富uJ大 学 教 育 学部 研 究 論集 No6 6 9 ‑7 7(2 0 0 3)
技術科 教育 に お ける も の づ く り に 関 す る 基 礎 的研 究
一
材 料 加 工 の 学 習 に お け る 『 工 夫 し 創 造 す る 能 力』 に
つい て の
一考 察
一魚住 明 生
・中 村美 雪
*A Study o n M akl ng ‑T hl n gS l n T e chn ology E du c atl O n
‑
A Co n s lde r atlO n tO Ablllt y De vis ed a nd Cre ated of M akl ng‑
T hl ngS Lea r n l ng l n Ju n 10r Hlgh Scho ol‑
A kl O U O Z U M I a nd M lyukl N A K A M U R A *
E
‑
m ail u o z um l@ edu toyam a‑
u a cjPキ ー ワ ー ド
技 術
科教 育
, ものづ く り,材 料
加工の学 習, 工夫 し創
造す
る能
力, 中 学校
, ア ンケ ー ト 調 査Key w o rds Te chnolog y E du c ati o n , M akl ng
‑
T hi ngs, M akl ng‑
T hl ngS Le a r n i ng, A blllt y De v i s ed a nd C re ated,J
u n l O r Hlgh Sch o ol,Q
u e stl O n na l r e1
.は じ め に
平 成1 4
年
度 か ら 全面 実
施 さ れ た 学 習指
導要領
1) ては, 生 徒 に[
生 き る 力]
を育
成す
ること を ね らいと して, 各 学校
が創
意工夫 を 生かし た 活 動 を 行い,自
ら 学 び 考 え る 力の育
成 を図
ること が 示 さ れている。技術
・家
庭 科の目標
においては, 「生 活 に 必要
な 基 礎 的 な知 識
と技術
の習 得 を 通 して, 生 活 と技 術
とのか か わ り につい て理 解 を深 め, 進 んで生 活 を工夫 し創
造す
る能 力
と実
践 的 な 態度
を育
てる。」 2) と表記
さ れてお り,技 術
科教育
に おい ても今 後
さ ら に『
工夫 し創
造す
る能 力』
を育 成
す ること が 求 め ら れて いる。 ま た,今
回の学 習指 導要 領
の改
訂によ り,技 術
・家
庭 科 (技術 分
野) は, 「技術
と ものづ く り」 と 「情 報
とコンピュ ー タ」 の 2 つの学 習内容
に統 合
・再
編 さ れ, 時 間数
が 削減
さ れて いる。 中でも 「技術
と ものづ く り」 に お け る材
料 加工 の学 習 は, 以前
に 比べる と 十 分 な 学 習 を行
うこと が 困難
な状
況 に あ る。 よって, 材 料 加工 の学 習に おいて『
工夫 し創
造す
る 能力』
を育成
し て いく た め に は, こ の能 力 に 関す
る 学校
現場
の実
態 を検
討す
る 必要
か あ る。本 研
究
では,技 術
科 教育
におけ
るも
のづ く り に 関 す る 基 礎 的研 究
と して, ます
中学校技 術
・家
庭科 ( 技術分
野) で の 「技
術 とも
のづ く り」 に お け る材 料
加工 の学 習 に 関す
る実
態 を 把 握 す る た めに, 教 員 及 び 生 徒 ‑ のア ンケー ト調 査 を実
施 し,検
討 した。 次に, これ らの こと か ら得
られ た知
見 を基に し て,材料
加工の学 習におけ
る『
工夫し創 造 す る能
力』
につ いて考 察 を 行った。2
.研 究 方 法
教
員
‑ の ア ンケー ト調 査 は,富
山県内
の国 公 立 中 学 校 (8 6校
) におい て,技 術
・家
庭 科 (技 術
分 野) を 担 当 して いる教 員
を対象
に,年
間指
導計
画の作成
がほほ終
了 し た 平成
1 4年
6 月 か らの1 ケ月 間に,質
問紙
(資料
1) を郵
送す
る 方 法によって
実
施 した。 調 査内容
は, 「技 術
と ものづ く り」 に おけ
る材料
加工 の学 習に関す
る9項
目 と し, 8 項 目 は 選 択で, 1項
目 は自 由
記 述で回答
を求
め た。質
問紙
の設 問1 ‑ 4 では材料 加
工の学 習 に お
け
る実
習教 材
につ いて, 設 問5 では実
習教 材
の選定
につ いて, 設 問6 ・ 7 では 学 習 状 況 につ いて, 設 問8 では 評価
につ いて, 設 問9 では『
工夫 し創
造す
る能力』
のとら
え方
につい て質
問 を 行った。生
徒
‑ のア ンケ ー ト 調 査 は,教 員
‑ のアンケ ー ト調 査の結 果 を 基 に して, 最も多
くの中
学校
で実
施 さ れて いる材 料加
工の学 習 を 履 修 した
富
山県内
の公 立 中 学校 第
2 学年
の生 徒6 6名 を 対象
に して, 平成
1 4年
1 0月中
旬 に,質
問紙 ( 資料
2) に よっ て実
施 した。 調 査内 容
は 「技 術
と ものづ く り」 におけ
る 材 料 加工の学 習 に 関す
る6 項 目 と し, 回 答 を 求 め た。質
問 紙の設問
1 ‑ 5 では材料 加
工 の学
習 に おけ
る履 修 状況
につい て,設
問6 では『
工夫 し創
造 す る 能 力』
のと ら え 方につ いて の質 問 を 行っ た。3
.研 究 結 果 と 考 察
3 1
教 員
にお け る
ア ンケ
ート 調 査 結 果 と 考 察
教
員
に行っ たア ンケ ー ト調 査ての質 問紙
の回 収 は, 回収数
* 元 富 山大 学
教
育 学 部 学 生‑
4 7校, 回 収
率
5 50/ 'oてあった。 な お, こ こ ては 全て の回 答 を 十j効 阿 芥 と す ることか てき た。
最 初に, 「技 術 と もの つく り」 ての朋 料 加工の学 習にお け る
芙
召教
材につ いて検
言」 す る。 そこ てます
,材
料 加工 の学 習に おいて用い られて いる 実 習 教材
を, 回1 に示 す。本 立て C D
嘉
ノク40o
写 T
o価 ヽ
し ㌧
小 物 入
図1 材
料
加工 の学 習にお け る実
習教 材
胡
料
加l 二の学 召て用いら れている実
習 教朋
は, 「自
由 製 作」 か4 0校 (8 7% ), 「小 物 入 れ」 か3校
(7 % ), 「本 立て 」 7うユ2校 (
4 % ), 「Cl)ラック」 が1校 (2 % ) てあった。 これ らの ことから, ほとんとの学 校ては実
習教
材 を 限 定 せす
に, 生 徒 が仁
i山に製 作 品 を 適 応し ていること か 分か っ たo その理 由 と して生 徒が主 体 的に製 作 品 を 選 定 す ることて, 自 らの生 店 を 見 直 し, 生 癌の中て必 要 た と 感じる ものを 製 作てき, 意 欲 的 に取 り 組 むこと かてき る た めであ る と 思 わ れ る。 な お, 「自
[h 製 作」 の中には, いくつかの実
もl教
材の巾から 生 徒 か 選 択 し て いる学校
も含
ま れ る。次に,
胡 料
加1 の学 習におけ
る芙
骨教 材
に使
用 さ れて いる胡
料 を, 図2 に示 す。図2
実
習 教 材に使 用 さ れて いる材 料実 名一教 榔こ
使
用 さ れている材 料 は, 「入朝
」 が4 7枚 (1 0 0% ) で, 「 プラス チ ソク」 か 2 6校 (5 5% ), 「金 属」 か1 7校 (3 6% ) であったo これ らの 巾で木 M のみ を 使 用し て いる 学 校 が1 8枚(3 8% ) て, 他の2 9校 (6 2% ) は 何 らか の朋 料 と 木 材 を 併 用 し ていることか分かっ た。 これ らの ことから,
今
回の学 習 指 導 要 領ては 従 前の 「木 材 加tー
」 領 域 や 「金 属 加コ二」 領 域の学 習内
容か 「技 術 と ものつく り」 に総合
さ れ たことによ り, 学‑
7 0‑
校
現 場では製
作 す る実
習 教 材に応じ て, 材 料 を 限 定 せす
に多
様 な 材料
を用いて崩 料 加工の学 習 を実
施 していること が 何 え る。これ らの朋 料 加」
ー
の学 習におけ
る実
P=7 教 朋‑ の入 手 先 を, L:xj 3 に示 す。
図 3
実
習教
材の入 手 先実
召 教材
の入 手 先 は, 「教崩
販 売 店のみ」 て入 手し ている 学 校 か2 8校
(6 0校
) て. 「教材
販 売J,i.
・ D I Y 仏・ ホー ム センター」 て入 手し ている学 校か1群立 (3 80,/
.), 「D I Y 店 ・ ホ ーム セ ンター」 て入 手 している 学 扱 か1 校 (2 % ) であった。 これ らのこと から, ほと ん との学 校ては
実
習教
材 を容
易に入 手 す ることか てき る 教 材 販 売 店 か ら 購 入し ていること か 分か った。 ま た,学
校
現場
て用いら れ る材
料 加̲
l一の学 名ての実
習 教 材の多
く は,教
材
関 連 会社
て規格
化 さ れ た ものてあ る と 考 え ら れ るo さ らに,材
料 加ユ▲の学 習にお け る実
て冒教
胡の形 態 を, 凶4 に示 す。図4
実
習 教 材の形態
実
習 教 材の形 態 は, 「‑
‑枚 板」 を 使 用し て いる 学 校か 3 6校 (7 7% ), 「キッ ト」 を使
用し ている学 校か 1 1校 (2 3% ) であった。 な お, こ こ て のキット と は, 「あ る 程 度 加工さ れ た 部 品 や 説 明 書 等か セ ッ トて準 備 さ れ た もの。」 と す る。 これ らの こと から, ほとん どの学 校て は教 材 関 連 会
射
て規 格 化 さ れ た一
一枚 柘 を 使 川し て, 自 由 製 作か行 わ れている と 考 え ら れ る。最 後に, 教 員か実 習 教 材 を 選 定 す る 際の槻,r!j, ( 複 数[i !l 答に よ る。) を, 図5 に示 す。
技 術 科 教 育に おける ものづく りに関する基 礎 的研 究
図5
実
習教
材を
選定す
る視
点教員
が実
習教材
を選定す
る視
点 と して, 「創意
工夫」 が3 3件,「興
味
・ 関 心」 が2 2件, 「加
工の容
易 さ」 が2 2件
, 「時 間数
」 が2 1件
, 「価格
」 が20件
, 「道 具
の有 無
」 が1 5件
の順で示さ
れ た。 これ らの こと か ら,実
習教材
を 選 定す
る際
に教員
が 最 も 重 視 していること は, 生徒
の創意
工夫 が 反映 さ
れ る ものか ど う かであ ること が 分 か った。 ま た, 生徒
の製 作経験
不 足 を補
う た め に, 加工し やす
い教 材
で時 間内
に生 徒 全員
が完 成
さ せ ること ができ る実
習教 材
を 選定
している傾 向
も 伺 え る。次 に, 「
技術
とも
のづ く り」 で の材料
加工 の学 習 に お け る 学 習 状 況 につい て検
討 す る。 まず
,材 料
加工 の学 習にお け る 設計
の進 め 方 を, 図6 に示す
。図 6 材
料
加エ の学
習にお け る 設 計の進
め 方材料
加工 の学 習ての設計
の進 め方 怯 「自由
設 計」 カi12 5校 (
5 3% ) で, 「市
販教材
の設計
図 を一部変
更」 が1 2校
(2 6% ), 「その他」 が1 0校
(2 1% ) てあった。 但 し, 「その他
」 は,個
々 の生徒
の実
態 に応 して設計
の進
め方
を 決定
して いる学 校
であ る。 これ らのこと は, 先に示した 材 料 加工の学 習て の実
習教 材
の検
討 結 果 と 関 連し て, ほと ん どの学校
では, 生 徒 が自
由 に 製 作 品 を 選 定 して, 主 体 的に設 計 を 進 めて いる と 考 え ら れ る。 ま た,時 間
数
の削減
に と も ない, 見 本 と な る 設 計図
を 基に して, 生 徒 各自
が 設計
している 学校
も か な り あ ること が 分 かった。次に,
材料
加工 の学 習において製作
に 要す
る 時 間 を, 図7 に 示 す。ー
図7 材
料
加エ の学
習にお け る製
作時
間材料 加
工 の学 習で の製
作に要 す
る 時 間 は, 「 6 ‑1 0時 間」 か 4校
(9 % ) で, 「1 1 ‑ 1 5時
間」 が2 3校 (
5 1% ), 「 1 6時 間 以 上」 が1 8校 (
4 0% ) であっ た。 これ らの こと か ら, 学 習指 導 要領
の
改
訂にとも
ない教
科の時 間数
が 削 減 さ れて いる が, 製 作 に は年
間授 業
時数
(3 5時 間) の約
1/3 ‑ 1/2 の時 間 が割
か れて い ること が 分 かっ た。 こ の こと は,技 術
・家
庭 科 (技術
分 野) の教
科の特 性
を 示す
と と も に,材
料 加工 の学 習 に おけ
る 主 な 学 習 活動
は製 作実
習であ ること を 示 している。そ して, 材 料 加工 の
学
習 に お け る 評価
の視点
( 4項
目) につ いて順 位 付 け さ れ た
結
果 を, 1 位 を4点
, 2位
を3 点, 3 位 を2点
, 4 位 を1点
とし て計算
し た ものを,図
8 に 示す
。図 8
材 料
加エ の学 習にお け る 評 価 の視
点材
料加
工 の学
習で の評価
の視
点 と して, 「関 心 ・ 意 欲 ・ 態度
」 が 最 も多
く1 5 3点, 「技能
」 が1 1 6点, 「創意
工夫」 か1 0 0点, 「知 識
・ 理 解」 が5 9点の順て示 さ れ た。 これ らの こと か ら,教 員
は評 価
の視 点
と して製 作
過 程で の生徒
の関 心 ・意
欲 ・ 態 度 を 最 も 重 視し てお り, 材 料 加工 に関 す る 知 識 ・ 理 解 を あ ま り重 視 していない こと が 分 かった。 ま た, 教員
が実
習教材
を 選 定 す る際
に は 最 も 重 視し て いた創
意工夫 が, 評 価 の際には あ ま り 重 視 さ れて いない こと が 示 さ れ た。 この矛 盾す
る結
果 は,材 料
加工 の学 習 に おけ
る『
工夫 し創 造 す る 能 力』
に 対す
る教 員
のと ら え 方 に 起 因す
る と 考 え ら れ ること か ら,慎
重に検 討す
る 必 要 が あ る。さ らに,
技
術 ・家
庭 科 (技 術分
野) の材料
加工 の学 習 に お け る『
工夫し創
造 す る 能 力』
を,教 員
が とのよ うにと ら えている か を 調 ‑ る た め に,
自
由 記 述て回 答 を 求 め た。 その結 果 をK J 法て分析
した 結 束 を, 表1 に示 す。表1
教員
が と ら え る 材料
加工 の学 習で の『
工夫 し創
造 す る能
力』
学 習 し た こ と を生 玉の 中 て 生 か す 力) I, [
r.LIJJ[F( J )川7‑、rし
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( 使 い や す い よ う に 製 品 を 設 計 す る 力)
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/y, Ll//〕ご, .1と t し ご【∫̲ ̲ 」
■tAt‑ ■ ■ ▼ 、
教員
が と ら え る胡 料
加1 の学 習て の『
工夫 し創
造 す る能 力』
を分析
した結
米, ( 学 習 したこと を 生 活の中て生 かす 力
) , (製 作
過 程て の問 題 を 解 決し ていく 力), ( オ リ ジ ナルな 製 品 を 作 る 力), (使
いやす
いよ うに製 品 を 設言十す
る力
) の 4 つ の項
目 に分け
ることか てき た。 そ れ そ れの能力
につ いて検 討 す る と,( 学 習したこと を 生 店の中て生 か
す
力) は,材料
加二L の学 習 た けの限 定 せす
,̲
'i‑
.徒の日常
生 活 全 般 に おいて発 持 さ れ る能 力
とし てと ら えてお り, その範 晴
は 広 く,実際
の胡
料 加工 の 学 部こおいてと ら え るには 具体
性に欠け
て いる。 ( 製 作 過 程て の間 勉 を 解 決し て いく 力) と ( 使いや すいよ うに製
品 を 設 訂す
る 力) は,11
A料
加工 の学 習 に おいて発挿
さ れ る 能力
と して と ら えている が, その考 え 方 は多様
て,統
一 し た ものになって いない。 ( オ リ ジ ナルな
製品
を 作 る 力) は, 製 作 品において 独自
性 を表
現す
る 能 力て,技
術 的 な もの以 外に 「思い」 を 表 現す
る 美術
的 な ものも 含
んてお り, 不 明 瞭てあ る。これ らのことから,
教
員かと ら え る『
工夫し創 造 す る能 力』
は 範暗
か広 く, 多 様て, 不 明 瞭 あ ることか分か った。 このこ と は,材
料 加1 の学 習にお け る『
工夫し創 造 す る 能 力』 の評 価 が, 学 校 現 場では 重 視 さ れて いない ‑ 囚になって いるのては ないかと 考 え ら れ る。
3
2生 徒
にお け る
ア ンケ
ート 調 査 結 果 と 考 察
生 徒‑ のア ンケ ー ト調 査 は, 教
員
‑ の ア ンケ ー ト 調 査 結 果 から 最 も多
くの学 校て行 わ れて いる 材 料 加工 の学 習 を実
施し て いる 学 校 を 選 定し, 行った。 具 体 的には, 生 徒か製 作 品 を自
由に選 定し, 設訂
し て, 製 作 す る 材 料 加工の学 習 を実 施し‑
72‑
て いる 学 校てあ る. な お, ア ンケ ー ト調 査ての質 問
紙
の回 収 は, 回 収 数 6 5名
, 回収 率
9 8% てあったo な お, こ こ ては 全て の回 答 を有 効
回 答 とす
ること かてき た。ま
す
, 生 徒か製
作 品 を 選 定した 理 由 を, 図9 に示 す。図 9 生
徒
が製
作 品 を 選 定 し た 理 由生 徒か製 作 品 を 選 定 した 埋【1Iは, 「
使
用す
る 時のこと を 考 え たo」 か8 7% て, 「製
作 過 程 を 考 え た。」 か5 % てあった。 こ の ことから, ほと ん との生 徒 は, ます使
用す
る 時のこと を考
えて製 作 品 を選 定し てお り, 実 際の製 什 過 程 まて考 えて選 k: し ている 生 徒 は 少 ない のては ないかと 思 わ れ る. 生 徒に製イ1 品 を 選 定 さ せ る 際に, 製 什 過 程 まて考 え さ せ ることで,
自
分の技
能 や製
什時
間 な とにつ いても 考慮
さ せ ること かてき るの て は ないか と考
え ら れ る。そ して, 材
料
加二r̲の学 名7にお け る製
作 過 程て生 徒 か 感 じ る 困 難 を, 図1 0 に示す
o図10 生
徒
が製
作 過 程で感 じ る 困 難製 作 過 程て生 徒か困 難 を 感 じているのは, 「設言f」 が4 2% て,
「材 料の加1 」 か2 30/'o, 「 二L貝の
使
い方」 7うゝ1 1% , 「製 作 時 間の不 足」 か 6 % , 無 回 答 が1 8% てあった。 これ らの こと か ら,
自 由 製 作での胡 料 加工 の学 習ては, 製 作の初 期 段 階であ る 設 討て最 も 困 難 を 感じ てお り, この学 習て の教 員の
支
援かその 後の学 習に大 き な影
響 を 及ほす と 名 え ら れ る。 ま た, 設 計し た 製 作 品 か 高い技 能 を 要 す る ものてあ る た めに,実
際の製 作 過 程て[^1 難 を 感じ ている 生 徒 も多
い のては ないかとノ臥わ れ る。さ らに, 製 作し て いく 過 程て自 分 な りに 二1二大した り, 創 造
技 術 科 教 育にお けるものつく りに関 す る 基礎 的研 究
し た 学 習
場面
( 複数
回答
に よ る。) を,図
1 1に 示す
。図11 生
徒
が工夫 ・創
造 し た学
習場
面生
徒
が工夫 ・創
造 した 学習場 面
は, 「機 能
の設計
」 が2 7件で,「デ ザ インの設
計
」 が2 5件, 「仕 上げ
・塗 装
」 が1 6件
, 「 工具・ 機 械の使
い方」 が1 3件, 「製
作の手 順」 が5 件であった。 これ らの こと か ら, 生 徒 が 最 も工夫 ・創
造 して いる 学 習場 面
は,設
計
の場面
てあ ること が 分 かった。 こ の こと は, 生 徒 に とっ て設計
は 困 難 な 学 習場
面では あ る が,『
工夫し創
造す
る能
力』
を育成す
る重要
な 学 習内容
を 包含
していること を 示 して いる。な お, こ こ で の 「デ ザ イン の設
計
」 と は,製 作
品の外観
に美 術
的 な技
法 を施す
こと も含
んで いるのでは ないか と 思 わ れ る。最 後に, 生
徒
は材 料
加工 の学 習 に おけ
る『
工夫 し創 造す
る能
力』
と は とのよ うにと ら えて いる か を,図
1 2に 示す
。図12 生
徒
が と ら え る材料
加エの学 習
での『
エ夫 し創 造 す
る能
力』
生 徒 が と ら え る
『
工夫 し創
造す
る能
力』
は, ( オ リ ジ ナルな製 品
を作
る力)
が3 0% て, (学
習 し たこと を 生 活の中
で生 かす
力) が2 7% ,( 使
いやす
いよ うに製
品 を 設計 す
る 力) が1 8% ,( 製 作 過 程での問 題 を 解 決 していく 力) が8 % であっ た。 こ れ らのことから,
多
くの生 徒 は 材 料 加工の学 習での 『工夫し創
造す
る能
力』
を, 教員
の ア ンケー ト調 査 結 果ては 件数
が 最 も 少 なか った ( オ リ ジ ナルな 製 品 を 作 る 力) であ る と と ら え ていること な と, 教員
が と ら え る ものと は 大 き く 相 違し ていること が 分 かった。 これ らの こと は,
材料
加工の学 習におい て生 徒に 『工夫し創 造 す る 能 力』
を 育 成 して いく 上で の課 題 を 提 起し てお り, 十 分に検 討 す る 必 要 が あ る。3 3
ア ンケ
ート 調 査 結 果
のま と め
教員
及 び 生 徒に 「技 術
と ものづ く り」 に おけ
る材 料加
工 の 学 習に関 す るア ンケー ト調 査 を行
い, 次 に 示す
こと が 明 らか になった。ま
す
,実
習 教材
では自由 製
作で実
施 している 学校
が多
いこ と が 分 かっ た。 これ らの学校
では, 生 徒の『
工夫 し創
造 す る能力』
を育
成す
ること を 目 的 に自
由製作
を 行って いる が, 「自
分 に何
が 必要
か わ か ら ない。」, 「必要
なも
のが ない。」 という 理由
か ら製作
品の選 定 に 困 難 を 示す
生 徒 や,自
分の技 能
以 上 の製
作品
を 達定
し設計
・製
作に困難
を 感 じ る 生 徒も
いる た め,課
題
の設定
や 設計
・製作
て の指
導 に おいては,教 員
が個
々 の 生 徒の能 力に応 じて有効
な支援
を 行 うこと が 重 要であ る。次に,
教員
は実
習教
材 を 選 択 す る際
に, 生 徒の創
意工夫 が 反映
さ れ る ものを 重 視 しているのに対
して,材 料
加工 の学 習 での評価
を行
う際
に は, 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 を 重 視 して いるこ と が 分 かった。 こ の こと は,教員
のと ら え る『
工夫 し創
造す
る能力』
の範 暗
が 広 く,多様
で, 不 明瞭
てあ る た めに, 評価
の基
準
が暖
味 な ものに な り, 評価
をす
ること が 困難
になっ て いるの では ないか 考 え られ る。 よって,『
工夫 し創
造す
る能
力』
を育成
し ていく た めには, ます
この能 力 を 明確
し, これ を 基 にして評 価 を考
え, 生 徒の学 習 を支援
していく 必要
か あ る。さ ら に,
材料
加工の学 習で の設計
を自由
設計
て行
って いる 学校
が多
い こと が 示 さ れ た。 このこと は,『
工夫 し創 造 す る 能 力』
を発 揮
す ること ができ る 学 習場 面
と して, 生徒
が機能
及 び デ ザ イン の設計
を 最も多
く あけ
て いること にも
関 連 している と思 わ れ る。 しか し, 生
徒
は製 作
過 程の中で困難
を 感 じ る 学 習場面
と して設計
を 最も 多
く あ古ブ
て いる。 意 欲 的 に工夫 ・ 創 造しよ う とし て いる た めであ る と 思 わ れ る が, 設 計の学 習 に おい ては, 生 徒の能 力
を 最 大 限 に発 揮 す
ること ができ る よ う な教 員
の支 援
が 必要
てあ ろ う。最
後
に, 教員
のと ら え た材料
加工 の学 習にお け る『
工夫 し創
造す
る能 力』
をK J 法 に よって分析
し た結
果, 4 つの項
目 に 分け
ること ができ た。教 員
の3 5% は ( 学 習 し たこと を 生 活 の中で生 かす
力), 3 2% は( 製 作
過 程で の問 題 を解
決 していく 力), 2 2% は (使
いやす
いよ うに製
品 を 設計す
る 力), 1 1% は ( オ リ ジ ナルな製
品 を 作 る 力) であ る と と ら えて いること が分
か った。 生徒
のアンケ ー ト調 査 結 果では,教 員
の ア ンケート調 査