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貴 州 省 貴 陽 市 水 環 境 整 備 計 画 貴 州 省 環 境 社 会 発 展 計 画 内 蒙 古 自 治 区 フフホト 市 大 気 環 境 改 善 計 画 雲 南 省 昆 明 市 水 環 境 整 備 計 画 吉 林 省 吉 林 市 環 境

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2010年8月1日時点

【援助重点分野】 2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 内蒙古自治区包頭市大気環境改善計画 有償 84.69 新疆ウイグル自治区伊寧市環境整備計画 97.47 有償 272.64 陝西省水環境整備計画 有償 64.62 備考 有償勘定技術支援 145.25 62.66 81.69 61.96 支援額 (億円) 3.89 有償 技プロ 課題別研修他 232.41 180.00 実施期間 【外交政策上の特記事項等】 ●中国の安定した発展は、東アジアの平和と発展に不可欠。 ●中国の改革・開放政策により、両国間の経済関係は拡大を続けており、2007年には米国を抜き現在まで日本の最大の貿易相手国となっている。 ●中国の環境問題及び感染症等は我が国にも直接影響が及び得る地球規模の課題。 ●ODAは日中関係の健全な発展に必要な両国国民間の相互理解、交流の増進、ひいては中国国民の対日理解増進にも資する。 ●円借款については、2007年度案件を最後の新規案件としている。 ●日中関係全般を踏まえて事業を進めていく必要がある。 【現状と課題】  中国は、市場経済化に伴い急速な経済成長を遂げてきたが、粗放型の経済開発からの脱却が遅れており、環境の悪化が深刻なレベル(二酸化硫 黄の排出量は約2200万トン、COD排出量は1400万トン弱等、環境の受容能力を超えている)に達している。また、 中国は2009年に世界第一位のエ ネルギー消費国となったが、エネルギー利用効率は約30 %と低い水準にあり、環境悪化に拍車をかけている。しかし、環境保護対策への取り組み は遅れ、環境保護技術レベルも未だ低く、関連する法律の法執行能力等も改善の必要があると考えられる。 中国政府は、2003年7月に、持続可能な発展を実践する要綱として「中国の21世紀始めの持続可能な発展行動要綱」を策定し、同要綱において、 「環境保護と汚染防止」及び「(環境管理を含めた)能力建設」を重点分野と位置付けている。また、2006年3月に承認された中国政府の「第11次 五ヵ年計画」(2006-2010)においても、融資、税制、財政を通じた総合的な環境改善の取り組みを掲げる等、一連の環境対策を打ち出している。 しかし、急速な工業化、都市化、経済活動の活発化により依然として環境負荷が増大しており、環境管理体制の整備や対策技術の確立が追いつい ていない状況である。特に財政力の乏しい地方では、経済発展を優先する傾向が続いており、法の執行や具体的な措置が不十分である。また、住 民参加や情報公開については、重要課題として認識されているものの、法整備等の具体的な対策は遅れている。 近年では、化学肥料や農薬による水や土壌の汚染も相当な範囲に広がっていると言われているが、問題認識が低く、対策も十分ではないと考え られる。 【開発課題への日本の対応方針】  我が国は環境保全についての経験、ノウハウ、技術を駆使しながら、中国の環境保全に関する制度整備、地 球温暖化対策や気候変動対策等の地球規模の環境問題対策、および黄砂や酸性雨等の国境を超える環境問題対 策を支援をしていくこととする。 有償 環境モデル都市計画(貴陽) 第三国研修 スキーム 協力プログラム名 協力プログラム概要 環境保全にかかる政策・制度等整備の支援関連課題別研修 循環型経済推進プロジェクト 環境汚染健康損害賠償制度構築推進 天津市環境管理能力向上プロジェクト 持続的農業技術研究開発計画(第2期-環境に優しい農業技術開 発及び普及) 都市廃棄物循環利用推進プロジェクト 日中協力第三国研修 有償 遼寧省鞍山市総合環境整備事計画 瀋陽環境整備計画(Ⅱ) 有償 大気中の主要汚染物質総量抑制政策研究及びコベネフィットモデ ルプロジェクト 有償 有償 市民参加による気候変動対策推進プロジェクト 山西省西龍池揚水発電所建設計画 環境モデル都市計画(貴陽)(Ⅱ) 湖南省長沙市水環境整備計画 山東省泰安揚水発電所建設計画 技プロ 汚水処理場グレードアップ改造と運営改善に関するプロジェクト 技プロ 技プロ 技プロ 8.80 技プロ 技プロ 技プロ 環境問題など地球規模の問題に対処するための協力 有償勘定技術支援 広西チワン族自治区南寧市水環境整備計画 プロジェクト名 技プロ 環境大気におけるオゾン汚染の抑制技術研修プロジェクト 有償 湖南省環境整備・生活改善計画 有償 121.15 78.82 有償 199.64 内蒙古自治区フフホト市水環境整備計画 有償 【開発課題】 わが国にも直接影響が及ぶ 広域的な環境問題への対策 環境保全・省エネにかかる政 策・制度等整備の支援プログ ラム  中国における資源節約型・環境保全型社会の実 現に向けた循環経済・3R、気候変動対策、省エネ 対策及び国内外に深刻な影響を及ぼす環境汚染等 に対し、世界及びアジア地域の持続可能な発展も 視野に、政策・技術面の支援を行う。

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2010年8月1日時点

有償 38.02 68.00 河南省南陽市環境整備計画 有償 115.00 湖南省都市廃棄物処理計画 有償 105.00 有償 有償 74.00 内蒙古自治区フフホト市大気環境改善計画(第二期) 有償 63.00 甘粛省蘭州市大気環境改善計画 有償 84.00 四川省地方都市水環境整備計画 有償 63.00 安徽省地方都市水環境整備計画 有償 129.98 寧夏回族自治区水環境整備計画 有償 84.32 新疆ウイグル自治区地方都市環境整備計画(第一期) 有償 104.00 広西チワン族自治区玉林市水環境整備計画 有償 62.82 雲南省昆明市水環境整備計画(第二期) 有償 73.98 吉林省吉林市環境整備計画 有償 97.11 黒龍江省ハルビン市水環境整備計画 有償 127.00 内蒙古自治区フフホト市大気環境改善計画 有償 74.00 雲南省昆明市水環境整備計画 有償 121.40 貴州省環境社会発展計画 有償 91.73 貴州省貴陽市水環境整備計画 新疆ウイグル自治区地方都市環境整備計画(第二期) 安徽省都市廃棄物処理計画

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2010年8月1日時点

2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 有償 有償 有償 有償 甘粛省植林植草計画 内蒙古自治区植林植草計画 有償 課題別研修他 河南省植林計画 新疆天然草地生態保護と牧畜民定住プロジェクト 江西省植林計画 草原における環境保全型節水灌漑モデル事業 吉林省松花江流域生態環境整備計画 有償勘定技術支援 4.50 4.70 支援額 (億円) 技プロ 実施期間 プロジェクト名 スキーム 技プロ 技プロ 西部地区林業人材育成プロジェクト 備考 【開発課題への日本の対応方針】  本件課題については、これまで、造林事業、乾燥地における生態環境保全関連の協力を行っている。 植林や持続的森林経営、砂漠化進行の減速化、自然環境と住民の共生に貢献するため、中国の林権改革、人と トキとの共生をテーマとするような具体的な自然保護区の管理、また草原の退化の防止および回復等への政 策・技術面の支援を実施していくこととする。 95.00 74.34 3.90 65.03 124.00 75.07 150.00 75.36 3.80 技プロ  退牧還草(放牧の規制)や退耕還草(耕地を牧 草に転換)などの政策に基づき、中国東北から西 部に広がる乾燥地帯や半乾燥地帯における草原の 退化の防止及び回復について、住民の生計維持を 図りつつ実施するための支援を行う。 有償 有償 技プロ 63.00 有償 3.80 課題別研修他 山西省雁門関地区生態環境回復及び貧困緩和プロジェクト 技プロ 乾燥地における生態環境の保全関連課題別研修 乾燥地における生態環境の保 全プログラム 【開発課題】 生態系の維持・回復、森林 の保全・造成 人とトキが共生できる地域環境づくりプロジェクト 黄土高原林業新技術推進普及プロジェクト 協力プログラム概要 青海省生態環境整備計画 湖北省植林計画 森林・自然環境の保全関連課題別研修5件 四川省生態環境整備計画 【現状と課題】 中国の生態環境は気候的要因、人為的な要因等により脆弱な状況にある。1990年代には長江大洪水、草原の三化(草地退化、砂漠化、アルカリ 化)、土壌流出、生物多様性の減少といった問題が深刻化し、その影響は自然災害の激化、農民の生活環境の悪化、黄砂といった形で中国国内や 周辺国にまで及んでいる。 中国政府は1999年に「全国生態環境建設計画」を策定し、植林や草地の回復、野生動植物保護といった対策により、2050年までに森林被覆率を 26%、草原の三化を全面的に回復、自然動植物保護区の増設によって生態環境を大々的に改善することを目標としている。  「全国生態環境建設計画」の達成に向けた事業戦略として、森林保全および野生動植物保護対策については「6大林業重点事業」(※)(2001年 制定)が実施されており、10年間で7000億元(約9.1兆円)の予算投入を見込んでいる。6大林業重点事業は順調に実施され成果をあげつつあるも のの、林業分野に関しては、県レベル林業関係者の技術・管理能力、地域住民への普及、優良種苗の生産および種苗供給システム、造林事業の計 画・設計のための予算確保、他部門との調整等に課題が存在する。野生動植物保護分野に関しては、自然保護区の設置数が近年増加していること もあり、専門知識を持った人材の不足、野生動植物の保護と地域住民の生産活動とのバランス、野生動植物の生息地の保護体制強化が課題になっ ている。  砂漠化を初めとする草原の三化については、農業部、国家林業局、水利部、環境保護部等、複数の関係機関が取組んでおり、退牧還草(禁牧や 休牧)、退耕還林還草(耕地に植林又は植草)、全国牧区草原生態保護水資源保障計画(飼料栽培のための節水灌漑)、砂漠化防止条約に基づく 行動計画等が実施されている。しかしながら、生態環境の保全と農民の生計向上の両立、各部門間の連携、節水灌漑のための技術不足等に課題が 存在する。 (※)次の6つの事業の総称。①天然林資源保護事業、②「三北」及び長江流域等防護林システム建設事業、③退耕還林事業、④北京・天津風砂源 整備事業、⑤野生動植物保護及び自然保護区建設事業、⑥重点地域早生多収穫用材林基地建設事業。) 協力プログラム名 森林・自然環境の保全プログ ラム  造林事業・野生動植物保護事業を中心として、 中国において深刻な土壌の流出、砂漠化の防止に 向けた森林資源の保全対策及び希少生物保護に係 る支援を行う。また、自然環境保全事業と住民の 生計、生産活動を両立させるための支援を実施す る。

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2010年8月1日時点

2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 有償 江西省都市洪水対策改善計画 協力プログラム概要 水資源の管理強化関連課題別研修 節水型社会構築モデルプロジェクト 湖南省都市洪水対策改善計画 湖北省都市洪水対策改善計画 水資源の管理強化プログラム 有償 ダム運用管理能力向上プロジェクト 課題別研修他 技プロ 有償  水資源の統合的管理の観点から、節水型社会の 実現に向けた節水技術や啓発、水資源の合理的配 分、農村水利の整備、河川や湖沼の水環境管理、 上下水道の管理など、中国の深刻な水問題に対し 協力を行う。 240.00 130.00 110.00 有償勘定技術支援 3.90    技プロ 支援額 (億円) 3.89 実施期間 備考 スキーム 技プロ プロジェクト名 【開発課題への日本の対応方針】  節水型社会の実現に向けた節水技術や啓発、水資源の合理的配分、農村水利の整備、河川や湖沼の水環境管 理、上下水道の管理など、中国の深刻な水問題に対し支援を行うこととする。特に我が国が優れた技術、経験 を有する、①統合水資源管理、②洪水予防警報・避難等の非構造物(ソフト)水害対策、③土砂災害対策、④ ダムや農村給水等の施設マネジメント、⑤水汚染対策を重点対象とする。 【開発課題】 水資源の持続可能な利用 協力プログラム名 西安市黒河引水系統生態環境保護と改善プロジェクト 【現状と課題】  中国においては目覚しい経済成長に伴い、水問題が深刻化している。人口増加、急速な工業化、都市化により、黄河の断水に象徴される水不足 や水紛争、水質汚染等が問題となっている。 中国の水資源総量は2兆8000億m3であるが、一人あたりの水資源量は約2100m3であり、世界平均の4分の1にすぎない。また、水資源分布の地域 的偏りがはげしく、南部4大流域(長江、珠江、東南諸川、西南諸川)の水資源総量の全国に占める割合は81.0%であるが、北部の6大流域(松花 江、遼河、海河、黄河、准河、西北諸川)の水資源総量の全国に占める割合は19.0%にすぎない。  その結果、北部地域では水不足が深刻な問題となっていると同時に、南部地域では洪水被害に遭遇しているという状況が生じている。更に、将 来に渡っては気候変動の影響により、北部地域では更に降水量が減少する一方で、南部地域では集中豪雨が増加し、問題がより深刻になることが 予測されている。  こうした状況を踏まえ、中国政府の国家開発計画「第11次五カ年計画」(2006-2010)では、「治水の考え方を見直し、単なる洪水の抑制から洪 水の管理、雨水資源の科学的利用に転換し、水資源の開発・利用重視から水資源の節約・保護・最適配分に転換する等の水資源の統一管理を強化 する。」との方針が打ち出されている。  国家水利部は、「水利発展第11次五ヵ年計画」等において、①洪水管理、②節水型社会の構築、③水資源の開発利用と合理的配分、④農村水利 の整備、⑤土壌保全と水資源保護を重点項目としてあげている。また、法律や実施細則等の制定・改正が進められており、「水法」(2002年11 月)、「取水許可および水資源費徴収管理条例」(2006年4月)等は既に改正・施行されており、その他「水利権譲渡に関する条例」、「節水条 例」などの法規の制定作業が進められている。

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2010年8月1日時点

2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 技プロ 有償勘定技術支援 技プロ 有償勘定技術支援 地域公衆衛生サービス提供能力及び感染症対策能力強化プロジェ クト 5.80 技プロ 実施期間 支援額 (億円) 備考 感染症対策プログラム 協力プログラム名  感染症の発生動向を把握し、対応するための サーベイランス能力・体制の強化を目指す。また 感染症の予防・コントロールの能力・体制の強化 を目指す。特に中西部農村地域では医療格差が著 しく、感染症アウトブレイクへの適時・適切な対 応、感染症等疾病の早期発見・早期対応を困難に しているため、中西部農村地域を中心とする保健 システムの強化を念頭において協力を展開し、公 衆衛生サービスの改善を通して感染症対策を推進 する。さらに、中央レベルでの政策策定・実施・ 管理に資する能力強化を並行して進め、日中間の 感染症対策分野の情報交換のためのパイプを形成 する。 ワクチン予防可能感染症のサーベイランス及びコントロールプロ ジェクト 協力プログラム概要 プロジェクト名 有償 公衆衛生基礎施設整備計画 家庭保健を通じた感染症予防等健康教育強化プロジェクト 技プロ 感染症対策関連課題別研修 技プロ 課題別研修他 スキーム 262.18 有償勘定技術支援 【開発課題への日本の対応方針】  SARS、鳥及び新型インフルエンザ等のグローバルな感染症対策のため、我が国の高度な保健医療技術に基づ く経験を生かしつつ、感染症の発生動向を把握し、対応するためのサーベイランス及び予防・コントロールの 能力・体制の強化に資する支援を実施していくこととする。 国家級公衆衛生政策計画管理プロジェクト 衛生技術プロジェクト 【現状と課題】  2002年11月に広東省で最初の患者が確認された重症急性呼吸器症候群(SARS)をはじめ、HIV/AIDS、ワクチン予防可能感染症(結核、ポリオ、 麻疹、肝炎、日本脳炎等)等の感染症に関し、その予防と感染拡大の抑制が急務となっている。  HIV/AIDSについては、2009年10月時点、中国のHIV感染者数は74万人に上ると推定されており、そのうち、エイズ患者は約10万人が報告されてい る。また、特に貧困地域における結核の蔓延も依然として深刻であり、その抑制は、HIV/AIDSの抑制とともに中国のMDGsの中で達成が危ぶまれる 項目として指摘されている。ワクチン予防可能感染症について、ポリオは、2000年にWHO西太平洋地域事務局により根絶が宣言されたものの、周辺 国からの野生株ウィルス流入の危険にさらされるなど新たな課題にも直面しており、その他B型肝炎の蔓延や麻疹のアウトブレークなど課題が多 い。  また、社会経済の発展や西部地区の大開発等により交通が発達し、流動人口が増大しつつある現在、感染症の流行範囲は拡大し中国国内での伝 播速度も加速している。更に、物流の国際化や人口移動の活性化による感染症のグローバル化が同時に懸念されることからも、中国における感染 症対策は国際社会、特に隣国の我が国にとっても重要な課題である。  中国政府は、このような状況に対し、2004年8月に「中国伝染病防治法」を改正し、感染症発生時の報告や治療に際しての中央政府・地方政府・ 医療機関の役割を明確化するなど、有効な予防・診断・治療のためのシステムの確立を目指している。また、近年では医薬衛生体制改革を進めて おり、2009年3月に公布された同改革に関する当面の重点実施方案(2009~2011年)の通知では、①基本医療保障制度の建設の推進、②国家基本薬 物制度の基礎の建設、③基層(末端)医療衛生サービスシステムの健全化、④基本公衆衛生サービスの均等化の段階的促進、⑤公立病院改革モデ ルの推進という5つの柱を設定している。改革・開放以降の先富的な開発政策により、医療・公衆衛生分野に関しても、人材・技術の開発が一定程 度進んだものの、国内における大きな格差が顕在化していることから、医療保障や公衆衛生体制、病院・薬品供給の体制を改善し、全ての住民が 平等に医療・公衆衛生サービスを享受できるよう保健システムの改善・強化を進めていくことが課題となっている。 【開発課題】 感染症対策

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2010年8月1日時点

【援助重点分野】 2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 国際産業連関表作成による統計整備プロジェクト 技プロ 健全な市場経済化の推進に向けた政府の能力強化関連課題別研修 課題別研修他 税務行政管理プロジェクト 技プロ 知的財産権保護プロジェクト 技プロ 民事訴訟法および民事関連法 個別専門家   民事訴訟法および民事関連法 国別研修   備考 健全な市場経済化の推進に向 けた政府の能力強化プログラ ム  会社法、独占禁止法などの経済活動のための基 本ルールの整備のほか、政府による制度の適切な 運用のための人材育成など、中国において公正か つ健全な市場経済化を実現するために不可欠な経 済ソフトインフラの整備の支援を行う。 資本市場法整備 国別研修 民事訴訟法・仲裁法改善プロジェクト 技プロ   改革・開放支援 【開発課題】 経済秩序の維持、経済関連 法令の整備等 【現状と課題】  中国では、2001年のWTO加盟を機に、内外差別の廃止、透明性の向上、法規則間の矛盾の是正、公平な競争環境の確保などのため、WTO各協定の 国内法化と既存法の改正作業を進めている。最近では、企業法改正(2005年8月)、証券法改正(2005年8月)、破産法制定(2006年8月)、物権法制定 (2007年3月)、独占禁止法制定(2007年8月)が行われ、基本的には、国際ルールに整合的な民商法・経済法分野の法制度が整いつつある。今後 はこうした法制度の運用面の強化が必要となっており、条例・規則類の整備、市場環境の変化や民間部門の成長に即した機動的な立法・法改正、 そして法運用を担う人材の育成などが不可欠である。 【開発課題への日本の対応方針】  我が国は、中国の市場経済化加速への努力を支援し、中国経済の国際経済との関わりを一層強化するよう促 すとともに、市場経済化の担い手である民間の活動を活発化させるために、企業法や独占禁止法など経済活動 を律する法制度、不法行為法や民事訴訟法などの基本法に関する分野で立法協力を行ってきた。これらの支援 は、我が国企業が中国において円滑に企業活動を展開し、民間主体で日中経済関係が拡大発展するよう環境を 整備することにも大きく貢献しており、中国側からも高い評価を得ている。中国における経済関連法制度の執 行・運用における予測性・信頼性の向上は、市場参加者の投資・貿易を促進する点で中国自身の利益となるの はもちろん、我が国企業進出支援及び既進出企業の円滑な事業活動支援にも資する。  我が国は、これまでの支援が効果を上げつつある競争法・金融関連法等の経済法分野、及び民事訴訟法をは じめとする民事関連法分野を中心に、立法および立法後の執行・運用に対する協力を継続する。加えて、中国 の国際経済との一体化および日中経済関係の深化を促進する分野(国際課税分野など)に力点をおいて、行政 官の育成に協力する。 協力プログラム名 協力プログラム概要 プロジェクト名 スキーム 支援額 (億円)

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2010年8月1日時点

2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 その他 放送施設整備計画 有償 202.02 高速道橋梁の耐久性及び改造技術の向上プロジェクト 技プロ 有償勘定技術支援 地域におけるガバナンスの強化関連課題別研修 課題別研修他 中西部地区リハビリテーション人材養成プロジェクト 技プロ 4.80 西部地域行政官研修プロジェクト 技プロ 中央におけるガバナンスの強化関連課題別研修 課題別研修他 地域におけるガバナンスの強 化プログラム  中国における地域間格差の解消とバランスのと れた発展のため、特に中国の制度・政策面の改革 及び深刻な都市・農村の格差是正に向けた取り組 みを支援する。地域におけるガバナンスを強化 し、地域社会が民主的に運営されるよう行政能力 の向上を図る。 四川省涼山州金沙江流域生態環境保全総合開発モデルプロジェク ト 技プロ 4.50 職業衛生科学技術能力強化計画プロジェクト 技プロ 食品安全管理体制強化プロジェクト 技プロ 公安捜査幹部 国別研修 安全生産科学技術能力強化計画 技プロ 3.90 司法研修制度 国別研修 犯罪防止及び刑事司法研修 国別研修 中央におけるガバナンスの強 化プログラム  中国が民主的な法治国家を実現し、公正かつ透 明性の高い社会の実現を図るため、財政・税務、 司法、警察制度等の公権力及び中央政府の行政能 力の向上に係る制度整備及び人材育成の支援を行 う。また、国有企業改革等の市場経済化の進展や 農村から都市への人口の流動化に伴い、経済の格 差が広まる中、問題が顕著になってきている社会 保障制度や保健・医療システム等について、制度 整備・改善、人材育成を図る。 財政税制立法・執行研修 国別研修 行政管理分野腐敗予防・行政監督研修 国別研修 【開発課題】 健全な社会発展の実現 【現状と課題】 経済格差の拡大の背景には、戸籍制度上都市と区別され、政治、経済、社会のあらゆる面で権利を制限されてきた地方の農村や農民の問題があ る。この「都市-農村の差別的二重構造」を解消するために中国政府は現在、農民負担の軽減や組織化、農村における民主化、社会保障における 格差の解消などの制度面の改革に乗り出しており、2006年には「新農村建設」政策が打ち出された。このような取り組みにより、都市と地方農村 部の間の制度的な格差が解消されるとともに、農村が民主的に運営されるような自治的機能などのガバナンスの確立が求められている。  また、計画経済から市場経済への移行に伴い、もともと社会主義公有制度をベースに確立された伝統的な社会保障制度が人民公社の解体と国有 企業改革のリストラ、さらにこれらに伴う人口の流動化等により崩壊したにもかかわらず、市場経済に適応する社会保障制度の整備が立ち遅れ、 社会保障や地域保健等の公共サービスにアクセスが困難なグループが増大し、社会の安定と公平を脅かしかねない要因となっている。そこで、関 連する人材育成及び制度整備を通して、公共サービスを公平かつ効率的に住民へ提供するための行政機能の向上が求められている。中国政府は、 急速な経済成長の成果を全国的に均衡のとれた社会の実現にうまく結び付けた日本の経験に強い関心を寄せている。 【開発課題への日本の対応方針】  中国が民主的な法治国家を実現し、公正かつ透明性の高い社会の実現を図るため、立法面の協力、および税 務制、司法、警察、監察等の公権力に係る制度整備及び政府の人材育成の支援を行う。また、中国における地 域格差の解消とバランスのとれた発展のため、特に中国の制度・政策面の改革及び深刻な都市・農村の格差是 正に向けた取り組みを支援する。特に、中国で社会保障関連制度が整備されることは、中国の安定に資するの みならず、我が国企業と中国企業との公正な競争の実現にも資するため引き続き案件形成を図っていくことと する。  地域におけるガバナンスを強化し、地域社会が民主的に運営されるよう行政能力の向上を図る。さらに、国 有企業改革等の市場経済化や人口の流動化に対応できておらず、経済の格差が広まる中、問題が顕著になって きている社会保障制度や地域保健等について、その制度整備・改善、人材育成を図る。 協力プログラム名 協力プログラム概要 プロジェクト名 スキーム 支援額 (億円) 備考

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2010年8月1日時点

【援助重点分野】 2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 草の根・人間の安全保障無償8880件 草の根 6.88 大連外国語学院日本語学習機材整備計画 一般文化 0.37 草の根文化無償1件 草の根文化 0.09 内陸部・人材育成計画(地域活性化・交流、市場ルール強化、環境保 全) 有償 257.04 四川大学日本語学習機材整備計画 一般文化 0.27 人材育成奨学計画 無償 4.92 人材育成計画 有償 147.00 ボランティア事業(SV) SV 草の根技術協力 草の根技協 両国民の交流支援関連課題別研修、青年研修 課題別研修他   ボランティア事業(JOCV) JOCV   備考 両国の重層的な交流支援 プログラム  青年研修事業、草の根技術協力事業、ボランティア事 業等を通じ、研修員と派遣対象者のみならず、双方の受 入関係者及びその周辺の関係者が相手国の実情を知 り、相手国民への理解を深めるようにする。また地方・農 村部に対する貧困問題に対する国民参加型協力を推進 する。 官民連携によるビジネス人材育成 国別研修 青年指導幹部視察研修 国別研修   相互理解の増進 【開発課題】 相互理解の増進 【現状と課題】  種々の要因から両国国民間の相互理解と信頼醸成は十分と言えない状況にある。両国国民間の相互理解の促進は両国間の長期にわたる良好な関係の基礎をな すものである。中国人の対日観の改善については中国自身による具体的努力が極めて重要であるが、同時に、日本側から主体的に働きかけ、中国人が実際に日本 人や日本文化に触れる機会を増加させることも、両国国民間の相互理解の促進にとり有効な手段となる。 経済交流の面では、2001年12月の中国のWTO正式加盟後、中国の投資環境の改善が進むのに伴い、外国企業による対中国直接投資額は、2002年より毎年500 億米ドル以上というペースで拡大し続けている。こうした中、中国に拠点を有する進出日系企業にとっての問題であると同時に対中貿易投資促進の障害のひとつと なっているのが、専門知識と高度な日本語の語学能力を持つ人材の不足である。かかる状況を踏まえ、わが国は、中国東北部有数の国際商業都市である大連市 に、ビジネスでも通用する日本語能力と専門分野(経営管理・生産管理・IT等)の能力とを兼ね備えた人材を育成する「日中友好大連人材育成センター」(以下、セン ター)に対する無償資金協力および技術協力を行ってきた。 我が国はこれまでも、次代のリーダーとなる人たち、さらにはより広く一般の中国人に対して、日本人と交流し、また、現在の日本や日本文化を学ぶ機会を提供する ことに積極的にODAを用いてきた。今後は民間とも協力しつつ専門家派遣や研修員受入れ、留学生支援、青年研修や文化交流に力を入れ、日本研究の促進や日中 共同研究を含む学術交流・大学間交流などを通じて、相互理解の増進に資する人材の育成に従来以上に努力することが必要となる。また、中国の優秀な若者の米 欧への留学指向が強い中、留学生事業の充実や在日留学生支援など人的交流を更に効果的に進めていくことができるようODAを通じ、留学生受け入れの環境整備 を含めた支援を進めることも肝要である。 【開発課題への日本の対応方針】  青年研修事業、草の根技術協力事業、ボランティア事業等を通じ、研修員と派遣対象者のみならず、双方の受入関係者 及びその周辺の関係者が相手国の実情を知り、相手国民への理解を深めるようにする。また、地方・農村部に対する貧困 問題に対する国民参加型協力を推進する。人材育成支援無償、長期研修員等の留学生事業を通じて中国の行政部門及び 知的エリート層における知日・親日派の増加を目指す。中央党校研修員の訪日研修により政治的指導層の知日派の拡大 を図る。内陸部の地方人材およびビジネス分野における人材育成を強化し、日中の交流に資する。 協力プログラム名 協力プログラム概要 プロジェクト名 スキーム 実施期間 支援額 (億円)

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2010年8月1日時点

【援助重点分野】 2009 年度 以前 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 【凡例】「協準」(=全ての協力準備調査)、「技プロ」(=技術協力プロジェクト)、「開発計画」(=開発計画調査型技術協力及び従来の開発調査)、「個別専門家」、「個別機材」、「国別研修」、「課題別研修他」(=課題別研修、地域別研修及び青年研修)、「JOCV」 (=青年海外協力隊)、「SV」(=シニアボランティア)、「草の根技協」(=草の根技術協力)、「第三国専門家」、「第三国研修」、「科学技術」(=科学技術協力)、「○○省技協」(=外務省・JICA以外の省庁及び独立行政法人等が実施している技術協力)、「無償」 (=以下に特記するものを除く全ての無償資金協力)、「ノンプロ」(=ノン・プロジェクト無償)、「草の根」(=草の根・人間の安全保障無償)、「日本NGO」(=日本NGO連携無償)、「一般文化」(=一般文化無償)、「草の根文化」(=草の根文化無償)、「草の根技 協」(=草の根技術協力)、「有償」(=円借款)、「マルチ」(=国際機関等を通じた多国間協力スキーム) 四川省震災後森林植生復旧計画プロジェクト 技プロ 6.00 四川省大地震復興支援関連課題別研修 課題別研修他 耐震建築技術者人材育成プロジェクト 技プロ 4.20 四川大地震復興支援-こころのケア人材育成プロジェクト 技プロ プロジェクト名 スキーム 実施期間 支援額 (億円) 備考 技プロ 3.60 3.30 四川省大地震復興支援 【特別課題】 四川省大地震復興支援 【現状と課題】  2008年5月12日に発生した四川大地震は、四川省などで死者6万9207人、倒壊した住宅約450万戸、1000万人が住宅を失うなど、甚大な被害をもた らした。中国政府は、同年6月より国家発展改革委員会(四川大地震再建計画グループ)が復興計画の全体計画の策定を行っており、また、国務院 が復興の方針、仮説住宅等の設置方法、災害状況の調査・判定、復興再建プランの編成主体・原則・プロセス等を明確にした「汶川地震復興再建 条例」を作成している。  このような中国の状況を受け、日本政府は、四川大地震からの復興支援を検討すべく、2008年7月上旬に政府ミッションを中国に派遣した。この 政府ミッションの成果を踏まえ、同年7月9日に開催された日中首脳会談において、四川大地震復興について日中間の協力を推進していくことが確 認された。具体的には、日本側から阪神・淡路大震災の復興計画を参考にした一つの全体計画と5つの柱(①健康・福祉、②社会・文化、③産 業・雇用、④防災、⑤まちづくり)の下で、震災復興の経験、知識、技術等ソフト面での協力を重点とする支援プロジェクトを提示し、中国側か ら約50項目について協力要請があった。右を受け、日本側関係省庁等で、これらの要請に対応していくこととしている。   【開発課題への日本の対応方針】  2008年5月に発生した四川省大地震の復興支援については、同年7月の日中首脳会談において、事前に派遣さ れた政府ミッションと中国関係部局との協議の結果も踏まえ、日中間で推進していくことで一致しており、中 国側の自助努力による復興状況を見据えながら、合意内容に則した支援を実施していくこととする。 協力プログラム名 協力プログラム概要 四川省大地震復興支援 プログラム  四川省大地震の復興・防災に資する案件の形 成・実施に努める。 日中協力地震緊急救援強化計画プロジェクト

参照

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