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理 念 安 心 納 得 できる 安 全 誠 実 な 医 療 をめざします 基 本 方 針 1 患 者 さんの 人 権 を 尊 重 した チーム 医 療 に 取 り 組 みます 2 質 の 高 い 先 進 的 な 医 療 に 取 り 組 みます 3 急 性 期 から 回 復 期 までの 一 貫 した

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(1)

横浜市立脳血管医療センター年報

第8号

(2)

◆理 念◆

安心・納得できる安全・誠実な医療をめざします。

◆基本方針◆

1 患者さんの人権を尊重した、チーム医療に取り組みます。 2 質の高い、先進的な医療に取り組みます。 3 急性期から回復期までの一貫した治療とリハビリテーションに取り組みます。 4 地域の保健・医療機関との連携と、脳血管疾患の予防に積極的に取り組みます。 5 健全な病院運営に取り組みます。

◆患者さんの権利◆

1 良質な医療を平等に受けることができます。 2 個人としての人権が尊重されます。 3 個人の情報やプライバシーが保護されます。 4 ご自分の診療情報を知ることができます。 5 症状、診断、治療法、今後の見通しについて、わかりやすい言葉で説明を受けることができます。 6 十分な説明を受けたうえで、自らの意思で検査・治療法を選択し、あるいはそれを拒否することができます。 7 診断や治療について、他の医師の意見を聞くことができます。

◆患者さんへのお願い◆

1 ご自分の健康に関する情報を正確に提供してください。 2 医療に関し十分理解できるまで確認をしてください。 3 他の患者さんの医療に支障とならないよう配慮し、病院の規則を守るようお願いします。

(3)

巻頭言 横浜市立脳血管医療センター センター長 山本 勇夫 平成24 年度に入り世界各国での政権交代が続き、フランスでは 2012 月 5 月にオラン ド大統領、11 月にはオバマ大統領の再選、2013 年 2 月には韓国初の女大統領の朴氏、 さらに 3 月には中国で習国家主席の就任と、世界の政治情勢が変化する中で、オバマ大 統領は「終わらぬ旅、”our journey is not complete”」を、習近平主席は「中華民族の偉 大な復興は中国の夢」を就任演説の中で何度も力説していました。わが国も昨年12 月民 主党政権から自民党安倍政権へ交代し、「安倍ノミクス」と称する経済政策、中国や北朝 鮮等に対する対アジア政策など、民主党政策とは次元の違うチェンジが強調され、どの 国も復興のための改革の必要性を強調していました。 振り返って当センターも、平成23 年度までの前中期経営プランを終え、さらなる病院 改革に向け平成24 年度から始まった第 2 次中期経営プランのもとに、脊椎脊髄診療科の 新設、脳神経血管内治療科の開設、病棟再編、手術室の拡張、3T-MRI の導入など 25 年度の本格稼働に向けて順調に進捗しています。このような状況下で24 年度は下半期に 入って救急車の搬送件数や紹介患者数の増加による入院患者の増加、病床利用率のアッ プ、脊椎脊髄外科科や脳神経血管内治療科の新設、開設などによる手術件数の増加、外 来患者数や脳ドック件数の微増など確実に昨年度を上回る実績をあげてはいるものの、 決して満足できる数字ではありません。また常々残念に思うことは、脳卒中に関するこ れだけの症例があるにもかかわらず、当センターからまとまった情報を発信できない点 であります。勿論マンパワーの問題などがあるにせよ、この機会をとらえ、各人がこの 病院の危機的状況に対する意識を共有し、目標(夢)に向かって変化を求め、終わらぬ 旅へ出発しなければなりません。 また、最近とみに感じることの一つに医療界に求められる新たな患者関係への対応が あります。小生が医師になった当時、患者の多くは「先生にすべてお任せします」とい う依存的、パターナリズム的傾向が強く、医療従事者が上から目線で医療行為を行う時 代でしたが、今や医療には「インフォームド・コンセント(説明による同意)」、「セルフ・ デタミネーション(患者の自己決定権)」、「トゥルース・テリング(本当の情報を伝達す る)」の三つが基本的な患者の権利として提供されることが求められています。しかもIT 化やインターネットの普及の中で、患者が場合によっては医師以上の専門情報を入手で きる環境にあることにも配慮する必要があります。このように患者サイドの意識や情報 環境は、想像以上に大きく変化しているのが現状です。この新しい医療関係者-患者関 係に対応する医療提供構造を作り上げる必要があります。その意味では医療機関の側が 大きく意識の転換を図らないと、医療にとって最も大切な無形の財産である「信頼」を 失うことになってしまいます。このように現在医療界に求められる新たな患者への対応 を視野に入れながら、この年報を通じ、当センターの前中期経営プラン、及び第 2 次中 期経営プランによる改革一年目を反省し、市民から信頼され、選ばれる病院を目指し、 二年目の25 年度に向かっての糧になる事を期待します。 平成25 年 3 月

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巻頭言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 Ⅰ 平成23年度 病院の概要   1 2 2 3 3 4 4 神経内科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 脳神経外科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 リハビリテーション科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 麻酔科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 センター業務統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 5 10 11 13 15 19 Ⅱ 学術業績 1 著書(23年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 2 論文(23年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 3 学会・研究会(23年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 業務統計 23年度版・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 (4) 安全管理研修等の開催状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (5) インシデント報告の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 診療体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 診療科概要 安全管理業務 (1) 医療安全管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

横浜市立脳血管医療センター年報第8号(平成23年度)

目     次

病院沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 施設概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 安全管理に係る委員会等の活動状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 主な改善項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(5)

(1)  開設目的  人口の高齢化の進展とともに増加の見込まれる寝たきりの最大原因である脳血管疾患に ついて内科的・外科的治療を行うとともに、発症直後から早期リハビリテーションを重点的に 行う。  そして後遺症を最小限に抑え、かつ再発を防ぎ、結果として寝たきりを防止し、患者の日常 生活の質を向上させる診療を行うことを目的とする。 (2)  名称  横浜市立脳血管医療センター (3)  位置  横浜市磯子区滝頭一丁目2番1号 (4)  建設の経緯  平成03年05月 第1回友愛病院基本構想検討委員会(以降平成3年9月まで延5回開催)  平成03年10月 友愛病院(再整備)基本構想策定  平成05年05月 衛生局病院事業課に友愛病院再整備担当を設置  平成05年10月 脳血管医療センター整備(友愛病院再整備)基本計画策定  平成06年03月 脳血管医療センター整備計画決定  平成07年03月 病院開設許可  平成07年12月 脳血管医療センター建設工事着工  平成09年04月 衛生局脳血管医療センター開設準備室設置  平成11年03月 脳血管医療センター竣工  平成11年08月 脳血管医療センター開院(センター215床・老人保健施設40床の開院)  平成12年04月 介護老人保健施設40床開床(計80床)  平成12年06月 脳血管医療センター85床開床(計300床) (5)  病院建設事業費及び財源(単位:千円) システム 開発費 実施設計・ 設計監督費 建築工事費 初度調弁費 その他 計 273,791 814,172 24,201,672 3,489,020 653,929 29,432,584 国補助金 県補助金 市債 一般財源 計 98,500 170,000 28,226,000 938,084 29,432,584 (6)  病院長 初代 2代 3代 4代 5代 6代

Ⅰ 病院の概要

病院建設事業費 氏  名 福島 恒男 平成17年1月27日~平成18年1月31日 山本 正博

1 病院沿革

財    源 平成15年4月01日~平成17年1月26日 本多 虔夫 任  期 平成11年8月01日~平成15年3月31日 原   正道 平成20年4月01日~平成20年8月14日 山本 勇夫 平成20年8月15日~ 植村 研一 平成18年2月01日~平成20年3月31日

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(1)  用地 病院棟等 横浜市磯子区滝頭一丁目2番1号 16,168㎡ 職員宿舎 横浜市磯子区丸山一丁目26番27号 2,335㎡ (2)  建物名称及び竣工年月日 延床面積 構 造 38,737㎡ 3,056㎡ 41,793㎡ (3)  部門別面積 2,851㎡ 3,149㎡ 3,149㎡ 3,149㎡ 985㎡ 273㎡ 279㎡ 1,541㎡ 1,826㎡ 818㎡ 620㎡ 2,585㎡ 1,546㎡ 323㎡ 810㎡ 2,774㎡ 583㎡ 7,799㎡ 264㎡ 老人保健施設 3,413㎡ 38,737㎡ (4)  病棟構成図 ICU (6床) SCU (12床) 2階西病棟 (12床) ←センター入口 屋外リハビリ テーション ←救急入口  病歴室、中央監視室 地下2階 地下1階 5階 4階 3階 2階 1階

2 施設概要

救急、リハビリテーション、画像診断、栄養、臨床工学 機械室、電気室  解剖室、霊安室  標本保管庫 駐車場  介護老人保健  施設2階(40床)  手術室、管理、医師室  会議室、図書室  介護老人保健  施設1階(40床)    総合受付、外来診療、医事、検査、薬剤    医療相談、防災センター、レストラン、売店、理容室 地下3階 屋上庭園 3階西病棟(41床) 3階東病棟(40床) SRC造 機械室 5階西病棟(45床) 5階東病棟(46床) 4階西病棟(49床) 4階東病棟(49床)  職員宿舎 外 来 医 療 サー ビ ス 部 門 管 理 部 門 ・ そ の 他 管理部門 外来部門 救急部門 医療相談部門 画像診断部門 検査部門 薬剤部門 病 棟 ICU・SCU・2階西病棟・手術部門 3階東・西病棟 4階東・西病棟 5階東・西病棟 合   計 建 物 名 竣工年月日  病院棟等 平成11年3月31日 平成 9年3月31日 栄養部門 リハビリテーション部門 医事部門 物品管理・中央材料部門 合   計 空調・電気・ボイラー等機械室 病歴保管庫 駐車場 その他

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3 診療体制

(1)  診療科目(6診療科)  神経内科、脳神経外科、リハビリテーション科、内科、放射線科、麻酔科  (非常勤科:精神科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、※婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科・口腔外科 (2)  外来診療時間  午前8時45分から午後5時まで(休診日除く)  (休診日)  ・土曜日、日曜日  ・国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日  ・1月2日、1月3日及び12月29日から12月31日まで (3)  病床数  センター300床  介護老人保健施設80床 (病床数) ICU 6 SCU 12 2階西 12 3階東 40 3階西 41 4階東 49 4階西 49 5階東 46 5階西 45 合計 300 老健1階 40 老健2階 40 合計 80 ※婦人科は平成23年6月30日まで

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4 診療科概要

神経内科

(1) 近況 神経内科は、頭痛、しびれ、およびめまいなどよく経験する症状、さらに脳卒中や神経 難病など、中枢神経(脳、脊髄)、末梢神経、筋肉の病気を診療する科です。 神経内科の診療は現在5名の常勤医(全員が神経内科専門医)と6名の非常勤医で行っ ています。 脳卒中治療については金塚先生と梁先生が脳卒中専門医、桔梗先生が神経内科専門医の 資格を取得し、脳卒中専門医4名を含む神経内科全員で超急性期t-PA治療から脳卒中 再発予防まで取り組んでいます。 さらに今関先生は神経難病である脊髄小脳変性症、金塚先生はケイレン疾患や多発性硬 化症、梁先生は血管内治療の中心となって治療に当たっています。 海老名総合病院の依頼により、臨床研修医一年次6名が、1人あたり通常1か月間、当 科をローテーションすることとなっており、卒後臨床研修の一端を担っております。 また、救命救急士や地域医療機関との症例検討会などによる連携強化、講演会などによ る市民への脳卒中や神経難病の啓発活動、横浜市脳血管疾患救急医療体制における幹事病 院としての役割発揮などにも積極的に取り組んでまいりました。 今後は、これまでに培われた当神経内科に対する評価をさらに高めるとともに、「脳卒中 基本対策法」の制定を見据えながら、脳卒中診療の発展に寄与できるよう努めてまいりま す。 (2) スタッフ (平成 24 年3月 31 日現在) 氏名 (補職) 卒業年次 ・大学 資格・専門医・認定医等 専門分野 今関 良子 (医長) H6 東海大学 日本神経学会指導医 日本神経学会専門医 日本内科学会認定総合内科専門医 日本脳卒中学会専門医 日本頭痛学会専門医 日本感染症学会 ICD 脳血管障害 頭痛診療 神経内科全般 桔梗 英幸 (副医長) H6 浜松医科大学 H13 東京大学大学院 日本内科学会認定内科医 日本神経学会専門医 医学博士 脳機能イメージング 大脳生理学 金塚 陽一 H13 北里大学 日本内科学会認定内科医 日本脳卒中学会専門医 神経内科一般 梁 成勲 H17 弘前大学 日本内科学会認定内科医 日本脳卒中学会専門医 日本神経学会専門医 神経内科一般 脳血管障害 山本 正博 (部長) S44 慶応大 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 日本脳卒中学会専門医 日本医師会認定産業医 日本頭痛学会専門医 医学博士 神経内科一般 脳血管障害 頭痛 血液凝固線溶

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脳神経外科

(1) 近況 当センターの脳神経外科診療を北里大学出身の我々が担当し6年以上が経過いたしまし た。 当センターでの外科的治療は1)脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血に対する手術用顕微 鏡を用いた動脈瘤頚部クリッピング術、2)高血圧性脳内出血に対する開頭血腫除去術や CT 定位穿頭血腫吸引術、3)浅側頭動脈中大脳動脈吻合術 4)もやもや病の血行再建、 5)脳動静脈奇形の手術、などを中心に行っております。 ただ、すべてを開頭手術による治療ではなく、それぞれの症例の適応を考えて血管内手 術を選択しております。もちろん、脳血管障害のみではなく、良性脳腫瘍の手術治療も積 極的に行っております。 当センターにある24時間稼働している核磁気共鳴装置(MRI)、コンピューター断層撮 影装置(3D-CT)、三次元脳血管撮影装置(3D-DSA)などの最新医療機器を用い、外科的治 療に携わっています。 毎朝8時 15 分から他科との新入患者さんについてのカンファランスを行い、神経内科や リハビリテーション部による神経機能評価をし、術後早期よりリハビリ訓練を行っており ます。 他科との連携や患者さんの状態把握をしっかりとしてよりよい医療を目指しています。 (2) スタッフ (平成 24 年3月 31 日現在) 氏名 (補職) 卒業年次 ・大学 資格・専門医・認定医等 専門分野 山本 勇夫 (センター長) S44 名古屋大学 日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医 日本脊髄外科学会認定医 脳卒中の外科 脳腫瘍の外科 脊椎・脊髄の外科 中山 賢司 (副センター長) S49 鹿児島大学 日本脳神経外科学会専門医 医学博士 北里大学脳神経外科非常勤講師 脳血管障害の外科的治療 脳神経外科一般 甘利 和光 (医長) H5 日本大学 H11 日本大学大学院 日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 医学博士 脳血管障害 脳神経血管内治療 トラウマの心理療法 清水 曉 (副医長) H4 北里大学 日本脳神経外科学会専門医 脳神経外科一般 小泉 寛之 H12 金沢大学 日本脳神経外科学会専門医 日本神経内視鏡学会技術認定医 脳神経外科一般 宮﨑 朋子 H16 北里大学 日本脳神経外科学会専門医 日本医師会認定産業医 脳神経外科全般

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リハビリテーション科

(1) 近況 当科は、脳血管障害を主体に、各種の疾病・外傷などによる、さまざまな障害の軽減 を図りながら、社会生活への復帰を一番の目標としています。さらに専門的治療機関と して常に高度のリハビリテーションが提供できるよう、治療プログラムの開発にも取り 組んでいます。 当センターに救急入院した脳血管障害に対しては、主担当科との緊密な連携の下、超 急性期の段階(平成 23 年度平均:入院後 1.57 日)から、多職種によるリハビリテーシ ョン介入を開始し、早期の離床を図ることで二次的な廃用性障害の発生を最小限にし、 その後の機能回復を早めるように努めています。また継続的なリハビリテーションが必 要な方に対しては、リハ科医師を専任医として配置している回復期リハビリテーション 病棟(91 床)へ転棟させて、病棟スタッフとの緊密な連携の下に、より集中的なリハビ リテーションの提供を行い、高い在宅復帰率を達成しています。このために、22 年度か らは祝日や年末年始等も含めた、365 日のリハビリテーションを提供する体制を整え、 継続しています。 リハビリテーションを提供する上で、他科との緊密な連携を図ることはもちろんです が、科内でも、全員参加での急性期・安定期の回診や補装具外来、嚥下造影検査の実施 などを通じて、診療レベルの向上を図っています。また、三次元動作解析装置を活用し た補装具継ぎ手の研究や脳血管障害の動作解析も、国際医療福祉大学山本澄子教授との 共同で継続的に行われています。 平成 23 年度回復期病棟入院患者内訳 人数:350 人 平均年齢:平均 64.5 才(28~89) 発症~転入院:平均 42.8 日(13~173) 回リハ病棟入院期間:平均 86.8 日(18~218) 在宅復帰率:82.6% (2) スタッフ (平成 24 年3月 31 日現在) 氏名 (補職) 卒業年次 ・大学 資格・専門医・認定医等 専門分野 前野 豊 (部長) S60 横浜市大 リハビリテーション科専門医 ・認定臨床医 日本リハ医学会指導責任者 リハビリテーション全般 高橋 素彦 (副医長) H11 金沢大 リハビリテーション科専門医 リハビリテーション全般 福 みずほ (副医長) H10 鹿児島大学 H14 名古屋大学大学院 リハビリテーション科認定臨床医 リハビリテーション全般 金森 裕一 (副医長) H13 横浜市大 リハビリテーション科専門医 リハビリテーション全般 栗林 環 (副医長) H13 横浜市大 リハビリテーション科専門医 リハビリテーション全般 疾患名 入院人数 脳梗塞 154 脳出血 112 SAH 17 大腿骨骨折 18 廃用症候群 12 脳外傷 9 神経筋疾患 5 その他 23

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麻酔科

(1) 近況 麻酔科は、手術麻酔、集中治療、救急医療などの急性期医療とともに、疼痛を中心と する種々の疾患に対する治療を実施するペインクリニックや、いわゆる緩和医療と呼ば れる終末期医療まで、広範な医療分野を診療の対象としています。 当院の麻酔科の主たる診療内容は、中央手術室ならびに血管撮影室における麻酔管理 と集中治療室での重症患者管理です。当院は常に脳卒中急性期治療に対応しており、麻 酔科も夜間、休日に関わらず常時これに対応できる体制を整えています。麻酔管理に関 しては、当院の手術は緊急開頭手術症例が多く、また呼吸・循環・代謝系などの合併症 を有する高齢者が対象となることも少なくないため、麻酔の実施にあたっては患者の安 全を第一に細心の注意を払って麻酔管理を行っています。 集中治療室は、重症脳卒中急性期とともに重症感染症や心不全・腎不全などの合併症 例が主な入室対象となります。主治医、看護師、臨床工学技士、薬剤師、栄養士ととも に毎朝カンファレンスを行い、治療方針を検討・決定しています。とくに呼吸不全症例 に対する人工呼吸療法や、腎不全、敗血症等に対する急性血液浄化療法においては、麻 酔科医と臨床工学技士が中心となり治療を行っています。 また睡眠時無呼吸症候群外来では、脳卒中との合併率が高く脳卒中の危険因子と考え られている睡眠時無呼吸症候群の診断検査および在宅 CPAP 療法を行っています。 ≪平成 23 年度業務実績≫ 麻酔科管理手術症例数 脳神経外科 脳動脈瘤クリッピング術 22 例 髄液短絡術 14 例 開頭血腫除去術 16 例 頭蓋形成術 8 例 脳室ドレナージ術 44 例 外減圧術 7 例 脳腫瘍摘出術 5 例 脊椎手術 21 例 その他 24 例 小計 161 例 泌尿器科 前立腺生検術 5 例 経尿道的前立腺切除術 8 例 その他 6 例 小計 19 例 血管内外科・内科 血管内手術 35 例 その他 1 例 小計 36 例 総計 216 例 集中治療室入室患者管理 神経疾患 クモ膜下出血 28 例 脳梗塞 69 例 脳内出血 97 例 硬膜下血腫 17 例 てんかん 20 例 その他 60 例 小計 291 例 内科的管理(主たる疾患) 内科疾患・その他 12 例 総計 303 例 (2) スタッフ (平成 24 年3月 31 日現在) 氏 名 (補職) 卒業年次 ・大学 資格・専門医・認定医等 専門分野 坂井 誠 (副医長) H4 金沢大 日本麻酔科学会指導医 麻酔科標榜医 医学博士 麻酔一般

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センター業務統計

平成23年4月~平成24年3月

入院患者

外来患者

合 計

960

735

1,695

脳梗塞

627

482

1,109

脳出血

171

162

333

くも膜下出血

41

22

63

硬膜下血腫

29

19

48

その他

92

50

142

センター総数

(13)

5 医療安全管理業務

(1) 医療安全管理体制

脳血管医療センターにおける医療安全管理対策の推進を図るために、安全管理対策委員会を設 置しています。委員会は、医療安全対策、医療事故防止対策、安全管理研修など、医療安全に関 して主導的な役割を担っています。 医療安全管理活動を組織横断的に推進する部門として、医療安全管理室を設置し、室長(副セ ンター長)、副室長(専従の医療安全管理担当)、医療安全管理担当者(専任および兼任)を配置 しています。また、各部署で医療安全推進の役割を担う医療安全管理者(リスクマネジャー)を 任命しています。

< 医療安全管理体制図 >

〔平成 24年3月現在〕 事 務 局:医事課 センター長 各診療科 リスクマネジャー 看護部門 リスクマネジャー 管理部門 リスクマネジャー 医療サービス部門 リスクマネジャー 委 員 管理部長 看護部長 各診療科の長 医薬品安全管理責任者 医療機器安全管理責任者 他センター長が指名する者

【リスクマネジメント部会】

リハビリテーション部 リスクマネジャー 地域連携部 リスクマネジャー 医療安全管理室長(副センター長) 医療安全管理室副室長(専従) 医療安全管理担当 看護師(専任) 薬剤師(兼務) 事務職 2 名(兼務)

【安全管理対策委員会】

医療安全管理室 総合相談窓口 医療安全に関する 苦情・相談

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(2)主な改善項目

脳血管医療センター

項目 改善内容 院内採用薬等の情報提供の強 化  医師に対し、従来から実施していた持参薬の鑑別及び 院内採用薬の情報提供に加え、持参したお薬手帳の院 内採用薬及び服用薬の情報提供も開始しました。 消毒薬帳票の統一  他病院における消毒薬の不適切な使用事例を踏まえ、 使用部署ごとで作成していた管理票を「ディスオーパ消毒 液の交換日管理票」に統一しました。 「ミンクリア内用散布液0.8% 20ml」 の管理方法変更  配置部署を限定し、保管に関しては分別保管を実 施しました。なお、保管場所には注意喚起を促すた めラベルの貼付を行いました。また、使用時の確認 方法や輸液管理中の患者対応(誤接続防止)などにつ いてマニュアルを作成しました。 潤滑剤運用法の策定と実施 潤滑剤(キシロカインゼリー、KYゼリー、カテゼリー)の使 用基準や配置場所等に対し取扱基準を策定し、それに 沿った運用の徹底を図りました。 安全はさみの導入  ハサミを使用される患者さんや看護師の切傷事故を防 止するために、回復期病棟にブレードガード付安全はさ み(右手用)を配置しました。 人工呼吸器ホルダーの導入  移動時の人工呼吸器の落下防止のため、ベッドに取り 付け可能なホルダーを導入しました。 ベッド柵カバーの導入  ベッド柵挟まり事故の防止策として、大・小のベッド柵を 覆うタイプのカバーを導入し中央管理化しました。 ブレスセーフバイドブロックの手 順作成  バイドブロックの使用部署を限定し、使用種類の選択及 び使用方法などの手順を作成しました。 同意書の一元化と手引改訂  分散管理されている同意書の一元化管理を推進しまし た。また、『同意書作成の手引き』を見直し、同意書の書式 や内容の一部改訂を行いました。 救急外来における患者情報 (薬剤禁忌情報)の把握  救急時の補完方法を策定しました。 行方不明時の体制改訂  現状に沿った体制を踏まえフロー図を改訂し、職員共通 マニュアルに掲示しました。また同マニュアルに「離棟・離 院防止策」を新たに作成しました。 危険物持ち込み対策  入院のご案内に「持ち込み禁止品」の項目を追加し、 「刃物等のお持込について」のお知らせを院内に掲示しま した。  また入院オリエンテーション時において、持込み禁止品 の説明を行いご家族へのご協力をお願いすることとしまし た。 体 制 物 品 薬 剤

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項目 改善内容 体 制 医療安全マニュアルの改訂  第1編:「医療機器安全管理体制と業務」「医薬品・医療 機器等安全情報報告制度」の一部追加変更を行いまし た。  第2編(共通篇):「行方不明時の対応」を削除し、「離 棟・離院防止」「自殺企図時の対応」を作成しました。また 「説明と同意」「低血糖マニュアル」「転倒転落予防マニュ アル」「医療機器に関する安全管理」等を現状に合わせ改 定しました。  資料編:「自殺予防および自殺企図対応」「栄養におけ る安全管理」を作成しました。 研 修 医療安全研修運用の工夫  実践に結び付けやすい演習を取り入れた研修や、短時 間で都合の良いときに参加できるポスターセッション研修 を行いました。  医療安全研修については、未受講者に対し夜勤前後や 昼食時の時間帯などにもDVD上映会を開催し、研修の受 講率を向上させました。  また、研修内容についても従来のものを見直し、より妥当 性が高いものへと変更しました。 そ の 他 医療安全週間活動  医療安全週間中は、巡回項目表を作成し医療安全管理 室メンバーにによる巡回を実施しました。  各部署においては「確認行為」の取り組み強化期間と し、その状況を医療安全管理室が調査しました。  また、同期間中に「確認」をテーマに動画を用いた受講 者参加型の研修会を開催しました。

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(3)安全管理に係る委員会等の活動状況

脳血管医療センター

開催回 開催日 1 3月分インシデント報告 2 3月分医薬品点検結果報告 3 平成23年度 医療安全管理体制と委員会開催、研修計画について 4 事例報告 ①食事提供に関する事例 ②即時報告事例 ③無断離院事例 5 報告事項 ①救急カートの改善 ②マニュアル改訂 ③AED設置について 1 平成23年度 医療安全管理体制(変更)と委員向けレクチャー 2 4月分インシデント報告 3 4月分医薬品点検結果報告 4 事例報告 ①ペン型インスリン(持参薬)に関する事例 ②ベッド柵に関する事例 5 リスクマネジメント部会報告 6 7月医療安全週間について 7 患者の安全管理に関する評価委員会について 1 5月分インシデント報告 2 5月分医薬品点検結果報告 3 事例報告 ①気管チューブ管理に関する事例 ②人工呼吸器落下事例 ③クリティカルパスに関連した事例  ④内視鏡洗浄消毒装置に関する事例(他院事例) 4 患者の安全管理に関する評価委員会について 5 医療安全週間について 6 その他医療安全研修の実施について 7 医療安全情報(No.52、53、54) 1 6月分インシデント報告 2 6月分薬剤関連報告、医薬品点検結果報告 ①厚労省通達「医療用麻薬及び向精神薬の適正使用及び管理の徹底」周知 ②ミンクリア内用散布液採用に伴う当センターの運用について 3 「病院経営局患者の安全に関する評価委員会」報告 4 医療安全週間ラウンド結果報告 5 医療安全研修報告及び開催予定 1 7・8月分インシデント報告 2 7・8月分医薬品点検結果報告 3 事例報告   ①骨折事例 ②RI検査において推奨投与量以上の検査薬が投与された事例(他院事例) 4 医療監視結果 5 医療安全研修報告及び開催予定 6 医療安全情報(No.56、No.57) 平成23年7月14日 第5回 平成23年9月8日 第4回 主 な 議 題 第1回 平成23年4月14日 第2回 平成23年5月12日 第3回 平成23年6月9日

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開催回 開催日 主 な 議 題 1 9月分インシデント報告 2 9月分医薬品点検結果報告 3 事例報告 ①口頭指示事例 ②隔壁開通忘れ事例 ③患者暴力 4 転倒転落予防マニュアル改訂 5 医療安全点検(身体抑制)報告 6 医療安全週間(11月)について 7 医療安全研修開催予定 1 10月分インシデント報告 2 10月分医薬品点検結果報告 3 事例報告 ①ハサミによる自殺未遂事例 4 医療安全週間について 5 医療安全研修開催予定 1 11月分インシデント報告 2 11月分医薬品点検結果報告 3 検討事項 ①造影CT検査説明・同意書について ②危険物持込禁止ポスターについて 4 事例報告 ①食物アレルギー事例 ②医療機器の管理に関する事例 5 医療安全研修実施報告 1 12月分インシデント報告 2 12月分医薬品点検結果報告 3 事例報告 ①指示に関する報告 ②骨折事例 4 検討事項 ①説明・同意書作成の手引きの改訂について 5 「患者の安全に関する評価委員会」開催について 1 1月分インシデント報告 2 1月分医薬品点検結果報告 3 検討事項 ①医療安全管理マニュアルの改訂案提示 4 「患者の安全に関する評価委員会」報告 1 2月分インシデント報告 2 2月分医薬品点検結果報告 3 事例報告 ①患者情報の伝達に関する事例 4 検討事項 ①医療安全管理マニュアルの改訂について ②潤滑剤の使い分けについて 平成24年1月12日 第9回 平成24年3月8日 第11回 平成24年2月19日 第10回 第7回 第6回 平成23年11月10日 第8回 平成23年12月8日 平成23年10月13日

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(4)安全管理研修等の開催状況

開催月 開催内容 対象者 輸液ポンプ、シリンジポンプの取扱 新採用看護師 看護師 11 名 生体監視モニターの取扱   [講師:臨床工学技士] 名 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 2 名 リスクマネジメントの概念 看護主任 看護師 8 名 インシデント報告システム 薬剤師 2 名 ヒューマンエラー 臨床検査技師 1 名   [講師:医療安全担当] 放射線技師 1 名 栄養士 1 名 リハ部セラピスト 1 名 臨床工学技士 1 名 事務 2 名 19 名 車いすの取扱エレベーター停止時の患者移送 全職員 看護師 14 名   [講師:理学療法士] 薬剤師 3 名 放射線技師 1 名 リハ部セラピスト 15 名   ※2回開催 事務・MSW 11 名 委託 2 名 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 2 名 指さし声だし確認 看護主任 看護師 18 名 ダブルチェックについて 薬剤師 2 名   [講師:医療安全担当] 臨床検査技師 1 名 放射線技師 1 名 栄養士 1 名 リハ部セラピスト 1 名 臨床工学技士 1 名 事務 2 名 29 名 人工呼吸器研修 新採用看護師 看護師 14 名  [講師:医師、臨床工学技士、集中ケア認定看護師] 医療安全週間研修会 全職員 医師 13 名  「指さし声だし確認について」 看護師 181 名  「ダブルチェックについて」 看護補助者・介護福祉士 39 名   [講師:医療安全担当] リハ部セラピスト 46 名 臨床検査技師 8 名   ※8回開催 放射線技師 12 名   ※他に委託伝達講習56名 薬剤師 14 名 事務・MSW・CE 33 名 栄養士 3 名 委託 65 名 414 名 医薬品安全管理研修 全職員 医師 13 名  「インスリンに関する事例から」 看護師 115 名   [講師:薬剤師] 看護補助者・介護福祉士 10 名 リハ部セラピスト 31 名   ※2回開催 臨床検査技師 7 名 放射線技師 11 名 薬剤師 14 名 事務・MSW・CE 27 名 栄養士 2 名 委託 8 名 名 14 238 11 脳血管医療センター 参加職種 合計 46 4月 5月 7月 6月

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開催月 開催内容 対象者 参加職種 合計 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 2 名 組織風土 看護主任 看護師 17 名   [講師:医療安全担当] 薬剤師 2 名 放射線技師 1 名 栄養士 1 名 リハ部セラピスト 1 名 臨床工学技士 1 名 事務 3 名 28 名 医療現場におけるヒューマンエラー対策 全職員 医師 3 名   [講師:河野龍太郎氏 自治医科大学教授] 看護師 65 名 看護補助者・介護福祉士 4 名 リハ部セラピスト 11 名 臨床検査技師 2 名 放射線技師 4 名 薬剤師 8 名 事務・MSW・CE 12 名 委託 4 名 名 医療現場におけるヒューマンエラー対策 未受講者 医師 3 名    (DVD上映会(計6回)) 看護師 59 名 看護補助者・介護福祉士 23 名 リハ部セラピスト 53 名 臨床検査技師 6 名 放射線技師 7 名 薬剤師 6 名 事務・MSW・CE 16 名 委託 50 名 223 名 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 2 名 アサーション 看護主任 看護師 20 名   [講師:医療安全担当] 薬剤師 2 名 臨床検査技師 1 名 放射線技師 1 名 リハ部セラピスト 1 名 事務 4 名 31 名 医薬品安全管理研修 全職員 医師 1 名  「抗糖尿病薬」「隔壁開通体験」等 看護師 178 名   [講師:薬剤師] 看護補助者・介護福祉士 33 名 リハ部セラピスト 70 名   ※6日間(計8回)開催 臨床検査技師 8 名 放射線技師 11 名 薬剤師 14 名 事務・MSW・CE 23 名 栄養士 3 名 委託 66 名 名 113 407 11月 10月

(20)

開催月 開催内容 対象者 参加職種 合計 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 2 名 人間の行動(SRKモデル) 看護主任 看護師 19 名   [講師:医療安全担当] 薬剤師 2 名 臨床検査技師 1 名 栄養士 1 名 事務 4 名 29 名 医療安全週間研修会 全職員 医師 9 名  モニターアラームコントロールチーム 看護師 53 名  呼吸サポートチーム リハ部セラピスト 28 名  救急サポートチーム    より 臨床検査技師 1 名   [講師:院内各チーム職員] 放射線技師 8 名 事務・MSW・CE 13 名 名 AHAガイドライン2010説明会 全職員 医師 17 名   [講師:循環器内科医師] 看護師 55 名 リハ部セラピスト 4 名 放射線技師 1 名 薬剤師 8 名 事務・MSW・CE 2 名 栄養士 1 名 名 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 2 名 事例分析について 看護主任 看護師 20 名   [講師:医療安全担当] 薬剤師 2 名 臨床検査技師 1 名 放射線技師 1 名 栄養士 1 名 臨床工学技士 1 名 事務 1 名 29 名 1月 112 88 12月

(21)

開催月 開催内容 対象者 参加職種 合計 【ミニレクチャー】 リスクマネジャー 医師 3 名 ダブルチェックについて 看護主任 看護師 19 名   [講師:医療安全担当] 薬剤師 2 名 臨床検査技師 1 名 放射線技師 1 名 栄養士 1 名 臨床工学技士 1 名 事務 2 名 30 名 医療におけるコンフリクト・マネジメント 全職員 医師 2 名   [講師:安藤哲朗氏 安城更生病院] 看護師 43 名 看護補助者・介護福祉士 2 名 リハ部セラピスト 33 名 臨床検査技師 4 名 放射線技師 3 名 薬剤師 6 名 栄養士 1 名 事務・MSW・CE 13 名 委託 1 名 医療におけるコンフリクト・マネジメント 未受講者 医師 1 名    (DVD上映会(計4回)) 看護師 45 名 看護補助者・介護福祉士 8 名 リハ部セラピスト 25 名 臨床検査技師 1 名 放射線技師 6 名 薬剤師 7 名 栄養士 2 名 事務・MSW・CE 8 名 委託 5 名 108 名 2077 名 1次救命処置、2次救命処置 院内講習会 開催月 開催内容 対象者 1次救命処置講習会 全職員 医師 1名 ※4回開催 看護師 41 名 薬剤師 2 名 介護福祉士・看護補助者 5 名 リハ部セラピスト 2名 臨床検査技師 2名 53 名 53 名 安全管理オリエンテーション(入職時研修) 開催月 開催内容 対象者 医療安全管理体制と医療安全対策 新採用職員 看護師 11 名   [講師:安全管理担当] 転入職員 医師 3 名 リハ部セラピスト 8 名 薬剤師 3 事務・MSW・CE 7 名 名 医療安全管理体制と医療安全対策 新採用職員 看護師 9名   [講師:安全管理担当] ※2回実施 長期休業明け職員 9 名 41 名 合計 合計 108 2月 合計 32 4月 通年 合計 参加職種 合計 参加職種 通年

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(5)インシデント報告の状況

【事象別】 22年度 23年度 増▲減 23年度 構成比 1,327件 1,076件 ▲ 251 100.0% 75件 58件 ▲ 17 5.4% 304件 239件 ▲ 65 22.2% (内訳) 処方 14件 5件 ▲ 9 0.5% 調剤・製剤管理等 51件 46件 ▲ 5 4.3% 与薬(注射・点滴・中心静脈注射) 64件 41件 ▲ 23 3.8% 与薬(内服薬) 163件 143件 ▲ 20 13.3% 与薬(その他) 10件 2件 ▲ 8 0.2% 麻薬 1件 - ▲ 1 0.0% 輸血・血液製剤 1件 2件 1 0.2% 49件 49件 0 4.6% 29件 10件 ▲ 19 0.9% 281件 249件 ▲ 32 23.1% 84件 57件 ▲ 27 5.3% 449件 344件 ▲ 105 32.0% (内訳) 転倒・転落 389件 296件 ▲ 93 27.5% その他 60件 48件 ▲ 12 4.5% 20件 33件 13 3.1% 36件 37件 1 3.4% 【職種別】 22年度 23年度 増減 23年度 構成比 1,327件 1,076件 ▲ 251 100.0% 14件 12件 ▲ 2 1.1% 1,196件 978件 ▲ 218 90.9% 23件 10件 ▲ 13 0.9% 18件 14件 ▲ 4 1.3% 8件 3件 ▲ 5 0.3% 58件 53件 ▲ 5 4.9% 7件 3件 ▲ 4 0.3% 2件 2件 0 0.2% 1件 - ▲ 1 0.0% - 1件 1 0.1% 給食・栄養 指示・情報伝達 インシデント報告 脳血管医療センター 23年度 延べ入院患者 71,707人、延べ外来患者数 34,278人  検査 療養上の場面 22年度 延べ入院患者 73,924人、延べ外来患者数 33,695人  その他 臨床検査技師 PT・OT・ST・視能訓練士・心理療法士 事務職員 臨床工学技士 栄養士・調理師 医師 看護師・助産師 薬剤師 薬剤・輸血 治療・処置 医療機器等の使用・管理 放射線技師 ドレーン・チューブ類等の使用・管理 その他 インシデント報告 指示・情報伝達, 58件, 5% 薬剤・輸血, 239件, 22% 治療・処置, 49件, 5% 医療機器等の使用 管理, 10件, 1% ドレーン・チューブ類等 の使用・管理, 249件, 23% 検査, 57件, 5% 療養上の場面, 344件, 32% 給食・栄養, 33件, 3% その他, 37件, 4% 事象別

参照

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