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消防防災衛星通信システムの整備について

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Academic year: 2021

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(1)

消 防 庁 で は, 災 害時 に お け る国 と地 方 公 共 団 体 の 迦 信 を確 保 す る た め, 迦 信 衛 星「 さ く ら 2 号」 を 用い た 衛 星 通 信 シ ステ ム の。整備 を 進 め てお り, 既 に消 防 庁 と愛 知県 及 び静 岡 県 と の 間 で 運用 して お り, 千 葉県 及 び山 梨 県 が 整 備 中 であ る 。

通信 衛 星 は, サ ービ スエ リ ア の広 域 性 , 回 線 設 定 の柔 軟性 等 数 多 い 利点 を有 する こ と か ら 行政 , 民 問 各方 而 で 地 上 回 線 の バ ッ ク ア ッ プ と し ての 利 用 を行 って い る 。 災害 時 には 通 信 の確 保 が 最 も:・R要 な 課 題で あ る が, 雌近 の 実 用 例 とし て , 昭 和58 年 の島 根 県 集 中 豪 雨 , 59年 長 野 県 西 部 地 震 等 に お い て 迦 信 衛 星 を利 用 して 臨 時 回 線 の 設 定 を 行い 大 き な効 果 をあ げ , 評 価 さ れて い る 。 こ こ で は, 消 防 防 災 衛 星 通 信 シ ステ ムに つ い て そ の 概 要 を紹 介 し た 1,‰

1  経  緯

消 防 庁 で は , 災害 時 に お け る 国 と 地 方 公 共 団 体 と の 問 の 通 儒 を確 保 す る た め , 昭 和41 年 度 か ら 地 上 系 マ イ クロ 無 線 多 重 設 備 に よ る 消 防 防 災 無 線 通 信 網 の 整 備 を進 め ぞ きた。現 在,

消 防 庁 と 全 都 道 府 県 と の 川 で 直 通 回 線 に よ る 電話 及 び フ フ クシ ミリ 迦 信 を 行 っ て お り, 相 互 迦 信 及 び 一 斉 伝 達 機 能 を 有 し, 消 防 防 災 ホ ット ラ イン の幹 線 と し て 大 きな 成果 を あげ て い る。

し か し な が ら, こ の 地 上 系 マ イ クロ 迦 信網

は多 く の 中 継 局 か ら 構 成 さ れて お り。 回線 が 電 話 と フ フ クシ ミリ を切 り か え て 使用 す る も の で あ る こ と か ら , 大 規 模 地 震 等 の激 甚 災 害 が 発 生 し た場 合, 中 継 局 設 備 の 損 壊 に よる 通 信 機 能 が 停111す る お そ れ が あ り , ま た, 回 線 が 限 ら れ て い る た め。 増 大 す る 災 害 情 報 の 通 信 需 要 を賄 い き れ な い お そ れ が あ る こ と か ら, 消防 庁 で は, こ れ に 対 処 す る メデ ィ ア と し て, 実 用 化 を 目 前 に ひ か え て い た 通 信 衛 星 に 着 目 し, 昭 和55 年 度 か ら 3 ヶ 年 に わた り 衛 星 通 信 シ ステ ム の 導 入 に つ い て 調 査 研 究 を 行 っ た。 こ の 結果 , 災害 の 影 響 を受 け 難 く , かつ , 回 線 構 成 が 柔 軟 で あ る な ど , 衛 星 を利 用 し た 通 信 シ ス テ ム は消 防 防 災 迦 信 に 適 し た も の であ る と の結 論 を 得 た こ と か ら , 昭 和58 年 度 に都 道 府 県 の地 球 局 整 備 事 業 に 対 す る 国 庫 補助 制 度 を創 設 し た。 こ れ に よ り 消 防 庁 , 静岡 県 及 び愛 知 県 にお い て 地 球 局 施 設 の 整 備 が始 まっ た 。 昭 和59 年 9 月 に 迦 信 衛 星 さ く ら 2号 の通 信 用 中 継 器 の 利 用 契 約 を 通 信 ・ 放 送 衛 足機 構 との 問 で 締 結 す る と と も に, 人 工 衛 星局 及 び 地 球 局 の 開 設 に つ い て の予 備 承 認 が 郵政 省 か ら 得 ら れ,│司機 構 の君 津 衛J,t管 制 セ ン タ ーと の 初 期 回 線 設 定 試 験 , 郵政 省 の無 線 局 落 成 検 査 等 も 順 調 に 実 施 さ れ, 愛 知県 が昭 和59 年11 月 か ら, 静 岡 県 が60 年 3 月 から 連 用 を開 始 し た。

C  S‑2 に 開 設 さ れる 無 線 局 ( 人工 衛 星局 ) 21 −

消防防災衛星通信システムの整備について

消防庁防災課長補佐

森  村  和  男

(2)

は , 消 防 庁 が 免 許 を 受 け , 消 防 庁 及 び 各 県 に 設 置 さ れ る 地 球 伺 は , そ れ ぞ れ 消 防 庁 及 び 各 県 が 免 許 を 受 け る も の で あ り , 人 工 衛 星 局 と 各 県 の 地 球 局 と の 問 で 行 う 異 免 許 人 間 通 信 で あ る 。 こ れ は 本 シ ス テ ム が 国 と 地 方 公 共 団 体 が 一 体 と な っ て 実 施 す る 消 防 組 織 法 , 水 防 法 及 び 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づ く 情 報 の 収 集 ・ 伝 達 を 確 保 す る た め の も の で あ る こ と か ら 認 め ら れ て い る も の で , 地 上 系 無 線 通 儒 網 と 同 様 の 取 り 扱 い で あ る 。

2  特  徴

SCPC (Single Channel Per Carrier :  囗01 線 ご と に 1 組 の 周 波 数 を 用 い る 。) 方 式 に よ る24 糾 の1111線 容 量 が あ り , 平 常 時 に は 限 ら れ た 割 当 回 線 数 を 多 数 の 地 球 局 が 効 率 的 に 使 月j で き る よ う に , 通 信 要 求 が 発 生 す る 都 度 自 動 的 に 空 き 回 線 を 進 択 し 接 続 す る 方 式DAMA

( Demand Assignment Multiple Access ) を 月]

い て い る 。

こ れ に よ り ,│ 可 時 に 最 人2 藾L の 相 互 佃 別 迦 信 がI・」能 で あ る 。 ま た 消 防 庁 か らー・ 斉 に 複 数 の 地 球 局 に 対 し 膏 声 又 は フ ー,・ク シ ミ リ に よ る 伝 達 が11f 能 で あ る 。

ま た 。 災 害 発 生│ 時 に は , 被 災 県 と の 間 に 俊 先 的 , 集 中 的 に 回 線 を 割 り あ て て , 通 信 を 確 保 し , 災 害 の 状 況 ,│ 心 拔 要, 清 等 を 迅 速 に 伝 達 で き る よ う に し て い る 。

3  施 設 の 概 要 出  人 工 術 星J,4

消 防 防 災 衛 星 迦 信 シ ス テ ム で 使 用 す る 通 信 衡 星 さ く ら 2 廿 { C S‑ 2 } は , C S‑ 2 a 及 び C S‑ 2b の 2 つ のliij‑ ・機 能 を 有 す る 衛 星 か ら 成 っ て お り 。 一 方 に 故 障 が 生 じ た 場 介 で も 他 方 で バ ッ ク ア ッ プ す る こ と が で き る c こ れ ら の 術 星 は 我 が 国 最 初 の 実 用 通 信 術 星 と し て 昭

和58 年 に宇 宙 開 発事 業[・ll種子 鳥 宇 宙 セ ン タ ー か ら そ れ ぞ れ 打 ち 上 げ ら れ , 赤 道 上 空 35,800km , 東 経132 °及 び136 °の 静lh 軌 道 に 投 人 さ れた も の で あ る。 現 在 , こ れら の 通 信 衛 星は , 通 信 ・ 放 送 術 星 機 誨 が 竹 理 し , れ津 衛 星竹 制 セ ン ター に お い て 竹 制 業 務 が 行 わ れ て い る 。 本 衛 星 は , 静 止 衛 星 軌 逆 上 の初 期 重 量350kg で, ア ッ プ リ ン ク(地 上 か ら 衛 星へ )

6GH z帯 , ダ ウ ン リ ン ク (衛 星 か ら 地 上 へ ) 4 GHz  帯 の マ イ クロ 波 帯 通 信 用 中 継 器 2 台 と ア ッ プ リ ン ク30GHz 帶 。 ダ ウ ン リ ン ク 20GHz 帯 の 準 ミ リ 波 帯 通 信 川 中 継 器 6 台 を 撚 載 し て お り,消 防 庁 の ほ か拾 察 庁,建 設 省 , 郵政 省, 日 本電 信電 話 株式 会 社,[]本 国 有 鉄 辿 ,電 力 会 社 が利 川 し て い る 。 消 防 防 災 迦 信 に 川 い る の は,30/20GHz 帯 中 継 器 K 6 の1/

5系 統 で あ る 。

(2) 地 球 局

消 防 庁 に 設 置す る 地 球 川 は, 消 防 防 災衡 星 迦 信 シ ステ ム全 体 の 通 信 運 用 管 理 を 行 う統 制 局 で あ る , 凶:径 5 mの ア ンテ ナ装 雌, 酘入 出 力300  W の 砲 力 増 幅 管 を 有 す る 送 信 装 雌,24 組 の 回 線 を収 容 す る 端 局 装 置, 前述 のD  A M Λ 機 能 を 批 う 中 火 回 線 制 御 装 置 を 有 し て い る。 また , 重 要 な装 置 につ い て は現 用 系 と 予 備系 の二 重 構 成 と す る こ と な ど で故 障 に よ る シ ステ ム の機 能 の停 止 を防 いで い る。

各県 庁 に設 置 さ れる 地 球 局 は, 標 準で 直 径 5 mの ア ン テ ナ, 酘 大 出力20W の 電 力 増 幅 竹 を含 む 送 信 装 置, 6回 線容 量 の 端 川 装 置 , 中 刔lll線 制 御 装 置 の指 示 に よ り 回 線 の 設 定 等 を 行う 回 線 制 御 装 雌 等 で 構 成 さ れて い る 。 4 整 備 計画

消 防 庁 で は 昭 和58 年 度 か ら 本 衛 星迦 信 シ ス テ ム の整 術 を進 め て い る が, 事 業 賞 をみ る と ,

9 9 ‑

(3)

?jlj防 庁 の 地 球llJ施 設 が 約]97 万 円 , 行 県 の 1也球 肘 施,没 が168 肖万111 胼l 庫 袖 助 率│/3 ,111j 功限 度 額56 百川j となっ て い る

顋 峭 よ, 人 規 模 地対 策曚 と し て, 地 竡 坊 災 対 策 強 化 地 域 及 び そ の 川 辺 地 域 の 9 祁

!,5(埼県 , 千 葉 県 , 束 京 瓢 神 匐││ 県.  Ill 襞県 , 長 野 県 。阜 県 , 静 岡県 及 び 愛111県) に 地 球 局設 をこ と を 計し てお り , 既 に 運 川っ てい る 愛 知 県 , 静 岡 県 に JI続き││罸│160 年 度 に 千 槊県が,61 年 度は│││

裂県が 運 川開 始 すべ く整 備 をす すめてい る とこで あ る ま た , 術 柚 迦 儒 シ ス テ ム に よ り増 加 す る 迦 信 川 線 を 効 率 的 に 使Jljし, 迅 速

かつ的 瞞 な害 情 報伝 達 を 叮 能す る た め には,11111jllli像伝送 ,デ ー タ伝 送等 端 末 機の 印 夏化 を 図っ て い く必 要 が あ るレ史 に , 地 上 忝無 線 通 仁 網併 せ て 令 国 的 な 消 防 防 災 迦 信 ネッ トワ ー クの 基幹と し て発 艇さ せる よ う 整 溺i対 象 地 域の 拡人 をは じめ ,Ilf搬 刷地 球J・15の 倅人 , 通 信 方 式高 度 化 等 術 星 通 信 シ ステム 刀特 賞 を 町 効 に 活 用 す る 方 策 につ い て検 討 を 苞め てく必 要が あろ う。

ll罸│158 年に打らllら れC Sは,30/

!0(;HZ 帶 を 使 用る 術 星 とし てIUJW に 先 駆 け て 実川 化た も の で, 非 常 災 害 対 策 川 迦 信 や離,Iぶ 削,l等とし て地 卜。系柿 完 的 利jljに供 い る もの であ るC S2の利 用 に 加 え, 昭 和62 年 度け了 定 の 第二│lt代 の 実 日迦 祐 衛 柚 C S−3か ら は , 高 速デ ーター伝 曇・会議 等利 用拡 人 が 期 待 さ れ る こ と はよ り , 衛 柚 通 仁 の 倫 要 は 今 後割 増 と す る ことが 予 想され , 将 来 ロカ ル ・ ネ ッ ク 分 野 に も 需 要 動 向 が み ら れ る も の と

J、わ れ る

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