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H27道路整備プログラム0421

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藤枝市道路整備プログラム

スマイルシティふじえだ

未来をつくる・未来につなげる“みちづくり”

スマイルシティふじえだ

未来をつくる・未来につなげる“みちづくり”

平成28年 改訂版

平成28年4月

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- 目 次 -

1. 道路整備プログラム策定の背景と目的 ... 1 2. プログラム策定の方法 ... 1 3. 主要道路の現状と課題 ... 2 4. 道路整備の将来ビジョン ... 3 5. 整備優先度検討対象路線 ... 5 5-1. 道路網の設定と交通処理区分 ... 5 5-2. 整備状況の確認 ... 5 5-3. 整備優先度検討対象路線 ... 8 6. 整備優先度評価 ... 11 6-1. 1次評価(改善度・重要度評価) ... 12 6-2. 2次評価(実現性評価) ... 15 7. 事業実施時期の目標 ... 16 7-1. 事業着手済み路線(区間) ... 17 7-2. 短期着手路線(区間) ... 18 7-3. 中期着手路線(区間) ... 18 7-4. 今後 10 年以内に着手する路線(区間)の概要 ... 20 8. 道路整備プログラムの見直し ... 24

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1.道路整備プログラム策定の背景と目的

藤枝市では、「元気共奏・飛躍ふじえだ ~元気つながる、笑顔ひろがる。~」をまち づくりの基本理念に、平成 23 年度から第 5 次藤枝市総合計画がスタートし、「“選ばれ るまちふじえだ”づくり」を行動姿勢として、定住人口の拡大に重点的に取り組み、成果 を出してきましたが、本年度さらにこの成果を高めて人口減少・少子高齢社会を乗り越え、 活力と持続力あるまちづくりを進めるため、平成 32 年度までの第 5 次藤枝市総合計画・ 後期計画を策定しました。 このうち、安全快適創造戦略では、市民の誰もが自然災害などから守られ、安心して 暮らせる環境と、花と緑にあふれた都市空間づくりを基本目標としています。 この目標に対する政策の基本方針「快適な住環境基盤の整備」「円滑に移動できる交 通体系の整備」のもと、藤枝市道路整備プログラムを策定・公表し、限られた財源を有効 に活用し、計画的かつ効率的に透明性の高い道路整備を進めていきます。 道路整備プログラムは、本市上位計画との整合を図りながら、市内主要道路における 整備の必要性や重要性を総合的に評価し、今後 10 年間(平成 28 年度~平成 37 年度)の 整備目標(整備箇所と事業着手時期)を明らかにするものです。 今後は、このプログラムに基づいて整備を進めますが、社会情勢や財政状況の変化に 対応しながら、5 年毎にプログラムの見直しを行っていきます。

2.プログラム策定の方法

道路整備プログラムの策定フローを以下に示します。 主要道路の現状と課題の整理 ▼ 道路整備将来ビジョンの検討・設定 道路整備基本方針、道路整備基本目標の設定 ▼ 整備優先度検討対象路線の決定 (1) 道路網の設定・交通処理区分(主要幹線/幹線/補助幹線) (2) 道路現状調査(整備状況の確認) (3) 整備優先度検討対象路線の決定 ▼ 道路整備に対する市民意向の確認 ▼ 整備優先度評価 (1)1 次評価(改善度・重要度評価) (2) 2 次評価(実現性評価) ▼ 事業実施時期の目標整理

道路整備プログラム

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3.主要道路の現状と課題

本市は、古くから東西交通の要衝として栄え、江戸時代には東海道 21 番目の「岡部宿」 22 番目の「藤枝宿」として大いに賑わいを見せた由緒ある街道のまちです。その後、時 代の変遷とともに旧東海道が旧国道1号へと進化し、近隣市町からアクセスする現在の主 要地方道、県道などが形成されてきました。 本市の東西方向には、国土の大動脈である東名高速道路及び平成 24 年開通した新東名 高速道路、都市間連絡道路の旧国道 1 号(県道島田岡部線)、国道 1 号バイパスなど、わ が国の骨格となる道路が通じています。また、新東名高速道路の藤枝岡部インターチェン ジに加え、東名高速道路には市内東部地区、市境付近の焼津市内に新たな大井川焼津藤枝 スマートインターチェンジが開通するなど、広域交通の要衝としての需要性が増していま す。 地形等の要因として、二級河川瀬戸川、二級河川朝比奈川、JR東海道新幹線や東海 道本線により南北が分断され、この箇所を通過する主要道路が限定されているため、交通 が集中する朝夕の通勤時間帯に限らず、慢性的な交通渋滞が発生しています。 主要道路のうち都市計画道路の整備率は、平成 26 年度末現在 60.8%と低く、このよう な分断箇所を連絡することが急務となっています。特に、市内外の交流を推進する南北交 流軸として位置付けられる志太中央幹線、東西交流軸として位置付けられる小川島田幹線 などの都市計画道路では、大井川に架かるはばたき橋につながる区間の供用などにより、 藤枝駅から空港までのアクセスが向上していますが、路線の連続性が保たれていません。 今後は、広域交通の要衝として周辺区域とのさらなる連携強化が求められていること や、内陸フロンティアを拓く取組との連携からも、これらの広域交通体系と市街地、本市 の拠点地区を結ぶ道路や、近隣市町との連携を強化する道路、公共交通機関の利用促進に つながる道路の整備が重要になります。 このようなことから、人口減少・超高齢社会において誰もが住みやすい都市を目指し、 人を呼び込む拠点づくりと拠点相互をつなぐ交通・交流ネットワークによる“藤枝ならで はの新しい都市構造『コンパクト+ネットワーク』”を構築し、快適で活力あるまちづく りを進める必要があります。 市民生活に密着する道路においては、1・2 級市道の歩道整備率が、平成 26 年度末現在 31.6%であり、歩行者の安全確保を図る歩道整備が望まれています。 また、東日本大震災で明らかになった道路の防災機能の重要性からも、人員・物資を輸 送する狭隘道路などの解消が必要になっています。 今後、高齢化がさらに進むなか、誰もが安心して快適に移動できる歩行空間や自転車 走行空間の確保、災害に備えた道路による安全性の向上などが、急務となっています。 これまで、景気の低迷や世界的な経済危機が続いたものの、近年は、緩やかな回復基 調を示していますが、国の交付金事業等、道路事業を取り巻く環境は依然厳しい状況であ ります。 このため、今後の道路整備に際しては重要度合いを明確にし、効率的でありながら効 果的な整備を行うことが重要となります。

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4.道路整備の将来ビジョン

本市における主要道路の現状と課題、市の上位計画に示された道路整備に対する考え や各種施策を踏まえ、これからの道路整備における将来ビジョンを設定し、その実現に むけた基本方針、基本目標を定めます。

スマイルシティーふじえだ 未来をつくる・未来へつなげる “みちづくり”

第5次藤枝市総合計画における基本理念「元気共奏・飛躍ふじえだ」のもと、志太榛 原地域の中核都市としての自覚を持ち、交流・連携や、質の高い交通ネットワークを形 成する道路整備を推進し、周辺市町に本市の「元気」をつなげ、「笑顔」のひろがる未 来を築き、それを次世代へとつないでいく。

基本方針① 交流を促進し活力とにぎわいを生む道路を整備する

本市は、主要交通網である東名高速道路、国道1号バイパス、県道島田岡部線、JR 東海道本線によって周辺地域と連絡している。 これに加え、富士山静岡空港、新東名高速道路藤枝岡部インターチェンジ、東名高速 道路大井川焼津藤枝スマートインターチェンジにより、広域交通の要衝として、周辺区域 との更なる連携強化が期待されている。 今後は、都市間ネットワークを充実させる道路整備により、広域的な連携を強化し、 交流の促進を図るとともに、産業を支援し、市の活力とにぎわいを生み出していく。 基本目標 広域交流を支える道路を整備する 産業の活性化に寄与する道路を整備する

基本方針② コンパクト+ネットワークを支える道路を整備する

人口減少・高齢化が進む中、本市は、これまでのような拡散型の都市構造から、様々 な都市機能が集積した都市構造の実現を図る、集約型都市構造への転換を推進している。 本市の現状特性を踏まえ、都市の中心的役割を担う拠点、行政サービスなどの役割を 担う拠点、各地区の生活の役割を担う拠点などにおいて、都市機能やサービス機能の充実 を図るため、地域公共交通と連携してコンパクトなまちづくりを進めていく。 それらの拠点へのアクセスや、拠点間の連携強化、拠点の魅力向上につながる道路ネ ットワークを整備する。 基本目標 拠点となる地域の道路を整備する 利便性の高い道路ネットワークを整備する

将来ビジョン

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基本方針③ 安心して暮らせる安全で快適な道路を整備する

安全かつ快適で、安心して暮らすことのできる住環境を確保するため、市民生活に密 着する道路の整備が重要になっている。 消防活動やすれ違いの円滑化のための拡幅整備、災害及び復旧に対処する道路等地域 防災計画と整合した整備を推進する。 また、歩行者の安全を確保する歩道の整備、自転車走行空間の確保、バリアフリー化、 維持管理・更新作業との整合した効率のよい整備を推進する。 基本目標 安心・快適な道路空間を確保する 歩行者・自転車が安心して利用できる道路を整備する 災害に備えた道路を整備する

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5.整備優先度検討対象路線

5-1.

道路網の設定と交通処理区分

藤枝市の骨格となる幹線道路網を設定し、道路網を構成する道路を交通処理機能によ り「主要幹線」「幹線」「補助幹線」に区分します。 ■ 表-1 交通処理区分表 区分 交通処理の概要 主要幹線道路 [広域交通の処理] 都市間や通過交通等の比較的長いトリ ップの交通を大量に処理する道路 幹線道路 [都市内交通の処理] 市域全体に網状に配置され、都市の骨格 及び近隣住区を形成する道路 補助幹線道路 [地区内交通の処理・住区へのアクセス] 近隣住区と幹線道路を結び、近隣住区内 で幹線としての機能を有する道路

5-2.

整備状況の確認

幹線道路網を構成する路線の整備状況を下記の区分で確認し、「図-1 道路網整備 状況図」に示します。 このうち、「未整備」の路線は今後整備を図っていきます。 また、前回道路整備プログラムを策定した平成 23 年 3 月の時点で事業着手されていて、 平成 27 年 3 月までに事業が完了した路線を「表-3 事業完了路線(区間)一覧表」に整 理します。 ■ 表-2 道路整備状況区分表 区 分 道路整備状況区分の定義 都市計画 道路 その他の 道路 整 備 中 現在整備中の路線。 ○ ○ 整 備 済 計画道路幅員を満足する。 ○ - 車道部及び歩行空間の基本幅員を満足する。 - ○ 概 成 済 基本道路幅員を満足しないが、現状利用において最 低限の道路機能を有する。 - ○ 未 整 備 未 改 良 計画道路幅員を満たさない。 ○ - 車道部及び歩行空間の基本道路幅員を満足しない。 もしくは歩道設置(延伸・新設)等の整備が必要。 - ○ 未 着 現道が無く、新たに道路を新設する。(道路新設) ○ -

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■ 表-3 事業完了路線(区間)一覧表 区分 路線名 区間 幅員 (m) 延長 (m) 事業主体 整備状況 都市計画道路 岡部藤枝線 (県道島田岡部線) 水守 16~17 540 土地区画整理組合 整備済 都市計画道路 上藪田高田線 (県道静岡朝比奈藤枝線) 高田 12~22 300 静岡県 整備済 都市計画道路 天王町仮宿線 潮~仮宿 16 420 藤枝市 概成済 都市計画道路 藤岡平島線 水守 12~17 450 土地区画整理組合 整備済 都市計画道路 水守南北線 水守 12 480 土地区画整理組合 整備済 一般県道 県道静岡朝比奈藤枝線 岡部町宮島 10 200 静岡県 整備済 一般県道 県道上青島焼津線 駅前1丁目・ 小石川町 4 丁目 18・11 810・310 静岡県 整備済 一級市道 新舟笹川線 岡部町新舟 5~6 1,090 藤枝市 概成済 一級市道 城南下当間線 下当間 9~13 190 藤枝市 整備済 一級市道 下当間越後島線 下当間 6 230 藤枝市 整備済 一級市道 大新島大富線 大新島 7 90 藤枝市 整備済 二級市道 三輪本線 岡部町三輪 8~10.5 640 藤枝市 整備済 二級市道 高田仮宿線 仮宿 7 130 藤枝市 整備済 二級市道 上当間下当間線 上当間~下当間 8 120 藤枝市 整備済 二級市道 田中上当間線 平島 6 240 藤枝市 整備済 二級市道 前島善左衛門線 高岡 2 丁目~ 4 丁目(東海道 新幹線) 12 210 藤枝市 整備済 二級市道 内瀬戸大西町線 上青島~下青 島 12 120 藤枝市 整備済 一般市道 内谷池添線、 三輪屋敷線、他 岡部町三輪、 岡部町内谷 6 880 藤枝市 整備済 一般市道 2 地区 140 号線 田沼 2 丁目~ 高柳 2 丁目 14 780 藤枝市 概成済 一般市道 5 地区 159 号線 仮宿 9 220 藤枝市 整備済

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5-3.

整備優先度検討対象路線

幹線道路網を構成する路線のうち、以下の条件により整備優先度検討対象路線を抽出 し、表-4に整理します。 市が主体となって整備を行う都市計画道路 市が整備の必要性を検討している 1 級市道、2 級市道 県が主体となって整備を行う都市計画道路 上記対象路線のうち、表-2道路整備状況区分の定義「整備済」「整備中」「概成済」を除 く、「未整備」に該当する路線 ※ 側溝整備や舗装の打換えなど局部的な道路改良は、検討対象外とします。 ※ 国道バイパスや東名高速については、事業期間が長くなり、道路交通量など 実勢状況が事業着手時期に大きく影響するため、検討対象外とします。 ■ 表-4 整備優先度検討対象路線(区間)一覧表 番 号 幹線道路区分 道路種別 路線名称 区間 1 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 郡(旧国道1号)~立花2丁目(県道大 富藤枝線) 2 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 立花2丁目~城南 3 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 城南~築地 4 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 築地~焼津市境(焼津市小柳津) 5 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 焼津市境(焼津市小柳津)~高柳~ 兵太夫~焼津市境(焼津市中新田) 6 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 焼津市境(焼津市中新田)~ 兵太夫~大新島 7 主要幹線道路 都市計画道路 志太中央幹線 大新島~大東町 8 主要幹線道路 都市計画道路 小川島田幹線 焼津市境(焼津市中新田)~高柳 9 主要幹線道路 都市計画道路 小川島田幹線 高洲~田沼5丁目・高岡2丁目 10 主要幹線道路 都市計画道路 小川島田幹線 田沼5丁目・高岡2丁目~高岡4丁目 11 主要幹線道路 都市計画道路 小川島田幹線 青南町1丁目~島田市境(島田市東町) 12 幹線道路 都市計画道路 上薮田高田線 上薮田~高田 13 幹線道路 都市計画道路 葉梨高洲線 上薮田~五十海2丁目・若王子3丁目 14 幹線道路 都市計画道路 焼津岡部線 焼津市境(焼津市策牛) ~岡部町三輪~岡部町内谷 15 幹線道路 都市計画道路 三輪立花線 岡部町内谷~横内

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番 号 幹線道路区分 道路種別 路線名称 区間 16 幹線道路 都市計画道路 三輪立花線 下当間~平島 17 幹線道路 都市計画道路 三輪立花線 平島~立花3丁目 18 幹線道路 都市計画道路 大覚寺藤岡線 焼津市境(焼津市大覚寺)~平島 19 幹線道路 都市計画道路 大覚寺藤岡線 平島~水守 20 幹線道路 都市計画道路 青木水上線 南新屋~瀬戸新屋 21 幹線道路 都市計画道路 天王町仮宿線 水守・藤岡2丁目~潮 22 幹線道路 都市計画道路 天王町仮宿線 仮宿 23 補助幹線道路 都市計画道路 藤岡平島線 平島 24 補助幹線道路 都市計画道路 田中平島線 郡~平島 25 補助幹線道路 都市計画道路 前島高岡線 高岡 1 丁目~高岡 2 丁目 26 補助幹線道路 都市計画道路 藤枝駅南循環線 田沼4丁目 27 補助幹線道路 都市計画道路 藤枝駅南循環線 高岡3丁目 28 補助幹線道路 都市計画道路 田沼高岡線 田沼4丁目 29 補助幹線道路 一級市道 滝沢滝ノ谷線 滝沢~瀬戸ノ谷 30 補助幹線道路 一級市道 仮宿高田上薮田線 仮宿~高田 31 補助幹線道路 一級市道 城南下当間線 田中3丁目~平島 32 補助幹線道路 一級市道 城南下当間線 上当間~下当間 33 補助幹線道路 一級市道 鬼島越後島線 上当間~焼津市境(焼津市越後島) 34 補助幹線道路 二級市道 青羽根本線 岡部町青羽根 35 補助幹線道路 二級市道 竹之花深沢線 西方~北方 36 補助幹線道路 二級市道 中ノ合山根線 中ノ合 37 補助幹線道路 二級市道 本郷千葉線 島田市境(島田市千葉)~滝沢~本郷 38 補助幹線道路 二級市道 花倉勝利谷線 花倉 39 補助幹線道路 二級市道 内瀬戸上青島線 内瀬戸~上青島 40 補助幹線道路 二級市道 前島善左衛門線 高岡4丁目~善左衛門3丁目 41 補助幹線道路 二級市道 青葉町高柳線 田沼3丁目・田沼4丁目 42 補助幹線道路 二級市道 大西町青南線 大西町1丁目~青南町3丁目 43 補助幹線道路 二級市道 高洲大東町線 高洲~大東町 44 補助幹線道路 二級市道 青南善左衛門線 前島~善左衛門1丁目 45 補助幹線道路 二級市道 善左衛門線 善左衛門1丁目 46 補助幹線道路 二級市道 善左衛門線 善左衛門2丁目 ~焼津市境(焼津市上泉) 47 補助幹線道路 二級市道 若王子三沢線 時ヶ谷

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6.整備優先度評価

道路整備の優先度は、市民の視点による 1 次評価と、政策的視点による 2 次評価によ り検討します。 評価結果をもとに今後 10 年以内に事業着手を図る路線(区間)とその整備時期を整理し ます。

1 次評価:改善度・重要度評価

(表-5、表-6) 将来ビジョンの実現に向けた基本方針に対する「基本目標」を一次評価基準に 設定し、それに関わる道路機能(下記A~H)について、現在の道路環境の「改 善度・重要度」を評価する。 A.主要幹線道路へのアクセス(広域交流) B.産業の活性化 (内陸フロンティア推進区域、物流拠点へのアクセス) C.市街地の道路整備(都市内環状道路、中心市街地活性化) D.道路ネットワークの構築 (路線バス利便性、駅・空港へのアクセス、地域拠点アクセス) E.地域の魅力向上(公園・文化観光交流拠点アクセス、まちなみ・景観) F.安全な生活環境の確保 (交通事故多発地点の解消、医療施設へのアクセス、渋滞解消) G.歩行者・自転車のための道路空間(歩行・自転車走行空間の確保) H.災害への備え(地域防災計画、延焼防止機能、代替機能)

2 次評価:実現性評価

(表-7) 政策的視点で以下の点を確認し、今後10 年以内の事業着手の実現性を評価 し、実現性の高い路線(区間)の費用便益比を確認する。 ・政策上の重要度 ・継続性 ・他機関との調整事項 ・事業実施環境 <<高い

実現性

低い>> 今後10 年以内に 着手が困難 今後10 年以内に 着手が可能 長期着手 平成 38 年度以降に 事業着手 費用便益比 1.0 未満 費用便益比 1.0 以上 費用便益比 ※ <<高い 改善度・重要度評価順位 低い>> 1/3 路線(区間) 2/3 路線(区間) 短期着手 平成 28 年度から 32 年度 までの 5 年間に事業着手 中期着手 平成 33 年度から 37 年度 までの 5 年間に事業着手

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7.事業実施時期の目標

整備優先度評価の結果をもとに、今後 10 年以内の事業着手を目標とする路線(区間)に ついて、上位計画との整合性、政策上の必要性、効率的な事業スケジュール、費用便益比 等を考慮して事業実施時期を検討し、事業着手及び完了時期を「短期」「中期」「長期」 に整理します。 国土交通省、静岡県の事業箇所は、「ふじのくにの“みちづくり”」(H25.7)で公表 されている箇所、事業着手を検討している箇所を掲載しています。 短期:平成 28 年度から 32 年度までの 5 年間 中期:平成 33 年度から 37 年度までの 5 年間 長期:平成 38 年度以降 なお、事業着手時期・完了予定等は現時点における目標であり、社会情勢、政策的な重 要度、市の財政状況および用地取得状況等により変更する場合があります。

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7-1.

事業着手済み路線(区間)

平成 28 年 3 月までに事業着手している路線を「表-8 事業着手済み路線(区間)一覧 表」に整理し、位置を「図-3 事業着手路線(区間)表示図」に示します。 ■ 表-8 事業着手済み路線(区間)一覧表 番 号 区分 路線名 区間 幅員 (m) 延長 (m) 事業主体 完了予定 時期 A B 都市計画道路 焼津広幡線 (主要地方道焼津森線) 焼津市境 (焼津市越後島) ~旧国道 1 号 仮宿交差点 27 1,490 静岡県 短期 C 都市計画道路 志太中央幹線 天王町 3 丁目 ~大手 2 丁目 ( 旧 国 道 1 号) 22~25 470 静岡県 短期 D 都市計画道路 三輪立花線 横内 16 260 藤枝市 短期 E 都市計画道路 内谷本線 岡部町内谷 16 100 静岡県 短期 F 一般県道 県 道 静 岡 朝 比 奈 藤 枝線 岡部町宮島 10 300 静岡県 中期 G 一級市道 北方白藤線 北方 9.25 135 藤枝市 短期 H 二級市道 村 良 カ コ メ ン 道 下 線 岡部町村良 5 450 藤枝市 短期 I 二級市道 時ヶ谷押切線 時ヶ谷 6.5 800 藤枝市 短期 J 二級市道 仮宿下付田高田線 仮宿~高田 16.0 1,330 藤枝市 中期 K 一般市道 1 地区 300 号線 下当間 8 790 藤枝市 中期 L 一般市道 1 地区 256 号線 下当間 8 350 藤枝市 短期

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7-2.

短期着手路線(区間)

平成 28 年度から 32 年度までの 5 年間に、新たに事業着手を予定している路線を「表 -9 短期着手路線(区間)一覧表」に整理し、位置を「図-3 事業着手路線(区間)表示 図」に示します。 ■ 表-9 短期着手路線(区間)一覧表 番号 区分 路線名 区間 幅員 (m) 延長 (m) 事業主体 完了予定 時期 1 都市計画道路 志太中央幹線 郡 ( 旧 国 道 1 号)~立花2丁 目(県道大富藤 枝線) 25~29 240 未定 中期 22 都市計画道路 天王町仮宿線 仮宿 16 560 藤枝市 中期 8 都市計画道路 小川島田幹線 焼津市境(焼津 市中新田)~高 柳 25 1,050 未定 中期

7-3.

中期着手路線(区間)

平成 33 年度から 37 年度までの 5 年間に、新たに事業着手を予定している路線を「表 -10 中期着手路線(区間)一覧表」に整理し、位置を「図-3 事業着手路線(区間) 表示図」に示します。 ■ 表-10 中期着手路線(区間)一覧表 番号 区分 路線名 区間 幅員 (m) 延長 (m) 事業主体 完了予定 時期 2 都市計画道路 志太中央幹線 立 花 2 丁 目 ~ 城南 22~29 680 未定 長期 3 都市計画道路 志太中央幹線 城南 築地 22 890 未定 長期 7 都市計画道路 志太中央幹線 大 新 島 ~ 大 東 町 25~27 620 未定 長期 9 都市計画道路 小川島田幹線 高 洲 ~ 田 沼 5 丁目・高岡2丁 目 25 740 未定 長期 16 都市計画道路 三輪立花線 下当間~平島 16 1,490 藤枝市 長期 19 都市計画道路 大覚寺藤岡線 平島~水守 16 660 藤枝市 長期

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7-4.

今後 10 年以内に着手する路線(区間)の概要

今後 10 年以内に着手する路線(区間)の概要を、以下に整理します。 ■ 表-11 今後 10 年以内に着手する路線(区間)の概要 事業 着手 時期 路線 番号 路線名 区間 1 次 評価 順位 2 次 評価 判定 事業着手の必要性 短期 1 都市計画道路 志太中央幹線 郡 (旧国道1号) ~立花2丁目 (県道大富藤枝 線) 1 ○ 本路線は、国道1号藤枝パイパ ス薮田ICから大井川新橋「はば たき橋」を結ぶ志太地区を連絡す る骨格的な主要幹線道路であり、 本市では隣接市との円滑な都市交 流を推進する南北交流連携軸とし て位置付けられています。 富士山静岡空港へのアクセス、 産業振興、市内南北交通の円滑化 などの観点から、最優先で整備す る必要があります。 現在は、国道1号藤枝バイパス 薮田西ICから天王町3丁目まで の区間が供用され、旧国道 1 号ま での区間の整備が進められていま す。事業区間が広範囲に及ぶため 本区間を優先的に整備すること で、西益津方面から旧国道1号に 交差する主要地方道焼津藤枝線、 県道大富焼津線、及び周辺道路に 流出する交通、それに伴い発生す る渋滞を円滑に処理することが可 能となる他、供用済区間における 事業効果の発現も図れるため、本 区間の事業化を進めます。 短期 22 都市計画道路 天王町仮宿線 仮宿 13 ○ 本路線は、天王町と仮宿を結ぶ 幹線道路で、水守土地区画整理事 業により整備された区間や新東名 ロングランプに関連した区間が部 分的に供用されています。 事業区間が広範囲に及ぶため、 本区間を優先的に整備することに より、現在整備中の 2 級市道仮宿 下付田高田線と接続し、産業振興 (内陸フロンティア)、旧国道1号 等の渋滞緩和と交通の円滑化が図 れ、また、今後建設が予定されて いる新清掃工場へのアクセス道路 としての位置付けもられているた め、本区間の事業化を検討します。

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事業 着手 時期 路線 番号 路線名 区間 1 次 評価 順位 2 次 評価 判定 事業着手の必要性 短期 8 都市計画道路 小川島田幹線 焼津市境 (焼津市中新田) ~高柳 15 ○ 本路線は、焼津市小川から本市 南部地域を経由し島田市東町に至 る主要幹線道路で、本市では隣接 市との円滑な都市交流を推進する 東西交流連携軸として位置付けら れています。 現在は、高洲地区、青葉町・青 南町地区の一部区間が供用され、 焼津市内でも整備が進められてい ます。事業区間が広範囲に及ぶた め、本区間を優先的に整備するこ とにより、他地域(焼津市)との 交流が図られ、周辺道路に流出す る交通、それに伴い発生する渋滞 を円滑に処理することが可能とな るため、本区間の事業化を検討し ます。 中期 2 都市計画道路 志太中央幹線 立花2丁目 ~城南 1 ○ 本区間は、都市計画道路志太中 央幹線計画区間のうち、県道大富 藤枝線から1級市道城南下当間線 を結ぶ区間で、路線番号1の事業 進捗状況を見ながら事業化を検討 するものであります。 南北交流連携軸の延伸により、 城南方面や焼津市方面から東西交 流軸へのアクセス改善や、周辺市 道の渋滞緩和により、交通の円滑 化を図るとともに、災害時におけ る緊急輸送路の確保を目的としま す。 中期 3 都市計画道路 志太中央幹線 城南~築地 3 ○ 本区間は、都市計画道路志太中 央幹線計画区間のうち、1級市道 城南下当間線から県道上青島焼津 線を結ぶ区間です。路線番号1及 び路線番号2の事業進捗状況を見 ながら事業化を進め、瀬戸川によ って分断された南北の地域をつな ぎ、道路網の脆弱性の解消につな げます。 南北交流連携軸の延伸により、 焼津市方面から旧国道1号にアク セスする県道伊久美藤枝線、旧国 道1号、及び周辺市道の渋滞緩和 が図られ交通の円滑化が図るとと もに、災害時における緊急輸送路 の確保を目的とします。

(24)

事業 着手 時期 路線 番号 路線名 区間 1 次 評価 順位 2 次 評価 判定 事業着手の必要性 中期 7 都市計画道路 志太中央幹線 大新島 ~大東町 3 ○ 本区間は、現在、県道藤枝大井川 線から大井川に架かるはばたき橋 までで供用されている区間に接続 するため、整備することにより、南 北交流連携軸が延伸されます。 これにより、富士山静岡空港への アクセスがよりよくする他、周辺道 路に流出する交通に伴い発生する 渋滞を緩和し、交通の円滑化を図る とともに、災害時における緊急輸送 路の確保を図ります。 中期 9 都市計画道路 小川島田幹線 高洲~ 田沼5丁目・ 高岡2丁目 11 ○ 本路線は、焼津市小川から本市南 部地域を経由し、島田市東町に至る 主要幹線道路で、本市では隣接市と の円滑な都市交流を推進する東西 交流連携軸として位置付けられて いる。 現在は、高洲地区、青葉町・青南 町地区の一部区間が供用されてい るが、事業区間が広範囲に及ぶた め、本区間を優先的に整備すること により、(都)藤枝大井川線と(都) 藤枝駅吉永線を結び、高洲地区の供 用区間に接続させることで、現在周 辺道路に流出する交通、それに伴い 発生する渋滞を円滑に処理するこ とが可能となり、また、供用済区間 における事業効果の発現も図れる ため、本区間の事業化を検討する。

(25)

事業 着手 時期 路線 番号 路線名 区間 1 次 評価 順位 2 次 評価 判定 事業着手の必要性 中期 16 都市計画道路 三輪立花線 下当間~平島 14 ○ 本路線は、岡部町三輪と立花を結 ぶ幹線道路で、(都)焼津広幡の 4 車線化に併せ、葉梨川の架橋を含め た区間、及び横内三輪土地区画整理 事業により整備された区間が部分 的に供用され、現在朝比奈川の架橋 を含むその間の区間の整備が進め られています。 本区間を整備することで、(都) 焼津広幡線と(都)大覚寺藤岡線を 結び、産業の振興、旧国道1号仮宿 交差点の渋滞緩和、岡部町三輪地区 から市中心部へのアクセス向上が 期待できます。また、供用済み区間 における事業効果の発現も図れる ため、本区間の事業化を検討しま す。 中期 19 都市計画道路 大覚寺藤岡線 平島~水守 15 ○ 本路線は、焼津市大覚寺と藤岡を 結ぶ幹線道路で、水守土地区画整理 事業により整備された区間が供用 されていますが、事業区間が広範囲 に及ぶため、本区間を優先的に整備 することにより、一級市道城南下当 間線交差部から水守地区を結ぶこ とで、産業振興、県道島田岡部線等 の渋滞緩和と交通の円滑化、平島地 区から市中心部へのアクセス向上 が図れ、また、供用済区間における 事業効果の発現も図れるため、本区 間の事業化を検討します。

(26)

8.道路整備プログラムの見直し

本プログラムは、目標に対する事業実施状況、効果を確認しながら、5 年以内のサイク ルで見直しを図っていきます。 【参考】 藤枝市第5次総合計画 道路関連における成果指標 指標の内容 現状値 (H26) 目標値 (H32) 都市計画道路の整備率 60.8% 62.0% 広域的な幹線道路の 通行時間短縮 20 分 15 分 1・2 級市道の歩道整備率 31.6% 32.0%

計画立案 (Plan)

道路整備プログラムの策定・見直し 今回:平成27年度 次回:平成32年度予定

事業実施 (Do)

道路整備事業の実施

検証 (Check)

事業実施(着手及び完了)状況の 確認 道路整備効果の検証

計画改善 (Action)

社会情勢、政策及び財政計画の 確認 優先度評価手法及び評価の検討

(27)

お問い合わせ先 藤枝市 都市建設部 基盤整備局 道路課 幹線道路係

■住 所:〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1丁目11番1号 ■電 話 番 号:054-643-3169

■フ ァ ッ ク ス:054-643-3280 ■E メ ー ル:doro@city.fujieda.shizuoka.jp

参照

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