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はじめに 平成 7 年 1 月 17 日未明 兵庫県南部を襲った震度 7の地震により 6,434 名もの尊い命が奪われました その犠牲者の大半は 古い住宅や建築物の倒壊により 下敷きとなったものでした この阪神 淡路大震災の教訓を踏まえ 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 以下 耐震改修促進法と

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市原市耐震改修促進計画

平成20年2月策定

平成28年3月改定

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はじめに

平成7年1月17日未明、兵庫県南部を襲った震度7の地震により、6,434 名もの尊 い命が奪われました。その犠牲者の大半は、古い住宅や建築物の倒壊により、下敷きと なったものでした。この阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、「建築物の耐震改修の促進 に関する法律(以下、耐震改修促進法という。)」が制定されました。 阪神・淡路大震災以降、わが国では、大規模地震がいつどこで発生してもおかしくな い状況であり、住宅・建築物の耐震化が社会全体の喫緊の課題となっております。 市原市では、平成17年3月に策定した、「改訂市原市総合計画」の中で、「市民が 安全・安心して暮らせるまちの実現」を政策課題として捉え、大規模地震の発生に備え て、木造住宅の耐震対策の推進や、学校施設の耐震化を進めてまいりました。 国においては、平成18年に耐震改修促進法が一部改正され、市町村は国の基本方針 や県の計画を勘案して耐震改修促進計画を定めるよう努めることとされました。このこ とを踏まえ、市原市では、耐震化の促進に取り組むため、平成20年3月に耐震改修促 進計画を定め、市民の皆様と協働して住宅・建築物の耐震化を進めてまいりました。 しかしながら、平成23年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生し、これまでの 想定をはるかに超える巨大な地震とそれに伴う津波により、国内の自然災害で戦後最大 の人命が失われ、より一層の耐震化の促進が必要とされたことや、現状の耐震化が平成 18年に設定した目標から遅延していることから、平成25年に耐震改修促進法が改正 されました。併せて、国の基本的な方針のうち、耐震化の目標及び目標までの期間が改 正されました。 このような社会情勢の中、本市においても平成20年に設定した耐震化率の目標の達 成が難しい状況であり、継続して耐震化の促進を図る必要があります。このことから、 国の基本方針の改正及び県の計画の改正方針を踏まえ、より一層の耐震化の促進を図る ため、本計画を改定することとしました。今後、新たな目標に向け、これまで以上に耐 震化の促進に努めてまいります。 平成28年3月 市原市長 小出 譲治

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耐震改修促進法 制 定 (平成7年) 住宅・建築物の耐震化促進のための法律が制定 阪神・淡路大震災では多くの尊い命が奪われ、そのうち9割が住 宅・建築物の倒壊等によるものであった。この教訓を踏まえ、耐震 改修促進法が制定された。 耐震改修促進法 改 正 (平成18年) 「建築物の耐震化」を社会全体の国家的緊急課題として全国展開 新潟県中越地震などの大地震の頻発や、今後想定される地震がひ とたび発生すれば被害が甚大となることを踏まえ、10 年後に死者 数及び被害額を被害想定から半減させる観点から,住宅及び特定建 築物の耐震化率 75%を、平成 27 年までに少なくとも 9 割にすべ きという目標達成のため,耐震改修促進法が改正された。

本計画の経緯

国の基本方針が改正 東日本大震災の戦後最大の被害や南海トラフ地震、首都直下型地震 への対策の切迫性から、耐震改修促進法が改正され、平成27年ま でに耐震化率9割としていた目標を、住宅については平成 32 年ま でに耐震化率 95%と目標を改正。 耐震改修促進法 改 正 (平成25年) 市原市耐震改修促進計画 策 定 (平成20年) 国及び県の方針に合わせ、計 画を策定。 市原市耐震改修促進計画 改 定 (平成28年) 国及び県の方針に合わせ、計 画を改定。 千葉県耐震改修促進計画 策 定 (平成19年) 法及び国の方針に合わせ、計 画を策定。 千葉県耐震改修促進計画 改 定 (平成28年) 国の方針に踏まえ、住宅及び 特定既存耐震不適格建築物の 耐震化率を平成 32 年度まで に耐震化率 95%に改定。 平成20年の当初に 設定した目標達成が 難しい。

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目 次

序章 計画の概要 ... 1

1 計画の目的 ...1 2 計画の位置づけ ...1 3 計画の期間等 ...1 4 対象区域及び対象建築物 ...2 (1)民間建築物 ... 2 (2)市有建築物 ... 3

第1章 耐震化の現状及び目標 ... 4

1 本市で想定する地震と被害の概要 ...4 (1)想定される地震 ...4 (2)被害の状況 ...4 2 耐震化の現状 ...5 (1)民間建築物の耐震化の現状 ... 5 (2)市有建築物の耐震化の現状 ... 7 3 耐震化の目標 ...8 (1)目標設定の基本方針 ...8 (2)民間建築物の耐震化目標 ...9 (3)市有建築物の耐震化目標 ...11

第2章 耐震化促進を図るための施策 ... 12

1 耐震化促進に向けた基本的な取り組み方針 ...12 (1)民間建築物に対する耐震化の取組み ...12 (2)市有建築物に対する耐震化の取組み ...12 2 民間建築物の耐震化促進施策 ...13 (1)住宅の耐震化に係る施策 ...13 (2)特定既存耐震不適格建築物等の耐震化に係る施策 ...16 (3)法に基づく指導等による耐震化の促進 ...19 3 市有建築物の耐震化促進施策 ...21 (1)市有建築物の耐震化促進の目的と役割 ...21 (2)市有建築物の耐震化の促進 ...21

第3章 その他の安全施策の推進 ... 22

1 地震時の安全対策 ...22

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第4章 計画遂行のための体制整備等 ... 23

1 計画の進行管理 ...23

2 国・県等との協力体制 ...23

3 施策遂行のための制度整備 ...23

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1 計画の目的

市原市耐震改修促進計画(以下「本計画」という。)は、地震により想定される被害の 低減を目指し、効果的な施策を検討することにより、住宅・建築物の耐震診断及び耐震改 修を計画的に促進し、市民の生命と財産を守ることを目的とします。

2 計画の位置づけ

本計画は、耐震改修促進法第6条1項の規定に基づき、同法第4条の規定により国が示 した「基本方針」及び同法第 5 条 1 項の規定により県が策定した「千葉県耐震改修促進計 画」(平成27年3月改訂、以下『県促進計画』という)を勘案して、策定したものです。 また、計画の策定及び施策の実施に際しては、本市の防災対策の基本となる「市原市地 域防災計画」(以下『市防災計画』という。)及び市政運営の基本となる「改訂市原市総合 計画」(以下『市総合計画』という。)との整合・連携を図りながら、安全・安心のまちづ くりを進めます。 [図-1] 本計画の位置づけ

3 計画の期間等

本計画の計画期間は、平成32年度までとします。 また、社会経済状況の変化や、市民のニーズに適切に対応するため、必要に応じて見直 しを行うこととします。 【 国 】 【 県 】 ○千葉県耐震改修促進計画 災害対策基本法 ○「耐震改修促進法」の改正 ○「基本方針」の改正 ○市原市地域防災計画 整合 ○改定市原市総合計画 【 市 】

○市原市耐震改修促進計画

序章 計画の概要

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4 対象区域及び対象建築物

本計画の対象区域は、市内全域とします。 また、本計画の対象となる建築物は、原則として建築基準法(昭和25年法律第201号) に規定する新耐震基準(※1)施行以前の基準(以下「旧耐震基準」という。)で建築された 以下に示す建築物とします。(ただし、新耐震基準で建築されたものでも、耐震性に問題 があるもの、又は、国、県が所有・管理するものを除く。) ※1 新耐震基準 建築基準法の改正(昭和 56 年6月1日施行)により、最低限遵守すべき建築物の耐 震基準として定められた。建築物の耐用年数中に何度か遭遇するような中規模の地震(震度5強程度) に対しては、構造体を無被害にとどめ、極めてまれに遭遇するような大地震(震度6強程度)に対し ては、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないことを目標としています。 (1)民間建築物 民間の対象建築物は、表-1に掲げる既存耐震不適格建築物とします。 [表―1] 民間の対象建築物 種 類 内 容 備 考 ① 要 安 全 確 認 計 画 記 載 建 築 物 法 第 5 条 第 3 項 第1号 大規模な地震が発生した場合においてその 利用を確保することが公益上必要な建築物 のうち県促進計画で定める建築物 耐震診断の報 告命令・結果 の公表の対象 耐震改修の指 導・助言・指 示・公表の対 象 法 第 5 条 第 3 項 第2号 県促進計画で定める道路(建築物集合地域通 過道路等※1)の通行を妨げる通行障害既存耐 震不適格建築物※2 法 第 6 条 第 3 項 第1号 本促進計画で定める道路(建築物集合地域通 過道路等※1を除く)の通行を妨げる通行障害 既存耐震不適格建築物※2 ② 要 緊 急 安 全 確 認 大 規 模 建 築 物 ( ① の 一 部 を 除 く 。 ) 法 附 則 第 3 条 第 1号 ※巻末資料参照 病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨 店その他不特定かつ多数の者が利用する建 築物のうち政令で定める建築物 耐震診断の報 告命令・結果 の公表の対象 耐震改修の指 導・助言・指 示・公表の対 象 法 附 則 第 3 条 第 2号 ※巻末資料参照 小学校、老人ホームその他地震の際の避難確 保上特に配慮を要する者が主として利用す る建築物のうち政令で定める建築物 法 附 則 第 3 条 第 3号 ※巻末資料参照 危険物の貯蔵等の用途に供するもので、大規 模な建築物

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③ 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 ( ① を 除 く 。 ) 法第14条第1号 ※巻末資料参照 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、 展示場、百貨店、事務所、老人ホームその他 多数の者が利用する建築物のうち政令で定め る建築物 耐震診断及び 耐震改修の指 導・助言の対 象 ( 一 部 指 示・公表の対 象) 法第14条第2号 ※巻末資料参照 危険物の貯蔵等の用途に供する建築物 法第14条第3号 ※巻末資料参照 地震によって倒壊した場合、県促進計画及び、 本計画に記載された道路の通行を妨げる、「通 行障害既存耐震不適格建築物」 その他既存耐震不適格建 築物 (1~3以外) 戸建て住宅 耐震診断及び 耐震改修の指 導・助言 共同住宅 その他 ※1 相当数の建築物が集合し、又は集合することが確実と見込まれる地域を通過する道路その他国土交 通省が定める道路。 ※2 地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路の通行を妨げ、多数の者の円滑な避難を 困難とするおそれが有るものとして政令が定める建築物。 (2)市有建築物 市有の対象建築物は、使用中の建築物のうち、非木造で、階数が2以上又は延べ床面積 200 ㎡を超える防災上重要なものとします。(※未使用の建築物であっても、今後の利活 用方針が決まった建築物は対象とします。)

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1 本市で想定される地震と被害の概要

(1)想定される地震 中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」では、平成16年11月に、都心部周辺の 中核都市、空港、コンビナート等に影響を与える地点の直下の地震として、市原市直下 の地震を想定しています。また、東北地方太平洋沖地震を受け、平成25年12月に公 表された報告書においても、引続き市原市直下の地震を想定しています。 本計画では、市原市直下の地震と同規模であり、市原市地域防災計画で想定地震とし て位置付けている「東京湾北部地震」を想定地震とします。 [図―2] 震度分布図 (2)被害の状況 市防災計画においては、大きな影響を及ぼす可能性のある地震として、東京湾北部地 震を想定し、市内を震度6強の地震が襲った場合の概略的な被害の規模を推計していま す。本計画においてもこの被害想定を採用することとします。 [表―2] 市の想定する地震の規模と主な人的被害・建物被害の状況 前 提 条 件 内 容 地震の規模 東京湾北部地震 (マグニチュード7.3、震度6強) 地震発生時 最も人口の多くなる夜間 家屋の倒壊 全壊 6, 360棟 半壊 18, 364棟 避 難 者 数 42, 784人 出典:中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」 地震ワーキンググループ報告書 平成 16 年 11 月

第1章 耐震化の現状及び目標

出典:平成 20 年市原市防災アセスメント調査

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2 耐震化の現状

市の耐震化の現状は以下のとおり推計されます。 ① 民間住宅全体の耐震化率 :約86% (平成27年9月末時点) ② 民間特定既存耐震不適格建築物の耐震化率 :約88% (平成27年9月末時点) ③ 市有建築物の耐震化率 :約98% (平成28年3末月時点) (1)民間建築物の耐震化の現状 ①住宅 平成27年における住宅の棟数は、約113,300棟(木造戸建て住宅約69,200棟、木 造共同住宅約8,700棟、非木造戸建て住宅約4,400棟、非木造共同住宅約31,000棟) と算定されます。 その内、昭和56年以前の建築物は約28,300棟で、耐震性のない住宅棟数は約 16,400棟※と推計され、住宅全体の耐震化率は約86%と推計されます。 ※平成25年住宅・土地統計調査により推計 [図―3] 住宅の耐震化の現状

解 説

木造戸建て住宅 57,955 棟 (約 51%) 木造戸建て住宅 11,203 棟 (10%) 共同住宅等 5,185 棟 (5%) 耐震性なし 16,388 棟 (約 14%) 耐震性あり 96,878 棟 (約 86%) 全体 113,266 棟数 共同住宅等 38,923 棟 (34%)

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6 ② 住宅以外の特定既存耐震不適格建築物 平成27年度における住宅以外の特定既存耐震不適格建築物の棟数は、約1,570棟 と推計されます。 その内、昭和56年以前の建築物は約 770 棟で、耐震性のない建築物棟数は約 180 棟※と推計され、民間特定既存耐震不適格建築物の耐震化率は約 88%と推計されます。 ※棟数推計方法及び耐震化率推計方法:アンケート調査より推計 [図―4] 住宅以外の特定既存耐震不適格建築物の耐震化の現状 凡 例 Ⅰ 法第14条第1号(多数の者が利用する建築物等) Ⅱ 法第14条第2号(危険物の貯蔵等の用途に供する建築物) Ⅲ 法第14条第3号(通行障害既存耐震不適格建築物)

解 説

全体 1,573 棟数 耐震性なし 181 棟 (約 12%) 耐震性あり 1,392 棟 (約 88%) Ⅰ 873 棟 (約 55%) Ⅱ 135 棟 (約 9%) Ⅲ 42 棟 (約3%) Ⅲ 384 棟 (約 24%) Ⅰ 61 棟 (約4%) Ⅱ 78 棟 (約 5%)

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(2)市有建築物の耐震化の現状 本計画の対象となる市有建築物の棟数は、523棟です。その内、耐震性がない建物 は、8棟あります。一方耐震改修等により耐震性を有している建築物は、515棟であ り、耐震化率は約98%です。 [図―5] 市有建築物の耐震化の現状 凡 例 Ⅰ 新耐震基準で耐震改修が不要なもの Ⅱ 新耐震基準で耐震化が必要になるもの(ピロティ等、特殊形状) Ⅲ 旧耐震基準で耐震診断の結果が良好なもの Ⅳ 旧耐震基準で耐震改修を行ったもの Ⅴ 旧耐震基準でこれから耐震診断を行うもの Ⅵ 旧耐震基準で計画期間内に耐震化を行うもの(解体・改築含む) Ⅶ 耐震化を保留しているもの Ⅷ 用途によって求められる耐震レベルに達しないもの 全体 523 棟数 耐震性あり 515棟 (約 98%) 耐震性なし 8棟 (約2%) Ⅷ 1棟 (約 1%) Ⅰ 237 棟 (約 45%) Ⅲ 149 棟 (約 28%) Ⅳ 128棟 (約 24%) %) Ⅵ 2棟 (約1%) Ⅶ 6 棟 (約1%)

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3 耐震化の目標

(1)目標設定の基本方針 これまでの国の基本方針及び県が目標とする民間建築物の耐震化率は、住宅及び特定 既存耐震不適格建築物共に 90%であり、本市においてもこれに基づき耐震化率の目標 を 90%としていました。しかしながら、平成25年に耐震改修促進法が改正されたこ とに合わせて、国の基本方針が改正され、また県も目標を改定することを踏まえ、市も これに基づき、住宅及び特定既存耐震不適格建築物の耐震化率の目標を 95%とします。 また、市有建築物については、利用者の安全確保や防災拠点の機能確保を図るととも に、市内の耐震化促進の先導的な役割を果たすという観点から、対象建築物の耐震化率 の目標を 100%に設定し、耐震化を図ってきました。平成 27 年度末には、耐震化率1 00パーセントをほぼ達成できる予定となっています。今後は、建築物の利用方法に変 更が生じた場合や、未使用の建築物を再使用する場合など、新たに利用方法が決定した 建築物等を、その用途によって求められる耐震水準を満たすように、状況に応じて耐震 化を図っていきます。 [図―6] 耐震化率の目標 [表―3] 耐震化率の現状と目標(耐震化率算出時期はP7参照) 種 類 耐震化率 現状 平成27年度 目標 平成32年度 民 間 建 築 物 住 宅 戸建て住宅 木造 84% 86% 95% 非木造 92% 共同住宅 木造 90% 非木造 87% 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 法第14条第1号 94% 88% 95% 法第14条第2号 63% 法第14条第3号 90% 市有建築物 非木造で階数が2以上又は200㎡以 上の建築物 98% 100% 民間特定既存 耐震不適格建築物 市有建築物 (未使用及び保留建築物を除く。) 住 宅

平成32年までの耐震化率

目標 95%

耐震化率100%維持

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(2) 民間建築物の耐震化目標 ① 住宅 本市においては、平成 27 年において耐震性のない住宅が、約 14%(約 16,400 棟) と推計され、現在の耐震化率は、約86%となります。 平成 32 年度には世帯数の増加や、耐震性のない住宅の建替え等により、耐震化率は 約 89%に自然推移(※1)すると予測されます。 そこで平成 32 年度における耐震化率を 95%にするため、今後の新たな耐震化施策に より、約 6,700 棟の住宅の耐震化促進を図ります。 ※1 自然推移:今後、耐震性を有する新築住宅が増加し、耐震性の無い古い住宅が撤 去され減少していくこと。また、耐震リフォーム等により、旧耐震基 準で建築された建築物の耐震化が進むことを考慮して推計した数値。 [図―7] 耐震化の目標 耐震性なし 耐震性あり(~S56) 耐震性あり(S57~) H27 H32 耐震化率

86%

耐震化率

95%

約 113,300 棟 約 121,100 棟 約 94,800 棟 約 6,100 棟 約 85,000 棟 約 11,900 棟 約 16,400 棟 約 20,200 棟

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10 ② 特定既存耐震不適格建築物 平成 27年度の耐震化率約 88%は、平成 32 年度には約 93%に自然推移すること が予測され、耐震性のない建物棟数は約 160 棟と推計されます。 そこで平成 32 年度における耐震化率を95%とするため、今後の新たな耐震化施策 により約 50 棟の耐震化の促進を図ります。 [図―8] 耐震化の目標

耐震化率目標 95% ⇒

平成32年までに耐震化する民間特定既存耐震不適格建築物数 約50棟

耐震性なし 耐震性あり(~S56) 耐震性あり(S57~) 耐震化率

88%

耐震化率

95%

約 1,570 棟 約 2,200 棟 約 1210 棟 約 110 棟 約 800 棟 約 590 棟 約 180 棟 約 900 棟 H27 H32

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(3) 市有建築物の耐震化目標 新たに利用方法が決定した建築物等を、その用途によって求められる耐震水準を満た すように耐震化を図り、使用中の全ての建築物が耐震基準を満たすようにします。 [表―4] 市有建築物の耐震化状況(平成27年5月時点) 区分番号 耐震化の状況 棟数 Ⅰ 新耐震基準で耐震改修が不要なもの 237棟 Ⅱ 新耐震基準で耐震化が必要になるもの(ピロティ等、特殊形状) 0棟 Ⅲ 旧耐震基準で耐震診断の結果が良好なもの 149棟 Ⅳ 旧耐震基準で耐震改修を行ったもの 128棟 Ⅴ 旧耐震基準でこれから耐震診断を行うもの 0棟 Ⅵ 旧耐震基準で計画期間内に耐震化を行うもの(解体・改築含む) 2棟 Ⅶ 耐震化を保留しているもの 6棟 Ⅷ 用途によって求められる耐震レベルに達しないもの 1棟 合 計 523棟 [図―9] 耐震化の流れ 使用中の建築物 未使用及び保留建築物 市有建築物 用途変更 利用方針が決定

耐震化率 100%

耐震設計・耐震改修 耐震化済

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1 耐震化促進に向けた基本的な取り組み方針

(1) 民間建築物に対する耐震化の取組み 民間建築物の耐震化を促進するためには建物所有者が、大地震発生の切迫性や、甚 大な被害を十分に認識し、自ら進んで耐震化に取り組む意識を持つことが重要です。 そこで本市は以下の4つの取組み方針により耐震化を促進します。 ① 耐震化に係わる啓発の充実 ② 所有者が円滑に耐震化を図るための環境整備 ③ 耐震診断及び耐震改修等に対する支援の充実 ④ 建築物の所有者への指導・助言・指示・公表等の強化 (2) 市有建築物に対する耐震化の取組み 未使用建築物の再使用の際や用途変更を行う建築物は、その用途によって求められ る耐震水準を満たすように耐震化を図ります。また状況に応じて、家具類の転倒防止 等の安全施策も推進していきます。 なお、特定天井の脱落対策など、緊急性の高い非構造部材の安全対策については積 極的に取り組むこととします。

民間建築物

耐震化の促進

② 所有者が円滑 に 耐 震 化 を 図 る た め の 環 境 整備 ① 耐震化に係わ る啓発の充実 ③ 耐震診断及び 耐 震 改 修 等 に 対 す る 支 援 の 充実 ④ 建築物の所有 者への指導・助 言・指示・公表 の強化

4つの取組み方針

第2章 耐震化促進を図るための施策

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2 民間建築物の耐震化促進施策

(1)住宅の耐震化に係る施策 ① 住宅の耐震化に係る一般的施策 本市では、耐震化の取り組み方針に基づき、住宅の耐震化に係る啓発や支援を進めて まいります。特に耐震化率が低い木造戸建て住宅を対象にした耐震診断・耐震改修事業 を行い、住民の意向調査により判明した耐震化をしない次の4つの阻害要因を軽減し、 市民が耐震化を講じやすい環境整備に努めます。また、耐震化の進捗状況に応じて、木 造戸建て以外の住宅の耐震化促進の施策も実施していきます。 阻害要因1:地震が来ても我が家が危険だと思わない。 (地震に対する危機意識の不足) [対 策] ・誰でもできる耐震診断等啓発パンフレットの配布・普及 ・地震防災マップの作成による地域の揺れやすさ、地域危険度の公開 ・地元町会等と連携した耐震化の出張イベントや耐震講座の開催 ・無料相談会の開催による住まいの一般耐震診断 ・地震の危険性や耐震関連の技術の普及を図るためのイベント開催 阻害要因2:何をしたらいいか誰に頼んだらいいか判らない。 (耐震化に関する情報の不足) [対 策] ・ホームページや広報への市の木造住宅耐震化情報の掲載 ・無料相談から耐震改修補助まで一貫した市の木造住宅耐震改修支援 制度(表-5参照)の改善 ・市内の耐震改修協力団体である市原市耐震改修促進協議会(以下「耐 震協議会」という。)との協働による技術講習会実施等市内業者育 成や登録技術者の公開制度の実施 阻害要因3:耐震改修の効果がよくわからない。 (一般市民が理解しづらい耐震工事の専門性) [対 策] ・市認定耐震診断士による木造住宅精密耐震診断の実施と補強案のア ドバイスの実施 阻害要因4:費用負担が大きい。 (新築や仕上げのみのリフォームに対しコスト割高) [対 策] ・木造住宅耐震改修補助制度による設計費、改修工事費の補助 ・耐震協議会との協働による低廉で安全な工法の検討や普及

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14 [表―5] 「木造住宅の耐震診断・耐震改修促進事業」の概要 ○ 木造住宅無料耐震相談会 ・概 要 木造住宅等の無料耐震相談を毎月2回実施します。 ・対象建築物 木造2階建以下の住宅 ・耐震相談内容 図面や住民の話を基に、耐震の専門家がパソコンソフトを使用し て耐震診断し、建物の耐震性についてのアドバイスをします。 ○ 市原市木造住宅耐震診断事業 ・概 要 イスを行います。 協議会から耐震診断士を自宅に派遣し、耐震診断と改修のアドバ ・対象建築物 ・市民自ら居住する一戸建ての専用住宅。 ・木造の在来工法で建てられた2階建て以下の住宅。 ・市の無料耐震相談会等において補強の必要性が認められたもの。 ・費用 自己負担5千円。 ○ 市原市木造住宅耐震改修事業補助制度 ・概 要 その経費の一部を補助します。 補強を必要とする木造住宅の耐震性能の向上を図る工事に対し、 ・対象建築物 ・市民自ら居住する一戸建ての専用住宅。 ・木造の在来工法で建てられた2階建て以下の住宅。 ・所定の耐震診断の結果により補強の必要性が認められたもの。 ・改修工事要件 ・診断結果が1.0未満のもので、改修後1.0以上となるもの。 ・昭和45年12月31日以前に着工されたものにおいては、上 部構造評点が0.7未満であるもので、改修後0.7以上とな るもの。 ・設計及び工事は登録事業者によるもの。 ・補助金額 ・改修設計監理費用:耐震設計監理に要した費用の2分の1とし、 10万円を限度とします。 ・改修工事費用:耐震改修工事に要した費用の3分の1とし、70 万円を限度とします。 ○ 耐震改修促進税制の普及 ・概 要 耐震改修を行った場合、所得税の控除を行います。 ・対象建築物 旧耐震基準で建てられた木造の住宅で所定の耐震改修工事を行 ったもの。 ・内容 ・所得税 耐震改修に要した費用の10%相当額(25万円を 上限)を所得税額から控除。 ・適用期間 ・所得税:平成29年12月31日までに工事が完了したもの。

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② 木造住宅の耐震化に係る重点的施策 本市の既存建築物における木造戸建て住宅の割合は、約61%であり、本計画に基づ き耐震化の促進を図ってきたところですが、未だ旧耐震基準で建てられ、耐震性のない 割合は約10%を占めている状況です。木造戸建て住宅の耐震化は、本計画における最 重要課題となっています。そこで本計画では、一般的な施策に加え、重点施策を定め、 さらに木造戸建て住宅の耐震改修の促進を図ります。 ○耐震改修促進強化地区内の耐震化の効果的促進 ・旧耐震基準等の木造戸建て住宅を積極的に、町会単位で個別巡回啓発。 ○老朽化住宅等に係る個別啓発 ・旧耐震基準の木造住宅及び新耐震基準で建築されたが耐震性に問題がある木造住 宅(共同住宅を含む。)に対するダイレクトメールや、訪問による制度紹介等の啓 発。 ○非課税世帯・高齢者世帯等に対する耐震改修補助追加支援策の検討 ・瞬時倒壊を防ぐ程度の小規模な耐震改修(新耐震基準で求められる耐震性能の7 割程度)に対する補助制度や、資産活用型耐震改修融資制度(リバースモーゲー ジ※1)等の導入を検討。 ・改修工事中に、低額で入れる仮入居先の紹介。 ○地震防災マップの効果的活用 ・我が家の地震による揺れやすさや、危険度を個別認識できる程度の詳細な地図を GIS等で利用できるようにし、木造住宅の総合的な防災情報として、他の情報 と合わせて活用する。 ・液状化しやすい地区を特定し、効果的な活用を図る。 ※1リバースモーゲージ:住宅などの資産はあっても現金収入が少ない高齢者等を対象に,居住 中の持ち家を担保に資金を貸し出し,耐震改修費等にあてる制度。契約時に一括して融資額が 支払われ,毎月返済していく通常の融資とは逆に,ローン残高が毎月増えていき,契約終了時 や死亡時に資産を売却し精算することから,資産担保年金,住宅担保年金,逆抵当融資,逆住 宅ローンなどとも呼ばれる。

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16 (2)特定既存耐震不適格建築物等の耐震化に係る施策 ① 特定既存耐震不適格建築物の耐震化に係る一般的施策 旧耐震基準で建築された特定既存耐震不適格建築物は、防災上の拠点となりうるばか りでなく、建物が倒壊した場合には、その周辺に与える危害も含めて影響が大きくなる ため、耐震化の必要性が高いと考えられます。民間特定既存耐震不適格建築物に関わる 地震対策は、建築物の所有者等が自己の責任において、自らの建築物の安全性を確保す るよう努めることが、法により義務付けられており、所有者は、自ら耐震診断を実施し、 必要に応じて耐震改修を行うよう、努めることとされています。 本市では、こうした自助努力を促進していくため、その建物所有者に対し、耐震化の 必要性や、効果についての意識啓発及び耐震診断補助制度による支援等を行っていきま す。また、共同住宅の耐震化施策として、特定既存耐震不適格建築物に該当しない分譲 マンションについても、賃貸マンションと同様の支援等を行っていきます。 ○所有者等への個別啓発 ・ダイレクトメール等による耐震改修促進法の周知と耐震改修の働きかけ。 ・「市原市特定既存耐震不適格建築物等耐震診断事業補助制度(平成19年7月6日施行、 平成25年3月29日改正、表-6参照)」の積極的な利用啓発と、事業拡充の検討。 ○耐震化状況の把握 ・定期に所有者に対して、耐震化の状況及び、耐震化の意向に関するアンケートを行い、 その結果を踏まえて、耐震化促進の最良な施策を検討。 ○耐震化重要度の設定 ・特定既存耐震不適格建築物の分類毎に重要度を設定、重要度の高いもの程、優先的に 耐震化を促進 重要度 民間特定既存耐震不適格建築物(法第14条) 高 ・多数の者が利用する建築物等 ・危険物の貯蔵等の用途に供する建築物 低 ・避難路沿道建築物 ○建築物の地震に対する安全性に係る認定(法第22条) 建築物の所有者から地震に対する安全性に係る基準に適合している旨の申請があった 場合、基準に適合にしていると認められるときはその旨の認定をします。 ○「防災上の拠点施設建物」、「災害時要援護者が利用している建築物」の耐震化 地震の発生に際して、避難所等として位置づけられている施設、また自力では避難するこ とが難しい高齢者・幼児・入院患者等が利用する高齢者福祉施設、幼稚園、保育園、病院 等は、耐震化の必要性が特に高いと考えられます。 このため、こうした耐震化の必要性が、特に高い建物を対象とした耐震化促進施策を検討 していきます。

解 説

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[表―6] 「市原市特定既存耐震不適格建築物等耐震診断事業補助制度」の概要 ・概 要 同住宅、店舗等)の耐震診断費用の一部を補助します。 防災上重要な建築物(病院、学校等)や多数が利用する建築物(共 ・対象建築物 市内の民間建築物であって、以下に該当するものとします。た だし、昭和56年5月31日以前に建築確認を受けたものに限り ます。 ・ 多数の者が利用する一定規模以上の建築物 ・ 災害時に利用を確保する必要のある建築物(要安全確認計画 記載建築物) ・ 災害時に道路閉塞させる建築物(通行障害既存耐震不適格建 築物) ・ 階数が3以上で、かつ、床面積の合計が1,000㎡以上の分 譲マンション ・ 町会集会施設 ・ 災害時、安全性を緊急に確かめる必要がある大規模な建築物 (要緊急安全確認大規模建築物) ・補助対象事業 耐震診断調査 補助対象建築物に対して行う耐震診断及び当該耐震診断を行う ための試験(部材の強度試験、公的機関の判定)等とします。な お、実際に耐震診断を行うものは、1級、2級または木造建築士 で建築物の構造に応じた耐震診断講習会の修了者(耐震診断事業 者)とします。 なお、耐震診断事業補助金の交付決定を受けずに行った耐震診断 については、補助対象となりませんのでご注意ください。 ・補助金の額 耐震診断等に要する経費の3分の2の額とします 限度額を60万円とします。 ② 要安全確認計画記載建築物及び要緊急安全確認大規模建築物の耐震化に係る施策 要安全確認計画記載建築物及び要緊急安全確認大規模建築物は、耐震診断の実施及び 耐震診断の結果の報告が義務付けられていることから、所有者が確実に実施を図れるよ うに十分な周知を行う。 また、要安全確認計画記載建築物及び要緊急安全確認大規模建築物は、早急な耐震化 が求められることから、重点的に耐震化を図るべき建築物と位置付けます。 ③ 地震によって通行を妨げのおそれのある建築物の耐震化促進施策 緊急輸送道路等(表-7参照)は、地震により道路閉塞を起こした場合、広域的な避難 や救急・消火活動に大きな支障を来たし、甚大な被害につながるおそれがあります。 このため、『市防災計画』で指定する緊急輸送道路等を、耐震改修促進法第6条第3 項第2号に定める地震発生時に閉塞を防ぐべき道路として、この道路閉塞を起こす可能 性の高い建築物を対象に、法による指導・助言、耐震診断補助制度による支援を通じて、 耐震化を促進します。

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18 [表―7] 路線名一覧 番号 路線名 番号 路線名 緊 急 輸 送 道 路 ( 県 指 定 ) 1 東関東自動車道館山線 緊 急 輸 送 道 路 を 補 完 す る 道 路 40 市道6号線 2 首都圏中央道路自動車道 41 市道7号線 3 国道16号 42 市道8号線 4 国道297号 43 市道22号線 5 国道409号 44 市道23号線 6 主要地方道市原茂原線(姉崎~姉崎) 45 市道45号線 7 主要地方道千葉鴨川線(姉崎~袖ヶ浦市境) 46 市道126号線 8 千葉外房有料道路(県道生実本納線) 47 市道6493号線 9 国道297号BP(国道 16 号~(主)市原茂原線) 48 市道6494号線 10 主要地方道市原茂原線(姉崎~国道 297 号) 49 主要地方道大多喜君津線 11 主要地方道千葉茂原線 50 主要地方道千葉鴨川線 緊 急 輸 送 道 路 を 補 完 す る 道 路 12 主要地方道市原天津小湊線 51 主要地方道五井本納線 13 主要地方道五井本納線 52 県道日吉誉田停車場線 14 県道市原埠頭線 53 県道誉田停車場潤井戸線 15 県道鶴舞牛久線 54 県道犬成海士有木線 16 県道茂原五井線 55 県道上高根北袖線 17 県道八幡菊間線 56 県道南総昭和線 18 市道1号線 57 県道加茂長南線 19 市道2号線 58 県道南総月出線 20 市道13号線 59 県道加茂木更津線 21 市道22号線 60 県道鶴舞馬来田停車場線 22 市道24号線 61 市道2号線 23 市道29号線 62 市道5号線 24 市道34号線 63 市道6号線 25 市道48号線 64 市道8号線 26 市道51号線 65 市道12号線 27 市道52号線 67 市道13市道 28 市道53号線 67 市道35号線 29 市道54号線 68 市道103号線 30 市道80号線 69 市道112号線 31 市道81市道 70 市道113号線 32 市道110号線 71 市道114号線 33 市道117号線 72 市道115号線 34 市道4398号線 73 市道123号線 35 市道5047号線 74 市道2921号線 36 主要地方道五井本納線 75 市道2954号線 37 主要地方道市原茂原線 76 市道6072号線 38 県道南総姉崎線 77 市道6738号線 39 県道鶴舞馬来田停車場線

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指導・助言の実施 (法第15条第1項、法第16条第 2項) 既存耐震不適格建築物 建築基準法第10条に基づく 除却、改築、修繕等の勧告、命令 耐 震 診 断 ・ 改 修 の 実 施 指導等に従わない 指示に従わない 公表の実施 (法15条第3項) 指示の実施 (法第15条第2項) (3)法に基づく指導等による耐震化の促進 既存耐震不適格建築物は、耐震化の助成策と平行して法に基づく指導、助言等を効果 的に行うことにより耐震化を図ります。 ①指導及び助言 ○対象建築物 本市では特定既存耐震不適格建築物の所有者に対して、耐震改修促進法第15条第 1項及び同法16条2項の規定に基づく指導、助言を実施します。 ○指導・助言の方法 ・指導・助言の優先度の設定を行います。 ・対象となる特定既存耐震不適格建築物の所有者に対し、耐震診断及び耐震改修に 関する情報の提供及び指導・助言を行います。 ○進捗管理 ・特定既存耐震不適格建築物は、建築基準法第 12 条に基づく定期報告制度や、防 災査察等の対象となるものも多く、これらの情報をとりまとめてデータベースを 作成し、指導・助言の履歴等を記録し、耐震化に係る進捗を含め、総合防災台帳 として管理します。 ②指示 上記の方針により指導等をした建築物について、耐震診断及び耐震改修が行われない 場合、所有者に耐震診断及び耐震改修に関する情報提供や、十分な指導ののち、適切な 期間を示して計画の提出を指示するものとします。 ○指示の方法 ・所有者に指示書の交付 ・指導・助言により耐震診断又は耐震改修の実施を促してもなお実施しない場合は、

解 説

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20 ○進捗管理 ・特定既存耐震不適格建築物データベースにより指示による耐震化の進捗経過を管 理します。 ③公表 正当な理由がなく指示に従わなかった場合は、そのことを公表する旨を、所有者に通 知します。指示に示した期間が経過しても、正当な理由がなく、耐震診断及び耐震改修 の計画がなされない場合は、そのことを公表します。 ○公表の方法 公表は、耐震改修促進法に基づくことを明示し、広報への登載や、ホームページへ の掲載等の方法によることが考えられます。 ④建築基準法による勧告又は命令等の実施 指導・助言、指示等を行ったにもかかわらず、特定既存耐震不適格建築物の所有者が 必要な対策をとらなかった場合において、損傷、腐食その他の劣化が進み、そのまま放 置すれば著し<保安上危険となるおそれがあると、特定行政庁によって認められる建築物 については、建築基準法による勧告や命令を行うことができます。

解 説

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3 市有建築物の耐震化促進施策

新たに利用方法が決定した建築物等を、その用途によって求められる耐震水準を満たす ように、状況に応じて耐震化を図ります。 (1)市有建築物の耐震化促進の目的と役割 ① 目的 大規模地震発生時における市有建築物の利用者の人命や安全を確保するとともに防 災上の拠点としての機能を確保することを目的とします。 ② 役割 重要な市有建築物を率先して耐震化することにより、市内の既存建築物の耐震診断 や耐震改修を促すための先導的な役割を果たすものとします。 (2)市有建築物の耐震化 ① 使用状況の整理 年1回程度、市有建築物の使用状況や今後の方針等を整理し、その状況に応じて耐 震改修の必要性を確認します。また、耐震改修が必要である場合は、その改修内容を 踏まえ、併せて天井等の非構造部材の改修が可能かを検討します。 ② 耐震改修事業執行体制 事業の役割分担(各事業予算管理:各担当事業部局) (非構造部材の検討:各担当事業部局、工事担当課) (事業発注管理:工事担当課)

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1 地震時の安全対策

地震時における建物等の安全対策として、家具類の転倒防止、ブロック塀等の倒壊防止 対策、落下物防止対策、エレベーターの閉じ込め防止対策等を推進します。 安全対策 内容 (1) 家具類の転倒防止 家具類の転倒及び落下による被害を低減するため、家具 の転倒防止に関するパンフレットの配布、消防署等との連 携によるキャンペーンの実施等により、市民に対し家具を 固定し転倒を防止することの重要性を周知するとともに、 相談窓口やイベント等を通して普及を図ります。 (2) 防災ベッド、防災シ ェルターの普及 就寝中の地震発生時の家具の転倒、天井の破損・落下か ら、命を守るために安全な空間を確保する「防災ベッド」 や地震発生時等に緊急の避難場所となり、安全な空間を確 保する「防災シェルター(テーブル型、ベッド型、押入れ 設置型等)」を設置する重要性の周知をパンフレットの配布 等により推進していきます。併せて、補助制度の整備に取 り組み、新たな支援を行い、普及拡大を図ります。 (3) ブロック塀の倒壊 防止 地震時において、コンクリートブロック塀等は倒壊しや すく、通行人に危害を与えたり道路を塞ぐことがあります。 このため、市では「市原市生垣設置奨励補助金制度」によ り改善に取り組んでいます。今後は、コンクリートブロッ ク塀等の倒壊による危険性や対策の必要性について、パン フレットの作成・配布による啓発を行い、同時に防災査察、 建築確認申請時等に危険なブロック塀の撤去、改善指導を 行います。 (4) 窓ガラスの落下防 止 福岡県西方沖地震では、市街地にあるビルのガラスが割 れ、道路に大量に落下した事態が発生し人身事故の危険性 が改めて問題となりました。市では、今後、窓ガラス落下 防止未改修ビル等の建物所有者等への定期的な改善指導を 実施していきます。 (5) 外壁タイル等の落 下防止 外壁タイル等の落下による被害を防止するため、落下に より危害を与えるおそれのある外壁を有する建物所有者に 対して実態調査と改善指導を継続して行い、落下防止対策 が済んでいない建築物については、継続して改善指導を行 なっていきます。 (6) 屋外広告物の落下 防止 屋外広告物の落下防止に向け、屋外広告物の表示者等に 対し、屋外広告物の落下による事故が発生しないよう定期 報告や防災査察、建築確認申請時等の機会を通じて指導を 行っていきます。 (7) エレベーター及び エスカレーターの 安全対策 エレベーターのかごの中に利用者が長時間にわたり閉じ 込められた被害や、エスカレーターの脱落被害を防止する ため、各設備に関する報告等の機会を捉えて、所有者等に 対策を講ずるよう指導します。 (8)天井等の脱落対策 平成23年3月に発生した東北地方太平洋沖地震の天井 の崩落被害を受け、新たに特定の天井の構造が規定されま した。定期報告等の機会を捉えて、特定天井の脱落や配管 等の設備の落下の危険がある部分について、対策を講ずる よう指導します。

第3章 その他の安全施策の推進

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今後、本計画を基に耐震化を推進していくために、取り組むべき内容を以下に整理します。

1 計画の進行管理

本計画の計画期間は、平成32年度までとします。この間の社会情勢の変化や計画の実施 状況に適切に対応するため、市で整備した建物データの維持・更新を継続して行い耐震化 の進捗を把握します。

2 国・県等との協力体制

本計画を円滑に推進するにあたり、国、県及び関係団体等と情報交換を密に行い、連携 して耐震化促進に取り組みます。

3 施策遂行のための制度整備

本計画で示した施策を遂行していくためには、国庫補助の利用、支援制度の見直し、庁 内組織体制の整備、関係機関との連絡・協議体制の整備等が必要とされるため、今後こう した体制整備を推進していきます。

第4章 計画遂行のための体制整備等

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□ 巻末資料

[巻末資料―1] 特定既存耐震不適格建築物一覧表 (耐震改修促進法第14条、第15条、附則3条) [巻末資料―2] 特定既存耐震不適格建築物となる危険物の数量一覧(耐震改修促進法 第14条第2号) [巻末資料―3] 地震によって道路の通行を妨げ多数の者の円滑な避難を困難とするお それのある建築物(耐震改修促進法第14条第3号) [巻末資料―4] 地震防災マップ(揺れやすさマップ) [巻末資料―5] 地震防災マップ(地域危険度マップ) [巻末資料―6] 地震防災マップ(液状化マップ) [巻末資料―7] 緊急輸送道路等網図(耐震改修促進法第6条第2号) [巻末資料―8] 人口集中地区内木造住宅建築年代別分布図

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[巻末資料―1] 特定既存耐震不適格建築物一覧表(耐震改修促進法第14条、第15条、附則3条) 用途区分 指導・助言の対象 指示の対象 耐震診断の報告命令・ 結果の公表対象 学 校 小学校、中学校、中等教育学校の前 期課程若しくは特別支援学校 2 階以上かつ 1,000 ㎡以上(屋内運動場 の面積を含む) 2 階以上かつ 1,500 ㎡以上(屋内運動場 の面積を含む) 2 階以上かつ 3,000 ㎡以上(屋内運動場 の面積を含む) 上記以外の学校 3 階以上かつ 1,000 ㎡以上 ― ― 体育館(一般公共の用に供されるもの) 1 階以上かつ 1,000 ㎡以上 1 階以上かつ 2,000 ㎡以上 1 階以上かつ 5,000 ㎡以上 ボーリング場、スケート場、水泳場その 他これに類する運動施設 3 階以上かつ 1,000 ㎡以上 3 階以上かつ 2,000 ㎡以上 3 階以上かつ 5,000 ㎡以上 病院、診療所 劇場、観覧場、映画館、演芸場 集会場、公会堂 展示場 卸売市場 ― ― 百貨店、マーケットその他の物品販売業 を営む店舗 3 階以上かつ 2,000 ㎡以上 3 階以上かつ 5,000 ㎡以上 ホテル、旅館 賃貸住宅(共同住宅に限る。)、寄宿舎、 下宿 ― ― 事務所 老人ホーム、老人短期入所施設、福祉ホ ームその他これらに類するもの 2 階以上かつ 1,000 ㎡以上 2 階以上かつ 2,000 ㎡以上 2 階以上かつ 5,000 ㎡以上 老人福祉センター、児童厚生施設、身体 障害者福祉センターその他これらに類す るもの 幼稚園、保育園 2 階以上かつ 500 ㎡ 以上 2 階以上かつ 750 ㎡ 以上 2 階以上かつ 1,500 ㎡以上 博物館、美術館、図書館 3 階以上かつ 1,000 ㎡以上 3 階以上かつ 2,000 ㎡以上 3 階以上かつ 5,000 ㎡以上 遊技場 公衆浴場 飲食店、キャバレー、料理店、ナイトク ラブ、ダンスホールその他これらに類す るもの 理髪店、質屋、貸衣装店、銀行その他こ れらに類するサービス業を営む店舗 工場(危険物の貯蔵場又は処理場の用途 に供する建築物を除く) ― ― 車両の停車場又は船舶もしくは航空機の 発着場を構成する建築物で旅客の乗降又 は待合の用に供するもの 3 階以上かつ 2,000 ㎡以上 3 階以上かつ 5,000 ㎡以上 自動車車庫その他の自動車又は自転車の 停留又は駐車のための施設 保健所、税務署その他これに類する公益 上必要な建築物 危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供す る建築物 政令で定める数量以 上の危険物を貯蔵又 は処理するすべての 建築物 500 ㎡以上 1 階以上かつ 5,000 ㎡以上(敷地境界線 から一定距離以内に 存する建築物に限 る。) 避難路沿道建築物 本計画で指定する避 難路の沿道建築物で あって、一定の高さ を越える建築物(巻 末資料-3参照) 同左 本計画で指定する重 要な避難路の沿道建 築物であって、一定 の高さを越える建築 物(巻末資料-3参

解 説

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26 [巻末資料―2] 特定既存耐震不適格建築物となる危険物の数量一覧 (耐震改修促進法第14条第2号) 危険物の種類 危険物の数量 ① 火薬類(法律で規定) イ 火薬 ロ 爆薬 ハ 工業雷管及び電気雷管 ニ 銃用雷管 ホ 信号雷管 ヘ 実包 ト 空包 チ 信管及び火管 リ 導爆線 ヌ 導火線 ル 電気導火線 ヲ 信号炎管及び信号火箭 ワ 煙火 カ その他の火薬を使用した火工品 その他の爆薬を使用した火工品 10t 5t 50 万個 500 万個 50 万個 5 万個 5 万個 5 万個 500km 500km 5 万個 2t 2t 10t 5t ② 消防法第 2 条第 7 項に規定する危険物 危険物の規制に関する政令別表第三の指定数量の 欄に定める数量の 10 倍の数量 ③ 危険物の規制に関する政令別表第 4 備考第 6 号 に規定する可燃性固体類及び同表第 8 号に規定す る可燃性液体類 可燃性固体類 30t 可燃性液体類 20 ㎥ ④ マッチ 300 マッチトン(※) ⑤ 可燃性のガス(⑥及び⑦を除く。) 2 万㎥ ⑥ 圧縮ガス 20 万㎥ ⑦ 液化ガス 2,000t ⑧ 毒物及び劇物取締法第 2 条第 1 項に規定する毒 物又は同条第 2 項に規定する劇物(液体又は気体 のものに限る。) 毒物 20t 劇物 200t ※ マッチトンはマッチの計量単位。1マッチトンは、並型マッチ(56×36×17mm)で 7,200 個、 約 120kg。

解 説

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[巻末資料―3] 地震によって道路の通行を妨げ多数の者の円滑な避難を困難とするおそ れのある建築物(耐震改修促進法第14条第2号) ① 前面道路幅員が 12mを超える場合 建物高さが、幅員の1/2を超える建築物 建物高さ(L/2) 45゜ 前 面 道 路 ( L ) 中央 特 定 建 築 物 特定建築物となる建物 ② 前面道路幅員が 12m以下の場合 建物高さが、6mを超える建築物 45 ゜ 道路(4m) 特定建築物となる建物 6m 特定建築物 建物高さ6m

解 説

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(36)

[巻末資料-7] 緊急輸送道路網図 № 東関東自動車道館山線 国道16号 国道297号 国道409号 主要地方道市原茂原線 主要地方道千葉鴨川線 国道297号BP 主要地方道市原茂原線 主要地方道千葉茂原線 主要地方道市原天津小湊線 主要地方道五井本納線 県道鶴舞牛久線 県道茂原五井線 県道八幡菊間線 市道1号線 市道2号線 市道13号線 市道24号線 市道34号線 市道51号線 市道48号線 市道52号線 市道53号線 市道54号線 市道110号線 市道117号線 市道4398号線 市道5047号線 主要地方道五井本納線 主要地方道市原茂原線 県道南総姉崎線 県道鶴舞馬来田停車場線 市道6号線 市道7号線 市道8号線 市道126号線 主要地方道大多喜君津線 主要地方道千葉鴨川線 主要地方道五井本納線 県道日吉誉田停車場線 県道犬成海士有木線 県道誉田停車場潤井戸線 県道南総昭和線 県道加茂長南線 県道南総月出線 県道鶴舞馬来田停車場線 県道加茂木更津線 市道2号線 市道5号線 市道6号線 市道8号線 市道12号線 市道13号線 市道35号線 市道113号線 市道114号線 市道115号線 市道123号線 路  線  名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 48 47 46 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 63 62 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 緊 急 輸 送 道 路( 県 指 定) 1次路線 A路線 2次路線 B路線 C路線 緊 急 輸 送 道 路 を 補 完 す る 道 路 首都圏中央連絡自動車道 (姉崎~姉崎) (姉崎~袖ケ浦市境) 千葉外房有料道路 (県道生実本納線) (国道16号~(主)市原茂原線) (姉崎~国道297号) 県道市原埠頭線 市道22号線 市道29号線 市道80号線 市道81号線 市道22号線 市道45号線 市道23号線 市道6494号線 市道6493号線 県道上高根北袖線 市道103号線 市道112号線 市道2921号線 市道2954号線 59 49 12 58 57 60 2 39 15 29 27 28 5 73 76 77 66 4 56 55 35 47 48 37 46 26 54 34 70 19 21 71 72 33 25 11 36 52 8 23 53 24 43 51 22 18 67 9 74 20 69 50 75 44 13 30 40 45 17 41 62 61 64 65 42 3 1 38 31 10 32 6 7 63 60 14 68 16

(37)

 =Ꮞᧃ⾗ᢱ̆㧤? ੱญ㓸ਛ࿾඙ౝᧁㅧ૑ቛᑪ▽ᐕઍ೎ಽᏓ࿑ ಠ    ଀ ੱญ㓸ਛ࿾඙ ᤘ๺  ᐕએ೨ߩᑪ▽ ᤘ๺  ᐕ㨪ᤘ๺  ᐕߩᑪ▽ ᤘ๺  ᐕ㨪ᤘ๺  ᐕߩᑪ▽ ᤘ๺  ᐕએ㒠ߩᑪ▽

㪊2

参照

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