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特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について: University of the Ryukyus Repository

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Title

特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について

Author(s)

永井, 實; 佐久川, 恵博

Citation

琉球大学工学部紀要(19): 1-11

Issue Date

1980-03

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/12127

Rights

(2)

On the Aerodynamic Characteristics of the

Rectangular Flat Plate with a Special Opening

Minoru

NAGAI·

Keihaku

SAKUGAWA··

Summary

Flat plate standing perpendicularly in the wind receives large drag

because of the flow separation from the plate edge and the following

large eddy region. This eddy region, called wake, is affected by the

boundary condition around the plate, and then affects the drag force.

In this study, the aerodynamic characteristics of the rectangular

flat plate with a special opening were experimentally investigated at the

various boundary conditions. The model plate was manufactured as a

sliding shutter by the company 0 and the company K. The opening ratio

of the plate is about 18 percent.

According to the experinent, the drag coefficient of the specimen

did not vary from the same plate but without the opening.

Drag coefficient in the case of no boundary, specimen in the uni·

form flow, is 1.19, which is somewhat higher than the value 1.12 of the

thin rectangular flat plate. The difference is seemed to be caused by the

thickness and the edge shape of the plate.

In the worst boundary condition, the flat plate placed on the center

of the large wall, the drag coefficient reachs to 1.59, which is 34 percent

larger than the

valu~

in the case of no boundary. However, if a kind

of wind shutter is placed behind the model, the drag force acting to

the model becomes almost negligible.

Pressure oscillating phenomena are also researched, and it is tried

to explain the frequency by the Karman vortices and Helmholts resonance.

1Ht :

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(3)

特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について:永井・佐久川 2 ほとんど行われていない。

本報告は,軽金属製住宅用雨戸を開発しているO社

およびK杜の依願によって行われたもので,極々の環

境下における,特殊な1111隙をイ『する低方形平板の空力

特性を実験的に明らかにしたものである。 1.はじめに 流れの中に垂直におかれた平板では,その前表面に 沿う流れが,平板蝋で剥麟し後流に広い渦の領域を発 生するために大きな圧力抵抗を受けることが良く知ら れている1)。この渦領域は,平板の形状や平板周辺の 物体の配冠等の境界条件によって大きな影騨を受け, その結果平板に加わる抗力(風圧)を変化せしめる。 したがって特殊な境界条件下における平板の空力特性 を予知するためには,その部度力学的に相似の条件下 における模型実験を行わねばならない。 従来より,円形,長方形等穂々の形状を有する平板 の空力特性に関する研究は数多く行われているが21, 平板の一部に1111隙を有する場合,とりわけ本報告で述 べるような特殊な間隙を有する場合の実験は,空気力 学的に興味があるにもかかわらず,これまでのところ 2.実験装因及び方法 * 2-1風洞lI(内に適当な大lVl風洞が存在しない

ために,実験は九州大学工学部航空工学教室のゲッチ

ンゲン剛2メートル''1風洞を借用して行った。図1に

その概略を示す。風洞はIft流50PSモータで駆動され,

股低風速1.5m/sから股大風速28m/sまで変化させる

ことができる。今回の実験は約3m/sから22m/sの範

囲で行った。 20000 ' ' 、 、 夕 夕 、 、

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FiglG5ttingentype2mcircularwindtunnel(KyushuUniversity)

・昭和55年3月には.小学にも特別識蝋翻でゲッチンゲンベ11メートル角風洞(50m/s)が入る予定である。

(4)

琉球大学工学部紀要第19号,1980年 3 2-2供拭体図2に供試体の三面図,図3にそ の縦中心線上の断面図を示す。供試体はO社およびK 社により開発されている軽金属製雨戸より,鍍小のモ デルを選んだもので,台風襲来時の耐風強度を考慰す ると同時に通風性と採光性をも考慮した繊造となって いる。本モデルの面横は0.266耐で,通風を考えた開 口面積はほぼ0.047m!となり,開口率は18%である。 2-3圧纏型抵抗検出器図4に本実験のために 製作した抵抗検出器を示す。供試体に加わる力のうち 軸方向成分のみを正確に荷重変換器(図中⑦)に伝達 するために,直径25mmのミガキ鋼(①)を2個のボー ルスライド軸受(②)の間に挿入する方法をとった。荷 重変換器はShinkoh杜製200kg用引張圧縮両用型で, 軸方向力が4枚の歪ゲージにより冠気信号に変換され る。図5はその検定曲線であり,与荷重と出力の間に は十分の直線性が認められる。 図6に測定時のブロック線図を示す。荷重変換器の 出力は動歪測定器(Shinkoh社,6002-F),抵抗箱 (SAN-EI社,6UO1)を通して電磁オシログラフ (SAN-EI社,5L17)に記録される。

。11

グー院l岸‐‐PI鼬 Fig.2Model Fig4Dragforcepicup

①shaft,②balIslidebearing,

③buSh,⑤outercylinder, ⑥capⅢ⑦loadceI1. 2-4流速測定と計算流速uは風洞吹出しロに 取りつけたピトー静圧管とゲッチンゲン型マノメータ により次式で算出した。 < ̄の-

2g(;i:÷-1)△胸

(1) 〃== また,レイノルズ数Reノ,抵抗係数CDおよびストロ ハル数slはそれぞれ次式で計算した。

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Fig3Sectionalplanofthemodel

LR1 色 ト L、 →イ旦佇

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(5)

特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について:永井・佐久川 4 〃:空気の動粘性係数 、:抵抗(風圧) A:供試体の面禰(α6=0.266,F) /:周波数 α,b:供試体の幅と高さ (α=0.461,,6=0.578m) 2000 1600 叩 2 ℃。-汽亡「巴一m 3.境界条件 図7に本実験に使用した種々の境界条件とその呼称 を示す。実験は,供試体の周辺に以下の6通りの境界 条件の組み合せによって行われた。 800 400 0 020”ぬ506070 Load(kg) 8090 curveofpickup Fig.5Calibration ①

|皿.雫寧

]②

ソ-回

llll

LDEと[皇

Fig6Measuringdiagram ①pickup,②bridgebox, ③staticstrainmeter, ④dynamicstrainmeter, ⑤resistancebox, ⑥electromagneticoscillogTaph. &=/・Z/〃(4) ただしg:巫力の加速度 7画〃.脆‘:空気,アルコールの比重量 △A:マノメータの読み ノ:供試体の水力等価直径

(鶚=0513m)

Fig.7Variousboundaries ①model,②blindplate, ③justbackwardplate,④frontwall,

⑤sidewam⑥backwall,

⑦gToundplate,⑧upperplate, ⑨pickup. I82L ⑦ ⑤ nSg~ゴニニニニニニニニニーニ琴-。ご O0 olI⑥

00 DO OO p0 00

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(6)

琉球大学工学部紀要第19号,1980年 5 実験1および2風胴測定部に面薇3.34m』の地面 板を設湿し,その上方211mmに供試体の下端がくるよ うに供試体を垂直に設定し,さらに供試体前面に厚さ 1mmのアルミ板をとりつけて間隙をふさぎ,供試体の 開口率をOとした実験である。得られた結果は文献(3) の長方形平板の抗力係数と比較される。 実験5前板,両側板に加えて,上板,後板を取 り付けた実験である。これによって,密閉された建屋 の前面にとりつけられた雨戸に加わる力を知ることが できる。 実験6実験5の条件に加えて,さらに供試体の 後方に直後板(図7の③)をとりつけた実験である。 これによって雨戸の直後でアルミサッシガラス戸を閉 じている状態が近似できる. 実験3上の条件より,供試体前面のアルミ板を とりのぞき,本供試体が地上に単独に設定された状態 を想定した実験である。実験1,2との比較により, 本試供試体の間隙の影響を知ることができる。 実験7建屋と地面板のすべてをとりのぞき,風 洞測定部に供試体のみを直立させた実験である。実験 ● 3と比較することによって地面板の影響を知ることが できる。 なお,いうまでもなくいずれの実験においても供試 体は前板,地面板等に対して独立であり,供試体に加 わる力のみが抵抗検出器に伝えられる。 実験4供試体と同一面上に,供試体がその中央 にはめ込まれるようなくり抜きを有する前板を設定し た実験である。前板を地面板に固定するために,前板 の左右両面に側板2個を直角にとりつけてある。本実 験によって,直立壁の中央部にとりつけられた供試体 (雨戸)に加わる力を知ることができる。なお、実際 の雨戸の取付け状態に近づけるために,供試体を前板 よりわずか前方に突出させ,その四辺を覆うように軽 金属性窓枠を前板にとりつけた。(図8参照),窓枠 と供試体の間には10mm程度のクリアランスをおいた。 4.実験結果および考察 図9に本実験によって得られた遜磁オシログラムの 一例を示す.図中の罫線は時間間隔を示すもので,こ れによってペーパの掃引速度を知ることができる。罫

線の間隔,端sあるいは命sに設定した。各瞬間に

おける風圧は,その時のオシログラム曲線上の点と無 風状態の軌跡(直線)との間の変位として測定するこ とができる。図より,測定部の風速をoから階段状に 上昇させるに従って,供試体の受ける風圧も次第に増 加していく様子がわかる。また風圧は決して一定では なく平均値の回りをはげしく振動していることもilEしめ られる。この振動のうち,10Hzないし数10Hz程度の 比較的低周波数の振動が供試体後方に発生する渦によ って誘起される真の風圧変動であり,数100Hz程度の, 高周波数成分は風洞送風機等の振動によって励起され る実験装冠系の微少振動によるものであることが,実 験中に確麗された.そこで,風圧の測定にはその平均 値と低周波数変動の上限値および下限値の計3点を測 定する方法をとった。 4-1風圧図10は,実験2-71こよっ定得られ た風圧と風速の関係を示すグラフである。図の横軸が 風速,縦軸が風圧であり,風圧は平均値と上限および 下限を同時に示してある。図より,本供試体は,実験

Fig8Boundaryconditionof

theexperiment4.

(7)

特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について:永井・佐久川 流れの全圧(よどみ点圧)となり,両者の差すなわち 供試体に加わる正味の力がゼロになつだものと考えら れる。実験5と6の場合を比較すると,実験5の振動 力が6の場合よりもや、大きいことがわかるが,これ は供試体後方の密閉室の容積によるものと思われる。 すなわち容械が'1、さいほど風圧変動はより減衰される ように思われる。 つぎに実験2と3を比較すると高風速領域で実験3 の風圧がや、大きくなっているが,その差は測定誤差 の程度であり,本質的な差ではない。すなわち本供試 体には開口率18%の特殊な間隙が設けられて,その間 の空気流を許す栂造となっているが,供試体に加わる 風圧は,間隙が無い場合のそれとほとんど変らないこ とが判明する。 実験4のグラフは他のグラフに較べて,股も大きな 値を示しており,今回の実験に使用した種々の境界条 件の中で,本実験のものが供試体に対して最も大きな 風圧を与えることがわかる。すなわち,地面板に垂直 な壁が歌iHされ,その中央部分に供試体がとりつけら れた場合が段も苛酷な条件ということになる。これは, 例えば実験3と比較してみると,供試体後面に加わる 圧力は,いづれの場合も同程度と考えられるが,供試 体前面の圧力が,実験3の場合には中心部の全圧から 端部のほぼ大気圧にまで分布する蝋山〃型のものであ るのに対して,実験4の場合には供試体中心部の圧力 は同じく全圧であるが,前板の端部が大気圧となるよ り幅の広い蝋山"型となるために,供試体が受ける圧 力は,その圧力分布の山頂付近の圧力となり,トータ ルの風圧としては,実験3の場合よりも大きくなった と説明される。風速15m/sの点で比較すると,実験3 では約4.3kgの風圧であるのに対し,実験4では約5.4 kgとなり,約26%の増加となっている。この際,実験 4で使用されている2枚の側板は抵抗に関しては重要 ではないと考えてよい。なお,境界条件として前板を 使用しているのは,実験4,5,6の3ケであるが, 前板による風洞illIl定部の閉塞効果のために,本実験に 用いた風洞送風機の最大回転数に対する股商風速が減

少され,実験3では股高21m/sであるのに対し,実験

4,5,6の場合には18m/s程度にとどめられた。 股後に,実験3と7の場合を比較すると,実験7の 方がや、小さな風圧を示していることがわかる。これ は境界条件としての地面板の有無による相違と考えら れる。すなわち帆地面効果〃によって,特に供試体下

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に) Fig.9Examplesofelectromagneticos・ cillogram(experiment2) 5および6の場合を除き,風速の増加に対して2次曲 線的に噌加する風圧を受けることがわかる。すなわち 風圧は速度の二乗に比例して増加することが確認され る。 実験5および6の場合の風圧は他の場合と全く異な り,供試体に加わる力は若干の振動力のみで,平均風 圧はほとんどゼロになることがわかる。これは境界条 件の相違によるもので,実験5,6の場合には供試体 の後方が密閉室となっており,供試体間隙を通過する 正味風量がゼロとなるためと考えられる。すなわち、 この場合には供試体の前面および背面の両面において 空気はよどんでいることになり,その圧力がいづれも

(8)

琉球大学工学部紀要第19号,1980年 7 98765432 (①二]□

7形

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5pUImlS】15 Z5 51oUmUg〕152025 (f)experiment7 0 に)experiment4

FiglODragforcetowindvelocity

-.-.-.-,-.-圃-1-1+H+}--

(9)

特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について:永井・佐久川 8 数はほぼ横軸に平行な一本の直線で整理されることが わかる。すなわち,抵抗係数は風速豚の変化'二か、わ らず一定であるということがわかる。これは,本実験 のレイノルズ数の大きさ(LO3x10s~7.52×105)か ら十分予測されていたことで,従来の研究によっても この程度の高レイノルズ数領域においては流れに垂直 におかれた平板の場合,その受ける風圧は平板の面積 と風速の二乗にほぼ正確に比例することが実証されて いるところである。 部の局所風速が地面の無い場合に比して増加し,供試 体により大きな風圧を与えるものである。 4-2抵抗係数(Ba圧係数)図11に抵抗係数の グラフを示す。抵抗係数は実験で得られた風圧より。 式(3)によって計算した。各実験点は前節と同様にその 平均値と上限および下限を同時に示し,さらに実線, 細線および破線でそれぞれの平均値を図示してある。 これらの図より,いづれの実験においてもその抵抗係 20 1.9 C LD IO O5 0 5 5 1口go

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0 -0,5 51015U(m焔)ZO (d)experiment5 0 510l5 u(mI■) (a)experinTent2 20 1.5 zD o U LB o1.O LD Oh9 0.0 0.5 0 0 -0.5 51015U(mノら)20 (b)experiment3 (e)experiment6 。.0 2, 2.5 1,5 O LD1.0 0 $」 ID 05 0 51015U(mノー)20 に)experiment4 0 5101520Z5 U(IWS) (DexpeTiment7 windvelocity FigllDragcoefficientto

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(10)

琉球大学工学部紀要第19号,1980年 9 kg以上の耐圧櫛造とする必要があるように思われる. ただし,50~80m/Sの高風速になると,小石,砂利 等,風による飛翔体の衝突が実際上問魍となり,櫛遺 体としては餅衝撃力を考えなければならないが,ここ では風圧の鍍論のみにとどめる。 そこで,各実験毎に抵抗係数を一定と考え,実験点 を外挿することによってさらに風速が期した場合の単 位面積当りの風圧を計算し,表1を作成した。 4-3風圧変動について表2は,図9にその一 例を示したオシログラムの風圧変動曲線より,供試体 後方の渦によって発生すると思われる比較的低周波数

の振動成分について測定し整理したものである。計測

は罫線の25~50区間の時間間隔(500~5000,s)にお ける風圧変勤の振動数を数え,周波数を算出する方法 をとった。周波数の無次元表示であるストロハル数は 式(4)によって計算したが,表2には参考のために,計 算に使う代表長さとして供試体の水力等価直径ノの他 に,前板が設証されている場合はその水力等価直径’ および供拭体のⅡ11隙に使用されているルーパの幅‘を もちいたilf3通りのilf算値を示してある。 表-1抵抗係数と高風速時の予想風圧 表-2風圧変動の周波数とストロハル数 /:供試体の水力等価直径0.513m ′:前板の〃0.953 ‘:ルーバの幅0060

本表によって,あらためて実験5および6の境界条

件の場合には,供試体に加わる風圧はほとんど問題に

ならないことが確遡され,風速を80m/sに上げた場合

でも高々1m当り±50kg程度の振動風圧を受けるにす ぎないことがわかる。 実験7の場合の抵抗係数は1.19となり,この値は文

献(3)による一様流中に垂直におかれた正方形平板の

抵抗係数1.12に比して6%程度大きな値であるが,こ れは本供試体の鏑面の形状およびその厚さに由来する ものと考えられる。 実験3の抵抗係数は123となり,実験7のそれに比 して地面効果による風圧上昇は約3%である。実験2 と3の迎いは1%程度であるが,先述のようにこれは 測定誤差の程度にすぎない。 鐙も苛酷な境界条件である実験4の場合の抵抗係数 は1.59となり,実験7と比較すると34%もの墹加とな っている。風速80m/S時の風圧は590±50kg/mF程度に 達している。 沖縄県地方のような台風常襲地域に本供拭体の如き 櫛造を有する雨戸を設置する際には,段も苛酷な境界 条件を避地とし,台風時の瞬間賦大風速や工作上の安 全係数をも考慮するならば,少なくとも1mβ当り700

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単位面積(/、f)当りの平均荷mkg u=20m/S 50m/s HOm企 (_'二限.下限) 夷殿2 1.22 77 2O L1 28.4 177.5 454.4 473 398 06 実践3 1.23 11 3105 28.6 179.0 458.1 484 428 24 実験4 1.59 11 7405 37.0 231,3 592.2 633 540 21 実験5 0.01 0 -0 41 11 0.2 1.5 3.7 52 -41 10 実験6 0 -00 朋帆 0 0 0 調羽 58 実験7 1.19 11 2170 27.7 173」 443.3 473 409 07 風遮Ⅳ 、/s 測定 時|、 、5 侭lb散 cycb 周l雄V Hz ストロハル激S‘ と4 8J ユユj“ s・ゴ ー UU 実険2 醜硲塊 741 12 側Ⅲ 泌濁

閉釦弧 1L88 205 0.735 0.280 0.203 噸噸吻 000 翼険3 941 12 843 362

州加汕

弧佃佃 888 566 000 465 301 208 000 000乳羽別 実駿4 838 11 師肌調 4000 5000 5000 906 244 789 302 000 444 295 257 0.826 0.546 0.477 000 052 035 030 奥賎5 368 111 別Ⅱ帆 知知知 222130 蛆蛆判 11I 557 396 113 222 892 592 067 000 】82 163 130 奥駿6 848 1I 020 407 500 500 500 322 222 444644 211 862010907 522 2】9 991 242 000 327 188 144 奥Ih7 972 12 、閉㈹

汕弧、

如甜他 8Ⅲ8 084 000 423 224 195 一 000 049 026 023

(11)

特殊な間隙を有する長方形板の空力特性について:永井・佐久川 10 していると考えなければならない。

そこで,本境界条件における供試体後方の密閉室を

一種の共鳴箱と考え,ヘルムホルツ共鳴による振動周 波数を次式によって計算してみた5)。

'一会,/テニー(5)

ただし,αは空気中の音速(340m/s),SIは共聡箱口 部面積,ムはその長さ,Wよ共鳴箱容積である。図12 にへルムホルツ共鳴箱の形状と諸元を示す。 表より,本実験によって得られた風圧変動の周波数 は大別すると2つに分けられることがわかる。すなわ ち実験2,3,4および7の場合はほぼ8Hz前後の 周波数であるのに対して実験5および6のそれは40 Hz以上のかなり商い周波数であることがわかる。こ れは明らかに境界条件の差違によるものであり,実験 5,6の場合には供試体後方に密閉室が存在しており, 供試体直後の流れの様子が他の場合とは根本的に異な るためであると説明することができる。 次に,実験2,3および7について計算されたスト ロハル数s`=/W〃について検討すると,いづれも低 速領域のものを例外としてその値はほぼ0.2を前後し ていることがわかる。良く知られているように,流れ の中におかれた橋脚や電柱,遜線等2次元物体の後方 には流れの剥離によって生じるカルマン渦列が存在し, そのストロハル数はレイノルズ数が103程度以上では ほぼ0.2であることがわかっている4)。これらの実験 の供試体まわりの流れは三次元的であり,必ずしもl司 一に議論することはできないが,供試体端部で流れが 剥離することは明らかであり,ストロハル数もほぼ一 致することから,三次元的カルマン渦列によってひき 起された風圧変動と判断することができる。またこれ らの実験間の比較によって,その周波数は地面板の有 無および供試体間隙の有無によってほとんど影騨され ないことがわかる。 実験4の境界条件では,流れは前板の端部で剥離す るので.代表長さとして供試体の水力等価直径を採用 ・するのは無意味であり計算値も実験2,3,7と比較 するとかなり大きくなっていることがわかる。そこで 前板の水力等価直径を代表長さとしたストロハル数 /・'/〃を示してあるが,この値はカルマン渦列のそれ に比してなお大きくなることがわかった。さらに間隙 のルーパ幅を代表長さとするストロハル数/Wltを検 討するとiこれは実験2,3,7の場合とともにカル

マン渦列の値の市程度にしかならないことがわかる。

実験4の境界条件は地面板に前板と両11I板が設証され た股も複雑な形状のものであり,いまのところその風 圧振動の発生源を見出すことはできない。

実験5および6の高周波数風圧変動はルーパ幅を代

表長さとするストロハル数が,みかけ上カルマン渦列

のそれに近いようにも思われるが,これらの実験にお いては供試体の前後を通過する流れは正味ゼロである から,カルマン渦列とは全く異なる原因によって発生

S1

V2

11

[ Figl2Helmholtsmresonancebox まず実験5についてSiに供試体の開口部面欄(0.047 ,F),ハに試供体の幅(0.043m),Wこ密閉室叡閲(0.72 m')を代入して計算すると,その周波数は67Hzとな り,実験値とオーダー的に一致することがわかった。 すなわち実験5の堺界条件は概略図23に示す共1M$箱に 近い形状をしていることからその周波数はへルムホル ツ共鳴である程度説明できるように思われる。 ただし,実験6の場合には供試体直後に直後板が設 撒されており,共鳴箱と考えるならばその容械は実験 5に較べて箸るし<小さくなり(0.041m'),そのま、 式(5)に代入すると/は279Hzとなり,とても実験値を 説明することはできない。したがってこれらの変動風 圧の解明には,なお詳細かつ多数の実験が必要であり, 周波数に関する現時点での明瞭な判定は因難である。 小結鶴 以上,種々の境界条件下において,本供試体の空力 特性を実験的に調べた所,以下の事項が明らかになっ

(12)

琉球大学工学部紀要第19号,1980年 11 試みたが,風洞送風機の発生する騒音のレベルが大き く,実験者が感知できる程度の昔圧の変化は得られな かった。考察にのべた未解明の点も含めて,馳音に関 する詳細な実験と解析は今後の課題である。 た。 (1)本供試体は開口率18%程度の特殊形状の|川隙を 有しているにもかかわらず,その空気抵抗(風圧)は 間隙を有しないものとほぼ一致する。 (2)本供試体の一様流中における抵抗係数は019と なり,従来の実験による薄い正方形平板のそれに比し て約6%大きい。 (3)本実験による地iii板の影響は抵抗を約3%」二外 させる。 (4)本供試体に対して股も苛酷な境界条件は,直立 前板の中央部分に本供試体が設置された場合で,その 時の抵抗係数は159に達する。 (5)この抵抗係数で,風速80m/s時の風圧をAI・算す ると590±50kg/m'となり.安全係数を考噸すれば, 構造体としての餅風圧は700kg/m`以上であることが望 ましい。 (6)但し、本供拭体の後方に密閉された建屋,ある いは,閉じたガラス戸等があれば,その風圧は稗し〈 軽減され,風速80m/s時でも,高々50kg/m,懸度の変 動圧力が作用するのみである。 (7)変動圧力の発生原因としては,地面板以外の境 界条件が存在しない場合のものは,供試体端部におけ る流れの剥離によるものと説明することができ,その ストロハル数はカルマン渦列のそれと一致し,約0.2 である。 (8)その他の境界条件が設置された場合のIlimIj数に ついては,現段階では判定が困難であり。密W1建屋状 境界条件に対するへルムホルツ共鳴周波数の`|・算等を 行った。 なお,以上の他に本供試体が発生する騒汗の採取も 5.鮒辞 本実験にあたり,大型ゲッチンゲン風洞の使用を快 よく許可下さった九州大学工学部航空工学教室と林正 徳教授,実験遂行について極々助言,協力を1riいた桜 井児助教授と佐[11稗一郎助手.さらにilllIIll器について 賀重な御助言をH1いた角誠之助教授の皆様に衷心より 感謝の意を表します。 沖縄経金属株式会社と金秀鉄工株式会社には,本研 究に必要な総'1Vのfiluと引張圧縮型荷重変換器一合の 寄贈をDriいた。また抵抗検出器の製作には琉球大学機 械工作工Mlrの協力を得,几ソ・ト|大学における実験には, 金秀鉄工より」Z1Iii桃偏iIl1繩軽金属よりIIl'松係、iilIj氏 の械極的な御協力を11}た。 記してこれらの方々に深く感謝します。 参考文献 1)SchlichtingH.,BoundarylayerTheory’ 7the。,(1979),McGrawhill,,28. 2)lloener,FluidDynamicDrag,Scientific American 3)嵐H1幸雄,流体力学序説,(1971)、鍵悩堂.291. 4)同上.94. 5)′1,11鱗lL潜と背波.(1969ハ裳蕪ljflO7.

参照

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