生活費の確保

掃除・洗濯

食事のしたく

食事の後片づけ・ 食器洗い

買い物

子育て

子どものしつけ・ 教育

家族の看護・介護

自治会・町内会等 の活動

近所や親戚との つきあい

日常の家計管理

主に夫 夫婦が協力 主に妻 家族が協力 その他 無回答

41.2 30.7 7.9 9.9 4.4 5.8 1.4

14.0 64.1 11.0 3.8 5.8 1.8

7.5 72.9 7.2 4.9 5.8 2.7

13.7 60.6 12.8 4.1 6.1 2.3

22.5 54.2 10.7 4.0 6.4 0.8

28.3 35.2 7.8 5.8 22.1 1.8

35.3 26.4 8.9 5.2 22.3 1.1

21.7 25.7 14.2 11.1 26.3

12.5 25.9 31.7 10.7 10.7 8.7

4.3 40.3 28.6 14.2 6.7 5.9

6.1 16.6 61.0 4.6 5.3 6.4

図3−4 家庭での役割分担

(29)

基本目標9

 就業の分野における男女共同参画の推進

 雇用、企業等の分野においては、女性の社会進出、働き方が多様化していく中で、男

女の雇用機会の均等、平等な待遇の確保や男女がともに能力を発揮して働き続けるため

に、「男女雇用機会均等法」や「育児・介護休業法」等関係法令等の普及・啓発に努め、

男女が対等なパートナーとして働くことができる環境づくりを進めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・男女雇用機会均等法、関係法令等の周

知・啓発

・職場等における男女平等の促進

・労働・雇用に関する相談、情報の提供

・企業等事業主に対する支援

(1) 男女雇用機会均等のさらなる推進

・職場環境の整備促進

・働き方の見直し

・勤労者福祉の支援

・再就職の支援

(2) 多様な就業ニーズを踏まえた雇用

(30)

29

基本目標 10

 農林漁業・商工自営業における男女共同参画の推進

 農林漁業・商工業等の自営業において、人口減少や少子高齢化や核家族化等の影響を

強く受けていることから、多様な担い手の育成や確保を図るとともに、女性が自らの意

志によって、経営に参画する機会を確保し、経営の担い手として意欲と能力を発揮する

ための環境づくりを進めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・農業の中核的担い手の育成

・自営業(農林漁業、商工業)における

女性の経営参画推進

(1) 多様な担い手の育成・確保

(31)

基本目標 11

 男女の職業生活と家庭・地域生活の両立支援

 男女がともに、仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)を図るためには、長

時間労働や過剰なストレスから解放されるよう、就労環境の整備が不可欠です。

 また、お互いを尊重しながら仕事と家庭・地域生活のバランスを図り、いきいきと暮

らしていくことができるよう、男性の家庭・地域生活への積極的な参画を促し、子育て

環境の整備や、男女がともに生涯学習やボランティア活動をはじめ、各種地域活動へ参

画しやすい環境づくりに努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・親と子の健康の確保及び増進

・子どもの成長に資する教育環境の整備

・子どもの安全の確保

・育児不安への対応

・子育てに伴う経済的負担の軽減

・子育てを支援する生活環境の整備

(1) 子育て環境の整備

・仕事と家庭生活の両立を可能にする

ための意識啓発等の推進

・介護・子育てと仕事や社会活動の両立

支援

(2) 仕事と家庭の両立支援と働き方の

見直し

・男性の地域活動等への参画推進

・地域福祉団体との連携

・ボランティア活動等への参画促進

(3) 家庭生活・地域社会への男女共同

(32)

31

 基本方向

 心豊かに暮らせるための生活環境づくり

 めざすべき男女共同参画社会とは、性別・年齢や障害の有無等にかかわらず、だれも

が人として心豊かに暮らせる社会です。このような社会の実現をめざして、一人ひとりが

多様な生き方を選択できるような福祉サービス等の充実を図ることが求められています。

 平成 20(2008)年度の市民意識調査では、「家族の介護はだれが行うか」の調査に対

して、女性では 76.9%が、「自分が介護する」と答えているのに対し、男性では、「自分

が介護する」との答えが 32.9%と女性の半分にとどまり、また、

「配偶者(妻)が介護す

る」と答えた男性が 34.6%と「自分が介護する」と答えた割合を超えている状況です。

 このことからもわかるように、介護の分野については、従来、ともすれば女性が中心

にかかわってきていましたが、少子高齢化の進展や単身世帯の増加などに伴い、男性も

共に携わり、男女一人ひとりが家族の一員として主体的に担っていくことが必要となっ

てきています。

 また、介護に携わっている家族や近隣の援助者に対する精神的、身体的、経済的負担

の軽減を図るための施策を推進することが重要となっており、そのためには、総合的に

相談、支援できる機関等の充実及び広報に努め、必要なサービスを円滑に利用できる環

境を整備することが課題です。

 一方、生涯にわたり健康で快適な生活を送ることは、だれもが望んでいることです。

近年、性の違いを踏まえた性差医療への取組みも進んでおり、健康の保持・増進につい

ての考え方や出産・育児への取組み方も変わってきています。      

 特に女性については、思春期、妊娠・出産期、子育て期、更年期、高齢期といったラ

イフステージに対応した適切な健康の保持増進ができるような対策が必要になります。

 女性も男性も一人ひとりがそれぞれの身体的特徴を十分に理解し合い、お互いに思い

やりを持って生きていくことは、男女共同参画社会の形成に当たっての前提であり、心

身両面からの健康支援や相談体制の充実など、総合的な施策の推進を図っていきます。

図4−1、4−2資料 (平成20年度 男女共同参画に関する市民意識調査)

自分 76.9%

自分 32.9%

配偶者 34.6% 配偶者 2.9%

娘 2.4% 息子の配偶者 0.2%

その他の親族 1.5% 施設介護 9.2%

在宅介護 4.6% その他 2.2%

娘 1.7% 息子 0.8% 息子の配偶者 0.4% その他の親族 1.7%

施設介護 15.8%

在宅介護 8.8% その他 3.3%

図4−1 家族の介護は誰が行うか

     (女性の回答)

(33)

基本目標 12

 高齢者・障害者等の福祉の充実

 高齢者・障害者等がいきいきと自立した生活が送れるよう、介護・障害者福祉等サー

ビスの充実と質の向上を図り、社会全体で支えていく体制づくりを推進します。

 また、豊富な知識や経験を持つ高齢者・障害者等が、社会の担い手として活躍できる

よう、社会活動への参加促進などを図り、だれもが住み慣れた地域の中で、安心して暮

らせる環境づくりに努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・在宅・施設サービスの充実

・介護等給付の適正化の推進

(1) 介護・福祉サービスの充実

・介護予防等の推進

・健康づくりの推進

(2) 健やかな生活の充実

・地域の支援体制・ネットワークづくり

の推進

・住居の改善等の支援

(3) 住みよい環境等の充実

・社会参加の促進

・生きがいづくりの推進

・就労への支援

(34)

33

基本目標 13

 生涯を通じた健康づくりの推進

 男女とも生涯にわたり心豊かに健康に暮らせるよう、一人ひとりのライフステージに

応じた健康支援を進めるため、保健・医療・福祉等の関係機関や団体と連携し、健康診

査、健康相談、体力づくりの充実、また、運動習慣、ストレス防止等啓発活動の充実、

性差に応じた医療の啓発に努めます。

施策の方向と具体的施策・事業

具体的施策・事業

施策の方向

・健康診査の充実

・特定健康診査・特定保健指導の実施

・母子保健の充実

・健康教育、健康相談・機能訓練の実施

・介護予防普及啓発

・地域介護予防活動支援の実施

・性感染症予防対策の充実

(1) 生涯にわたる健康づくり対策の充実

・健康づくり情報の提供

・健康手帳の交付

・母子健康手帳の交付

(35)

第5章

プランの推進

  男女共同参画実現のための仕組みづくり

 男女共同参画の視点に基づく施策を推進するため、推進体制を整備するとともに、関

係機関等と連携し、市民、事業者、NPO等と協働して、諸施策を総合的に推進します。

1 庁内の推進体制の充実

  

 「男女共同参画プラン推進会議」を中心に庁内の関係部課と連携し、総合的かつ計画

的な施策の推進に努めます。

 年度ごとに各施策の実施状況を把握し、評価・再調整などの継続的な取組みを行い、

計画の実効性を確保します。

 職員研修を充実し、意識啓発に努めます。

2 市民・関係団体等との協働の推進

 NPO、事業者、ボランティア等との連携・交流し、協働を進め、人材の育成と活

用の促進を図ります。

 ホームページやパンフレット、広報紙等を積極的に活用し、プランの市民への普及

(36)

35

目標値

( 平成 28 年度 )

現状値

( 平成 21 年度 )

指 標 名

基本方向Ⅰ 人権の尊重と男女平等の意識づくり

100 %

74.4 %

「男女共同参画社会」という用語の認知度

47,000 人

41,877 人

市主催の人権に関する教育・啓発に関する各種

啓発事業への参加者数

100 %

60.9 %

( 平成 20 年度 )

配偶者や交際相手に対して「平手で打つ」の行為

等について、暴力と認識する割合

基本方向Ⅱ あらゆる分野への男女共同参画の推進

40 %

24.2 %

市の審議会等の女性委員の割合

100 %

90 %

外国人相談事業における、相談解決の割合(満足度)

65,000 人

54,171 人

主な生涯学習活動への参加者数

基本方向Ⅲ 男女がともに働きやすい環境づくり

100 %

89.6 %

( 平成 20 年度 )

「男女雇用機会均等法」という用語の認知度

12,000 件

7,236 件

ファミリー・サポート・センターの利用件数

15 箇所

3 箇所

地域における子育て支援拠点の整備箇所数

44 箇所

44 箇所

延長保育事業実施箇所数

基本方向Ⅳ 心豊かに暮らせるための生活環境づくり

24 %

22.9 %

要介護等認定者の高齢者人口に対する割合

35,000 件

34,280 件

地域包括支援センター事業相談延べ件数

98 団体

67 団体

福祉活動を目的としたNPO法人数(団体)

80 %

32.4 %

特定健康診査受診率

(37)
(38)

*男女共同参画社会基本法 ………38

*女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約 ………42

*配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律

 (DV防止法) ………48

*雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に

 関する法律(男女雇用機会均等法) ………56

*育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の

 福祉に関する法律(育児・介護休業法) ………61

*仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章 ………83

*男女共同参画のあゆみ(世界・日本・徳島県・徳島市) ………86

*男女共同参画プラン・とくしま ( 改訂版 ) 策定の経緯 ………89

(39)

目次  前 文

 第1章 総則(第1条―第 12 条)

 第2章 男女共同参画社会の形成の促進に関す

る基本的施策(第 13 条―第 20 条)  第3章 男女共同参画会議(第 21 条―第 28 条)

 附 則  

 我が国においては、日本国憲法に個人の尊重と法 の下の平等がうたわれ、男女平等の実現に向けた 様々な取組が、国際社会における取組とも連動しつ

つ、着実に進められてきたが、なお一層の努力が必 要とされている。

 一方、少子高齢化の進展、国内経済活動の成熟化 等我が国の社会経済情勢の急速な変化に対応してい

く上で、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任 も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能

力を十分に発揮することができる男女共同参画社会 の実現は、緊要な課題となっている。

 このような状況にかんがみ、男女共同参画社会の 実現を 21 世紀の我が国社会を決定する最重要課題 と位置付け、社会のあらゆる分野において、男女共

同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っ ていくことが重要である。

 ここに、男女共同参画社会の形成についての基本 理念を明らかにしてその方向を示し、将来に向かっ

て国、地方公共団体及び国民の男女共同参画社会の 形成に関する取組を総合的かつ計画的に推進するた

め、この法律を制定する。

第1章 総則

 (目的 )

第1条 この法律は、男女の人権が尊重され、かつ、

社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある 社会を実現することの緊要性にかんがみ、男女共

同参画社会の形成に関し、基本理念を定め、並び に国、地方公共団体及び国民の責務を明らかにす

るとともに、男女共同参画社会の形成の促進に関 する施策の基本となる事項を定めることにより、

男女共同参画社会の形成を総合的かつ計画的に推 進することを目的とする。

 (定義 )

第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語

の意義は、当該各号に定めるところによる。  一 男女共同参画社会の形成 男女が、社会の対

等な構成員として、自らの意思によって社会の あらゆる分野における活動に参画する機会が確

保され、もって男女が均等に政治的、経済的、 社会的及び文化的利益を享受することができ、 かつ、共に責任を担うべき社会を形成すること

をいう。

 二 積極的改善措置 前号に規定する機会に係る

男女間の格差を改善するため必要な範囲内にお いて、男女のいずれか一方に対し、当該機会を

積極的に提供することをいう。  (男女の人権の尊重 )

第3条 男女共同参画社会の形成は、男女の個人と しての尊厳が重んぜられること、男女が性別によ

る差別的取扱いを受けないこと、男女が個人とし て能力を発揮する機会が確保されることその他の 男女の人権が尊重されることを旨として、行われ

なければならない。

 (社会における制度又は慣行についての配慮 )

第4条 男女共同参画社会の形成に当たっては、社 会における制度又は慣行が、性別による固定的な

役割分担等を反映して、男女の社会における活動 の選択に対して中立でない影響を及ぼすことによ

り、男女共同参画社会の形成を阻害する要因とな るおそれがあることにかんがみ、社会における制

度又は慣行が男女の社会における活動の選択に対 して及ぼす影響をできる限り中立なものとするよ うに配慮されなければならない。

 (政策等の立案及び決定への共同参画 )

第5条 男女共同参画社会の形成は、男女が、社会

の対等な構成員として、国若しくは地方公共団体 における政策又は民間の団体における方針の立案

及び決定に共同して参画する機会が確保されるこ とを旨として、行われなければならない。

◆男女共同参画社会基本法◇

(40)

39  (家庭生活における活動と他の活動の両立 )

第6条 男女共同参画社会の形成は、家族を構成す

る男女が、相互の協力と社会の支援の下に、子の 養育、家族の介護その他の家庭生活における活動 について家族の一員としての役割を円滑に果たし、

かつ、当該活動以外の活動を行うことができるよう にすることを旨として、行われなければならない。

 (国際的協調 )

第7条 男女共同参画社会の形成の促進が国際社会

における取組と密接な関係を有していることにか んがみ、男女共同参画社会の形成は、国際的協調

の下に行われなければならない。  (国の責務 )

第8条 国は、第3条から前条までに定める男女共 同参画社会の形成についての基本理念(以下「基 本理念」という。)にのっとり、男女共同参画社会

の形成の促進に関する施策(積極的改善措置を含 む。以下同じ。)を総合的に策定し、及び実施する

責務を有する。  (地方公共団体の責務 )

第9条 地方公共団体は、基本理念にのっとり、男 女共同参画社会の形成の促進に関し、国の施策に

準じた施策及びその他のその地方公共団体の区域 の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務

を有する。  (国民の責務 )

第 10 条 国民は、職域、学校、地域、家庭その他

の社会のあらゆる分野において、基本理念にのっ とり、男女共同参画社会の形成に寄与するように

努めなければならない。  (法制上の措置等 )

第 11 条 政府は、男女共同参画社会の形成の促進 に関する施策を実施するため必要な法制上又は財

政上の措置その他の措置を講じなければならない。  (年次報告等 )

第 12 条 政府は、毎年、国会に、男女共同参画社 会の形成の状況及び政府が講じた男女共同参画社 会の形成の促進に関する施策についての報告を提

出しなければならない。

2 政府は、毎年、前項の報告に係る男女共同参画

社会の形成の状況を考慮して講じようとする男女 共同参画社会の形成の促進に関する施策を明らか

にした文書を作成し、これを国会に提出しなけれ ばならない。

 第2章 男女共同参画社会の形成の促進に      関する基本的施策

 (男女共同参画基本計画 )

第 13 条 政府は、男女共同参画社会の形成の促進

に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るた め、男女共同参画社会の形成の促進に関する基本

的な計画(以下「男女共同参画基本計画」という。) を定めなければならない。

2 男女共同参画基本計画は、次に掲げる事項につ いて定めるものとする。

 一 総合的かつ長期的に講ずべき男女共同参画社 会の形成の促進に関する施策の大綱

 二 前号に掲げるもののほか、男女共同参画社会 の形成の促進に関する施策を総合的かつ計画的 に推進するために必要な事項

3 内閣総理大臣は、男女共同参画会議の意見を聴 いて、男女共同参画基本計画の案を作成し、閣議

の決定を求めなければならない。

4 内閣総理大臣は、前項の規定による閣議の決定

があったときは、遅滞なく、男女共同参画基本計 画を公表しなければならない。

5 前2項の規定は、男女共同参画基本計画の変更 について準用する。

 (都道府県男女共同参画計画等 )

第14条 都道府県は、男女共同参画基本計画を勘案 して、当該都道府県の区域における男女共同参画

社会の形成の促進に関する施策についての基本的 な計画(以下「都道府県男女共同参画計画」とい

う。)を定めなければならない。

2 都道府県男女共同参画計画は、次に掲げる事項

について定めるものとする。

 一 都道府県の区域において総合的かつ長期的に

講ずべき男女共同参画社会の形成の促進に関す る施策の大綱

 二 前号に掲げるもののほか、都道府県の区域に おける男女共同参画社会の形成の促進に関する 施策を総合的かつ計画的に推進するために必要

な事項

3 市町村は、男女共同参画基本計画及び都道府県

男女共同参画計画を勘案して、当該市町村の区域 における男女共同参画社会の形成の促進に関する

参照

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